JP7194027B2 - 計算機システム、空間の電波伝搬特性の推定方法、及び計算機 - Google Patents

計算機システム、空間の電波伝搬特性の推定方法、及び計算機 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信における空間の電波伝搬特性を推定するシステム及び方法に関する。
近年、無線通信技術の普及に伴って、携帯電話等の屋外移動通信に用いられた無線通信システムを屋内へ導入する潮流がある。例えば、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標、以下同じ)、zigbee(登録商標、以下同じ)等の無線規格を用いた無線通信システムは、家庭及びオフィス内の高速データ通信の実現と、工場、発電所、トンネル、及びエレベータ等で用いられるセンサネットワークへの活用とが期待されている。
無線通信システムを導入するにあたって、適切な通信エリアを設定するためには基地局の配置を設定する必要がある。置局設計では、基地局の設置に伴うコストを削減するために、無線通信システムが構築される対象空間の電波伝搬特性に基づいて、小数の基地局で広範囲の通信エリアをカバーできるように基地局の配置が決定される。したがって、対象空間の電波伝搬特性を推定する技術は重要である。
対象空間の電波伝搬特性を推定する技術として特許文献1及び特許文献2に記載の技術が知られている。
特許文献1には、「地形データが予め記憶された地形データベースと、送信点と受信点とを結ぶ線分を一辺とする四角形の平面を、線分の周りに複数定義し、定義した複数の平面それぞれの面上において、地形データに基づく送信点と受信点との間の地形に沿った地形プロファイルを定義し、定義した地形プロファイルそれぞれについて伝搬経路を設定する伝搬経路設定手段と、伝搬経路それぞれについて伝搬損失を計算する伝搬損失計算手段と、伝搬経路それぞれについて計算した伝搬損失に基づいて、送信点と受信点間の伝搬損失値を出力する伝搬損失出力手段とを備えた」装置が開示されている。
特許文献2には、「デジタルカメラで、対象エリアを複数の方向から撮影した画像データを生成する。画像処理装置は、画像データと撮影条件から対象エリアの構造物の特徴を抽出し、構造物特徴データを得る。解析用数値モデル作成装置は、構造物特徴データから数値モデルデータを生成する。受信電力解析装置は、無線機条件に基づき、数値モデルデータに対して電磁界解析を行って無線機の受信電力を計算結果として出力し、ディスプレイはこれを表示する。」システムが開示されている。
特開2014-158110号公報 特開2015-80061号公報
LUNDBERG, Scott M.; LEE, Su-In. A unified approach to interpreting model predictions. In: Advances in Neural Information Processing Systems. 2017. p. 4768-4777.
無線通信システムの導入される屋内施設では、建築物固有の構造物が多数存在することから、事前に詳細な構造物の情報を取得することが難しい。そのため、詳細な構造物の情報が得られない場合、特許文献1の技術を用いることができない。
また、特許文献2に記載の技術では、撮影環境及びカメラの性能によって高い画質の画像が取得できない場合、推定精度が低下する。そもそも、画像を取得できない場合、特許文献2に記載の技術を用いることができない。
本発明は、詳細な構造物の情報又は画像を用いることなく、対象空間の電波伝搬特性を推定するシステム及び方法を提供することを目的とする。
本発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、構造データ及びシステムデータを用いた無線通信システムが構築される空間の電波伝搬特性を推定する計算機システムであって、前記構造データは、前記空間の種別及び構造の特性を示すパラメタの値から構成され、前記システムデータは、前記無線通信システムの設計に関する値から構成され、前記計算機システムは、プロセッサ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続される通信装置を有する少なくとも一つの計算機を備え、前記構造データに含まれるパラメタであって、前記空間の電波伝搬特性の推定結果への寄与が大きい特徴パラメタ、及び前記空間の種別を対応づけたエントリを格納する特徴パラメタ情報と、前記構造データを格納する構造情報と、前記システムデータを格納するシステム情報と、前記空間の電波伝搬特性を示す特性データを格納する特性情報と、前記構造データ、前記システムデータ、及び前記特性データの関連付けを示す索引データを格納する索引情報と、を保持し、前記プロセッサは、対象空間の電波伝搬特性の推定要求を受信した場合、前記対象空間の種別を取得し、前記特徴パラメタ情報から前記対象空間の種別に対応するエントリを検索し、前記検索されたエントリに含まれる特徴パラメタの値を推定用構造データとして入力するための第1インタフェースと、推定用システムデータを入力するための第2インタフェースとを提示し、前記推定用構造データ及び前記推定用システムデータが入力された場合、前記空間の種別が、前記対象空間の種別に対応する前記構造データを前記構造情報から取得し、前記索引情報を参照して、当該構造データに関連付けられる前記システムデータを前記システム情報から取得し、前記特性情報を参照して、前記推定用構造データに類似する前記構造データ及び前記推定用システムデータに類似する前記システムデータの組合せと関連付けられる前記特性データを検索し、前記対象空間の電波伝搬特性の推定結果として、前記検索された特性データを出力する
本発明によれば、詳細な構造物の情報又は画像を用いることなく、対象空間の電波伝搬特性を推定できる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1の電波伝搬特性推定システムのシステム構成の一例を示す図である。 実施例1の電波伝搬特性推定システムの機能構成の一例を示す図である。 実施例1の索引情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1の構造情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1の構造情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1の特徴パラメタ情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1の電波伝搬特性推定装置が実行する特徴パラメタ情報の生成処理を説明するフローチャートである。 実施例1の電波伝搬特性推定装置が実行する電波伝搬特性推定処理を説明するフローチャートである。 実施例1の入出力装置によって表示される構造種別入力画面の一例を示す図である。 実施例1の入出力装置によって表示される構造データ入力画面の一例を示す図である。 実施例1の入出力装置によって表示される構造データ入力画面の一例を示す図である。 