JP7202054B2 - 人体検知装置 - Google Patents

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本発明は、監視領域内に侵入した移動物体によって変動する赤外線エネルギー量によって人体の有無を検知する人体検知装置に関するものである。
従来、建物内への侵入者の侵入を検知する人体検知装置として、例えば下記特許文献1に開示される防犯用サーモパイル放射遠赤外線検出装置が知られている。特許文献1に開示される装置は、アレイ状に配列した3つ以上のサーモパイルがレンズを介してそれぞれ異なる検出空間の温度を検出することで空間内への侵入者を検出するものであり、2つのサーモパイルから出力されるそれぞれの検出値の出力差を取り出し、異なるサーモパイル間で取り出した出力差同士を比較することで侵入者を検出している。
特許第3451238号
上述のように、特許文献1の装置では、いずれか1つのサーモパイルの検知エリア内に侵入者が侵入した場合、2つのサーモパイルから出力されるそれぞれの検出値の出力差を取り出し、異なるサーモパイル間で取り出した出力差同士を比較することで侵入者の存在を検知している。
しかしながら、この装置では、侵入者が2つの検知エリアの間を通って侵入した場合に、侵入者が各検知エリアにそれぞれごく僅かしか侵入していないと、侵入した検知エリア同士の出力差と、侵入していない検知エリアとの出力差に差が生じないことがある。このため、検知エリア間の出力差がほぼ同一と判別される可能性があり、侵入者を検知できずに失報する虞があった。
また、異なる検知エリアに太陽からの直射日光が照射し、ある程度時間が経過すると、周囲の環境に比べて局所的な寒暖の差が生じる場合がある。このような場合に、各検知エリア間の出力差で人体の有無を判別しているため、誤って人体として検知してしまう虞れもあった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、従来よりも誤報や失報を低減することができる人体検知装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載された人体検知装置は、2つのサーモパイル素子を並列配置して備え、監視平面上に設定された監視領域内に向けて形成される前記2つのサーモパイル素子のそれぞれに対応した複数の検知空間を、集光手段を介して2列の略直線状に形成される前記監視平面上の複数の検知ゾーンに分割投影し、前記監視領域内の移動物体により前記2つのサーモパイル素子のそれぞれが前記複数の検知空間から受光する赤外線量に応じた出力レベルの検知信号を、前記サーモパイル素子ごとに出力する移動体検出手段と、
前記2つのサーモパイル素子による2出力の検知信号それぞれの出力レベルが設定変化量以上変化し、かつ当該2出力の時間差が設定時間以内であるとき、前記監視領域内の移動物体を人体と判定する制御手段とを備え
前記移動体検出手段が出力する各サーモパイル素子の検知信号の出力レベルは、前記移動物体が被る前記検知空間が多くなるほど増加することを特徴とする。
本発明の請求項2に記載された人体検知装置は、請求項1の人体検知装置において、
前記制御手段は、さらに、前記2つのサーモパイル素子による2出力の検出信号の出力レベルが、前記設定時間よりも短い第2設定時間以上継続して同時に前記設定変化量よりも小さい第2設定変化量を超えたときに前記監視領域内の移動物体を人体と判定する、ことを特徴とする。
本発明の請求項に記載された人体検知装置は、2つのサーモパイル素子を備え、監視平面上に設定された監視領域内において装置本体の直下位置から所定距離離れた位置を基準位置とし、前記装置本体から見て前記基準位置よりも前記装置本体に近い位置に向けて形成される前記2つのサーモパイル素子に対応した複数の検知空間を、集光手段を介して前記監視平面上の複数の検知ゾーンに投影し、前記2つのサーモパイル素子が受光する赤外線量から前記監視領域内に侵入した移動物体を検出する第1移動体検出手段と、
+極性と-極性による一対の焦電素子を有する2組のデュアルツイン型焦電素子を備え、前記装置本体から見て前記基準位置より所定距離手前から該基準位置よりも遠い位置に向けて形成される前記2組のデュアルツイン型焦電素子に対応した複数の検知空間を、前記集光手段を介して前記監視平面上の複数の検知ゾーンに投影し、前記2組のデュアルツイン型焦電素子が受光する赤外線量から前記監視領域内に侵入した移動物体を検出する第2移動体検出手段と、
