JP7202133B2 - カッティングヘッド付きプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、媒体に対して切断および印刷をすることが可能なカッティングヘッド付きプリンタに関する。
例えば特許文献1には、紙や樹脂シートなどからなる媒体に対して切断および印刷を行うことが可能なカッティングヘッド付きプリンタが開示されている。上記プリンタは、インクを吐出するインクヘッドと、媒体を切断するカッティングヘッドとを備えている。上記プリンタでは、媒体に対して印刷が行われ、印刷が行われた媒体に対して切断が行われる。
また、特許文献2には、ロール状に巻かれた媒体を使用し、ロール状の媒体から引き出された部分に対して印刷を行うプリンタが開示されている。特許文献2に開示されたプリンタは、媒体を所定の方向に移動させるローラと、ローラを回転させるモータとを有する移動機構を備えている。ロール状の媒体から引き出された部分が撓まないように上記モータを制御することで、当該引き出された部分の媒体を張った状態にすることができる。
特開2001-260443号公報 特開2010-52380号公報
ところで、ロール状に巻かれた媒体から引き出された部分に対して印刷および切断をする場合、ユーザによっては、当該引き出された部分の媒体に対して切断を行い、切断された媒体に対して印刷を行いたい場合があり得る。この場合、特許文献2に開示されたプリンタのように、張った状態の媒体に対して切断が行われると、媒体を移動させるためのモータに負荷が掛かり易く、その結果、媒体を正確に切断することができないおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、媒体に対して切断を行い、切断された媒体に対して印刷を行う際、媒体をより正確に切断することが可能なカッティングヘッド付きプリンタを提供することである。
本発明に係るカッティングヘッド付きプリンタは、支持台と、供給ローラと、インクヘッドと、カッティングヘッドと、第1移動機構と、第2移動機構と、制御装置とを備えている。前記支持台は、媒体を支持する。前記供給ローラは、前記支持台よりも上流側に配置され、ロール状に巻かれた前記媒体を前記支持台に供給する。前記インクヘッドは、前記支持台に支持された前記媒体にインクを吐出する。前記カッティングヘッドは、前記支持台に支持された前記媒体を切断する。前記第1移動機構は、印刷時に前記インクヘッドを所定の第1方向に移動させ、切断時に前記カッティングヘッドを前記第1方向に移動させる。前記第2移動機構は、前記支持台に支持された前記媒体を、上流側から下流側へ向かう行き方向と下流側から上流側へ向かう帰り方向とを含む第2方向に移動させる。前記制御装置は、プリ下流側移動部と、カッティング制御部と、画像印刷制御部と、を備えている。前記プリ下流側移動部は、前記支持台よりも下流側の位置において前記媒体が撓むように、前記支持台に支持された前記媒体を前記行き方向に、所定の移動量、移動させる。前記カッティング制御部は、前記プリ下流側移動部によって前記媒体を前記行き方向に移動させた後、前記カッティングヘッド、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御することにより、前記媒体を切断する。前記画像印刷制御部は、前記カッティング制御部によって前記媒体が切断された後、前記インクヘッド、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御することにより、前記媒体に画像を印刷する。
前記カッティングヘッド付きプリンタによれば、カッティング制御部によって媒体に対して切断が行われる前において、プリ下流側移動部によって、支持台よりも下流側の位置において媒体が撓んだ状態となる。このように、張った状態の媒体に対して切断が行われずに、少なくとも一部が撓んだ状態の媒体を移動させながら、媒体に対して切断が行われる。よって、第1移動機構に負担が掛かり難く、媒体を正確に切断し易い。
本発明によれば、媒体に対して切断を行い、切断された媒体に対して印刷を行う際、媒体をより正確に切断することが可能なカッティングヘッド付きプリンタを提供することができる。
第1実施形態に係るカッティングヘッド付きプリンタの正面図である。 図1のII-II断面に沿ったカッティングヘッド付きプリンタの断面図である。 インクジェットヘッドおよびカッティングヘッドの正面図である。 インクジェットヘッドおよびカッティングヘッドの正面図である。 カッティングヘッド付きプリンタのブロック図である。 媒体に対して切断および印刷が行われる手順を示すフローチャートである。 クロップマークおよび画像が印刷された媒体の平面図である。 撓んだ媒体が下流側空間に配置されている状態を示す概念図である。 撓んだ媒体が上流側空間に配置されている状態を示す概念図である。 第2実施形態において、媒体に対して切断および印刷が行われる手順を示すフローチャートである。 第3実施形態において、媒体に対して切断および印刷が行われる手順を示すフローチャートである。 第4実施形態において、媒体に対して切断および印刷が行われる手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら本発明を特に限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態に係るカッティングヘッド付きプリンタ(以下、プリンタという。)100について説明する。図1は、本実施形態に係るカッティングヘッド付きプリンタ100の正面図である。図2は、図1のII-II断面に沿ったプリンタ100の断面図である。以下の説明において、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、プリンタ100を正面から見たときの前、後、左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。図面中の符号Yは主走査方向を示している。本実施形態では、主走査方向Yは左右方向である。図面中の符号Xは副走査方向を示している。本実施形態では、副走査方向Xは、前後方向であり、平面視において主走査方向Yと直交している。また、符号X1は、副走査方向Xのうち上流側から下流側へ向かう行き方向(ここでは、後から前へ向かう方向)を示している。方向X2は、副走査方向Xのうち下流側から上流側へ向かう帰り方向(ここでは、後から前へ向かう方向)を示している。ただし、上記方向は便宜的に定めたものに過ぎず、限定的に解釈すべきものではない。
図1に示すように、プリンタ100は、カッティングヘッド付きのプリンタである。プリンタ100は、媒体5に対して切断(カッティング)および印刷をすることが可能なカット&プリント機である。媒体5は後述するプラテン16よりも後方においてロール状に巻かれたものである。ロール状に巻かれた状態の媒体5が引き出され、この引き出された部分の媒体5に対して切断および印刷が行われる。例えば媒体5は、図示は省略するが、台紙と、台紙上に積層されかつ粘着剤が塗布された剥離紙とからなるシール材である。ただし、媒体5は切断および印刷が可能な媒体であれば足り、特に限定されない。
本明細書において、「切断」とは、媒体5の厚み方向の全体を切断する場合(例えば、シール材の台紙および剥離紙の両方を切断する場合)と、媒体5の厚み方向の一部を切断する場合(例えば、シール材の台紙は切断せず、剥離紙のみを切断する場合)とが含まれる。
図2に示すように、プリンタ100は、本体10aと、脚11とを備えている。図1に示すように、本体10aは、主走査方向Yに延びたケーシングを有する。図2に示すように、脚11は、本体10aを支持するものであり、本体10aの下面に設けられている。
