JP2011035538A - インターホンシステム - Google Patents

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Hirokazu Kusunoki
浩和 楠
Toru Ando
徹 安東
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Abstract

【課題】居住者の在室状態又は不在状態の管理を容易とし、住戸玄関ドアの施解錠を行う鍵を携帯している居住者にとっての帰宅時における利便性を高めるとともに、当該帰宅時における防犯性を高める。
【解決手段】鍵12の発信部120からの電波が共同玄関受信部3にて受信される当該電波の検出時において、鍵によって解錠すべき住戸玄関ドア6、6、・・・を有する住戸の居住者が不在状態であるとき、制御機11のCPU110は、エレベータ4を共同玄関付近で開扉させた後、当該鍵によって解錠すべき前記住戸玄関ドアを有する住戸の存在階までエレベータを自動運転するばかりでなく、共同玄関ドア2から鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸までの間の照明灯10、10、・・・を点灯させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、マンション等の集合住宅に設置されるインターホンシステムに係り、特に、集合住宅の居住者による帰宅時の利便性を高めたインターホンシステムに関する。
従来から、企業の独身寮等に利用される集合住宅や高齢者が居住者する集合住宅では、例えば、居住者の在室状態又は不在状態を管理室にて確認し、種々の管理が行われている。具体的には、外出時における電気錠の施錠状態の検出や、帰宅時における連絡・伝言事項等の通知を行う管理が実施されている。
また、不在状態であると管理された居住者が、外出先からの帰宅時において集合住宅の共同玄関口に設けられる出入口管理装置を利用し、例えば、テンキー又はカードによる暗証番号の入力により共同玄関口の電気錠を解錠するとともに、エレベータの呼び登録を行うようにした特許文献1に記載の集合住宅出入口管理システムが開示されている。
特開平2−45898号公報
しかしながら、背景技術に記載した従来例において、住戸玄関に電気錠が不備とされる集合住宅では、例えば、外出前に不在設定の該当操作を怠ると、管理室にて居住者の在室状態又は不在状態の管理ができないばかりでなく、例えば、在室状態のまま外出した居住者であっても帰宅時において特許文献1に記載の共同玄関口の電気錠の解錠及びエレベータの呼び登録が可能であり、居住者の在室状態又は不在状態の相違に対応させて電気錠の解錠及びエレベータの呼び登録を制御できなかった。
また、特許文献1に記載された発明によれば、共同玄関口の電気錠を解錠し、エレベータの呼び登録を行うことができるものの、集合住宅内に進入した居住者が自住戸に向かう帰宅ルート上の明るさを確保する手段が何ら備えられておらず、例えば、夜間(深夜)帯等において照明灯が消灯している場合には、防犯性が低下する虞があった。
本発明は、これらの難点を解消するためになされたもので、居住者の在室状態又は不在状態の管理を容易とし、住戸玄関ドアの施解錠を行う鍵を携帯している居住者にとっての帰宅時における利便性を高めるとともに、当該帰宅時における防犯性を高めたインターホンシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるインターホンシステムは、集合住宅の各階を昇降するためのエレベータが設けられる当該集合住宅の共同玄関の外側に居住者が携帯する鍵によって解錠される共同玄関ドアを設置する当該システムにおいて、共同玄関の外側における共同玄関ドアの周囲近傍の電波を受信するための共同玄関受信部と、鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸の居住者が不在状態であることを記憶するためのCPUを備えた制御機とを有している。制御機のCPUは、共同玄関受信部にて受信される電波の検出時において、鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸の居住者が不在状態であるとき、エレベータを共同玄関付近で開扉させた後、当該鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸の存在階までエレベータを自動運転させるものである。
このようなインターホンシステムによれば、帰宅時における居住者は何ら操作することなく開扉されたエレベータに乗車し、自住戸の存在階まで容易かつ迅速に辿り着くことができ、利便性が高められる。