前記2つのサーモパイル素子による2出力の検知信号が設定時間以内に第1の設定変化量以上の変化があったときに人体と判定し、前記2組のデュアルツイン型焦電素子による2出力の検知信号が同時に第2の設定変化量以上の変化があり、かつ設定回数を超えたときに人体と判定する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、2つのサーモパイル素子の2出力の検知信号を用いた場合には、検知信号の出力レベルだけでなく、出力時間差も考慮して人体の有無を判別するので、従来の人体検知装置のような2つのサーモパイルから出力されるそれぞれの検出値の出力差を取り出し、異なるサーモパイル間で取り出した出力差同士を比較する手法よりも誤報や失報を低減することができる。
また、移動体検知手段として、2つのサーモパイル素子に加え、2組のデュアルツイン型焦電素子を併用した構成では、検知ゾーンおよび検知空間を形成する際、サーモパイル素子のみで構成する場合と比較して、集光手段としての集光ミラーを小さくでき、装置全体の小型化に寄与することができる。
本発明に係る人体検知装置のブロック構成図である。 (a)本発明に係る人体検知装置の概略透視正面図、(b)(a)のA-A線における概略断面図である。 (a)本発明に係る人体検知装置の設置時における検知ゾーンおよび検知空間の形成例を示す概略側面図、(b)同概略平面図である。 本発明に係る人体検知装置の集光手段として用いられる集光ミラーの構成図である。 側面から見た検知空間に対する人体(立ち、しゃがみ)、小動物の位置関係の一例を示す図である。 正面から見た検知空間に対する人体(立ち)、小動物の位置関係の一例を示す図である。 第1移動体検出手段の2つのサーモパイル素子による人体の波形の一例を示す図である。 第1移動体検出手段の2つのサーモパイル素子による小動物の波形の一例を示す図である。 側面から見た検知空間に対する人体(ほふく)、小動物の位置関係の一例を示す図である。 正面から見た検知空間に対する人体(ほふく)、小動物の位置関係の一例を示す図である。 第1移動体検出手段の2つのサーモパイル素子による人体(ほふく)の波形の一例を示す図である。 第1移動体検出手段の2つのサーモパイル素子による小動物の波形の一例を示す図である。 第2移動体検出手段の2組のデュアルエレメント方式の焦電素子による人体(立ち)の波形の一例を示す図である。 第2移動体検出手段の2組のデュアルエレメント方式の焦電素子による小動物の波形の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。なお、添付する各図を参照した以下の説明において、方向乃至位置を示すために上、下、左、右の語を使用した場合、これはユーザが各図を図示の通りに見た場合の上、下、左、右に一致する。さらに、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺、縦横の寸法比、形状などについて、実物から変更し模式的に表現される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
[人体検知装置の構成について]
図1に示すように、本実施の形態の人体検知装置1は、例えば監視対象となる建物の壁面に対して監視領域を俯瞰するように設置され、第1移動体検出手段2、第2移動体検出手段3、集光手段4、制御手段5、出力手段6を備えて概略構成される。
人体検知装置1は、図2(a),(b)に示すように、監視領域からの赤外線を透過するカバー11aを備えた筐体11が本体をなし、例えば監視対象の建物の壁面に固定された不図示の台座に筐体11が着脱可能に取り付けられる。
また、図2(a),(b)に示すように、第1移動体検出手段2と第2移動体検出手段3とは、集光手段4と対向して筐体1の内壁面に並んで配設される。なお、図2(b)では第1移動体検出手段2のみを図示している。
まず、本例の人体検知装置1の各部の構成を説明するにあたって、本明細書で用いられる用語(監視領域、近距離、遠距離、検知ゾーン、近距離検知ゾーン、遠距離検知ゾーン、検知空間)について説明する。
