JP7203004B2 - 魚釣用リール及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、漁具等の着底の判断を行うことができる、釣糸の巻き取り及び引き出しが可能な魚釣用リール及びその制御方法に関する。
従来より、魚釣用リールの多くは、釣果の向上を図るためにスプールからの釣糸の繰出量やスプールへの巻取量を測定する糸長計測装置を内蔵して、魚のいる棚に正確に仕掛けを下ろすことができることが求められている。
このような魚釣用リールとして、例えば、特許文献1では、リール本体に回転可能に支持されたスプールと、当該スプールの回転数を検出する回転数検出手段と、当該回転数検出手段の検出結果に基づき糸長を計測する糸長計測手段と、釣り情報を表示する表示器と、釣り情報を発信する外部送信手段からの送信データを受信する受信手段と、釣糸の繰出しを停止させる停止手段と、当該受信手段で受信された水深データと糸長計測手段の計測値に基づき上記停止手段を制御して、釣糸の繰出しを所望の水深で停止させる制御手段とを備えた魚釣用リール構成が開示されている。
また、このような魚釣用リールとして、例えば、特許文献2では、リール本体に回転自在に支持したスプールから繰り出される釣糸の繰出し速度を計測する計測手段と、仕掛けが水底に到達したと見なす仕掛け毎の釣糸の繰出し速度を記憶する記憶手段と、釣糸繰出し時のスプールの回転を停止させる停止手段と、記憶手段に記憶された釣糸の所定の繰出し速度と計測手段で計測された釣糸の繰出し速度の実測値とを比較し、実測値が記憶手段に記憶された所定値と一致したとき、上記停止手段に駆動指令を送出してスプールの回転を停止する制御手段とを備えた魚釣用リールに係る構成も知られている。
特開2003-274823号公報 特開平6-311834号公報
しかしながら、特許文献1に係る構成では、魚群探知機のような水深測定装置で水深を測定して魚釣を行う必要があり、システムが大型化かつ複雑化してしまい、また、釣糸が潮に流されたり、斜めに落ちると着底を判定することが困難であるという問題があった。
また、特許文献2に係る構成では、着底の基準を糸の放出速度としているため、着底後、しばらく仕掛けが流れないと着底と判断されず、糸フケが発生し、ライントラブルの原因となってしまう一方、魚を誘うためゆっくり落とすと着底と判断されてしまうおそれがあり、着底のタイミングを正確に計ることは困難であるという問題があった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、魚探等の外部のセンサを必要とすることなく、魚釣用リール主導の魚釣のシステムを構築し、魚信を待つ釣人の負荷を低減することにある。本発明のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リールは、漁具を吊り下げ可能な釣糸をモータの駆動により引き出し/巻き取りされるスプールと、該釣糸の張力を検出する張力検出部と、該張力検出部の信号に応じて該モータに駆動指示を行う制御部とを備え、該制御部は、該漁具の着底を検出するまで釣糸を引き出す引き出しモードと、該漁具の着底後に所定時間又は所定距離だけ該釣糸を巻き取る巻き取りモードと、を繰り返すよう制御し、前記制御部は、前記張力検出部が前記釣糸の張力が所定状態となったことを検出すると、前記漁具の着底と判断するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リールは、漁具を吊り下げ可能な釣糸をモータの駆動により引き出し/巻き取りされるスプールと、該釣糸の張力を検出する張力検出部と、該張力検出部の信号に応じて該モータに駆動指示を行う制御部とを備え、該制御部は、該漁具の着底を検出するまで釣糸を引き出す引き出しモードと、該漁具の着底後に所定時間又は所定距離だけ該釣糸を巻き取る巻き取りモードと、を繰り返すよう制御し、前記制御部は、前記張力検出部が前記釣糸の張力が所定時間以上所定の閾値より小さくなった状態を検出すると、前記漁具の着底と判断するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リールにおいて、前記閾値は、前記漁具の重量から該漁具の浮力を差し引いた値である。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リールにおいて、前記張力検出部は、前記釣糸の案内部へ作用する張力を検出するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リールにおいて、当該釣糸の引き出しは、前記モータの逆回転又は前記漁具の落下の電動クラッチにより停止されるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リールにおいて、前記巻き取りモードでは、前記漁具が底部近傍にとどまる位置まで前記釣糸が巻き取られ、その後、前記引き出しモードに移行するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リールにおいて、前記巻き取りモード後又は前記巻き取りモード中に、魚信判定後、前記引き出しモードに移行せずに前記釣糸の巻き取りを行うよう構成される。