プリンタ100は、プラテン16を備えている。プラテン16は、本発明の「支持台」の一例である。プラテン16は、媒体5への印刷および切断を行う際、媒体5を支持するものである。媒体5に対する印刷および切断は、プラテン16上で行われる。ここでは、プラテン16は、主走査方向Yに延びている。本実施形態では、プラテン16の上流側の部位(ここでは、後側の部位)は、横断面円弧状に形成されており、後方に向かうほど下方に湾曲している。また、プラテン16の下流側の部位(ここでは、前側の部位)は、横断面円弧状に形成されており、前方に向かうほど下方に湾曲している。プラテン16の上方には、主走査方向Yに延びたガイドレール17が配置されている。
図3Aおよび図3Bは、インクジェットヘッド20およびカッティングヘッド30の正面図である。図3Aに示すように、プリンタ100は、インクジェットヘッド20とカッティングヘッド30とを備えている。インクジェットヘッド20は、プラテン16に支持された媒体5に印刷を行う。インクジェットヘッド20は、主走査方向Yに移動可能に構成されている。インクジェットヘッド20は、キャリッジ21と、インクを吐出する複数のノズル(図示せず)を有する複数のインクヘッド22と、を備えている。インクヘッド22は、プラテン16に支持された媒体5にインクを吐出する。ここでは、5つのインクヘッド22がキャリッジ21に支持されている。5つのインクヘッド22は、主走査方向Yに並んで配置されている。5つのインクヘッド22は、それぞれ色調が異なるインクを吐出する。例えば、各インクヘッド22は、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクなどのプロセスカラーインク、および、クリアインク、ホワイトインクなどの特色インクのうちの何れかのインクを吐出する。ただし、インクヘッド22の数は5つに限定されない。また、インクヘッド22が吐出するインクの色も何ら限定されない。キャリッジ21は、ガイドレール17に支持されている。キャリッジ21は、ガイドレール17に対し、主走査方向Yに移動自在に係合している。
カッティングヘッド30は、プラテン16に支持された媒体5を切断する。カッティングヘッド30は、主走査方向Yに移動可能に構成されている。カッティングヘッド30は、キャリッジ31と、ソレノイド32と、カッター33とを備えている。キャリッジ31には、ソレノイド32を介してカッター33が取り付けられている。ソレノイド32がON/OFFされると、カッター33は上下方向に移動して媒体5に接触し、あるいは媒体5から離反する。キャリッジ31は、ガイドレール17に支持されている。キャリッジ31は、ガイドレール17に対し、主走査方向Yに移動自在に係合している。
カッティングヘッド30には、センサ38が設けられている。センサ38は、本発明の「クロップマーク検出装置」の一例である。センサ38は、後述するクロップマークM1~M4および矩形マークM5(図6参照)を検出するセンサである。センサ38の種類は特に限定されず、光学式センサなどの従来から用いられる各種のセンサを好適に利用することができる。
図1に示すように、プリンタ100は、ヘッド移動機構40を備えている。ヘッド移動機構40は、本発明の「第1移動機構」の一例である。ヘッド移動機構40は、インクヘッド22(図3A参照)およびカッティングヘッド30を主走査方向Yに移動させる機構である。ここでは、ヘッド移動機構40は、インクジェットヘッド20のキャリッジ21およびカッティングヘッド30のキャリッジ31を主走査方向Yに移動させるように機構されている。なお、ヘッド移動機構40の構成は特に限定されない。ヘッド移動機構40は、プーリ41と、プーリ42と、無端状のベルト43と、キャリッジモータ44とを備えている。プーリ41は、ガイドレール17の左端側に設けられている。プーリ42は、ガイドレール17の右端側に設けられている。ベルト43は、プーリ41とプーリ42とに巻き掛けられている。ベルト43は、キャリッジ31の背面上部に固定されている。右側のプーリ42には、キャリッジモータ44が接続されている。ただし、キャリッジモータ44は、左側のプーリ41に接続されていてもよい。ここでは、キャリッジモータ44が駆動して、プーリ42が回転することで、プーリ41とプーリ42との間においてベルト43が走行する。これにより、キャリッジ31は主走査方向Yに移動する。
図3Aに示すように、キャリッジ21の左側部分には、磁石によって構成される連結部材24が設けられている。キャリッジ31の右側部分には、磁石によって構成される連結部材34が設けられている。連結部材24は、カッティングヘッド30の連結部材34に対し、着脱自在に連結する。本実施形態では、連結部材24および連結部材34は、磁力を利用するものである。ただし、連結部材24および連結部材34は磁力を利用するものに限られず、係合部材などの他の構成を備えたものであってもよい。キャリッジ21の右側には、L字状に形成された受け金具25が設けられている。
プラテン16の左方および右方には、それぞれ左サイドフレーム12Lおよび右サイドフレーム12Rが配置されている。ガイドレール17は、左サイドフレーム12Lおよび右サイドフレーム12Rに支持されている。右サイドフレーム12Rには、インクジェットヘッド20を待機位置にロックするためのロック装置35が設けられている。ロック装置35は、受け金具25に引っ掛けられる受け金具36と、受け金具36をロック位置(図3B参照)と非ロック位置(図3A参照)との間で移動させるロック用ソレノイド37(図4参照)とを備えている。
インクジェットヘッド20による印刷を行う際には、受け金具36が図3Aに示すような非ロック位置に設定される。カッティングヘッド30のキャリッジ31が右方に移動し、連結部材34と連結部材24とが接触すると、キャリッジ31とキャリッジ21とが連結される。その結果、インクジェットヘッド20は、カッティングヘッド30と共に主走査方向Yに移動可能となる。一方、カッティングヘッド30による媒体5の切断の際には、図3Bに示すように、インクジェットヘッド20が待機位置に位置付けられ、ロック装置35の受け金具36がロック位置に設定される。これによって、インクジェットヘッド20の移動が阻止される。キャリッジ31が左方へ移動すると、連結部材34と連結部材24とが離反し、キャリッジ31とキャリッジ21との連結が解除される。その結果、インクジェットヘッド20が待機位置に待機した状態で、カッティングヘッド30が主走査方向Yに移動可能となる。
図1に示すように、プリンタ100は、媒体移動機構50を備えている。媒体移動機構50は、本発明の「第2移動機構」の一例である。媒体移動機構50は、プラテン16に支持された媒体5を副走査方向X(例えば行き方向X1および帰り方向X2)に移動させるものである。なお、媒体移動機構50の構成は特に限定されない。本実施形態では、媒体移動機構50は、グリットローラ51と、ピンチローラ52と、フィードモータ53(図2参照)とを有している。図2に示すように、グリットローラ51は、プラテン16に設けられている。ここでは、グリットローラ51の少なくとも一部がプラテン16から露出するように、グリットローラ51はプラテン16に埋設されている。ピンチローラ52は、媒体5を上から押えつけるものであり、グリットローラ51の上方に配置されている。ピンチローラ52は、グリットローラ51と共に媒体5を挟む。ピンチローラ52は、グリットローラ51と対向している。ピンチローラ52は、上下方向に移動可能に構成されている。なお、グリットローラ51およびピンチローラ52のそれぞれの設置位置および数は特に限定されない。本実施形態では、図1に示すように、グリットローラ51およびピンチローラ52は、それぞれ7個ずつ設けられている。複数のグリットローラ51は、主走査方向Yに並んで配置され、複数のピンチローラ52は、主走査方向Yに並んで配置されている。