図3(b)に点線で示すように、監視領域E1は、例えば建物内の床面などの監視平面上(略水平面を含む)に対して仮想的に設定される領域である。監視領域E1は、人体検知装置1を設置する者により、例えば不図示の台座に取り付けた筐体11を回転操作して筐体11の内部に備えた集光手段4の向きを調整することにより適宜設定される。
図3(a),(b)に示すように、近距離とは、人体検知装置1の直下位置から所定距離離れた位置を基準位置Pとしたときに、人体検知装置1から見て基準位置Pより近い距離であり、遠距離とは、人体検知装置1から見て基準位置Pより所定距離(後述する重複ゾーンE3の距離に相当)手前から基準位置Pよりも遠い距離である。
図3(b)に示すように、検知ゾーンE2は、近距離検知ゾーンE2aと遠距離検知ゾーンE2bからなり、監視領域E1に対し、人体検知装置1から見て俯瞰するように略直線状に形成される第1移動体検出手段2の各素子(後述する2つのサーモパイル素子2a,2b)および第2移動体検出手段3の各素子(後述する2組のデュアルツイン型焦電素子3a,3b)に対応した複数の二次元監視領域である。
近距離検知ゾーンE2aは、図3(b)に示すように、基準位置Pよりも人体検知装置1寄りの領域に形成される2列の検知ゾーンであり、第1移動体検出手段2の各素子(後述する2つのサーモパイル素子2a,2b)に対応した2次元監視領域である。
遠距離検知ゾーンE2bは、図3(b)に示すように、近距離検知ゾーンE2aの一部と重複する検知ゾーンを重複ゾーンE3とし、近距離検知ゾーンE2aよりも人体検知装置1から離れた領域に形成される2列の検知ゾーンであり、第2移動体検出手段3の各素子(後述する2組のデュアルツイン型焦電素子3a,3b)に対応した2次元監視領域である。
図3(a)に示すように、検知空間E4(E4a,E4b)は、第1移動体検出手段2の各素子(後述する2つのサーモパイル素子2a,2b)に対応した近距離検知ゾーンE2aと、第2移動体検出手段3の各素子(後述する2組のデュアルツイン型焦電素子3a,3b)に対応した遠距離検知ゾーンE2bのそれぞれから対応する素子に向かって赤外線が集束されながら集光されるカーテン状の2列の空間からなる3次元監視領域である。
次に、人体検知装置1を構成する第1移動体検出手段2、第2移動体検出手段3、集光手段4、制御手段5、出力手段6について説明する。
[第1移動体検出手段]
第1移動体検出手段2は、図2(a)に示すように、2つのサーモパイル素子2a,2bが一体にパッケージ化されたものである。第1移動体検出手段2は、図3(a)に示すように、2つのサーモパイル素子2a,2bそれぞれに対応した複数の検知空間E4a(E4)を、集光手段4を介して監視領域E1内に複数の検知ゾーンE2からなる近距離検知ゾーンE2aに分割して投影し、近距離検知ゾーンE2aの検知ゾーンE2に進入した移動体が発する赤外線量を検知する。
さらに説明すると、第1移動体検出手段2は、2つのサーモパイル素子2a,2bを並列配置し、各サーモパイル素子2a,2bに対応した検知空間E4を、集光手段4を介して監視領域E1内に2つの検知ゾーン(図3(b)の幅方向に隣接する2つの検知ゾーンE2)を1組とする複数組(例えば15組)の近距離検知ゾーンE2aに分割して投影し、これら複数組の近距離検知ゾーンE2aに侵入した移動体が発する赤外線量を集光手段4を介して検知し、2つのサーモパイル素子2a,2bからそれぞれ熱に応じた出力(2出力の検知信号)が得られる構成である。
[第2移動体検出手段]
第2移動体検出手段3は、図2(a)に示すように、+極性と-極性による一対の焦電素子を備えた2組のデュアルツイン型焦電素子(第1デュアルツイン型焦電素子3aと第2デュアルツイン型焦電素子3b)が一体にパッケージ化されたデュアルエレメント方式による2出力のクワッド型焦電素子で構成される。
さらに説明すると、第2移動検知手段3は、第1デュアルツイン型焦電素子3aと第2デュアルツイン型焦電素子3bそれぞれに対応した検知空間E4が集光手段4を介して監視領域E1内に4つの検知ゾーン(図3(b)の幅方向及び奥行き方向に隣接する4つの検知ゾーンE2)を1組とする複数組(例えば2組)の遠距離検知ゾーンE2bに分割して投影し、第1デュアルツイン型焦電素子3aと第2デュアルツイン型焦電素子3bからそれぞれ熱と熱変化に応じた出力(2出力の検知信号)が得られる構成である。
