JP7199506B2 - ホルダ、切削工具、切削加工物の製造方法及びデータの収集方法 - Google Patents

ホルダ、切削工具、切削加工物の製造方法及びデータの収集方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年2月20日に出願された日本国特許出願2019-028648号の優先権を主張するものであり、この先の出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
本開示は、一般的には、被削材の切削加工において切削加工の状態を測定することが可能なホルダに関する。より具体的には、測定した切削加工の状態を外部との間で通信可能なホルダに関する。
金属などの被削材を切削加工する際に用いられる切削工具として、例えば特開2012-20359号公報(特許文献1)に記載の切削工具が知られる。特許文献1に記載された切削工具は、本体部、切削刃、センサ部、ケーブル部材及び通信部を備える。通信部がケーブル部材に着脱可能に接続されることによって、切削加工の状態を測定することが可能である。
特許文献1に記載の切削工具においては、ケーブル部材が本体部の後端面から外部に引き出される。そのため、往復台に切削工具を取り付ける際に後端面を往復台に当接させることが困難である。従って、本体部の中心軸に沿った方向における切削工具の位置決めが困難である。
本開示の限定されない態様に基づくホルダは、中心軸に沿って、第1端から第2端に向かって延びた棒形状の本体と、外部接続用の第1端子と、センサと、1又は複数の配線と、を有する。本体は、第1端の側に位置するポケットと、第1端から第2端にかけて延びた第1側面と、を有する。ポケットには、切刃を有するインサートを取り付けることが可能である。第1端子は、第1側面に位置する。センサは、第1端子よりもポケットの近くに位置して、本体の状態を測定することが可能である。1又は複数の配線は、センサ及び第1端子に接続される。配線は、本体の内部に位置する。第1側面は、その表面から凹んだ凹部を有する。センサは、凹部内に位置する。第1端子は、第1側面の表面における凹部よりも第2端の側に位置する。
限定されない一例の切削工具を示す斜視図である。 図1に示す切削工具の分解斜視図である。 図1に示す領域B1の拡大図である。 図1に示す切削工具を別の方向から見た斜視図である。 図1に示す切削工具を第1端に向かって見た平面図である。 図1に示す切削工具を第2端に向かって見た平面図である。 図5に示す切削工具をA1方向から見た側面図である。 図7に示す切削工具のVIII-VIII断面の断面図である。 図7に示す切削工具のIX-IX断面の断面図である。 図8に示す領域B2の拡大図である。 参考例の切削工具を示す分解斜視図である。 限定されない一例の切削加工物の製造方法における一工程を示す概略図である。 限定されない一例の切削加工物の製造方法における一工程を示す概略図である。 限定されない一例の切削加工物の製造方法における一工程を示す概略図である。 実施形態の切削加工の制御方法のフローを示すブロック図である。 実施形態の切削加工の制御方法のフローチャートである。
以下、本開示の限定されない複数の実施形態のホルダ1を有する切削工具101について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図では、説明の便宜上、各実施形態を説明する上で必要な主要部材のみが簡略化して示される。したがって、切削工具101は、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
<切削工具>
切削工具101としては、例えば、旋削工具、転削工具及びドリルなどが挙げられ得る。旋削工具としては、外径加工用工具、内径加工用工具、溝入れ工具及び突っ切り工具などが挙げられ得る。転削工具としては、フライス工具及びエンドミルなどが挙げられ得る。
限定されない実施形態の切削工具101は、ホルダ1及び切削インサート3(以下、単にインサート3とも言う。)を有してもよい。図1に示す限定されない一例における切削工具101は、旋削工具である。上記のように切削工具101が、転削工具又はドリルであっても何ら問題ない。
限定されない実施形態のホルダ1は、本体5と、外部接続用の第1端子7と、センサ9と、1又は複数の配線11と、を有してもよい。限定されない実施形態における本体5は、第1端1aから第2端1bに向かって延びた棒形状であってもよい。一般的には、第1端1aが先端であり、第2端1bが後端である。図1に示す限定されない一例のように、本体5は、四角柱形状であってもよい。第1端1aから第2端1bに向かって延びた仮想直線を中心軸O1としたとき、本体5は、中心軸O1を有し、この中心軸O1に沿って延びているとも言える。
