JP7198448B2 - ドレン装置及びルーフドレンシステム - Google Patents
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Description
また、既設の防水層を残したまま、その上に新たな防水層を設ける重設工法の場合であっても、新設された防水層上の雨水などを効率的に排水可能なドレン装置及びルーフドレンシステムが望まれている。
前記ストレーナ部材は、前記ストレーナ部材の周囲で旋回する水流の向きを前記ストレーナ部材の中心方向に変更する主整流板を備え、
前記主整流板は、前記ストレーナ部材の中心部から外側に向けて、前記ストレーナ部材の外表面から外側に配置されており、前記ストレーナ部材の中心軸を通る中心面に沿って、中心軸に対称に2枚配置されている、ことを特徴とする。
また、「中心面」とは、中心軸Xを面内に含む平面を意味する。
さらに、「載置面」とは、本発明のドレン装置が設置される屋根面とほぼ平行な面を意味しており、概ね防水層が設置されている平行な面を意味している。
図1~4において、ストレーナ部材10は、略リング状のベース部11と、ベース部11の内側に立設した略円錐台形状の立設部12を有している。また、ストレーナ部材10は、立設部12の中心軸Xを通る中心面に沿って180度位相で、立設部12の外表面から外側に向かって延在する一対の外側フィン(主整流板)13を有している。また、ストレーナ部材10は、立設部12の中心軸Xを通る中心面に沿って180度位相で、立設部12の内表面から中心方向に延在する一対の内側フィン(副整流板)14も有している。副整流板14は1枚でもよい。そして、外側フィン13の中心面と内側フィン14の中心面は交差している。
なお、ストレーナ部材10は鋳物から一体的に形成することもでき、あるいはプレス成形した各パーツを、溶接により接合して形成することもできる。
図1において、円形の保持部材20は、中央に円形の開口20aを有し、さらに周縁近傍の上面に、周方向に沿って等間隔に設けられた複数の係止片20bを有する。保持部材20は、外周から中央の開口20aに向かって円錐状になだらかに傾斜した浅皿形状を有する。また、径方向に対向する係止片20b同士の間隔は、ストレーナ部材10のベース部11の外径に略等しい。
図1において、新設ルーフドレン30は、円形の中央穴30bを備えた矩形板(支持板)30aを有し、さらに中央穴30bに連通するようにして、円筒状の連結管30cを矩形板30aの下面に溶接等で接合してなる。矩形板30aは、中央穴30bの周囲において、保持部材20の形状に応じて、中央に向かって円錐状になだらかに傾斜した円形の傾斜面30dを有している。これにより傾斜面30dに積層した防水層も同方向に傾斜するので、その上の水が中央穴30bへと流れることとなる。
次に、ドレン装置1の設置形態について説明する。図5は、本実施形態にかかるドレン装置1を設置した状態を示す断面図である。図6は、比較例として示す新築時のストレーナ部材3を含むドレン装置2を設置した状態を示す断面図である。
図7は、本実施形態のドレン装置1における原理を説明するための略図であり、ストレーナ部材10の概略横断面図である。図7では、点線で連結管30cを示している。
次に、本発明者らが行った排水試験について説明する。本発明者らは、図9に示す試験設備を用いて、以下の排水試験を行った。より具体的には、図9において、長さL=2691mm、幅W=1394mm、深さ197mmの試験槽TBに、図6のストレーナ部材3を含むドレン装置2を比較例1とし、図5のドレン装置1を実施例1~3として試験体TPを設置し、排水試験を行った。
さらに、本発明者らは、外側フィンと内側フィンの形状、寸法、位置を変えることにより、排水性能がどのように変わるかを調べるため、別の排水試験を行った。試験体として、図10,11に示すストレーナ部材10Aを準備し、連結管30cを排水管DT内に挿入した新設ルーフドレン30(図1)の上に固定した。排水試験2では防水層は省略している。
ストレーナ部材10Aは、複数のスリット10cを全面に形成した頂壁付き円筒部10aの下端に、円形のフランジ部10bを接合してなる。この頂壁付き円筒部10aに、外側フィン13と内側フィン14の少なくとも一方を設けたものを実施例とし、頂壁付き円筒部10aに、外側フィンも内側フィンも設けないものを比較例2として、排水試験に供した。
ここで、外側フィン13の幅をα、外側フィン13の高さをβ、フランジ部10bから外側フィン13の下端までの距離をγ、内側フィン14の高さをδ、フランジ部10bから内側フィン14の下端までの距離をεとして、以下に各実施例の数値を示す。ただし、幅及び高さの数値が0mmである場合、そのフィンが設けられていないことを意味する。
α:0mm、β:0mm、γ:0mm、δ:0mm、ε:0mm
・実施例A2
α:20mm、β:20mm、γ:0mm、δ:0mm、ε:0mm
・実施例A5
α:40mm、β:40mm、γ:0mm、δ:0mm、ε:0mm
・実施例B1
α:0mm、β:0mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:0mm
・実施例B2