実施例1の入出力装置によって表示される構造データ入力画面の一例を示す図である。 実施例1の入出力装置によって表示される構造データ入力画面の一例を示す図である。 実施例1の入出力装置によって表示されるシステムデータ入力画面の一例を示す図である。 実施例1の入出力装置によって表示される結果表示画面(受信電力)の一例を示す図である。 実施例1の入出力装置によって表示される結果表示画面(伝搬損失)の一例を示す図である。 実施例1の入出力装置によって表示される結果表示画面(遅延スプレッド)の一例を示す図である。 実施例2の電波伝搬特性推定システムの機能構成の一例を示す図である。 実施例2の電波伝搬特性推定装置が実行する電波伝搬特性推定処理を説明するフローチャートである。 実施例3の電波伝搬特性推定システムのシステム構成を示す図である。 実施例3の電波伝搬特性推定システムの機能構成の一例を示す図である。 実施例3の電波伝搬特性推定装置が実行する電波伝搬特性推定処理を説明するフローチャートである。 実施例3の電波伝搬特性推定装置が実行するデータベース更新処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
以下に説明する発明の構成において、同一又は類似する構成又は機能には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」等の表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数又は順序を限定するものではない。
図1は、実施例1の電波伝搬特性推定システムのシステム構成の一例を示す図である。
電波伝搬特性推定システムは、電波伝搬特性推定装置100、入出力装置110、及びストレージ装置120から構成される。
各装置は、ネットワーク140を介して接続される。ネットワーク140は、例えば、LAN(Local Area Network)及びWAN(Wide Area Network)等である。本発明は、ネットワーク140の種別及び接続方式に限定されない。なお、各装置間を接続するネットワークは異なっていてもよい。
電波伝搬特性推定装置100は、入出力装置110から入力された情報及びストレージ装置120に格納される情報に基づいて、対象空間の電波伝搬特性を推定する。電波伝搬特性推定装置100は、CPU101、通信インタフェース102、ROM103、及びRAM104を有する。各ハードウェアはバスを介して互いに接続される。
CPU101は、プログラムを実行する演算装置である。CPU101がプログラムにしたがって処理を実行することによって、特定の機能を実現する機能部(モジュール)として動作する。以下の説明では、機能部を主語に処理を説明する場合、CPU101が当該機能部を実現するプログラムを実行していることを示す。
通信インタフェース102は、ネットワーク140を介して他の装置と通信するためのインタフェースである。通信インタフェース102は、例えば、NIC(Network Interface Card)等から構成される。
ROM103は、CPU101が実行するプログラムを格納する記憶デバイスである。実施例1のROM103は、推定部200(図2参照)を実現するためのプログラムを格納する。RAM104は、ワークエリアとして使用される記憶デバイスである。実施例1のRAM104は依頼キュー210(図2参照)を含む。
入出力装置110は、ユーザの操作に基づいて電波伝搬特性推定装置100にデータ又は要求を入力し、また、電波伝搬特性推定装置100から受信されたデータをユーザに対して出力する。入出力装置110は、CPU111、通信インタフェース112、ROM113、RAM114、入力デバイス115、及び出力デバイス116を有する。各ハードウェアはバスを介して互いに接続される。
CPU111、通信インタフェース112、ROM113、及びRAM114は、CPU101、通信インタフェース102、ROM103、及びRAM104と同一のハードウェアである。実施例1のROM113は、操作部220を実現するためのプログラムを格納する。
入力デバイス115は、ユーザがデータ又は要求を入力するためのデバイスであり、例えば、キーボード、マウス、及びタッチパネル等である。出力デバイス116は、ユーザに提示する情報を出力するためのデバイスであり、例えば、ディスプレイ及びプリンタ等である。
ストレージ装置120は、対象空間の電波伝搬特性を算出するための各種データを格納する。ストレージ装置120は、コントローラ121、通信インタフェース122、及び複数の記憶デバイス123を有する。各ハードウェアはバスを介して互いに接続される。
コントローラ121は、ストレージ装置120全体を制御するハードウェアである。コントローラ121はCPU、ROM、及びRAM等を含む。通信インタフェース122は通信インタフェース102と同一のものである。記憶デバイス123は、データを格納する不揮発性の記憶デバイスであり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)等である。
なお、電波伝搬特性推定装置100、入出力装置110、及びストレージ装置120は、二つ以上でもよい。また、電波伝搬特性推定装置100及びストレージ装置120は、一つの装置として実現してもよい。また、各装置は、物理的な計算機を用いて実現してもよいし、仮想的な計算機を用いて実現してもよい。
図2は、実施例1の電波伝搬特性推定システムの機能構成の一例を示す図である。
電波伝搬特性推定装置100は推定部200及び依頼キュー210を有する。
推定部200は、対象空間の電波伝搬特性を算出するための処理を実行する。推定部200は、検索部201及び解析部202を含む。検索部201は、ストレージ装置120に格納されるデータを検索する。解析部202は、入出力装置110から入力されたデータ及び検索部201によって検索されたデータに基づいて、対象空間の電波伝搬特性を算出するための解析を行う。
依頼キュー210は、対象空間の電波伝搬特性の推定要求等を蓄積するキューである。推定部200は、対象空間の電波伝搬特性を算出した後、又は、周期的に、依頼キュー210に対して要求の問合せを行う。
入出力装置110は操作部220を有する。
操作部220は、電波伝搬特性推定装置100にデータ及び要求を入力するためのインタフェース(画面)を表示し、また、電波伝搬特性推定装置100によって推定された対象空間の電波伝搬特性に関する情報を提示するインタフェース(画面)を表示する。また、操作部220は、インタフェースを介して入力されたデータ及び要求を電波伝搬特性推定装置100に送信する。
ストレージ装置120は、電波伝搬特性DB230及び特徴パラメタ情報240を格納する。
電波伝搬特性DB230は、電波伝搬特性の測定結果又は推定結果に関する情報を格納するデータベースである。電波伝搬特性DB230は、索引情報231、構造情報232、システム情報233、及び電波伝搬特性情報234を格納する。
索引情報231は、構造データ、システムデータ、及び特性データの関連付けを管理するための情報である。索引情報231のデータ構造の詳細は図3を用いて説明する。
