JP7199764B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
スロットマシンでは、遊技者に有利な遊技状態として、小役の当選率を高めたボーナス、リプレイ役の当選率を高めたRT(リプレイタイム)、小役やリプレイ役等の入賞をアシストするAT(アシストタイム)、RTとATとを組み合わせることにより、リプレイ役の当選率を高めた上で、小役やリプレイ役等の入賞をアシストするART(アシストリプレイタイム)、などと称される遊技状態を有するものがある。
例えば、特許文献1には、ATの継続ゲーム数が特別ゲーム数(1500ゲーム等)に到達した場合、ATを終了させるスロットマシンが開示されている。
また、このスロットマシンでは、AT中の継続ゲーム数が上記特別ゲーム数よりも少ない特定ゲーム数(1250ゲーム等)に到達するまで、エンディング(AT)に制御するようになっている。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の好ましい実施形態について、各図面を参照して説明する。
スロットマシン1は、本発明に係る遊技機の一実施形態であり、通常のスロットマシンと同様、前面に開口部を有する筐体1bと、開口部を開閉可能に覆う前扉1aとを備えている。
また、表示窓6の下方には、前側に突出する段部が形成されており、この段部の上面には、メダルを投入するメダル投入口2と、ゲームの開始に際して遊技者の押圧操作によりベット数を設定する3ベットボタン2a、2ベットボタン2bとを備えている。
また、段部の前面には、遊技者が遊技を開始する際に操作するスタートレバー3と、遊技者がリール41を停止する際に押圧操作する停止ボタン5を備えている。
2ベットボタン2bは、ベット数の設定に係る遊技者の操作を受け付け可能なボタンであり、設定手段として動作することで、遊技者の操作により2ベットを設定するものである。また、2ベットボタン2bの内部には、2ベットボタン2bが操作されたことを検出するセンサ(図示省略)と、2ベットボタン2bの有効状態を識別可能に発光(点灯)するLED(図示省略)とを備えている。
また、前扉1aの下部には、メダルが払い出されるメダル払出口7bを備えている。
表示器8は、画像による各種演出、遊技における各種情報の表示等を行う。
スピーカ9の上部には、光による演出や報知を行うランプ11を備えている。
表示器8、スピーカ9、ランプ11等は、各種情報を出力することにより、出力手段として機能する。
また、筐体1bの中央部には、リール41を回転駆動させるドラムユニット4を備えている。ドラムユニット4は、水平方向に並設されるリール41a、リール41b、リール41cを備え、これらリール41a~41cが、ステッピングモータ(図示省略)の駆動によりそれぞれ回転可能に構成されている。また、各リール41a~41cの外周面には、所定の配列に従って複数の図柄(識別情報)が表され、リール41の停止状態において、各リール41a~41cについて、連続する所定数(例えば、3つ)の図柄が表示窓6を透して視認可能となっている。
また、筐体1bの下部には、メダルの払い出しを行うメダル払出装置7、メダルを貯留するホッパー7aを備えており、メダル払出装置7から払い出されたメダルは、メダル払出口7bを介して遊技者に払い出される。
また、主制御部10には、3ベットボタン2a、2ベットボタン2b、メダルセレクタ2d、スタートレバー3、停止ボタン5が接続され、各機器に内蔵されたセンサからの信号を入力可能に構成されている。
また、主制御部10は、スタートレバー3からの信号に基づいて遊技の開始処理や、乱数発生器(図示省略)からの乱数をサンプリングする処理等を行う。そして、主制御部10は、サンプリングされた乱数に基づき内部抽選処理を行う。また、主制御部10は、ROMの制御プログラムに従って、後述するATへの移行に関する抽選処理等を行う。
具体的には、主制御部10は、スタートレバー3や停止ボタン5からの信号に基づき、ドラムユニット4を駆動させてリール41a~41cを回転・停止させる処理、メダル払出装置7を駆動させてメダルを払い出す処理、遊技者にとって有利な遊技状態が発生した場合に有利区間ランプ13を点灯させる処理等を行う。
また、副制御部20には、表示器8、スピーカ9、ランプ11、ナビランプ12が接続され、各機器に対して信号を出力可能に構成されている。
具体的には、副制御部20は、主制御部10からの一方向のみのコマンド(制御情報)に応じて、表示器8において所定の演出の画像処理や、各種演出や報知を行うためのスピーカ9において音声出力処置や、LED等で構成されたランプ11、ナビランプ12の点灯処理等を行う。
ゲームの開始にあたり、メダル(クレジットメダルも含む)を用いてベット数の設定を行う。
ベット数の設定は、メダル投入口2から直接メダルを投入して設定する方法と、3ベットボタン2a又は2ベットボタン2bを押圧操作して設定する方法とがある。
なお、ベットボタンとして、1枚に対応するメダル数を設定する1ベットボタンを設けることで、1ベットボタンを2回押すことで2ベットとして設定してもよく、1ベットボタンを3回押すことで3ベットとして設定してもよい。
また、クレジットメダルは、メダル投入口2からのメダル投入や入賞により加算され、例えば、メダル50枚までクレジット(記憶)することができる。
そして、1回の遊技を実行可能なベット数になったときに、ゲーム開始可能な状態となる。
このゲーム開始可能な状態では、スタートレバー3の操作が有効な状態となる。この有効な状態において、スタートレバー3が傾動操作されると、ゲームが開始され、複数の図柄の表されたリール41a~41cが変動を開始するとともに、リプレイ役、小役、ボーナス役などの複数の当選役(ハズレを含む)の中から、今回ゲームの抽選結果をリール41の停止前に事前に決定する内部抽選処理が実行される。
内部抽選処理では、複数の当選役の中から今回遊技の当選役を所定の当選確率に基づいて抽選により決定する。
このような定常回転に達すると、各リール41a~41cに対応して設けられた停止ボタン105a~105cが押圧操作可能な状態となる。
なお、第3リールとは、3つのリール41a~41cの停止操作が各1回ずつ計3回された場合において、その最後である3操作目に停止操作をされたリールをいう。また、第3リール停止操作後とは、遊技者が第3リールを停止するために停止操作した停止ボタン5から指等を離した時点後のことをいう。
例えば、本実施形態では、入賞の判定は、上・中・下段のライン、右下がりのライン、右上がりのラインの計5ライン何れかの入賞ライン上に停止した図柄の組合せに基づいて入賞の有無が判定される。なお、入賞を判定する入賞ラインの本数は、5ラインに限らず、図柄の配置構成、図柄の種類、当選役に対応する図柄の組合せなどの関係により、適宜変更することができる。
小役には、例えば、ベル役、スイカ役、チェリー役がある。
なお、以下の説明において、スイカ役、チェリー役を、纏めて「レア役」ともいう。
押し順の報知例として、例えば、「押し順ベル1~6」のうち「押し順ベル1」に当選した場合(停止ボタン5が「105a→105b→105c」の順に操作がされると、押し順ベル1に対応する図柄の組合せが停止する場合)には、表示器8は、左から右に向けて「1」、「2」、「3」等を報知する表示を行い、ナビランプ12は、12a(左)、12b(中)、12c(右)の順で点灯し、スピーカ9は、「左」、「中」、「右」の順でそれぞれの音声を出力する。なお、本実施形態では、表示器8に表示される操作表示を「押し順ナビ」ともいう。
このように、表示器8、ナビランプ12、スピーカ9等の出力手段は、停止ボタン5に対する操作をナビゲートする。
一方、「押し順ベル1~6」に当選した場合に、押し順ナビに従わずに、他の5通り(5/6)の押し順によって停止ボタン5を操作したときには、対応する図柄の組合せ(「ベル・ベル・ベル」)が停止表示されず、「ベル・ベル・リプレイ」などの所定の図柄の組合せ(以下、「ベルこぼし目」という)が停止表示され、規定枚数のメダルが払い出されないことになる。
スイカ役には、「スイカ・スイカ・スイカ」の図柄の組合せが、右下がりのライン、右上がりのラインのうち、何れかに停止表示する「弱スイカ」と、上段のライン、中段のライン、及び下段のラインのうち、何れかに停止表示する「強スイカ」とが設定されている。
チェリー役には、チェリー図柄が左リール41aの「上段」又は「下段」に停止し、スイカ図柄が右リール41cの「中段」に停止する「弱チェリー」と、チェリー図柄が左リール41aの「上段」又は「下段」に停止し、赤7図柄又は白7図柄が左リール41cの「中段」に停止する「強チェリー」とが設けられている。
リプレイ役は、押し順に関係なく図柄の組合せが揃う所謂「通常リプレイ」であるが、特定の押し順に従うことにより図柄の組合せが揃う所謂「押し順リプレイ」を設けることもできる。
また、ボーナス役は、主制御部10により、当選したゲーム及び当該ゲーム以降のゲームにおいても対応する図柄の組合せが停止しない限り、当選した権利を持ち越すことが可能な持越し制御の対象役となっている。このため、対応する図柄の組合せが停止することでボーナス役が入賞するまでの期間は、ボーナス当選の成立状態が維持される(以下、この遊技状態をボーナス当選状態という)。
例えば、特定の役の当選確率を、低い当選確率から高い当選確率までの4段階に区分けし、各段階を設定値1、2、5、6にそれぞれ対応させることにより、特定の役の当選確率を各設定値に応じた当選確率に変更することができる。
この場合、設定値1が設定されているよりも、設定値6が設定されている方が、特定の役に当選する確率が高く設定されており、その結果、設定値1が設定されているよりも、設定値6が設定されている方が、スロットマシン遊技が有利に進行するように制御される。
なお、遊技設定値を4段階に設定可能としたが、これに限らず、例えば、6段階(設定値1~設定値6)や3段階(設定値1、設定値3、設定値6)としてもよい。
図4に示す「配当テーブル」は、各当選役と、各当選役に入賞した場合のメダル払出数とを規定している。
図4に示すように、ベル役において、共通ベルに対応する図柄の組合せが停止表示した場合には、ゲーム開始時に設定されたベット数に応じてメダルの払い出し数が異なる。例えば、3ベットが設定された状態で実行されるゲーム(3ベットゲーム)では3枚のメダルが払い出され、2ベットが設定された状態で実行されるゲーム(以下、2ベットゲーム)では2枚のメダルが払い出される。
また、「押し順ベル1~6」の当選時に、特定の押し順(1通りの押し順)で停止ボタン105a~105cを操作して対応する図柄の組合せが停止した場合には、ベット数に関わらず10枚のメダルが払い出される。
一方、「押し順ベル1~6」の当選時に、特定の押し順以外の押し順(5通りの押し順)で停止ボタン105a~105cを操作したときには、対応する図柄の組合せが停止されず、ベルこぼし目が停止し、規定枚数のメダルは払い出されず、例えば、9枚以下(規定枚数よりも少ない枚数)のメダルが払い出される。
また、チェリー役に対応する図柄の組合せが停止表示した場合には、ベット数に関わらず1枚のメダルが払い出される。
なお、各役に対応する図柄の組合せが停止表示した場合に払い出されるメダルの数は、上記した枚数以外でもよい。
また、リプレイ役に対応する図柄の組合せの停止表示により、リプレイ役が判定され、次回ゲームにおいてメダルの投入を行うことなく、再遊技が可能な状態となる。
ボーナスAは、3ベットゲーム中で、且つ、RT状態のうちRT1に滞在中に、抽選対象となる当選役である。
また、ボーナスAは、共通ベルが当選する状態であり、メダルの払い出し数が所定数(例えば、21枚)に達すると終了する。
そのため、ボーナスA中は、3ベットゲームが8ゲーム継続し、メダルが増減しないので、ボーナスA中に実際に増加するメダルの数(純増枚数)は、例えば、0枚となる。
また、ボーナスBは、共通ベルが当選する状態であり、メダルの払い出し数が所定数(例えば、10枚)に達すると終了する。
そのため、ボーナスB中は、2ベットゲームが6ゲーム継続し、メダルが増減しないので、ボーナスB中に実際に増加するメダルの数(純増枚数)は、例えば、0枚となる。
なお、ボーナスAとボーナスBを、例えば、ボーナス当選状態の持越し制御が行われずに、所定ゲーム数(例えば、1ゲーム)で終了する所謂SB(シングルボーナス)としてもよい。
図5は、RT状態(RT1、RT2)及びボーナスA中における、3ベットゲームと2ベットゲームの各当選役の当選確率を示している。
図5に示す「内部抽選テーブル」は、主制御部10による内部抽選処理において取得する乱数値の取得範囲(個数)を65536個とし、そのうちの当たり値(当選)の個数を各々示している。
なお、図5に示す「内部抽選テーブル」は、全ての設定値において共通の場合を想定しているが、これに限らず、設定値に応じて各役の当選確率を異ならせてもよい。例えば、高設定ほど、各役の当選確率が高くなるようにしてもよく、又は、高設定ほど、一部又は全部の役の当選確率が低くなるようにしてもよい。
「押し順ベル1~6」の各々は、RT1及びRT2において、当選確率が6687/65536で設定されている。
「共通ベル」は、ボーナスA中において、当選確率が65536/65536で設定されている。すなわち、ボーナスA中は、共通ベルのみが当選する。
「弱チェリー」は、RT1及びRT2において、当選確率が829/65536で設定されており、「強チェリー」は、RT1及びRT2において、当選確率が199/65536で設定されており、「弱スイカ」は、RT1及びRT2において、当選確率が819/65536で設定されており、「強スイカ」は、RT1及びRT2において、当選確率が149/65536で設定されている。
「フリーズリプレイ」は、RT2において、当選確率が4/65536で設定されており、「赤7リプレイ」は、RT2において、当選確率が3276/65536で設定されており、「白7リプレイ」は、RT2において、当選確率が1638/65536で設定されており、「通常リプレイ」と「ボーナスA」の重複当選確率は、RT1において、1318/65536で設定されている。
また、上記の各当選役に当選した以外の乱数値が抽出された場合に、抽選結果が「ハズレ」となり、RT1において当選確率が16864/65536、RT2において当選確率が11471/65536で設定されている。
そのため、「通常リプレイ」の当選確率は、RT1よりもRT2の場合の方が高く、さらに、「ハズレ」の確率もRT1よりもRT2の方が低くなるので、RT2においては遊技者に有利にゲームが実行されることとなる。
また、「押し順ベル1~6」の当選確率は、RT1及びRT2において、比較的高い確率に設定されているので、AT中に押し順ナビが行われることで、所定の割合でメダルが増加することとなる。
また、後述するように、RT2に滞在中は、既にボーナス当選状態であるため、3ベットゲーム中にRT2に移行した場合には、RT2では、「ボーナスA」に当選しないようになっている。また、3ベットゲームでは、「ボーナスB」に当選しないように設定されている。
「押し順ベル1~6」の各々は、RT1及びRT2において、当選確率が668/65536で設定されている。
「共通ベル」は、ボーナスB中において、当選確率が65536/65536で設定されている。すなわち、ボーナスB中は、共通ベルのみが当選する。
「弱チェリー」は、RT1及びRT2において、当選確率が828/65536で設定されており、「強チェリー」は、RT1及びRT2において、当選確率が198/65536で設定されており、「弱スイカ」は、RT1及びRT2において、当選確率が817/65536で設定されており、「強スイカ」は、RT1及びRT2において、当選確率が148/65536で設定されている。
また、上記の各当選役に当選した以外の乱数値が抽出された場合に、抽選結果が「ハズレ」となり、RT1において当選確率が52984/65536、RT2において当選確率が43153/65536で設定されている。
2ベットゲームでは、3ベットゲームと比較すると、「押し順ベル1~6」の当選確率が低い確率に設定されており、且つ、「ハズレ」の当選確率が高い確率に設定されているので、メダルが減少し、遊技者にとって不利にゲームが進行することになる。
また、後述するように、RT2に滞在中は、既にボーナス当選状態であるため、2ベットゲーム中にRT2に移行した場合には、RT2では、「ボーナスB」に当選しないようになっている。また、2ベットゲームでは、「ボーナスA」に当選しないように設定されている。
図6は、RT状態の遷移図である。
図6に示すように、本実施形態に係るスロットマシン1は、内部抽選処理におけるリプレイ役の当選確率に対応する状態として、RT1とRT2を有している。
RT1は、内部抽選処理において、所定の確率(例えば、1/12.5)でリプレイ役に当選するように設定され、リプレイ役の当選確率においてRT2よりも遊技者に不利な遊技状態である。
RT1への突入は、スロットマシン1のシステムリセット、遊技設定値の変更(同じ遊技設定値を設定し直した場合(遊技設定値の打ち直し)も含む)、及びボーナス(ボーナスA又はボーナスB)の終了を契機として行われ、その後、RT1に移行する(図6の矢印a)。
また、RT1の終了は、3ベットゲーム中のボーナスAの当選、又は、2ベットゲーム中のボーナスBの当選を契機として行われ、その後、RT1からRT2に移行する(図6の矢印b)。
このように、RT1は、予め遊技期間の定められた有限の遊技状態ではなく、ボーナスに当選しない限り、他の遊技状態に移行しない無限の遊技状態(無限RT)となっている。
RT2への突入は、ボーナス(ボーナスA又はボーナスB)の当選を契機として行われ、その後、RT1からRT2に移行する(図6の矢印b)。
また、RT2の終了は、3ベットゲーム中のボーナスA当選状態の終了(ボーナスAの入賞)、又は、2ベットゲーム中のボーナスB当選状態の終了(ボーナスBの入賞)を契機として行われ、その後、RT2からボーナスに移行する(図6の矢印c)。
すなわち、RT2は、ボーナス役に当選してからボーナスが発生(ボーナスの入賞)するまで継続するようになっており、RT2中は、ボーナス役に内部当選した状態(ボーナス当選状態)で遊技が進行される。
このように、RT2は、予め遊技期間の定められた有限の遊技状態ではなく、ボーナスが発生しない限り、他の遊技状態に移行しない無限の遊技状態(無限RT)となっている。
ただし、本実施形態のスロットマシン1は、RT2中は、遊技者にボーナスBを入賞させる目押し操作をさせない仕様になっているため、RT2からボーナスBへ移行する(ボーナスBに入賞する)確率は、極めて低くなっている。
これにより、本実施形態に係るスロットマシン1は、ボーナスBに当選した場合でも、RT2に制御された状態で遊技が進行するようになっている。
なお、本実施形態のRTは、2つであるが、1つ又は3つ以上であってもよい。
また、スロットマシン1のシステムリセット(設定変更時も含む)時には、RT0を設けてもよい。この場合、RT0からRT1への移行を、例えば、所定の当選役に対応する図柄の組合せの停止表示(押し順ベル当選時等の停止表示)、又は、所定の当選役に対応しない図柄の組合せの停止表示(押し順ベル当選時等のこぼし目の停止表示)等によって、容易に移行するようにしてもよい。
図7に示すように、遊技状態には、通常状態とATのステージとがあり、これらが通常区間と有利区間とに区分される。
通常状態には、通常状態Aと通常状態Bとがある。
通常状態A(第1遊技状態)は、有利区間への移行に関する抽選が行われる通常区間に区分され、通常状態Bは、ATへの移行に関する処理が行われる有利区間に区分される。
ATは、主制御部10及び副制御部20が、演出実行手段として動作することで、「押し順リプレイ」や「押し順ベル」の当選時に、停止ボタン5に対する押し順や目押しの目安となる図柄等を、表示器8などの表示手段によって報知する演出(押し順ナビ)を行う。
これにより、ATは、「押し順リプレイ」や「押し順ベル」に対応する図柄の組合せを停止可能となるため、通常遊技よりも有利な遊技状態である。
AT中は、設定された規定ゲーム数を消化するまで(残りゲーム数が「0」になるまで)押し順ナビが継続して実行される仕様になっている。
また、ATは、3ベットゲームを適正な遊技形態とし、2ベットゲームを行った場合には所定の規制が働く仕様となっている。
具体的には、AT中は、2ベットゲームを行っても、押し順ナビやAT継続抽選等が実施されないようになっている。
このため、AT中に2ベットゲームを行った場合、残りゲーム数は減らないものの、遊技者にとってはATの恩恵を受けられない不利益な状態となる。
ATであり、かつ、RT2である状態は、リプレイ役の当選確率が高い遊技状態であって、「押し順リプレイ」や「押し順ベル」等の入賞をアシストする遊技状態(ART)となる。
通常区間(通常状態A)から有利区間(通常状態B)への移行は、通常状態Aにおける3ベットゲームでの内部抽選処理において、「ハズレ」以外の当選役に当選した場合に行われる(図7の矢印a)。
具体的には、「ハズレ」の場合には、通常区間(通常状態A)を維持し、一方、「ハズレ」以外の当選役に当選した場合には、通常区間(通常状態A)から有利区間(通常状態B)へ移行する。
なお、3ベットゲームにおいて「ハズレ」以外の当選役に当選する確率は、「1/1.2=(65536-11471)/65536」であり(図5参照)、高確率である。
このため、通常状態では、通常状態Aの滞在期間は極めて短く、ATに移行するまでは、ほぼ遊技状態Bに滞在することになる。
なお、これに限らず、通常区間から有利区間への移行は、例えば、所定の当選役に対応する図柄の組合せの停止表示(押し順ベル当選時等の停止表示)、又は、所定の当選役に対応しない図柄の組合せの停止表示(押し順ベル当選時等のベルこぼし目の停止表示)等によって、移行するようにしてもよい。