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リールの制御方法は、漁具を吊り下げ可能な釣糸をモータの駆動により引き出し/巻き取りされるスプールと、該釣糸の張力を検出する張力検出部と、該張力検出部の信号に応じて該モータに駆動指示を行う制御部とを備える魚釣用リールの制御方法であって、該制御部は、該漁具の着底を検出するまで釣糸を引き出す工程と、該漁具の着底後に所定時間又は所定距離だけ該釣糸を巻き取る工程と、繰り返し行うものであり、該制御部は、前記張力検出部が前記釣糸の張力が所定時間以上所定の閾値より小さくなった状態を検出すると、前記漁具の着底と判断するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リールは、漁具を吊り下げ可能な釣糸をモータの駆動により引き出し/巻き取りされるスプールと、該釣糸の張力を検出する張力検出部と、該張力検出部の信号に応じて該モータに駆動指示を行う制御部とを備え、該制御部は、該漁具の着底を検出するまで釣糸を引き出す引き出しモードと、該漁具の着底後に所定時間又は所定距離だけ該釣糸を巻き取る巻き取りモードと、を繰り返すよう制御し、前記制御部は、前記張力検出部が前記釣糸の張力の時間変化率が閾値より小さくなった状態を検出すると、前記漁具の着底と判断するよう構成される。
上記実施形態によれば、魚釣用リールが漁具の着底をより正確かつ確実に判断す
ることができ、魚探等の外部のセンサを必要とすることなく、魚釣用リール主導の
魚釣のシステムを構築できるため、魚信を待つ釣人の負荷を大幅に低減することが
可能となる。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1の使用状況の例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1の制御方法を説明する概略図である。 (a)は、漁具を沈下させた際の糸長の変化を示す図、(b)は、漁具を沈下させた際の張力の変化を示す図、(c)は、漁具を沈下させた際の単位時間あたりの張力変化率を示す図である。
以下、本発明に係る係止装置の実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。複数の図面において共通する構素には当該複数の図面を通じて同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1の使用状況について説明する。図示のように、操作者は、船等の乗り物から魚釣用リール1を操作して、一端に漁具3が取り付けられた釣糸5を繰り出して、当該漁具3が海底に着底した様子を示している。本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1は、後述するフローを経て、魚釣を行うよう制御される。
次に、図2を参照して、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1について説明する。図示のように、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1は、漁具3が一端に設けられた釣糸5が巻回されるスプール7と、スプール7を駆動して釣糸5を引き出し/巻き取り駆動する正逆転駆動可能なモータ8と、漁具3の接地状況を検出してモータ8を駆動する検出信号を発する検出手段15と、を備えている。
当該スプール7は、当該モータ8に、ギヤトレインなどの動力伝達機構13を介して連結されている。なお、モータ8は、例えば、ブラシ付きDCモータ、ブラシレスDCモータ等によって構成することができ、DC電源(図示せず)によって電流供給がなされ、モータドライバ10によって回転方向、駆動タイミング、駆動量等が制御される。
当該検出手段15は、漁具3の接地状況を検出できるセンサ等で構成することができ、本実施形態では、釣糸5と係合して、釣糸5の張力状態を検出するひずみゲージ等を用いた張力センサ15(張力検出部15A)によって構成されている。また、張力センサ15(張力検出部15A)は、釣糸5を案内するプーリーへの張力を測定するようにしてもよいが、本態様に限定されるものではない。