構造情報232は、電波伝搬特性の測定又は推定が行われた空間の構造を示す構造データを管理するための情報である。構造データは、空間の構造の種別及び構造の特性を示すパラメタの値から構成される。空間の構造の種別は、構造データの値として含めてもよいし、名称等のメタデータとして含めることができる。構造情報232のデータ構造の詳細は図4A及び図4Bを用いて説明する。
システム情報233は、電波伝搬特性の測定又は推定が行われた空間における無線通信システムの設計に関する値から構成されるシステムデータを管理するための情報である。システムデータは、例えば、周波数、出力電力、偏波、アンテナ特性、送信機の位置、及び受信機の位置等を含む。
電波伝搬特性情報234は、電波伝搬特性の測定結果又は推定結果等、任意の空間の電波伝搬特性を示す特性データを管理するための情報である。特性データは、受信機の受信電力、伝搬損失、及び遅延スプレッド等に関するデータを含む。
特徴パラメタ情報240は、空間の構造の種別及び電波伝搬特性の算出時に入力する構造のパラメタの関連付けを管理するための情報である。特徴パラメタ情報240のデータ構造の詳細は図5を用いて説明する。
なお、各装置が有する機能部については、複数の機能部を一つの機能部にまとめてもよいし、一つの機能部を機能毎に複数の機能部に分けてもよい。また、各機能部は、分散するように複数の装置に配置されてもよい。
図3は、実施例1の索引情報231のデータ構造の一例を示す図である。
索引情報231は、ID301、構造データパス302、システムデータパス303、及び特性データパス304から構成されるエントリを格納する。
ID301は、索引情報231のエントリの識別情報を格納するフィールドである。構造データパス302は、構造情報232に格納される構造データのパスを格納するフィールドである。システムデータパス303は、システム情報233に格納されるシステムデータのパスを格納するフィールドである。特性データパス304は、電波伝搬特性情報234に格納される特性データのパスを格納するフィールドである。
構造データパス302、システムデータパス303、及び特性データパス304には、例えば、ファイル名が格納される。実施例1では、構造データパス302に格納されるファイル名には、構造種別を示す文字列が含まれるものとする。
以下の説明では、索引情報231のエントリを索引データとも記載する。
図4A及び図4Bは、実施例1の構造情報232のデータ構造の一例を示す図である。
実施例1では、構造の種別毎に構造情報232を格納する。例えば、トンネルの構造情報232及びエレベータの構造情報232が格納される。
図4Aは、形状が直線であるトンネルの構造を管理するためのマトリクス型の構造情報232を示す。図4Bは、カーブを有するトンネルの構造を管理するためのマトリクス型の構造情報232を示す。一つの列が一つの構造データに対応する。構造データは、トンネルの断面形状、長さ、幅、高さ、半径、全体の形状等の各種パラメタの値を含む。ここで、「R」はカーブの角度を表し、「Div」は、電波伝搬特性の推定において円を表現するために用いる平面の数を表す。なお、構造データに含まれるパラメタは一例であってこれに限定されない。
図5は、実施例1の特徴パラメタ情報240のデータ構造の一例を示す図である。
特徴パラメタ情報240は、ID501、構造種別502、及び特徴パラメタ503から構成されるエントリを含む。構造の種別毎に一つのエントリが存在する。
ID501は、特徴パラメタ情報240のエントリの識別情報を格納するフィールドである。構造種別502は、構造種別を格納するフィールドである。及び特徴パラメタ503は、電波伝搬特性を算出するために入力する構造データのパラメタを格納するフィールド群である。構造の種別に応じて、入力するパラメタの数及び種別が異なる。
以下の説明では、特徴パラメタ503に設定されるパラメタを特徴パラメタとも記載する。
次に、電波伝搬特性推定システムにおいて実行される処理について説明する。
図6は、実施例1の電波伝搬特性推定装置100が実行する特徴パラメタ情報240の生成処理を説明するフローチャートである。
解析部202は、任意のタイミングで、以下で説明する特徴パラメタ情報240の生成処理を実行する。例えば、入出力装置110から特徴パラメタ情報240の生成要求若しくは推定要求を受信した場合、又は、実行周期が経過した場合、解析部202は特徴パラメタ情報240の生成処理を実行する。
解析部202は、特徴パラメタ情報240を初期化する(ステップS101)。次に、解析部202は、構造種別(ターゲット構造種別)を選択し、ターゲット構造種別に属する構造データに関連する索引データを取得する(ステップS102)。
具体的には、解析部202は、構造情報232を参照して構造種別のリストを生成し、当該リストの中からターゲット構造種別を選択する。解析部202は、索引情報231を参照し、構造データパス302にターゲット構造種別に関する文字列を含むエントリを特定する。解析部202は、特定されたエントリの構造データパス302、システムデータパス303、及び特性データパス304に基づいて、電波伝搬特性DB230から構造データ、システムデータ、及び特性データを取得する。
次に、解析部202は、取得された構造データ、システムデータ、及び特性データを用いて特徴パラメタ解析処理を実行する(ステップS103)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(処理A1)解析部202は、構造データ、システムデータ、及び特性データを用いた機械学習を実行することによって、構造データ及びシステムデータから特性データを算出するための予測器を生成する。さらに、解析部202は、予測器を用いて、空間の電波伝搬特性の推定における構造データの各パラメタの値の寄与の大きさを示す影響度を算出する。影響度は、例えば、非特許文献1に記載の算出方法を用いて算出される。
(処理A2)解析部202は、影響度の大きさが閾値より大きいパラメタを特徴パラメタとして特定する。
なお、(処理1)及び(処理2)の代わりに以下のような処理が実行されてもよい。
(処理B1)解析部202は、構造データ、システムデータ、及び特性データを用いた解析処理を実行することによって、構造データ及びシステムデータのパラメタを説明変数とし、特性データのパラメタを説明変数とするシミュレーションモデル(関数)を生成する。
(処理B2)解析部202は、構造データのパラメタに対応する変数の係数と閾値とを比較し、係数が閾値より大きいパラメタを特徴パラメタとして特定する。
以上がステップS103の処理の説明である。
次に、解析部202は、特徴パラメタ情報240を更新する(ステップS104)。
具体的には、解析部202は、特徴パラメタ情報240にエントリを追加し、追加されたエントリのID501に識別情報を設定し、また、当該エントリの構造種別502にターゲット構造種別を設定する。解析部202は、特徴パラメタ503に特徴パラメタ解析処理において特定された特徴パラメタの名称を設定する。このとき、特徴パラメタの名称は、影響度又は係数の大きい順に設定される。
