JP7198437B2 - 電動パーキングブレーキ用アクチュエータの取付構造 - Google Patents
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Description
本開示は、電動パーキングブレーキ用のアクチュエータを車体フレームに取付けるための取付構造に関する。
特許文献1には、車両の構造体に電動パーキングブレーキ用のアクチュエータを固定する構造が開示されている。車両の構造体は、左右1対のフロントサイドフレームと、左右1対のフロントサイドフレームの前端間に架け渡された第1クロスメンバと、左右1対のフロントサイドフレームの後端間に架け渡された第2クロスメンバ等と有する。第1及び第2クロスメンバには保持部材が固定され、アクチュエータは保持部材に保持される。
車両のレイアウト上の理由等により、電動パーキングブレーキ用のアクチュエータを、車体フレーム(構造体)のサイドメンバ(サイドフレーム)の上方に配置し、ブラケットを介してサイドメンバに固定する場合がある。例えば、ブラケットに、サイドメンバに上方から対向する上板部と、上板部の側縁部から下方へ延びる側板部を設け、ブラケットの上板部にアクチュエータを載置して固定し、サイドメンバの側面にブラケットの側板部を車幅方向から重ねて締結固定する。点検や部品交換等のためにアクチュエータを車体フレームから取外す場合には、ブラケットの側板部とサイドメンバとの締結を解除し、アクチュエータをブラケットとともに車体フレームから取外す。
しかし、ブラケットの側板部を車幅方向から覆うように車体フレームに対して車載部品が取付けられている場合、ブラケットを取外すための作業空間を確保することができず、アクチュエータを取外すためには、車載部品を先行して取外す必要がある。また、防犯上の理由等により容易に取外すことができない形態で上記車載部品が取付けられている場合には、アクチュエータを容易に取外すことができない。
そこで本開示は、周囲の車載部品を車体フレームから取外すことなく、電動パーキングブレーキ用のアクチュエータを車体フレームから取外すことが可能なアクチュエータの取付構造の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本開示の第1の態様は、電動パーキングブレーキ用のアクチュエータを車体フレームに取付けるための電動パーキングブレーキ用アクチュエータの取付構造であって、サイドメンバと第1ブラケットと第2ブラケットとを備える。
サイドメンバは、車両前後方向に沿って起立して延びるサイドメンバ側板部と、サイドメンバ側板部の上端縁部から車幅方向一側へ延びるサイドメンバ上板部とを有し、車体フレームを構成する。第1ブラケットは、サイドメンバ側板部に車幅方向他側から重なって固定される第1ブラケット縦板部と、第1ブラケット縦板部の上端縁部から延びて上下方向と交叉する第1ブラケット横板部とを有する。第2ブラケットは、第1ブラケット横板部に上方から重なる板状である。
第1ブラケット横板部は、サイドメンバ上板部に上方から対向する第1ベース領域と、サイドメンバよりも車幅方向一側又は車幅方向他側の少なくとも一方側へ第1ベース領域から延びる第1張出領域とを含む。第2ブラケットは、第1ベース領域に上方から重なる第2ベース領域と、サイドメンバよりも車幅方向一側又は車幅方向他側の少なくとも上記一方側へ第2ベース領域から延びる第2張出領域とを含む。
アクチュエータは、第2ベース領域に上方から重なった状態で第2ブラケットに固定される。第1張出領域は、第1ブラケット連結部を有し、第2張出領域は、第1ブラケット連結部に上方から重なる第2ブラケット連結部を有する。第2ブラケットは、第2ブラケット連結部を第1ブラケット連結部に上下方向から締結することによって第1ブラケットに固定される。
