JP7201170B2 - タオルペーパー - Google Patents

タオルペーパー Download PDF

Info

Publication number
JP7201170B2
JP7201170B2 JP2019028955A JP2019028955A JP7201170B2 JP 7201170 B2 JP7201170 B2 JP 7201170B2 JP 2019028955 A JP2019028955 A JP 2019028955A JP 2019028955 A JP2019028955 A JP 2019028955A JP 7201170 B2 JP7201170 B2 JP 7201170B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
cellulose nanofibers
pulp
wet
tomohisa
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019028955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020133058A (ja
Inventor
将人 齊藤
智久 山口
浩之 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shizuoka Prefecture
Original Assignee
Shizuoka Prefecture
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shizuoka Prefecture filed Critical Shizuoka Prefecture
Priority to JP2019028955A priority Critical patent/JP7201170B2/ja
Publication of JP2020133058A publication Critical patent/JP2020133058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7201170B2 publication Critical patent/JP7201170B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Sanitary Thin Papers (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

特許法第30条第2項適用 (1)ウェブサイトの掲載日 平成30年06月27日 (2)ウェブサイトのアドレス https://www.iri.pref.shizuoka.jp/issues/upfiles/20181022165547_7 17971.pdf (3)公開者 齊藤将人、山口智久 (4)公開された発明の内容 齊藤将人、山口智久が、上記アドレスのウェブサイトにて、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)開催日 平成30年03月20日 (2)集会名 富士工業技術支援センター研究発表会 (3)主催者名 静岡県工業技術研究所富士工業技術支援センター(静岡県富士市大渕2590-1) (4)開催場所 静岡県工業技術研究所富士工業技術支援センター(静岡県富士市大渕2590-1) (5)公開者齊藤将人、山口智久 (6)公開内容 齊藤将人、山口智久が、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)発行日 平成30年04月25日 (2)刊行物 企業局情報通信K―RELEASE VOL167 (3)公開者 齊藤将人、山口智久 (4)公開された発明の内容 齊藤将人、山口智久が、平成30年4月25日付の企業局情報通信K―RELEASE VOL167において、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)発行日 平成30年07月30日 (2)刊行物 CENTER NEWS 2018 No.27 (3)公開者 齊藤将人、山口智久 (4)公開された発明の内容 齊藤将人、山口智久が、平成30年07月30日付のCENTER NEWS2018 No.27において、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)ウェブサイトの掲載日 平成30年06月26日 (2)ウェブサイトのアドレス http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-130/documents/08cnf.pdf (3)公開者 齊藤将人、山口智久 (4)公開された発明の内容 齊藤将人、山口智久が、上記アドレスのウェブサイトにて、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)発行日 