また、本発明の第2の態様であるインターホンシステムは、集合住宅の共同玄関の外側に居住者が携帯する鍵によって解錠される共同玄関ドアを設置する当該システムにおいて、集合住宅内の明るさを確保するための照明灯を設置し、共同玄関の外側における共同玄関ドアの周囲近傍の電波を受信するための共同玄関受信部と、鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸の居住者が不在状態であることを記憶するためのCPUを備えた制御機とを有している。制御機のCPUは、共同玄関受信部にて受信される電波の検出時において、共同玄関ドアから鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸までの間の照明灯を点灯させるものである。
このようなインターホンシステムによれば、帰宅時における居住者にとって、共同玄関ドアから自住戸までの帰宅ルート上の照明灯が点灯され、明るさが確保されていることから、その帰宅時が夜間(深夜)帯であっても帰宅ルートの確認が容易で利便性が高められるばかりでなく、防犯性も高められる。
また、本発明の第3の態様であるインターホンシステムは、集合住宅の各住戸の住戸玄関の外側に居住者が携帯する鍵によって施解錠される住戸玄関ドアを設置する当該システムにおいて、集合住宅内の明るさを確保するための照明灯を設置し、住戸玄関の外側における住戸玄関ドアの周囲近傍の電波を受信するための住戸玄関受信部と、鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸の居住者が不在状態であることを記憶するためのCPUを備えた制御機とを有している。制御機のCPUは、鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアとは異なる他住戸の住戸玄関受信部にて受信される電波の検出時において、鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸の居住者が不在状態であるとき、住戸玄関受信部を有する他住戸から前記鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸までの間の照明灯を点灯させるものである。
このようなインターホンシステムによれば、帰宅時における居住者にとって、集合住宅内の他住戸の玄関付近から自住戸までの帰宅ルート上の照明灯が点灯され、明るさが確保されていることから、その帰宅時が夜間(深夜)帯であっても帰宅ルートの確認が容易で利便性が高められるばかりでなく、防犯性も高められる。
また、本発明の第4の態様であるインターホンシステムは、本発明の第3の態様において、制御機のCPUは、住戸玄関受信部にて受信される電波の検出後、解錠すべき住戸玄関ドアが解錠されたとき、点灯させた照明灯を消灯するものである。
このようなインターホンシステムによれば、帰宅後に不要とされる照明灯の点灯動作を停止し消灯させることにより、無駄な電力消費が防止され省電力化が図られる。
また、本発明の第5の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様又は第2の態様において、顔画像を撮像するためのカメラが共同玄関の外側に設置され、制御機のCPUは、予め記憶された当該顔画像とカメラにて撮像された顔画像とを比較し、鍵の携帯者が当該鍵の所有者であることを判別する顔認証を行うものである。
このようなインターホンシステムによれば、鍵の携帯者が当該鍵の所有者であるか否かの判別が容易となり、防犯性が高められる。
また、本発明の第6の態様であるインターホンシステムは、本発明の第3の態様又は第4の態様において、顔画像を撮像するためのカメラが住戸玄関の外側に設置され、制御機のCPUは、予め記憶された当該顔画像とカメラにて撮像された顔画像とを比較し、鍵の携帯者が当該鍵の所有者であることを判別する顔認証を行うものである。
このようなインターホンシステムによれば、鍵の携帯者が当該鍵の所有者であるか否かの判別が容易となり、防犯性が高められる。
また、本発明の第7の態様であるインターホンシステムは、本発明の第5の態様又は第6の態様において、制御機のCPUは、顔認証の結果を、管理人室等の集合住宅の共用部に備えられる報知部にて報知するものである。
このようなインターホンシステムによれば、鍵の携帯者が当該鍵の所有者であるか否かの判別結果の報知が容易となり、防犯性が高められる。
本発明のインターホンシステムによれば、鍵を携帯している居住者にとって、帰宅時における共同玄関ドアの開成、エレベータの自動運転、帰宅ルート上の照明灯の点灯/消灯を何ら操作することなく実行することができ、利便性が高められる。また、鍵の携帯者が当該鍵の所有者であるか否かの判別、及びその判別結果の報知が容易となり、防犯性が高められる。
本発明の実施例によるインターホンシステムの全体構成を示すシステム図。