本実施形態では、図2に示すように、フィードモータ53は、グリットローラ51に接続されている。グリットローラ51とピンチローラ52との間に媒体5が挟まれた状態で、フィードモータ53が駆動してグリットローラ51が回転すると、媒体5は副走査方向Xの行き方向X1または帰り方向X2に搬送される。
プリンタ100は、供給ローラ61を有する供給装置60を備えている。供給装置60は、プラテン16に媒体5を供給する装置である。供給ローラ61はプラテン16よりも後方かつプラテン16よりも下方に配置されている。供給ローラ61は、左右に延びる円筒形状または円柱形状に形成されている。供給ローラ61の周面には、切断および印刷前の帯状の媒体5がロール状に巻かれている。図1に示すように、供給ローラ61の左端部は左ガイド板62Lに回転可能に支持され、供給ローラ61の右端部は右ガイド板62Rに回転可能に支持されている。グリットローラ51が媒体5を副走査方向Xの行き方向X1に搬送することにより、媒体5は供給ローラ61からプラテン16に向かって送り出される。なお、本実施形態ではプリンタ100が供給ローラ61を回転させるモータを備えていないが、そのようなモータを備えていてもよい。
プリンタ100は、プラテン16に支持された媒体5をロール状に巻き取る巻き取り装置70を備えている。巻き取り装置70は、巻き取りローラ71と、巻き取りモータ75とを備えている。
巻き取りローラ71は、媒体5を巻き取るものである。巻き取りローラ71は、左右に延びる円筒形状または円柱形状に形成されている。図2に示すように、巻き取りローラ71は、プラテン16よりも下方であって、供給ローラ61よりも下方に配置されている。プリンタ100は、図1に示すように、巻き取りローラ71を回転可能に支持する第1左側壁76Lおよび第1右側壁76Rを備えている。巻き取りローラ71は、第1左側壁76Lおよび第1右側壁76Rに支持された支持部71aと、支持部71aよりも直径が大きい筒部71bとを備えている。媒体5は筒部71bの周面に巻き取られる。支持部71aと筒部71bとは一体に形成されていてもよく、別体に形成されていてもよい。巻き取りローラ71の左端部は、第1左側壁76Lに回転可能に支持されている。巻き取りローラ71の右端部は、第1右側壁76Rに回転可能に支持されている。プリンタ100は、第1左側壁76Lおよび第1右側壁76Rを支持するレール74を備えている。レール74は主走査方向Yに延びている。
巻き取りモータ75は、巻き取りローラ71に接続され、巻き取りローラ71を回転させる。巻き取りモータ75は、図示しない減速ギア等を介して巻き取りローラ71に間接的に接続されている。巻き取りローラ71は巻き取りモータ75の駆動力を受けて回転する。
本実施形態では、図2に示すように、プラテン16よりも上流側(ここでは、後方)には、上流側空間77が設けられ、プラテン16よりも下流側(ここでは、前方)には、下流側空間78が設けられている。上流側空間77は、プラテン16に支持された媒体5が帰り方向X2に移動する際、プラテン16よりも上流側に移動してきた媒体5が撓んだ状態で配置される空間である。上流側空間77は、平面視において少なくともプラテン16と供給ローラ61の上流端(ここでは後端)との間に配置されている。ただし、上流側空間77は、平面視におけるプラテン16と供給ローラ61の上流端との空間の他に、供給ローラ61よりも前方または後方の空間であってもよい。上流側空間77は、プラテン16よりも下方に配置されている。
下流側空間78は、プラテン16に支持された媒体5が行き方向X1に移動する際、プラテン16よりも下流側に移動してきた媒体5が撓んだ状態で配置される空間である。下流側空間78は、平面視において少なくともプラテン16と巻き取りローラ71の下流端(ここでは前端)との間に配置されている。ただし、下流側空間78は、平面視におけるプラテン16と巻き取りローラ71の下流端との間の空間の他に、巻き取りローラ71よりも前方または後方の空間であってもよい。下流側空間78は、プラテン16よりも下方に配置されている。
図1に示すように、プリンタ100は、制御装置80を備えている。制御装置80は、媒体5への印刷および媒体5の切断に関する制御を行う装置である。制御装置80の構成は特に限定されない。制御装置80は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェアの構成は特に限定されないが、例えば、I/Fと、CPUと、ROMと、RAMと、記憶装置と、を備えている。制御装置80は、本体10aの内部に設けられている。ただし、制御装置80は本体10aの内部に設けられていなくてもよい。例えば、制御装置80は、本体10aの外部に設置されたコンピュータなどであってもよい。この場合、制御装置80は、有線または無線を介して本体10aと通信可能に接続されている。
図4は、プリンタ100のブロック図である。図4に示すように、制御装置80は、ヘッド移動機構40のキャリッジモータ44、媒体移動機構50のフィードモータ53、インクヘッド22、カッティングヘッド30のソレノイド32、ロック用ソレノイド37、巻き取り装置70の巻き取りモータ75、および、センサ38と電気的に接続され、それらを制御するように構成されている。制御装置80は、キャリッジモータ44の駆動を制御することで、プーリ42の回転、および、ベルト43(図1参照)の走行を制御する。これにより、制御装置80は、インクジェットヘッド20およびカッティングヘッド30の主走査方向Yへの移動を制御する。制御装置80は、フィードモータ53の駆動を制御してグリットローラ51の回転を制御する。これにより、プラテン16に支持された媒体5の副走査方向X(例えば行き方向X1および帰り方向X2)への移動を制御する。制御装置80は、インクヘッド22がインクを吐出するタイミングやインクの吐出量などを制御する。制御装置80は、ソレノイド32を制御することで、カッター33の上下方向の移動やカッター33の圧力を制御する。また、制御装置80は、巻き取りモータ75の駆動を制御することで、巻き取りローラ71の回転を制御する。巻き取りローラ71が回転することで、プラテン16に支持された媒体5が巻き取りローラ71に巻き取られる。
図4に示すように、制御装置80は、記憶部81と、プリ下流側移動部82と、プリ上流側移動部84と、クロップマーク印刷制御部86と、カッティングヘッド位置決め制御部88と、インクヘッド位置決め制御部89と、カッティング制御部90と、画像印刷制御部92と、を備えている。
プリ下流側移動部82は、媒体5に対して切断が行われる前において、プラテン16よりも下流側(ここでは前方)の位置において媒体5が撓むように、プラテン16に支持された媒体5を行き方向X1に、所定の移動量、移動させる。プリ上流側移動部84は、プリ下流側移動部82によって媒体5が行き方向X1に移動した後、プラテン16よりも上流側(ここでは後方)の位置において媒体5が撓むように、プラテン16に支持された媒体5を帰り方向X2に、所定の移動量、移動させる。
クロップマーク印刷制御部86は、媒体5にクロップマークを印刷する。カッティングヘッド位置決め制御部88は、クロップマークを検出し、検出したクロップマークに基づいてカッティングヘッド30の位置を決定する。ここで、カッティングヘッド30の位置とは、カッティングヘッド30の原点位置のことである。インクヘッド位置決め制御部89は、上記クロップマークに基づいてインクヘッド22の位置を決定する。ここで、インクヘッド22の位置とは、インクヘッド22の原点位置のことである。
カッティング制御部90は、カッティングヘッド位置決め制御部88によって決定されたカッティングヘッド30の位置に基づいて、媒体5に対する切断を実行する。画像印刷制御部92は、インクヘッド位置決め制御部89によって決定されたインクヘッド22の位置に基づいて、切断が行われた媒体5に対して画像を印刷する。なお、制御装置80の各部の具体的な制御は後述する。