平成30年10月30日 (2)刊行物 静岡県工業技術研究所研究報告 第11号 (3)公開者 齊藤将人、山口智久 (4)公開された発明の内容 齊藤将人、山口智久が、平成30年10月30日付の静岡県工業技術研究所研究報告第11号において、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)ウェブサイトの掲載日 平成30年03月06日 (2)ウェブサイトのアドレス https://koide.hamazo.tv/e7887657.html (3)公開者 株式会社イドム(静岡県静岡市葵区上足洗四丁目8-14-202) (4)公開された発明の内容 株式会社イドムが、上記アドレスのウェブサイトにて、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)ウェブサイトの掲載日 平成30年03月19日 (2)ウェブサイトのアドレス https://b2b-ch.infomart.co.jp/news/detail.page?395&IMNEWS1=920204 (3)公開者 株式会社インフォーマット(東京都港区海岸1-2-3汐留芝離宮ビルディング13階) (4)公開された発明の内容 株式会社インフォーマットが、上記アドレスのウェブサイトにて、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)ウェブサイトの掲載日 平成30年04月22日 (2)ウェブサイトのアドレス http://www.sunfront21.org/kaze/180422.html (3)公開者 サンフロント21懇話会事務局(沼津市魚町1番地 サンフロント5F静岡新聞社・静岡放送 東部総局内) (4)公開された発明の内容 サンフロント21懇話会事務局が、上記アドレスのウェブサイトにて、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1) 発行日 平成30年06月05日 (2)刊行物 日本経済新聞 平成30年06月05日 (3)公開者 株式会社日本経済新聞社(東京都千代田区大手町1-3-7) (4)公開された発明の内容 株式会社日本経済新聞社が、平成30年06月05日付の日本経済新聞において、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)発行日 平成30年03月23日 (2)刊行物 日刊岳南朝日 平成30年03月23日 (3)公開者 株式会社岳南朝日新聞社(静岡県富士宮市野中東町46番地の1) (4)公開された発明の内容 株式会社岳南朝日新聞社が、平成30年03月23日付の日刊岳南朝日において、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)発行日 平成30年03月27日 (2)刊行物 富士ニュース 平成30年03月27日 (3)公開者 有限会社富士ニュース社(静岡県富士市今泉1-15-14) (4)公開された発明の内容 有限会社富士ニュース社が、平成30年03月27日付の有限会社富士ニュースにおいて、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)発行日 平成30年03月29日 (2)刊行物 日刊紙業通信 平成30年03月29日 (3)公開者 株式会社日刊紙業通信社(静岡県富士市中央町1丁目1番1号) (4)公開された発明の内容 株式会社日刊紙業通信社が、平成30年03月29日付の日刊紙業通信において、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)発行日 平成30年03月30日 (2)刊行物 日刊紙業通信 平成30年03月30日 (3)公開者 株式会社日刊紙業通信社(静岡県富士市中央町1丁目1番1号) (4)公開された発明の内容 株式会社日刊紙業通信社が、平成30年03月30日付の日刊紙業通信において、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)発行日 平成30年04月05日 (2)刊行物 日刊紙業通信 平成30年04月05日 (3)公開者 株式会社日刊紙業通信社(静岡県富士市中央町1丁目1番1号) (4)公開された発明の内容 株式会社日刊紙業通信社が、平成30年04月05日付の日刊紙業通信において、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)発行日 平成30年04月20日 (2)刊行物 日本経済新聞 平成30年04月20日 (3)公開者 株式会社日本経済新聞社(東京都千代田区大手町1-3-7) (4)公開された発明の内容 株式会社日本経済新聞社が、平成30年04月20日付の日本経済新聞において、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