以下、本発明のインターホンシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例によるインターホンシステムの全体構成を示すシステム図であり、マンション等の集合住宅の共同玄関において、共同玄関の外側(集合住宅外側)には、当該共同玄関に居る来訪者が集合住宅内の特定の居住者又は管理人を呼び出して通話を成立させるための共同玄関機1と、居住者が携帯する鍵12によって錠200が解錠される共同玄関ドア2と、共同玄関ドア2の周囲近傍、例えば、錠200から15cm以内における電波を受信するための共同玄関受信部3とがそれぞれ設置されている。また、共同玄関の内側(集合住宅内側)には、集合住宅の各階を昇降するためのエレベータ4が設置されている。なお、共同玄関機1には、前述の呼出・通話機能のみならず、鍵12の携帯者が当該鍵の正当な所有者であることを確認する顔認証について、後述する制御機11のCPU110にて行うにあたり必要とされる顔画像を撮像するためのカメラ100が備えられている。
集合住宅の各住戸において、住戸玄関の外側(住戸外側)には、当該住戸玄関に居る来訪者が住戸内に在室中の居住者を呼び出して通話を成立させるための玄関子機5、5、・・・と、居住者が携帯する鍵12によって錠600が施解錠される住戸玄関ドア6、6、・・・と、住戸玄関ドア6、6、・・・の周囲近傍、例えば、錠600から15cm以内における電波を受信するための住戸玄関受信部7、7、・・・とがそれぞれ設置されている。また、住戸玄関の内側(住戸内側)には、住戸内に在室中の居住者が来訪者又は管理人からの呼び出しに応答して通話を成立させるとともに、管理人を呼び出して通話を成立させ、さらには、所定のライン(符号は付与せず。)を経由して接続された玄関子機5、5、・・・、住戸玄関ドア6、6、・・・(の錠600)、住戸玄関受信部7、7、・・・をそれぞれ制御するための居室親機8、8、・・・が設置されている。なお、玄関子機5、5、・・・には、前述の呼出・通話機能のみならず、鍵12の携帯者が当該鍵の正当な所有者であることを確認する顔認証について、後述する制御機11のCPU110にて行うにあたり必要とされる顔画像を撮像するためのカメラ500が備えられている。
また、集合住宅の共用部である例えば、管理室内には、当該管理室内に在室中の管理人が来訪者又は居住者からの呼び出しに応答して通話を成立させるとともに、特定の居住者を呼び出して通話を成立させる、或いは、一斉呼び出しを行うための管理室親機9が設置されている。なお、管理室親機9には、前述の呼出・通話機能のみならず、共同玄関機1のカメラ100及び/又は玄関子機5、5、・・・のカメラ500にて撮像される顔画像について、後述する制御機11のCPU110にて行われる顔認証の結果を報知するための報知部900、ここでは、音響出力で報知するスピーカ900aと、文字や画像等の出力で報知するモニタ900bとが備えられている。
また、集合住宅内の例えば、共同玄関フロア、各階のフロア、廊下等には、当該集合住宅内の明るさを確保するために点灯される照明灯10、10、・・・が設置されている。
また、集合住宅の共用部である例えば、廊下や管理室内には、所定のライン(符号は付与せず。)を経由して接続された共同玄関機1、共同玄関ドア2(の錠200)、共同玄関受信部3、エレベータ4、居室親機8、8、・・・、管理室親機9及び照明灯10をそれぞれ制御するためのCPU110を有する制御機11が設置されている。なお、CPU110には、鍵12を携帯する居住者の顔画像が、例えば、居住者の氏名、住戸番号、階番号等の居住者情報に割り当てられて予め記憶されているものとし、通常、計時機能も備えられている。
さらに、居住者によって携帯される鍵12には、前述の居住者情報が予め含まれた電波を送信するための発信部120が備えられている。この発信部120は、当該実施例に適用される鍵12と一体で設けられる内蔵型の形態に限定されるものではなく、例えば、鍵12とキーホルダー等で分離しづらい状態で鍵12に接続された別体型の形態であってもよい。
なお、鍵12の発信部120から発信される居住者情報は、当該鍵の紛失時又は盗難時においてデータ詐取されることを防止するため、通常、パスワード等で管理され、その解読を困難としている。
このように構成された本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。
図1に示す居室親機8、8、・・・がそれぞれ住戸内に設置される居住者のうち、ここでは、例えば、510号室の居住者が外出するにあたり、鍵12によって住戸玄関ドア6の錠600を施錠すると、この錠600の周囲近傍に例えば、15cm以内で設置された住戸玄関受信部7は、鍵12の発信部120からの送信電波を受信することができる。この送信電波は、電気信号に信号変換された後、510号室の住戸玄関受信部7から同住戸の居室親機8を経由して制御機11に伝送される。
制御機11のCPU110は、受信した送信電波信号に予め含まれている居住者情報をもとに、予め在室状態であった510号室の居住者による自住戸玄関の施錠操作が行われたことを検出し、前述の510号室の居室親機8を経由して玄関子機5のカメラ500を駆動させ、鍵12によって施錠操作を行った人物の顔画像の撮像を開始することができる。この顔画像は、電気信号の顔画像信号に変換された後、居室親機8に送出され、前述の送信電波信号と同様な経路を介して制御機11に伝送される。
