JP7200551B2 - ハット型部材及びハット型部材の製造方法 - Google Patents

ハット型部材及びハット型部材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ハット型部材及びハット型部材の製造方法に関する。
特許文献1には、長手方向において、一対の縦壁部の対向する間隔が狭い幅狭部と一対の縦壁部の対向する間隔が広い幅広部とが繰り返し設けられるハット型部材が開示されている。長手方向において、対向する間隔が連続して拡大と縮小とを繰り返すことにより、曲げ衝撃特性を向上させている。
特開2008-189126号公報
ハット型部材は、一般的に、単独では用いられずに、周辺部材と接合されて、例えば、車両用の部材として用いられる。ここで、特許文献1のハット型部材では、一対の縦壁部の間隔が拡大と縮小とを繰り返しているため、縦壁部の面が平行でない。このため、特許文献1のハット型部材は、周辺部材との接合が困難であるという問題があった。
また、一対の縦壁部の間に設けられる天面部に対して垂直方向に働く力に対する強度が十分ではなく、更なる改善が求められていた。
そこで、周辺部材との接合性を維持しつつも、天面部に対して垂直方向に働く力に対する強度を向上させるハット型部材及びハット型部材の製造方法を提供することを目的とする。
一態様に係るハット型部材は、一対の縦壁部と、天面部と、一対のフランジ部と、前記一対の縦壁部のそれぞれと前記天面部との間の繋ぐ一対の隅部と、を有する。ハット型部材は、長手方向に沿って配置される第1ハット部と第2ハット部とを有する。前記第1ハット部の前記天面部の高さは、前記一対の隅部の高さと同じである。前記第2ハット部の前記天面部は、前記一対の隅部よりも低い位置で幅方向に延びる縮小天面部と、前記一対の隅部のそれぞれから前記縮小天面部まで延びる延長部と、を有する。
第2ハット部の天面部は、一対の隅部のそれぞれから、当該隅部よりも低い位置で幅方向に延びる縮小天面部まで延びる延長部を有するため、一方の隅部から他方の隅部まで天面部が平行に延びる場合と比べて、天面部の断面積(すなわち、延長部及び縮小天面部の合計の断面積)が増加する。これにより、第2ハット部の天面部における断面二次モーメントを向上させることができ、天面部に対して垂直方向に働く力に対する強度を向上できる。
一方で、第1ハット部の天面部の高さは、一対の隅部の高さと同じであるため、一方の隅部から天面部を亘って他方の隅部まで周辺部材を接合することができるため、ハット型部材と周辺部材との接合を可能とする。
図1は、実施形態に係るハット型部材の斜視図である。 図2は、図1のA-A断面図である。 図3は、図1のB-B断面図である。 図4は、実施形態に係るハット型部材の断面図である。 図5は、実施形態に係るハット型部材の使用例を説明するための図である。 図6は、実施形態に係るハット型部材1の製造方法を説明するための図である。 図7は、実施形態に係るハット型部材1の製造方法を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(1)ハット型部材1の概略構成
ハット型部材1の概略構成について、図1から4を用いて説明する。図1は、実施形態に係るハット型部材の斜視図である。図2は、図1のA-A断面図である。図3は、図1のB-B断面図である。図4は、実施形態に係るハット型部材の断面図である。図4Aは、図1のC-C断面図であり、図4Bは、図1のD-D断面図である。図5は、実施形態に係るハット型部材の使用例を説明するための図である。
図面に示す矢印Lは、長手方向を示し、矢印Wは、幅方向を示し、矢印Hは、高さ方向を示す。長手方向L、幅方向W、高さ方向Hは、互いに直交する。
図1に示すように、ハット型部材1は、一対の縦壁部10と、天面部20と、一対のフランジ部30と、一対の上側隅部40と、一対の下側隅部50と、を有する。
一対の縦壁部10は、長手方向Lに延びており、幅方向Wにおいて互いに対向する。縦壁部10の上端縁は、上側隅部40を介して天面部20の幅方向Wの外端縁と連なっている。縦壁部10の下端縁は、下側隅部50を介してフランジ部30の幅方向Wの外端縁と連なっている。
図1に示すように、縦壁部10は、上壁部12、下壁部14、及び内側部16を有する。
上壁部12は、下壁部14よりも上側に位置する。上壁部12の上端縁は、上側隅部40を介して天面部20の幅方向Wの外端縁と連なっている。上壁部12の下端縁は、内側部16と連なっている。