なお、第1デュアルツイン型焦電素子3aと第2デュアルツイン型焦電素子3bそれぞれに用いられるデュアルエレメント方式の焦電素子は、+極性の焦電素子と-極性の焦電素子を一対として水平方向に並列配置したものであり、+極性の焦電素子による+極性の検知空間と-極性の焦電素子による-極性の検知空間とを有する検知空間E4b(E4)を、集光手段4を介して監視平面上の遠距離検知ゾーンE2bに投影する。これにより、監視対象となる建物の監視領域E1内における物影や強風等に起因するゾーン内背景温度の変化、外来の電波ノイズ又は太陽光等の外乱光等による誤検知を防止している。
[集光手段]
集光手段4は、監視領域E1内における検知ゾーンE2からの赤外線を集光する集光ミラーやレンズなどで構成される。本実施の形態では、レンズよりも小型化が図れる集光ミラーを集光手段4として採用した場合を例にとって説明する。
集光ミラー4は、図3(a),(b)に示すように、監視領域E1内において人体検知装置1を中心としてカーテン状の2列の検知空間E4を介して監視領域E1の監視平面(例えば床面)に投影される複数の検知ゾーンE2からの赤外線(第1移動体検出手段2に対応した近距離検知ゾーンE2aからの赤外線、第2移動体検出手段3に対応した遠距離検知ゾーンE2bからの赤外線)を集光する。
なお、図3(a),(b)の例では、人体検知装置1を中心としたとき、第1移動体検出手段2の2つのサーモパイル素子2a,2bに対応する2つの2次元監視領域による検知ゾーンE2を1組の検知領域とする15組の検知領域が略直線状に形成され、これら15組の検知領域を囲む領域を近距離検知ゾーンE2aとしている。
また、第2移動体検出手段3の2組のデュアルツイン型焦電素子3a,3bの4つの焦電素子に対応する4つの2次元監視領域による検知ゾーンE2を1組の検知領域とする2組の検知領域が略直線状に形成され、これら2組の検知領域を囲む領域を遠距離検知ゾーンE2bとしている。
さらに、検知ゾーンE2は、近距離検知ゾーンE2aと遠距離検知ゾーンE2bの近接する一部を重ねて重複ゾーンE3としている。図3の例では、近距離検知ゾーンE2aと遠距離検知ゾーンE2bに関して、人体検知装置1から見て最も近い位置を1組目としたとき、13~15組目の近距離検知ゾーンE2aと1組目の遠距離検知ゾーンE2bとを重ねた検知ゾーンを重複ゾーンE3としている。
集光ミラー4は、近距離検知ゾーンE2aの各検知ゾーンE2からの赤外線を第1移動体検出手段2の対応する各サーモパイル素子2a,2bに集光するとともに、遠距離検知ゾーンE2bの各検知ゾーンE2からの赤外線を第2移動体検出手段3の対応する2組のデュアルツイン型焦電素子3a,3bの各焦電素子に集光する。
さらに説明すると、集光ミラー4は、図4に示すように、隔壁4aを境界とし、2列の近距離検知ゾーンE2aの各検知ゾーンE2からの赤外線を第1移動体検出手段2の対応する2つのサーモパイル素子2a,2bに集光する15組の集光面4b(4b1,4b2,4b3,4b4,4b5,4b6,4b7,4b8,4b9,4b10,4b11,4b12,4b13,4b14,4b15)が隔壁4aの左側に形成され、2列の遠距離検知ゾーンE2bの各検知ゾーンE2からの赤外線を第2移動体検出手段3の対応する2組のデュアルツイン型焦電素子3a,3bの4つの焦電素子に集光する2組の集光面4c(4c1,4c2)が隔壁4aの右側に形成される。
集光ミラー4の集光面4b,4cのそれぞれの面積は、第1移動体検出手段2のサーモパイル素子2a,2bおよび第2移動体検出手段3のデュアルツイン型焦電素子3a,3bによる監視領域E1の監視平面上(例えば床面上)の各検知ゾーンE2の検知温度が同一感度になるように形成される。
[制御手段]
制御手段5は、CPUやROM,RAM等からなるマイクロコンピュータ及びその周辺回路で構成され、人体検知装置1を構成する各部を統括制御しており、マイクロコンピュータ及びマイクロコンピュータ上で実行されるコンピュータプログラムによって実現される機能実現手段として、近距離側判別手段5a、遠距離側判別手段5bを備えている。
近距離側判別手段5aは、第1移動体検出手段2からの2出力の検知信号を用いて後述する近距離領域の人体検知処理を実行し、移動物体Mの侵入状態に応じた検知論理にて人体と人体以外(例えば小動物や掃除ロボットなど)との判別を行い、人体と判定したときに人体判定信号を出力する。