本体5は、図1に示す限定されない一例のように、第1端面13、第2端面15、第1側面17、第2側面19、第3側面21及び第4側面23を有してもよい。第1端面13は、第1端1aに位置してもよい。第2端面15は、第2端1bに位置してもよい。
第1側面17、第2側面19、第3側面21及び第4側面23は、それぞれ第1端1aから第2端1bに向かって延びてもよい。第2側面19は、第1側面17の反対側に位置してもよい。第3側面21及び第4側面23は、それぞれ第1側面17及び第2側面19の間に位置してもよい。第4側面23は、第3側面21の反対側に位置してもよい。第3側面21及び第4側面23は、それぞれ第1側面17及び第2側面19に対して直交してもよい。
限定されない実施形態における本体5は、第1端1aの側に位置するポケット25をさらに有してもよい。ポケット25には、切刃27を有するインサート3を取り付けることが可能である。ポケット25は、図1に示す限定されない一例のように、第1端面13、第1側面17及び第3側面21に対して開口してもよい。
インサート3は切刃27を有しており、切削加工時に被削材を切削する機能を有してもよい。図1に示す限定されない一例のように、インサート3は、四角板形状であって、第1面29及び第2面31を有する。第1面29は、切屑が流れる第1領域29aを有してもよい。第1領域29aは、一般的にすくい面と呼ばれる。
第2面31は、第1面29に隣接してもよい。第2面31は、被削材の加工面と対向する第2領域31aを有してもよい。第2領域31aは、一般的に逃げ面と呼ばれる。切刃27は、第1面29及び第2面31が交わる稜線の少なくとも一部に位置してもよい。
インサート3の第1面29は、図1に示す限定されない一例のように本体5の第3側面21に対して概ね平行に位置してもよい。言い換えれば、第1面29が、第1側面17及び第2側面19に対して概ね直交するように位置してもよい。この場合には、概ね第3側面21に直交する方向に切削工具101に対して主分力が加わり易い。
なお、インサート3の形状は、上記の形態に限定されない。限定されない実施形態のインサート3は、第1面29の形状が四角形である四角板形状であってもよい。しかしながら、第1面29の形状は、例えば三角形、五角形又は六角形であってもよい。すなわち、インサート3は、例えば三角板形状、五角板形状又は六角板形状であってもよい。
インサート3の大きさは特に限定されない。例えば、第1面29の一辺の長さは、3~20mm程度に設定されてもよい。また、第1面29に直交する方向で示されるインサート3の高さは、5~20mm程度に設定されてもよい。
インサート3の材質としては、例えば、超硬合金及びサーメットなどが挙げられ得る。超硬合金の組成としては、例えば、WC-Co、WC-TiC-Co及びWC-TiC-TaC-Coが挙げられ得る。ここで、WC、TiC、TaCは硬質粒子であり、Coは結合相であってもよい。
また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料であってもよい。具体的には、サーメットとして、炭化チタン(TiC)及び/又は窒化チタン(TiN)を主成分としたチタン化合物が挙げられ得る。ただし、インサート3の材質が上記の組成に限定されないことは言うまでもない。
インサート3の表面は、化学蒸着(CVD)法、又は物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)及びアルミナ(Al)などが挙げられ得る。
本体5の大きさも特に限定されない。例えば、第1端1aから第2端1bまでの長さは、50~200mm程度に設定されてもよい。第1側面17及び第2側面19の間隔は、5~30mm程度に設定されてもよい。第3側面21及び第4側面23の間隔は、5~30mm程度に設定されてもよい。
本体5は、一つの部材によって構成されてもよく、また、後述するように複数の部材によって構成されてもよい。
本体5の材質としては、例えば、金属及び樹脂などが挙げられ得る。金属としては、例えば鋼及び鋳鉄が挙げられ得る。樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、シリコン樹脂及びエポキシ樹脂が挙げられ得る。本体5の靭性を高める観点から、これらの材質の中で鋼が用いられてもよい。