下壁部14は、上壁部12は、よりも下側に位置する。下壁部14の上端縁は、内側部16と連なっている。下壁部14の下端縁は、下側隅部50を介してフランジ部30の幅方向Wの外端縁と連なっている。
内側部16は、上壁部12と下壁部14との間に位置し、下壁部14よりも幅方向Wの内側に位置する。内側部16の上端縁は、上壁部12の下端縁と連なっており、内側部16の下端縁は、下壁部14の上端縁と連なっている。
天面部20は、幅方向Wにおいて一対の縦壁部10の間に設けられている。天面部20は、長手方向L及び幅方向Wに平行な面を有する。天面部20の幅方向Wの外端縁は、上側隅部40を介して縦壁部10の上端縁と連なっている。
一対のフランジ部30は、幅方向Wにおいて縦壁部10よりも外側に位置する。フランジ部30の幅方向Wの内端縁は、下側隅部50を介して縦壁部10の下端縁と連なっている。
一対の上側隅部40は、一対の縦壁部10のそれぞれと天面部20との間を繋ぐ。
一対の下側隅部50は、一対の縦壁部10のそれぞれとフランジ部30との間を繋ぐ。
図1に示すように、ハット型部材1は、第1ハット部100と第2ハット部200とを有する。第1ハット部100と第2ハット部200とは、長手方向Lに沿って配置されている。
図2に示すように、第1ハット部100は、一対の第1縦壁部110と、第1天面部120と、一対の第1フランジ部130と、一対の第1上側隅部140と、一対の第1下側隅部150と、を有する。第1縦壁部110は、縦壁部10に対応し、第1天面部120は、天面部20に対応し、第1フランジ部130は、フランジ部30に対応し、第1上側隅部140は、上側隅部40に対応し、第1下側隅部150は、下側隅部50に対応する。
第1縦壁部110は、上壁部12に対応する第1上壁部112、下壁部14に対応する第1下壁部114、及び内側部16に対応する第1内側部116を有する。
第1天面部120の高さh11は、一対の第1上側隅部140の高さと同じである。このため、一方の第1上側隅部140から第1天面部120に亘って他方の第1上側隅部140まで周辺部材を接合することができる。従って、第1ハット部100において、周辺部材を接合可能であり、ハット型部材1と周辺部材との接合を可能とする。
なお、本明細書における高さが同じとは、これらの高さが全く同じ高さである場合に限らず、製造誤差等により高さの差が生じた場合をも含み得る意味であり、言うなれば、本発明の効果を得られる程度に実質的に同じ高さに配置されているということである。
第1内側部116は、幅方向Wに凹む凹部(ビード)により構成されている。これにより、第1縦壁部110の剛性を向上させることができる。
第1内側部116は、第1上側隅部140よりも幅方向Wの外側に位置する。これにより、後述するように、ハット型部材1を製造する際に、下側から天面部20に当接させる型を挿入しても、当該型が第1内側部116に当たって、挿入できなくなることを抑制できる。
図3に示すように、第2ハット部200は、一対の第2縦壁部210と、第2天面部220と、一対の第2フランジ部230と、一対の第2上側隅部240と、一対の第2下側隅部250と、を有する。第2縦壁部210は、縦壁部10に対応し、第2天面部220は、天面部20に対応し、第2フランジ部230は、フランジ部30に対応し、第2上側隅部240は、上側隅部40に対応し、第2下側隅部250は、下側隅部50に対応する。
第2天面部220は、縮小天面部222と延長部224とを有する。縮小天面部222は、一対の第2上側隅部240よりも低い位置で幅方向Wに延びる。延長部224は、一対の第2上側隅部240のそれぞれから縮小天面部222まで延びる。これにより、第2上側隅部240における第2縦壁部210と第2天面部220との角度θ21が、第1上側隅部140における第1縦壁部110と第1天面部120との角度θ11よりも小さくなる。この場合、幅方向W及び高さ方向Hに沿った断面(図2及び図3)において、第2天面部220の断面積は、第1天面部120の断面積よりも大きいため、第2天面部220では、第1天面部120よりも、断面二次モーメントが大きく、実施形態に係るハット型部材1では、天面部20に対して垂直方向に働く力Fに対する強度を向上できる。 縮小天面部222の幅方向Wの長さW23は、第2天面部220の幅方向Wの長さW21の半分よりも長い。これにより、第2縦壁部210と第2天面部220との角度θ21を小さくすることができる。角度θ21が小さいほど、第2天面部220の断面積が増加するため、第2天面部220における断面二次モーメントを増加させることができる。従って、実施形態に係るハット型部材1では、天面部20に対して垂直方向に働く力Fに対する強度をさらに向上できる。