また、基本的には、2ベットゲーム中は、通常区間(通常状態A)から有利区間(通常状態B)への移行はされないことを想定しているが、これに限らず、移行するようにしてもよい。
具体的には、主制御部10が第3計数手段として動作することで、通常状態B及び各ATからなる有利区間(第2遊技状態及び第3遊技状態を含む特定遊技状態)において遊技を実行した回数(遊技回数)を計数する。
第3計数手段は、ベット数に関係なく有利区間における遊技回数(有利区間遊技数)を計数する手段であり、3ベットゲームのみならず2ベットゲームの実行回数も合わせて計数する。
そして、主制御部10は、有利区間遊技数が、規定の上限回数(1500回。本発明の第2遊技回数。)に到達した場合に、有利区間を通常区間に移行する。
有利区間から通常区間への移行は、有利区間におけるメダル獲得数(有利区間獲得数)が、規定の上限枚数(2400枚)に到達した場合にも実行される。
有利区間の上限回数や上限枚数は、リミッタとも称され、リミッタ回数やリミッタ枚数は任意に設定することもできる。
有利区間から通常区間への移行は、後述するように、チャンスゾーンやエンディングの終了を契機に行われることもある。
なお、有利区間遊技数や有利区間獲得数がリミッタ回数やリミッタ枚数に到達した場合には、実行中のATの残りゲーム数、計数中の遊技回数やメダル獲得数等は消去される(初期化される)。
なお、遊技性の低下を防止するために、実際にメダルの増加が見込める状態中のみ点灯させるようにしてもよい。
例えば、有利区間である通常状態B中は、有利区間ランプ13を消灯し、モモタロウボーナス、チャンスゾーン、モモタロウチャンス、エンディング中のみ、点灯するようにしてもよい。
特に説明がない場合には、各遊技状態から他の遊技状態への移行タイミングは、基本的に、移行条件が成立した遊技の第3リール停止操作後である。なお、これに限定されず、移行条件の成立後、次ゲームから移行してもよい。
通常状態は、非ATに制御され、遊技を続けることで、遊技者の手持ちのメダルが漸次減少することから、遊技者にとって不利な遊技状態である。
通常状態は、通常区間である通常状態A(第1遊技状態)と、有利区間である通常状態Bとを有している。
通常状態Aは、スロットマシン1のシステムリセット時、遊技設定値が変更(遊技設定値の打ち直しも含む)された場合及び有利区間のリミッタに到達した場合に滞在する。
通常状態Aにおいて、「ハズレ」以外の当選役に当選した場合には、主制御部10は、通常状態Aから通常状態Bへ移行するように制御する(図7の矢印a)。
具体的には、主制御部10は、通常状態B中に、レア役の当選を契機に、図8に示す「AT移行抽選テーブル」を参照することにより、ATへの移行抽選を行う(AT移行抽選処理)。
例えば、「弱チェリー」当選時の4/256の確率で当選し、「強チェリー」当選時の64/256の確率で当選し、「弱スイカ」当選時の2/256の確率で当選し、「強スイカ」当選時の64/256の確率で当選するように設定されており、これらのいずれかに当選した場合、通常状態BからAT(モモタロウボーナス)に移行する(図7の矢印b)。
通常状態Bからモモタロウボーナスへの移行は、具体的には、AT移行抽選に当選したゲームの次ゲームで各リールに図柄「白7」・「白7」・「白7」が揃うように自動停止させた後に実行させることができる。
主制御部10は、「AT移行抽選」とは別に、通常状態Bにおける遊技回数が上限回数(天井回数)に到達した場合にも、ATへ移行する制御を行う。
このため、通常状態B中に「AT移行抽選」に当選しない場合でも、通常状態における遊技回数が天井回数(例えば1000回)に到達した場合にはATに移行するようになっている。
なお、遊技回数が天井回数に到達したことを契機に、所定の当選確率に基づいてATへの移行抽選を行ってもよい。
また、ATへの移行抽選の契機役は、レア役以外でもよく、例えば、リプレイ役やベル役の当選を契機に所定の確率で移行抽選に当選するようにしてもよい。
また、AT移行抽選では、現在スロットマシン1に設定されている遊技設定値が高設定であるほど、当選確率が高くなるようにしてもよい。
モモタロウボーナスは、ATに突入後、始めに滞在するステージである。
モモタロウボーナスは、ATに制御され、所定の確率(例えば、100%)で押し順が報知される。そのため、モモタロウボーナス中は、遊技者にとって、メダルの増加を期待できる有利な遊技状態である。
モモタロウボーナスは、20ゲームを消化するまでの期間、滞在可能である。
そして、モモタロウボーナス中のゲーム数を消化した(残りゲーム数が「0」になった)時点で、主制御部10は、モモタロウボーナスからチャンスゾーンへ移行するように制御する(図7の矢印c)。
なお、モモタロウボーナスにおいて、規定ゲーム数(残りゲーム数)に所定のゲーム数を上乗せしてもよい。例えば、レア役の当選を契機に、上乗せ抽選を行うことで、当該上乗せ抽選に当選した場合、所定のゲーム数を残りゲーム数に上乗せすることで、ステージの滞在を延長するようにしてもよい。
図9(a)は、モモタロウボーナス開始時における表示器8の表示画面である。
なお、モモタロウボーナス中は、押し順ナビが表示されるが、それ以外は、モモタロウボーナス開始時における表示画面と同じ画面が表示器8に表示される(図示省略)。
図9(b)は、モモタロウボーナス終了時における表示器8の表示画面(リザルト画面)である。
これらの図に示すように、モモタロウボーナス中は、モモタロウボーナスの移行や滞在を示すキャラクター、有利区間中のメダル獲得数(3ベット獲得数)を表示するAT中演出が行われる。
なお、3ベット獲得数とは、3ベットゲームにおけるメダルの獲得数をいう。
また、獲得数とは、メダルの投入枚数とメダルの払出枚数の差分(差枚数)をいう。
このAT中演出は、キャラクターの数、種類等を相対的に少なくすることで、後述するエンディング演出に比べ控えめな演出にしている(図14~16参照)。
なお、有利区間中のメダル獲得数に加えて、又は、代えて、モモタロウボーナス中のメダル獲得数を表示することもできる。
また、リザルト画面は、モモタロウボーナスの最終ゲームにおける3番目の停止ボタンの操作後から次ゲーム開始までの間に表示することを想定しているが、次ゲームに亘って表示しても良く、当該次ゲームのみ表示することもできる。
チャンスゾーンは、モモタロウボーナスの終了後に突入するステージであり、ATに制御される。
チャンスゾーンは、設定された規定ゲーム数を消化するまで(残りゲーム数が「0」になるまで)継続し、この間に、押し順ベルに対する押し順ナビが行われる。
具体的には、32ゲーム継続し、所定の確率(例えば、100%)で押し順ナビが行われる。
なお、チャンスゾーン中に、規定ゲーム数(残りゲーム数)に所定のゲーム数を上乗せしてもよい。例えば、レア役の当選を契機に、上乗せ抽選を行うことで、当該上乗せ抽選に当選した場合、所定のゲーム数を残りゲーム数に上乗せすることで、ステージの滞在を延長するようにしてもよい。
また、本実施形態では、チャンスゾーンをATとしたが、非ATとすることもできる。
具体的には、主制御部10は、今回ゲームで当選した当選役に基づいて、図9に示す「AT継続抽選テーブル」を参照することにより、モモタロウチャンスへの移行の当否を抽選する。
例えば、「押し順ベル入賞」時は12/256の確率で当選し、「弱チェリー」当選時は25/256の確率で当選し、「強チェリー」当選時は256/256の確率で当選し、「弱スイカ」当選時は25/256の確率で当選し、「強スイカ」当選時は256/256の確率で当選し、その他の当選役の当選時は2/256の確率で当選するように設定されている。
モモタロウチャンスへの移行抽選に当選した場合には、継続先ステージであるモモタロウチャンスにおけるベルナビ回数を決定するための抽選も併せて行われる。
例えば、「10ゲーム」、「20ゲーム」及び「30ゲーム」の回数が設けられており、それぞれ、60%、30%、10%の確率で当選するように設定されている。
なお、モモタロウチャンスにおけるベルナビ回数は、現在スロットマシン1に設定されている遊技設定値に基づいて決定することもできる。例えば、高設定の方が、大きいゲーム数が選択され易いように設定することができる。
そして、モモタロウチャンスへの移行抽選に当選した場合には、主制御部10は、実行中のステージのゲーム数を消化した後に、モモタロウチャンスへ移行するように制御し(図7の矢印d)、モモタロウチャンスへの移行抽選に非当選の場合には、実行中のステージのゲーム数を消化した後に、通常状態A(通常区間)に移行するように制御する(図7の矢印g)。
図11(a)は、チャンスゾーン開始時における表示器8の表示画面である。
なお、チャンスゾーン中は、押し順ナビが表示されるが、それ以外は、チャンスゾーン開始時における表示画面と同じ画面が表示器8に表示される(図示省略)。
図11(b)は、チャンスゾーン終了時における表示器8の表示画面(リザルト画面)である。
これらの図に示すように、チャンスゾーン中は、チャンスゾーンの移行や滞在を示すキャラクター、有利区間中のメダル獲得数(3ベット獲得数)を表示するAT中演出が行われる。
このAT中演出は、キャラクターの数、種類等を相対的に少なくすることで、後述するエンディング演出に比べ控えめな演出にしている(図14~16参照)。
なお、有利区間中のメダル獲得数に加えて、又は、代えて、AT中の総メダル獲得数やチャンスゾーン中のメダル獲得数を表示することもできる。
また、リザルト画面は、チャンスゾーンの最終ゲームにおける3番目の停止ボタンの操作後から次ゲーム開始までの間に表示することを想定しているが、次ゲームに亘って表示しても良く、当該次ゲームのみ表示することもできる。
モモタロウチャンスは、ATに制御され、所定の確率で押し順が報知される。そのため、モモタロウチャンス中は、遊技者にとって、メダルの増加を期待できる有利な遊技状態である。
モモタロウチャンスは、押し順ベルの押し順ナビが発生する回数(ベルナビ回数)で管理されており、ベルナビ回数が「0」になるまでの期間、滞在可能である。
そして、ベルナビ回数が「0」になると、主制御部10は、モモタロウチャンスからチャンスゾーンへ移行するように制御する(図7の矢印e)。
このように、本実施形態のスロットマシン1は、モモタロウチャンスが終了すると再びチャンスゾーンに戻ることから、チャンスゾーン-モモタロウチャンス間をループさせて出玉を増やすタイプの遊技性を有している。
図12(a)は、モモタロウチャンス開始時における表示器8の表示画面である。
なお、モモタロウチャンス中は、押し順ナビが表示されるが、それ以外は、モモタロウチャンス開始時における表示画面と同じ画面が表示器8に表示される。
図12(b)は、モモタロウチャンス終了時における表示器8の表示画面(リザルト画面)である。
これらの図に示すように、モモタロウチャンス中は、モモタロウチャンスの移行や滞在を示すキャラクター、残りベルナビ回数、有利区間中のメダル獲得数(3ベット獲得数)を表示するAT中演出が行われる。
このAT中演出は、キャラクターの数、種類等を相対的に少なくすることで、後述するエンディング演出に比べ控えめな演出にしている(図14~16参照)。
なお、有利区間中のメダル獲得数に加えて、又は、代えて、AT中の総メダル獲得数やモモタロウチャンス中のメダル獲得数を表示することもできる。
また、リザルト画面は、モモタロウチャンスの最終ゲームにおける3番目の停止ボタンの操作後から次ゲーム開始までの間に表示することを想定しているが、次ゲームに亘って表示しても良く、当該次ゲームのみ表示することもできる。
エンディングは、有利区間において所定の移行条件を満たした場合に移行するステージであり、有利区間の終盤に滞在するステージである。
エンディング中は、ATに制御され、所定の確率(例えば、100%)で押し順が報知される。そのため、エンディング中は、遊技者にとって、メダルの増加を期待できる有利な遊技状態である。
エンディングでは、予め定められたゲーム数(20ゲーム)が付与され、当該ゲーム数の遊技が実行された(残りゲーム数が「0」になった)場合、主制御部10が、エンディングが終了して通常状態Aへ移行するように制御される(図7の矢印h)。
遊技数条件は、有利区間における遊技回数が所定の遊技回数に到達したことを条件とする。
具体的には、主制御部10は、第1計数手段として動作することで、通常状態B、モモタロウボーナス、チャンスゾーン、モモタロウチャンス(第2遊技状態)からなる有利区間(所定遊技状態)における3ベットゲームでの遊技回数(3ベット遊技数)を計数する。つまり、第1計数手段は、3ベット遊技数のみを計数し、2ベット遊技数など3ベット以外でのゲーム回数は計数しない。
また、第1計数手段による計数値(3ベット遊技数)は、有利区間が終了すると初期化される(0になる)。
そして、主制御部10は、遊技状態制御手段として動作することで、第1計数手段により計数された遊技回数(3ベット遊技数)が1470回(遊技数条件を満たす遊技回数:第1遊技回数)に到達した場合に、遊技状態をエンディング(第3遊技状態)に移行する制御を行う。
なお、通常状態Bを除くモモタロウボーナス、チャンスゾーン、モモタロウチャンスからなる有利区間(エンディングを除くAT)における3ベット遊技数が1470回に到達した場合にエンディングに移行するように制御することもできる。
獲得数条件は、有利区間におけるメダル獲得数が所定の獲得数に到達したことを条件とする。
具体的には、主制御部10は、第2計数手段として動作することで、通常状態B、モモタロウボーナス、チャンスゾーン、モモタロウチャンス(第2遊技状態)からなる有利区間(所定遊技状態)における3ベットゲームでのメダル獲得数(3ベット獲得数)を計数する。つまり、第2計数手段は、3ベット獲得数のみを計数し、2ベット獲得数など3ベット以外でのメダル獲得数は計数しない。
そして、主制御部10は、第2計数手段により計数されたメダル獲得数(3ベット獲得数)が2250枚(獲得数条件を満たすメダル獲得数)に到達した場合に、遊技状態をエンディングに移行する制御を行う。
なお、エンディングにおける1ゲーム(1回の3ベットゲーム)あたりの純増枚数は最大5枚を想定している。
つまり、エンディングにおいて、適正に3ベットゲームを20ゲーム実行しても、リミッタ回数1500回やリミッタ枚数2400枚には到達しない仕様となっている。
なお、エンディングに付与されるゲーム数は20回に限らず任意のゲーム数にすることができ、これに対応して、遊技数条件を満たす遊技回数(第1遊技回数)を任意の遊技回数にしたり、獲得数条件を満たすメダル獲得数を任意の獲得数にすることができる。
エンディング中は、副制御部20が、演出実行手段として動作することで、表示器8において遊技情報(例えば、残りゲーム数、獲得枚数など)等を表示する演出(エンディング演出)を行う。
また、エンディング演出では、エンディングの移行条件を満たしたときのメダル獲得数、すなわち、エンディング移行(突入)時のメダル獲得数に応じた演出を行う。
具体的には、有利区間における3ベット遊技数が1470回に到達した場合、図13のエンディング判定テーブルを参照し、前記到達時の3ベット獲得数に対応するエンディングをエンディングA~Dの中から選択する判定(エンディング移行判定)を行い、この判定を経て選択されたエンディングに移行(制御)する。
例えば、3ベット獲得数が基準値2000枚以上の場合にはエンディングAに移行し、3ベット獲得数が基準値1500~1999枚の場合にはエンディングBに移行し、3ベット獲得数が基準値1000~1499枚の場合にはエンディングCに移行し、3ベット獲得数が基準値999以下の場合にはエンディングDに移行する。
また、3ベット獲得数が基準値2250枚に到達することでエンディングに移行する場合(獲得数条件を満たした場合)にはエンディングAに移行する。
副制御部20は、エンディングA~Dに対応し、それぞれ異なる態様のエンディング演出(第3演出)を行う。
図14~17の各(a)図は、エンディング開始時の画面であり、各(b)図は、エンディング終了時の画面(リザルト画面)である。
エンディング中は、押し順ナビが表示されるが、それ以外は、エンディング開始時における表示画面と同じ画面が表示器8に表示される。
これらの図に示すように、エンディングA~Dの各エンディング中は、エンディングの移行や滞在を示すキャラクターや図柄、ATの残りゲーム数、有利区間中のメダル獲得数(3ベット獲得数)を表示するエンディング演出が行われる。
エンディング演出は、キャラクターの数、種類等を相対的に多くしたり、派手な図柄を採用することで、前述したAT中演出に比べ華やかな演出にしている(図9,11,12参照)。
加えて、エンディングA~Cのエンディング演出では、相互にキャラクターや図柄の数、種類等を異ならせることで、演出の華やかさをエンディングA>エンディングB>エンディングCとなるようにしている。
つまり、エンディング突入時のメダル獲得数が多いほど華やかなエンディング演出を行い、エンディング突入時のメダル獲得数が少ないほど控えめなエンディング演出を行うようにしている。
このため、例えば、表示器8においてエンディング突入時のメダル獲得数を遊技者が確認した場合(図14~17の各(a)図の「獲得数」参照)において、当該メダル獲得数が少ない場合でも、メダル獲得数とエンディング演出との雰囲気が一致しないことによる違和感がなく、遊技者の遊技に対する興趣が低下しないようにすることができる。
なお、有利区間中のメダル獲得数に加えて、又は、代えて、AT中の総メダル獲得数やエンディング中のメダル獲得数を表示することもできる。
また、リザルト画面は、エンディングの最終ゲームにおける3番目の停止ボタンの操作後から次ゲーム開始までの間に表示することを想定しているが、次ゲームに亘って表示しても良く、当該次ゲームのみ表示することもできる。
例えば、図17は、チャンスゾーンの途中でエンディングDに移行した場合のエンディング演出の演出画面を示す図である。
図11と図17とを比較するとわかるように、エンディングDにおける演出は、チャンスゾーンにおけるAT中演出とは、残りゲーム数が表示されないだけで、ほぼ同じである。
なお、図17(a)の有利区間中のメダル獲得数「獲得400枚」に代えて、画面中央に「TOTAL400枚」と表示することもできる。
これにより、エンディングDにおける演出と、チャンスゾーンにおけるAT中演出とをより同じ演出態様にすることができる。
このようにすると、メダル獲得数が極めて少ない状態でエンディングに突入しても、エンディングに移行したことを気づきにくくすることができる。
すなわち、メダル獲得数が極めて少ない場合には、エンディングに突入したことを遊技者が認識しないまま遊技を進行させることが可能になるため、メダル獲得数とエンディング演出との雰囲気が一致しないことが原因で生ずる遊技者の遊技に対する興趣の低下を防ぐことができる。
なお、エンディングDのエンディング演出を、他のエンディングと同様、移行前のATにおけるAT中演出と異なる演出態様にすることができる。
また、3ベット獲得数が2250枚に到達して移行するエンディングと、3ベット遊技数が1470ゲームに到達して移行するエンディングであって移行時の3ベット獲得数が2000枚以上の場合のエンディングを、ともにエンディングAに制御するのではなく、異なる演出のエンディングに制御することもできる。
図18に示すように、はじめに、EDフラグがオンかオフかを判定する(S101)。
EDフラグは、主制御部10又は副制御部20のRAMにおいて管理されるエンディング滞在に関する識別情報であり、エンディング滞在を示す「オン」情報とエンディング非滞在を示す「オフ」情報とがある。
S101において、EDフラグがオンの場合(S101-Yes)、既にエンディングに滞在している状態であるため、S102以降の処理は実行せずに終了する。
エンディング滞在中は、エンディングに再突入しないようにするものである。
S101において、EDフラグがオフの場合(S101-No)、まず、3ベット獲得数が2250枚以上か否かを判定する(S102)。
エンディングの移行条件である獲得数条件を満たすか否かを判定するものである。
また、遊技数条件の判定(後記S103)よりも獲得数条件の判定を優先するものである。
S102において、3ベット獲得数が2250枚以上の場合(S102-Yes)、エンディングAに制御し(S105)、EDフラグをオンにする(S111)。
獲得数条件を満たしてエンディングに突入する場合、突入時のメダル獲得数は多いことに対応し、華やかなエンディング演出を行うものである(図14参照)。
S102において、3ベット獲得数が2250枚未満の場合(S102-No)、S103に進む。
S103において、3ベット遊技数が1470回か否かを判定する。
エンディングの移行条件である遊技数条件を満たすか否かを判定するものである。
S103において、3ベット遊技数が1470回かである場合(S103-Yes)、3ベット獲得数が2000枚以上か否かを判定する(S104)。
遊技数条件を満たしてエンディングに突入する場合、突入時の獲得数に応じてエンディングを異ならせるためである。
なお、S103において、3ベット遊技数が1470回でない場合(S103-No)、終了する。つまり、この場合、移行条件を満たしていないため、エンディングに移行しない。
S104において、3ベット獲得数が2000枚以上である場合(S104-Yes)、エンディングAに制御し(S105)、EDフラグをオンにする(S111)。
エンディング突入時のメダル獲得数が多い場合は、これに対応して華やかなエンディング演出を伴うエンディングに移行するものである(図14参照)。