特許法第30条第2項適用 (1)発行日 平成30年04月06日 (2)刊行物 日刊紙業通信 平成30年04月06日 (3)公開者 株式会社日刊紙業通信社(静岡県富士市中央町1丁目1番1号) (4)公開された発明の内容 株式会社日刊紙業通信社が、平成30年04月06日付の日刊紙業通信において、齊藤将人、山口智久、佐野浩之が発明した「セルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法」を公開した。
本発明は、セルロースナノファイバー(CNF:Cellulose Nano Fiber)を含んだタオルペーパーに係り、特に、湿潤紙力増強剤等の薬品を使用することなく必要な湿潤紙力を得ることができ、且つ、トイレにそのまま流す或いは古紙処理によるリサイクルに回すことを可能にするほぐれ性能をも得ることができるように工夫したものに関する。
例えば、タオルペーパーは水分が介在する環境下で使用されるものであり一定の湿潤紙力が要求される。その為、タオルペーパーの製造工程で湿潤紙力増強剤等の複数の薬品が添加されている。
一方、使用済みのタオルペーパーをそのままトイレに流す或いは古紙処理によるリサイクルに回して再利用することが考えられている。その為には水中における一定のほぐれ性能(例えば、トイレットペーパーに要求される程度のほぐれ性能)が必要になる。従来は、添加する湿潤紙力増強剤の量を減らして湿潤紙力をある程度犠牲にすることにより必要なほぐれ性能を得るようにしていた。
関連すると思われる先行技術文献として、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、等がある。
特許第4724254号公報 特開2009-263848号公報 特開2018-69676号公報 特開2017-222033号公報 特許第6048494号公報 特開2009-263851号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
まず、使用済みのタオルペーパーをそのままトイレに流す或いは古紙処理によるリサイクルに回そうとした場合、タオルペーパーが備えている湿潤紙力に起因して水中でのほぐれ性能が悪く、結局、そのままトイレに流す或いは古紙処理によるリサイクルに回すことができないという問題があった。
これに対しては、湿潤紙力増強剤の量を減らして湿潤紙力をある程度犠牲にすることも考えられるが、それではタオルペーパー本来の機能が低下してしまうことになる。
又、湿潤紙力増強剤等の複数の薬品が添加されているため、化学物質過敏症のユーザーは使用することができないという問題もあった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、湿潤紙力増強剤等の薬品を使用することなく必要な湿潤紙力を得ることができ、且つ、トイレにそのまま流す或いは古紙処理によるリサイクルを可能にするほぐれ性能をも得ることができるセルロースナノファイバーを含んだ紙とセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するべく本願の請求項1によるタオルペーパーは、パルプとセルロースナノファイバーのみからなり、上記セルロースナノファイバーは紙層形成前に予め上記パルプに添加されるものであり、上記セルロースナノファイバーの対パルプ添加率を0.5~1.5wt%とし、上記セルロースナノファイバーの濃度2%(w/v)の水分散液における粘度(ブルックフィールド社粘度計、60rpm、25℃、60sec)を1,500~2,500(mPa・s)としたことを特徴とするものである。
以上述べたように、本願の請求項1によるタオルペーパーによると、パルプとセルロースナノファイバーのみからなり、上記セルロースナノファイバーは紙層形成前に予め上記パルプに添加されるものであり、上記セルロースナノファイバーの対パルプ添加率を0.5~1.5wt%とし、上記セルロースナノファイバーの濃度2%(w/v)の水分散液における粘度(ブルックフィールド社粘度計、60rpm、25℃、60sec)を1,500~2,500(mPa・s)としたものであるので、薬品を使用することなく必要な湿潤紙力を得ることができる。又、水中におけるほぐれ性能も確保されているのでトイレにそのまま流す或いは古紙処理によるリサイクルに回すことができる。又、薬品を使用していないので化学物質過敏症のユーザーも使用することができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、セルロースナノファイバーを含んだ紙を製造する工程を説明するための系統図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、セルロースナノファイバーを含んだ紙の一部平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図3(a)はセルロースナノファイバーを含んだ紙の顕微鏡写真、図3(b)は図3(a)をさらに拡大した顕微鏡写真である。 