α:20mm、β:20mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:0mm
・実施例B3
α:20mm、β:40mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:0mm
・実施例B4
α:40mm、β:20mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:0mm
・実施例B5_1
α:40mm、β:40mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:0mm
・実施例B5_2
α:40mm、β:40mm、γ:+30mm、δ:30mm、ε:0mm
・実施例B6_1
α:40mm、β:60mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:0mm
・実施例B6_2
α:40mm、β:60mm、γ:+30mm、δ:30mm、ε:0mm
・実施例B6_3
α:40mm、β:60mm、γ:-30mm、δ:30mm、ε:0mm
・実施例B7
α:40mm、β:90mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:0mm
・実施例B8
α:40mm、β:140mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:0mm
・実施例B9
α:60mm、β:140mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:0mm
・実施例B10
α:80mm、β:140mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:0mm
α:20mm、β:20mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:+30mm
・実施例C5_1
α:40mm、β:40mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:+30mm
・実施例C5_2
α:40mm、β:40mm、γ:+30mm、δ:30mm、ε:+30mm
・実施例C6
α:40mm、β:60mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:+30mm
・実施例C7
α:40mm、β:90mm、γ:0mm、δ:30mm、ε:+30mm
・実施例D8
α:40mm、β:140mm、γ:0mm、δ:50mm、ε:0mm
・実施例D10
α:80mm、β:140mm、γ:0mm、δ:50mm、ε:0mm
また、外側フィン及び内側フィンを形成する面は、必ずしも中心面と一致している必要はなく、外側フィン及び内側フィンを形成する面は、ストレーナ部材の中心部から外側に向けて形成されていればよい。
さらに、保持部材20は必ずしも必要ではなく、ストレーナ部材10を直接、防水層WP2上に設置してもよい。
10:ストレーナ部材
11:ベース部
12:立設部
13:外側フィン
14:内側フィン
20:保持部材
30:新設ドレン
TL:屋根スラブ
DB:ドレン本体
DT:排水管
WP1:既設の防水層
WP2:新設の防水層
Claims (5)
- 載置面から立設したストレーナ部材を有し、排水管に水を流すドレン装置において、
前記ストレーナ部材は、前記ストレーナ部材の周囲で旋回する水流の向きを前記ストレーナ部材の中心方向に変更する主整流板を備え、
前記主整流板は、前記ストレーナ部材の中心部から外側に向けて、前記ストレーナ部材の外表面から外側に配置されており、前記ストレーナ部材の中心軸を通る中心面に沿って、中心軸に対称に2枚配置されている、
ことを特徴とするドレン装置。 - 前記ストレーナ部材は、前記ストレーナ部材の外側の領域から内側の領域に流入する水流の向きを、前記排水管に向かう方向に変更する副整流板を備え、
前記副整流板は、前記ストレーナ部材の中心軸を通る中心面に沿って、少なくとも1枚配置されており、前記副整流板の中心面は、前記主整流板の中心面と交差する、
ことを特徴とする請求項1に記載のドレン装置。 - 前記副整流板は、前記ストレーナ部材の内表面から前記ストレーナ部材の中心方向に向けて配置されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のドレン装置。 - 前記ドレン装置は、前記ドレン装置と前記排水管とを接続する接続管を有し、前記接続管の外周に接合された支持板とを更に備え、
前記支持板と前記ストレーナ部材との間に防水層を配置することができる、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のドレン装置。 - 請求項4に記載のドレン装置と、防水層と、排水管とを有するルーフドレンシステムにおいて、
前記接続管は、前記排水管内に挿入されており、
前記支持板と前記ストレーナ部材との間には前記防水層が配置されている、
ことを特徴とするルーフドレンシステム。
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