第1端子7は、センサ9を外部の配線と電気的に接続するための端子であってもよい。この第1端子7にケーブル部材33を接続することによって、外部電源からセンサ9に電力を供給してもよい。また、第1端子7にケーブル部材33を接続することによって、センサ9で測定された情報を外部へと伝達してもよい。
限定されない実施形態における第1端子7は、本体5の第2端面15ではなく第1側面17に位置してもよい。そのため、ホルダ1を工作機械に取り付ける際に、第2端面15を工作機械における、例えばタレットなどに当接させることが可能である。従って、中心軸O1に沿った方向におけるホルダ1の位置決めが容易である。
また、第1端子7が第2端面15に位置していない。そのため、第2端面15を工作機械に当接させた場合において、第1端子7が工作機械及び本体5によって挟み持たれることが避けられる。したがって、第1端子7、或いは第1端子7に接続されるケーブル部材33が傷つきにくい。
センサ9は、第1端子7よりもポケット25の近くに位置してもよい。センサ9は、本体5の表面上に位置してもよく、また、本体5の内部に位置してもよい。図2に示す限定されない一例においては、本体5の第1側面17が第1凹部35を有してもよく、この第1凹部35内にセンサ9が位置してもよい。具体的には、第1側面17におけるポケット25及び第1端子7の間に第1凹部35が位置してもよい。
切削加工物を製造するための被削材の切削加工時において、切刃27で切屑が生じ得る。また、切刃27に向かって冷却液(クーラント)が噴射される場合がある。本体5が第1凹部35を有し、この第1凹部35内にセンサ9が位置する場合には、切屑の飛散及び冷却液の噴射による影響をセンサ9が受けにくい。そのため、センサ9の耐久性が高い。
また、本体5が第1凹部35を有し、この第1凹部35内にセンサ9が位置している場合には、センサ9が本体5の内部に位置する場合と比較して、本体5へのセンサ9の取り付けが容易である。
センサ9は、切削加工時における本体5の状態を測定することが可能な部材である。本体5の状態としては、例えば、温度、加速度、振動、ひずみ、内部応力及び損耗などの物理量が挙げられ得る。本体5の状態を測定するとは、本体5における上記に代表される物理量の少なくともいずれか1つの情報を測定することを意味する。また、測定の対象は、静的な状態での情報に限定されず、動的な状態での情報、すなわち、状態の変化であってもよい。
例えば、測定対象の情報を温度とする。また、切削加工前の本体5の温度が20°であって、切削加工時に本体5の温度が80°に上昇したとする。このとき、切削加工前の本体5の温度である20°が、温度に関する静的な状態での情報である。また、20°から80°への本体5の温度の上昇が、温度に関する動的な状態での情報である。これらの情報のいずれか一方が測定されてもよく、また、両方が測定されてもよい。
例えば、ホルダ1がセンサ9として熱電対を有している場合には、本体5の温度を測定することが可能である。ホルダ1がピエゾ素子を用いた圧電センサを有している場合にも、加速度、振動、ひずみ及び内部応力などを測定することが可能である。また、ホルダ1がセンサ9として機能する配線回路を有してもよい。具体的には、本体5の損耗に伴って配線回路が損耗し、この回路の抵抗値が変化した場合に、この抵抗値の変化によって本体5の損耗状態を測定してもよい。
なお、センサ9で測定され得る本体5の状態は上記の物性値に限定されない。また、センサ9は上記の具体例に限定されず、上に例示した本体5の物性値を測定できるものであれば、特に記載していない他の素子を用いてもよい。例えば、カメラ及びマイクが挙げられ得る。
また、本体5の状態を測定することによって、例えばインサート3の切刃27の状態を評価することが可能である。センサ9が第1端子7よりもポケット25の近くに位置している場合には、インサート3の状態が高い精度で評価され易い。特に、センサ9からポケット25までの距離(第1距離L1)が、センサ9から第2端1bまでの距離(第2距離L2)よりも短い場合には、インサート3の状態がより高い精度で評価され易い。
ホルダ1は、カバー部材63を有してもよい。図1に示す限定されない一例のように、カバー部材63が凹部35の開口部に位置してもよい。カバー部材63がセンサ9の上に位置する、と言い換えてもよい。このようなカバー部材63をホルダ1が有する場合には、切削加工時にセンサ9が傷つきにくい。
また、図11に示す参考例のように、本体5の第1側面17が第2凹部37を有してもよく、第1端子7が第2凹部37に位置してもよい。第2凹部37内に第1端子7が位置する場合には、センサ9が第1凹部35内に位置する場合と同様の理由から、切屑の飛散及び冷却液の噴射による影響を第1端子7が受けにくい。