比較例を示す図でセルロースナノファイバーを含んでいない紙の顕微鏡写真である。 本発明の一実施の形態を示す図で、セルロースナノファイバーの対パルプ添加率(wt%)とブランクからの引張強度変化(%)の関係を示す特性図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、セルロースナノファイバーに関して微粒化処理回数(回)とブランクからの湿潤引張強さの変化(%)との関係を示す特性図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、セルロースナノファイバーに関して微粒化処理回数(回)と粘度(mPa・s)の関係を実施例と比較例を対比して示す表である。 本発明の一実施の形態を示す図で、セルロースナノファイバーに関して微粒化処理回数(回)と粘度(mPa・s)の関係を示す特性図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、セルロースナノファイバーに関して微粒化処理回数(回)と粘度(mPa・s)の関係を示す特性図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、セルロースナノファイバーに関して微粒化処理回数(回)と粘度(mPa・s)及びその他の数値との関係を実施例と比較例を対比して示す表である。 本発明の一実施の形態を示す図で、市販紙と本実施の形態による試作紙の湿潤引張強さ(N/m)を比較して示す特性図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、市販紙と本実施の形態による試作紙の吸水度(秒)を比較して示す特性図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、市販紙と本実施の形態による試作紙のほぐれやすさ(秒)を比較して示す特性図である。 比較例を示す写真で、図14(a)はトイレットペーパーを水に投入した様子を示す写真、図14(b)は水に投入されたトイレットペーパーが溶解し始めた様子を示す写真、図14(c)は水に投入されたトイレットペーパーが概ね溶解した様子を示す写真である。 本発明の一実施の形態を比較例と対比して示す写真で、図15(a)は本実施の形態による紙を水に投入して溶解した様子を示す写真、図15(b)は比較例としての水解性タオルペーパーを水に投入して溶解した様子を示す写真、図15(c)は比較例としてティシュペーパーを水に投入して撹拌しても溶解しない様子を示す写真である。 本発明の一実施の形態と比較例のほぐれやすさ(秒)を対比して示す特性図である。 本発明のその他の実施の形態を示す図で、図17(a)はセルロースナノファイバーを含んだ紙の顕微鏡写真、図17(b)は図17(a)をさらに拡大して示す顕微鏡写真である。
以下、図1乃至図16を参照して本発明の一実施の形態を説明する。本実施の形態は本願発明をタオルペーパーに適用した例を示すものである。図1はタオルペーパー用のセルロースナノファイバーを含んだ紙を製造する工程を示す系統図である。
まず、パルパー1があり、このパルパー1にはパルプ3が投入される。
尚、上記パルプ3には、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP:Nadelholz Bleached Kraft Pulp)、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP:Nadelholz Unbleached Kraft Pulp)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP:Laubholz Bleached Kraft Pulp)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP:Laubholz Unbleached Kraft Pulp)があり、これら4種類のパルプの何れかを単独で使用する場合、任意の組み合わせで混合させて使用する場合がある。
上記パルパー1に投入されたパルプ3は撹拌機5によって撹拌される。撹拌されたパルプ3は叩解機7に投入される。叩解機7に投入されたパルプ3はそこで叩解される。
叩解機7で叩解されたパルプ3はタンク9に移される。タンク9に移されたパルプ3はクリーナー11に移送され、次いで、スクリーン13に供給される。スクリーン13に供給されたパルプ3は、次いで、ワイヤーパート15に供給されるが、その前に、セルロースナノファイバー17が添加される。上記セルロースナノファイバー17は機械的解繊により得られたものであり、具体的には、株式会社スギノマシン製の湿式微粒化装置(商品名:スターバースト)によりパルプを微粒化処理することにより製造されたものである。
尚、上記セルロースナノファイバー17の原料としてのパルプも上記パルプ3と同様に、4種類のパルプの何れかを単独で原料として使用する場合、任意の組み合わせで混合されたものを原料として使用する場合がある。