例えば、サイドメンバ上板部がサイドメンバ側板部の上端縁部から車幅方向内側へ延びる場合、第1ブラケット縦板部は、サイドメンバ側板部に車幅方向外側から重なって固定される。第1ブラケット横板部の第1ベース領域は、第1ブラケット縦板部の上端縁部から車幅方向内側へ延びてサイドメンバ上板部に上方から対向する。第1ブラケットの第1張出領域がサイドメンバよりも車幅方向外側へ延びる場合、第2ブラケットの第2張出領域もサイドメンバよりも車幅方向外側へ延び、第1ブラケット連結部と第2ブラケット連結部とは、サイドメンバの車幅方向外側で上下方向から締結される。反対に、第1ブラケットの第1張出領域がサイドメンバよりも車幅方向内側へ延びる場合、第2ブラケットの第2張出領域もサイドメンバよりも車幅方向内側へ延び、第1ブラケット連結部と第2ブラケット連結部とは、サイドメンバの車幅方向内側で上下方向から締結される。
上記構成では、サイドメンバの車幅方向一側又は車幅方向他側の少なくとも一方側に位置する第1ブラケット連結部と第2ブラケット連結部とを上下方向から締結固定するので、アクチュエータ及び他の車載部品を車体フレームに取付けた部品取付状態において、第1ブラケット連結部及び第2ブラケット連結部の上方又は下方の少なくとも一方に、第1ブラケット連結部と第2ブラケット連結部との締結を解除する際の作業空間を確保し易い。第1ブラケット連結部と第2ブラケット連結部との締結を解除することによって、アクチュエータを第2ブラケットとともに車体フレーム側から取外すことができるので、周囲の車載部品を車体フレームから取外すことなく、電動パーキングブレーキ用のアクチュエータを車体フレームから取外すことができる。
本開示の第2の態様は、第1の態様の取付構造であって、第1ブラケット横板部は、第1張出領域として、第1ベース領域から車幅方向一側へ延びる第1一側張出領域と、第1ベース領域から車幅方向他側へ延びる第1他側張出領域とを含む。第2ブラケットは、第2張出領域として、第2ベース領域から車幅方向一側へ延びる第2一側張出領域と、第2ベース領域から車幅方向他側へ延びる第2他側張出領域とを含む。
第1一側張出領域と第1他側張出領域とは、第1ブラケット連結部として、第1ブラケット一側連結部と第1ブラケット他側連結部とをそれぞれ有する。第2一側張出領域と第2他側張出領域とは、第2ブラケット連結部として、第1ブラケット一側連結部に上方から重なる第2ブラケット一側連結部と、第1ブラケット他側連結部に上方から重なる第2ブラケット他側連結部とをそれぞれ有する。第2ブラケットは、第2ブラケット一側連結部を第1ブラケット一側連結部に上下方向から締結し、第2ブラケット他側連結部を第1ブラケット他側連結部に上下方向から締結することによって第1ブラケットに固定される。
上記構成では、第1ベース領域及び第2ベース領域の車幅方向一側で第2ブラケット一側連結部を第1ブラケット一側連結部に締結し、第1ベース領域及び第2ベース領域の車幅方向他側で第2ブラケット他側連結部を第1ブラケット他側連結部に締結するので、第1ブラケットに対する第2ブラケットの取付状態を安定させることができる。
本開示の第3の態様は、第2の態様の取付構造であって、アクチュエータは、第2一側張出領域と第2他側張出領域とに固定される。
上記構成では、アクチュエータを、第2ベース領域の車幅方向一側の第2一側張出領域と車幅方向他側の第2他側張出領域とに固定するので、第2ブラケットに対するアクチュエータの取付状態を安定させることができる。
本開示によれば、周囲の車載部品を車体フレームから取外すことなく、電動パーキングブレーキ用のアクチュエータを車体フレームから取外すことができる。
