JP7204453B2 - 電流検出装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電流検出装置に関する。
電流検出装置は、検出すべき電流をコイルに流し、そのコイルから発生した磁界を検出することによって電流を検出する。発生した磁界は、例えばホール素子により検出される。コイルに発生する磁界が小さい場合、従来の電流検出装置では、ホール素子の駆動回路からの出力電圧を増幅回路により増幅して、電流の検出が行われる。
しかし、増幅回路の増幅率には限界があると共に、増幅回路の増幅率を大きくし過ぎると、ノイズもホール素子の駆動回路に混入し、電流検出装置の性能が低下する虞がある。
特開平5-10979号公報
そこで、実施形態は、コイルに発生する磁界を増加させることができる電流検出装置を提供することを目的とする。
実施形態の電流検出装置は、第1の面と前記第1の面と反対側の第2の面とを有する第1の絶縁層と、前記第2の面に形成されている、少なくとも2巻き以上の巻き数を有する渦巻き形状であり、中心側の端部は、前記第1の絶縁層中の第1のコンタクトホール内に設けられた第1の導体を介して前記第1の面に形成されている第1の配線パターンと電気的に接続されている、平面形状の第1のコイルパターンと、第3の面と前記第3の面と反対側の第4の面とを有する第2の絶縁層と、前記第3の面に形成されている、少なくとも2巻き以上の巻き数を有する渦巻き形状であり、中心側の端部は、前記第2の絶縁層中の第2のコンタクトホール内に設けられた第2の導体を介して前記第4の面に形成されている第2の配線パターンと電気的に接続されている、平面形状の第2のコイルパターンと、前記第1のコイルパターンの外側の端部と、前記第2の導体と、を接続する配線と、前記第1のコイルパターンを流れる電流により発生する磁束の磁束密度が最も高い第1の点と、前記第2のコイルパターンを流れる電流により発生する磁束の磁束密度が最も高い第2の点と、を結ぶ軸上の前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との間に配設されている磁界検出素子と、前記磁界検出素子を駆動し、出力信号を出力する駆動回路と、を有する。
実施形態に関わる電流検出装置の全体構成図である。 実施形態に関わる電流検出装置の側面図である。 実施形態に関わる、電流検出装置の2つのコイルパターンの配置を説明するための斜視図である。 実施形態に関わる、2枚の基板のうちの一方の基板の表面側からみたときの一方のコイルパターンの平面図である。 実施形態に関わる、2枚の基板のうちの他方の基板の裏面である面側からみたときの他方のコイルパターンの平面図である。 実施形態に関わる、2つのコイルパターンに流れる交流電流の周波数と、発生する磁界の磁束密度の関係を示すグラフである。 実施形態の変形例3に関わる、各コイルパターンが矩形形状を有する平面コイルの平面図である。 実施形態の変形例3に関わる、各コイルパターンが三角形状を有する平面コイルの平面図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(装置構成)
図1は、本実施形態に関わる電流検出装置の全体構成図である。図2は、本実施形態に関わる電流検出装置の側面図である。
電流検出装置1は、配線L1に流れる電流Iを検出する。検出する電流は、直流又は交流である。電流検出装置1は、各々が絶縁材料からなる3枚の基板11、12、13を、複数のスペーサ部材14を介して貼り合わせて構成されている。基板13が基板11と基板12の間に配置されるように、3枚の基板は、貼り合わされる。電流検出装置1は、AC/DCアダプタ、汎用インバータやモーター可変速機器での制御装置、パワーモジュールの過電流保護などに用いられる。
基板11は、矩形の形状を有し、表側の平らな面11aと、裏側の平らな面11bとを有している。配線L1を接続するためのパッド15aと、パッド15aから延出する配線パターン16aが、面11a上に形成されている。
面11aとは反対側の基板11の面11b上には、渦巻き形状のコイルパターン17aと、コイルパターン17aの外側端部から延出する配線パターン18aが形成されている。配線パターン18aは、基板11の面11bの縁部近傍まで延出している。