また、スプール7から釣糸5を引き出した後、その引き出し量を検出して、再び、釣糸5を初期状態若しくは所望の状態に復帰させるように、釣糸検出手段を設けておいてもよい。具体的に、本実施形態では、スプール7に隣接して配設され、スプール7の回転量を検出可能な回転センサ17によって構成されており、釣糸の引き出しの際、スプール7の繰り出し回転量を検出し、必要な量に応じて、巻き取り駆動して、漁具3を初期状態(初期位置)若しくは所望の状態に戻すことができる。
当該張力センサ15及び回転センサ17の検出信号は、魚釣用リール1のスプール7等を制御するCPUや制御プログラムなどを組み込んだマイコンなどの制御ユニット20に送信され、当該制御ユニット20は、入力された検出信号に基づいて、モータドライバ10を制御する。この制御ユニット20は、魚釣用リール1内に組み込まれていてもよいし別部材内に組み込まれるようにしても構わない。
また、制御ユニット20は、魚釣用リール1を操作するコントローラである操作手段60側から釣糸の引き出し/巻き取りに関する指示を受け取った後、所定のシーケンスにしたがって魚釣りのための工程を実行する。なお、操作手段60は、専用のコントローラ以外にも、スマートフォン等の携帯端末で構成してもよく、当該制御ユニットとしての機能の一部又は全部を操作手段60側に組み込んでもよい。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1は、漁具3を吊り下げ可能な釣糸5をモータ8の駆動により引き出し/巻き取りされるスプール7と、該釣糸5の張力を検出する張力検出部15Aと、該張力検出部15Aの信号に応じて該モータ8に駆動指示を行う制御部(制御ユニット)20とを備え、該制御部20は、該漁具3の着底を検出するまで釣糸5を引き出す引き出しモードと、該漁具3の着底後に所定時間又は所定距離だけ該釣糸5を巻き取る巻き取りモードと、を繰り返すよう制御し、当該制御部20は、当該張力検出部15Aが当該釣糸5の張力が所定の状態となったことを検出すると、当該漁具3の着底と判断するよう構成される。ここで、当該所定の状態とは、例えば、当該制御部20が、当該張力検出部15Aが当該釣糸5の張力が所定時間以上所定の閾値より小さくなった状態を検出すると、当該漁具3の着底と判断するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1によれば、魚釣用リールが漁具の着底をより正確かつ確実に判断することができ、魚探等の外部のセンサを必要とすることなく、魚釣用リール主導の魚釣のシステムを構築できるため、魚信を待つ釣人の負荷を大幅に低減することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1において、当該閾値は、該漁具3の重量から該漁具3の浮力及び粘性の影響を差し引いた値であるように設定することができるが、これに限られない。一般に、張力センサ15は、電気的なノイズや機械的な摩擦抵抗等の影響を受けるため、測定対象の張力と出力信号の関係が広い範囲にわたって線形性を確保するのは難しい。検出する張力が弱くなるほど、これらの影響を受けやすい傾向があり、張力が変化しても出力が変化しない不感帯が存在することがある。当該閾値を、この不感帯を安定して越える最小検出張力に設定するようにしてもよい。これにより、該漁具の着底によって釣糸5が弛み、張力が当該閾値以下になる(ゼロになる)ことを検出できる。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1において、当該張力検出部15Aは、釣糸の案内部へ作用する張力を検出するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1において、当該釣糸の引き出しは、当該モータ8の逆回転又は前記漁具の落下の電動クラッチにより停止されるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1において、当該巻き取りモードでは、前記漁具3が底部近傍にとどまる位置(例えば、着底位置から1mまでの距離)まで当該釣糸5が巻き取られ、その後、当該引き出しモードに移行するよう構成される。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1において、当該巻き取りモード後又は巻き取りモード中に、魚信判定がなされた場合、当該引き出しモードに移行せずに当該釣糸の巻き取りを行うよう構成される。
次に、図3を参照して、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1の制御方法について説明する。前述の通り、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1は、漁具3を吊り下げ可能な釣糸5をモータ8の駆動により引き出し/巻き取りされるスプール7と、該釣糸5の張力を検出する張力検出部15Aと、該張力検出部15Aの信号に応じて該モータ8に駆動指示を行う制御部(制御ユニット)20とを備える。