限定されない実施形態のホルダ1は、センサ9及び第1端子7を有線接続する部材として、1又は複数の配線11を有してもよい。ホルダ1が、センサ9及び第1端子7に接続された配線11を有する場合には、外部電源からセンサ9に電力を供給することが可能である。また、ホルダ1が配線11を有する場合には、センサ9と外部との間で情報の伝達を行うことも可能である。
ホルダ1が複数の配線11を有する場合には、複数の配線11が、外部電源からセンサ9に電力を供給するための第1配線と、外部との間で情報の伝達を行うための第2配線と、を有してもよい。配線11としては、例えば、導電性の良好な金属を用いてもよく、また、光配線を用いて行われてもよい。
配線11は、本体5の表面上に位置してもよく、また、本体5の内部に位置してもよい。図8には、配線11が本体5の内部に位置する構成が例示される。配線11が本体5の内部に位置する場合には、切屑の飛散及び冷却液の噴射による影響を配線11が受けにくい。配線11が本体5の内部に位置する場合において、配線11の少なくとも一部は、第1端1aの側から第2端1bに向かって中心軸O1に沿って延びてもよい。
配線11は、第1端1aの側から正面透視した場合に切刃27から離れてもよい。切削加工時にホルダ1に対して第1端1aの側から第2端1bの側に向かって切削負荷が加わる場合がある。例えば、図1に示すような切削工具101においては、第1端1aの側から第2端1bの側に向かって背分力が加わる場合がある。ここで、上記したように配線11が切刃27から離れている場合には、上記した背分力が配線11へと伝わりにくい。そのため、配線11の耐久性が高い。
中心軸O1に直交するとともに第1側面17に平行な方向から平面透視した場合に、配線11は、中心軸O1より第1側面17の近くに位置してもよい。この場合には、第1側面17に位置する第1端子7及びセンサ9を接続する配線11の長さを短くできる。そのため、ホルダ1の製造が容易である。
第1端1aの側から平面視した場合に、切刃27は、中心軸O1から第1側面17に向かう方向(図5における左方向)において本体5から突出してもよい。
第1端子7が第1側面17に位置すると共に、切刃27が第1側面17に向かう方向において突出する場合には、第1側面17に直交する方向における工作機械に対する位置決めを容易に行うことが可能な切削工具101を提供できる。切削工具101が上記の構成である場合には、第1側面17の反対側に位置する面、すなわち第2側面19を工作機械に当接させ易いからである。
図2に示す限定されない一例のようにセンサ9が第1側面17に位置する場合には、第2側面19を工作機械に当接させ易く、且つ、本体5の状態を高い精度で測定することが可能である。これは、センサ9が第2側面19に位置する場合と比較して、本体5の状態に関する情報について、工作機械自体に起因するノイズの影響を受けにくいからである。
ホルダ1は、図2に示す限定されない一例のように、センサ9で測定された本体5の情報を外部との間で無線通信することが可能な第1無線通信部39を有してもよい。図8に示す限定されない一例のように、第1無線通信部39は、本体5の内部に位置し、且つ、センサ9に有線接続されてもよい。センサ9で測定された本体5の情報が第1無線通信部39に伝達され得る。
第1無線通信部39に伝達された本体5の情報は、第1無線通信部39において外部との間で無線通信され得る。図15には、第1無線通信部39との間で無線通信することが可能な外部の部材として、第2無線通信部41が例示される。
第1無線通信部39と無線通信を行う外部の部材が第2無線通信部41である場合においては、センサ9で測定された本体5の情報が第1無線通信部39から送信され、第2無線通信部41が受信してもよい。第2無線通信部41が受信した本体5の情報は、評価部43へ伝達され得る。評価部43において本体5の状態が評価され得る。
評価結果に基づいて、例えば、送り量、被削材の回転速度、及び、冷却液(クーラント)の噴射量などの加工条件が変更されてもよい。また、場合によっては切削加工が停止されてもよい。なお、限定されない実施形態の切削工具101は旋削工具であるが、切削工具101が転削工具又はドリルである場合には、変更され得る加工条件として切削工具101の回転速度も挙げられる。
なお、上記における無線通信とは、第1無線通信部39から第2無線通信部41への情報の送信に限定されず、第2無線通信部41から第1無線通信部39への情報の送信を含む概念である。また、上記における無線通信とは、第1無線通信部39及び第2無線通信部41の双方向での情報の送受信であってもよい。