次に、本実施形態に係るプリンタ100の動作の例について説明する。ここでは、プラテン16に支持された媒体5を切断し、切断された媒体5に画像6を印刷する動作について図5のフローチャートに沿って説明する。図6は、クロップマークM1~M4および画像6が印刷された媒体5の平面図である。図6において、符号7により示される線は、画像6の輪郭線であり、カッティングヘッド30によって切断されたカット線を示している。なお、「画像」とは、インクヘッド22によって媒体5上に形成される像のことであり、その種類は特に限定されない。画像には、文字、記号、図形、写真などが含まれる。図7は、撓んだ媒体5が下流側空間78に配置されている状態を示す概念図である。図8は、撓んだ媒体5が上流側空間77に配置されている状態を示す概念図である。なお、図7および図8では、グリットローラ51やピンチローラ52などは省略されている。
本実施形態では、制御装置80に通信可能に接続されたコンピュータ(図示せず)には、印刷対象となる画像6の画像データが保存されている。上記コンピュータから制御装置80に画像データが送信されることで、図5の各処理が順に実行される。コンピュータから送信された画像データを受信した際、この画像データは、記憶部81(図4参照)に記憶される。なお、図5のステップS101の処理が実行される前において、ロール状の媒体5は、プリンタ100に設置されている。ここでは、図2に示すように、媒体5は、供給ローラ61を軸にして巻かれており、かつ、供給ローラ61からプラテン16上に向かって張られた状態で架け渡されている。ロール状の媒体5から引き出された部分の媒体5がプラテン16に支持されている。
まず、ステップS101では、プリ下流側移動部82は、プラテン16に支持された媒体5をプリフィードさせる。ここで、プリフィードとは、媒体5に対する切断の前に、プラテン16に支持された媒体5を行き方向X1に移動させることであり、図7に示すように、プラテン16から前方に移動してきた媒体5を撓んだ状態にする。本実施形態では、プリ下流側移動部82は、媒体移動機構50のフィードモータ53を駆動させる。このことで、グリットローラ51が回転する。媒体5は、グリットローラ51とピンチローラ52とによって挟まれた状態でグリットローラ51が回転することで、行き方向X1に移動する。このとき、媒体5は、行き方向X1に所定の移動量、移動する。この所定の移動量は、画像6の副走査方向Xの長さなどに基づいて設定される量である。本実施形態では、記憶部81に上記所定の移動量が予め記憶されている。
本実施形態では、媒体5をプリフィードさせているとき、図7に示すように、プラテン16から前方に移動してきた媒体5は、撓んだ状態である。ここでは、プラテン16の前方に移動してきた媒体5は、プラテン16の前方に設けられた下流側空間78内に移動し、下流側空間78内において撓んでいる。また、媒体5がプリフィードしているとき、プリ下流側移動部82は、巻き取り装置70を作動させない、すなわち巻き取りモータ75を駆動させない。ここでは、媒体5がプリフィードしているとき、巻き取りローラ71は回転していない。そのため、プラテン16の前方に移動してきた媒体5は、巻き取りローラ71によって巻かれることなく、撓んでいる。
次に、ステップS102では、プリ上流側移動部84は、プラテン16に支持された媒体5をバックフィードさせる。ここで、バックフィードとは、プラテン16に支持された媒体5を帰り方向X2に移動させることであり、図8に示すように、プラテン16から後方に移動してきた媒体5を撓んだ状態にする。本実施形態では、プリ上流側移動部84は、プリ下流側移動部82によって回転されたグリットローラ51とは逆の回転方向になるように、フィードモータ53を駆動させる。このことで、グリットローラ51が回転し、媒体5は帰り方向X2に移動する。このときの媒体5の移動量は、ステップS101における行き方向X1への所定の移動量と同じである。
本実施形態では、媒体5をバックフィードさせているとき、プラテン16から後方に移動してきた媒体5は、撓んだ状態である。ここでは、図8に示すように、プラテン16の後方に移動してきた媒体5は、プラテン16の後方に設けられた上流側空間77内に移動し、上流側空間77内において撓んでいる。本実施形態では、上述のように、供給ローラ61には、供給ローラ61を回転させるモータが接続されていない。そのため、媒体5がバックフィードしているとき、プラテン16から後方に移動してきた媒体5は、供給ローラ61に巻かれない。
このように、媒体5をバックフィードさせた後、ステップS103では、クロップマーク印刷制御部86は、媒体5にクロップマークM1~M4を印刷する。図6に示すように、クロップマークM1~M4は、画像6が印刷される媒体5上の画像領域を含む矩形領域8の四隅の外側に印刷されるものである。第1クロップマークM1は、矩形領域8の図6の左斜め上方に位置している。第2クロップマークM2は、矩形領域8の図6の右斜め上方に位置しており、第1クロップマークM1から主走査方向Yに離間している。第3クロップマークM3は、矩形領域8の図6の左斜め下方に位置しており、第1クロップマークM1から副走査方向Xに離間している。第4クロップマークM4は、矩形領域8の図6の右斜め下方に位置しており、第2クロップマークM2から副走査方向Xに離間していると共に、第3クロップマークM3から主走査方向Yに離間している。本実施形態では、第1、3クロップマークM1、M3は、それぞれの左端が矩形領域8の左端と主走査方向Yにおいて同じ位置となるように配置されている。また、第2、4クロップマークM2、M4は、それぞれの右端が矩形領域8の右端と主走査方向Yにおいて同じ位置となるように配置されている。本実施形態では、クロップマークM1~M4は、いずれも黒色の丸によって形成されている。ただし、クロップマークM1~M4の形状は丸に限定されず、その色は黒色に限定されない。ここでは、クロップマークM1~M4の寸法は同じである。しかしながら、クロップマークM1~M4の一部は、他の一部と形状または寸法が異なっていてもよい。
本実施形態では、クロップマーク印刷制御部86は、クロップマークM1~M4の他に、矩形マークM5を印刷してもよい。この矩形マークM5は、長方形状であり、第3クロップマークM3と第4クロップマークM4との間に位置するマークである。矩形マークM5の前端は、第4クロップマークM4の前端よりも後方(言い換えると、矩形領域8側)に位置している。矩形マークM5は、黒色によって形成されているが、その色は黒色に限定されない。なお、矩形マークM5は、省略することが可能である。
クロップマーク印刷制御部86は、プラテン16に支持された媒体5を行き方向X1に移動させながら、クロップマークM1~M4および矩形マークM5の印刷を行う。クロップマーク印刷制御部86は、キャリッジモータ44を駆動することによりインクヘッド22を主走査方向Yに移動させつつ、インクヘッド22からインクを吐出させる。これにより、一走査ラインの印刷が行われる。インクヘッド22の主走査方向Yの往復移動が終了すると、フィードモータ53を駆動することによって、次の走査ラインの位置まで媒体5を行き方向X1に移動させる。媒体5の行き方向X1への移動が終了すると、再びキャリッジモータ44を駆動すると共にインクヘッド22を制御し、次の走査ラインの印刷を行う。クロップマーク印刷制御部86は、クロップマークM1~M4および矩形マークM5の印刷が終了するまで同様の動作を繰り返す。
なお、クロップマークM1~M4および矩形マークM5の印刷が行われているとき、媒体5は、プラテン16の前方に移動する。このとき、プラテン16の前方に移動してきた媒体5は、巻き取りローラ71に巻かれることなく、図7に示すように、下流側空間78において撓んだ状態となっている。