遠距離側判別手段5bは、第2移動体検出手段3からの2出力の検知信号を用いて後述する遠距離領域の人体検知処理を実行し、第2移動体検出手段3からの2出力の検知信号のアンド判定による検知論理にて人体と人体以外(例えば小動物や掃除ロボットなど)との判別を行い、人体と判定したときに人体判定信号を出力する。
[出力手段]
出力手段6は、制御手段5の近距離側判別手段5aや遠距離側判別手段5bから人体判定信号が入力されると、出力先となる後段装置(例えば警報装置、鳴動装置、人体検知装置1に内蔵される監視カメラなどの連動機器や監視センタなど)に人体検知信号を出力する。
[人体検知処理]
次に、上述した人体検知装置1の動作として、近距離領域と遠距離領域のそれぞれの人体検知処理について説明する。
なお、近距離領域とは、人体検知装置1の鉛直位置から所定距離だけ離れた基準位置Pよりも近方の領域である。これに対し、遠距離領域とは、人体検知装置1の鉛直位置から所定距離だけ離れた基準位置Pよりも更に遠方の領域である。
[近距離領域の人体検知処理]
近距離領域の人体検知処理では、第1移動体検出手段2の2つのサーモパイル素子2a,2bに対応する集光ミラー4の集光面4b(4b1~4b15)により、図3(a),(b)に示すように、15面のカーテン状の検知空間E4a(E4)が密に形成されて監視領域E1の監視平面上に近距離検知ゾーンE2aを投影し、侵入する移動物体Mにより第1移動体検出手段2から2出力の検知信号が制御手段5に入力される。
ここで、近距離領域では、図5に示すように、移動物体Mが人体M1などの大きい熱源の場合、小動物M2などの小さい熱源に比べて被る検知空間E4aが多いので、第1移動体検出手段2からの2出力の検知信号の出力レベルが大きくなる。これに対し、移動物体Mが小動物M2などの小さい熱源の場合、人体M1などの大きい熱源に比べて被る検知空間E4aが少ないので、第1移動体検出手段2からの2出力の検知信号の出力レベルが小さくなる。
例えば図5の例では、人体(立ち)M1では被る検知空間E4aが5つ、人体(しゃがみ)M1では被る検知空間E4aが3つ、小動物M2では被る検知空間E4aが1つであり、人体(立ち、しゃがみ)M1の方が小動物M2よりも被る検知空間E4aが多いことが判る。
また、図6に示すように、第1移動体検出手段2の2つのサーモパイル素子2a,2bにより2列の検知空間E4aが形成され、小動物M2は監視領域E1の監視平面(例えば床面)の近くにいるため2列の検知空間E4aの間が最も離れており、小動物M2の移動に伴う第1移動体検出手段2の2つのサーモパイル素子2a,2bの出力の時間差が大きくなる。これに対し、人体(立ち)M1は高い空間に熱源があるため、2列の検知空間E4aの間が狭くなり、人体M1の移動に第1移動体検出手段2の2つのサーモパイル素子2a,2bの伴う出力の時間差が小さくなる。
ここで、図7は第1移動体検出手段2の2つのサーモパイル素子2a,2bによる人体の波形(検知信号)の一例を示し、図8は第1移動体検出手段2の2つのサーモパイル素子2a,2bによる小動物の波形(検知信号)の一例を示している。なお、図7および図8において、実線が一方のサーモパイル素子(例えば2a)の波形、点線が他方のサーモパイル素子(例えば2b)の波形を示している。
人体M1が近距離検知ゾーンE2aに侵入した場合、2つのサーモパイル素子2a,2bの2出力の検知信号は、図7と図8とを比較しても明らかなように、小動物M2の場合よりも出力レベルの変化量が大きく、出力の時間差が小さいことが判る。
これに対し、小動物M2が近距離検知ゾーンE2aに侵入した場合、2つのサーモパイル素子2a,2bの2出力の検知信号は、図7と図8とを比較しても明らかなように、人体M1の場合よりも出力レベルの変化量が小さいことが判る。
そこで、近距離領域の人体検知処理では、(1)第1移動体検出手段2からの2出力の検知信号が人体M1と小動物M2との間で大きな出力差が発生すること、(2)人体(立ち)M1が小動物M2などに比べ、第1移動体検出手段2の2出力の検知信号の出力時間差が小さくなることを利用する。
近距離領域の人体検知処理では、上述した(1),(2)の2つの特徴を利用し、第1移動体検出手段2の2出力の検知信号の出力レベルと出力時間差から人体M1と小動物M2等の判別を近距離側判別手段5aにて行う。