基板11の面11a上の配線パターン16aの先端部分と、面11b上のコイルパターン17aの中心側の先端部分は、基板11を貫通するコンタクトホール(すなわちビアホール)11c内に配設された導体19aにより電気的に接続されている。
基板11と基板13は、基板11の面11bと、基板13の一方の面が対向するように、複数のスペーサ部材14を介してネジなどの固定部材(図示せず)により固定される。
基板12は、基板11と同様に、矩形の形状を有し、表面側の平らな面12aと、裏面側の平らな面12bとを有している。配線L1を接続するためのパッド15bと、パッド15bから延出する配線パターン16bが、面12a上に形成されている。
なお、ここでは、各基板11、12は、矩形の形状を有しているが、円形などの他の形状であってもよい。
面12aとは反対側の基板12の面12b上には、渦巻き形状のコイルパターン17bと、コイルパターン17bの外側端部から延出する配線パターン18bが形成されている。配線パターン18bは、基板12の面12bの縁部近傍まで延出している。
基板12の面12a上の配線パターン16bの先端部分と、面12b上のコイルパターン17bの中心側の先端部分は、基板12を貫通するコンタクトホール(すなわちビアホール)12c内に配設された導体19bにより電気的に接続されている。
基板12と基板13は、基板12の面12bと、基板13の他方の面が対向するように、複数のスペーサ部材14を介してネジなどの固定部材(図示せず)により固定される。
配線パターン18aの先端部分は、基板11の面11bの縁部に形成されたパッド18a1に接続されている。配線パターン18bの先端部分は、基板12の面12bの縁部に形成されたパッド18b1に接続されている。パッド18a1と18b1間は、配線20により接続されている。よって、検出すべき電流は、2つのコイルパターン17aと17bに流れる。
なお、基板13の両面上には、ホール素子21の駆動回路22への電磁ノイズが入ることを遮蔽するために、一点鎖線で示すシールド層13a、13bが設けられている。シールド層13a、13bは、アルミニウムなどの導電材料のシート部材である。
基板13内には、磁気センサとしてのホール素子21が埋め込まれている。ホール素子21は、2つのコイルパターン17aと17bの間に位置するように、基板11,12、13は、貼り合わされて互いに固定される。磁界検出素子であるホール素子21は、磁束密度に比例した起電力を発生し、起電力に応じた電圧信号を出力する。
すなわち、2つのコイルパターン17aと17bの各々は、渦巻き形状を有する平面コイルである。ホール素子21は、2つのコイルパターン17aと17bの平面に対して直交する方向において、各コイルパターン17a、17bから離間して配置され、2つのコイルパターン17aと17bに電流が流れたときに各コイルパターン17a、17bが形成する磁界を受けるように配設されている。
ホール素子21の出力信号は、基板13上に形成された増幅回路を含む駆動回路22により増幅される。駆動回路22の2つの出力端子間に、電流Iに応じた電圧Vが現れる。よって、駆動回路22の2つの出力端子に接続した2本の配線L2間に生じた電圧Vは、電流Iの電流値に応じた電圧となる。すなわち、駆動回路22は、ホール素子21を駆動すると共に、磁界検出素子であるホール素子21の出力信号を出力する。駆動回路22の出力信号は、ホール素子21に発生した起電力に応じた電圧値を有する。
なお、上述した例では、コイルパターン17aと17bは、配線20により接続されているが、図2において二点鎖線で示すように、コイルパターン17aと17bは、絶縁材料からなる基板23を基板11と12間に密着させて配設して、基板23を貫通するコンタクトホール23a内に配設された導体19cによって電気的に接続するようにしてもよい。
さらになお、上述した例では、電流検出装置1は、3枚の基板11、12、13を貼り合わせて形成されているが、各基板を絶縁層として形成し、1つの絶縁層の中に磁気センサを配置し、複数の絶縁層上に、コイルパターン17a、17b、各配線パターン16a、16b、18a、18bなどを形成し、絶縁層内にコンタクトホール内の導体19a、19bなどを形成するようにして、1つの半導体装置として構成してもよい。
(コイルパターンの構成)