クロップマークM1~M4および矩形マークM5の印刷が終了した後、図5のステップS104では、カッティングヘッド位置決め制御部88は、センサ38(図3A参照)によってクロップマークM1~M4および矩形マークM5の位置を検出する。そして、カッティング位置決め制御部88は、検出したクロップマークM1~M4のうち3つ以上のクロップマーク、および、矩形マークM5に基づいて、カッティングヘッド30の位置決めを行う。なお、クロップマークM1~M4および矩形マークM5を利用したカッティングヘッド30の位置決めを行う方法は周知であるため、ここでのその具体的な説明は省略する。本実施形態では、クロップマークM1~M4を利用することで、プラテン16に対する媒体5の傾き、媒体5の伸縮度、および、原点位置を求めることができる。矩形マークM5を利用することで、プラテン16に対する媒体5の傾きを求めることができる。媒体5の傾き、媒体5の伸縮度、および、原点位置に基づいて、カッティングヘッド30の位置決めが行われる。
このように、カッティングヘッド30の位置決めが行われた後、ステップS105およびステップS106において、カッティング制御部90は、媒体5に対する切断を実行する。ここでは、ステップS105において、カッティング制御部90は、媒体5をバックフィードさせる。ここでは、カッティング制御部90は、プラテン16に支持された媒体5を帰り方向X2に、所定の移動量、移動させる。ステップS105において、媒体5がバックフィードしているとき、供給ローラ61は、媒体5を巻き取らない。そのため、図8に示すように、プラテン16の後方に移動した媒体5は、上流側空間77において撓んだ状態となる。
その後、ステップS106において、カッティング制御部90は、カット線7(図6参照)に沿って媒体5を切断する。ここで、カッティング制御部90は、キャリッジモータ44を駆動すると共に、フィードモータ53を駆動することによって、媒体5に対してカッティングヘッド30を2次元的に相対移動させる。ソレノイド32をONすると、カッター33を媒体5に押し当てることができる。そして、カッター33を媒体5に押し当てた状態で、カッティングヘッド30を媒体5に対して相対移動させることによって、媒体5をカット線7に沿って切断することができる。本実施形態では、カッティング制御部90は、媒体5を少なくとも行き方向X1に移動させながら、カット線7に沿って媒体5を切断している。ここでは、カット線7によっては、媒体5を帰り方向X2に移動させながら媒体5を切断することがあり得る。そのため、「少なくとも行き方向X1に移動させながら」とは、帰り方向X2への移動が途中に含まれてもよいが、最終的には、行き方向X1に移動する状態のことをいう。なお、媒体5の切断が終了したときにおいて、プラテン16の前方に移動した媒体5は、図7に示すように、下流側空間78において撓んだ状態となる。
媒体5に対する切断が終了した後、ステップS107では、インクヘッド位置決め制御部89は、媒体5に対するインクヘッド22の位置を決定する。このインクヘッド22の位置を決定する方法は特に限定されず、例えばセンサ38(図3A参照)によってクロップマークM1~M4および矩形マークM5を検出することで、媒体5に対するインクヘッド22の位置(例えば印刷開始の原点位置)を決定してもよい。なお、ここでのインクヘッド22の位置を決定する方法は、ステップS104のカッティングヘッド30の位置決めと実質的に同じである。
次に、ステップS108およびステップS109において、画像印刷制御部92は、画像6を印刷する処理を実行する。ここでは、ステップS108において、画像印刷制御部92は、媒体5をバックフィードさせる。ここでは、画像印刷制御部92は、プラテン16に支持された媒体5を帰り方向X2に、所定の移動量、移動させる。このとき、プラテン16の後方に移動してきた媒体5は、供給ローラ61に巻き取られることなく、図8に示すように、上流側空間77において撓んだ状態となる。
次に、ステップS109において、画像印刷制御部92は、画像6を媒体5に印刷する。画像印刷制御部92は、キャリッジモータ44を駆動することによりインクヘッド22を主走査方向Yに移動させつつ、インクヘッド22からインクを吐出させる。これにより、一走査ラインの印刷が行われる。インクヘッド22の主走査方向Yの往復移動が終了すると、フィードモータ53を駆動することによって、次の走査ラインの位置まで媒体5を行き方向X1に移動させる。媒体5の行き方向X1への移動が終了すると、再びキャリッジモータ44を駆動すると共にインクヘッド22を制御し、次の走査ラインの印刷を行う。以下、画像印刷制御部92は、画像6の印刷の終了まで同様の動作を繰り返す。以上のようにして、媒体5に対して切断をした後に画像6を印刷することができる。
このように、本実施形態では、カッティング制御部90によって媒体5に対して切断が行われる前において、プリ下流側移動部82によって媒体5が行き方向X1に移動しているとき、図7に示すように、プラテン16よりも下流側の位置において媒体5が撓んだ状態となる。本実施形態では、クロップマークM1~M4が印刷された後、カッティング制御部90によって、プラテン16に支持された媒体5が帰り方向X2に移動しているとき、図8に示すように、プラテン16よりも上流側の位置において媒体5が撓んだ状態となる。その後、媒体5に対して切断が行われる。媒体5を切断する際、カッティングヘッド30を所望の切断位置まで素早く移動させるために、フィードモータ53の駆動を制御して、グリットローラ51の回転速度を速くすることがあり得る。このとき、媒体5が張った状態であると、媒体5とグリットローラ51との間の摩擦でグリットローラ51の回転にロックが掛かり、不具合が生じるおそれがある。しかしながら、本実施形態では、張った状態の媒体5に対して切断が行われず、少なくとも一部が撓んだ状態の媒体5を副走査方向Xに移動させながら、媒体5に対して切断が行われる。よって、媒体移動機構50に負荷が掛かり難くなり、媒体5を正確に切断し易くなる。
本実施形態では、図2に示すように、プラテン16よりも上流側には、プラテン16に支持された媒体5を帰り方向X2に移動させたときに、撓んだ媒体5が配置される上流側空間77が設けられている。ここでは、上流側空間77は、平面視においてプラテン16と供給ローラ61の上流端(ここでは後端)との間に少なくとも設けられている。このような上流側空間77を設けることで、撓んだ媒体5を配置する空間を確保することができる。
本実施形態では、プラテン16よりも下流側には、プラテン16に支持された媒体5を行き方向X1に移動させたときに、撓んだ媒体5が配置される下流側空間78が設けられている。ここでは、下流側空間78は、平面視においてプラテン16と巻き取りローラ71の下流端(ここでは前端)との間に少なくとも設けられている。このような下流側空間78を設けることで、撓んだ媒体5を配置する空間を確保することができる。
本実施形態では、供給ローラ61は、帰り方向X2に移動してきた媒体5を巻き取らないように構成されている。このことによって、プラテン16から後方に向かって移動してきた媒体5は、供給ローラ61に巻かれないため、プラテン16よりも上流側の位置において媒体5を撓んだ状態にすることができる。
本実施形態では、巻き取りローラ71は、プリ下流側移動部82によって行き方向X1に移動してきた媒体5を巻き取らないように構成されている。このことによって、プリ下流側移動部82によってプラテン16から前方に向かって移動してきた媒体5は、巻き取りローラ71に巻かれないため、プラテン16よりも下流側の位置において媒体5を撓んだ状態にすることができる。
本実施形態では、クロップマーク印刷制御部86は、プラテン16に支持された媒体5を行き方向X1に移動させている間、媒体5にクロップマークを印刷する。ここでは、クロップマークは、4つのクロップマークM1~M4を有している。カッティングヘッド位置決め制御部88は、センサ38によって検出された3つ以上のクロップマークM1~M4に基づいて、カッティングヘッド30の位置決めを行う。このことによって、カッティングヘッド30によるカット位置をずれ難くすることができる。