具体的に、図7および図8において、実線を一方のサーモパイル素子(例えば2a)の波形、点線を他方のサーモパイル素子(例えば2b)の波形とし、第1の設定時間T1が3秒、第1の設定変化量L1が40mVに設定されているものとする。
近距離側判別手段5aは、図7に示す波形による2出力の検知信号が入力されると、これら2出力の検知信号の出力レベルが3秒(第1の設定時間T1)以内に40mV(第1の設定変化量L1)を超えるので、そのときの移動物体Mを人体M1と判定し、人体判定信号を出力する。
これに対し、近距離側判別手段5aは、図8に示す波形による2出力の検知信号が入力されると、これら2出力の検知信号の出力レベルが3秒(第1の設定時間T1)以内に40mV(第1の設定変化量L1)を超えないので、このときの移動物体Mを人体M1とは判定せず、人体判定信号を出力しない。
ところで、図9や図10に示すように、移動物体Mがほふく人体M1の場合、ほふく人体M1は監視領域E1の監視平面(例えば床面)にあるため、被る検知空間E4aの数が少なく、第1移動体検出手段2の2出力の検知信号の出力レベルが小さくなる一方で人体サイズは大きく2つの検知空間E4aに同時に被り、また、その時間も長くなるという特徴がある。
なお、移動物体Mが小動物M2の場合、被る検知空間E4aの数はほふく人体M1とさほど変わらないものの、図10に示すように、小動物M2のサイズが人体M1のサイズよりも小さいので、2つの検知空間E4aに同時に被ることがほとんどない。
そこで、移動物体Mがほふく人体M1の場合には上述した特徴を利用する。この場合、近距離側判別手段5aは、第1移動体検出手段2の2出力の検知信号の出力レベルが第2の設定変化量L2(例えば17mV)を同時に超え、かつ第2の設定時間T2(例えば0.4秒)以上続くと、そのときの移動物体Mを人体M1と判定し、人体判定信号を出力する。
ここで、図11は第1移動体検出手段2の2つのサーモパイル素子2a,2bによる人体(ほふく)M1の波形の一例を示し、図12は第1移動体検出手段2の2つのサーモパイル素子2a,2bによる小動物M2の波形の一例を示している。なお、図11および図12において、実線が一方のサーモパイル素子(例えば2a)の波形、点線が他方のサーモパイル素子(例えば2b)の波形を示している。また、ここでは第2の設定変化量L2が17mV、第2の設定時間T2が0.4秒に設定されているものとする。
近距離側判別手段5aは、図11に示す波形による2出力の検知信号が入力されると、これら2出力の検知信号の出力レベルが17mV(第2の設定変化量L2)を同時に超え、かつ0.4秒(第2の設定時間T2)以上続いているので、このときの移動物体Mを人体M1と判定し、人体判定信号を出力する。
これに対し、近距離側判別手段5aは、図12に示す波形による2出力の検知信号が入力されると、これら2出力の検知信号の出力レベルが17mV(第2の設定変化量L2)を同時に超えないので、このときの移動物体Mを人体M1とは判定せず、人体判定信号を出力しない。
なお、近距離側判別手段5aは、移動物体Mが監視領域E1に対して縦侵入または途中まで侵入して戻った場合、第1移動体検出手段2の2出力の検知信号のうち少なくとも一方が第3の設定変化量L3(例えば50mV)を超えると、そのときの移動物体Mを人体M1と判定し、人体判定信号を出力する。
[遠距離領域の人体検知処理]
遠距離領域の人体検知処理では、第2移動体検出手段3からの2出力の検知信号が小動物や掃除ロボットなどの人体以外の移動物体Mによって同時発報しないようにゾーン配置と検知信号を増幅する不図示の増幅器のアンプゲインを調整し、遠距離側判別手段5bにて第2移動体検出手段3からの2出力の検知信号のアンド判定により、人体と小動物等との判別を行う。
具体的に、遠距離側判別手段5bは、第3の設定時間T3(例えば4秒)以内に第2移動体検知手段3の2出力の検知信号の出力レベルが第4の設定変化量L4(例えば460mV)を同時に超え、かつ設定回数C1(例えば2回)以上発生すると、そのときの移動物体Mを人体M1と判定し、人体判定信号を出力する。