上記ワイヤーパート15では、セルロースナノファイバー17が添加されたパルプ3が網状のワイヤー19上に広げられ、紙層が形成されるとともに脱水が行われる。次いで、ワイヤー19上に広げられた紙層がプレス21に供給され、そこでロールとフェルトによって圧搾・脱水処理が施される。
次いで、圧搾・脱水された紙層はドライヤー23に送られる。ドライヤー23に送られた紙層はシリンダードライヤー25によって加熱・乾燥される。加熱・乾燥された紙層はリール27によって巻き取られながら仕上げ処理が施される。そして、ワインダー29によって巻き取られて巻取紙31となる。上記巻取紙31として巻き取られた紙33はタオルペーパー用の紙として使用される。
本実施の形態の場合には、図1に示すセルロースナノファイバーを含んだ紙の製造工程において、湿潤紙力増強剤等の薬品は一切使用されておらず、既に述べたように、セルロースナノファイバー17が添加されているだけである。つまり、上記紙33はパルプ3とセルロースナノファイバー17のみからなる。
上記巻取紙31に巻き取られた紙33の一部を図2に示す。図2中IIIa部を顕微鏡によって拡大して撮影した顕微鏡写真を図3(a)に示すとともに、その一部をさらに拡大したものを図3(b)に示す。図3から明らかなように、パルプ3の繊維3a相互の隙間にセルロースナノファイバー17が入り込んだ状態になっている。
一方、セルロースナノファイバー17が添加されていないパルプ3のみからなる紙の顕微鏡写真を図4に示す。この場合には、パルプ3の繊維3a相互間に隙間35が形成されている。
次に、上記セルロースナノファイバー17の対パルプ添加率(wt%)について説明する。図5は、横軸にセルロースナノファイバー17の対パルプ添加率をとり、縦軸にブランクからの強度変化(%)をとり、両者の関係を示した特性図である。
尚、対象とした紙33は、パルプ3として針葉樹未晒クラフトパルプと広葉樹晒クラフトパルプを混合したものを使用し、そこに針葉樹未晒クラフトパルプを原料とするセルロースナノファイバー17を添加したものである。
又、図5中「▲」は乾燥引張強さを示し、「●」は湿潤引張強さを示している。図5に示すように、対パルプ添加率が0.5~5.0wt%の範囲でセルロースナノファイバー17を添加した場合に、乾燥引張強さ及び湿潤引張強さ共に増大しており、特に、湿潤引張強さに関しては乾燥引張強さ以上の強度変化を示している。
一方、セルロースナノファイバー17の対パルプ添加率が高くなると、既に説明したワイヤーパート15(図1に示す)における濾過時間が長くなり、その結果、紙33の製造に要する時間が長くなってしまう。又、後述する水に対するほぐれやすさの問題もある。そこで、本実施の形態の場合には、対パルプ添加率を、好ましくは0.5~1.5wt%としている。
次に、機械的解繊における微粒化処理回数とブランクからの湿潤引張強さの変化(%)との関係を説明する。図6は、横軸に機械的解繊、すなわち、既に説明した株式会社スギノマシン製の湿式微粒化装置による微粒化処理回数をとり、縦軸にブランクからの湿潤引張強さの変化をとり、両者の関係を示す特性図である。
尚、対象とした紙33は、図5の場合と同様、パルプ3として針葉樹未晒クラフトパルプと広葉樹晒クラフトパルプを混合させたものを使用し、そこに針葉樹未晒クラフトパルプを原料とするセルロースナノファイバー17を添加したものである。
図6から明らかなように、微粒化処理回数の増加に伴ってブランクからの湿潤引張強さの変化も増大するが、ある微粒化処理回数(図6に示す場合は7回)を超えると逆にブランクからの湿潤引張強さの変化が低下している。
本実施の形態の場合にはこの点に着目して、微粒化処理回数と相関関係のあるセルロースナノファイバー17の濃度2%(w/v)の水分散液における粘度(ブルックフィールド社粘度計、60rpm、25℃、60sec)に関して所定の範囲を設定している。
以下、詳しく説明する。図7は、針葉樹晒クラフトパルプを原料とし、それに既に説明した株式会社スギノマシン製の湿式微粒化装置による微粒化処理を施して、セルロースナノファイバー17を得る場合において、微粒化処理回数と濃度2%(w/v)の水分散液における粘度の関係を示した表である。図7の表において、左端は微粒化処理回数が「0」の比較例1であり、その右側に、微粒化処理回数が「1」の実施例1、微粒化処理回数が「3」の実施例2、微粒化処理回数が「5」の実施例3、微粒化処理回数が「7」の実施例4、微粒化処理回数が「10」の実施例5、微粒化処理回数が「15」の実施例6、微粒化処理回数が「20」の実施例7が記載されている。
図7の表に示した内容をグラフで示すと、図8、図9に示すようなものとなる。図8は、横軸に湿式微粒化装置による微粒化処理回数をとり、縦軸に濃度2%(w/v)の水分散液における粘度をとり、両者の関係を示す特性図である。図9は、同じく、横軸に湿式微粒化装置による微粒化処理回数をとり、縦軸に濃度2%(w/v)の水分散液における粘度をとり、両者の関係を示す特性図であり、縦軸を図8とは異なるスケールで示した特性図である。
