JP7203628B2 - センサ設置構造およびこれを備えた軸受 - Google Patents
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すなわち、本発明の一態様に係るセンサ設置構造は、ケーブルと、該ケーブルの一端に接続された感温部と、前記ケーブルの前記一端側および前記感温部を内部に収容するとともに端面から前記ケーブルが中心軸線方向に延出する筒状の感温部ケースと、を有する温度センサと、前記ケーブルが挿通されるとともに端部及び他端部を有する貫通孔が形成されたスペーサとを備え、前記感温部ケースの中心軸線の延長線上に前記貫通孔の中心軸線が位置するとともに前記温度センサ側に位置する前記貫通孔の前記端部と前記感温部ケースの前記端面とが近接するように前記スペーサが設置された状態で前記ケーブルが前記貫通孔に挿通され、前記貫通孔は、前記他端部から前記端部に向かう方向に内径が漸次減少した曲面を有している。
また、本発明の一態様に係るセンサ設置構造は、ケーブルと、該ケーブルの一端に接続された感温部と、前記ケーブルの前記一端側および前記感温部を内部に収容するとともに端面から前記ケーブルが中心軸線方向に延出する筒状の感温部ケースと、を有する温度センサと、前記ケーブルが挿通される貫通孔が形成されるとともに部材に嵌め込まれる嵌め込み部、及び該嵌め込み部から前記貫通孔の半径方向に延出するとともに前記部材と接触する舌部を有するスペーサと、を備え、前記感温部ケースの中心軸線の延長線上に前記貫通孔の中心軸線が位置するとともに前記温度センサ側に位置する前記貫通孔の端部と前記感温部ケースの前記端面とが近接するように前記スペーサが設置された状態で前記ケーブルが前記貫通孔に挿通されている。
軸受10は、同図において左右方向を軸線方向とした回転軸線C3を有するロータ32を軸線方向(スラスト方向)に支持するものである。軸受10は、図1および図2に示すように、ロータ32が収容された軸受箱110の内側に設けられる。軸受10は、軸受キープ11と、キャリアリング12と、アジャストプレート14と、スラストパッド16とを備える。
センサ設置構造100は、前述のスラストパッド16のメタル温度を測定するための温度センサ40を軸受10に取り付ける構造であり、図3に示すように、温度センサ40とスペーサ70とを備える。
感温部ケース61は、端面63側の一部区間が拡径しているとともに、その拡径された区間の外周面に雄ねじ加工(図示せず)が施されている。
なお、感温部ケース61の先端(閉塞された側の先端)には、緩衝材64が設けられている。
この隙間は次の理由によって設けられる。すなわち、感温部ケース61内には硬化性樹脂が充填されるが、必ずしも端面63と面一になるとは限らず、端面63から硬化性樹脂がはみ出す可能性がある。そのはみ出した硬化性樹脂とスペーサ70との接触を避けるために前述の隙間が設けられる。仮に、はみ出した硬化性樹脂とスペーサ70とが接触した場合、スペーサ70によって硬化性樹脂に無理な力が作用して、硬化性樹脂が割れる可能性かある。
なお、端面63から硬化性樹脂がはみ出さないのであれば隙間を設けなくてもよい。
感温部ケース61の端面63から延出したケーブル51は、延出直後の位置にてスペーサ70の貫通孔71に挿通されるため、感温部ケース61の端面63とケーブル51との境界部55近傍において、ケーブル51はスペーサ70に形成された貫通孔71によって支持された状態となる。このため、端面63から延出した直後のケーブル51(境界部55近傍のケーブル51)に無理な曲げが生じることを抑制できる。
11 軸受キープ
12 キャリアリング
12A 嵌め込み穴
14 アジャストプレート
16 スラストパッド
16A センサ設置穴
32 ロータ
34 スラストカラー
40 温度センサ
51 ケーブル
52 被覆
53 導線
54 ケーブル用充填材
55 境界部
60 感温部
61 感温部ケース
62 ケース用充填材
63 端面
70 スペーサ
71 貫通孔
71A 端部
72 舌部
73 嵌め込み部
100 センサ設置構造
110 軸受箱
C1 中心軸線
C2 中心軸線
C3 回転軸線
S 空間
Claims (4)
- ケーブルと、該ケーブルの一端に接続された感温部と、前記ケーブルの前記一端側および前記感温部を内部に収容するとともに端面から前記ケーブルが中心軸線方向に延出する筒状の感温部ケースと、を有する温度センサと、
前記ケーブルが挿通されるとともに端部及び他端部を有する貫通孔が形成されたスペーサと、
を備え、
前記感温部ケースの中心軸線の延長線上に前記貫通孔の中心軸線が位置するとともに前記温度センサ側に位置する前記貫通孔の前記端部と前記感温部ケースの前記端面とが近接するように前記スペーサが設置された状態で前記ケーブルが前記貫通孔に挿通され、
前記貫通孔は、前記他端部から前記端部に向かう方向に内径が漸次減少した曲面を有し
ているセンサ設置構造。 - ケーブルと、該ケーブルの一端に接続された感温部と、前記ケーブルの前記一端側および前記感温部を内部に収容するとともに端面から前記ケーブルが中心軸線方向に延出する筒状の感温部ケースと、を有する温度センサと、
前記ケーブルが挿通される貫通孔が形成されるとともに部材に嵌め込まれる嵌め込み部、及び該嵌め込み部から前記貫通孔の半径方向に延出するとともに前記部材と接触する舌部を有するスペーサと、
を備え、
前記感温部ケースの中心軸線の延長線上に前記貫通孔の中心軸線が位置するとともに前記温度センサ側に位置する前記貫通孔の端部と前記感温部ケースの前記端面とが近接するように前記スペーサが設置された状態で前記ケーブルが前記貫通孔に挿通されているセンサ設置構造。 - 前記貫通孔の前記端部と前記感温部ケースの前記端面との間には隙間が設けられている請求項1又は2に記載のセンサ設置構造。
- 請求項1から3のいずれかに記載のセンサ設置構造と、
軸線周りに回転するロータを前記軸線方向に支持するスラストパッドと、
を備え、
前記温度センサは、前記スラストパッドに対して設けられている軸受。
Priority Applications (1)
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JP2019023845A JP7203628B2 (ja) | 2019-02-13 | 2019-02-13 | センサ設置構造およびこれを備えた軸受 |
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JP2020134176A JP2020134176A (ja) | 2020-08-31 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN207472434U (zh) | 2017-10-11 | 2018-06-08 | 江苏射阳港发电有限责任公司 | 一种汽轮机推力瓦的测温装置 |
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JPS5824766Y2 (ja) * | 1978-12-16 | 1983-05-27 | 株式会社山武 | 状態検出端のホルダ− |
JP2560747Y2 (ja) * | 1993-12-27 | 1998-01-26 | 日本フレックス工業株式会社 | コントロールケーブル |
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2019
- 2019-02-13 JP JP2019023845A patent/JP7203628B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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CN207472434U (zh) | 2017-10-11 | 2018-06-08 | 江苏射阳港发电有限责任公司 | 一种汽轮机推力瓦的测温装置 |
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