JP7200590B2 - ゴム材料の混練方法およびシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ゴム材料の混練方法およびシステムに関し、さらに詳しくは、対置されたロータ間隔が可変構造の密閉型混練機を用いて、より効率的にゴム材料を混練することができるゴム材料の混練方法およびシステムに関するものである。
タイヤ等のゴム製品を製造する際には、様々なゴム部材が使用されている。ゴム部材の材料となるゴム材料を混練する設備として、混練室の内部に一対のロータが対置された密閉型混練機(いわゆる、バンバリーミキサー)が知られている。対置されたロータ間隔を可変構造にした密閉型混練機も知られている(例えば、特許文献1参照)。
ゴム材料は混練室でせん断力を付与されて混練される。本願発明者は、ロータ間隔を可変構造にした混練機では、ゴム材料に付与されるせん断力を機動的に変化させ易いことに注目して種々の検討を行った。その結果、ゴム材料をより効率的に混練することができる本願発明を創作するに至った。
特開平62-234533号公報
本発明の目的は、対置されたロータ間隔が可変構造の密閉型混練機を用いて、より効率的にゴム材料を混練することができるゴム材料の混練方法およびシステムを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のゴム材料の混練方法は、原料ゴムと配合剤とを含むゴム材料を、混練室の内部に上面視で互いの回転軸が横並びで対置された一対のロータのロータ間隔を可変構造にした密閉型混練機を用いて混練するゴム材料の混練方法において、混練工程での予め設定された調整期間に、前記ゴム材料の前記混練室での位置データに基づいて、前記ロータ間隔を調整する調整操作を行いつつ前記ゴム材料の混練を行うことを特徴とする。
本発明の本発明のゴム材料の混練システムは、原料ゴムと配合剤とを含むゴム材料が投入される混練室と、この混練室の内部に上面視で互いの回転軸が横並びで対置された一対のロータと、この一対のロータのロータ間隔を可変にする可変機構とを有する密閉型混練機と、この密閉型混練機の動作を制御する制御部とを備えたゴム材料の混練システムにおいて、前記ゴム材料の前記混練室での位置データを取得する位置センサを有し、混練工程での予め設定された調整期間で、前記位置センサにより取得された前記位置データに基づいて、前記制御部により前記可変機構を制御して前記ロータ間隔が調整される調整操作が行われる構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、混練工程での予め設定された調整期間に、位置センサにより取得されたゴム材料の混練室での位置データに基づいて、ロータ間隔を調整する調整操作を行うことで、ゴム材料をロータ間に円滑に送り込むことができ、かつ、回転するロータよってゴム材料に対して効果的にせん断力を付与することが可能になる。その結果、ゴム材料をより短時間で効率的に混練することができる。
本発明の混練システムを密閉型混練機を縦断面視にして例示する説明図である。 図1の混練機を平面視で例示する説明図である。 図1の一対のロータを上面視で例示する説明図である。 図1の一対のロータの位相データを例示するグラフ図である。 図1のロータ間でゴム材料を混練している状態を例示する説明図である。 図1のそれぞれのロータと混練室の内面との間でゴム材料を混練している状態を例示する説明図である。
以下、本発明のゴム材料の混練方法およびシステムを、図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1~図3に例示する本発明のゴム材料の混練システムは、1(以下、混練システム1という)は、原料ゴムGと配合剤Nとを含むゴム材料Rを混練する。この混練工程によって原料ゴムGに配合剤Nが均等に分散した所定品質(例えば目標粘度)の未加硫の混練ゴムRFが製造される。