図3は、電流検出装置の2つのコイルパターン17a、17bの配置を説明するための斜視図である。図3は、電流検出装置1の4つの配線パターン16a、16b、18a、18bと、2つのコイルパターン17a、17bの斜視図である。
コイルパターン17a、17bの各々は、渦を巻くように形成された平面コイルを形成している。コイルパターン17a、17bの各々は、少なくとも2巻き以上の巻き数を有する平面形状のコイルである。
そして、コイルパターン17aが設けられた基板11の面11bとコイルパターン17bが設けられた基板12の面12bが対向し、かつ平行になるように、2つのコイルパターン17a、17bは配置される。
コイルパターン17a、17bを平面視したときに、各コイルパターン17a、17bは、渦巻きにおいて隣り合う2つのパターン間のスペースは一定である。さらに、コイルパターン17a、17bを平面視したときに、各コイルパターン17a、17bのパターン幅も一定である。すなわち、各コイルパターン17a、17bのパターン幅(すなわちライン)及びパターン間の距離(スペース)は、一定である。
ここでは、パッド15aからの電流Iは、導体19aを介して、コイルパターン17aの中心端部C1に供給される。すなわち、上述したように、コイルパターン17aの中心側の端部は、絶縁層である基板11中に形成されたコンタクトホール11c内に設けられた導体19aを介して、検出すべき電流が流れる配線パターン16aと電気的に接続されている。
コイルパターン17aは、図3において上から見たときに左巻きであるので、電流Iは、矢印A1で示す方向に沿って、コイルパターン17aの外周端部P1に向かって流れる。電流Iは、外周端部P1から、配線パターン18a、配線20及び配線パターン18bを通って、コイルパターン17bの外周端部P2に供給される。
コイルパターン17bは、図3において上から見たときに右巻きであるので、電流Iは、矢印A2で示す方向に沿って、コイルパターン17bの中心端部C2に向かって流れる。その結果、コイルパターン17aにより生成される磁界の方向B1と、コイルパターン17bにより生成される磁界の方向B2は、同じとなる。
ここでは、コイルパターン17bの中心端部C2からの電流Iは、導体19bを介して、配線パターン16bに供給される。すなわち、上述したように、コイルパターン17bの中心側の端部は、検出すべき電流が流れる配線パターン16bと、絶縁層である基板12に形成されたコンタクトホール12c内に設けられた導体19bにより電気的に接続されている。
図4は、2枚の基板11と12のうちの一方の基板11の表面側からみたときのコイルパターン17aの平面図である。図5は、2枚の基板11と12のうちの他方の基板12の裏面である面12b側からみたときのコイルパターン17bの平面図である。
コイルパターン17a、17bは、ここでは、上述したように、パターン幅(すなわちライン)及びパターン間の間隙(スペース)が一定な渦巻き形状を有している。コイルパターン17aは、基板11に形成され、コイルパターン17bは、基板12に形成され、ホール素子21は、基板13に設けられている。そして、電流がコイルパターン17aに流れるときの磁束方向と、電流がコイルパターン17bに流れるときの磁束方向が一致するように、コイルパターン17aと17bは、電気的に接続されている。
図4において、点BCaは、コイルパターン17aに流れる電流により発生する磁束の中心点である。点BCaでは、コイルパターン17aに流れる電流により磁束密度が最も高い。
同様に、図5において、点BCbは、コイルパターン17bに流れる電流により発生する磁束の中心点である。点BCbでは、コイルパターン17bに流れる電流により磁束密度が最も高い。
すなわち、コイルパターン17aが生成する磁束の中心軸(点BCaを通る)と、コイルパターン17bが生成する磁束の中心軸(点BCbを通る)は、同一軸上に位置している。そして、ホール素子21は、2つのコイルパターン17a、17bの間であって、これら2つの中心軸と同一軸上に配設されている。
よって、ホール素子21がコイルパターン17aと17bによる磁束を最も多く受けるように、ホール素子21の中心は、点BCaとBCbを通り、各々が平面コイルであるコイルパターン17aと17bの平面に直交する線分上にくるように、ホール素子21は、コイルパターン17aと17bに対して配設される。