ここで、制御機11のCPU110は、受信した顔画像信号と予め記憶されているデータとの照合を行う。ここでは、判別結果として、鍵12によって施錠操作を行った人物が510号室の居住者であると判別されることから、必要に応じて判別結果の報知を、管理室親機9の報知部900(900a、900b)を使用して行うとともに、居室番号「210」に割り当てて在室状態から不在状態に遷移されたことを記憶し、その遷移後における一定時間、例えば、5分の計時を開始する。
なお、制御機11のCPU110において、受信した顔画像信号と予め記憶されているデータとの照合に基づく判別結果が一致しなかった場合、例えば、本来の所有者であるべき510号室の居住者ではなく、その鍵12を盗んだ第三者であると判別した場合には、その旨の警報発報を、管理室親機9の報知部900(900a、900b)を使用して行うことができるばかりでなく、同様な警報発報を必要に応じて510号室の玄関子機5及び居室親機8に行うことができ、さらには、図示しない警報転送手段の利用によって警備会社等に通報することもできる。
次に、前述のような510号室の居住者による不在状態への遷移後、この居住者が外出するにあたり、開成された共同玄関ドア2を経由して集合住宅外に出ると、共同玄関ドア2の錠200の周囲近傍に例えば、15cm以内で設置された共同玄関受信部3は、鍵12の発信部120からの送信電波を受信することができる。この送信電波は、電気信号に信号変換された後、共同玄関受信部3から制御機11に伝送される。
制御機11のCPU110は、受信した送信電波信号に予め含まれている居住者情報をもとに、予め不在状態であった510号室の居住者が外出により共同玄関(の外側)に居ることを検出する。ここで、CPU110は、この検出タイミングが、計時されている一定時間(例えば、5分。)の経過前であるため、共同玄関機1のカメラ100への駆動制御を行うことはない。したがって、居住者の外出時において、共同玄関受信部3が鍵12の発信部120からの送信電波を受信したときの誤動作の発生を防止することができる。
次に、前述のような510号室の居住者による不在状態への遷移後、この居住者が帰宅するにあたり共同玄関ドア2に近付くと、共同玄関ドア2の錠200の周囲近傍に例えば、15cm以内で設置された共同玄関受信部3は、鍵12の発信部120からの送信電波を受信することができる。この送信電波は、電気信号に信号変換された後、共同玄関受信部3から制御機11に伝送される。
制御機11のCPU110は、受信した送信電波信号に予め含まれている居住者情報をもとに、予め不在状態であった510号室の居住者が共同玄関(の外側)に居ることを検出し、共同玄関機1のカメラ100を駆動させ、共同玄関に居る人物の顔画像の撮像を開始することができる。この顔画像は、電気信号の顔画像信号に変換された後、共同玄関機1から制御機11に伝送される。
ここで、制御機11のCPU110は、受信した顔画像信号と予め記憶されているデータとの照合を行う。ここでは、判別結果として、共同玄関に居る鍵12の携帯者が510号室の居住者であると判別されることから、必要に応じて判別結果の報知を、管理室親機9の報知部900(900a、900b)を使用して行うとともに、この検出タイミングが当該CPUにて計時されている一定時間(例えば、5分。)の経過後の場合には、共同玄関ドア2から510号室までの帰宅ルート上の照明灯10、10、・・・を点灯させ、さらには、共同玄関ドア2を開成制御して集合住宅内への進入を促し、エレベータ4を共同玄関フロアまで移動させて共同玄関付近で開扉させた後、510号室の居住者を乗せた状態で自住戸の存在階である5階に着床させるように当該エレベータを自動運転することにより、帰宅時の居住者は、集合住宅内における帰宅ルート上の明るさが確保された状態で何ら操作することなく、自住戸階である5階まで容易かつ迅速に辿り着くことができ、利便性が高められる。
なお、制御機11のCPU110は、受信した顔画像信号と予め含まれているデータとの照合に基づく判別結果が一致した場合であっても、この検出タイミングが当該CPUにて計時されている一定時間(例えば、5分。)の経過前、例えば、510号室の居住者による(自住戸玄関ドア6の錠600)の施錠操作が行われて間もないときには、照明灯10、10、・・・への点灯制御及びエレベータ4への自動運転制御を行わない。したがって、前述の居住者の外出時と同様、居住者の帰宅時において、共同玄関受信部3が鍵12の発信部120からの送信電波を受信したときの誤動作の発生を防止することができる。