原料ゴムGおよび配合剤Nは、製造するゴム材料の種類(特性)に応じて、適切な材料が選択される。原料ゴムGとしては、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、1,2-ポリブタジエン、クロロプレンゴム、ブチルゴム、スチレン-ブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(アクリルニトリルゴム、水素化ニトリルゴム)、エチレンプロピレンジエンゴム等を例示できる。これらが1種単独でまたは2種以上を組合せて用いられる。配合剤Nとしては、シリカおよびシランカップリング剤、カーボンブラック等の充填剤、酸化亜鉛、ステアリン酸等の非加硫系の配合剤Nが適宜選択して用いられる。配合剤Nとしてオイルも用いられる。
この混練システム1は密閉型混練機2(以下、混練機2という)と、混練機2の動作を制御する制御部12とを備えている。混練機2は、原料ゴムGと配合剤Nとを含むゴム材料Rが投入される混練室5と、混練室5の内部に対置された一対のロータ3と、一対のロータ3のロータ間隔Lを可変にする可変機構8とを有している。
それぞれのロータ3は、互いに平行配置された回転軸4aと、回転軸4aの外周面に突設された撹拌羽根4bとを有している。この実施形態では、互いのロータ3の外周面が噛み合うように配置された、いわゆる噛み合い式のロータ3になっている。それぞれのロータ3の外周面の仕様(外周面の形状など)は、ゴム材料Rの種類等によって適宜設定される。図3の一点鎖線はそれぞれの回転軸4aの軸心を示している。この軸心どうしの間隔がロータ間隔Lとなる。
それぞれの回転軸4aは可変機構8を介して駆動モータ3aに接続されている。それぞれの回転軸4aは駆動モータ3aによって回転駆動される。それぞれの回転軸4aが同じ1つの駆動モータ3aによって回転駆動される構成にすることもできる。回転軸4aの回転駆動および停止、回転速度等は制御部12により制御される。
混練室5の上端開口5aにはラム室6aが連接されて上方に延在している。ラム室6aの内部には、上下移動して混練室5の内部の原料ゴムG(ゴム材料R)に圧力(ラム圧力)を付与するラム6が配置されている。ラム6は下方移動することで混練室5の上端開口5aを塞ぐことができる。
ラム室6aの側面には、原料ゴムGが投入されるゴム投入部7aと、非加硫系の配合剤Nがホッパ9から投入される配合剤投入部10とが設けられている。混練室5の側面には油投入部7b、底面には開閉する排出扉11が設けられている。
可変機構8によってロータ間隔Lが可変構造になっている。一方のロータ3のみを他方のロータ3に対して近接および離反移動させる構造にすることも、両方のロータ3を互いに近接および離反移動させる構造にすることもできる。可変機構8の動作は制御部12により制御される。
制御部12には電力計12aが付設されている。ロータ3の回転駆動に要した瞬時電力Pが電力計12aにより逐次検知され、その検知データは制御部12に入力される。制御部12では瞬時電力を積算した積算電力量が算出され、任意の混練期間おけるロータ3の回転駆動に要した電力量(ロータ3に作用する負荷)を把握することができる。制御部12にはロータ3の回転数(回転速度)やラム圧力等も入力され、ロータ3の回転数やラム圧力(ラム6の上下移動)等は制御部12によって制御される。
この実施形態の混練システム1はさらに位相センサ13および位置センサ14を有している。位相センサ13および位置センサ14は、通信可能に制御部12に接続されている。
位相センサ13は、一対のロータ3の回転による位相データFdを逐次取得する。位相データFdとは、図4に例示するそれぞれのロータ3の回転角度(回転した位置)のデータである。それぞれのロータ3が1回転(360°回転)すると、ロータ3間の上面視での隙間の面積Sが変動する。詳述すると、この面積Sは混練室5でのそれぞれのロータ3の外周面どうしに挟まれた上面視の面積である。図3ではこの面積Sが斜線部で例示されている。
位相センサ13により取得された位相データFdは制御部12に逐次入力される。この実施形態では位相センサ13として、一対のロータ3の回転角度を検出する角度計が使用されていて、駆動モータ3aに取付けられている。