第1無線通信部39は、本体5の表面上に位置してもよく、また、本体5の内部に位置してもよい。図8には、第1無線通信部39が本体5の内部に位置する構成が例示されている。第1無線通信部39が本体5の内部に位置する場合には、切屑の飛散及び冷却液の噴射による影響を第1無線通信部39が受けにくい。
図1に示す限定されない一例のように、本体5は、第1端1aを含む第1部材57と、第2端1bを含む第2部材59と、を有してもよい。また、アンテナ部材51が、第2部材59の中に位置してもよい。言い換えれば、アンテナ部材51が第2部材59によって覆われてもよい。
ここで、第1部材57の材質が金属であるとともに第2部材59の材質が樹脂であってもよい。第1部材57の材質が金属である場合には、切削加工時に生じる熱に対する耐熱性が高い。また、第2部材59の材質が樹脂である場合には、第2無線通信部41との間で情報の送受信を良好に行うことができる。
<切削加工物の製造方法>
次に、限定されない実施形態の切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
切削加工物201は、被削材203を切削加工することによって作製され得る。限定されない実施形態における切削加工物201の製造方法は、以下の工程を備えてもよい。すなわち、
(1)被削材203を回転させる工程と、
(2)回転している被削材203に上記の限定されない実施形態に代表される切削工具101を接触させる工程と、
(3)切削工具101を被削材203から離す工程と、
を備えている。
より具体的には、まず、図12に示すように、被削材203を軸O2の周りで回転させるとともに、被削材203に切削工具101を相対的に近付けてもよい。次に、図13に示すように、切削工具101における切刃を被削材203に接触させて、被削材203を切削してもよい。そして、図14に示すように、切削工具101を被削材203から相対的に遠ざけてもよい。
限定されない実施形態においては、軸O2を固定するとともに被削材203を回転させた状態で切削工具101をY1方向に移動させることによって被削材203に近づけてもよい。また、図13においては、回転している被削材203にインサート3における切刃を接触させることによって被削材203を切削してもよい。また、図14においては、被削材203を回転させた状態で切削工具101をY3方向に移動させることによって遠ざけてもよい。
なお、限定されない実施形態の製造方法における切削加工では、それぞれの工程において、切削工具101を動かすことによって、切削工具101を被削材203に接触させる、あるいは、切削工具101を被削材203から離しているが、当然ながらこのような形態に限定されない。
例えば、(1)の工程において、被削材203を切削工具101に近づけてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材203を切削工具101から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、被削材203を回転させた状態を維持して、被削材203の異なる箇所にインサート3における切刃を接触させる工程を繰り返してもよい。
なお、被削材203の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、又は非鉄金属などが挙げられる。
<切削加工の制御方法>
次に、限定されない実施形態の切削加工の制御方法について図面を用いて説明する。
上記した(2)の工程において被削材203を切削することにより、本体の状態が変化する。例えば、切削加工時に切削工具101に対して切削負荷が加わるため、本体が振動し、また、本体にひずみ及び内部応力が生じ得る。また、切削加工を行うことによって本体の温度が上昇し、また、切刃が損耗することによって本体の振動モードが変化し得る。
例えば、センサ9が熱電対である場合には、本体の温度を測定できる。また、センサ9が圧電センサである場合には、本体の振動、ひずみ及び内部応力を測定できる。このように、センサ9が本体の状態を測定する測定手段を有してもよい。
センサ9において測定された情報は、センサ9から第1無線通信部39へと伝達されてもよい。すなわち、センサ9は、図15に示すように、測定された情報を第1無線通信部39へと伝達する第1伝達手段C1を有してもよい。センサ9から伝達された情報は、第1無線通信部39から外部へと送信されてもよい。すなわち、第1無線通信部39は、センサ9から伝達された情報を外部との間で無線通信する第2伝達手段C2を有してもよい。
第1無線通信部39から外部へと送信された情報は、例えば、上記した第2無線通信部41において受信され、評価部43へと伝達されてもよい。評価部43へ伝達された情報が、予め測定された結果に基づく情報と比較され、本体の状態が評価され得る。すなわち、評価部43は、本体の状態を評価する第1評価手段を有してもよい。