S104において、3ベット獲得数が2000枚未満である場合(S104-No)、S106に進む。
S106において、3ベット獲得数が1500枚以上で、かつ、1999枚以下である場合(S106-Yes)、エンディングBに制御し(S107)、EDフラグをオンにする(S111)。
エンディングAよりも控えめで、かつ、エンディングCよりも華やかなエンディング演出を伴うエンディングに移行するものである(図15参照)。
S106において、3ベット獲得数が1500枚以上で、かつ、1999枚以下でない場合(S106-No)、つまり、1499枚の以下の場合、S108に進む。
S108において、3ベット獲得数が1000枚以上で、かつ、1499枚以下の場合(S108-Yes)、エンディングCに制御し(S109)、EDフラグをオンにする(S111)。
エンディングBよりも控えめで、かつ、エンディングDよりも華やかなエンディング演出を伴うエンディングに移行するものである(図16参照)。
S108において、3ベット獲得数が1000枚以上で、かつ、1499枚以下でない場合(S108-No)、つまり、999枚以下の場合、エンディングDに制御し(S110)、EDフラグをオンにする(S111)。
エンディング演出において、移行前のATにおけるAT中演出の演出態様を維持するものである(図17参照)。
また、エンディングA~Dの中で最も控えめなエンディング演出を伴うエンディングに移行するものである。
そして、遊技状態制御手段は、エンディングを除くATにおける3ベット遊技数が遊技数条件を満たす回数(第1遊技回数)に到達した場合、遊技状態をエンディングに制御可能であり、エンディングにおいて20ゲームの遊技が実行された場合遊技状態を通常状態Aに制御可能であり、演出実行手段は、エンディングにおいて、有利区間における3ベット遊技数が前記第1遊技回数に到達した時点での3ベット獲得数が2000枚以上(第2獲得数)である場合、エンディングAの演出(第2演出)を実行可能であり、有利区間における3ベット遊技数が前記第1遊技回数に到達した時点での3ベット獲得数が1500~1999枚(第1獲得数)である場合、エンディングBの演出(第1演出)を実行可能にしてある。
また、演出実行手段は、ATにおいて、エンディングAの演出(第1演出)及びエンディングBの演出(第2演出)とは異なるAT中演出(第3演出)を実行可能としてある。
また、演出実行手段は、ATにおいて、有利区間における3ベット遊技数が第1遊技回数に到達した時点での3ベット獲得数が999枚以下(請求項3における第1獲得数)である場合、エンディングDの演出(請求項3における第1演出)を実行可能であり、有利区間における3ベット遊技数が第1遊技回数に到達した時点での3ベット獲得数が2000枚以上(請求項3における第2獲得数)である場合、エンディングAの演出(請求項3における第2演出)を実行可能であるところ、ATにおいて、エンディングDの演出(第1演出)を実行可能としてある。
なお、第1獲得数及び第2獲得数は、第1獲得数<第2獲得数の関係が成立すればどのような獲得数であってもよい。
これにより、特定ゲーム数に到達時のメダル獲得数が相対的に多い場合には、遊技者を祝福する華やかなエンディング演出を実行することができ、特定ゲーム数に到達時のメダル獲得数が相対的に少ない場合には、遊技者を祝福しない又は少しだけ祝福するといった控えめなエンディング演出を実行することができる。
このため、エンディング突入時におけるメダル獲得数とエンディング演出との雰囲気を一致させることができ、遊技者の遊技に対する興趣の低下を防止することができる。
しかしながら、上記スロットマシンでは、AT中に払出しが発生する小役があまり当選せずに、エンディングに移行する時点でメダル獲得数が少ない場合がある。
エンディング中は、遊技者を祝福する演出が行われるため、このようにメダル獲得数が少ない状態でエンディングに移行すると、メダル獲得数とエンディング演出との雰囲気が一致しないことが生ずる。
このため、遊技者は違和感を感じ、興趣が低下してしまう虞があった。
本実施形態のスロットマシン1によれば、エンディング突入時のメダル獲得数に応じてエンディング演出の演出態様を異ならせているため、従来の遊技機が改善すべきこのような課題の全部又は一部などを解決することができる。
本実施形態のスロットマシン1は、2ベットゲームによるATの延命行為に対処可能なエンディング移行判定を実施することができる。
対象となる延命行為は、例えば、滞在中のチャンスゾーン(AT)の残りゲーム数が少ない(残り5ゲーム)状態であって、かつ、有利区間における遊技回数(3ベット遊技数)が1460回の状態である場合に、遊技者が実施することが想定される。
つまり、チャンスゾーンの残りゲーム数(5回)は、エンディングの移行条件である1470回までの回数(10回)よりも少し(5回)足らないため、そのまま適正に3ベットゲームを続けてもエンディングの移行条件を満たさない状況の場合が想定される。
そして、このような状況下では、ATの継続は、チャンスゾーン中に実施されるモモタロウチャンスへの移行抽選に委ねられている。
ところで、チャンスゾーン中に2ベットゲームを行った場合には、当該チャンスゾーンにおけるATの恩恵を受けることはできないものの、残りゲーム数は減らない仕様になっている。
このため、このような仕様を知っている遊技者が前記状況下におかれた場合、故意に2ベットゲームに切り替えることでチャンスゾーンが終了するのを阻止しつつ(延命行為)、当該延命行為によってエンディングの移行条件である1470回に到達させようと不当な試みを実施することが考えられる。
これに対し、本実施形態のスロットマシン1は、有利区間における3ベット遊技数が1470回に到達した場合にエンディングに移行する仕様となっており、2ベットゲームをいくら重ねてもエンディングの移行条件を満たすことには貢献せず、かえって、リミッタ回数への到達による有利区間の終了を促すことになるため、実害はないとも思われる。
しかしながら、このような行為は、遊技場における風紀や道徳を乱す行為であり、このような行為を放置することで遊技場の遊技環境が悪化する虞もある。
そこで、このような2ベットゲームによるATの延命行為や当該行為に基づくエンディング移行への不当な試みに対し、本実施形態のスロットマシン1は、エンディング移行判定において、遊技状態制御手段が、有利区間における3ベット遊技数(第2遊技状態において、第1計数手段により計数された遊技回数)が1470回に到達した場合に、有利区間においてベット数に関係なく計数した遊技の回数(第3計数手段により計数された遊技回数:有利区間遊技数)が1470回(第1遊技回数)よりも多く、且つ、リミッタである1500回(第2遊技回数)よりも少ない1480回(第3遊技回数)の場合、エンディングに移行しない(エンディングへの移行を制限する)ようにして遊技者に罰則を与えることとした。
なお、第3遊技回数は1480回に限らず、第1遊技回数や第2遊技回数に合わせ任意の回数にすることができる。
図19に示すように、有利区間獲得数が2300枚以上か否かを判定する(S201)。
エンディング移行条件である3ベット獲得数2250枚より多く、リミッタであるメダル獲得数2400枚より少ない枚数2300枚を基準値とし、ベット数に関係なく有利区間に獲得したメダル数が基準値2300枚に到達したか否かを判定するものである。
S201において、有利区間獲得数が2300枚以上の場合(S201-Yes)、S202に進む。
エンディング移行条件である3ベット遊技数1470回より多く、リミッタである遊技回数1500枚より少ない回数1480回を基準値とし、ベット数に関係なく有利区間に実行した遊技回数が基準値1480枚に到達したか否かを判定するものである。
S202において、有利区間遊技数が1480以上の場合(S202-Yes)、S203に進む。
S203において、EDフラグがオンの場合(S203-Yes)、S204以降の処理は実行せずに終了する。
S203において、EDフラグがオフの場合(S203-No)、3ベット獲得数が2250枚以上か否かを判定する(S204)。
S204において、3ベット獲得数が2250枚以上の場合(S204-Yes)、エンディングAに制御し(S207)、EDフラグをオンにする(S213)。
S204において、3ベット獲得数が2250枚未満の場合(S204-No)、S205に進む。
S205において、3ベット遊技数が1470回でない場合(S205-No)、終了する。
S206において、3ベット獲得数が2000枚以上である場合(S206-Yes)、エンディングAに制御し(S207)、EDフラグをオンにする(S213)。
S206において、3ベット獲得数が2000枚未満である場合(S206-No)、S208に進む。
S208において、3ベット獲得数が1500枚以上で、かつ、1999枚以下である場合(S208-Yes)、エンディングBに制御し(S209)、EDフラグをオンにする(S213)。
S208において、3ベット獲得数が1500枚以上で、かつ、1999枚以下でない場合(S208-No)、つまり、1499枚の以下の場合、S210に進む。
S210において、3ベット獲得数が1000枚以上で、かつ、1499枚以下の場合(S210-Yes)、エンディングCに制御し(S211)、EDフラグをオンにする(S213)。
S210において、3ベット獲得数が1000枚以上で、かつ、1499枚以下でない場合(S210-No)、つまり、999枚以下の場合、エンディングDに制御し(S212)、EDフラグをオンにする(S213)。
ただし、有利区間中に2ベットゲームが10回以上実行された場合、3ベット遊技数が1470回に到達してエンディング移行条件を満たす時点での有利区間遊技数は1480回以上になるため、エンディングは実施されない(S202-Yes)。
また、有利区間中に2ベットゲームを実行することで50枚以上のメダルを獲得した場合も、3ベット獲得数が2250枚に到達してエンディング移行条件を満たす時点での有利区間獲得数は2300枚以上となるため、エンディングは実施されない(S201-Yes)。
このため、AT中に2ベットゲームを行うことでATを延命したり、当該延命によってエンディングに移行しようと試みる遊技者の不当な行為に対し罰則を与えることができ、当該罰則の存在によって不当な行為の防止を図ることができる。
なお、有利区間において2ベットゲームが1~9回実行された場合等、エンディングを許容することになるが、これは、遊技者が誤って2ベットゲームを行うなど、遊技者が故意に延命行為を行っていないケースまで罰則を与えないためである。
このエンディング移行判定によれば、遊技場における遊技環境を健全に保つことができる。
例えば、このエンディング移行判定を採用しない場合、3ベット遊技数が1470回に到達してエンディングの移行条件を満たしたとしても、その前に2ベットゲームを20回以上実行していた場合には、エンディングの開始時において有利区間遊技数は既に1490回を消化しており、リミッタ(1500回)の到達まで10回の遊技回数しか残されていない状況となる。
この場合、エンディングは、本来20ゲーム付与されているものの、10ゲームを実行した時点でリミッタに到達し、エンディングが終了するため、遊技者に失望感を与え遊技に対する興趣を低下させる要因となる。
このエンディング移行判定によれば、有利区間において2ベットゲームを所定回数以上実行した場合にはエンディングに移行しないようにしているため、このような問題を生じない。
これにより、遊技者が罰則が実行されたことに気づかずにATの延命行為を続け、これにより、AT中にリミッタに到達し当該ATが途中で終了することを防ぐことができる。
本実施形態のスロットマシン1は、モモタロウボーナス、チャンスゾーン、モモタロウチャンスなどのAT中にエンディングの移行条件を満たした場合、滞在するATの途中でエンディングに移行することになる。
この場合、エンディングに移行することでATは継続されるが、滞在中のATが途中で終わることで、遊技者に失望感や違和感を与え、遊技に対する興趣を低下させる虞がある。
そこで、本実施形態のスロットマシン1では、エンディングの前段階に位置するモモタロウチャンスの終了ゲーム時において個別にエンディング移行判定を行うようにし、当該移行判定においては、比較的エンディングに移行し易いようにした。
具体的には、図20~22に示す手順に従ってエンディング移行判定を行う。
S301において、EDフラグがオンの場合(S301-Yes)、既にエンディングに滞在している状態であるため、S302以降の処理は実行せずに終了する。
S301において、EDフラグがオフの場合(S301-No)、実行中のゲームがモモタロウチャンスの終了ゲームか否かを判定する(S302)。
S302において、実行中のゲームがモモタロウチャンスの終了ゲームである場合(S302-Yes)、MC終了時ED移行判定処理を実行する(S303)。
MC終了時ED移行判定処理は、図21に示すように、まず、3ベット獲得数が2200枚以上か否かを判定する(S311)。
S311において、3ベット獲得数が2200枚以上の場合(S311-Yes)、エンディングAに制御し(S314)、EDフラグをオンにする(S320)。
S311において、3ベット獲得数が2200枚未満の場合(S311-No)、S312に進む。
S312において、3ベット遊技数が1460回以上の場合(S312-Yes)、3ベット獲得数が1950枚以上か否かを判定する(S313)。
S312において、3ベット遊技数が1460回以上でない場合(S312-No)、終了する。
S313において、3ベット獲得数が1950枚以上である場合(S313-Yes)、エンディングAに制御し(S314)、EDフラグをオンにする(S320)。
S313において、3ベット獲得数が1950枚未満である場合(S313-No)S315に進む。
S315において、3ベット獲得数が1450枚以上で、かつ、1949枚以下である場合(S315-Yes)、エンディングBに制御し(S316)、EDフラグをオンにする(S320)。
S315において、3ベット獲得数が1450枚以上で、かつ、1949枚以下でない場合(S315-No)、つまり、1449枚以下の場合、S317に進む。
S317において、3ベット獲得数が950枚以上で、かつ、1449枚以下の場合(S317-Yes)、エンディングCに制御し(S318)、EDフラグをオンにする(S320)。
S317において、3ベット獲得数が950枚以上で、かつ、1499枚以下でない場合(S317-No)、つまり、949枚以下の場合、エンディングDに制御し(S319)、EDフラグをオンにする(S320)。
有利区間中ED移行判定処理は、図22に示すように、まず、3ベット獲得数が2250枚以上か否かを判定する(S321)。
S321において、3ベット獲得数が2250枚以上の場合(S321-Yes)、エンディングAに制御し(S324)、EDフラグをオンにする(S330)。
S321において、3ベット獲得数が2250枚未満の場合(S321-No)、S322に進む。
S322において、3ベット遊技数が1470回の場合(S322-Yes)、3ベット獲得数が2000枚以上か否かを判定する(S323)。
S323において、3ベット遊技数が1470回でない場合(S323-No)、終了する。
S323において、3ベット獲得数が2000枚以上である場合(S323-Yes)、エンディングAに制御し(S324)、EDフラグをオンにする(S330)。
S323において、3ベット獲得数が2000枚未満である場合(S323-No)、S325に進む。
S325において、3ベット獲得数が1500枚以上で、かつ、1999枚以下である場合(S325-Yes)、エンディングBに制御し(S326)、EDフラグをオンにする(S330)。
S325において、3ベット獲得数が1500枚以上で、かつ、1999枚以下でない場合(S325-No)、つまり、1499枚の以下の場合、S327に進む。
S327において、3ベット獲得数が1000枚以上で、かつ、1499枚以下の場合(S327-Yes)、エンディングCに制御し(S328)、EDフラグをオンにする(S330)。
S327において、3ベット獲得数が1000枚以上で、かつ、1499枚以下でない場合(S327-No)、つまり、999枚以下の場合、エンディングDに制御し(S329)、EDフラグをオンにする(S330)。
これにより、モモタロウチャンスの終了時にエンディングに移行し易くすることができ、ATの途中でエンディングに移行しにくくすることができる。
また、終盤のATであるエンディングに対し、その前段階に位置するモモタロウチャンスの終了ゲームでエンディングに移行し易くすることで、有利区間の終盤のATを自然な流れで連続させて進行させることができる。
したがって、ATの途中でエンディングに移行することによる遊技者に失望感や違和感を与えないようにすることができ、遊技に対する興趣を低下させることを防ぐことができる。
また、MC終了時ED移行判定処理(S303)と同様の処理を他のATの終了ゲームに適用することもできる。
AT中にエンディングの移行条件を満たした場合、すぐにエンディングに移行せず、滞在中のATを終了する旨や、エンディングに移行する旨を、表示器8を介して報知した後にエンディングに移行することもできる。
これにより、滞在中のATが途中で終わることによる遊技者に失望感や違和感を軽減することができる。
本実施形態のスロットマシン1は、エンディングにおいて遊技設定値により設定された設定値の示唆演出を行うことができる。
具体的には、本実施形態のスロットマシン1は、エンディングA(第2演出)が実行された場合のみ、エンディング演出において設定示唆情報(設定値情報)を表示し、エンディングB(第1演出)など他のエンディングが実行された場合には、エンディング演出において設定示唆情報を表示しないようにすることができる。
例えば、図14に示すエンディングAのリザルト画面において、「Congratuations」の文字の色やデザインを変更することで設定値を示唆することができる。
一例としては、青色=奇数(1,3,5)示唆、黄色=偶数(2,4,6)示唆、緑色=最高設定(6)示唆としたり、斜体=奇数示唆、下線=偶数示唆、逆文字=最高設定などとすることができる。
なお、エンディングAだけでなくエンディングBなど他のエンディングでも設定示唆演出を行うこともできる。
本発明の第2実施形態に係る遊技機について図23~29を参照して説明する。
図23は、本発明の第2実施形態に係る遊技機における遊技状態の遷移図である。
図23に示すように、本実施形態では各エンディングに付与されるゲーム数(滞在ゲーム数)を異ならせており、この点において、各エンディングに付与されるゲーム数を同じ(20ゲーム)とした第1実施形態とは異なる(図7参照)。
他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
例えば、3ベット獲得数が基準値2000枚以上の場合には60ゲームのエンディングAに移行し、3ベット獲得数が基準値1500~1999枚の場合には40ゲームのエンディングBに移行し、3ベット獲得数が基準値1000~1499枚の場合には20ゲームのエンディングCに移行する。
3ベット獲得数が基準値999以下の場合には現状維持、つまり、エンディングに移行しない。
3ベット獲得数が基準値2250枚に到達することでエンディングに移行する場合(獲得数条件を満たした場合)、60ゲームのエンディングAに移行する。
なお、エンディングにおける1ゲーム(1回の3ベットゲーム)あたりの純増枚数は最大5枚を想定している。
つまり、エンディングにおいて、適正に3ベットゲームを60ゲーム実行しても、リミッタ回数1500回やリミッタ枚数2400枚には到達しない仕様となっている。
図25に示すように、はじめに、EDフラグがオンかオフかを判定する(S401)。
S401において、EDフラグがオンの場合(S401-Yes)、既にエンディングに滞在している状態であるため、S402以降の処理は実行せずに終了する。
S401において、EDフラグがオフの場合(S401-No)、まず、3ベット獲得数が2050枚以上か否かを判定する(S402)。
S402において、3ベット獲得数が2050枚以上の場合(S402-Yes)、60ゲームのエンディングAに制御し(S405)、EDフラグをオンにする(S410)。
S402において、3ベット獲得数が2050枚未満の場合(S402-No)、S403に進む。
S403において、3ベット遊技数が1430回か否かを判定する。
S403において、3ベット遊技数が1430回の場合(S403-Yes)、3ベット獲得数が2000枚以上か否かを判定する(S404)。
なお、S403において、3ベット遊技数が1430回でない場合(S403-No)、終了する。つまり、移行条件を満たしていないため、エンディングに移行しない。
S404において、3ベット獲得数が2000枚以上である場合(S404-Yes)、60ゲームのエンディングAに制御し(S405)、EDフラグをオンにする(S410)。
S404において、3ベット獲得数が2000枚未満である場合(S404-No)、S406に進む。
S406において、3ベット獲得数が1500枚以上で、かつ、1999枚以下である場合(S406-Yes)、40ゲームのエンディングBに制御し(S407)、EDフラグをオンにする(S410)。
S406において、3ベット獲得数が1500枚以上で、かつ、1999枚以下でない場合(S406-No)、つまり、1499枚の以下の場合、S408に進む。
S408において、3ベット獲得数が1000枚以上で、かつ、1499枚以下の場合(S408-Yes)、20ゲームのエンディングCに制御し(S409)、EDフラグをオンにする(S410)。