以下、本発明の一実施形態に係る電動パーキングブレーキ用アクチュエータの取付構造を図面に基づいて説明する。なお、図中矢印FRは車両前方を、矢印UPは上方を。矢印INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1~図3に示すように、車両の車体フレーム1は、車両前後方向へ延びる左右1対のサイドメンバ2と、車幅方向へ延びて左右のサイドメンバ2の前端部を連結するファーストクロスメンバ3とを有する。なお、車体フレーム1は、ファーストクロスメンバ3以外にも車幅方向に延びて左右のサイドメンバ2を連結する複数のクロスメンバ(例えば、ファーストクロスメンバ3の後方のセカンドクロスメンバや左右のサイドメンバ2の後端部を連結するエンドクロスメンバ等)を備えているが、ファーストクロスメンバ3以外のクロスメンバの図示を省略している。また、左右のサイドメンバ2のうち右のサイドメンバ2のみを図示し、左のサイドメンバの図示を省略している。
サイドメンバ2の少なくとも前端側領域は、車幅方向外側のサイドメンバアウタ4と車幅方向内側のサイドメンバインナ5とから構成される。
サイドメンバアウタ4は、平板状のサイドアウタ側面部13の上端及び下端から平板状のサイドアウタ上面部11及びサイドアウタ下面部12が車幅方向内側に曲折して延びるU状断面であり、車幅方向内側に開口する。サイドメンバインナ5は、平板状のサイドインナ側面部16の上端及び下端から平板状のサイドインナ上面部14及びサイドインナ下面部15が車幅方向外側に曲折して延びるU状断面であり、車幅方向外側に開口する。サイドメンバアウタ4とサイドメンバインナ5とは、サイドアウタ上面部11にサイドインナ上面部14が下方から重なって接合され、サイドアウタ下面部12にサイドインナ下面部15が上方から重なって接合されることによって一体化され、内側に閉空間を区画する矩形筒状となる。
サイドアウタ側面部13は、車両前後方向に沿って起立して延びるサイドメンバ側板部6を構成し、サイドアウタ上面部11とサイドインナ上面部14とは、サイドメンバ側板部6の上端縁部から車幅方向内側へ延びるサイドメンバ上板部7を構成する。なお、本実施形態のサイドメンバ上板部7(サイドアウタ上面部11)は、ファーストクロスメンバ3と結合される前端部が後側領域に比べて幅広に(車両前方に向かって車幅方向内側へ拡幅するように)形成されている。
右のサイドメンバ2の上方には、電動パーキングブレーキ用のアクチュエータ8がサイドメンバ2に跨るように配置され、アクチュエータ8の車幅方向外側(本実施形態では右側)の下方には、サイドメンバ側板部6に車幅方向外側から対向するようにECM(エンジンコントロールモジュール)9が配置される。アクチュエータ8は、下ブラケット(第1ブラケット)21及び上ブラケット(第2ブラケット)31を介してサイドメンバ2に取付けられ固定される。ECM9は、ECMブラケット10を介してサイドメンバ2に取付けられ固定される。本実施形態では、防犯上(盗難防止等)の理由により、サイドメンバ2から容易に取外すことができない形態でECM9が取付けられている。例えば、ECMブラケット10はECM9に一体的に設けられ、ECMブラケット10は締結解除不能な締結部材によってサイドメンバ2に締結固定される。
図2~図6に示すように、下ブラケット21は、サイドメンバ側板部6に車幅方向外側から重なって固定される下ブラケット縦板部(第1ブラケット縦板部)22と、下ブラケット縦板部22の上端縁部から略水平に延びて上下方向と交叉する下ブラケット横板部(第1ブラケット横板部)23とを一体的に有する。下ブラケット縦板部22は、複数(本実施形態では前後上下の4つ)のブラケット固定ボルト41によって、サイドメンバ側板部6に車幅方向から締結固定される。ECM9(図1に示す)は、下ブラケット縦板部22を車幅方向外側から覆うように取付けられ、ECM9が取付けられた状態では、下ブラケット21をサイドメンバ2から取外すためにブラケット固定ボルト41の締結を解除する作業が困難又は不可能となる。