次に、解析部202は、全ての構造種別について処理が完了したか否かを判定する(ステップS105)。
全ての構造種別について処理が完了していないと判定された場合、解析部202は、ステップS102に戻り、同様の処理を実行する。
全ての構造種別について処理が完了したと判定された場合、解析部202は、特徴パラメタ情報240の生成処理を終了する。
図7は、実施例1の電波伝搬特性推定装置100が実行する電波伝搬特性推定処理を説明するフローチャートである。図8は、実施例1の入出力装置110によって表示される構造種別入力画面800の一例を示す図である。図9A、図9B、図9C、及び図9Dは、実施例1の入出力装置110によって表示される構造データ入力画面900の一例を示す図である。図10は、実施例1の入出力装置110によって表示されるシステムデータ入力画面1000の一例を示す図である。図11は、実施例1の入出力装置110によって表示される結果表示画面(受信電力)1100の一例を示す図である。図12は、実施例1の入出力装置110によって表示される結果表示画面(伝搬損失)1200の一例を示す図である。図13は、実施例1の入出力装置110によって表示される結果表示画面(遅延スプレッド)1300の一例を示す図である。
電波伝搬特性推定装置100は、入出力装置110から推定要求を受信する(ステップS201)。推定要求は依頼キュー210に蓄積される。推定要求には入出力装置110のアドレス等が含まれる。
推定部200は、依頼キュー210から推定要求を取得した場合、入出力装置110から構造種別を取得する(ステップS202)。
具体的には、推定部200は、構造種別入力画面800を表示するための第1表示情報を生成し、第1表示情報を入出力装置110に送信する。
入出力装置110の操作部220は、第1表示情報を受信した場合、図8に示す構造種別入力画面800を表示する。
構造種別入力画面800は、構造種別入力欄801及び確定ボタン802を含む。構造種別入力欄801は構造種別を入力する欄である。構造種別入力欄801には、「トンネル(直線)」、「トンネル(カーブ)」、「エレベータ(長方形)」、「エレベータ(円)」等が入力される。確定ボタン802は、構造種別入力欄801に設定した値を電波伝搬特性推定装置100に送信するための操作ボタンである。
次に、推定部200は、構造データ及びシステムデータを取得するための入力画面の表示情報を生成する(ステップS203)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(処理C1)推定部200の検索部201は、特徴パラメタ情報240を参照し、構造種別502に、取得した構造種別が設定されるエントリを検索する。推定部200は、検索されたエントリの特徴パラメタ503を参照し、特徴パラメタを特定する。推定部200は、特定された特徴パラメタの値を入力するための構造データ入力画面900を表示するための第2表示情報を生成する。推定部200は、第2表示情報を入出力装置110に送信する。
入出力装置110の操作部220は、第2表示情報を受信した場合、構造データ入力画面900を表示する。ここで、図9A、図9B、図9C、及び図9Dを用いて構造データ入力画面900について説明する。
図9Aは、構造種別が「トンネル(直線)」である場合に表示される構造データ入力画面900を示す。構造データ入力画面900は、確定ボタン901、断面形状入力欄902、幅入力欄903、高さ入力欄904、及び長さ入力欄905を含む。
断面形状入力欄902は、トンネルの断面形状を入力する欄である。断面形状入力欄902には「長方形」及び「円」等が入力される。幅入力欄903は、トンネルの断面の幅を入力する欄である。高さ入力欄904は、トンネルの断面の高さを入力する欄である。長さ入力欄905は、トンネルの全長を入力する欄である。確定ボタン901は、各欄の値を電波伝搬特性推定装置100に送信するための操作ボタンである。
図9Bは、構造種別が「トンネル(カーブ)」である場合に表示される構造データ入力画面900を示す。構造データ入力画面900は、確定ボタン901、断面形状入力欄902、幅入力欄903、高さ入力欄904、半径入力欄906、及び角度入力欄907を含む。
半径入力欄906及び角度入力欄907は、カーブの形状を示す半径及び角度を入力する欄である。
図9Cは、構造種別が「エレベータ(立方体)」である場合に表示される構造データ入力画面900を示す。構造データ入力画面900は、確定ボタン901、幅入力欄911、奥行き入力欄912、及び高さ入力欄913を含む。
幅入力欄911は、エレベータの幅を入力する欄である。奥行き入力欄912は、エレベータの奥行きを入力する欄である。高さ入力欄913は、エレベータの高さを入力する欄である。
図9Dは、構造種別が「エレベータ(円柱)」である場合に表示される構造データ入力画面900を示す。構造データ入力画面900は、確定ボタン901、半径入力欄914、及び高さ入力欄913を含む。
半径入力欄914は、円柱型のエレベータの半径を入力する欄である。
以上が構造データ入力画面900の説明である。ステップS203の説明に戻る。
(処理C2)推定部200は、システムデータを入力するためのシステムデータ入力画面1000を表示するための第3表示情報を生成する。推定部200は、第3表示情報を入出力装置110に送信する。
入出力装置110の操作部220は、第3表示情報を受信した場合、システムデータ入力画面1000を表示する。ここで、図10を用いてシステムデータ入力画面1000について説明する。
システムデータ入力画面1000は、周波数入力欄1001、出力電力入力欄1002、偏波入力欄1003、アンテナ入力欄1004、Tx座標選択欄1005、Tx座標入力欄1006、追加ボタン1007、Rx座標選択欄1008、Rx座標入力欄1009、追加ボタン1010、及び確定ボタン1011を含む。
周波数入力欄1001は、無線の周波数を入力する欄である。出力電力入力欄1002は、出力電力を入力する欄である。偏波入力欄1003は、送信方式を入力する欄であり、「水平偏波」及び「垂直偏波」のいずれかが入力される。
アンテナ入力欄1004は、使用するアンテナの種別を入力する欄である。アンテナ入力欄1004にはダイポールアンテナ、ポールアンテナ等が入力される。なお、アンテナ入力欄1004の代わりに、アンテナの角度毎の利得を示すアンテナ特性の情報等を入力する欄を設けてもよい。
Tx座標選択欄1005は、送信アンテナの座標の設定方式を選択する欄である。Tx座標選択欄1005には「手動」及び「ファイル」のいずれかが入力される。「手動」は、ユーザが手動で座標を設定する方式であり、「ファイル」は設定ファイルを用いて座標を設定する方式である。
Tx座標入力欄1006及び追加ボタン1007は、Tx座標選択欄1005が「手動」である場合に表示される欄である。Tx座標入力欄1006は、送信アンテナの座標を入力する欄である。追加ボタン1007は、送信アンテナの座標を追加するための操作ボタンである。追加ボタン1007が操作された場合、システムデータ入力画面1000に新たなTx座標入力欄1006が追加される。