図10に、別の比較例2、実施例8乃至実施例13を示す。ここで使用されているパルプ3は、針葉樹晒クラフトパルプと広葉樹晒クラフトパルプを混合させたものである。一方、セルロースナノファイバーは、針葉樹未晒クラフトパルプを株式会社スギノマシン製の湿式微粒化装置(商品名:スターバースト)により微粒化処理して得られたものである。又、セルロースナノファイバーの対パルプ添加率は1.0wt%である。
又、目標坪量(調湿)は50g/m、金網は80mesh(目開き177μm)、パルプ離解はJIS P8220-1、パルプ叩解はJIS P8221-1、濾水度はJIS P8121、手抄きはJIS P8222(角形シートマシン250×250mm)、坪量はJIS P8124、引張強さはJIS P8124、湿潤引張強さはJIS P8135(幅25mm)である。
図6、図7乃至図9、図10から次のようなことがいえる。まず、図6、図10に示すように、湿式微粒化装置による微粒化処理回数が7回の場合をピークとしてその前後、例えば、4回~10回の範囲でブランクからの湿潤引張強さ(%)が高いことがわかる。そのことを念頭において図8~図10をみると、セルロースナノファイバー17の濃度2%(w/v)の水分散液における粘度について、次のようなことがいえる。まず、図8に示すように、セルロースナノファイバー17の濃度2%(w/v)の水分散液における粘度が100~10,000(mPa・s)であることが好ましく、又、図9、図10に示すように、その中でも、300~5,000(mPa・s)であることが好ましく、さらに、1,500~5,000(mPa・s)であることが最も好ましいとえる。
本実施の形態の場合にはこの点に着目して、セルロースナノファイバーの濃度2%(w/v)の水分散液における粘度を100~10,000(mPa・s)、好ましくは、300~5,000(mPa・s)、最も好ましくは、1,500~5,000(mPa・s)としている。
次に、本実施の形態により得られた紙33を使用したタオルペーパーに関して市販のタオルペーパーと対比する実験を行ったので説明する。
図11は、本実施の形態による試作紙33と市販のタオルペーパー(比較例A乃至F)に関して、湿潤引張強さ(N/m)を対比して示すグラフである。図11中黒塗り棒グラフは縦方向の湿潤引張強さであり、斜線棒グラフは横方向の湿潤引張強さである。本実施の形態による試作紙33は全ての市販のタオルペーパー(比較例A乃至F)に対して高い湿潤引張強さを示している。つまり、従来のように、湿潤紙力増強剤等の薬品を使用することなく所望の湿潤紙力を得ることができている。
図12は、本実施の形態による試作紙33と市販のタオルペーパー(比較例A乃至F)に関して、吸水度(秒)を対比して示すグラフである。本実施の形態による試作紙33は、市販品D、Fに対してはその吸水度が劣るものの、その他の市販品A、B、C、Eに対しては、同等或いは同等以上の吸水度を示している。
図13は、本実施の形態による試作紙33と市販のタオルペーパー(比較例A乃至F)に関して、ほぐれやすさ(秒)を対比して示すグラフである。本実施の形態による試作紙33は、市販品D、E、Fに対してはそのほぐれやすさが劣るものの、その他の市販品A、B、Cに対しては、同等或いは同等以上のほぐれやすさを示している。
因みに、ほぐれやすさが100秒以下であればトイレットペーパーのJIS基準(JIS P4501)を満たすことになり、そのままトイレに流すことが可能となり、且つ、古紙処理によるリサイクルに回すことが可能となる。
尚、JIS P4501は、300mlの水中でマグネチックスターラーの回転子を600rpmで回転させておき、114mm角のトイレットペーパーを投入したとき、一旦回転子の回転数が低下した後に540rpmまで回復するまでの時間を測定するものである。
ほぐれやすさに関して説明を補充する。図14は114mm角のトイレットペーパーを水中に投入して、そのほぐれやすさを観察した写真である。図14(a)はトイレットペーパー51をビーカー53内の水55中に浸漬させた状態を示す写真であり、図14(b)は浸漬させたトイレットペーパー51がほぐれ始めた状態を示す写真であり、図14(c)はほぐれた状態を示す写真である。
図15は、本実施の形態による114mm角の試作紙33、114mm角の水解性タオルペーパー61、114mm角のティシュペーパー63を、それぞれビーカー53内の水55中に浸漬させた状態を示す写真であり、そのほぐれやすさを対比して示す写真である。図15(a)、図15(b)に示すように、本実施の試作紙33は水解性タオルペーパー61と同等のほぐれやすさを示している。これに対して、ティシュペーパー63の場合には全くほぐれないことがわかる。
図16は、図14で示したトイレットペーパー51、図15で示した本実施の試作紙33、水解性タオルペーパー61、ティシュペーパー63に関して、そのほぐれやすさを棒グラフで示したものである。これによると、本実施の形態による試作紙33の場合には、市販のトイレットペーパー51には若干劣るものの、十分なほぐれやすさを呈していることがわかる。