縮小天面部222の高さh22は、第1ハット部100の第1天面部120の高さh11の半分よりも高い。これにより、第1天面部120から縮小天面部222への変化を必要以上に大きくすることを抑制でき、第1ハット部100と第2ハット部200とを連結するための折り曲げの変化が大きくなることを抑制できる。このため、第1ハット部100と第2ハット部200とを連結する部分(後述の連結部300)における強度を確保することができる。
第2縦壁部210は、上壁部12に対応する第2上壁部212、下壁部14に対応する第2下壁部214、及び内側部16に対応する第2内側部216を有する。第2内側部216は、幅方向Wに延びる平面(平面部)により構成されている。これにより、第2縦壁部210の剛性を向上させることができる。
上述のように、第2天面部220には、縮小天面部222及び延長部224により段差を設けて、第2縦壁部210には、第2内側部216により段差を設けることにより、第2ハット部200の剛性を向上させることができ、ハット型部材1の断面崩壊を抑制できる。
第1内側部116と第2内側部216とは、同じ高さに位置してよい。従って、第1内側部116の高さh12と第2内側部216の高さh23とが同じであってよい。第1内側部116の高さh12は、高さ方向Hにおける第1下側隅部150から第1内側部116の下端縁までの長さである。第2内側部216の高さh12は、高さ方向Hにおける第2下側隅部250から第2内側部216の下端縁までの長さである。このように、第1内側部116と第2内側部216とは、同じ高さとする場合、ハット型部材1を製造する際に、第1内側部116と第2内側部216とを同時に凹部(ビード)を成形することができる。これにより、第2内側部216が凹部である場合は、従来の工程と同じ工程数でハット型部材1を製造することができる。また、第2内側部216が平面部である場合であってもよい。第2内側部216としていったん凹部を形成し、その後の他の工程において、第2内側部216を凹部から平面部に成形することにより、従来と同じ工程数でハット型部材1を製造することができる。
なお、第1内側部116は、凹部により構成されているため、第1上壁部112に沿った面の延長線上に第1下壁部114に沿った面が位置してよい。一方、第2内側部216は、平面部により構成されているため、第1上壁部112に沿った面の延長線上から、第1下壁部114に沿った面がずれていてよい。
また、第1内側部116は、凹部により構成されているため、第1内側部116の幅方向Wの最内端縁は、第1上壁部112の下端縁と連なってなくてよい。一方、第2内側部216は、平面部により構成されているため、第2内側部216の幅方向Wの最内端縁は、第2上壁部212の下端縁と連なっている。
また、ハット型部材1は、連結部300を有する。連結部300は、第1ハット部100と第2ハット部200との間に配置されており、第1ハット部100と第2ハット部200とを連結する。
図1及び図4に示すように、連結部300は、幅方向W及び高さ方向Hに沿った断面CSに対して傾斜している。これにより、第1ハット部100の形状から第2ハット部200の形状に連続的に変化させることが可能である。従って、連結部300が断面CSに対して平行である場合と比べて、連結部300に外部から入力される応力が集中することを抑制でき、連結部300を基点とした損傷を抑制できる。また、第1ハット部100の形状から第2ハット部200の形状に連続的に変化し、第1ハット部100の形状から第2ハット部200の形状へ急激に変化することを抑制できる。このため、超ハイテンのような伸びの低い材料を用いても、ハット型部材1を製造することが可能となる。さらに、第1ハット部100の形状から第2ハット部200の形状へ急激に変化させる場合には、当該部分において、ハット型部材1を成型するための型に過大な負荷がかかる。しかしながら、連結部300は、断面CSに対して傾斜していることで、第1ハット部100の形状から第2ハット部200の形状への変化を緩やかにすることができ、型へ過大な負荷がかかることを抑制でき、型の寿命を長くすることができる。