なお、Tx座標選択欄1005が「ファイル」の場合、Tx座標入力欄1006及び追加ボタン1007の代わりに、ファイル指定欄が表示される。
Rx座標選択欄1008は、受信アンテナの座標の設定方式を選択する欄である。Rx座標選択欄1008には「手動」及び「ファイル」のいずれかが入力される。
Rx座標入力欄1009及び追加ボタン1010は、Rx座標選択欄1008が「手動」である場合に表示される欄である。Rx座標入力欄1009は、受信アンテナの座標を入力する欄である。追加ボタン1010は、受信アンテナの座標を追加するための操作ボタンである。追加ボタン1010が操作された場合、システムデータ入力画面1000に新たなRx座標入力欄1009が追加される。
なお、Rx座標選択欄1008が「ファイル」の場合、Rx座標入力欄1009及び追加ボタン1010の代わりに、ファイル指定欄が表示される。
確定ボタン1011は、各欄の値を電波伝搬特性推定装置100に送信するための操作ボタンである。
以上がシステムデータ入力画面1000の説明である。ステップS203の説明に戻る。
(処理C3)推定部200は、第2表示情報及び第3表示情報を入出力装置110に送信した後、待ち状態に移行する。以下の説明では、構造データ入力画面900を介して入力されたデータを推定用構造データと記載し、システムデータ入力画面1000を介して入力されたデータを推定用システムデータと記載する。
ユーザは、構造データ入力画面900を参照することによって、電波伝搬特性を算出するために必要なパラメタを把握できる。実施例1では、詳細な構造データを入力しなくてもよい。また、ユーザは、構造データ入力画面900に表示されるパラメタに基づいて効率的な対象空間の構造の計測が可能となる。以上がステップS203の処理の説明である。
次に、推定部200は、推定用構造データ及び推定用システムデータを取得した場合(ステップS204)、取得したデータに基づいて検索処理を実行する(ステップS205)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(処理D1)検索部201は、構造情報232を参照し、ステップS202において取得された構造種別に対応する構造データを取得する。検索部201は、索引情報231の構造データパス302を参照し、取得された構造データの識別情報が設定されたエントリ(索引データ)を検索する。検索部201は、検索されたエントリのシステムデータパス303に基づいて、システム情報233から構造データ及びシステムデータを取得する。
(処理D2)解析部202は、推定用構造データ及び取得された構造データの間の類似性を示す第1指標を算出し、推定用システムデータ及び取得されたシステムデータの間の類似性を示す第2指標を算出する。
例えば、推定用構造データから生成されるベクトルと、取得された構造データから生成されるベクトルとの間の距離が第1指標として算出される。なお、推定用構造データから生成されるベクトルは、推定用構造データに含まれる特徴パラメタの値を要素とする。また、構造データから生成されるベクトルは、構造データにおける特徴パラメタの値を要素とする。
(処理D3)解析部202は、第1指標及び第1閾値の比較結果、並びに、第2指標及び第2閾値の比較結果に基づいて、検索されたエントリの中から候補エントリを選択する。例えば、第1指標が第1閾値より大きく、かつ、第2指標が第2閾値より大きいエントリが、候補エントリとして選択される。なお、第1閾値及び第2閾値は予め設定されているものとする。
(処理D4)解析部202は、各候補エントリについて、第1指標及び第1閾値の差、並びに、第2指標及び第2閾値の差の合計値を算出する。解析部202は、合計値が最も小さい候補エントリを推定用エントリとして選択する。
(処理D5)解析部202は、推定用エントリの特性データパス304に基づいて、電波伝搬特性情報234から特性データを取得する。
以上で説明したように、検索処理では、推定部200は、構造データ及びシステムデータが、推定用構造データ及び推定用システムデータと最も類似する構造データ及びシステムデータの組と関連付けられる特性データを取得する。(処理D1)から(処理D5)は、前述の処理の一例であってこれに限定されない。
以上がステップS205の処理の説明である。
次に、推定部200は、検索処理よって取得された特性データを用いて、電波伝搬特性の推定結果を示す結果表示画面1100、1200、1300を表示するための第4表示情報を生成する(ステップS206)。推定部200は、第4表示情報を入出力装置110に送信した後、電波伝搬特性推定処理を終了する。
入出力装置110の操作部220は、第4表示情報を受信した場合、結果表示画面1100、1200、1300を表示する。ここで、図11、図12、及び図13を用いて結果表示画面1100、1200、1300について説明する。
図11は、受信アンテナの受信電力に関する情報を表示する結果表示画面1100である。結果表示画面1100は、構造表示欄1110、Tx選択欄1120、受信電力表示欄1130、及び出力ボタン1140を含む。
構造表示欄1110は、対象空間の構造及び対象空間に構築される通信システムの構成を示す図である。構造表示欄1110に表示される図は、推定用構造データ及び推定用システムデータに基づいて生成される。図11の構造表示欄1110には、カーブを有するトンネルの構造が表示される。また、図11の構造表示欄1110には、送信アンテナ及び受信アンテナの設置位置が表示される。
Tx選択欄1120は、送信アンテナを選択する欄である。
受信電力表示欄1130は、Tx選択欄1120を用いて選択された送信アンテナが送信した電波を受信した受信アンテナの受信電力を表示する欄である。受信電力表示欄1130には、テーブル形式の情報が表示される。当該情報は、受信点1131及び受信電力1132から構成されるエントリを含む。受信点1131は受信アンテナの識別情報を格納するフィールドである。受信電力1132は、受信点1131に対応する受信アンテナの受信電力を格納するフィールドである。
出力ボタン1140は、データを取得するための操作ボタンである。出力ボタン1140が操作された場合、入出力装置110は、出力要求を電波伝搬特性推定装置100に送信する。電波伝搬特性推定装置100の推定部200は、出力要求を受信した場合、受信電力表示欄1130に表示された情報等を含む出力データを生成し、出力データを入出力装置110に送信する。
図12は、伝搬損失に関する情報を表示する結果表示画面1200である。結果表示画面1200は、偏波選択欄1210、グラフ表示欄1220、変化点情報欄1230、減衰定数情報欄1240、及び出力ボタン1250を含む。
偏波選択欄1210は、偏波の種類を選択する欄である。実施例1では「垂直偏波」及び「水平偏波」のいずれかが選択される。グラフ表示欄1220、変化点情報欄1230、及び減衰定数情報欄1240には、偏波選択欄1210に入力された偏波に対応した情報が表示される。