このため、エンディング突入時のメダル獲得数が少ない場合に、メダル獲得数とエンディングによる恩恵とが一致しないことによる違和感がなく、遊技者の遊技に対する興趣が低下しないようにすることができる。
また、3ベット獲得数が2250枚に到達して移行するエンディングと、有利区間における3ベット遊技数が1470ゲームに到達して移行するエンディングであって、エンディング突入時のメダル獲得数が2000枚以上の場合のエンディングとをゲーム数の異なるエンディングにすることができる。
また、各エンディングの滞在ゲーム数を異ならせるとともに、第1実施形態のように、各エンディングの演出態様を異ならせることもできる。
第1実施形態における「2ベットゲームによるATの延命行為に対するエンディング移行判定」を第2実施形態に係るエンディング移行判定と組み合わせることもできる。
具体的には、図26に示す各手順に従ってエンディング移行判定を行う。
図26に示すように、有利区間獲得数が2100枚以上か否かを判定する(S501)。
エンディング移行条件である3ベット獲得数2050枚より多く、リミッタであるメダル獲得数2400枚より少ない枚数2100枚を基準値とし、ベット数に関係なく有利区間に獲得したメダル数が基準値2100枚に到達したか否かを判定するものである。
S501において、有利区間獲得数が2100枚以上の場合(S501-Yes)、S502に進む。
S502において、有利区間遊技数が1440以上か否かを判定する。
エンディング移行条件である3ベット遊技数1430回より多く、リミッタである遊技回数1500枚より少ない回数1440回を基準値とし、ベット数に関係なく有利区間に実行した遊技回数が基準値1440枚に到達したか否かを判定するものである。
S502において、有利区間遊技数が1440以上の場合(S502-Yes)、S503に進む。
S503において、EDフラグがオンの場合(S503-Yes)、S504以降の処理は実行せずに終了する。
S503において、EDフラグがオフの場合(S503-No)、3ベット獲得数が2050枚以上か否かを判定する(S504)。
S504において、3ベット獲得数が2050枚以上の場合(S504-Yes)、60ゲームのエンディングAに制御し(S507)、EDフラグをオンにする(S512)。
S504において、3ベット獲得数が2050枚未満の場合(S504-No)、S505に進む。
S505において、3ベット遊技数が1430回の場合(S505-Yes)、3ベット獲得数が2000枚以上か否かを判定する(S506)。
S505において、3ベット遊技数が1430回でない場合(S505-No)、終了する。
S506において、3ベット獲得数が2000枚以上である場合(S506-Yes)、60ゲームのエンディングAに制御し(S507)、EDフラグをオンにする(S512)。
S506において、3ベット獲得数が2000枚未満である場合(S506-No)、S508に進む。
S508において、3ベット獲得数が1500枚以上で、かつ、1999枚以下である場合(S508-Yes)、40ゲームのエンディングBに制御し(S509)、EDフラグをオンにする(S512)。
S508において、3ベット獲得数が1500枚以上で、かつ、1999枚以下でない場合(S508-No)、S510に進む。
S510において、3ベット獲得数が1000枚以上で、かつ、1499枚以下の場合(S510-Yes)、20ゲームのエンディングCに制御し(S511)、EDフラグをオンにする(S512)。
第1実施形態における「モモタロウチャンスの終了ゲーム時におけるエンディング移行判定」を第2実施形態に係るエンディング移行判定と組み合わせることもできる。
具体的には、図27~29に示す手順に従ってエンディング移行判定を行う。
S601において、EDフラグがオンの場合(S601-Yes)、既にエンディングに滞在している状態であるため、S602以降の処理は実行せずに終了する。
S601において、EDフラグがオフの場合(S601-No)、実行中のゲームがモモタロウチャンスの終了ゲームか否かを判定する(S602)。
S602において、実行中のゲームがモモタロウチャンスの終了ゲームである場合(S602-Yes)、MC終了時ED移行判定処理を実行する(S603)。
MC終了時ED移行判定処理は、図28に示すように、まず、3ベット獲得数が2200枚以上か否かを判定する(S611)。
S611において、3ベット獲得数が2200枚以上の場合(S611-Yes)、エンディングAに制御し(S614)、EDフラグをオンにする(S619)。
華やかなエンディング演出を行うものである(図14参照)。
S611において、3ベット獲得数が2200枚未満の場合(S611-No)、S612に進む。
S612において、3ベット遊技数が1460回以上の場合(S612-Yes)、3ベット獲得数が1950枚以上か否かを判定する(S613)。
S612において、3ベット遊技数が1460回以上でない場合(S612-No)、終了する。
S613において、3ベット獲得数が1950枚以上である場合(S613-Yes)、エンディングAに制御し(S614)、EDフラグをオンにする(S619)。
華やかなエンディング演出を行うものである(図14参照)。
S613において、3ベット獲得数が1950枚未満である場合(S613-No)S615に進む。
S615において、3ベット獲得数が1450枚以上で、かつ、1949枚以下である場合(S615-Yes)、エンディングBに制御し(S616)、EDフラグをオンにする(S619)。
エンディングAよりも控えめで、かつ、エンディングCよりも華やかなエンディング演出を行うものである(図15参照)。
S615において、3ベット獲得数が1450枚以上で、かつ、1949枚以下でない場合(S615-No)、S617に進む。
S617において、3ベット獲得数が950枚以上で、かつ、1449枚以下の場合(S617-Yes)、エンディングCに制御し(S618)、EDフラグをオンにする(S619)。
エンディングBよりも控えめなエンディング演出を行うものである(図16参照)。
有利区間中ED移行判定処理は、図29に示すように、まず、3ベット獲得数が2250枚以上か否かを判定する(S621)。
S621において、3ベット獲得数が2250枚以上の場合(S621-Yes)、60ゲームのエンディングAに制御し(S624)、EDフラグをオンにする(S629)。
S621において、3ベット獲得数が2250枚未満の場合(S621-No)、S622に進む。
S622において、3ベット遊技数が1470回の場合(S622-Yes)、3ベット獲得数が2000枚以上か否かを判定する(S623)。
S623において、3ベット遊技数が1470回でない場合(S623-No)、終了する。
S623において、3ベット獲得数が2000枚以上である場合(S623-Yes)、60ゲームのエンディングAに制御し(S624)、EDフラグをオンにする(S629)。
S623において、3ベット獲得数が2000枚未満である場合(S623-No)、S625に進む。
S625において、3ベット獲得数が1500枚以上で、かつ、1999枚以下である場合(S625-Yes)、40ゲームのエンディングBに制御し(S626)、EDフラグをオンにする(S629)。
S625において、3ベット獲得数が1500枚以上で、かつ、1999枚以下でない場合(S625-No)、S627に進む。
S627において、3ベット獲得数が1000枚以上で、かつ、1499枚以下の場合(S627-Yes)、20ゲームのエンディングCに制御し(S628)、EDフラグをオンにする(S629)。
例えば、有利区間中における3ベット遊技数及び3ベット獲得数に基づいてエンディングの移行条件(遊技数条件)を満たすか否かを判定したが、有利区間中における全消化ゲーム数(ベット数に関係なく実行した遊技回数)及び全獲得枚数(ベット数に関係なく獲得したメダル数)に基づいてエンディングに移行するように制御することもできる。
また、第1実施形態における「エンディングにおける設定示唆演出」を第2実施形態においても適用することもできる。
また、2ベットボタン2bは、特定の遊技期間や特定の遊技状態では、操作不能としてもよい。
次に、本発明の第3実施形態に係る遊技機について図30~68を参照して説明する。
スロットマシン101は、本発明に係る遊技機の一実施形態であり、通常のスロットマシンと同様、前面に開口部を有する筐体101bと、開口部を開閉可能に覆う前扉101aとを備えている。
また、表示窓106の下方には、前側に突出する段部が形成されており、この段部の上面には、メダルを投入するメダル投入口102と、ゲームの開始に際して遊技者の押圧操作によりベット数を設定する3ベットボタン102a、2ベットボタン102bと、遊技者の操作により表示器108で表示されている演出等に変化を与えるための演出ボタン102cとを備えている。
また、段部の前面には、遊技者が遊技を開始する際に操作するスタートレバー103と、遊技者がリール141を停止する際に押圧操作する停止ボタン105を備えている。
2ベットボタン102bは、ベット数の設定に係る遊技者の操作を受け付け可能なボタンであり、設定手段として動作することで、遊技者の操作により2ベットを設定するものである。また、2ベットボタン102bの内部には、2ベットボタン102bが操作されたことを検出するセンサ(図示省略)と、2ベットボタン102bの有効状態を識別可能に発光(点灯)するLED(図示省略)とを備えている。
また、前扉101aの下部には、メダルが払い出されるメダル払出口107bを備えている。
表示器108は、主表示器108aと副表示器108bから構成されており、画像による各種演出、遊技における各種情報の表示等を行う。
主表示器108aと副表示器108bは、並んだ状態で配置されており、スロットマシン101を正面側から見た状態で、主表示器108aの右側に副表示器108bが配置されている。したがって、主表示器108aと副表示器108bとを合わせて一つの表示部のように機能させることもできる。
なお、これに限らず、主表示器108aの上側又は下側に副表示器108bを設けてもよい。
また、副表示器108bを複数設けてもよい。例えば、主表示器108aの右側と左側に2つ副表示器108bを設けてもよい。また、スロットマシン101の下方に配置される大型の表示部である下パネル表示器に副表示器108bを設けてもよい。
また、図30に示すように、主表示器108aは、副表示器108bよりも表示面積が大きい構成としているが、これに限らず、副表示器108bが主表示器108aよりも表示面積が大きい構成としてもよい。
また、前扉101aの下部には、音による演出や報知を行うスピーカ109を備えている。
表示器108、スピーカ109、ランプ111等は、各種情報を出力することにより、出力手段として機能する。
また、筐体101bの中央部には、リール141を回転駆動させるドラムユニット104を備えている。ドラムユニット104は、水平方向に並設されるリール141a、リール141b、リール141cを備え、これらリール141a~141cが、ステッピングモータ(図示省略)の駆動によりそれぞれ回転可能に構成されている。また、各リール141a~141cの外周面には、所定の配列に従って複数の図柄(識別情報)が表され、リール141の停止状態において、各リール141a~141cについて、連続する所定数(例えば、3つ)の図柄が表示窓106を透して視認可能となっている。
また、筐体101bの下部には、メダルの払い出しを行うメダル払出装置107、メダルを貯留するホッパー107aを備えており、メダル払出装置107から払い出されたメダルは、メダル払出口107bを介して遊技者に払い出される。
電源装置114は、主制御部110及び副制御部120を含む各装置に電力を供給するための装置であり、スロットマシン101の外部から入力される電源の電圧又は周波数を監視し、それらの電圧又は周波数が所定値以下に低下したことにより、スロットマシン101への電力供給が停止されたことを示す電断信号を主制御部110及び副制御部120に出力する。
さらに、電源装置114は、電源復帰により、所定値を超える電圧又は周波数を示す電力の供給を検出すると、スロットマシン101への電力供給が開始されたことを示す電源復帰信号を、主制御部110及び副制御部120に出力する。
また、主制御部110には、3ベットボタン102a、2ベットボタン102b、メダルセレクタ102d、スタートレバー103、停止ボタン105が接続され、各機器に内蔵されたセンサからの信号を入力可能に構成されている。
また、主制御部110は、スタートレバー103からの信号に基づいて遊技の開始処理や、乱数発生器(図示省略)からの乱数をサンプリングする処理等を行う。そして、主制御部110は、サンプリングされた乱数に基づき内部抽選処理を行う。また、主制御部110は、ROMの制御プログラムに従って、後述するATへの移行に関する抽選処理等を行う。
主制御部110は、電断信号を入力すると、その入力時における遊技情報をRAMに記憶(退避)する電源断処理を実行する。この遊技情報には、例えば、そのときの遊技状態、当選役、リール141の停止態様、ベット数(3ベット、2ベット、1ベット)等の情報が含まれている。
また、主制御部110は、電源復帰信号を入力すると、RAMに記憶(退避)した遊技情報をロードして遊技を再開する電源復帰処理を実行する。すなわち、主制御部110は、電源復帰信号を入力すると、ロードした遊技情報に基づいて電源断直前の状態に復帰させる。
また、主制御部110は、電源復帰処理において、遊技情報を副制御部120に送信する。これにより、副制御部120では、電源断直前の遊技状態に基づいて演出を再開することができる。
具体的には、主制御部110は、スタートレバー103や停止ボタン105からの信号に基づき、ドラムユニット104を駆動させてリール141a~141cを回転・停止させる処理、メダル払出装置107を駆動させてメダルを払い出す処理、遊技者にとって有利な遊技状態が発生した場合に有利区間ランプ113を点灯させる処理等を行う。
また、副制御部120には、演出ボタン102cが接続され、機器に内蔵されたセンサからの信号を入力可能に構成されているとともに、表示器108(主表示器108a、副表示器108b)、スピーカ109、ランプ111、ナビランプ112が接続され、各機器に対して信号を出力可能に構成されている。
具体的には、副制御部120は、主制御部110からの一方向のみのコマンド(制御情報)に応じて、表示器108において所定の演出の画像処理や、各種演出や報知を行うためのスピーカ109において音声出力処置や、LED等で構成されたランプ111、ナビランプ112の点灯処理等を行う。
副制御部120は、電断信号を入力すると、その入力時に実行中の演出内容を特定する演出情報をRAMに記憶(退避)する。この演出情報には、例えば、表示器108(主表示器108a、副表示器108b)において表示されている各種情報等が含まれている。
また、副制御部120は、電源復帰信号を入力すると、主制御部110から受信した遊技情報とRAMに記憶(退避)した演出情報に基づいて、演出を再開する。
ゲームの開始にあたり、メダル(クレジットメダルも含む)を用いてベット数の設定を行う。
ベット数の設定は、メダル投入口102から直接メダルを投入して設定する方法と、3ベットボタン102a又は2ベットボタン102bを押圧操作して設定する方法とがある。
なお、ベットボタンとして、1枚に対応するメダル数を設定する1ベットボタンを設けることで、1ベットボタンを2回押すことで2ベットとして設定してもよく、1ベットボタンを3回押すことで3ベットとして設定してもよい。
また、クレジットメダルは、メダル投入口102からのメダル投入や入賞により加算され、例えば、メダル50枚までクレジット(記憶)することができる。
そして、1回の遊技を実行可能なベット数になったときに、ゲーム開始可能な状態となる。
このゲーム開始可能な状態では、スタートレバー103の操作が有効な状態となる。この有効な状態において、スタートレバー103が傾動操作されると、ゲームが開始され、複数の図柄の表されたリール141a~141cが変動を開始するとともに、リプレイ役、小役、ボーナス役などの複数の当選役(ハズレを含む)の中から、今回ゲームの抽選結果をリール141の停止前に事前に決定する内部抽選処理が実行される。
内部抽選処理では、複数の当選役の中から今回遊技の当選役を所定の当選確率に基づいて抽選により決定する。
このような定常回転に達すると、各リール141a~141cに対応して設けられた停止ボタン105a~105cが押圧操作可能な状態となる。
なお、第3リールとは、3つのリール141a~141cの停止操作が各1回ずつ計3回された場合において、その最後である3操作目に停止操作をされたリールをいう。また、第3リール停止操作後とは、遊技者が第3リールを停止するために停止操作した停止ボタン105から指等を離した時点後のことをいう。
例えば、本実施形態では、入賞の判定は、上・中・下段のライン、右下がりのライン、右上がりのラインの計5ライン何れかの入賞ライン上に停止した図柄の組合せに基づいて入賞の有無が判定される。なお、入賞を判定する入賞ラインの本数は、5ラインに限らず、図柄の配置構成、図柄の種類、当選役に対応する図柄の組合せなどの関係により、適宜変更することができる。
小役には、例えば、ベル役、スイカ役、チェリー役がある。
なお、以下の説明において、スイカ役、チェリー役を、纏めて「レア役」ともいう。
押し順の報知例として、例えば、「押し順ベル1~6」のうち「押し順ベル1」に当選した場合(停止ボタン105が「105a→105b→105c」の順に操作がされると、押し順ベル1に対応する図柄の組合せが停止する場合)には、主表示器108aは、左から右に向けて「1」、「2」、「3」等を報知する表示を行い、ナビランプ112は、112a(左)、112b(中)、112c(右)の順で点灯し、スピーカ109は、「左」、「中」、「右」の順でそれぞれの音声を出力する。なお、本実施形態では、主表示器108a等に表示される操作表示を「押し順ナビ」ともいう。
このように、表示器108、ナビランプ112、スピーカ109等の出力手段は、停止ボタン105に対する操作をナビゲートする。
一方、「押し順ベル1~6」に当選した場合に、押し順ナビに従わずに、他の5通り(5/6)の押し順によって停止ボタン105を操作したときには、対応する図柄の組合せ(「ベル・ベル・ベル」)が停止表示されず、「ベル・ベル・リプレイ」などの所定の図柄の組合せ(以下、「ベルこぼし目」という)が停止表示され、規定枚数のメダルが払い出されないことになる。
スイカ役には、「スイカ・スイカ・スイカ」の図柄の組合せが、右下がりのライン、右上がりのラインのうち、何れかに停止表示する「弱スイカ」と、上段のライン、中段のライン、及び下段のラインのうち、何れかに停止表示する「強スイカ」とが設定されている。
チェリー役には、チェリー図柄が左リール141aの「上段」又は「下段」に停止し、スイカ図柄が右リール141cの「中段」に停止する「弱チェリー」と、チェリー図柄が左リール141aの「上段」又は「下段」に停止し、赤7図柄又は白7図柄が右リール141cの「中段」に停止する「強チェリー」とが設けられている。
さらに、「押し順リプレイ」には、「赤7リプレイ」、「白7リプレイ」及び「フリーズリプレイ」が設けられている。
「通常リプレイ」は、対応する図柄の組合せを「リプレイ・リプレイ・リプレイ」とし、「赤7リプレイ」は、対応する図柄の組合せを「赤7・赤7・赤7」(赤7揃い)とし、「白7リプレイ」と「フリーズリプレイ」は、対応する図柄の組合せを「白7・白7・白7」(白7揃い)として設定されている。
また、「フリーズリプレイ」は、後述するRT状態のうちRT2に滞在中に、抽選対象となる当選役である。
「フリーズリプレイ」に当選した場合には、6通りある押し順のうち、1通り(1/6)の押し順(例えば、「105c→105b→105a」(逆押し))によって、停止ボタン105a~105cが操作されることで、対応する図柄の組合せ(白7揃い)が停止表示される。
一方、他の5通り(5/6)の押し順によって停止ボタン105を操作したときには、対応する図柄の組合せが停止表示されず、「通常リプレイ」の図柄の組合せ(リプレイ・リプレイ・リプレイ)が停止する。
また、「フリーズリプレイ」に当選した場合には、後述する通常状態中でのみ、白7図柄の停止操作を促す報知と、押し順(逆押し)の報知が、前述した「押し順ベル」と同様の方法によって行われる。一方、通常状態以外に当選した場合には、「通常リプレイ」の当選と同様に処理される。
そして、通常状態中に、白7揃いが停止表示すると、次ゲームから、後述する「擬似ボーナスステージ(超モモタロウボーナス)」に突入する。
また、「フリーズリプレイ」に当選すると、リール141を通常とは異なる特定態様で回転させた後、通常態様で回転させ、リール141が特定態様で回転している場合には、遊技者による停止操作を受け付けないように制御される。なお、リール141が特定態様で回転している間に、表示器108において、通常では発生しない特定の演出を実行することで、AT(擬似ボーナスステージ)への移行を報知する、所謂フリーズ演出が実行される。
また、「赤7リプレイ」と「白7リプレイ」は、RT状態のうちRT2に滞在中に、抽選対象となる当選役である。
「赤7リプレイ」又は「白7リプレイ」に当選した場合には、6通りある押し順のうち、1通り(1/6)の押し順(例えば、「105c→105b→105a」(逆押し))によって、停止ボタン105a~105cが操作されることで、対応する図柄の組合せが停止表示される。