この面積Sは、図4に例示するように、それぞれのロータ3の1回転毎に繰り返されることになる。この実施形態ではこの面積Sは、それぞれのロータ3がある位置から30°回転した時に最大値Sx(最大面積)になり、110°回転した時に最小値Sn(最小面積)になる。このような面積Sの変動が、それぞれのロータ3が1/2回転(180°回転)毎に繰り返す。尚、この面積Sの変動は、それぞれのロータ3の外周面の仕様(外周面の形状等)によって異なるので、図4に例示したものに限らない。
それぞれのロータ3の仕様(外周面形状など)は既知なので、それぞれのロータ3の位相が判明すれば、任意の時点の面積Sを把握することができる。そこで、この実施形態では、位相データFdが制御部12に逐次入力され、入力された位相データFdに基づいて制御部12によって面積Sが逐次算出される。
位置センサ14は、ゴム材料Rの混練室5での位置データPdを取得する。位置データPdとは、ゴム材料R(原料ゴムG)が混練室5においてどの範囲にどの程度の割合で存在しているかを示すデータである。即ち、混練室5でのゴム材料R(原料ゴムG)の分布データである。複数の位置センサ14が混練室5の内部に設置される。
位置センサ14により取得された位置データPdは制御部12に逐次入力される。この実施形態では位置センサ14として、ゴム材料Rに接触して圧力を検知する圧力センサが使用されている。この位置センサ14は、混練室5の両側面と、一対のロータ3の間の上端部および下端部となる混練室5の背面とに設置されている。
混練室5に設置された位置センサ14にゴム材料R(原料ゴムG)が接触することで、その位置センサ14の設置位置にゴム材料R(原料ゴムG)が存在していることが把握できる。圧力センサを用いた場合は、検知された圧力の大きさおよび検知頻度(検知長さ)に基づいて制御部12によって、混練室5でのゴム材料R(原料ゴムG)の分布状態が逐次算出される。
この実施形態では、混練工程での予め設定された調整期間で、位相センサ13により取得された位相データFdおよび位置センサ14により取得された位置データPdに基づいて、制御部12により可変機構8を制御してロータ間隔Lが調整される。ロータ間隔Lの調整に伴い、面積Sが所望の大きさに調整される調整操作が行われて、ゴム材料R(原料ゴムG)に対して効果的にせん断力が付与される。
以下、本発明のゴム材料の混練方法によりゴム材料Rを混練する手順の一例を説明する。
混練工程では、図1の混練機2の混練室5に所定量の1バッチ分のゴム材料R(原料ゴムG、非加硫系の配合剤N、オイル等)が投入され、所望品質(例えば目標粘度)にするように所定の混練条件で(例えば、ロータ3の回転速度、ラム圧、混練時間などが制御されて)混練することで混練ゴムRFが製造される。投入されるゴム材料Rの体積は、混練室5の容量の例えば50%~70%である。
混練工程は例えば、以下の投入段階(S1)、素練り段階(S2)、取り込み段階(S3)、分散段階(S4)で構成される。投入段階(S1)では、図1に例示するようにラム6をラム室6aの上端部の待機位置に保持した状態で、予め設定された所定量の原料ゴムGがゴム投入部7aを通じて混練室5に投入される。
素練り段階(S2)では、その後、ラム6をラム室6aの下端まで下方移動させた状態で、油投入部7bを通じてオイルを混練室5に投入しながらロータ3を回転駆動して原料ゴムGが素練りされる。
取り込み段階(S3)では、ラム6をラム室6aの上端部の待機位置に移動させて、予め設定された種類の所定量の配合剤N(充填剤など)がホッパ9から配合剤投入部10を通じて混練室5に投入される。その後、ラム6をラム室6aの下端まで下方移動させた状態でロータ3を回転駆動して、素練りされた原料ゴムGと配合剤Nとを混練することで配合剤Nが原料ゴムGに取り込まれる。
分散段階(S4)では、さらに混練することで、配合剤Nが原料ゴムGの全体に渡り均一になるように分散される。分散段階(S4)が終了し、1バッチ分のゴム材料Rの混練工程が終了すると、排出扉11を開いて混練室5の底面から混練ゴムRFが排出される。その後、順次、新たな1バッチ分のゴム材料Rに対して同様の混練工程が行われて、複数バッチ分のゴム材料Rが連続的に混練される。尚、混練室5に原料ゴムGと配合剤Nとを一緒に投入して混練する場合にあり、この場合も本発明を適用できる。