下ブラケット横板部23には、サイドメンバ上板部7に上方から対向する下ベース領域(第1ベース領域)24と、サイドメンバ2よりも車幅方向内側へ下ベース領域24から延びる下内側張出領域(第1張出領域、第1一側張出領域)25と、サイドメンバ2よりも車幅方向外側へ下ベース領域24から延びる下外側張出領域(第1張出領域、第1他側張出領域)26とが設けられる。下ベース領域24は、下ブラケット縦板部22の上端縁部から略直角に(L状に)曲折して車幅方向内側へ延び、サイドメンバ上面部7から上方に離間して配置される。下外側張出領域26は、下ブラケット縦板部22の一部を切り欠き、下ベース領域24から車幅方向外側へ連続して延びるように曲折することによって形成される。
上ブラケット31は、下ブラケット横板部23に上方から重なる板状である。上ブラケット31には、下ベース領域24に上方から重なる上ベース領域(第2ベース領域)32と、サイドメンバ2よりも車幅方向内側へ上ベース領域32から延びる上内側張出領域(第2張出領域、第2一側張出領域)33と、サイドメンバ2よりも車幅方向外側へ上ベース領域32から延びる上外側張出領域(第2張出領域、第2他側張出領域)34とが設けられる。
上ブラケット31と下ブラケット横板部23とは、下内側張出領域25と重なる部分と重ならない部分とが上内側張出領域33に存在し、下外側張出領域26と重なる部分と重ならない部分が上外側張出領域34に存在するように、各形状が形成される。
上ブラケット31の上内側張出領域33のうち下内側張出領域25と重ならない部分には、前後2箇所のアクチュエータ取付孔42が設けられ、上外側張出領域34のうち下外側張出領域26と重ならない部分には、前後2箇所のアクチュエータ取付孔43が設けられる。アクチュエータ8は、上ベース領域32に上方から重なった状態で、各アクチュエータ取付孔42,43を挿通するアクチュエータ取付ボルト(図示省略)によって上ブラケット31(上内側張出領域33と上外側張出領域34)に締結固定される。
なお、サイドメンバ上板部7(サイドアウタ上面部11)の前端部が車両前方に向かって車幅方向内側へ拡幅するように形成されているため、上内側張出領域33の前側のアクチュエータ取付孔42の一部又は全部は、サイドメンバ上板部7に上方から重なる。すなわち、上内側張出領域33の前側のアクチュエータ取付孔42の一部又は全部は、上ベース領域32に設けられる。
上ブラケット31の上内側張出領域33のうち下内側張出領域25と重なる部分には、前後2箇所の上ブラケット内側連結部(第2ブラケット連結部、第2ブラケット一側連結部)35,36が設けられ、上外側張出領域34のうち下内側張出領域25と重なる部分には、1箇所の上ブラケット外側連結部(第2ブラケット連結部、第2ブラケット他側連結部)37が設けられる。前側の上ブラケット内側連結部35は、前後のアクチュエータ取付孔42の間に配置され、後側の上ブラケット内側連結部36は、後側のアクチュエータ取付孔42の車両後方に配置される。上ブラケット外側連結部37は、前後のアクチュエータ取付孔43の間に配置され、上ベース領域32に対して僅かに傾斜する。
下ブラケット横板部23の下内側張出領域25には、前後の上ブラケット内側連結部35,36に下方から重なる前後2箇所の下ブラケット内側連結部(第1ブラケット連結部、第1ブラケット一側連結部)27,28が設けられ、下外側張出領域26には、上ブラケット外側連結部37に下方から重なる下ブラケット外側連結部(第1ブラケット連結部、第1ブラケット他側連結部)29が設けられる。下ブラケット外側連結部29は、上ブラケット外側連結部37に沿うように下ベース領域24に対して僅かに傾斜する。