図13は第2移動体検出手段3の2組のデュアルツイン型焦電素子による人体(立ち)の波形の一例を示し、図14は第2移動体検出手段3の2組のデュアルツイン型焦電素子による小動物の波形の一例を示している。なお、図13および図14において、実線が一方の組のデュアルツイン型焦電素子(例えば3a)の波形、点線が他方の組のデュアルツイン型焦電素子(例えば3b)の波形を示している。また、ここでは第3の設定時間T3が4秒、第4の設定変化量L4が460mV、設定回数C1が2回に設定されているものとする。
遠距離側判別手段5bは、第2移動体検出手段3からの2出力の検知信号として図13に示す2出力の波形が入力されると、これら2出力の波形が4秒(第3の設定時間T3)以内に460mV(第4の設定変化量L4)を同時に超え、かつ2回(設定回数C1)以上発生しているので、そのときの移動物体Mを人体M1と判定し、人体判定信号を出力する。
これに対し、遠距離側判別手段5bは、第2移動体検出手段3からの2出力の検知信号として図14に示す2出力の波形が入力されると、これら2出力の波形が460mV(第4の設定変化量L4)を同時に超えないままで、そのときの移動物体Mを人体M1とは判定せず、人体判定信号を出力しない。
なお、近距離検知ゾーンE2aと遠距離検知ゾーンE2bとが重なる重複ゾーンE3では、近距離側判別手段5aと遠距離側判別手段5bの両方で人体M1の有無の判別を行うが、近距離側判別手段5aの判定結果を優先するのが好ましい。その理由は、人体検知装置1の設置高を下げていった場合、検知ゾーンが近づいて重なる部分が大きくなり、第2移動体検出手段3の2出力の検知信号が発生しやすくなり、その結果、第1移動体検出手段2よりも第2移動体検出手段3による誤報が先に発生するためである。
このように、本実施の形態では、装置本体に近い領域では熱源(移動物体)の大きさに応じた2出力の検知信号の出力レベルと時間差によって人体の有無を判別し、装置本体から離れた領域では2出力の検知信号の同時性によって人体の有無を判別する。すなわち、装置本体に近い近距離検知ゾーンE2aでは、2つのサーモパイル素子2a,2bによる2出力の検知信号が設定時間以内に設定変化量以上の変化があったときに人体と判定し、装置本体から離れた遠距離検知ゾーンE2bでは、2組のデュアルツイン型焦電素子3a,3bによる2出力の検知信号が同時に設定変化量以上の変化があり、かつ設定回数を超えたときに人体と判定する。
そして、本実施の形態において、2つのサーモパイル素子2a,2bの2出力の検知信号を用いた場合には、検知信号の出力レベルだけでなく、出力時間差も考慮して人体の有無を判別するので、特許文献1に開示される従来の人体検知装置のような2つのサーモパイルから出力されるそれぞれの検出値の出力差を取り出し、異なるサーモパイル間で取り出した出力差同士を比較する手法よりも誤報や失報を低減することができる。
また、本実施の形態では、移動体検知手段として、2つのサーモパイル素子2a,2bに加え、2組のデュアルツイン型焦電素子3a,3bを併用する構成なので、例えば図3に示すような検知ゾーンおよび検知空間を形成する場合、サーモパイル素子のみで構成する場合と比較して、集光ミラー(集光手段)4を小さくでき、装置全体の小型化に寄与することができる。
ところで、上述した実施の形態では、第1移動体検出手段2と第2移動体検出手段3による2種類の移動体検出手段を備えた構成について説明したが、第2移動体検出手段3を省く構成としてもよい。すなわち、移動体検出手段として、一対のサーモパイル素子2a,2bを用いた第1移動体検出手段2のみを備えた構成する。この場合、上述した近距離領域の人体検知処理を実行して人体と小動物などとの判別を行う。これにより、上述した2種類の移動体検出手段を備えた人体検知装置と比較して、移動体検知手段を2つのサーモパイル素子のみで構成できるので、構成の簡略化を図ることができるとともに、誤報排除を優先した人体検知を行うことができる。
また、上述した実施の形態において、集光ミラー(集光手段)4の集光面4b,4cの分割数は、人体検知装置1の本体をなす筐体11の大きさ、監視領域E1の検知ゾーンE2の数などに応じて適宜設定することができる。その際、集光ミラー4の各集光面は、第1移動体検出手段2と第2移動体検出手段3による監視領域E1の監視平面上(例えば床面上)の各検知ゾーンの検知温度が同一感度になる面積に設定して形成するのが好ましい。