上述した調整操作が行われる調整期間として、混練工程のすべての段階(S1~S4)を設定することもできるが、必要な1つまたは複数の段階を設定することもできる。分散段階(S4)では混練が進んだ状態なのでゴム材料R(原料ゴムG)に対して、それ程大きなせん断力を付与する必要ない。したがって、分散段階(S4)を除いた段階(S1~S3)を、上述した調整操作を行う調整期間として設定することもできる。
調整期間では、位相データFdおよび位置データPdに基づいて調整操作を行いつつゴム材料Rの混練を行う。この調整操作を詳述すると、ゴム材料Rが一対のロータ3の間に偏在している時は面積Sを相対的に小さくするように調整し、ゴム材料Rが一対のロータ3の間以外の位置に偏在している時は面積Sを相対的に大きくするように調整する。
ゴム材料Rが一対のロータ3の間に偏在している時とは、図5に例示するように、一対のロータ3の間が概ねゴム材料R(原料ゴムG)によって充満している状態である。この実施形態では、一対のロータ3の間の上端部および下端部に設置された位置センサ14にゴム材料R(原料ゴムG)が接触している時となる。ゴム材料Rが一対のロータ3の間に偏在している時に、面積Sを相対的に小さくして所望の大きさすることで、一対のロータ3の間に存在しているゴム材料R(原料ゴムG)に対して、回転する一対のロータ3によって、より大きなせん断力を付与することができる。
ゴム材料Rが一対のロータ3の間以外の位置に偏在している時とは、図6に例示するように、一対のロータ3の間に概ねゴム材料R(原料ゴムG)が存在していない状態である。この実施形態では、一対のロータ3の間の上端部および下端部に設置された位置センサ14にゴム材料R(原料ゴムG)が接触していない時であり、混練室5の両側面に設置された位置センサ14にゴム材料R(原料ゴムG)が接触している時になる。
ゴム材料Rが一対のロータ3の間以外の位置に偏在している時に、面積Sを相対的に大きくして所望の大きさにする。したがって、この操作では一般的にはロータ間隔Lを相対的に大きくすることになるので、それぞれのロータ3と混練室5の内面との隙間が小さくなり、この隙間に存在しているゴム材料R(原料ゴムG)に対して、回転する一対のロータ3によって、より大きなせん断力を付与することができる。
さらには、この操作では図6に例示するように、ゴム材料Rが一対のロータ3の間に送り込まれる前にロータ間隔Lが相対的に大きくなる。そのため、素練り段階(S2)~分散段階(S4)では、混練室5の内部を繰り返し移動しながら混練されるゴム材料R(原料ゴムG)を、一対のロータ3の間に円滑に送り込むことができる。また、投入段階(S1)においては、ゴム投入口7aから投入された原料ゴムGを、ロータ間隔Lが相対的に大きくなっている一対のロータ3間に円滑に送り込める。即ち、原料ゴムGをそれぞれのロータ3に迅速に食い込ませることができるので有益である。
このように調整操作を行うことで、ゴム材料R(原料ゴムG)を一対のロータ3間に円滑に送り込むことができ、かつ、回転する一対のロータ3によってゴム材料R(原料ゴムG)に対して効果的にせん断力を付与することが可能になる。その結果、ゴム材料Rをより短時間で効率的に混練することができ、所定品質の混練ゴムRFの生産性向上に寄与する。
上記実施形態では、位相データFdおよび位置データPdに基づいて調整操作をおこなったが、位相データFdを省略して位置データPdのみに基づいて調整操作をすることもできる。即ち、別の実施形態としては、位置データPdに基づいて制御部12により可変機構8を制御してロータ間隔Lを所望の大きさに調整する調整操作を行いつつゴム材料R(原料ゴムG)の混練を行うこともできる。
具体的には、ゴム材料Rが一対のロータ3の間に偏在している時はロータ間隔Lを相対的に小さくするように調整し、ゴム材料Rが一対のロータ3の間以外の位置に偏在している時はロータ間隔Lを相対的に大きくするように調整する。この実施形態では、位相データFdが考慮されないので、ロータ間隔Lを相対的に小さくしても上述した面積Sが相対的に小さくならない可能性がある。しかしながら、その可能性は極めて小さいので、先の実施形態と概ね同様に、ゴム材料Rをより短時間で効率的に混練することができ、所定品質の混練ゴムRFの生産性向上に寄与する。