以上、本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、湿潤紙力増強剤等の薬品を使用することなく必要な湿潤紙力を得ることができ、且つ、トイレにそのまま流す或いは古紙処理によるリサイクルに回すことを可能にするほぐれ性能をも得ることができる。これは、パルプ3にセルロースナノファイバーを含有させたからである。
特に、対パルプ添加率を0.5~5.0wt%、さらには、0.5~1.5wt%とし、且つ、濃度2%(w/v)の水分散液における粘度を、100~10,000(mPa・s)、さらには、300~3,000(mPa・s)、さらには、1,500~2,500(mPa・s)とすることにより、上記効果をより確実なものとすることができる。
又、湿潤紙力増強剤等の薬品を何等使用することなく製造しているので、化学物質過敏症のユーザーも使用することができる。
又、湿潤紙力増強剤等の薬品を何等使用することなく製造しているので、そのままトイレに流しても下水処理に負担を掛けることはない。又、古紙処理によるリサイクルに回した場合にも処理に負担を掛けることはない。
次に、図17を参照して本発明のその他の実施の形態を説明する。前記一実施の形態の場合には、機械的解繊により製造されたセルロースナノファイバー17を使用した例を説明したが、それに限定されるものではなく、化学的解繊により製造されたセルロースナノファイバー17を使用することも考えられる。
図17(a)は化学的解繊によるセルロースナノファイバー17、具体的には、第一工業製薬株式会社製のレオクリスタ(登録商標)を添加した場合の紙33の顕微鏡写真を示しており、図17(b)はその一部をさらに拡大したものである。図17に示すように、パルプ3の繊維3a相互の隙間にセルロースナノファイバー17が凝集して膜状に入り込んだ状態になっている。これは、図3に示した機械的解繊により製造されたセルロースナノファイバー17を使用した場合と同等の状態を得ることができている。
よって、前記一実施の形態の場合と同等の効果が期待できる。
尚、本発明は前記一実施の形態、その他の実施の形態に限定されるものではない。
まず、前記一実施の形態の場合には機械的解繊を株式会社スギノマシン製の湿式微粒化装置により行ったがそれに限定されるものではなく、様々な種類の機械的解繊が考えられる。
又、前記その他の実施の形態の場合には、化学的解繊により得られたセルロースナノファイバーとして、第一工業製薬株式会社製のレオクリスタ(登録商標)を使用した例を挙げて説明しているが、その他の化学的解繊により製造されたセルロースナノファイバーを使用することも考えられる。
又、前記一実施の形態、その他の実施の形態の場合にはタオルペーパーを例に挙げて説明したが紙の用途はそれに限定されるものではない。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、タオルペーパーに係り、特に、湿潤紙力増強剤等の薬品を使用することなく必要な湿潤紙力を得ることができ、且つ、トイレにそのまま流す或いは古紙処理によるリサイクルに回すことを可能にするほぐれ性能をも得ることができるように工夫したものに関し、例えば、一定の湿潤紙力とほぐれ性能の両方を求められるタオルペーパーに好適である。
3 パルプ
3a パルプ繊維
17 セルロースナノファイバー
33 セルロースナノファイバーを含んだ紙

Claims (1)

  1. パルプとセルロースナノファイバーのみからなり、
    上記セルロースナノファイバーは紙層形成前に予め上記パルプに添加されるものであり、
    上記セルロースナノファイバーの対パルプ添加率を0.5~1.5wt%とし、
    上記セルロースナノファイバーの濃度2%(w/v)の水分散液における粘度(ブルックフィールド社粘度計、60rpm、25℃、60sec)を1,500~2,500(mPa・s)としたことを特徴とするタオルペーパー
JP2019028955A 2019-02-21 2019-02-21 タオルペーパー Active JP7201170B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019028955A JP7201170B2 (ja) 2019-02-21 2019-02-21 タオルペーパー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019028955A JP7201170B2 (ja) 2019-02-21 2019-02-21 タオルペーパー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020133058A JP2020133058A (ja) 2020-08-31
JP7201170B2 true JP7201170B2 (ja) 2023-01-10

Family