前側の上ブラケット内側連結部35には、下方へ突出する連結ボルト(スタッドボルト)44が固定され、前側の下ブラケット内側連結部27には、連結ボルト44が挿通するボルト挿通孔48(図5参照)が形成されている。後側の下ブラケット内側連結部28には、上方へ突出する連結ボルト(スタッドボルト)45が固定され、前側の上ブラケット内側連結部36には、連結ボルト45が挿通するボルト挿通孔(図示省略)が形成されている。上ブラケット外側連結部37には、下方へ突出する連結ボルト(スタッドボルト)46が固定され、下ブラケット外側連結部29には、連結ボルト46が挿通するボルト挿通孔49(図5参照)が形成されている。
上ブラケット31にアクチュエータ8を固定した状態で、上ブラケット31を下ブラケット横板部23に上方から重ね、各連結ボルト44,45,46を各ボルト挿通孔に挿通し、各連結ボルト44,45,46にナット47を螺合して締付けることにより、アクチュエータ8及び上ブラケット31が下ブラケット横板部23に固定される。このように、上ブラケット31は、上ブラケット内側連結部35,36を下ブラケット内側連結部27,28に上下方向から締結し、上ブラケット外側連結部37を下ブラケット外側連結部29に上下方向から締結することによって下ブラケット21に固定される。なお、下ブラケット外側連結部29及び上ブラケット外側連結部37を下ベース領域24及び上ベース領域32に対して僅かに傾斜させているのは、上ブラケット外側連結部37を下ブラケット外側連結部29に締結固定する作業時の視認性を向上させるためである。
本実施形態によれば、サイドメンバ2の車幅方向内側に位置する上ブラケット内側連結部35,36を下ブラケット内側連結部27,28に上下方向から締結固定し、サイドメンバ2の車幅方向外側に位置する上ブラケット外側連結部37を下ブラケット外側連結部29に上下方向から締結固定するので、アクチュエータ8及び他の車載部品を車体フレーム1に取付けた部品取付状態において、上ブラケット内側連結部35と下ブラケット内側連結部27の上方又は下方の少なくとも一方、上ブラケット内側連結部36と下ブラケット内側連結部28の上方又は下方の少なくとも一方、及び上ブラケット外側連結部37と下ブラケット外側連結部29の上方又は下方の少なくとも一方に、連結ボルト44,45,46とナット47との締結を解除する(ナット47を取外す)際の作業空間を確保し易い。連結ボルト44,45,46とナット47との締結を解除することによって、アクチュエータ8を上ブラケット31とともに車体フレーム1側から取外すことができるので、周囲の車載部品を車体フレーム1から取外すことなく、アクチュエータ8を車体フレーム1から取外すことができる。
下ブラケット21の下ベース領域24及び上ブラケット31の上ベース領域32の車幅方向内側で上ブラケット内側連結部35,36を下ブラケット内側連結部27,28に締結し、下ベース領域24及び上ベース領域32の車幅方向外側で上ブラケット外側連結部37を下ブラケット外側連結部29に締結するので、下ブラケット21に対する上ブラケット31の取付状態を安定させることができる。
また、アクチュエータ8を、上ベース領域32の車幅方向内側の上内側張出領域33と車幅方向他側の上外側張出領域34とに固定するので、上ブラケット31に対するアクチュエータ8の取付状態を安定させることができる。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、右のサイドメンバ2に対してアクチュエータ8を取付ける場合について説明したが、左のサイドメンバに対してアクチュエータ8を取付けてもよい。また、アクチュエータ8の周囲にECM9を配置する場合について説明したが、ECM9に代えて他の車載部品を配置してもよい。
上記実施形態では、サイドメンバ2の車幅方向内側に下ブラケット内側連結部27,28及び上ブラケット内側連結部35,36を設け、車幅方向外側に下ブラケット外側連結部29及び上ブラケット外側連結部37を設ける例について説明したが、下ブラケット外側連結部29及び上ブラケット外側連結部37を省略して下ブラケット内側連結部27,28及び上ブラケット内側連結部35,36のみ設けてもよく、下ブラケット内側連結部27,28及び上ブラケット内側連結部35,36を省略して下ブラケット外側連結部29及び上ブラケット外側連結部37のみを設けてもよい。