本実施形態では、画像印刷制御部92は、プラテン16よりも上流側の位置において媒体5が撓むように、プラテン16に支持された媒体5を帰り方向X2に、所定の移動量、移動させた後、プラテン16に支持された媒体5を行き方向X1に、所定の移動量、移動させている間、媒体5に画像6を印刷する。このことによって、張った状態の媒体5に対して画像6の印刷が行われず、少なくとも一部が撓んだ状態の媒体5を行き方向X1に移動させながら、媒体5に対して画像6の印刷が行われる。よって、媒体移動機構50に負荷が掛かり難い状態で、媒体5に印刷をすることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、カッティング制御部90は、媒体5を帰り方向X2に、所定の移動量、移動させた後、媒体5を少なくとも行き方向X1に移動させながら、媒体5を切断していた。第2実施形態では、カッティング制御部90は、媒体5を少なくとも帰り方向X2に、所定の移動量、移動させている間に、媒体5を切断している。
図9は、第2実施形態において、媒体5に対して切断および印刷が行われる手順を示すフローチャートである。本実施形態では、図9のステップS201~S204の処理は、それぞれ第1実施形態に係るステップS101~S104(図5参照)と同じ処理である。そのため、ステップS201~S204の各処理の説明は省略する。なお、ステップS203のクロップマークM1~M4の印刷が終了したとき、図7に示すように、プラテン16の前方に移動した媒体5は、下流側空間78において撓んだ状態となる。
ステップS204において、カッティングヘッド位置決め制御部88によってカッティングヘッド30の位置が決定した後、ステップS205では、カッティング制御部90は、媒体5をバックフィードさせながら、カット線7に沿って媒体5を切断する。カッティング制御部90は、プラテン16に支持された媒体5を少なくとも帰り方向X2に移動させながらカット線7に沿って媒体5を切断するように制御する。ここでは、カット線7によっては、媒体5を行き方向X1に移動させながら媒体5を切断することがあり得る。そのため、「少なくとも帰り方向X2に移動させながら」とは、行き方向X1への移動が途中に含まれてもよいが、最終的には、帰り方向X2に移動する状態のことをいう。なお、本実施形態では、媒体5の切断が終了したときにおいて、プラテン16の後方に移動した媒体5は、図8に示すように、上流側空間77において撓んだ状態となる。
このようにして媒体5に対して切断が行われた後、ステップS206およびステップS207の処理が順に実行される。ステップS206およびステップS207の処理は、それぞれ第1実施形態に係るステップS107およびステップS109(図5参照)の処理と同じである。そのため、ステップS206およびステップS207の各処理の説明は省略する。
本実施形態では、カッティング制御部90によって媒体5に対して切断が行われる前において、クロップマークM1~M4の印刷が終了したとき、下流側空間78において媒体5が撓んだ状態となっている。よって、張った状態の媒体5に対して切断が行われず、少なくとも一部が撓んだ状態の媒体5を少なくとも帰り方向X2に移動させながら、媒体5に対して切断が行われる。よって、媒体移動機構50に負荷が掛かりにくくなり、媒体5を正確に切断し易くなる。
また、本実施形態では、カッティング制御部90は、プラテン16よりも上流側の位置において媒体5が撓むように、プラテン16に支持された媒体5を少なくとも帰り方向X2に、所定の移動量、移動させている間、媒体5を切断している。このことによって、例えば媒体5を帰り方向X2に所定の移動量、移動させた後に、媒体5を行き方向X1に少なくとも移動させながら媒体5を切断する場合と比較して、全体の処理時間を短くすることができる。したがって、スループットを向上させることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。図10は、第3実施形態において、媒体5に対して切断および印刷が行われる手順を示すフローチャートである。ステップS301では、媒体5をプリフィードさせながら、媒体5にクロップマークM1~M4および矩形マークM5(図6参照)を印刷する。本実施形態では、プリ下流側移動部82は、プラテン16に支持された媒体5を行き方向X1に、所定の移動量、移動させる。媒体5が行き方向X1に移動している間において、クロップマーク印刷制御部86は、媒体5にクロップマークM1~M4および矩形マークM5を印刷する。
このように、ステップS301においてクロップマークの印刷が終了した後、ステップS302~S307の処理が順に実行される。ステップS302~S307の処理は、それぞれ第1実施形態のステップS104~S109(図5参照)の処理と同じである。そのため、ステップS302~S307の各処理の説明は省略する。
本実施形態であっても第1実施形態と同様に、クロップマークM1~M4が印刷された後、カッティング制御部90によって、プラテン16に支持された媒体5が帰り方向X2に移動しているとき、プラテン16よりも上流側の位置において媒体5が撓んだ状態となる。その後、媒体5に対して切断が行われる。よって、張った状態の媒体5に対して切断が行われず、少なくとも一部が撓んだ状態の媒体5を副走査方向Xに移動させながら、媒体5に対して切断が行われる。よって、媒体移動機構50に負荷が掛かりにくくなり、媒体5を正確に切断し易くなる。
また、本実施形態では、クロップマーク印刷制御部86は、プリ下流側移動部82によって媒体5が行き方向X1に移動している間、プラテン16に支持された媒体5にクロップマークM1~M4および矩形マークM5を印刷している。このように、本実施形態では、プリフィードの処理と、クロップマークを印刷する処理とが同時に行われる。よって、スループットを向上させることができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。図11は、第4実施形態において、媒体5に対して切断および印刷が行われる手順を示すフローチャートである。本実施形態では、ステップS401において、媒体5をプリフィードさせながら、媒体5にクロップマークM1~M4および矩形マークM5を印刷する。このステップS401の処理は、第3実施形態のステップS301(図10参照)の処理と同じである。また、ステップS402におけるカッティングヘッド30の位置決めの処理は、例えば第3実施形態のステップS302(図10参照)の処理と同じである。
次に、ステップS403では、カッティング制御部90は、媒体5をバックフィードさせながら、カット線7に沿って媒体5を切断する。このステップS403の処理は、第2実施形態のステップS205(図9参照)と同じ処理である。すなわち、カッティング制御部90は、プラテン16に支持された媒体5を少なくとも帰り方向X2に移動させながらカット線7に沿って媒体5を切断するように制御する。
このように、媒体5を少なくとも帰り方向X2に移動させながら切断した後、インクヘッド22の位置決め(ステップS404)が行われ、その後、画像6の印刷が行われる(ステップS405)。これらステップS404およびステップS405の処理は、それぞれ第2実施形態のステップS206およびステップS207の処理(図9参照)と同じである。
以上のように、本実施形態であっても第3実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、張った状態の媒体5に対して切断が行われず、少なくとも一部が撓んだ状態の媒体5を副走査方向Xに移動させながら、媒体5に対して切断が行われため、媒体5を正確に切断し易い。また、全体の処理時間を短縮することができるため、スループットを向上させることができる。