また、基板11の面11a側からみたとき、コンタクトホール11cは、図4に示すように、点BCaからずれた位置に配設されるように、基板11に形成されている。同様に、基板12の面12b側からみたとき、コンタクトホール12cは、図5に示すように、点BCbからずれた位置に配設されるように、基板12に形成されている。これは、磁束がコンタクトホール11c、12c内の導体内を通過して、磁束密度が低下することを防ぐためである。
図6は、上述した2つのコイルパターン17a、17bに流れる交流電流の周波数と、発生する磁界の磁束密度の関係を示すグラフである。図6には、各コイルパターン17a、17bの巻き数が1巻き、2巻き、3巻き、4巻き及び5巻きである5つの場合の磁束密度の変化が示されている。
図6の横軸は、2つのコイルパターン17a、17bに流れる電流の周波数であり、縦軸は、2つのコイルパターン17a、17bにより生じる磁束密度である。各コイルパターン17a、17bの巻き数が2巻き以上であると、従来の1巻きの場合に比べて、発生する磁束密度は、倍以上になっている。
図6に示すように、検出する電流の周波数が低いときは、2つのコイルパターン17a、17bにより生じる磁束密度は、コイルパターン17a、17bの巻き数に応じて高くなっている。しかし、検出する電流の周波数が高くなると、発生する磁束密度は、コイルパターンの巻き数に比例して増加していない。
例えば、図6において、周波数が100KHzを越えると、コイルパターン17a、17bの巻き数が3巻きの場合と、5巻きの場合で、発生する磁束密度は、大きく違っていない。
コイルパターン17a、17bの巻き数が多くなれば電流検出装置1のサイズも大きくなるが、電流の周波数が高くなると巻き数を多くしても発生する磁束密度は高くならない。よって、電流検出装置1の設計者は、電流検出装置1に要求されるサイズの制約を考慮して、各コイルパターン17a、17bの巻き数を設定することができる。
以上のように、各コイルパターン17a、17bは、少なくとも2巻き以上の巻き数を有しているので、ホール素子21へ与える磁界の磁束密度を高めることができる。さらに、電流の周波数に応じて、適切な巻き数の平面コイルとすることができるので、設計者は、装置のサイズが不必要に大きくならないように電流検出装置1を設計することができる。
従って、上述した実施形態によれば、コイルに発生する磁界を増加させることができる電流検出装置を提供することができる。
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。
(変形例1)
なお、上述した実施形態では、コイルパターン17a、17bは、ホール素子21の近くに位置するように、基板11の裏面である面11bと、基板12の裏面である面12bに設けられているが、コイルパターン17a、17bは、基板11の表面である面11aと、基板12の表面である面12aに設けてもよい。
あるいは2つのコイルパターン17a、17bの内、一方は、基板11,12の一方の裏面に、他方は、基板11,12の他方の表面に設けてもよい。
(変形例2)
上述した実施形態では、ホール素子21を挟む2つのコイルパターン17a、17bにおいて、コイルパターン17aの巻き数と、コイルパターン17bの巻き数は、共に3巻きであるが、2つのコイルパターン17a、17bの少なくとも一方が、2巻き以上であればよい。
よって、例えば、2つのコイルパターン17a、17bの一方が、1巻きで、2つのコイルパターン17a、17bの他方は、2巻き以上でもよい。
あるいは、2つのコイルパターン17a、17bの一方が2巻きで、他方は3巻きでもよい。あるいは、2つのコイルパターン17a、17bの一方が3巻きで、他方は4巻きでもよい。
(変形例3)
上述した実施形態では、各コイルパターン17a、17bは、隣り合うコイルパターンの間隔が等しい渦巻き形状を有しているが、2次元平面内に形成された、双曲螺旋形状、対数螺旋形状などのコイル形状であってもよい。
さらに、各コイルパターン17a、17bは、図7あるいは図8に示すような形状を有しているものでもよい。
図7は、各コイルパターンが矩形形状を有する平面コイルの平面図である。図7に示すように、各コイルパターン17a、17bは、曲線ではなく、直線を連結して、全体に矩形形状に形成された、3巻きの平面コイルである。