図4Aに示すように、連結部300における天面部20は、断面CSに対して傾斜している。従って、連結部300における天面部20と断面CSとの角度θ31は、90度未満である。
図4Bに示すように、連結部300における縦壁部10(具体的には、上壁部12)は、断面CSに対して傾斜している。従って、連結部300における上壁部12と断面CSとの角度θ32は、90度未満である。
図5に示すように、ハット型部材1は、例えば、車両用のハット型部材1である。ハット型部材1は、サイドシルストレングスとして用いられ、当該ハット型部材1に、周辺部材400としてのビラーを接合することができる。ここで、第1ハット部100の第1天面部120は、縮小天面部222を有さずに、平面であるため、周辺部材400をスポット溶接により接合可能である。一方、周辺部材400が接合されない第2ハット部200は剛性が高いため、車両衝突時の最大曲げ荷重を増加することができる。
なお、図5では、内側部16を有さないハット型部材1を例示しているが、車両用のハット型部材1は、内側部16を有してもよいことは勿論である。
(2)ハット型部材の製造方法
次に、ハット型部材の製造方法について、図6及び図7を用いて図6及び図7は、実施形態に係るハット型部材1の製造方法を説明するための図である。図6の右側は、第1ハット部100を示し、図6の左側は、第2ハット部200を示す。図7Aは、ステップS20における製造工程の一例を説明するための図である。図7Bは、ステップS30における製造工程の一例を説明するための図である。
図6におけるステップS10において、平板状の金属板を、型を用いて折り曲げることにより、一対の縦壁部10と、天面部20と、一対のフランジ部30と、第1内側部116と、第2内側部216と、を成型する。これにより、第1ハット部100と、第2ハット部200と、を成形できる。
第2内側部216は、第1内側部116と同様に、幅方向Wへ凹む凹部に成型されている。これにより、第1内側部116と第2内側部216とを同一の工程で成形することができる。
なお、一対の縦壁部10と、天面部20と、一対のフランジ部30と、第1内側部116と、第2内側部216と、を同時に成型してもよい。
ステップS20において、縦壁部10とフランジ部30との角度、及び縦壁部10と天面部20との角度を調整する。
ステップS20では、例えば、図7Aに示すような型を用いて、第1ハット部100において、天面部20と縦壁部10との角度を調整することができる。
なお、縦壁部10とフランジ部30との角度、及び縦壁部10と天面部20との角度を同時に調整してもよい。
ステップS30において、上側隅部40と、第2内側部216と、縦壁部10とフランジ部30との間の部分である下側隅部50とに対して、再押し加工を行う。
ここで、第2内側部216は、凹部から平面に成形することができる。これにより、他の部分に対して再押し加工を行う際に、第2内側部216を凹部から平面に成形することで、従来と同様の工程数で、ハット型部材1を製造することができる。
ステップS30では、例えば、図7Bに示すような型を用いて、再押し加工を行うことができる。
なお、上側隅部40と、第2内側部216と、縦壁部10とフランジ部30との間の部分である下側隅部50とに対して、再押し加工を同時に行ってもよい。
以上のように、本実施形態に係る製造方法によれば、従来と同様の工程数で、ハット型部材1を製造することができる。これにより、製造コストを増加させずに、強度が向上したハット型部材1を製造することができる。
上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本態様は、周辺部材との接合性を維持しつつも、天面部に対して垂直方向に働く力に対する強度を向上させるハット型部材及びハット型部材の製造方法を提供できる。
1 :ハット型部材
10 :縦壁部
12 :上壁部
14 :下壁部
16 :内側部
20 :天面部
30 :フランジ部
40 :上側隅部
50 :下側隅部
100 :第1ハット部
110 :第1縦壁部
112 :第1上壁部
114 :第1下壁部
116 :第1内側部
120 :第1天面部
130 :第1フランジ部
140 :第1上側隅部
150 :第1下側隅部
200 :第2ハット部
210 :第2縦壁部
212 :第2上壁部
214 :第2下壁部
216 :第2内側部
220 :第2天面部
222 :縮小天面部
224 :延長部