また、上記実施形態では、サイドメンバ上板部7がサイドアウタ側面部13(サイドメンバ側板部6)の上端縁部から車幅方向内側へ延び、下ブラケット縦板部22をサイドアウタ側面部13に車幅方向外側から重ねて固定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、サイドメンバ上板部7がサイドメンバ側板部の上端縁部から車幅方向外側へ延び、下ブラケット縦板部をサイドメンバ側板部に車幅方向内側から重ねて固定してもよい。例えば、本実施形態のサイドメンバ2の場合、サイドメンバ上板部7がサイドインナ側面部16の上端縁部から車幅方向外側に伸びているため、下ブラケット縦板部をサイドアウタ側面部13に車幅方向外側から重ねて固定してもよい。この場合、サイドアウタ側面部13がサイドメンバ側板部を構成し、下ベース領域は、下ブラケット縦板部の上端縁部から略直角に(L状に)曲折して車幅方向外側へ延びる。
本発明は、車体フレームに電動パーキングブレーキ用のアクチュエータが取付けられる車両に適用することができる。
1:車体フレーム
2:サイドメンバ
3:ファーストクロスメンバ
4:サイドメンバアウタ
5:サイドメンバインナ
6:サイドメンバ側板部
7:サイドメンバ上板部
8:アクチュエータ
9:ECM(エンジンコントロールモジュール)
10:ECMブラケット
11:サイドアウタ上面部
12:サイドアウタ下面部
13:サイドアウタ側面部
14:サイドインナ上面部
15:サイドインナ下面部
16:サイドインナ側面部
21:下ブラケット(第1ブラケット)
22:下ブラケット縦板部(第1ブラケット縦板部)
23:下ブラケット横板部(第1ブラケット横板部)
24:下ベース領域(第1ベース領域)
25:下内側張出領域(第1張出領域、第1一側張出領域)
26:下外側張出領域(第1張出領域、第1他側張出領域)
27,28:下ブラケット内側連結部(第1ブラケット連結部、第1ブラケット一側連結部)
29:下ブラケット外側連結部(第1ブラケット連結部、第1ブラケット他側連結部)
31:上ブラケット(第2ブラケット)
32:上ベース領域(第2ベース領域)
33:上内側張出領域(第2張出領域、第2一側張出領域)
34:上外側張出領域(第2張出領域、第2他側張出領域)
35,36:上ブラケット内側連結部(第2ブラケット連結部、第2ブラケット一側連結部)
37:上ブラケット外側連結部(第2ブラケット連結部、第2ブラケット他側連結部)
41:ブラケット固定ボルト
42:アクチュエータ取付孔
43:アクチュエータ取付孔
44,45,46:連結ボルト(スタッドボルト)
47:ナット
48,49:ボルト挿通孔
2:サイドメンバ
3:ファーストクロスメンバ
4:サイドメンバアウタ
5:サイドメンバインナ
6:サイドメンバ側板部
7:サイドメンバ上板部
8:アクチュエータ
9:ECM(エンジンコントロールモジュール)
10:ECMブラケット
11:サイドアウタ上面部
12:サイドアウタ下面部
13:サイドアウタ側面部
14:サイドインナ上面部
15:サイドインナ下面部
16:サイドインナ側面部
21:下ブラケット(第1ブラケット)
22:下ブラケット縦板部(第1ブラケット縦板部)
23:下ブラケット横板部(第1ブラケット横板部)
24:下ベース領域(第1ベース領域)
25:下内側張出領域(第1張出領域、第1一側張出領域)
26:下外側張出領域(第1張出領域、第1他側張出領域)
27,28:下ブラケット内側連結部(第1ブラケット連結部、第1ブラケット一側連結部)
29:下ブラケット外側連結部(第1ブラケット連結部、第1ブラケット他側連結部)