一対のロータ3が噛み合い式の場合は、一対のロータ3が回転することによる面積Sの変動が比較的大きいので本発明は特に有益であるが、一対のロータが非噛み合い式(いわゆる接線式のロータ)であっても本発明は有益である。また、原料ゴムGに非加硫系配合剤Nが混練されたゴム材料Rに、加硫系配合剤Nを混練する場合にも本発明を適用することができる。
1 混練システム
2 密閉型混練機
3 ロータ
4a 回転軸
4b 撹拌羽根
5 混練室
5a 上端開口
6 ラム
6a ラム室
7a ゴム投入部
7b 油投入部
8 可変機構
9 ホッパ
10 配合剤投入部
11 排出扉
12 制御部
12a 電力計
13 位相センサ
14 位置センサ
G 原料ゴム
N 配合剤
R ゴム材料
RF 混練ゴム
S 一対のロータの上面視での隙間の面積

Claims (7)

  1. 原料ゴムと配合剤とを含むゴム材料を、混練室の内部に上面視で互いの回転軸が横並びで対置された一対のロータのロータ間隔を可変構造にした密閉型混練機を用いて混練するゴム材料の混練方法において、
    混練工程での予め設定された調整期間に、前記ゴム材料の前記混練室での位置データに基づいて、前記ロータ間隔を調整する調整操作を行いつつ前記ゴム材料の混練を行うことを特徴とするゴム材料の混練方法。
  2. 前記調整操作が、前記ゴム材料が前記一対のロータの間に偏在している時は前記ロータ間隔を相対的に小さくするように調整し、前記ゴム材料が前記一対のロータの間以外の位置に偏在している時は前記ロータ間隔を相対的に大きくするように調整する操作である請求項1に記載のゴム材料の混練方法。
  3. 前記調整操作が、前記一対のロータの回転による位相データに基づいて行われ、前記ゴム材料が前記一対のロータの間に偏在している時は前記一対のロータ間の上面視での隙間の面積を相対的に小さくするように調整し、前記ゴム材料が前記一対のロータの間以外の位置に偏在している時は前記面積を相対的に大きくするように調整する操作である請求項1に記載のゴム材料の混練方法。
  4. 前記混練工程が、前記原料ゴムを前記混練室に投入する投入段階と、前記原料ゴムを素練りする素練り段階と、素練りされた前記原料ゴムと前記配合剤とを混練して前記配合剤を前記原料ゴムに取り込む取り込み段階と、前記配合剤を前記原料ゴムの中に分散させる分散段階とを有し、前記分散段階を除いて、前記投入段階、前記素練り段階および前記取り込み段階が前記調整期間として設定される請求項1~3のいずれかに記載のゴム材料の混練方法。
  5. 前記混練工程が、前記原料ゴムを前記混練室に投入する投入段階と、前記原料ゴムを素練りする素練り段階と、素練りされた前記原料ゴムと前記配合剤とを混練して前記配合剤を前記原料ゴムに取り込む取り込み段階と、前記配合剤を前記原料ゴムの中に分散させる分散段階とを有し、前記投入段階、前記素練り段階、前記取り込み段階および前記分散段階が前記調整期間として設定される請求項1~3のいずれかに記載のゴム材料の混練方法。
  6. 原料ゴムと配合剤とを含むゴム材料が投入される混練室と、この混練室の内部に上面視で互いの回転軸が横並びで対置された一対のロータと、この一対のロータのロータ間隔を可変にする可変機構とを有する密閉型混練機と、この密閉型混練機の動作を制御する制御部とを備えたゴム材料の混練システムにおいて、
    前記ゴム材料の前記混練室での位置データを取得する位置センサを有し、混練工程での予め設定された調整期間で、前記位置センサにより取得された前記位置データに基づいて、前記制御部により前記可変機構を制御して前記ロータ間隔が調整される調整操作が行われる構成にしたことを特徴とするゴム材料の混練システム。
  7. 前記一対のロータの回転による位相データを取得する位相センサを有し、前記位相センサにより取得された位相データに基づいて、前記調整操作として、前記一対のロータ間の上面視での隙間の面積が調整される構成にした請求項6に記載のゴム材料の混練システム。
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