JP7195998B2 - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載の集合住宅インターホンシステムでは、ジオフェンスを設定して、ジオフェンス内であれば携帯端末の操作により、エントランスドアの電気錠の解錠を行ったり、エレベータをエントランスフロアへ呼びすことを可能とした。
しかしながら、在宅の家族にとっては外出していた家族が間もなく帰宅する情報が入ってこないため、帰宅を連絡したい場合は別途連絡する必要があった。また、ジオフェンス内であれば携帯端末からエレベータの呼び出しが可能なため、帰宅したときでなくても集合住宅内での操作でエレベータの呼び出しができてしまい、誤操作によりエレベータがエントランスフロアへ動作する場合があった。
この構成によれば、集合住宅に近づいたらエレベータを呼び出すことができるし、エレベータの呼出操作で在宅の家族に間もなく帰宅することを通知でき、帰宅者にとってはエレベータの待ち時間を短くできるし、別途家族に帰宅を通知する必要が無く便利である。また、在宅者にとっても間もなく家族が帰宅することが分かり都合が良い。
この構成によれば、集合住宅を出なければ携帯端末のエレベータ呼出機能は有効とならないため、集合住宅内での操作は無効となる。よって、誤操作を防止できるし、居室親機への誤報も無くすことができる。
この構成によれば、エレベータを呼び出した居住者は、エレベータの現在の状態を携帯端末の表示から把握できるため、エレベータがエントランスフロアに到着するおおよその時間を予想でき、利便性が良い。
この構成によれば、エレベータがエントランスフロアに到着するまでの時間が携帯端末に表示されるため、利用者は安心できる。
尚、ここではエレベータ6が2機(第1エレベータ6a、第2エレベータ6b)設置された構成を示し、エレベータ制御機7がこの2機のエレベータ6を制御する。
尚、インターホン制御機CPU45は、通信ネットワークNを介する携帯端末8との通信を制御し、定期的に携帯端末8に対してジオフェンスの内外何れにあるかの情報を送信する。
エレベータを呼び出す機能は所定のソフトウェアをインストールして設定され、このソフトウェアは通信ネットワークNを介して所定のサイトからダウンロードしてインストールされる。そして、この携帯端末8は、例えばスマートフォンが適用できる。
尚、このジオフェンスの設定は、所定の携帯端末8を操作してインターホン制御機4と通信させて設定することができるし、インターホン制御機4に別途パーソナルコンピュータ等を接続して設定しても良い。
具体的に、インターホン制御機CPU45は、定期的に携帯端末8と通信して携帯端末8の位置情報を入手し、ジオフェンス記憶部43に登録されているジオフェンスに対して携帯端末8が内外何れにあるか監視している。そして、内外何れにあるかの情報は、携帯端末に定期的に送信され、携帯端末8がジオフェンス内にあれば、インターホン制御機4から携帯端末8に対して許可信号が送信されて携帯端末8のエレベータ呼出操作が有効となり、ジオフェンス外にあれば禁止信号が送信されて携帯端末8のエレベータ呼出操作を無効とする。尚、無効とする場合は、コールボタンを表示しないようプログラムしても良い。
エレベータコール信号を受信したインターホン制御機4は、インターホン制御機CPU45の制御により、1階のエントランスフロアにエレベータを移動させる旨のコール信号が生成されてエレベータ制御機7に送信される。
同時に移動時間演算部72が、誘導するエレベータ6の現在の場所及び移動方向等の情報を基に1階まで移動するのに要する時間を算出し、算出した時間情報を含むエレベータ6の移動情報がインターホン制御機4を介して携帯端末8へ返信される。
この時間情報及びエレベータ6の移動情報を受信した携帯端末では、表示部8aに受信したエレベータ情報が表示される。
尚、「確認」の表示部D5は操作ボタンであり、タッチすると表示が消える。また、D4の表示において、エレベータ6の進行方向が三角の矢印がハッチングされて示されているが、実際には矢印が赤色等で表示される。
帰宅通知信号を受信した居室親機2では、スピーカ23bから「まもなく家族が帰宅します」等のメッセージが報音され、表示部21に同様のメッセージが表示される。
また、集合住宅を出なければ携帯端末8のエレベータ呼出機能は有効とならないため、集合住宅内でエレベータ呼出操作しても無効となり、誤操作及び居室親機への誤報も無くすことができる。
更に、エレベータ6を呼び出した帰宅者は、エレベータ6の現在の状態を携帯端末8の表示から把握できるし、エレベータ6がエントランスフロアに到着するまでの時間が携帯端末8に表示されるためき、利用者は安心できる。
また、インターホン制御機4がジオフェンス記憶部43を有して携帯端末8の位置を管理しているが、ジオフェンス記憶部43及び携帯端末8の位置を管理する機能は別途通信ネットワークN上にクラウドサーバを設けて管理しても良い。
更に、ジオフェンスを集合住宅の周囲に設定して建屋内をジオフェンス外としているが、建屋内を排除せず例えば有効エリアをエントランスのある1階のみを含むよう設定しても良く、エントランスに入ってからでもエレベータコール操作が可能となり使い勝手が良い。
Claims (4)
- 集合住宅のエントランスに設置されて居住者を呼び出すための集合玄関機と、個々の住戸に設置されて来訪者からの呼び出しに応答するための居室親機と、前記集合玄関機と前記居室親機との間の通信を制御するインターホン制御機とを有する集合住宅インターホンシステムであって、
前記インターホン制御機は、居住者が携行する携帯端末と住戸番号との関連付けを記憶する携帯端末情報記憶部と、通信ネットワークを介して前記携帯端末と通信を実施する外部通信部とを有すると共に、集合住宅内のエレベータを制御するエレベータ制御機に接続されて成り、
前記携帯端末は、前記インターホン制御機と通信して、前記インターホン制御機を介してエレベータをエントランスフロアに呼び出すコールボタンを有し、
更に、前記インターホン制御機或いは前記通信ネットワーク上のクラウドサーバに、集合住宅の内部及び周囲のうち、少なくとも周囲に前記携帯端末の前記コールボタンの操作を有効とするために設定されたエリアを記憶するエリア記憶部、及び前記携帯端末と通信して位置を把握し、前記携帯端末が前記エリア内になければ前記コールボタンの操作を禁止する許可制御部を設け、
前記インターホン制御機は、許可状態にある前記携帯端末の前記コールボタンが操作されると、前記エレベータ制御機にコール信号を送信してエレベータの制御を開始させると共に、前記コールボタンを操作した前記携帯端末が関連付けられている前記居室親機にも前記コールボタンが操作された旨を通知し、
当該通知を受けた前記居室親機では、所定の報知動作を実施することを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 前記エリアは、集合住宅の建屋内のエリアを除外した建屋周囲に設定され、建屋内では前記コールボタンの操作が許可されないことを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記コール信号を受信したエレベータ制御機は、エレベータの現在位置及び移動方向の情報を含むエレベータ情報を返信し、
前記携帯端末は、前記エレベータ制御機から返信された情報を表示する表示部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記エレベータ制御機は、エントランスフロアにエレベータが到着するまでの時間を演算する時間算出部を有し、
前記エレベータ情報には、前記時間算出部が算出した時間情報が含まれることを特徴とする請求項3記載の集合住宅インターホンシステム。
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JPH11243459A (ja) * | 1998-02-25 | 1999-09-07 | Aiphone Co Ltd | 集合住宅インターホン装置 |
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