31:上ブラケット(第2ブラケット)
32:上ベース領域(第2ベース領域)
33:上内側張出領域(第2張出領域、第2一側張出領域)
34:上外側張出領域(第2張出領域、第2他側張出領域)
35,36:上ブラケット内側連結部(第2ブラケット連結部、第2ブラケット一側連結部)
37:上ブラケット外側連結部(第2ブラケット連結部、第2ブラケット他側連結部)
41:ブラケット固定ボルト
42:アクチュエータ取付孔
43:アクチュエータ取付孔
44,45,46:連結ボルト(スタッドボルト)
47:ナット
48,49:ボルト挿通孔
Claims (3)
- 電動パーキングブレーキ用のアクチュエータを車体フレームに取付けるための取付構造であって、
車両前後方向に沿って起立して延びるサイドメンバ側板部と、前記サイドメンバ側板部の上端縁部から車幅方向一側へ延びるサイドメンバ上板部とを有し、前記車体フレームを構成するサイドメンバと、
前記サイドメンバ側板部に車幅方向他側から重なって固定される第1ブラケット縦板部と、前記第1ブラケット縦板部の上端縁部から延びて上下方向と交叉する第1ブラケット横板部とを有する第1ブラケットと、
前記第1ブラケット横板部に上方から重なる板状の第2ブラケットと、を備え、
前記第1ブラケット横板部は、前記サイドメンバ上板部に上方から対向する第1ベース領域と、前記サイドメンバよりも前記車幅方向一側又は前記車幅方向他側の少なくとも一方側へ前記第1ベース領域から延びる第1張出領域とを含み、
前記第2ブラケットは、前記第1ベース領域に上方から重なる第2ベース領域と、前記サイドメンバよりも前記車幅方向一側又は前記車幅方向他側の少なくとも前記一方側へ前記第2ベース領域から延びる第2張出領域とを含み、
前記アクチュエータは、前記第2ベース領域に上方から重なった状態で前記第2ブラケットに固定され、
前記第1張出領域は、第1ブラケット連結部を有し、
前記第2張出領域は、前記第1ブラケット連結部に上方から重なる第2ブラケット連結部を有し、
前記第2ブラケットは、前記第2ブラケット連結部を前記第1ブラケット連結部に上下方向から締結することによって前記第1ブラケットに固定される
ことを特徴とする電動パーキングブレーキ用アクチュエータの取付構造。 - 請求項1に記載の取付構造であって、
前記第1ブラケット横板部は、前記第1張出領域として、前記第1ベース領域から前記車幅方向一側へ延びる第1一側張出領域と、前記第1ベース領域から前記車幅方向他側へ延びる第1他側張出領域とを含み、
前記第2ブラケットは、前記第2張出領域として、前記第2ベース領域から前記車幅方向一側へ延びる第2一側張出領域と、前記第2ベース領域から前記車幅方向他側へ延びる第2他側張出領域とを含み、
前記第1一側張出領域と前記第1他側張出領域とは、前記第1ブラケット連結部として、第1ブラケット一側連結部と第1ブラケット他側連結部とをそれぞれ有し、
前記第2一側張出領域と前記第2他側張出領域とは、前記第2ブラケット連結部として、前記第1ブラケット一側連結部に上方から重なる第2ブラケット一側連結部と、前記第1ブラケット他側連結部に上方から重なる第2ブラケット他側連結部とをそれぞれ有し、
前記第2ブラケットは、前記第2ブラケット一側連結部を前記第1ブラケット一側連結部に上下方向から締結し、前記第2ブラケット他側連結部を前記第1ブラケット他側連結部に上下方向から締結することによって前記第1ブラケットに固定される
ことを特徴とする電動パーキングブレーキ用アクチュエータの取付構造。 - 請求項2に記載の取付構造であって、
前記アクチュエータは、前記第2一側張出領域と前記第2他側張出領域とに固定される
ことを特徴とする電動パーキングブレーキ用アクチュエータの取付構造。
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