グラフ表示欄1220は、距離及び伝搬損失の関係を示すグラフを表示する欄である。グラフ表示欄1220に表示されるグラフの縦軸は伝搬損失を表し、横軸は送信アンテナからの距離を表す。また、グラフには、減衰乗数が大きく変化する点(変化点)を示す情報が含まれる。
変化点情報欄1230は、変化点に関する情報を表示する欄である。変化点情報欄1230には、テーブル形式の情報が表示される。当該情報は、変化点1231及び距離1232から構成されるエントリを含む。変化点1231は、変化点の名称等の識別情報を格納するフィールドである。距離1232は、送信アンテナからの距離を格納するフィールドである。
減衰定数情報欄1240は、減衰定数に関する情報を表示する欄である。減衰定数情報欄1240には、テーブル形式の情報が表示される。当該情報は、範囲1241及び減衰定数1242から構成されるエントリを含む。範囲1241は、減衰定数が一定の範囲を示す情報を格納するフィールドである。減衰定数1242は、範囲1241における減衰定数を格納するフィールドである。
出力ボタン1250は、データを取得するための操作ボタンである。出力ボタン1250が操作された場合、入出力装置110は、出力要求を電波伝搬特性推定装置100に送信する。電波伝搬特性推定装置100の推定部200は、出力要求を受信した場合、変化点情報欄1230及び減衰定数情報欄1240に表示された情報等を含む出力データを生成し、出力データを入出力装置110に送信する。
図13は、遅延スプレッドに関する情報を表示する結果表示画面1300である。結果表示画面1300は、偏波選択欄1310、グラフ表示欄1320、遅延スプレッド情報表示欄1330、及び出力ボタン1340を含む。
偏波選択欄1310は、偏波選択欄1210と同一の欄である。グラフ表示欄1320及び遅延スプレッド情報表示欄1330には、偏波選択欄1310に入力された偏波に対応した情報が表示される。
グラフ表示欄1320は、距離及び遅延スプレッドの関係を示すグラフを表示する欄である。グラフ表示欄1320に表示されるグラフの縦軸は遅延スプレッドを表し、横軸は送信アンテナからの距離を表す。
遅延スプレッド情報表示欄1330は、任意の距離における遅延スプレッドを表示する欄である。遅延スプレッド情報表示欄1330には、テーブル形式の情報が表示される。当該情報は、距離1331及び遅延スプレッド1332から構成されるエントリを含む。距離1331は、送信アンテナからの距離を格納するフィールドである。遅延スプレッド1332は、距離1331に対応する位置における遅延スプレッドを格納するフィールドである。
出力ボタン1340は、データを取得するための操作ボタンである。出力ボタン1340が操作された場合、入出力装置110は、出力要求を電波伝搬特性推定装置100に送信する。電波伝搬特性推定装置100の推定部200は、出力要求を受信した場合、遅延スプレッド情報表示欄1330に表示された情報等を含む出力データを生成し、出力データを入出力装置110に送信する。
電波伝搬特性推定処理では、推定部200は、取得した特性データをそのまま出力していたがこれに限定されない。例えば、推定部200は、第1指標予備第1閾値の差並びに第2指標及び第2閾値の差に基づいて、取得した特性データを補正してもよい。
実施例1によれば、電波伝搬特性推定装置100は、対象空間の大まかな構造を入力するための画面(構造データ入力画面900)を提示し、当該画面を介して入力された構造データに基づいて、電波伝搬特性の計測結果又は推定結果の検索し、電波伝搬特性の推定結果として検索された情報を提示できる。
特性データへの影響が大きいパラメタを用いた検索を行うことによって、推定精度を維持しつつ、高速に、推定結果を出力することができる。また、詳細な構造データを入力する必要がないため、推定に要するユーザの負担を低減できる。
また、ユーザは、構造データ入力画面900を参照することによって、対象空間の電波伝搬特性を推定するために計測するパラメタを把握できる。これによって、構造データの取得に要するユーザの負担を低減することができる。
実施例2は、電波伝搬特性の算出方法が異なる。以下、実施例1との差異を中心に実施例2について説明する。
実施例2の電波伝搬特性推定システムのシステム構成は実施例1と同一であるため説明を省略する。実施例2では、電波伝搬特性推定システムの機能構成が一部異なる。図14は、実施例2の電波伝搬特性推定システムの機能構成の一例を示す図である。
実施例2の電波伝搬特性推定装置100は、構造種別毎にモデル情報1400を保持する。その他の機能構成は実施例1と同一である。
モデル情報1400は、推定用構造データ及び推定用システムデータから特性データを算出するための予測器又はシミュレータを実現するための情報である。
実施例2では、特徴パラメタ情報240の生成処理が一部異なる。具体的には、解析部202は、特徴パラメタ解析処理において、生成された予測器又はシミュレータを定義するモデル情報1400を保存する。その他の処理は実施例1と同一である。
図15は、実施例2の電波伝搬特性推定装置100が実行する電波伝搬特性推定処理を説明するフローチャートである。
ステップS201からステップS204までの処理は実施例1と同一である。推定部200は、ステップS204の処理の後、算出処理を実行する(ステップS211)。
具体的には、解析部202は、ステップS202において取得された構造種別に対応するモデル情報1400を取得する。解析部202は、モデル情報1400に基づいて、推定用構造データ及び推定用システムデータを処理することによって特性データを算出する。
ステップS206では、解析部202は、算出された特性データを用いて第4表示情報を生成する。
実施例2によれば、電波伝搬特性DB230に推定用構造データ及び推定用システムデータの組合せと類似する構造データ及びシステムデータの組合せが存在しない場合でも、対象空間の電波伝搬特性を推定することができる。
実施例3は、電波伝搬特性推定装置100が電波伝搬特性DB230を更新する。以下、実施例1との差異を中心に実施例3について説明する。
図16は、実施例3の電波伝搬特性推定システムのシステム構成を示す図である。
実施例3の電波伝搬特性推定システムは、測定装置1600を含む。その他の装置は実施例1と同一である。
測定装置1600は、電波伝搬特性に関する測定を行う装置である。測定装置1600は、CPU1601、通信インタフェース1602、ROM1603、及びRAM1604を有する。各ハードウェアはバスを介して互いに接続される。CPU1601、通信インタフェース1602、ROM1603、及びRAM1604は、CPU101、通信インタフェース102、ROM103、及びRAM104と同一のハードウェアである。ROM1603は、測定部1710(図17参照)を実現するためのプログラムを格納する。
図17は、実施例3の電波伝搬特性推定システムの機能構成の一例を示す図である。
実施例3では、推定部200が更新部1700を含む。また、測定装置1600は、測定部1710を含む。その他の構成は実施例1と同一である。