一方、他の5通り(5/6)の押し順によって停止ボタン105を操作したときには、対応する図柄の組合せが停止表示されず、「通常リプレイ」の図柄の組合せ(リプレイ・リプレイ・リプレイ)が停止する。
そして、「擬似ボーナス準備ステージ」中に、赤7揃いが停止表示すると、後述する「擬似ボーナスステージ(モモタロウボーナス)」に突入し、白7揃いが停止表示すると、後述する「擬似ボーナスステージ(超モモタロウボーナス)」に突入する。
一方、AT中の他の状態では、赤7揃い又は白7揃いが停止表示されることを回避するための押し順が報知され、非AT中では、一切押し順が報知されないようになっている。
なお、これに限らず、AT中の他の状態においても、「赤7リプレイ」又は「白7リプレイ」に当選した場合には、所定の確率で押し順(逆押し)を報知してもよい(例えば、10%で報知し、90%で非報知とする)。この場合、押し順に従うことで、赤7揃い又は白7揃いが停止表示するようにし、擬似ボーナスステージに突入してもよい。
なお、「赤7リプレイ」又は「白7リプレイ」に当選している場合には、赤7揃い又は白7揃いが停止表示されていなくとも、第3リール停止操作後、「擬似ボーナスステージ(モモタロウボーナス)」又は「擬似ボーナスステージ(超モモタロウボーナス)」に移行するようになっている。
また、ボーナス役は、主制御部110により、当選したゲーム及び当該ゲーム以降のゲームにおいても対応する図柄の組合せが停止しない限り、当選した権利を持ち越すことが可能な持越し制御の対象役となっている。このため、対応する図柄の組合せが停止することでボーナス役が入賞するまでの期間は、ボーナス当選の成立状態が維持される(以下、この遊技状態をボーナス当選状態という)。
例えば、特定の役の当選確率を、低い当選確率から高い当選確率までの4段階に区分けし、各段階を設定値1、2、5、6にそれぞれ対応させることにより、特定の役の当選確率を各設定値に応じた当選確率に変更することができる。
この場合、設定値1が設定されているよりも、設定値6が設定されている方が、特定の役に当選する確率が高く設定されており、その結果、設定値1が設定されているよりも、設定値6が設定されている方が、スロットマシン遊技が有利に進行するように制御される。
なお、遊技設定値を4段階に設定可能としたが、これに限らず、例えば、6段階(設定値1~設定値6)や3段階(設定値1、設定値3、設定値6)としてもよい。
図33に示す「配当テーブル」は、各当選役と、各当選役に入賞した場合のメダル払出数とを規定している。
図33に示すように、ベル役において、共通ベルに対応する図柄の組合せが停止表示した場合には、ゲーム開始時に設定されたベット数に応じてメダルの払い出し数が異なる。例えば、3ベットゲームでは3枚のメダルが払い出され、2ベットが設定された状態で実行されるゲーム(以下、2ベットゲーム)では2枚のメダルが払い出される。
また、「押し順ベル1~6」の当選時に、特定の押し順(1通りの押し順)で停止ボタン105a~105cを操作して対応する図柄の組合せが停止した場合には、ベット数に関わらず10枚のメダルが払い出される。
一方、「押し順ベル1~6」の当選時に、特定の押し順以外の押し順(5通りの押し順)で停止ボタン105a~105cを操作したときには、対応する図柄の組合せが停止されず、ベルこぼし目が停止し、規定枚数のメダルは払い出されず、例えば、9枚以下(規定枚数よりも少ない枚数)のメダルが払い出される。
また、チェリー役に対応する図柄の組合せが停止表示した場合には、ベット数に関わらず1枚のメダルが払い出される。
なお、各役に対応する図柄の組合せが停止表示した場合に払い出されるメダルの数は、上記した枚数以外でもよい。
また、リプレイ役に対応する図柄の組合せの停止表示により、リプレイ役が判定され、次回ゲームにおいてメダルの投入を行うことなく、再遊技が可能な状態となる。
ボーナスAは、3ベットゲーム中で、且つ、RT状態のうちRT1に滞在中に、抽選対象となる当選役である。
また、ボーナスAは、共通ベルが当選する状態であり、メダルの払い出し数が所定数(例えば、21枚)に達すると終了する。
そのため、ボーナスA中は、3ベットゲームが8ゲーム継続し、メダルが増減しないので、ボーナスA中に実際に増加するメダルの数(純増枚数)は、例えば、0枚となる。
また、ボーナスBは、共通ベルが当選する状態であり、メダルの払い出し数が所定数(例えば、10枚)に達すると終了する。
そのため、ボーナスB中は、2ベットゲームが6ゲーム継続し、メダルが増減しないので、ボーナスB中に実際に増加するメダルの数(純増枚数)は、例えば、0枚となる。
なお、ボーナスAとボーナスBを、例えば、ボーナス当選状態の持越し制御が行われずに、所定ゲーム数(例えば、1ゲーム)で終了する所謂SB(シングルボーナス)としてもよい。
図34は、RT状態(RT1、RT2)及びボーナスA中における、3ベットゲームと2ベットゲームの各当選役の当選確率を示している。
図34に示す「内部抽選テーブル」は、主制御部110による内部抽選処理において取得する乱数値の取得範囲(個数)を65536個とし、そのうちの当たり値(当選)の個数を各々示している。
なお、図34に示す「内部抽選テーブル」は、全ての設定値において共通の場合を想定しているが、これに限らず、設定値に応じて各役の当選確率を異ならせてもよい。例えば、高設定ほど、各役の当選確率が高くなるようにしてもよく、又は、高設定ほど、一部又は全部の役の当選確率が低くなるようにしてもよい。
「押し順ベル1~6」の各々は、RT1及びRT2において、当選確率が6687/65536で設定されている。
「共通ベル」は、ボーナスA中において、当選確率が65536/65536で設定されている。すなわち、ボーナスA中は、共通ベルのみが当選する。
「弱チェリー」は、RT1及びRT2において、当選確率が829/65536で設定されており、「強チェリー」は、RT1及びRT2において、当選確率が199/65536で設定されており、「弱スイカ」は、RT1及びRT2において、当選確率が819/65536で設定されており、「強スイカ」は、RT1及びRT2において、当選確率が149/65536で設定されている。
「フリーズリプレイ」は、RT2において、当選確率が4/65536で設定されており、「赤7リプレイ」は、RT2において、当選確率が3276/65536で設定されており、「白7リプレイ」は、RT2において、当選確率が1638/65536で設定されており、「通常リプレイ」と「ボーナスA」の重複当選確率は、RT1において、1318/65536で設定されている。
また、上記の各当選役に当選した以外の乱数値が抽出された場合に、抽選結果が「ハズレ」となり、RT1において当選確率が16864/65536、RT2において当選確率が6553/65536で設定されている。
そのため、「通常リプレイ」の当選確率は、RT1よりもRT2の場合の方が高く、さらに、「ハズレ」の確率もRT1よりもRT2の方が低くなるので、RT2においては遊技者に有利にゲームが実行されることとなる。
また、「押し順ベル1~6」の当選確率は、RT1及びRT2において、比較的高い確率に設定されているので、AT中に押し順ナビが行われることで、所定の割合でメダルが増加することとなる。
また、後述するように、RT2に滞在中は、既にボーナス当選状態であるため、3ベットゲーム中にRT2に移行した場合には、RT2では、「ボーナスA」に当選しないようになっている。また、3ベットゲームでは、「ボーナスB」に当選しないように設定されている。
「押し順ベル1~6」の各々は、RT1及びRT2において、当選確率が668/65536で設定されている。
「共通ベル」は、ボーナスB中において、当選確率が65536/65536で設定されている。すなわち、ボーナスB中は、共通ベルのみが当選する。
「弱チェリー」は、RT1及びRT2において、当選確率が828/65536で設定されており、「強チェリー」は、RT1及びRT2において、当選確率が198/65536で設定されており、「弱スイカ」は、RT1及びRT2において、当選確率が817/65536で設定されており、「強スイカ」は、RT1及びRT2において、当選確率が148/65536で設定されている。
「フリーズリプレイ」、「赤7リプレイ」及び「白7リプレイ」は、RT1、RT2及びボーナスB中には重複当選しないように設定されている。
また、上記の各当選役に当選した以外の乱数値が抽出された場合に、抽選結果が「ハズレ」となり、RT1において当選確率が52984/65536、RT2において当選確率が43153/65536で設定されている。
2ベットゲームでは、3ベットゲームと比較すると、「押し順ベル1~6」の当選確率が低い確率に設定されており、且つ、「ハズレ」の当選確率が高い確率に設定されているので、メダルが減少し、遊技者にとって不利にゲームが進行することになる。
また、後述するように、RT2に滞在中は、既にボーナス当選状態であるため、2ベットゲーム中にRT2に移行した場合には、RT2では、「ボーナスB」に当選しないようになっている。また、2ベットゲームでは、「ボーナスA」に当選しないように設定されている。
各遊技状態は、主制御部110が遊技状態制御手段として動作することにより、それぞれの遊技状態に制御(以下、移行ともいう)される。
まず、図35を参照して、スロットマシン101が有するRT状態(以下、単にRTともいう)について説明する。
本実施形態に係るスロットマシン101は、内部抽選処理におけるリプレイ役の当選確率に対応する状態として、RT1とRT2を有している。
RT1への突入は、スロットマシン101のシステムリセット、遊技設定値の変更(同じ遊技設定値を設定し直した場合(遊技設定値の打ち直し)も含む)及びボーナス(ボーナスA又はボーナスB)の終了を契機として、RT1に移行する(図35の矢印a)。
また、RT1の終了は、3ベットゲーム中のボーナスAの当選、又は、2ベットゲーム中のボーナスBの当選を契機として、その後、RT1からRT2に移行する(図35の矢印b)。
このように、RT1は、予め遊技期間の定められた有限の遊技状態ではなく、ボーナスに当選しない限り、他の遊技状態に移行しない無限の遊技状態(無限RT)となっている。
RT2への突入は、ボーナス(ボーナスA又はボーナスB)の当選を契機として、その後、RT1からRT2に移行する(図35の矢印b)。
また、RT2の終了は、3ベットゲーム中のボーナスA当選状態の終了(ボーナスAの入賞)、又は、2ベットゲーム中のボーナスB当選状態の終了(ボーナスBの入賞)を契機として、その後、RT2からボーナスに移行する(図35の矢印c)。
すなわち、RT2は、ボーナス役に当選してからボーナスが発生(ボーナスの入賞)するまで継続するようになっており、RT2中は、ボーナス役に内部当選した状態(ボーナス当選状態)で遊技が進行される。
このように、RT2は、予め遊技期間の定められた有限の遊技状態ではなく、ボーナスが発生しない限り、他の遊技状態に移行しない無限の遊技状態(無限RT)となっている。
このようなゲーム性において、RT2からボーナスへは、移行しにくいように制御される。
具体的には、RT1中は、2ベットゲームで遊技を行うことを促す情報が表示されており(2ベット催促演出)、そのため、基本的には、2ベットゲームで遊技が進行することになる。RT1中に、2ベットゲームでボーナスBに当選すると、RT2に移行し、2ベット催促演出が終了する。
そして、RT2中は、後述するように3ベット催促演出が行われるため、基本的には、3ベットゲームで遊技が進行することになる。すなわち、RT2中は、ボーナスB当選状態で3ベットゲームが行われ、内部抽選処理において「ハズレ」の場合(ボーナスBの入賞が可能なとき)、積極的には、遊技者にボーナスBを入賞させる目押し操作をさせない仕様になっている。
このため、RT2からボーナスBへ移行する(ボーナスBに入賞する)確率は、極めて低く、本実施形態に係るスロットマシン101においては、基本的に、RT2に制御された状態で遊技が進行するようになっている。
なお、これに限らず、RT1中に、3ベットゲームでボーナスAに当選した後に、RT2に移行し、RT2中は、ボーナスA当選状態で3ベットゲームが行われ、RT2に制御された状態で遊技が進行するようにしてもよい。
また、スロットマシン101のシステムリセット(設定変更時も含む)時には、RT0を設けてもよい。この場合、RT0からRT1への移行を、例えば、所定の当選役に対応する図柄の組合せの停止表示(押し順ベル当選時等の停止表示)、又は、所定の当選役に対応しない図柄の組合せの停止表示(押し順ベル当選時等のこぼし目の停止表示)等によって、容易に移行するようにしてもよい。
また、RT2とATが組み合わされることにより、リプレイ役の当選確率が高い状態であるとともに、「押し順リプレイ」や「押し順ベル」等の入賞をアシストする遊技状態(ART)となる。
このため、AT中は、非AT中に比べて出玉スピードが速くなる。
図36に示すように、本実施形態のスロットマシン101は、遊技状態として通常状態とATを有している。
さらに、ATは、擬似ボーナス準備ステージ、擬似ボーナスステージ、オニタイジステージ及びチャンスゾーンステージを有している。
このため、遊技状態は、通常状態とATの各ステージ滞在中に、RT1、RT2及びボーナス間を移行する。ただし、前述したように、本実施形態に係るスロットマシン101の遊技は、基本的に、RT2で行われるため、通常状態及びAT中は、基本的に、RT2に滞在した状態で行われる。
通常状態は、通常区間である通常状態A(第3遊技状態)と、有利区間である通常状態B(第1遊技状態)に区分されている。
AT(第2遊技状態)は、擬似ボーナス準備ステージ、擬似ボーナスステージ、オニタイジステージ及びチャンスゾーンステージが、有利区間に区分されている。
有利区間は、通常区間から移行し、再度、通常区間に移行するまで継続して滞在可能な区間である。
有利区間に滞在中は、主制御部110が計数手段として動作することにより、連続して遊技が実行された回数である有利区間遊技回数(遊技値)が計数され、また、獲得したメダル数が計数される。
すなわち、「ハズレ」の場合には、通常区間(通常状態A)を維持し、一方、「ハズレ」以外の当選役に当選した場合には、通常区間(通常状態A)から有利区間(通常状態B)へ移行するようになっている。
なお、これに限らず、通常区間から有利区間への移行は、例えば、所定の当選役に対応する図柄の組合せの停止表示(押し順ベル当選時等の停止表示)、又は、所定の当選役に対応しない図柄の組合せの停止表示(押し順ベル当選時等のベルこぼし目の停止表示)等によって、移行するようにしてもよい。
また、基本的には、2ベットゲーム中は、通常区間(通常状態A)から有利区間(通常状態B)への移行はされないことを想定しているが、これに限らず、移行するようにしてもよい。
また、有利区間では、ATへの移行に関する処理が行われ、通常区間では、ATへの移行に関する処理が行われないものとする。
また、これとは別に、有利区間の終了は、「有利区間遊技回数が、上限回数(リミッタ)に到達したこと」、又は、「有利区間中に獲得したメダル数が、上限枚数(リミッタ)に到達したこと」の何れかの条件を満たすことに基づいて、有利区間が終了して通常区間(通常状態A)に移行する。
この有利区間遊技回数の上限回数(リミッタ)は、1000ゲームや1500ゲーム等、任意の数であればどのような回数でもよく、有利区間中の獲得メダル数の上限枚数(リミッタ)は、1000枚や2400枚等、任意の数であればどのような枚数でもよい。
また、AT終了後に規定のゲーム数を経過すると、再びATに移行することが確定する内部モード(例えば、天国モードなど)を備える場合には、リミッタに到達した場合には、この規定のゲーム数や天国モードも設定されることがない。
なお、上記の有利区間の終了条件は、一例であり、例えば、「少なくとも1回の押し順ベルの報知がされたこと」、「ボーナス役に対応した図柄の組合せが停止表示されたこと」等を含めてもよい。
なお、遊技性の低下を防止するために、実際にメダルの増加が見込める状態中のみ点灯させるようにしてもよい。
例えば、有利区間である通常状態B中は、有利区間ランプ113を消灯し、擬似ボーナスステージ準備、擬似ボーナスステージ及びチャンスゾーンステージ中のみ、点灯するようにしてもよい。
以下、特に説明がない場合には、各遊技状態から他の遊技状態への移行タイミングは、基本的に、移行条件が成立した遊技の第3リール停止操作後である。なお、これに限定されず、移行条件の成立後、次ゲームから移行してもよい。
通常状態は、非ATに制御され、遊技を続けることで、遊技者の手持ちのメダルが漸次減少し、遊技者にとっては、不利な遊技状態である。
通常状態は、通常区間である通常状態A(第3遊技状態)と、有利区間である通常状態B(第1遊技状態)とを有している。
通常状態Aは、スロットマシン101のシステムリセット時、遊技設定値が変更(遊技設定値の打ち直しも含む)された場合及び有利区間のリミッタに到達した場合に滞在する。
通常状態Aにおいて、「ハズレ」以外の当選役に当選した場合には、主制御部110は、通常状態Aから通常状態Bへ移行するように制御する(図36の矢印a)。
すなわち、通常状態Aの滞在期間は極めて短く、通常状態に滞在中は、ほぼ通常状態Bに滞在することになる。
具体的には、主制御部110は、今回ゲームで当選した当選役に基づいて、獲得ポイント数を抽選により決定し、その結果を主制御部110のRAMに記憶する。
また、主制御部110は、獲得した獲得ポイント数を累計し、その累計ポイント数(以下、「モモタロウポイント」という)を、主制御部110のRAMに記憶する。
なお、ポイント獲得抽選処理の詳細は、後述する。
「天井ポイント数」は、通常状態Aから通常状態Bへ移行するタイミング、すなわち有利区間に移行するタイミングで決定され、例えば、最小で100ポイント、最大で1500ポイントが選択される。
具体的には、主制御部110は、図37に示す「天井ポイント選択テーブル」を参照することにより、現在スロットマシン101に設定されている遊技設定値に基づいて、天井ポイント数を抽選により決定する(天井ポイント選択抽選処理)。
なお、選択可能な天井ポイント数は、これに限らず、任意に設定することができ、1500ポイントよりも大きくてもよく、又は、100ポイントよりも小さくてもよい。また、高設定の方が、低い天井ポイント数が選択されるように設定されているが、これに限らず、任意に設定することができる。
また、最大の天井ポイント数(1500ポイント)が選択された場合には、この天井ポイント数に「モモタロウポイント」が到達した場合、超モモタロウボーナスへの移行を確定してもよい。
また、「モモタロウポイント」は、天井ポイント数に到達した場合、又は、有利区間のリミッタに到達した場合に初期化される(0ポイントになる)。
また、「モモタロウポイント」が天井ポイント数に到達したことを契機に、又は、遊技回数が天井回数に到達したことを契機に、所定の当選確率に基づいてATへの移行抽選を行ってもよい。
この場合、例えば、「モモタロウポイント」が天井ポイント数に到達するごと、又は、遊技回数が天井回数に到達するごとに、周期を+1カウントし、この周期数に応じて当選確率を異ならせてもよい。例えば、特定の周期数の場合には、当選確率を高く設定してもよい。
「仲間キャラクタ」は、本実施形態では、例えば、イヌ、サル、キジの3種類が設けられており、この順番で、一又は複数の仲間キャラクタを獲得可能になっている。
獲得した仲間キャラクタは、所定のゲーム数(滞在ゲーム数)の間、獲得状態となり、遊技者に視認可能に表示され(図45等参照)、滞在ゲーム数を消化すると(残りゲーム数が「0」になると)獲得状態が解除されて、非表示となる。
なお、仲間キャラクタとして、イヌ、サル、キジの3種類を挙げて説明するが、これに限らず、仲間キャラクタを2種類以下、又は、4種類以上としてもよい。
また、イヌ、サル、キジの順番に仲間キャラクタを獲得可能としたが、これに限らず、任意の順番に獲得することもできる。
具体的には、主制御部110は、レア役の当選時に、図38に示す「仲間獲得抽選テーブル」を参照することにより、新たに獲得可能な仲間キャラクタの数を抽選により決定し、その結果を主制御部110のRAMに記憶する。
例えば、現在獲得中の仲間キャラクタの数が「0」の場合には、16/256の確率で、仲間獲得数として「0」が選択され、230/256の確率で「1」(イヌ)が選択され、5/256の確率で「2」(イヌ及びサル)が選択され、5/256の確率で「3」(イヌ、サル及びキジ)が選択されるように設定されている。
また、現在獲得中の仲間キャラクタの数が「1」の場合、すなわち「イヌ」のみ獲得している状態では、16/256の確率で、仲間獲得数として「0」が選択され、200/256の確率で「1」(サル)が選択され、40/256の確率で「2」(サル及びキジ)が選択されるように設定されている。
また、現在獲得中の仲間キャラクタの数が「2」の場合、すなわち「イヌ」と「サル」を獲得している状態では、56/256の確率で、仲間獲得数として「0」が選択され、200/256の確率で「1」(キジ)が選択されるように設定されている。
具体的には、主制御部110は、図39に示す「滞在ゲーム数抽選テーブル」を参照することにより、上乗せするゲーム数を抽選により決定し、その結果を主制御部110のRAMに記憶する。
上乗せするゲーム数としては、例えば、86/256の確率で「10ゲーム」が選択され、85/256の確率で「20ゲーム」が選択され、85/256の確率で「30ゲーム」が選択されるように設定されている。
なお、これに限らず、現在獲得中の仲間キャラクタの数が「1」又は「2」の場合でも、現在獲得中の全ての仲間キャラクタに対する滞在ゲーム数の上乗せがされるようにしてもよい。