図3に示すように、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1の制御方法では、該制御部20は、(S1)において、釣糸を引き出す工程を行う。次に、(S2)において、該漁具3の着底を検出したかを判断する。当該判断は、張力検出部15Aが当該釣糸5の張力が所定時間以上所定の閾値より小さくなった状態を検出したか否かを基準として行う。漁具3着底を検出していない場合は、(S1)の工程を継続して行う。他方、漁具3の着底を検出した場合は、(S3)において、該漁具の着底後所定時間又は所定距離だけ該釣糸を巻き取る工程を行う。
当該所定時間は、例えば、0.1-5.0秒の間の値とすることができる。当該所定時間を短く設定した場合は、着底してから引き上げへと移行する時間を短縮することができる。釣法によっては、この時間短縮が釣果を上げる上で有利となり得る。他方、当該所定時間を長くすると、船の揺れや潮流の影響等で釣糸5の張力が一時的に低くなった際に、着底と誤検知する可能性を低減することに繋がる。そのため、当該所定の所要時間はこれらの考慮要素を勘案して適宜決定することができる。
また、当該所定距離は、例えば、0.3-30.0mの間の値として設定することができる。これにより、魚種や釣法、その日の状況等によって最適な値を選ぶことができる。海底付近に生息する魚を釣りたい場合は、この距離を短くすることで、地形変化があった場合でも釣り針を海底付近に留めることができる。また、海底から水面まで擬餌針等で魚を誘いたいときは、この距離を長くすることで、海中の広い位置を探ることができる。
その後、(S4)において、魚信が得られた場合には、釣糸5を引き上げる工程を行う。他方、魚信が得られていない場合は、(S1)に戻り、再度(S1)から(S4)までの工程を行う。これらの工程を魚信が得られるまで繰り返す。
このようにして、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1の制御方法によれば、魚釣用リールが漁具の着底をより正確かつ確実に判断することができ、魚探等の外部のセンサを必要とすることなく、魚釣用リール主導の魚釣のシステムを構築できるため、魚信を待つ釣人の負荷を大幅に低減することが可能となる。
次に、図4を参照して、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1の別の制御方法について説明する。図4a‐cは、漁具を沈下させた際の、(a)糸長変化、(b)張力の変化、(c)単位時間あたりの張力変化率を表すものである。なお、この例では、潮流や風の影響により、着底後も釣糸5が徐々に引き出された状態である。
錘が沈み海中の釣り糸が長くなると、釣り糸の受ける粘性力は大きくなる。このため、錘が軽く、水深が深くなるほど、沈下速度は低下する。糸に働く張力は、潮流や沈下速度の時間変化を受ける。沈下速度が遅くなると、スプールの回転停止や張力の絶対値による判別では、着底と微速沈下の差を検出するのは難しくなることがある。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1の別の制御方法では、図3で説明した(S2)の工程における該漁具3の着底判断を、単位時間あたりの張力変化量によって判別を行うように構成することができる。これにより、着底と微速沈下とをより確実に区別することが可能となる。潮流等による張力変化であれば、粘性力が支配的なため時間変化率は小さいが、錘の着底による張力変化であれば、図4cに示すように、当該張力は着底の前後で急激に低下する。そのため、この値が閾値を越えたか否かを基準にすることで、着底の判断をより精度良く行うことが可能となる。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
1 魚釣用リール
3 漁具
5 釣糸
7 スプール
8 モータ
10 モータドライバ
13 動力伝達機構
15 張力センサ
15A 張力検出部
17 回転センサ
20 制御部(制御ユニット)
60 操作手段

Claims (1)

  1. 漁具を吊り下げ可能な釣糸をモータの駆動により引き出し/巻き取りされるスプールと、該釣糸の張力を検出する張力検出部と、該張力検出部の信号に応じて該モータに駆動指示を行う制御部とを備える、魚釣用リールであって、
    該制御部は、該漁具の着底を検出するまで釣糸を引き出す引き出しモードと、該漁具の着底後に所定時間又は所定距離だけ該釣糸を巻き取る巻き取りモードと、を繰り返すよう制御し、
    前記制御部は、前記張力検出部が前記釣糸の張力の時間変化率が閾値より小さくなった状態を検出すると、前記漁具の着底と判断することを特徴とする魚釣用リール。
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