また、制御機11のCPU110において、受信した顔画像信号と予め記憶されているデータとの照合に基づく判別結果が一致しなかった場合、例えば、本来の所有者であるべき510号室の居住者ではなく、その鍵12を盗んだ第三者であると判別した場合には、共同玄関ドア2は開成せず閉成状態を保持することで防犯性が高められるばかりでなく、証照明灯10、10、・・・への点灯制御も行わない。また、CPU110は、その旨の警報発報を、管理室親機9の報知部900(900a、900b)を使用して行うことができるばかりでなく、同様な警報発報を必要に応じて共同玄関機1に行うことができ、さらには、図示しない警報転送手段の利用によって警備会社等に通報することもできる。
次に、エレベータ4の利用により自住戸の存在階である5階のフロアまで辿り着いた510号室の居住者が、例えば、同一階の他住戸である501号室の住戸玄関ドア6に近付くと、この住戸玄関ドア6の錠600の周囲近傍に例えば、15cm以内で設置された住戸玄関受信部7では、鍵12の発信部120からの送信電波を受信することができる。この送信電波は、電気信号に信号変換された後、501号室の住戸玄関受信部7から同住戸の居室親機8を経由して制御機11に伝送される。
制御機11のCPU110は、受信した送信電波信号に予め含まれている居住者情報をもとに、予め不在状態であった510号室の居住者が他住戸玄関である501号室付近に居ることを検出し、501号室の玄関子機5のカメラ500を駆動させることなく、501号室の住戸玄関ドア6から510号室までの帰宅ルート上に設置される照明灯10、10、・・・を点灯させることで、この明るさが確保された帰宅ルートを経由して自住戸に向かう居住者にとって、利便性が高められる。
次に、自住戸である510号室まで辿り着いた居住者が帰宅するにあたり、鍵12によって住戸玄関ドア6の錠600を解錠すると、この錠600の周囲近傍に例えば、15cm以内で設置された住戸玄関受信部7は、鍵12の発信部120からの送信電波を受信することができる。この送信電波は、電気信号に信号変換された後、510号室の住戸玄関受信部7から同住戸の居室親機8を経由して制御機11に伝送される。
制御機11のCPU110は、受信した送信電波信号に予め含まれている居住者情報をもとに、予め不在状態であった510号室の居住者による自住戸玄関の解錠操作が行われたことを検出し、前述の510号室の居室親機8を経由して玄関子機5のカメラ500を駆動させ、鍵12によって解錠操作を行った人物の顔画像の撮像を開始することができる。この顔画像は、電気信号の顔画像信号に変換された後、居室親機8に送出され、前述の送信電波信号と同様な経路を介して制御機11に伝送される。
ここで、制御機11のCPU110は、受信した顔画像信号と予め記憶されているデータとの照合を行う。ここでは、判別結果として、鍵12によって解錠操作を行った人物が510号室の居住者であると判別されることから、必要に応じて判別結果の報知を、管理室親機9の報知部900(900a、900b)を使用して行うとともに、居室番号「510」に割り当てて不在状態から在室状態に遷移されたことを記憶するとともに、予め点灯されていた501号室の住戸玄関ドア6から510号室までの帰宅ルート上に設置された照明灯10、10、・・・を全て消灯させることができる。
なお、制御機11のCPU110において、受信した顔画像信号と予め記憶されているデータとの照合に基づく判別結果が一致しなかった場合、例えば、本来の所有者であるべき510号室の居住者でなく、その鍵12を盗んだ第三者であると判別した場合には、その旨の警報発報を、管理室親機9の報知部900(900a、900b)を使用して行うことができるばかりでなく、同様な警報発報を必要に応じて510号室の玄関子機5及び居室親機8に行うことができ、さらには、図示しない警報転送手段の利用によって警備会社等に通報することもできる。
前述の説明から明らかなように、本発明の実施例によれば、鍵12を携帯している居住者にとって、帰宅時における共同玄関ドア2の開成、エレベータ4の自動運転、帰宅ルート上の照明灯10の点灯/消灯を何ら操作することなく実行することができ、利便性が高められる。また、鍵の携帯者が当該鍵の所有者であるか否かの判別、及びその判別結果の報知が容易となり、防犯性が高められる。
なお、本発明のインターホンシステムにおいては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成の当該システムであっても採用できるということはいうまでもないことである。
具体的に本発明の実施例によれば、鍵12の携帯者が当該鍵の所有者であることを判別する顔認証を行うための顔画像を撮像するカメラ100、500を、共同玄関機1及び玄関子機5、5、・・・にそれぞれ備える態様について説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、共同玄関の外側及び住戸玄関の外側にそれぞれ設置されるものであれば、共同玄関機1及び玄関子機5、5、・・・とは異なる別途の外部機器の当該カメラとして設けることもできる。
また、本発明の実施例によれば、当該システムをマンション等の集合住宅に設置する態様について説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、共同玄関、エレベータ及び照明灯や多数の客室を有するホテル等の施設に採用することもできる。