具体的には、主制御部110は、図39に示す「滞在ゲーム数抽選テーブル」を参照することにより、滞在ゲームを抽選により決定し、その結果を主制御部110のRAMに記憶する。
例えば、獲得後の仲間キャラクタの数が「1」の場合、すなわち「イヌ」のみ獲得している状態では、滞在ゲーム数として、156/256の確率で「10ゲーム」が選択され、50/256の確率で「20ゲーム」が選択され、50/256の確率で「30ゲーム」が選択されるように設定されている。
また、獲得後の仲間キャラクタの数が「2」の場合、すなわち「イヌ」と「サル」を獲得している状態では、新たに獲得した仲間キャラクタの滞在ゲーム数として、120/256の確率で「10ゲーム」が選択され、80/256の確率で「20ゲーム」が選択され、56/256の確率で「30ゲーム」が選択されるように設定されている。
また、獲得後の仲間キャラクタの数が「3」の場合、すなわち「イヌ」、「サル」及び「キジ」を獲得している状態では、新たに獲得した仲間キャラクタの滞在ゲーム数として86/256の確率で「10ゲーム」が選択され、85/256の確率で「20ゲーム」が選択され、85/256の確率で「30ゲーム」が選択されるように設定されている。
このように、現在獲得中の仲間キャラクタの数が多いほど、新たに獲得した仲間キャラクタの滞在ゲーム数として、大きいゲーム数が選択されるようになっている。
なお、この反対に、現在獲得中の仲間キャラクタの数が少ないほど、新たに獲得した仲間キャラクタの滞在ゲーム数として、大きいゲーム数が選択されるようにしてもよい。
ポイント獲得抽選処理では、遊技者に付与するための獲得ポイント数が抽選により決定される。
(仲間キャラクタを獲得していない場合)
通常状態Bにおいて、仲間キャラクタを獲得していない状態では、主制御部110は、図41に示す「ポイント獲得抽選テーブル(モモタロウ)」を参照することにより、今回ゲームで当選した当選役に基づいて、獲得ポイント数を抽選により決定し、その結果を主制御部110のRAMに記憶する。
獲得ポイント数は、3ベットゲーム中であれば、毎ゲーム、1以上のポイント数が必ず選択され、「強チェリー」>「強スイカ」>「弱チェリー」>「弱スイカ」>「その他当選役」の関係性に基づいて、大きいポイント数が選択されるように設定されている。
例えば、「弱チェリー」に当選した場合には、獲得ポイント数として、230/256の確率で「10ポイント」が選択され、26/256の確率で「30ポイント」が選択されるように設定されており、「その他の当選役(リプレイ役、ベル役及び「ハズレ」)」に当選した場合には、250/256の確率で「1ポイント」が選択され、6/256の確率で「10ポイント」が選択されるように設定されている。
通常状態Bにおいて、仲間キャラクタを獲得している状態では、主制御部110は、前述した仲間キャラクタを獲得していない状態に実行されるポイント獲得抽選処理に加えて、現在獲得中の仲間キャラクタごとにポイント獲得抽選処理を実行する。
例えば、仲間キャラクタに「イヌ」を獲得している場合には、図42に示す「ポイント獲得抽選テーブル(イヌ)」を参照することにより、今回ゲームで当選した当選役に基づいて、獲得ポイント数を抽選により決定し、その結果を主制御部110のRAMに記憶する。
また、仲間キャラクタに「サル」を獲得している場合には、図43に示す「ポイント獲得抽選テーブル(サル)」を参照することにより、今回ゲームで当選した当選役に基づいて、獲得ポイント数を抽選により決定し、その結果を主制御部110のRAMに記憶する。この場合、「押し順ベル」に入賞した場合も獲得ポイント数の抽選が行われるため、仲間キャラクタに「イヌ」を獲得している場合よりも、獲得ポイント数の獲得期待度が高くなる。
例えば、「弱チェリー」に当選した場合には、倍率として、128/256の確率で「1.5倍」が選択され、128/256の確率で「2倍」が選択されるように設定されており、「強チェリー」に当選した場合には、200/256の確率で「2倍」が選択され、56/256の確率で「3倍」が選択されるように設定されている。
したがって、ポイント獲得抽選処理によって多くの獲得ポイント数が決定されることと、ポイント倍率抽選処理によって大きい倍率が決定されることが、遊技者にとって有利となる。
なお、ポイント倍率抽選処理において選択される倍率は、図44に示す倍率に限らず、任意に設定することができる。例えば、「1倍」よりも小さい倍率でもよい。また、複数回倍率が選択された場合には、最も大きい倍率を選択してもよく、又は、これらを積算した倍率としてもよい。
ポイント獲得演出は、主制御部110及び副制御部120の制御により、通常状態B中に、主表示器108a及び副表示器108bにおいてポイントの獲得に関する演出が実行される。
また、以下に示す例では、3ベットゲームが行われる場合を例に挙げて説明する。
なお、図45~図48に示す主表示器108a及び副表示器108bは、図30に示す主表示器108a及び副表示器108bに対応するものであるが、説明上、形状を簡略化して示している。
今回ゲームにおいて、仲間キャラクタを獲得していない場合の演出について説明する。
通常状態Bにおいて3ベットゲームの遊技中(スタートレバー103の操作後、少なくとも1つのリール141が回転している状態。以下同様。)は、表示領域R1に、主人公キャラクタの画像が表示され、主表示器108aに、現在の「モモタロウポイント」のポイント数(特定抽選結果情報)が表示される(図45(a))。
そして、第3リール停止操作後、表示領域R1に、今回ゲームで獲得した獲得ポイント数を示すポイント数画像G1(特定情報)が表示される(図45(b))。図45に示す例では、主人公キャラクタに対応する獲得ポイント数として「1ポイント」が決定されたことを示している。
次いで、主表示器108aに、今回ゲームの獲得ポイント数の合計を示す合計ポイント数画像G2(特定情報)が表示される(図45(c))。図45に示す例では、仲間キャラクタを獲得していない状態のため、合計獲得ポイント数は、ポイント数画像G1と同数の「1ポイント」であることを示している。
次いで、合計ポイント数画像G2で示す合計獲得ポイント数が、現在の「モモタロウポイント」のポイント数に加算されて表示される(図45(d))。図45に示す例では、「モモタロウポイント」が、100ポイントから101ポイントに更新されたことを示している。
次に、今回ゲームにおいて、仲間キャラクタを獲得している場合の演出について説明する。
図46に示す例は、仲間キャラクタに「イヌ」のみを獲得している状態であり、図47に示す例は、仲間キャラクタに「イヌ」と「サル」を獲得している状態であり、図48に示す例は、仲間キャラクタに「イヌ」と「サル」と「キジ」の全てを獲得している状態である。
通常状態Bにおいて、3ベットゲームの遊技中は、表示領域R2に、獲得している仲間キャラクタの画像が表示される(図46(a)、図47(a)、図48(a))。
そして、第3リール停止操作後、表示領域R2には、今回ゲームで獲得した仲間キャラクタごとの獲得ポイント数を示すポイント数画像G1がそれぞれ表示される(図46(b)、図47(b)、図48(b))。
図46~48に示す例では、仲間キャラクタ(イヌ)に対応する獲得ポイント数として「1ポイント」、仲間キャラクタ(サル)に対応する獲得ポイント数として「10ポイント」、仲間キャラクタ(キジ)に対応する倍率として「3倍」が決定されたことを示している。
図46に示す例では、合計獲得ポイント数が、「1ポイント」(モモタロウ)+「1ポイント」(イヌ)による「2ポイント」であることを示している。
図47に示す例では、合計獲得ポイント数が、「1ポイント」(モモタロウ)+「1ポイント」(イヌ)+「10ポイント」(サル)による「12ポイント」であることを示している。
図48に示す例では、合計獲得ポイント数が、「1ポイント」(モモタロウ)+「1ポイント」(イヌ)+「10ポイント」(サル)による「12ポイント」に「3倍」(キジ)を積算した「36ポイント」であることを示している。
図46に示す例では、「モモタロウポイント」が、100ポイントから102ポイントに更新されたことを示している。
図47に示す例では、「モモタロウポイント」が、100ポイントから112ポイントに更新されたことを示している。
図48に示す例では、「モモタロウポイント」が、100ポイントから136ポイントに更新されたことを示している。
また、現在の「モモタロウポイント」のポイント数が、遊技者に対して視認可能に表示されるとともに、今回ゲームで獲得した獲得ポイント数が加算されて更新される。
このように、ATへの移行の指標となる「モモタロウポイント」のポイント数や、毎ゲーム「モモタロウポイント」に加算される獲得ポイント数が、表示器108において表示されるため、遊技者はATへの移行の期待度を高めることができ、興趣を高めることができる。
また、現在の仲間キャラクタの有無や獲得数の違いによって、「モモタロウポイント」の1ゲームあたりの増加量が異なるため、遊技者は、通常状態B中の、仲間キャラクタの獲得演出に注目することになり、興趣を高めることができる。
具体的には、主制御部110は、通常状態B中に、レア役の当選又は「フリーズリプレイ」の当選を契機に、図40に示す「AT直撃抽選テーブル」を参照することにより、ATへの移行抽選を行う(AT直撃抽選処理)。
例えば、「弱チェリー」当選時の2/256の確率で当選し、「強チェリー」当選時の32/256の確率で当選し、「弱スイカ」当選時の1/256の確率で当選し、「強スイカ」当選時の36/256の確率で当選し、「フリーズリプレイ」当選時の256/256の確率で当選するように設定されている。
また、ATへの移行抽選の契機役は、レア役や「フリーズリプレイ」以外でもよく、例えば、リプレイ役やベル役の当選を契機に所定の確率で移行抽選に当選するようにしてもよい。
また、AT直撃抽選では、現在スロットマシン101に設定されている遊技設定値が高設定であるほど、当選確率が高くなるようにしてもよい。
したがって、ATへの移行が確定しても、直ぐにはATへは移行せず、前兆ゲームを経てATへ移行することとなる。
前兆演出は、表示器108において、通常状態B中とは異なる背景画像に切り替えるようにしてもよく、通常遊技B中よりも所定のキャラクタの出現率が高まるようにしてもよく、遊技者のATへの移行に対する期待感が高まるものであれば何れでもよく、最終的にATに移行することを報知する。
前兆演出とガセ前兆演出は、基本的には演出画像(背景画像や登場するキャラクタ画像)は同様に設定されていて、最終的に報知する内容を異ならせることで、遊技者の期待感を最後まで引き付けることができるようになっている。
また、前兆演出及びガセ前兆演出のゲーム数は何れのゲーム数でもよいし、複数のゲーム数から選択的に決定するようにしてもよい。
擬似ボーナス準備ステージは、ATに突入後、始めに滞在する遊技状態であり、擬似ボーナスステージに移行するまで継続する。
具体的には、「赤7リプレイ」又は「白7リプレイ」に当選するまで継続して滞在する。
そして、赤7リプレイ又は白7リプレイに当選した場合には、当選したゲームのスタートレバー103の操作に基づいて、7図柄の停止操作を促す画像の表示(例えば、「7を狙え!」)と、逆押しを促す押し順ナビが表示される。
「赤7リプレイ」に当選している場合には、第3リール停止操作後、「擬似ボーナスステージ(モモタロウボーナス)」に移行し、「白7リプレイ」に当選している場合には、第3リール停止操作後、「擬似ボーナスステージ(超モモタロウボーナス)」に移行する(図36の矢印c)。
また、「赤7リプレイ」の当選によりモモタロウボーナスが決定している場合、所定の当選確率で超モモタロウボーナスに昇格可能な昇格抽選を行ってもよい。
また、本実施形態では、擬似ボーナス準備ステージにおいて「赤7リプレイ」と「白7リプレイ」のうち、先に当選したリプレイに対応する擬似ボーナスに移行することを想定しているが、これに限らず、移行する擬似ボーナスの種類を、ATへの移行が確定したとき(通常状態Bにおいて「モモタロウポイント」が天井ポイント数に到達したとき、又は、AT直撃抽選に当選したとき)に、所定の当選確率に基づいて抽選によって決定してもよい。
そのため、押し順ナビの発生頻度が低いことから、擬似ボーナス準備ステージ中は、ゲームの進行により遊技者の手持ちのメダルが減少する可能性が高い。
このように擬似ボーナス準備ステージ中は、メダルが減少する可能性は高いものの、非ATに制御される他の遊技状態(通常状態等)と比較して、遊技者の手持ちのメダルを大幅に減らさずに擬似ボーナスを待つことができる。
また、擬似ボーナス準備ステージ、擬似ボーナス及びチャンスゾーンステージ間をループした場合でも、遊技者に過度にメダルが払い出されることを防止でき、遊技店と遊技者間の利益バランスが大きく崩れてしまうことを防止できる。
なお、擬似ボーナス準備ステージ中は、擬似ボーナス準備ステージ突入後のメダルの差枚数(メダルの投入枚数とメダルの払出枚数の差分)が、所定の枚数(例えば、0枚)以上になるように制御してもよい。
例えば、主制御部110は、擬似ボーナス準備ステージへの突入を契機に、メダルの投入枚数とメダルの払出枚数を監視し、メダルの投入枚数がメダルの払出枚数を超えないように、リプレイや小役の当選確率を、一時的に高くするような制御を行ってもよい。
これにより、AT中にも関わらず、遊技者の手持ちのメダルが減少してしまうことで遊技者に不快感を与えてしまうことを防ぐことができる。
擬似ボーナスステージは、ATに制御され、所定の確率(例えば、100%)で押し順が報知される。そのため、擬似ボーナスステージ中は、遊技者にとって、メダルの増加を期待できる有利な遊技状態である。
擬似ボーナスステージは、擬似ボーナスの種類として、モモタロウボーナスと超モモタロウボーナスが設けられており、擬似ボーナス準備ステージにおいて決定された擬似ボーナスに突入する。
モモタロウボーナスは、20ゲームを消化するまでの期間、滞在可能であり、超モモタロウボーナスは、30ゲームを消化するまでの期間、滞在可能である。
そして、擬似ボーナス中のゲーム数を消化した(残りゲーム数が「0」になった)時点で、主制御部110は、擬似ボーナスステージからオニタイジステージへ移行するように制御する(図36の矢印e)。
また、擬似ボーナスステージ中は、主表示器108a及び副表示器108bにおいて、擬似ボーナスの種類に応じた画像演出が実行され、擬似ボーナス中の遊技情報(例えば「残りゲーム数」、「獲得枚数」等)が表示される。
移行先ステージとしては、「イヌステージ」、「サルステージ」、「キジステージ」の3つが設けられている。
ステージ種別抽選処理では、移行先ステージの昇格抽選を行っており、昇格抽選に当選すると、「イヌステージ」→「サルステージ」→「キジステージ」の順に、1つ昇格するようになっている。
なお、モモタロウボーナス及び超モモタロウボーナスの初当り時には、移行先ステージに、例えば「イヌステージ」が初期値として設定されているものとする。
モモタロウボーナス中は、主制御部110は、図49に示す「ステージ種別抽選テーブル(モモタロウボーナス)」を参照することにより、移行先ステージの昇格抽選を行い、その結果を主制御部110のRAMに記憶する。
例えば、「強チェリー」に当選した場合には、128/256の確率で昇格抽選に当選し、「押し順ベル」に当選した場合には、16/256の確率で昇格抽選に当選し、「その他の当選役(リプレイ役、「ハズレ」)」に当選した場合には、6/256の確率で昇格抽選に当選するように設定されている。
例えば、「強チェリー」に当選した場合には、128/256の確率で昇格抽選に当選し、「押し順ベル」に当選した場合には、56/256の確率で昇格抽選に当選し、「その他の当選役(リプレイ役、「ハズレ」)」に当選した場合には、16/256の確率で昇格抽選に当選するように設定されている。
このように、超モモタロウボーナスの方が、モモタロウボーナスよりも、移行先ステージの昇格がし易いように設定されている。
そして、モモタロウボーナス又は超モモタロウボーナスの終了時に決定されている移行先ステージが、次回移行するチャンスゾーンで実行されるステージとなる。
なお、移行先ステージの昇格は、1つに限らず、2つ以上昇格してもよい。また、移行先ステージを、降格するようにしてもよい。
また、モモタロウボーナス及び超モモタロウボーナスの初当り時に、「イヌステージ」以外の移行先ステージを初期値として設定してもよい。
またさらに、モモタロウボーナス及び超モモタロウボーナス中に、次々回移行するチャンスゾーンステージの移行先ステージの抽選結果が、「キジステージ」まで昇格した場合には、次々回の次に移行するチャンスゾーンステージの移行先ステージを決定する。
このように、モモタロウボーナス及び超モモタロウボーナス中に、チャンスゾーンステージの移行先ステージが、最上位の「キジステージ」まで昇格した場合には、その次に移行するチャンスゾーンステージの移行先ステージを決定するようになっている。
次々回のチャンスゾーンステージの移行先ステージが、「イヌステージ」の場合には、次回のチャンスゾーンステージにおいて、後述する「AT継続抽選」に非当選の場合には、通常状態Aに移行する。この場合、既に決定されている次々回以降のチャンスゾーンステージの移行先ステージ(「イヌステージ」)は消滅される。
一方、次々回のチャンスゾーンステージの移行先ステージが、「サルステージ」又は「キジステージ」の場合には、次回のチャンスゾーンステージでは、AT継続抽選の当否に関わらずATの継続が確定するように制御される。そのため、次回のチャンスゾーンステージ終了後、擬似ボーナス準備ステージに移行するように制御される。
具体的には、モモタロウボーナス及び超モモタロウボーナス中は、例えば、「弱チェリー」に当選した場合には、6/256の確率で連荘抽選に当選し、「強チェリー」に当選した場合には、128/256の確率で連荘抽選に当選し、「弱スイカ」に当選した場合には、36/256の確率で連荘抽選に当選し、「強スイカ」に当選した場合には、150/256の確率で連荘抽選に当選するように設定されている(図49、50参照)。
そして、擬似ボーナスの連荘抽選に当選した場合には、主制御部110は、擬似ボーナスステージの終了後、擬似ボーナス準備ステージへ移行するように制御する(図36の矢印d)。
オニタイジステージは、非ATに制御される遊技状態である。
オニタイジステージは、擬似ボーナスステージの終了後に突入し、所定のゲーム数を消化するまでの期間、滞在可能である。
滞在ゲーム数を消化した(残りゲーム数が「0」になった)時点で、次回移行するチャンスゾーンステージの移行先ステージが報知されるとともに、主制御部110は、オニタイジステージからチャンスゾーンステージへ移行するように制御する(図36の矢印f)。
なお、オニタイジステージは、ATに制御されるようにしてもよく、例えば、所定の確率(例えば、10%)で押し順ナビが行われるようにしてもよい。
具体的には、主制御部110は、図51に示す「滞在ゲーム数抽選テーブル」を参照することにより、直前の擬似ボーナスステージ中に決定された移行先ステージに基づいて、滞在ゲーム数を抽選により決定し、その結果を主制御部110のRAMに記憶する。
また、移行先ステージに「サルステージ」が決定されている場合には、滞在ゲーム数として、120/256の確率で「3ゲーム」が選択され、80/256の確率で「4ゲーム」が選択され、56/256の確率で「5ゲーム」が選択されるように設定されている。
また、移行先ステージに「キジステージ」が決定されている場合には、滞在ゲーム数として、86/256の確率で「3ゲーム」が選択され、85/256の確率で「4ゲーム」が選択され、85/256の確率で「5ゲーム」が選択されるように設定されている。
このように、「イヌステージ」<「サルステージ」<「キジステージ」の関係性に基づいて、大きい滞在ゲーム数が選択されるように設定されている。
なお、移行先ステージに対して滞在ゲーム数が固定的に選択されるように設定してもよい。
例えば、「イヌステージ」が決定されている場合には、滞在ゲーム数として必ず「3ゲーム」が選択され、「サルステージ」が決定されている場合には、必ず「4ゲーム」が選択され、「キジステージ」が決定されている場合には、必ず「5ゲーム」が選択されるように設定してもよい。
また、滞在ゲーム数が大きい程、選択される移行先ステージが絞られるように設定してもよい。
例えば、「イヌステージ」が決定されている場合には、滞在ゲーム数として「3ゲーム」、「4ゲーム」、「5ゲーム」の何れかが選択され、「サルステージ」が決定されている場合には、「3ゲーム」又は「4ゲーム」が選択され、「キジステージ」が決定されている場合には、必ず「5ゲーム」が選択されるように設定してもよい。
前述したように、オニタイジステージの滞在ゲーム数は、移行先ステージが「イヌステージ」<「サルステージ」<「キジステージ」の関係性に基づいて、大きい滞在ゲーム数が選択されるように設定されている。
そのため、オニタイジステージ中は、最終的に移行先ステージを報知するまでの期間が長いほど、遊技者に有利な移行先ステージが選択される可能性が高くなる。
このような点から、オニタイジステージ中の演出では、オニタイジステージのゲームが継続することに期待度を高める演出が実行されるようになっている。
この演出では、例えば、主人公キャラクタの「モモタロウ」が、敵キャラクタの「オニ」を退治する演出が実行され、実行ゲーム数の増加に応じて、多くの「オニ」を退治する演出が行われる。
オニタイジステージに突入後、1ゲーム目のスタートレバー103の操作に基づいて、「オニA」の画像が主表示器108aに表示される。1ゲーム目から3ゲーム目までは、例えば、「モモタロウ」が「オニA」を攻撃する演出が実行される(図55(a))。