なお、上記各実施形態では、図3Aに示すように、ヘッド移動機構40は、カッティングヘッド30を主走査方向Yに移動させていた。インクジェットヘッド20およびカッティングヘッド30は、磁石によって構成される連結部材24、34によって連結されるものであった。例えば切断時には、連結部材24、34によるインクジェットヘッド20とカッティングヘッド30との連結が解除された状態で、カッティングヘッド30のみが主走査方向Yに移動していた。例えば印刷時には、インクジェットヘッド20とカッティングヘッド30とが連結された状態で、カッティングヘッド30と共にインクジェットヘッド20が主走査方向Yに移動していた。しかしながら、インクジェットヘッド20およびカッティングヘッド30を主走査方向Yに移動させる構成は特に限定されない。例えば、インクジェットヘッド20とカッティングヘッド30との間には、ガイドレール16に係合した連結キャリッジが設けられていてもよい。この連結キャリッジは、ヘッド移動機構40によって主走査方向Yに移動するように構成され、かつ、インクジェットヘッド20およびカッティングヘッド30と選択的に連結可能に構成されている。この場合、例えば切断時には、連結キャリッジにカッティングヘッド30が連結した状態で、ヘッド移動機構40によって連結キャリッジと共にカッティングヘッド30が主走査方向Yに移動する。例えば印刷時には、連結キャリッジにインクジェットヘッド20が連結した状態で、ヘッド移動機構40によって連結キャリッジと共にインクジェットヘッド20が主走査方向Yに移動する。
5 媒体
16 プラテン(支持台)
22 インクヘッド
30 カッティングヘッド
40 ヘッド移動機構(第1移動機構)
50 媒体移動機構(第2移動機構)
61 供給ローラ
80 制御装置
82 プリ下流側移動部
84 プリ上流側移動部
90 カッティング制御部
92 画像印刷制御部
100 プリンタ(カッティングヘッド付きプリンタ)

Claims (16)

  1. 媒体を支持する支持台と、
    前記支持台よりも上流側に配置され、ロール状に巻かれた前記媒体を前記支持台に供給する供給ローラと、
    前記支持台に支持された前記媒体にインクを吐出するインクヘッドと、
    前記支持台に支持された前記媒体を切断するカッティングヘッドと、
    印刷時に前記インクヘッドを所定の第1方向に移動させ、切断時に前記カッティングヘッドを前記第1方向に移動させる第1移動機構と、
    前記支持台に支持された前記媒体を、上流側から下流側へ向かう行き方向と下流側から上流側へ向かう帰り方向とを含む第2方向に移動させる第2移動機構と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記支持台よりも下流側の位置において前記媒体が撓むように、前記支持台に支持された前記媒体を前記行き方向に、所定の移動量、移動させるプリ下流側移動部と、
    前記プリ下流側移動部によって前記媒体を前記行き方向に移動させた後、前記カッティングヘッド、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御することにより、前記媒体に対して前記カッティングヘッドを2次元的に相対移動させながら、前記媒体を切断するカッティング制御部と、
    前記カッティング制御部によって前記媒体が切断された後、前記インクヘッド、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御することにより、前記媒体に画像を印刷する画像印刷制御部と、
    を備え
    前記プリ下流側移動部によって前記媒体を前記行き方向に移動させる前には、前記カッティング制御部による前記媒体への切断、および、前記画像印刷制御部による前記媒体への画像の印刷は行われない、カッティングヘッド付きプリンタ。
  2. 前記制御装置は、
    前記プリ下流側移動部によって前記媒体を前記行き方向に移動させた後、前記支持台よりも上流側の位置において前記媒体が撓むように、前記支持台に支持された前記媒体を前記帰り方向に、前記所定の移動量、移動させるプリ上流側移動部と、
    前記プリ上流側移動部によって前記媒体を前記帰り方向に移動させた後、前記支持台に支持された前記媒体を前記行き方向に移動させている間、前記媒体にクロップマークを印刷するクロップマーク印刷部と、
    を備え、
    前記クロップマークの位置を検出するクロップマーク検出装置を備え、
    前記制御装置は、前記クロップマーク検出装置によって検出された前記クロップマークに基づいて、前記カッティングヘッドの位置決めを行う位置決め制御部を備えた、請求項1に記載されたカッティングヘッド付きプリンタ。
  3. 前記支持台よりも上流側には、前記支持台に支持された前記媒体を前記帰り方向に移動させたときに、撓んだ前記媒体が配置される上流側空間が設けられている、請求項2に記載されたカッティングヘッド付きプリンタ。
  4. 前記上流側空間は、平面視において前記支持台と前記供給ローラの上流端との間に少なくとも設けられている、請求項3に記載されたカッティングヘッド付きプリンタ。
  5. 前記供給ローラは、前記帰り方向に移動してきた前記媒体を巻き取らないように構成されている、請求項2から4までのいずれか1つに記載されたカッティングヘッド付きプリンタ。
  6. 前記制御装置は、前記プリ下流側移動部によって前記媒体が前記行き方向に移動している間、前記支持台に支持された前記媒体にクロップマークを印刷するクロップマーク印刷部を備え、
    前記クロップマークの位置を検出するクロップマーク検出装置を備え、
    前記制御装置は、前記クロップマーク検出装置によって検出された前記クロップマークに基づいて、前記カッティングヘッドの位置決めを行う位置決め制御部を備えた、請求項1に記載されたカッティングヘッド付きプリンタ。
  7. 前記クロップマークは、
    前記画像を含む矩形領域の四隅のうちの1つの外側に位置する第1クロップマークと、
    前記四隅のうち他の1つの外側に位置し、前記第1クロップマークから前記第1方向に離間した第2クロップマークと、
    前記四隅のうち他の1つの外側に位置し、前記第1クロップマークから前記第2方向に離間した第3クロップマークと、
    前記四隅のうち他の1つの外側に位置し、前記第2クロップマークから前記第2方向に離間すると共に、前記第3クロップマークから前記第1方向に離間した第4クロップマークと、
    を有し、
    前記位置決め制御部は、切断の際に、前記第1~第4クロップマークのうち3つ以上の位置に基づいて、前記カッティングヘッドの位置決めを行う、請求項2から6までのいずれか1つに記載されたカッティングヘッド付きプリンタ。
  8. 前記カッティング制御部は、前記支持台よりも上流側の位置において前記媒体が撓むように、前記支持台に支持された前記媒体を前記帰り方向に、前記所定の移動量、移動させた後、前記支持台よりも下流側の位置において前記媒体が撓むように、前記支持台に支持された前記媒体を少なくとも前記行き方向に、前記所定の移動量、移動させている間、前記媒体を切断する、請求項2から7までのいずれか1つに記載されたカッティングヘッド付きプリンタ。
  9. 前記カッティング制御部は、前記支持台よりも上流側の位置において前記媒体が撓むように、前記支持台に支持された前記媒体を少なくとも前記帰り方向に、前記所定の移動量、移動させている間、前記媒体を切断する、請求項2から7までのいずれか1つに記載されたカッティングヘッド付きプリンタ。
  10. 前記画像印刷制御部は、前記支持台よりも上流側の位置において前記媒体が撓むように、前記支持台に支持された前記媒体を前記帰り方向に、前記所定の移動量、移動させた後、前記支持台に支持された前記媒体を前記行き方向に、前記所定の移動量、移動させている間、前記媒体に前記画像を印刷する、請求項1から8までのいずれか1つに記載されたカッティングヘッド付きプリンタ。