更新部1700は電波伝搬特性DB230を更新する。電波伝搬特性DB230は、電波伝搬特性推定処理が実行された時、又は、測定装置1600から更新要求を受信した時に更新される。
測定部1710は、電波伝搬特性に関する測定を行って、特性データを生成する。測定部1710には、予め、構造データ及びシステムデータが入力されている。測定部1710は、測定が完了した場合、構造データ、システムデータ、及び特性データを含む更新要求を電波伝搬特性推定装置100に送信する。
図18は、実施例3の電波伝搬特性推定装置100が実行する電波伝搬特性推定処理を説明するフローチャートである。
ステップS201からステップS206の処理は実施例1と同一である。推定部200は、ステップS206の処理の後、電波伝搬特性DB230を更新し(ステップS221)、その後、電波伝搬特性推定処理を終了する。具体的には、以下のような処理が実行される。
(処理E1)更新部1700は、索引情報231にエントリを追加し、追加されたエントリのID301に識別情報を設定する。更新部1700は、追加されたエントリの構造データパス302に推定用構造データの名称を設定し、システムデータパス303に推定用システムデータの名称を設定し、特性データパス304に検索処理よって取得された特性データの名称を設定する。
(処理E2)更新部1700は、構造情報232に推定用構造データを格納し、システム情報233に推定用システムデータを格納する。更新部1700は、電波伝搬特性情報234に、検索処理よって取得された特性データを格納する。
なお、推定用構造データ及び推定用システムデータに対応する索引データが電波伝搬特性DB230に存在する場合には、更新部1700は、索引データが示す特性データと、新たな特性データとの平均値を算出し、算出結果を既存の特性データに上書きする。この場合、索引情報231、構造情報232、及びシステム情報233は更新されない。以上がステップS221の処理の説明である。
図19は、実施例3の電波伝搬特性推定装置100が実行するデータベース更新処理を説明するフローチャートである。
電波伝搬特性推定装置100は、測定装置1600から更新要求を受信する(ステップS301)。受信した更新要求は依頼キュー210に蓄積される。
推定部200の更新部1700は、更新要求に含まれる構造データ、システムデータ、及び特性データに基づいて、電波伝搬特性DB230を更新する(ステップS302)。
具体的には、以下のような処理が実行される。
(処理F1)更新部1700は、索引情報231にエントリを追加し、追加されたエントリのID301に識別情報を設定する。更新部1700は、追加されたエントリの構造データパス302に推定用構造データの名称を設定し、システムデータパス303に推定用システムデータの名称を設定し、特性データパス304に特性データの名称を設定する。
(処理F2)更新部1700は、構造情報232に構造データを格納し、システム情報233にシステムデータを格納し、電波伝搬特性情報234にデータを格納する。
なお、推定用構造データ及び推定用システムデータに対応する索引データが電波伝搬特性DB230に存在する場合には、更新部1700は、索引データが示す特性データと、新たな特性データとの平均値を算出し、算出結果を既存の特性データに上書きする。この場合、索引情報231、構造情報232、及びシステム情報233は更新されない。以上がステップS302の処理の説明である。
実施例3によれば、電波伝搬特性DB230を更新することができる。これによって、特徴パラメタ情報240を生成するために解析するデータ量の不足を解消することができる。
なお、電波伝搬特性推定装置100が更新部1700を有していたが、電波伝搬特性推定装置100以外の装置が更新部1700を有してもよい。例えば、電波伝搬特性推定システムに更新装置を設けることが考えられる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Python、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD-RW、CD-R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるプロセッサが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
上述の実施例において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
100 電波伝搬特性推定装置
110 入出力装置
120 ストレージ装置
140 ネットワーク
1600 測定装置
101、111、1601 CPU
102、112、122、1602 通信インタフェース
103、113、1603 ROM
104、114、1604 RAM
115 入力デバイス
116 出力デバイス
121 コントローラ
123 記憶デバイス
200 推定部
201 検索部
202 解析部
210 依頼キュー
220 操作部
1700 更新部
1710 測定部
230 電波伝搬特性DB
231 索引情報
232 構造情報
233 システム情報
234 電波伝搬特性情報
240 特徴パラメタ情報
1400 モデル情報
800 構造種別入力画面
900 構造データ入力画面
1000 システムデータ入力画面
1100、1200、1300 結果表示画面

Claims (10)

  1. 構造データ及びシステムデータを用いた無線通信システムが構築される空間の電波伝搬特性を推定する計算機システムであって、
    前記構造データは、前記空間の種別及び構造の特性を示すパラメタの値から構成され、
    前記システムデータは、前記無線通信システムの設計に関する値から構成され、
    前記計算機システムは、
    プロセッサ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続される通信装置を有する少なくとも一つの計算機を備え、
    前記構造データに含まれるパラメタであって、前記空間の電波伝搬特性の推定結果への寄与が大きい特徴パラメタ、及び前記空間の種別を対応づけたエントリを格納する特徴パラメタ情報と、前記構造データを格納する構造情報と、前記システムデータを格納するシステム情報と、前記空間の電波伝搬特性を示す特性データを格納する特性情報と、前記構造データ、前記システムデータ、及び前記特性データの関連付けを示す索引データを格納する索引情報と、を保持し、
    前記プロセッサは、
    対象空間の電波伝搬特性の推定要求を受信した場合、前記対象空間の種別を取得し、
    前記特徴パラメタ情報から前記対象空間の種別に対応するエントリを検索し、
    前記検索されたエントリに含まれる特徴パラメタの値を推定用構造データとして入力するための第1インタフェースと、推定用システムデータを入力するための第2インタフェースとを提示し、
    前記推定用構造データ及び前記推定用システムデータが入力された場合、前記空間の種別が、前記対象空間の種別に対応する前記構造データを前記構造情報から取得し、
    前記索引情報を参照して、当該構造データに関連付けられる前記システムデータを前記システム情報から取得し、