230 :第2フランジ部
240 :第2上側隅部
250 :第2下側隅部
300 :連結部
400 :周辺部材
CS :断面

Claims (8)

  1. 一対の縦壁部と、天面部と、一対のフランジ部と、前記一対の縦壁部のそれぞれと前記天面部との間の繋ぐ一対の隅部と、を有するハット型部材であって、
    長手方向に沿って配置される第1ハット部と第2ハット部とを有し、
    前記第1ハット部の前記天面部の高さは、前記一対の隅部の高さと同じであり、
    前記第2ハット部の前記天面部は、前記一対の隅部よりも低い位置で幅方向に延びる縮小天面部と、前記一対の隅部のそれぞれから前記縮小天面部まで延びる延長部と、を有し、
    前記第1ハット部の前記天面部の高さ及び前記第2ハット部の隅部の高さが等しい、ハット型部材。
  2. 前記第1ハット部の前記縦壁部は、第1上壁部と、前記第1上壁部よりも下側に位置する第1下壁部と、前記第1上壁部と前記第1下壁部との間に位置しかつ前記第1下壁部よりも幅方向の内側に位置する第1内側部と、を有し、
    前記第2ハット部の前記縦壁部は、第2上壁部と、前記第2上壁部よりも下側に位置する第2下壁部と、前記第2上壁部と前記第2下壁部との間に位置しかつ前記第2下壁部よりも前記幅方向の内側に位置する第2内側部と、を有し、
    前記第1内側部と前記第2内側部とは同じ高さに位置する請求項1に記載のハット型部材。
  3. 前記第1内側部は、前記幅方向へ凹む凹部により構成され、
    前記第2内側部は、前記幅方向へ延びる平面により構成される請求項2に記載のハット型部材。
  4. 前記第1内側部は、前記第1ハット部の前記隅部よりも幅方向の外側に位置する請求項2又は3に記載のハット型部材。
  5. 前記長手方向において、前記第1ハット部と前記第2ハット部との間に、前記第1ハット部と前記第2ハット部とを連結する連結部を有し、
    前記連結部は、幅方向及び高さ方向に沿った断面に対して傾斜している請求項1から4のいずれか1項に記載にハット型部材。
  6. 前記縮小天面部の幅方向の長さは、前記第2ハット部の前記天面部の前記幅方向の長さの半分よりも長い請求項1から5のいずれか1項に記載のハット型部材。
  7. 前記縮小天面部の高さは、前記第1ハット部の前記天面部の高さの半分よりも高い請求項1から6のいずれか1項に記載のハット型部材。
  8. 一対の縦壁部と、天面部と、一対のフランジ部と、前記天面部と前記一対の縦壁部のそれぞれとの間の繋ぐ一対の隅部と、を有するハット型部材の製造方法であって、
    長手方向に沿って配置される第1ハット部と第2ハット部とを有し、
    前記第1ハット部の前記天面部の高さは、前記一対の隅部の高さと同じであり、
    前記第2ハット部の前記天面部は、前記一対の隅部よりも低い位置で幅方向に延びる縮小天面部と、前記一対の隅部のそれぞれから前記縮小天面部まで延びる延長部と、を有し、
    前記第1ハット部の前記縦壁部は、第1上壁部と、前記第1上壁部よりも下側に位置する第1下壁部と、前記第1上壁部と前記第1下壁部との間に位置しかつ前記第1下壁部よりも幅方向の内側に位置する第1内側部と、を有し、
    前記第2ハット部の前記縦壁部は、第2上壁部と、前記第2上壁部よりも下側に位置する第2下壁部と、前記第2上壁部と前記第2下壁部との間に位置しかつ前記第2下壁部よりも前記幅方向の内側に位置する第2内側部と、を有し、
    前記第1内側部と前記第2内側部とは同じ高さに位置し、
    前記第1内側部は、前記幅方向へ凹む凹部により構成され、
    前記第2内側部は、前記幅方向へ延びる平面により構成され、
    金属板を折り曲げることにより、前記一対の縦壁部と、前記天面部と、前記一対のフランジ部と、前記第1内側部と、前記第2内側部とを成形する第1工程と、
    前記縦壁部と前記フランジ部との角度、及び前記縦壁部と前記天面部との角度を調整する第2工程と、
    前記隅部と、前記第2内側部と、前記縦壁部と前記フランジ部との間の部分とに対して、再押し加工を行う第3工程と、を備え、
    前記第1工程では、前記第2内側部は、前記幅方向へ凹む凹部に成型され、
    前記第3工程では、前記第2内側部は、前記凹部から前記平面に成型されるハット型部材の製造方法。
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