  11. 前記支持台よりも下流側には、前記支持台に支持された前記媒体を前記行き方向に移動させたときに、撓んだ前記媒体が配置される下流側空間が設けられている、請求項1から10までのいずれか1つに記載されたカッティングヘッド付きプリンタ。
  12. 前記支持台よりも下流側に配置され、前記支持台に支持された前記媒体が前記行き方向に移動したときに、前記媒体を巻き取り可能な巻き取りローラを備え、
    前記巻き取りローラは、前記プリ下流側移動部によって前記行き方向に移動してきた前記媒体を巻き取らないように構成され、前記画像印刷制御部によって印刷された前記媒体を巻き取るように構成されている、請求項11に記載されたカッティングヘッド付きプリンタ。
  13. 前記下流側空間は、平面視において前記支持台と前記巻き取りローラの下流端との間に少なくとも設けられている、請求項12に記載されたカッティングヘッド付きプリンタ。
  14. 媒体を支持する支持台と、
    前記支持台よりも上流側に配置され、ロール状に巻かれた前記媒体を前記支持台に供給する供給ローラと、
    前記支持台に支持された前記媒体にインクを吐出するインクヘッドと、
    前記支持台に支持された前記媒体を切断するカッティングヘッドと、
    印刷時に前記インクヘッドを所定の第1方向に移動させ、切断時に前記カッティングヘッドを前記第1方向に移動させる第1移動機構と、
    前記支持台に支持された前記媒体を、上流側から下流側へ向かう行き方向と下流側から上流側へ向かう帰り方向とを含む第2方向に移動させる第2移動機構と、
    クロップマークの位置を検出するクロップマーク検出装置と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記支持台よりも下流側の位置において前記媒体が撓むように、前記支持台に支持された前記媒体を前記行き方向に、所定の移動量、移動させるプリ下流側移動部と、
    前記プリ下流側移動部によって前記媒体を前記行き方向に移動させた後、前記支持台よりも上流側の位置において前記媒体が撓むように、前記支持台に支持された前記媒体を前記帰り方向に、前記所定の移動量、移動させるプリ上流側移動部と、
    前記プリ上流側移動部によって前記媒体を前記帰り方向に移動させた後、前記支持台に支持された前記媒体を前記行き方向に移動させている間、前記媒体に前記クロップマークを印刷するクロップマーク印刷部と、
    前記クロップマーク検出装置によって検出された前記クロップマークに基づいて、前記カッティングヘッドの位置決めを行う位置決め制御部と、
    前記プリ下流側移動部によって前記媒体を前記行き方向に移動させた後、前記カッティングヘッド、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御することにより、前記媒体を切断するカッティング制御部と、
    前記カッティング制御部によって前記媒体が切断された後、前記インクヘッド、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御することにより、前記媒体に画像を印刷する画像印刷制御部と、
    を備え
    前記プリ下流側移動部によって前記媒体を前記行き方向に移動させる前には、前記カッティング制御部による前記媒体への切断、および、前記画像印刷制御部による前記媒体への画像の印刷は行われない、カッティングヘッド付きプリンタ。
  15. 媒体を支持する支持台と、
    前記支持台よりも上流側に配置され、ロール状に巻かれた前記媒体を前記支持台に供給する供給ローラと、
    前記支持台に支持された前記媒体にインクを吐出するインクヘッドと、
    前記支持台に支持された前記媒体を切断するカッティングヘッドと、
    印刷時に前記インクヘッドを所定の第1方向に移動させ、切断時に前記カッティングヘッドを前記第1方向に移動させる第1移動機構と、
    前記支持台に支持された前記媒体を、上流側から下流側へ向かう行き方向と下流側から上流側へ向かう帰り方向とを含む第2方向に移動させる第2移動機構と、
    クロップマークの位置を検出するクロップマーク検出装置と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記支持台よりも下流側の位置において前記媒体が撓むように、前記支持台に支持された前記媒体を前記行き方向に、所定の移動量、移動させるプリ下流側移動部と、
    前記プリ下流側移動部によって前記媒体が前記行き方向に移動している間、前記支持台に支持された前記媒体に前記クロップマークを印刷するクロップマーク印刷部と、
    前記クロップマーク検出装置によって検出された前記クロップマークに基づいて、前記カッティングヘッドの位置決めを行う位置決め制御部と、
    前記プリ下流側移動部によって前記媒体を前記行き方向に移動させた後、前記カッティングヘッド、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御することにより、前記媒体を切断するカッティング制御部と、
    前記カッティング制御部によって前記媒体が切断された後、前記インクヘッド、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御することにより、前記媒体に画像を印刷する画像印刷制御部と、
    を備え
    前記プリ下流側移動部によって前記媒体を前記行き方向に移動させる前には、前記カッティング制御部による前記媒体への切断、および、前記画像印刷制御部による前記媒体への画像の印刷は行われない、カッティングヘッド付きプリンタ。
  16. 媒体を支持する支持台と、
    前記支持台よりも上流側に配置され、ロール状に巻かれた前記媒体を前記支持台に供給する供給ローラと、
    前記支持台に支持された前記媒体にインクを吐出するインクヘッドと、
    前記支持台に支持された前記媒体を切断するカッティングヘッドと、
    印刷時に前記インクヘッドを所定の第1方向に移動させ、切断時に前記カッティングヘッドを前記第1方向に移動させる第1移動機構と、
    前記支持台に支持された前記媒体を、上流側から下流側へ向かう行き方向と下流側から上流側へ向かう帰り方向とを含む第2方向に移動させる第2移動機構と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記支持台よりも下流側の位置において前記媒体が撓むように、前記支持台に支持された前記媒体を前記行き方向に、所定の移動量、移動させるプリ下流側移動部と、
    前記プリ下流側移動部によって前記媒体を前記行き方向に移動させた後、前記カッティングヘッド、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御することにより、前記媒体を切断するカッティング制御部と、
    前記カッティング制御部によって前記媒体が切断された後、前記インクヘッド、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御することにより、前記媒体に画像を印刷する画像印刷制御部と、
    を備え、
    前記画像印刷制御部は、前記支持台よりも上流側の位置において前記媒体が撓むように、前記支持台に支持された前記媒体を前記帰り方向に、前記所定の移動量、移動させた後、前記支持台に支持された前記媒体を前記行き方向に、前記所定の移動量、移動させている間、前記媒体に前記画像を印刷し、
    前記プリ下流側移動部によって前記媒体を前記行き方向に移動させる前には、前記カッティング制御部による前記媒体への切断、および、前記画像印刷制御部による前記媒体への画像の印刷は行われない、カッティングヘッド付きプリンタ。
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