そして、3ゲーム目の第3リール停止操作後に、「モモタロウ」が「オニA」を倒す演出が実行される。
このとき、オニタイジステージの滞在ゲーム数として「3ゲーム」が選択されている場合には、次回のチャンスゾーンステージへの移行を報知する画面が主表示器108aに表示される(図55(b))。
この画面では、例えば、ルーレットを模した画像(ルーレット画像)が表示され、ルーレット画像の回転が停止したときに矢印が示す項目が、次回移行するチャンスゾーンステージの移行先ステージを示している。
遊技者により演出ボタン102cが操作されると、例えば、主表示器108aに、主人公キャラクタのカットイン画像が表示されるとともに、「まだまだ!」の文字画像が表示される(図55(d))。また、画面右下に、次ゲームへの継続を示す「Next」の文字画像が表示される。
そして、4ゲーム目の第3リール停止操作後に、「モモタロウ」が「オニB」を倒す演出が実行される。
このとき、オニタイジステージの滞在ゲーム数として「4ゲーム」が選択されている場合には、ルーレット画面が表示されるとともに、移行先ステージが報知される(図55(f))。
この4ゲーム目終了時に表示されるルーレット画像は、3ゲーム目終了時に表示されるルーレット画像(図55(b))と比較して、各項目の面積比率が異なっている。例えば、「イヌ」の面積比率が小さくなるとともに、「サル」や「キジ」の面積比率が大きくなっている。
すなわち、4ゲーム目は3ゲーム目よりも、「サルステージ」や「キジステージ」が選択される期待度が高くなっている。
遊技者により演出ボタン102cが操作されると、例えば、主表示器108aに、主人公キャラクタのカットイン画像が表示されるとともに、「まだまだまだ!」の文字画像が表示される(図55(h))。また、画面右下に、次ゲームへの継続を示す「Next」の文字画像が表示される。
そして、5ゲーム目の第3リール停止操作後に、「モモタロウ」が「オニC」を倒す演出が実行される。その後、ルーレット画面が表示されるとともに、移行先ステージが報知される(図55(j))。
この5ゲーム目終了時に表示されるルーレット画像は、4ゲーム目終了時に表示されるルーレット画像(図55(f))と比較して、各項目の面積比率が変化している。例えば、「キジ」の面積比率が大部分を占めている。
すなわち、5ゲーム目は4ゲーム目よりも、「キジステージ」が選択される期待度が高くなっている。
これにより、遊技者は、オニタイジステージが、長く継続することを期待して遊技することができ、遊技の興趣を高めることができる。
例えば、レア役に当選した場合、10%の確率で昇格抽選に当選するようにしてもよい。また、図49又は図50に示す「ステージ種別抽選テーブル」を参照することにより、当選した当選役に基づいて、移行先ステージの昇格抽選を行ってもよい。
これにより、遊技者は、オニタイジステージ中のレア役の当選にも期待して遊技することができ、興趣を高めることができる。
例えば、内部抽選処理において「フリーズリプレイ」に当選した場合にも、「通常リプレイ」と同様に処理されるため、ATには移行しない。
したがって、オニタイジステージ中の3ベットゲームでは、最大5ゲームの期間を必ず消化(完走)することができる遊技状態である。
このような点から、オニタイジステージ中に表示器108において実行されている連続演出が、演出の途中で終了してしまうことがない。
これにより、オニタイジステージでは、例えば、プレミア演出などの連続演出が途中で中断されることなく、最後まで完結して遊技者に見せることができる。
チャンスゾーンステージは、オニタイジステージの終了後に突入し、直前のオニタイジステージの最終ゲームで報知されたステージが実行される。
なお、これに限らず、チャンスゾーンステージ突入時に、移行先ステージの昇格抽選を行ってもよい。
チャンスゾーンステージは、「イヌステージ」、「サルステージ」、「キジステージ」を有しており、ステージごとに設定された規定ゲーム数を消化するまで(残りゲーム数が「0」になるまで)継続し、この間に、押し順ベルに対する押し順ナビが行われる。
「イヌステージ」は、32ゲーム継続し、所定の確率(例えば、20%)で押し順ナビが行われる。「サルステージ」は、32ゲーム継続し、所定の確率(例えば、50%)で押し順ナビが行われる。「キジステージ」は、16ゲーム継続し、所定の確率(例えば、70%)で押し順ナビが行われる。
このように、「イヌステージ」<「サルステージ」<「キジステージ」の関係性に基づいて、押し順ナビの発生頻度が高くなるように設定されている。そのため、遊技者はメダルの増加が最も期待できる「キジステージ」に突入することを期待して遊技を行うことになる。
なお、各ステージの実行中に、規定ゲーム数(残りゲーム数)に所定のゲーム数を上乗せしてもよい。例えば、レア役の当選を契機に、上乗せ抽選を行うことで、当該上乗せ抽選に当選した場合、所定のゲーム数を各ステージの残りゲーム数に上乗せすることで、ステージの滞在を延長するようにしてもよい。
また、チャンスゾーンステージの各ステージでは、前述した擬似ボーナス準備ステージと同様に、各ステージ突入後のメダルの差枚数が、所定の枚数(例えば、0枚)以上になるように制御してもよい。
例えば、主制御部110は、各ステージへの突入を契機に、メダルの投入枚数とメダルの払出枚数を監視し、メダルの投入枚数がメダルの払出枚数を超えないように、リプレイや小役の当選確率を、一時的に高くするような制御を行ってもよい。
具体的には、主制御部110は、図52~54に示す「AT継続抽選テーブル」を参照することにより、今回ゲームで当選した当選役に基づいて、AT継続の当否を抽選し、その結果を主制御部110のRAMに記憶する。
「イヌステージ」の場合には、主制御部110は、図52に示す「AT継続抽選テーブル(イヌ)」を参照することにより、ATの継続抽選を行う。
例えば、「弱チェリー」に当選した場合には、25/256の確率で継続抽選に当選し、「その他の当選役(リプレイ役、「ハズレ」)」に当選した場合には、2/256の確率で継続抽選に当選し、「押し順ベル」に入賞した場合には、16/256の確率で継続抽選に当選するように設定されている。
例えば、「弱チェリー」に当選した場合には、56/256の確率で継続抽選に当選し、「その他の当選役(リプレイ役、「ハズレ」)」に当選した場合には、12/256の確率で継続抽選に当選し、「押し順ベル」に入賞した場合には、24/256の確率で継続抽選に当選するように設定されている。
例えば、「弱チェリー」に当選した場合には、128/256の確率で継続抽選に当選し、「その他の当選役(リプレイ役、「ハズレ」)」に当選した場合には、86/256の確率で継続抽選に当選し、「押し順ベル」に入賞した場合には、40/256の確率で継続抽選に当選するように設定されている。
そのため、押し順ナビの発生頻度が高い「キジステージ」では、AT継続抽選の当選期待度が高くなる。
そして、残りゲーム数が「0」となった場合、AT継続抽選に非当選の場合には、主制御部110は、チャンスゾーンステージから通常状態Aへ移行するように制御する(図36の矢印g)。一方、AT継続抽選に当選した場合には、主制御部110は、チャンスゾーンステージから擬似ボーナス準備ステージへ移行するように制御する(図36の矢印h)。
なお、チャンスゾーンステージでは、前述したAT継続抽選処理に代えて又はこれに加えて、毎ゲーム、所定の当選確率(例えば、1%)に基づいてATの継続抽選を行ってもよい。
また、チャンスゾーンステージ中は、主表示器108a及び副表示器108bにおいて、例えば、ATの継続抽選の結果を報知する画像演出などが実行され、遊技情報(例えば「残りゲーム数」、「獲得枚数」等)が表示される。
(1)通常状態Bにおける2ベットゲーム中の演出制御
(2)通常状態Bにおける電源復帰時の演出制御
これらの特徴について、以下順に説明する。
通常状態Bにおいて、2ベットゲーム中は、次に示す処理の実行が規制されるようになっている。
例えば、主制御部110は、「天井ポイント選択抽選処理」、「仲間獲得抽選処理」、「ポイント倍率抽選処理」、「ポイント獲得抽選処理」及び「AT直撃抽選処理」の実行を行わないように制御する。
このように、通常状態Bにおける2ベットゲーム中は、ATへの移行に関する抽選処理や、「モモタロウポイント」の獲得(加算)に関する処理が行われないように制御される。
そのため、通常状態Bにおける2ベットゲーム中は、ATへの移行に関する抽選が行われないまま、有利区間の残りゲーム数が減少するため、遊技者にとって不利益となってしまう。
また、2ベットゲーム中は、3ベットゲーム中は当選しない「ボーナスB」に当選する場合があり、「ボーナスB」に当選すると、純増枚数が0枚のゲームが、所定ゲーム(6ゲーム)の間継続するため、有利区間の残りゲーム数を消費してしまうことになる。
例えば、3ベットゲームの実行を促す情報(特別情報)の出力として、表示器108での文字情報や演出画像の表示又は非表示や、スピーカ109からの音声の出力や、ランプ111による発光が行われる。
以下に示す演出例として、演出パターン1~演出パターン6を例に挙げて説明する。なお、演出パターン1~演出パターン6は、それぞれが独立して実行可能であり、例えば、遊技場の店員の操作によって何れかの演出パターンを設定可能にしてもよく、毎ゲーム又は所定ゲーム数ごとに、何れかの演出パターンが選択されるようにしてもよい。
なお、以下に示す演出例では、仲間キャラクタを獲得していない場合を例に挙げて説明する。
また、図56~図61に示す主表示器108a及び副表示器108bは、図30に示す主表示器108a及び副表示器108bに対応するものであるが、説明上、形状を簡略化して示している。
通常状態Bにおける2ベットゲーム中に、演出パターン1が選択された場合には、次に示すような演出が行われる。
2ベットゲームの遊技中は、3ベットゲームの遊技中と同様に、表示領域R1には、主人公キャラクタの画像が表示され、主表示器108aには、現在の「モモタロウポイント」のポイント数が表示される(図56(a)、(b))。
そして、第3リール停止操作後は、3ベットゲーム中とは異なり(図45参照)、表示領域R1においてポイント数画像G1(特定情報)は表示されず、主表示器108aにおいて合計ポイント数画像G2(特定情報)も表示がされない(図56(c))。
さらに、主表示器108aに表示されている「モモタロウポイント」は、今回ゲームの開始時と同じポイント数(100ポイント)のまま、更新(加算)がされないようになっている(図56(c))。
これは、通常状態Bにおける2ベットゲーム中は「ポイント獲得抽選処理」の実行が行われないため、獲得ポイント数が獲得(加算)されないからである。なお、「ポイント獲得抽選処理」を実行し、今回ゲームで獲得した獲得ポイント数をポイント数画像G1及び合計ポイント数画像G2において非表示としてもよい。
そのため、正規のベット数(3ベット)でゲームをしている場合に、必ず表示される画像や演出が実行されないという違和感を遊技者に与えることができ、遊技者に2ベットゲームの実行中であることを認識させることができる。
これにより、遊技者が、例えば、誤って2ベットボタン102bを操作し、そのまま2ベットゲームを実行しているような場合や、メダル投入口102に2枚のメダルを投入して、スタートレバー103を操作することで、誤って2ベットゲームを実行しているような場合には、早急に3ベットゲームに復帰することができ、遊技者が不利益を被ってしまうことを防ぐことができる。
また、演出パターン1では、ポイント数の加算はされないものの、現在の「モモタロウポイント」のポイント数が表示される表示態様(通常表示態様)である。そのため、例えば、誤って非正規のベット数(2ベット)でゲームを実行したことで、「モモタロウポイント」がリセット(消失)されたのではないか、といった印象を遊技者に与えてしまうことを回避することができる。
通常状態Bにおける2ベットゲーム中に、演出パターン2が選択された場合には、次に示すような演出が行われる。
通常状態Bにおいて、2ベットゲームにおけるスタートレバー103の操作に基づいて、表示領域R1に、主人公キャラクタの画像が表示され、主表示器108aに、現在の「モモタロウポイント」のポイント数が表示される(図57(a))。
2ベットゲームの遊技中は、主表示器108aに表示されている「モモタロウポイント」のポイント数が、「-」の表示態様(特定表示態様)(以下、マイナス表示という)に変化する(図57(b))。すなわち、現在の「モモタロウポイント」のポイント数が認識できない表示態様となる。
そして、第3リール停止操作後も「モモタロウポイント」のポイント数が、マイナス表示のまま表示がされる(図57(c))。
また、第3リール停止操作後は、演出パターン1と同様に、ポイント数画像G1と合計ポイント数画像G2は表示がされない(図57(c))。
そのため、遊技者に違和感を与えることができ、且つ、遊技者にとって不利な表示態様とすることで、遊技者に2ベットゲームの実行中であることを認識させ、3ベットゲームで遊技を行うことを促すことができる。
このように、演出パターン2の実行によっても、2ベットゲームが継続して行われることで、遊技者が不利益を被ってしまうことを防ぐことができる。
通常状態Bにおける2ベットゲーム中に、演出パターン3が選択された場合には、次に示すような演出が行われる。
通常状態Bにおいて、2ベットゲームにおけるスタートレバー103の操作に基づいて、表示領域R1に、主人公キャラクタの画像が表示され、主表示器108aに、現在の「モモタロウポイント」が表示される(図58(a))。
2ベットゲームの遊技中は、演出パターン2と同様に、主表示器108aに表示されている「モモタロウポイント」のポイント数が、マイナス表示に変化する。
また、2ベットゲームの遊技中は、副表示器108bの表示領域R1及び表示領域R2には、カーテンを模した画像(カーテン画像)が表示される(図58(b))。すなわち、ポイント数画像G1が認識できない表示態様となる。
そして、第3リール停止操作後も「モモタロウポイント」の表示が、マイナス表示のまま表示がされ、表示領域R1及び表示領域R2には、カーテン画像が継続して表示される(図58(c))。
通常状態Bにおける2ベットゲーム中に、演出パターン4が選択された場合には、次に示すような演出が行われる。
通常状態Bにおいて、2ベットゲームにおけるスタートレバー103の操作に基づいて、表示領域R1に、主人公キャラクタの画像が表示され、主表示器108aに、現在の「モモタロウポイント」が表示される(図59(a))。
2ベットゲームの遊技中は、主表示器108aと副表示器108bの全ての表示領域に、カーテン画像が表示される(図59(b))。すなわち、ポイント数画像G1、合計ポイント数画像G2及び「モモタロウポイント」が認識できない表示態様となる。
そして、第3リール停止操作後も、カーテン画像が表示される(図59(c))。
さらに、3ベットゲーム中では表示されることのない画像(カーテン画像)が表示される。
そのため、遊技者に違和感を与えることができ、且つ、遊技者にとって不利な表示態様とすることで、遊技者に2ベットゲームの実行中であることを認識させ、3ベットゲームで遊技を行うことを促すことができる。
このように、演出パターン3及び演出パターン4の実行によっても、2ベットゲームが継続して行われることで、遊技者が不利益を被ってしまうことを防ぐことができる。
通常状態Bにおける2ベットゲーム中に、演出パターン5が選択された場合には、次に示すような演出が行われる。
通常状態Bにおいて、2ベットゲームにおけるスタートレバー103の操作に基づいて、表示領域R1に、主人公キャラクタの画像が表示され、主表示器108aに、現在の「モモタロウポイント」が表示される(図60(a))。
2ベットゲームの遊技中は、主表示器108a及び副表示器108bの表示領域に、3ベットゲームで遊技を行うことを促すための文字画像が表示される(図60(b))。
例えば、主表示器108aに文字画像の一部が表示され、副表示器108bに文字画像の残りの部分が表示されるようになっており、主表示器108a及び副表示器108bに亘って、例えば、「3ベットにしてください」の文字がスクロールして表示される。なお、主表示器108a又は副表示器108bの何れか一方に全ての文字画像を表示してもよい。
さらに、第3リール停止操作後も、文字画像が表示される(図60(c))。
また、3ベットゲーム中では表示されることのない、3ベットゲームで遊技を行うことを促すための文字画像が表示される。
そのため、遊技者に違和感を与えることができ、且つ、遊技者にとって不利な表示態様とすることで、遊技者に2ベットゲームの実行中であることを認識させ、3ベットゲームで遊技を行うことを促すことができる。
このように、演出パターン5の実行によっても、2ベットゲームが継続して行われることで、遊技者が不利益を被ってしまうことを防ぐことができる。
通常状態Bにおける2ベットゲーム中に、演出パターン6が選択された場合には、次に示すような演出が行われる。
通常状態Bにおいて、2ベットゲームの遊技中は、表示領域R1に、主人公キャラクタの画像が表示され、主表示器108aに、現在の「モモタロウポイント」が表示される(図61(a))。
そして、第3リール停止操作後は、表示領域R1に、ポイント数画像G1が表示される(図61(b))。例えば、獲得ポイント数が「-1ポイント」であることを示す画像が表示される。
次いで、主表示器108aに、合計ポイント数画像G2が表示される(図61(c))。例えば、合計獲得ポイント数が「-1ポイント」であることを示す画像が表示される。
そして、合計ポイント数画像G2が示す合計獲得ポイント数が、現在の「モモタロウポイント」に加算されて、主表示器108aに表示される(図61(d))。図61に示す例では、「モモタロウポイント」が、100ポイントから99ポイントに更新されたことを示している。すなわち、「モモタロウポイント」のポイント数が減算した表示態様(特定表示態様)となる。
そのため、遊技者に違和感を与えることができ、且つ、遊技者にとって不利な表示態様とすることで、遊技者に2ベットゲームの実行中であることを認識させ、3ベットゲームで遊技を行うことを促すことができる。
このように、演出パターン6の実行によっても、2ベットゲームが継続して行われることで、遊技者が不利益を被ってしまうことを防ぐことができる。
なお、演出パターン6では、「モモタロウポイント」が、減算しているかのように見せる演出であり、実際に記憶されている「モモタロウポイント」は減算されていないことを想定しているが、実際に「モモタロウポイント」を減算する処理を実行してもよい。
また、通常状態Bにおける2ベットゲーム中に、3ベットゲーム中では表示されることのない画像(カーテン画像、3ベット催促文字画像、ポイント数の減算画像等)を表示するように制御する。
これにより、通常状態Bにおける2ベットゲーム中の演出において、遊技者に対して違和感を与え、3ベットゲームを行うように促すことができる。
上記の説明では、通常状態Bにおける2ベットゲーム中は、各処理の実行が規制される場合で説明したが、これに限らず、通常状態Bにおける2ベットゲーム中は、一部又は全部の処理の実行の規制を解除してもよい。
例えば、通常状態Bにおける2ベットゲーム中は、ATへの移行に関する抽選処理(例えば、AT直撃抽選処理)を実行してもよい。
この場合、ATに移行する当選確率を、3ベットゲーム中よりも2ベットゲーム中の方が低くなるように設定することが好ましい。例えば、2ベットゲーム中の当選確率を3ベットゲーム中の当選確率の1/10の確率としてもよい。
このように、通常状態Bにおける2ベットゲーム中に、各処理の実行の規制を解除した場合でも、上記の説明と同様に、通常状態Bにおける2ベットゲーム中では、各演出パターンによる演出を実行することで、遊技者に2ベットゲームの実行中であることを認識させ、3ベットゲームで遊技を行うことを促すようになっている。
例えば、演出パターン6は、遊技設定値が高設定の方が選択され易い設定としてもよい。また、演出パターン4は、現在の「モモタロウポイント」が天井ポイント数に到達する直前では選択され易い設定としてもよい。
これにより、遊技者は、2ベットゲームを実行することで不利益を被ることを認識しつつも、遊技者に有利となる情報(設定示唆情報や天井示唆情報)を得るために、2ベットゲームを実行するか否かを判断して遊技を進めることができ、興趣を高めることができる。
また、上記の説明では、演出パターン1~演出パターン6は、それぞれが独立して実行される場合で説明したが、これに限らず、これらの演出パターンを複数組み合わせてもよい。
また、上述した演出パターン1~6は、スタートレバー103の操作に基づいて実行が開始される場合で説明したが、これに限らず、2ベットボタン102bの操作に基づいて実行が開始されるようにしてもよい。
例えば、擬似ボーナスステージやチャンスゾーンステージにおける2ベットゲーム中に、3ベット催促演出を実行してもよい。
この場合、擬似ボーナスステージやチャンスゾーンステージの3ベットゲーム中では表示されることのない画像(カーテン画像、3ベットゲームを促すための文字画像等)を表示してもよい。
また、擬似ボーナスステージやチャンスゾーンステージの3ベットゲーム中では必ず表示される画像(残りゲーム数、獲得枚数、キャラクタ画像等)を非表示にしてもよい。
そのため、遊技者に違和感を与えることができ、且つ、遊技者にとって不利な表示態様とすることで、2ベットゲームの実行中であることを遊技者に認識させ、3ベットゲームで遊技を行うことを促すことができる。
このように、AT中でも、2ベットゲームが継続して行われることで、遊技者が不利益を被ってしまうことを防ぐことができる。
次に、図62~図67を参照して、通常状態B中に電源断が発生した場合の電源復帰時の演出例について説明する。