さらに、上述した実施の形態では、装置本体の小型化を考慮して、第1移動体検出手段2と第2移動体検出手段3から集光ミラー4の集光面4b,4cを介して2列の検知空間E4(E4a,E4b)を監視領域E1の監視平面上に投影した場合を例にとって説明したが、これに限定されるものではない。例えば2列の検知空間E4(E4a,E4b)を1組として、複数組の検知空間E4を監視領域E1の監視平面上に放射状に投影するように集光ミラー4の集光面を形成する構成としてもよい。
また、予め設定される各設定情報(設定時間T1,T2,T3、設定変化量L1,L2,L3,L4、設定回数C1)は、上述した実施の形態における数値に限定されるものではなく、人体検知装置1の設置場所、設置高、監視領域E1の検知ゾーンE2の数などに応じて最適な数値を実験的に求めて適宜設定される。
以上、本発明に係る人体検知装置の最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 人体検知装置
2 第1移動体検出手段
3 第2移動体検出手段
4 集光手段(集光ミラー)
4a 隔壁
4b(4b1~4b15) 集光面
4c(4c1,4c2) 集光面
5 制御手段
5a 近距離側判別手段
5b 遠距離側判別手段
6 出力手段
11 筐体
11a カバー
E1 監視領域
E2 検知ゾーン
E2a 近距離検知ゾーン
E2b 遠距離検知ゾーン
E3 重複ゾーン
E4(E4a,E4b)検知空間
M 移動物体
M1 人体
M2 小動物
T1,T2,T3 設定時間
L1,L2,L3,L4 設定変化量
C1 設定回数

Claims (3)

  1. 2つのサーモパイル素子を並列配置して備え、監視平面上に設定された監視領域内に向けて形成される前記2つのサーモパイル素子のそれぞれに対応した複数の検知空間を、集光手段を介して2列の略直線状に形成される前記監視平面上の複数の検知ゾーンに分割投影し、前記監視領域内の移動物体により前記2つのサーモパイル素子のそれぞれが前記複数の検知空間から受光する赤外線量に応じた出力レベルの検知信号を、前記サーモパイル素子ごとに出力する移動体検出手段と、
    前記2つのサーモパイル素子による2出力の検知信号それぞれの出力レベルが設定変化量以上変化し、かつ当該2出力の時間差が設定時間以内であるとき、前記監視領域内の移動物体を人体と判定する制御手段とを備え
    前記移動体検出手段が出力する各サーモパイル素子の検知信号の出力レベルは、前記移動物体が被る前記検知空間が多くなるほど増加することを特徴とする人体検知装置。
  2. 前記制御手段は、さらに、前記2つのサーモパイル素子による2出力の検出信号の出力レベルが、前記設定時間よりも短い第2設定時間以上継続して同時に前記設定変化量よりも小さい第2設定変化量を超えたときに前記監視領域内の移動物体を人体と判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の人体検知装置。
  3. 2つのサーモパイル素子を備え、監視平面上に設定された監視領域内において装置本体の直下位置から所定距離離れた位置を基準位置とし、前記装置本体から見て前記基準位置よりも前記装置本体に近い位置に向けて形成される前記2つのサーモパイル素子に対応した複数の検知空間を、集光手段を介して前記監視平面上の複数の検知ゾーンに投影し、前記2つのサーモパイル素子が受光する赤外線量から前記監視領域内に侵入した移動物体を検出する第1移動体検出手段と、
    +極性と-極性による一対の焦電素子を有する2組のデュアルツイン型焦電素子を備え、前記装置本体から見て前記基準位置より所定距離手前から該基準位置よりも遠い位置に向けて形成される前記2組のデュアルツイン型焦電素子に対応した複数の検知空間を、前記集光手段を介して前記監視平面上の複数の検知ゾーンに投影し、前記2組のデュアルツイン型焦電素子が受光する赤外線量から前記監視領域内に侵入した移動物体を検出する第2移動体検出手段と、
    前記2つのサーモパイル素子による2出力の検知信号が設定時間以内に第1の設定変化量以上の変化があったときに人体と判定し、前記2組のデュアルツイン型焦電素子による2出力の検知信号が同時に第2の設定変化量以上の変化があり、かつ設定回数を超えたときに人体と判定する制御手段とを備えたことを特徴とする人体検知装置。
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