ID=72262436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019028955A Active JP7201170B2 (ja) 2019-02-21 2019-02-21 タオルペーパー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7201170B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012036517A (ja) 2010-08-04 2012-02-23 Daicel Corp セルロース繊維で構成された不織布及び蓄電素子用セパレータ
JP2019023360A (ja) 2017-07-21 2019-02-14 大王製紙株式会社 製紙方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3574318B2 (ja) * 1998-01-28 2004-10-06 ユニ・チャーム株式会社 水解性ウエットティッシュ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012036517A (ja) 2010-08-04 2012-02-23 Daicel Corp セルロース繊維で構成された不織布及び蓄電素子用セパレータ
JP2019023360A (ja) 2017-07-21 2019-02-14 大王製紙株式会社 製紙方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020133058A (ja) 2020-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7164277B2 (ja) 微細繊維含有シートの製造方法
Zambrano et al. Micro-and nanofibrillated cellulose from virgin and recycled fibers: A comparative study of its effects on the properties of hygiene tissue paper
US10927503B2 (en) Method to form a web comprising fibers
Petroudy et al. Oriented cellulose nanopaper (OCNP) based on bagasse cellulose nanofibrils
JP2019031770A (ja) シート
CA3030090A1 (en) Method for manufacturing intermediate product for conversion into microfibrillated cellulose
US20210131036A1 (en) Oxidized microfibrillar cellulose fibers and composition thereof
JP7201170B2 (ja) タオルペーパー
JP4932574B2 (ja) 乾式解砕用パルプシート
JP5609599B2 (ja) 微細繊維状セルロース含有シート抄紙用ワイヤー及び微細繊維状セルロース含有シートの製造方法
JP2015196918A (ja) 金型プレス成型加工用原紙
JP2020158912A (ja) 炭素短繊維湿式不織布及び炭素繊維強化樹脂
JP5925995B2 (ja) フラッフ化パルプを含有する紙
JP2014217945A (ja) 多孔質体及びその製造方法
JP2018096025A (ja) 水解性シートの製造方法
JP7211791B2 (ja) 炭素短繊維湿式不織布及び炭素繊維強化樹脂
JP6127697B2 (ja) 微細繊維状セルロース含有シートの製造方法
JP7099840B2 (ja) セルロースナノファイバー成形体の製造方法
JP7093920B2 (ja) セルロースナノファイバー含有シートおよびその製造方法
JPH0813380A (ja) 印刷用紙の製造方法
TWI811978B (zh) 玻璃板用間隔紙、積層體、及抑制自玻璃板用間隔紙產生紙粉之方法
JP2009235648A (ja) パルプの製造方法
JP2014221963A (ja) 多孔質体及びその製造方法
JP2019081980A (ja) 炭素短繊維湿式不織布
JP7406312B2 (ja) 水解紙及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20190313

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220523

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7201170

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150