2……共同玄関ドア
3……共同玄関受信部
4……エレベータ
6、6、・・・ ……住戸玄関ドア
7、7、・・・ ……住戸玄関受信部
10、10、・・・ ……照明灯
11……制御機
110……CPU
12……鍵
120……発信部
100、500……カメラ
900……報知部

Claims (7)

  1. 集合住宅の各階を昇降するためのエレベータ(4)が設けられる当該集合住宅の共同玄関の外側に居住者が携帯する鍵(12)によって解錠される共同玄関ドア(2)を設置するインターホンシステムにおいて、
    前記共同玄関の外側における前記共同玄関ドアの周囲近傍の電波を受信するための共同玄関受信部(3)と、前記鍵によって解錠すべき住戸玄関ドア(6、6、・・・)を有する住戸の居住者が不在状態であることを記憶するためのCPU(110)を備えた制御機(11)とを有し、
    前記制御機の前記CPUは、前記共同玄関受信部にて受信される電波の検出時において、前記鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸の居住者が不在状態であるとき、前記エレベータを共同玄関付近で開扉させた後、当該鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸の存在階まで前記エレベータを自動運転させることを特徴とするインターホンシステム。
  2. 集合住宅の共同玄関の外側に居住者が携帯する鍵(12)によって解錠される共同玄関ドア(2)を設置するインターホンシステムにおいて、
    集合住宅内の明るさを確保するための照明灯(10、10、・・・)を設置し、
    前記共同玄関の外側における前記共同玄関ドアの周囲近傍の電波を受信するための共同玄関受信部(3)と、前記鍵によって解錠すべき住戸玄関ドア(6、6、・・・)を有する住戸の居住者が不在状態であることを記憶するためのCPU(110)を備えた制御機(11)とを有し、
    前記制御機の前記CPUは、前記共同玄関受信部にて受信される電波の検出時において、前記共同玄関ドアから前記鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸までの間の前記照明灯を点灯させることを特徴とするインターホンシステム。
  3. 集合住宅の各住戸の住戸玄関の外側に居住者が携帯する鍵(12)によって施解錠される住戸玄関ドア(6、6、・・・)を設置するインターホンシステムにおいて、
    集合住宅内の明るさを確保するための照明灯(10、10、・・・)を設置し、
    前記住戸玄関の外側における前記住戸玄関ドアの周囲近傍の電波を受信するための住戸玄関受信部(7、7、・・・)と、前記鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸の居住者が不在状態であることを記憶するためのCPU(110)を備えた制御機(11)とを有し、
    前記制御機の前記CPUは、前記鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアとは異なる他住戸の前記住戸玄関受信部にて受信される電波の検出時において、前記鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸の居住者が不在状態であるとき、前記住戸玄関受信部を有する他住戸から前記鍵によって解錠すべき住戸玄関ドアを有する住戸までの間の前記照明灯を点灯させることを特徴とするインターホンシステム。
  4. 前記制御機の前記CPUは、前記住戸玄関受信部にて受信される電波の検出後、前記解錠すべき住戸玄関ドアが解錠されたとき、前記点灯させた照明灯を消灯することを特徴とする請求項3記載のインターホンシステム。
  5. 顔画像を撮像するためのカメラ(100)が前記共同玄関の外側に設置され、
    前記制御機の前記CPUは、予め記憶された当該顔画像と前記カメラにて撮像された前記顔画像とを比較し、前記鍵の携帯者が当該鍵の所有者であることを判別する顔認証を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のインターホンシステム。
  6. 顔画像を撮像するためのカメラ(500)が前記住戸玄関の外側に設置され、
    前記制御機の前記CPUは、予め記憶された当該顔画像と前記カメラにて撮像された前記顔画像とを比較し、前記鍵の携帯者が当該鍵の所有者であることを判別する顔認証を行うことを特徴とする請求項3又は請求項4項記載のインターホンシステム。
  7. 前記制御機の前記CPUは、前記顔認証の結果を、管理人室等の前記集合住宅の共用部に備えられる報知部(900)にて報知することを特徴とする請求項5又は請求項6記載のインターホンシステム。
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