以下の説明では、電源断が発生したタイミングとして、例えば、第3リール停止操作後のポイント獲得演出において、ポイント数画像G1の表示のみが行われたタイミングで、電源断が発生した場合を例に挙げて説明する。
すなわち、合計ポイント数画像G2の表示や「モモタロウポイント」の更新表示がされていない、ポイント獲得演出の途中の状態で電源断が発生した場合を例示する。
なお、各演出パターンは、それぞれが独立して実行可能であり、例えば、遊技場の店員の操作によって何れかの演出パターンを設定可能にしてもよく、毎ゲーム又は所定ゲーム数ごとに、何れかの演出パターンが選択されるようにしてもよい。
また、図62~図67に示す主表示器108a及び副表示器108bは、図30に示す主表示器108a及び副表示器108bに対応するものであるが、説明上、形状を簡略化して示している。
図62を参照して、3ベットゲーム中の電源復帰時の演出として、演出パターン1が選択された場合について説明する。
電源断の発生時は、ポイント数画像G1と、ポイント更新前の「モモタロウポイント」が表示された状態である(図62(a)~62(b))。
そして、電源が復帰すると、電源の復帰を報知するための画像が表示器108に表示される。例えば、「復帰中」の文字画像が、主表示器108aと副表示器108bに亘って表示される(図62(c))。
次いで、主表示器108aには、今回ゲームで獲得した合計ポイント数画像G2が表示される(図62(d))。
さらに、この合計の獲得ポイント数が、現在の「モモタロウポイント」のポイント数に加算されて、主表示器108aに更新して表示される(図62(e))。
これにより、遊技者は、遊技中に電源断が発生した場合でも、今回ゲームで獲得したポイント数が反映された「モモタロウポイント」を確実に認識することができる。
なお、演出パターン1は、これに限らず、電源復帰後に、図62(d)に示す合計ポイント数画像G2の表示を行わずに、更新後の「モモタロウポイント」のポイント数のみを表示(図62(e))してもよい。すなわち、最終的に表示される結果のみを表示してもよい。
図63を参照して、3ベットゲーム中の電源復帰時の演出として、演出パターン2が選択された場合について説明する。
なお、電源が復帰するまでの演出は、演出パターン1(図62(a)~62(c))と同様である(図63(a)~63(c))。
そして、電源が復帰すると、図63(d)に示すように、副表示器108bの表示領域R1及び表示領域R2には、カーテン画像が表示される。すなわち、ポイント数画像G1及び合計ポイント数画像G2が認識できない表示態様となる。
また、主表示器108aに表示されている「モモタロウポイント」のポイント数が、マイナス表示に変化する。
そして、カーテン画像が表示されてから、所定時間の経過、又は、所定ゲーム数を消化すると、副表示器108bでは、カーテン画像に代えて、主人公キャラクタの画像が表示される。
また、主表示器108aでは、マイナス表示されている「モモタロウポイント」のポイント数が、更新後のポイント数で表示される(図63(e))。
このように、演出パターン2の実行によっても、電源の復帰後に、最終的には今回ゲームで獲得したポイント数が反映された「モモタロウポイント」を表示するため、遊技者は、ポイント獲得演出が途中の状態で電源断が発生した場合でも、「モモタロウポイント」のポイント数を確実に認識することができる。
図64を参照して、2ベットゲーム中の電源復帰時の演出として、演出パターン1が選択された場合について説明する。
電源断の発生時は、ポイント更新前の「モモタロウポイント」が表示された状態である(図64(a)~64(b))。
そして、電源が復帰すると、電源の復帰を報知するための画像が表示器108に表示される。例えば、「復帰中」の文字画像が、主表示器108aと副表示器108bに亘って表示される(図64(c))。
その後、主表示器108aには、合計ポイント数画像G2は表示されず、「モモタロウポイント」は、今回ゲームの開始時と同じポイント数(100ポイント)のまま、更新がされない(図64(d))。
このように、3ベットゲーム中に、毎ゲーム、必ず表示される合計ポイント数画像G2が表示されず、さらに、3ベットゲーム中に、1ポイント以上が加算される「モモタロウポイント」のポイント数も更新(加算)がされないようになっている。
そのため、電源の復帰時に実行される演出パターン1による演出によって、遊技者に違和感を与えることができ、2ベットゲームの実行中であることを遊技者に認識させ、3ベットゲームで遊技を行うことを促すことができる。
図65を参照して、2ベットゲーム中の電源復帰時の演出として、演出パターン2が選択された場合について説明する。
なお、電源が復帰するまでの演出は、演出パターン1(図64(a)~64(c))と同様である(図65(a)~65(c))。
そして、電源が復帰すると、主表示器108aに表示されている「モモタロウポイント」のポイント数が、マイナス表示に変化し、副表示器108bの表示領域R1及び表示領域R2には、カーテン画像が表示される(図65(d))。
このように、3ベットゲーム中に、毎ゲーム、必ず表示される合計ポイント数画像G2と、「モモタロウポイント」のポイント数が表示されないようになっている。
また、3ベットゲーム中では表示されることのない画像(カーテン画像)が表示される。
そのため、電源の復帰時に実行される演出パターン2による演出によって、遊技者に違和感を与えることができ、2ベットゲームの実行中であることを遊技者に認識させ、3ベットゲームで遊技を行うことを促すことができる。
なお、演出パターン2においては、図65(d)に示す電源復帰後の演出として、主表示器108aと副表示器108bの全ての表示領域に、カーテン画像を表示してもよい。また、副表示器108bにカーテン画像を表示せずに、演出パターン1と同様の演出(図64(d))としてもよい。
図66を参照して、2ベットゲーム中の電源復帰時の演出として、演出パターン3が選択された場合について説明する。
なお、電源が復帰するまでの演出は、演出パターン1(図64(a)~64(c))と同様である(図66(a)~66(c))。
そして、電源が復帰すると、主表示器108a及び副表示器108bの表示領域に、3ベットゲームで遊技を行うことを促すための文字画像が表示される(図66(d))。例えば、主表示器108a及び副表示器108bに亘って、例えば、「3ベットにしてください」の文字がスライドして表示される。
このように、3ベットゲーム中に、毎ゲーム、必ず表示される合計ポイント数画像G2が表示されず、さらに、3ベットゲーム中に、1ポイント以上が加算される「モモタロウポイント」のポイント数も更新(加算)がされないようになっている。
また、3ベットゲーム中では表示されることのない3ベットゲームで遊技を行うことを促すための文字画像が表示される。
そのため、電源の復帰時に実行される演出パターン3よる演出によって、遊技者に違和感を与えることができ、2ベットゲームの実行中であることを遊技者に認識させ、3ベットゲームで遊技を行うことを促すことができる。
図67を参照して、2ベットゲーム中の電源復帰時の演出として、演出パターン4が選択された場合について説明する。
なお、電源が復帰するまでの演出は、演出パターン1(図64(a)~64(c))と同様である(図67(a)~67(c))。
そして、電源が復帰すると、主表示器108aに、0ポイント以下の合計獲得ポイント数を示す合計ポイント数画像G2が表示される(図67(d))。例えば、「-1ポイント」の合計獲得ポイント数を示す画像が表示される。
そして、この合計獲得ポイント数が、現在の「モモタロウポイント」に加算されて、主表示器108aに更新表示される(図67(e))。図67に示す例では、「モモタロウポイント」が、100ポイントから99ポイントに更新されたことを示している。
このように、3ベットゲーム中に表示されることのない、0ポイント以下の合計ポイント数画像G2が表示され、さらに、3ベットゲーム中では減算することのない「モモタロウポイント」が減算した表示態様で表示されるようになっている。
そのため、電源復帰時に実行される演出パターン4による演出によって、遊技者に違和感を与えることができ、遊技者に2ベットゲームの実行中であることを認識させ、3ベットゲームで遊技を行うことを促すことができる。
これにより、電源復帰後に実行される演出において、遊技者に対して違和感を与え、3ベットゲームを行うように促すことができる。
本実施形態に係るスロットマシン101は、次に示すような変形例とすることもできる。
変形例に係るスロットマシン101では、前述の実施形態と同様な構成を有しているものの、図68に示すような遊技状態を備える点において相違する。
具体的には、前述した実施形態の図36と比較して、図68中の一点鎖線で示される部分が相違する。
そのため、この相違点について、詳細に説明する。
(チャンスゾーンステージ)
チャンスゾーンステージは、前述の実施形態とは異なり、非ATに制御され、押し順ナビが行われないため、遊技者の手持ちのメダルが漸次減少する遊技状態である。
また、チャンスゾーンステージは、擬似ボーナスステージの終了後に突入し(図68の矢印a)、直前の擬似ボーナスステージで報知されたステージから開始される。
チャンスゾーンステージは、ステージ(「イヌステージ」、「サルステージ」、「キジステージ」)ごとに設定された規定ゲーム数を消化するまで(残りゲーム数が「0」になるまで)継続し、この間に、モモタロウチャンスへの移行抽選が行われる。
具体的には、主制御部110は、今回ゲームで当選した当選役に基づいて、モモタロウチャンスへの移行の当否を抽選する。例えば、「イヌステージ」<「サルステージ」<「キジステージ」の関係性に基づいて、当選期待度が高くなるように設定されている。
また、これとは別に、主制御部110は、毎ゲーム、所定の当選確率に基づいて、モモタロウチャンスへの移行の当否を抽選する。この抽選では、ステージの残りゲーム数に応じて当選期待度が異なるようになっている。例えば、ステージの残りゲーム数が少ないほど、当選確率が高くなるように設定されている。
そして、モモタロウチャンスへの移行抽選に当選した場合には、主制御部110は、実行中のステージのゲーム数を消化した後に、モモタロウチャンスへ移行するように制御し(図68の矢印b)、モモタロウチャンスへの移行抽選に非当選の場合には、実行中のステージのゲーム数を消化した後に、通常状態Aに移行するように制御する(図68の矢印h)。
モモタロウチャンスは、ATに制御され、所定の確率(例えば、100%)で押し順が報知される。そのため、モモタロウチャンス中は、遊技者にとって、メダルの増加を期待できる有利な遊技状態である。
モモタロウチャンスは、押し順ベルの押し順ナビが発生する回数(ベルナビ回数)で管理されており、ベルナビ回数が「0」になるまでの期間、滞在可能である。
例えば、現在スロットマシン101に設定されている遊技設定値に基づいて、「10ゲーム」、「20ゲーム」、「30ゲーム」、「50ゲーム」及び「100ゲーム」のうち何れかのゲーム数が選択される。例えば、高設定の方が、大きいゲーム数が選択され易いように設定されている。なお、選択されるゲーム数は、これらに限らず、任意に設定することができる。
そして、ベルナビ回数が「0」になると、主制御部110は、モモタロウチャンスからオニタイジステージへ移行するように制御する(図68の矢印c)。
具体的には、主制御部110は、所定の当選役(例えば、レア役又は「ハズレ」)に当選した場合、特化ポイントを抽選により決定し、特化ポイント数を累積して主制御部110のRAMに記憶する。
また、この累積された特化ポイントが、モモタロウチャンス中に、規定ポイント数に到達した場合には、後述する特化ゾーンへの移行が確定する。なお、規定ポイント数は、モモタロウチャンスの突入時に決定される。
なお、モモタロウチャンス中に、現在の特化ポイントのポイント数を遊技者に視認可能に表示してもよい。
例えば、レア役の当選を契機に、0ゲーム、5ゲーム、10ゲーム、20ゲームのうち何れかのゲーム数(減算停止ゲーム数)が抽選により決定される。
そして、決定された減算停止ゲームが、残りのベルナビ回数に加算される。したがって、決定された減算停止ゲーム数分だけ、内部的にベルナビ回数が上乗せされ、モモタロウチャンスの滞在期間を延長することができるようになっている。
また、表示器108において、決定された減算停止ゲーム数の遊技だけ、ベルナビ回数の減算が停止(中断)することを示す画像が表示される。
オニタイジステージは、非ATに制御される遊技状態である。
オニタイジステージは、モモタロウチャンスの終了後に突入し、所定のゲーム数を消化するまでの期間、滞在可能である。
オニタイジステージでは、次回移行するチャンスゾーンステージの移行先ステージを決定する。「イヌステージ」以外のステージが、所定の確率に基づいて決定されるようになっている。
具体的には、直前のモモタロウチャンスにおいて獲得した特化ポイントのポイント数に基づいて特化ゾーンへの移行抽選が行われる。
例えば、特化ポイントのポイント数が多い方が、当選の期待度が高く設定されている。また、特化ポイントが、規定ポイント数まで到達している場合には、特化ゾーンへの移行が確定する。
例えば、滞在ゲーム数を消化した時点で、ルーレットを模した画像(ルーレット画像)が、主表示器108aに表示され、ルーレット画像の回転が停止したときに矢印が示す項目が、チャンスゾーンステージの移行先ステージ、又は、特化ゾーンを示すことで移行先を報知する。
そして、チャンスゾーンステージのステージが選択された場合には、主制御部110は、オニタイジステージからチャンスゾーンステージへ移行するように制御する(図68の矢印d)。
また、特化ゾーンが選択された場合には、主制御部110は、オニタイジステージから特化ゾーンへ移行するように制御する(図68の矢印g)。
特化ゾーンは、オニタイジステージから突入し、所定のゲーム数を消化するまでの期間、滞在可能である。
特化ゾーンでは、モモタロウチャンスへ移行するか否か、つまり、モモタロウチャンスの連荘をかけた抽選処理が実行される。
具体的には、特化ゾーンの突入時に、例えば50%の当選確率で、モモタロウチャンスへの移行の当否を抽選により決定している。また、特化ゾーン突入時の抽選結果として非当選が選択された場合でも、特化ゾーン中に、レア役に当選した場合には、所定の当選確率に基づいて抽選結果の書き換え抽選が行われる。
一方、モモタロウチャンスへの移行抽選に非当選の場合には、主制御部110は、特化ゾーンのゲーム数を消化した後に、チャンスゾーンステージへ移行するように制御する(図68の矢印i)。
なお、オニタイジステージから特化ゾーンに初めて移行した場合には、例えば、100%の確率でモモタロウチャンスへの移行抽選に当選するように制御される。そのため、特化ゾーンに移行することで、モモタロウチャンスが少なくとも1回連荘することになる。
このように、特化ゾーンに移行した場合には、モモタロウチャンスと特化ゾーン間をループする確率が高確率となり、モモタロウチャンスの連荘が期待できる状態であるため、遊技者の期待感を極めて高めることが可能となる。
例えば、主人公キャラクタ(モモタロウ)と敵キャラクタ(オニ)とが戦う「バトル演出」が実行される。
バトル演出中は、主人公キャラクタと敵キャラクタがバトルを繰り返す演出が行われ、最終ゲームで、主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利する演出、又は、主人公キャラクタが敵キャラクタに敗北する演出が実行される。
そして、主人公キャラクタの勝利が、モモタロウチャンスへの移行抽選に当選したことを意味しており、主人公キャラクタの敗北が、モモタロウチャンスへの移行抽選に非当選であることを意味している。
超特化ゾーンは、超特化ゾーンの突入時に、例えば80%の当選確率で、モモタロウチャンスへの移行の当否を抽選する。
また、超特化ゾーンに移行することで、モモタロウチャンスが少なくとも3回連荘するように制御される。
このように、変形例に係るスロットマシン101においては、特徴的な遊技性を有することができる。
また、変形例に係るスロットマシン101においても、前述の実施形態と同様の特徴(「(1)通常状態Bにおける2ベットゲーム中の演出制御」、「(2)通常状態Bにおける電源復帰時の演出制御」)を備えることができ、同様の効果を奏する。
すなわち、通常状態Bにおける2ベットゲーム中は、3ベットゲーム中に表示される今回ゲームで獲得した獲得ポイント数に関する画像(ポイント数画像G1、合計ポイント数画像G2、「モモタロウポイント」のポイント数)の表示がされないようになっている。
すなわち、通常状態Bにおける2ベットゲーム中は、3ベットゲーム中では表示されることのない、3ベットゲームを促すための画像(カーテン画像、3ベット催促文字画像、ポイント数の減算画像等)の表示がされるようになっている。
その結果、2ベットゲームが継続して行われることで、遊技者が不利益を被ってしまうことを抑制することができる。
この遊技機においては、有利区間は、ATや、ATへの移行抽選の確率が高確率状態であるCZ状態が含まれており、例えば、CZ状態からATに移行した場合には、CZ状態の開始時点が有利区間の開始時点となる。
なお、このCZ状態中は、非ATであることから、遊技者が所有するメダル等の遊技価値が減少する遊技状態である。
また、CZ状態中は、遊技を行うことで有利区間の残りゲーム数も減少することから、遊技者にとっては、できるだけ早くATへの移行抽選に当選させることで、終了させたい遊技状態である。
ところで、従来の遊技機では、1回の遊技に設定するベット数を複数の中から選択できるものがあり、ベット数が少ないほど、小役の当選確率、ATの当選確率、AT中の上乗せ確率等が低下するのが一般的である。
このような一般的な遊技機の仕様を、前記特許文献に開示された遊技機に適用した場合、誤って少ないベット数(非正規のベット数(2ベット))で遊技した場合、ATへの移行抽選の当選確率が低確率状態で抽選が行われるとともに、有利区間の残りゲーム数も減少するため、遊技者に著しく不利益を被る虞があった。
このように、本実施形態のスロットマシン101によれば、従来の遊技機が改善すべきこのような課題の全部又は一部などを解決することができる。
例えば、本実施形態では、2ベットボタン102bは、常に操作可能としたが、これに限らず、特定の遊技期間や特定遊技状態では、操作不能としてもよい。
また、変形例においては、モモタロウチャンス中にベルナビ回数の減算が停止可能な減算停止抽選処理が行われることを説明したが、これに限らず、本実施形態の擬似ボーナスステージ中や、チャンスゾーンステージ中に、減算停止抽選処理を行うこともできる。この場合、レア役の当選を契機に、決定された減算停止ゲーム数が、各ステージにおける残りのゲーム数に加算されることで、内部的にゲーム数を上乗せすることで、滞在期間を延長することができる。
また、可変表示手段としてモータにより駆動制御されるリール141を用いたが、これに代えて又はこれに加えて、液晶表示器などの表示器108にリール等の図柄が変動する画像を表示させることにより、表示器を識別情報の可変表示手段として用いることもできる。
また、ボーナスとして、レギュラーボーナスやビッグボーナスを設けてもよい。また、これらの何れか一つだけでもよく、又は、何れも設けなくてもよい。
また、RT1及びRT2を、全て無限RTとしたが、一部又は全てを有限RTにしてもよい。
また、反対に、副制御部120が表示器108等において演出を実行する演出実行手段などの各種手段としての動作を行ったが、主制御部110がその一部又は全部を行い、主制御部110が各種手段として動作することもできる。
また、メダル、遊技球等の現物の遊技媒体を用いることなく、データ形式の擬似遊技媒体を用いてゲームを実行可能な、いわゆる封入式遊技機にも、本発明を適用することができる。
1 スロットマシン
2a 3ベットボタン
2b 2ベットボタン
8 表示器
10 主制御部
20 副制御部
(第3実施形態)
100 スロットマシン
102a 3ベットボタン(設定手段)
102b 2ベットボタン(設定手段)
108 表示器(出力手段、表示手段)
108a 主表示器(出力手段、表示手段)
108b 副表示器(出力手段、表示手段)
110 主制御部(遊技状態制御手段、抽選手段、計数手段)
120 副制御部
Claims (1)
- 有利区間に制御可能な区間制御手段と、
前記有利区間における差遊技価値数を計数可能な計数手段と、
前記有利区間において、遊技者に有利な特別遊技状態に制御可能であり、且つ、前記特別遊技状態において所定の移行条件が成立した場合、前記有利区間が終了するまで継続する遊技状態であって、遊技者に有利な遊技状態である特定遊技状態に制御可能な遊技状態制御手段と、
前記所定の移行条件が成立した場合、前記計数手段による計数結果に基づいて、前記特定遊技状態における演出画像を決定可能な演出画像決定手段と、
前記特定遊技状態において、前記演出画像決定手段により決定された演出画像を表示可能であり、且つ、前記特定遊技状態が終了した場合、遊技結果情報と共にリザルト演出画像を表示可能な表示手段と、
を備え、
前記表示手段は、
前記特定遊技状態が終了した場合において、前記計数手段による計数結果が第1差遊技価値数である場合、第1リザルト演出画像と共に遊技結果情報を表示可能であり、
前記特定遊技状態が終了した場合において、前記計数手段による計数結果が前記第1差遊技価値数よりも少ない第2差遊技価値数である場合、前記第1リザルト演出画像とは異なる第2リザルト演出画像と共に遊技結果情報を表示可能である
ことを特徴とする遊技機。
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