図8は、各コイルパターンが三角形状を有する平面コイルの平面図である。図8に示す各コイルパターン17a、17bも、曲線ではなく、直線を連結して、全体に三角形状に形成された、3巻きの平面コイルである。
図7及び図8に示すコイルパターンにおいても、各コイルパターン17a、17bに流れる電流により発生する磁束の中心点BCの位置と、基板11、12に形成されたコンタクトホール内に配置された導体19の位置は、各コイルパターン17a、17bを平面視したときに、ずれている。
(変形例4)
上述した実施形態では、2つのコイルパターン17a、17bがホール素子21を挟むように設けられているが、コイルパターンは、1つでもよい。
すなわち、電流検出装置1は、少なくとも1つのコイルパターンを有していればよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として例示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 電流検出装置、11 基板、11a、11b 面、11c コンタクトホール、12 基板、12a、12b 面、12c コンタクトホール、13 基板、13a シールド層、14 スペーサ部材、15a、15b パッド、16a、16b 配線パターン、17a、17b コイルパターン、18a 配線パターン、18a1 パッド、18b 配線パターン、18b1 パッド、19、19a、19b、19c 導体、20 配線、21 ホール素子、22 駆動回路、23 基板、23a コンタクトホール。

Claims (6)

  1. 第1の面と前記第1の面と反対側の第2の面とを有する第1の絶縁層と、
    前記第2の面に形成されている、少なくとも2巻き以上の巻き数を有する渦巻き形状であり、中心側の端部は、前記第1の絶縁層中の第1のコンタクトホール内に設けられた第1の導体を介して前記第1の面に形成されている第1の配線パターンと電気的に接続されている、平面形状の第1のコイルパターンと、
    第3の面と前記第3の面と反対側の第4の面とを有する第2の絶縁層と、
    前記第3の面に形成されている、少なくとも2巻き以上の巻き数を有する渦巻き形状であり、中心側の端部は、前記第2の絶縁層中の第2のコンタクトホール内に設けられた第2の導体を介して前記第4の面に形成されている第2の配線パターンと電気的に接続されている、平面形状の第2のコイルパターンと、
    前記第1のコイルパターンの外側の端部と、前記第2のコイルパターンの外側の端部と、を接続する配線と、
    前記第1のコイルパターンを流れる電流により発生する磁束の磁束密度が最も高い第1の点と、前記第2のコイルパターンを流れる電流により発生する磁束の磁束密度が最も高い第2の点と、を結ぶ軸上の前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との間に配設されている磁界検出素子と、
    前記磁界検出素子を駆動し、出力信号を出力する駆動回路と、
    を有する、電流検出装置。
  2. 前記第1の面側からみたとき、前記第1のコンタクトホールは前記第1の点からずれた位置に配設されており、
    前記第4の面側からみたとき、前記第2のコンタクトホールは前記第2の点からずれた位置に配設されている、請求項1に記載の電流検出装置。
  3. 前記第1の絶縁層である第1の基板と、
    前記第2の絶縁層である第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に配置されており、前記磁界検出素子が埋め込まれた第3の基板と、を有する、請求項1に記載の電流検出装置。
  4. 前記第1の基板と前記第3の基板との間、および、前記第2の基板と前記第3の基板との間、にそれぞれ配設されている複数のスペーサー部材を有する、請求項3に記載の電流検出装置。
  5. 前記磁界検出素子は、ホール素子である、請求項1に記載の電流検出装置。
  6. 前記駆動回路の前記出力信号は、前記ホール素子に発生した起電力に応じた電圧値を有
    する、請求項5に記載の電流検出装置。
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