上記により評価された本体の状態が所定の条件を満たした場合に、送り量、被削材の回転速度、及び、冷却液の噴射量などの加工条件が変更されてもよい。変更された加工条件が工作機械における第2制御部61へ伝達されてもよい。すなわち、評価部43が、第1評価手段によって評価された結果に基づいて加工条件を評価する第2評価手段と、第2評価手段によって評価された変更後の加工条件を第2無線通信部41へと伝達する第3伝達手段C3と、を有してもよい。
第2無線通信部41は、工作機械における第2制御部61へと情報を伝達する第4伝達手段C4を有してもよい。この第4伝達手段C4によって、上記した変更後の加工条件が第2制御部61へと伝達されてもよい。そして、図15に示すように、変更後の加工条件によって切削加工が継続される、或いは、切削加工が停止されてもよい。以上のプロセスにより、適切な加工条件で切削加工を行うことができる。
また、評価部43は、切削工具101が被削材から離されたか否かを評価する第3評価手段を有してもよい。上記した(3)の工程において、切削工具101が被削材から離される。そのため、本体5の振動、ひずみ及び/又は内部応力がほぼ0になり得る。
例えば、振動、ひずみ及び内部応力などに関する情報が一定時間、所定の強度を下回ったことによって、切削工具101が被削材から離されたと評価されてもよい。
101・・・切削工具
1・・・ホルダ
1a・・第1端
1b・・第2端
3・・・切削インサート(インサート)
5・・・本体
O1・・・中心軸
7・・・第1端子
9・・・センサ
11・・・配線
13・・・第1端面
15・・・第2端面
17・・・第1側面
19・・・第2側面
21・・・第3側面
23・・・第4側面
25・・・ポケット
27・・・切刃
29・・・第1面
29a・・第1領域
31・・・第2面
31a・・第2領域
33・・・ケーブル部材
35・・・第1凹部
L1・・・第1距離
L2・・・第2距離
37・・・第2凹部
39・・・第1無線通信部
41・・・第2無線通信部
43・・・評価部
57・・・第1部材
59・・・第2部材
61・・・第2制御部
63・・・カバー部材
101・・・切削加工物
103・・・被削材

Claims (8)

  1. 中心軸に沿って、第1端から第2端に向かって延びた棒形状であって、
    前記第1端の側に位置して、切刃を有するインサートを取り付けることが可能なポケットと、
    前記第1端から前記第2端にかけて延びた第1側面と、
    を有する本体と、
    前記第1側面に位置する外部接続用の第1端子と、
    前記第1端子よりも前記ポケットの近くに位置して、前記本体の状態を測定することが可能なセンサと、
    前記センサ及び前記第1端子に接続された1又は複数の配線と、を有し、
    前記配線は、前記本体の内部に位置し、
    前記第1側面は、その表面から凹んだ凹部を有し、
    前記センサは、前記凹部内に位置し、
    前記第1端子は、前記第1側面の表面における前記凹部よりも前記第2端の側に位置する、ホルダ。
  2. 前記配線の少なくとも一部は、前記第1端の側から前記第2端に向かって前記中心軸に沿って延びている、請求項に記載のホルダ。
  3. 前記中心軸に直交するとともに前記第1側面に平行な方向から平面透視した場合に、前記配線は、前記中心軸よりも前記第1側面の近くに位置している、請求項1又は2に記載のホルダ。
  4. 請求項1~のいずれか1に記載のホルダと、
    前記ポケットに位置する前記インサートと、を有する切削工具。
  5. 前記第1端の側から平面透視した場合に、前記配線は、前記切刃から離れている、請求項に記載の切削工具。
  6. 前記第1端の側から平面視した場合に、前記切刃は、前記中心軸から前記第1側面に向かう方向において前記本体から突出している、請求項又はに記載の切削工具。
  7. 被削材を回転させ、
    回転している前記被削材に請求項のいずれか1に記載の切削工具を接触させ、
    前記切削工具を前記被削材から離す、ことを備えた切削加工物の製造方法。
  8. 被削材を回転させ、
    前記被削材に請求項のいずれか1に記載の切削工具を接触させ、
    前記センサが前記本体の状態を測定し、
    前記センサにおいて測定された情報をアンテナ部材を介して外部との間で無線通信する、ことを備えたデータの収集方法。
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