    前記特性情報を参照して、前記推定用構造データに類似する前記構造データ及び前記推定用システムデータに類似する前記システムデータの組合せと関連付けられる前記特性データを検索し、
    前記対象空間の電波伝搬特性の推定結果として、前記検索された特性データを出力することを特徴とする計算機システム。
  2. 請求項1に記載の計算機システムであって
    前記プロセッサは、前記構造データ及び前記システムデータに基づいて空間の電波伝搬特性を推定する推定モデルを用いて、前記空間の種別毎に、前記特徴パラメタを特定するための解析処理を実行することによって、前記特徴パラメタ情報を生成することを特徴とする計算機システム。
  3. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記プロセッサは、
    前記構造情報から取得された構造データと、前記推定用構造データとを比較することによってデータの類似性を示す第1類似度を算出し、
    前記システム情報から取得されたシステムデータと、前記推定用システムデータとを比較することによってデータの類似性を示す第2類似度を算出し、
    前記第1類似度及び第1閾値の比較結果に基づいて、前記取得された構造データの中から、前記推定用構造データに類似する前記構造データを特定し、
    前記第2類似度及び第2閾値の比較結果に基づいて、前記取得されたシステムデータの中から、前記推定用システムデータに類似する前記システムデータを特定することを特徴とする計算機システム。
  4. 請求項2に記載の計算機システムであって、
    前記プロセッサは、前記構造情報、前記システム情報、及び前記特性情報を用いた学習処理を実行することによって、前記推定モデルを生成することを特徴とする計算機システム。
  5. 少なくとも一つの計算機を含む計算機システムが実行する、構造データ及びシステムデータを用いた無線通信システムが構築される空間の電波伝搬特性の推定方法であって、
    前記少なくとも一つの計算機は、プロセッサ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続される通信装置を有し、
    前記構造データは、前記空間の種別及び構造の特性を示すパラメタの値から構成され、
    前記システムデータは、前記無線通信システムの設計に関する値から構成され、
    前記計算機システムは、前記構造データに含まれるパラメタであって、前記空間の電波伝搬特性の推定結果への寄与が大きい特徴パラメタ、及び前記空間の種別を対応づけたエントリを格納する特徴パラメタ情報と、前記構造データを格納する構造情報と、前記システムデータを格納するシステム情報と、前記空間の電波伝搬特性を示す特性データを格納する特性情報と、前記構造データ、前記システムデータ、及び前記特性データの関連付けを示す索引データを格納する索引情報と、を保持し、
    前記空間の電波伝搬特性の推定方法は、
    前記プロセッサが、対象空間の電波伝搬特性の推定要求を受信した場合、前記対象空間の種別を取得する第1のステップと、
    前記プロセッサが、前記特徴パラメタ情報から前記対象空間の種別に対応するエントリを検索する第2のステップと、
    前記プロセッサが、前記検索されたエントリに含まれる特徴パラメタの値を推定用構造データとして入力するための第1インタフェースと、推定用システムデータを入力するための第2インタフェースとを提示する第3のステップと、
    前記プロセッサが、前記推定用構造データ及び前記推定用システムデータを用いて、前記対象空間の電波伝搬特性を推定する第4のステップと、を含み、
    前記第4のステップは、
    前記プロセッサが、前記推定用構造データ及び前記推定用システムデータが入力された場合、前記空間の種別が、前記対象空間の種別に対応する前記構造データを前記構造情報から取得する第5のステップと、
    前記プロセッサが、前記索引情報を参照して、当該構造データに関連付けられる前記システムデータを前記システム情報から取得する第6のステップと、
    前記プロセッサが、前記特性情報を参照して、前記推定用構造データに類似する前記構造データ及び前記推定用システムデータに類似する前記システムデータの組合せと関連付けられる前記特性データを検索する第7のステップと、
    前記プロセッサが、前記対象空間の電波伝搬特性の推定結果として、前記検索された特性データを出力する第8のステップと、を含むことを特徴とする空間の電波伝搬特性の推定方法。
  6. 請求項5に記載の空間の電波伝搬特性の推定方法であって、
    前記プロセッサが、前記構造データ及び前記システムデータに基づいて空間の電波伝搬特性を推定する推定モデルを用いて、前記空間の種別毎に、前記特徴パラメタを特定するための解析処理を実行することによって、前記特徴パラメタ情報を生成するステップを含むことを特徴とする空間の電波伝搬特性の推定方法。
  7. 請求項5に記載の空間の電波伝搬特性の推定方法であって、
    前記第7のステップは、
    前記プロセッサが、前記構造情報から取得された構造データと、前記推定用構造データとを比較することによってデータの類似性を示す第1類似度を算出するステップと、
    前記プロセッサが、前記システム情報から取得されたシステムデータと、前記推定用システムデータとを比較することによってデータの類似性を示す第2類似度を算出するステップと、
    前記プロセッサが、前記第1類似度及び第1閾値の比較結果に基づいて、前記取得された構造データの中から、前記推定用構造データに類似する前記構造データを特定するステップと、
    前記プロセッサが、前記第2類似度及び第2閾値の比較結果に基づいて、前記取得されたシステムデータの中から、前記推定用システムデータに類似する前記システムデータを特定するステップと、を含むことを特徴とする空間の電波伝搬特性の推定方法。
  8. 請求項6に記載の空間の電波伝搬特性の推定方法であって、
    前記プロセッサが、前記構造情報、前記システム情報、及び前記特性情報を用いた学習処理を実行することによって、前記推定モデルを生成するステップを含むことを特徴とする空間の電波伝搬特性の推定方法。
  9. 無線通信システムが構築される空間の電波伝搬特性を推定する計算機であって、
    プロセッサ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続される通信装置を備え、
    前記空間の種別及び構造の特性を示すパラメタの値から構成される構造データ、並びに前記無線通信システムの設計に関する値から構成されるシステムデータに基づいて、空間の電波伝搬特性を推定する推定部を備え、
    前記構造データに含まれるパラメタであって、前記空間の電波伝搬特性の推定結果への寄与が大きい特徴パラメタ、及び前記空間の種別を対応づけたエントリを格納する特徴パラメタ情報と、前記構造データを格納する構造情報と、前記システムデータを格納するシステム情報と、前記空間の電波伝搬特性を示す特性データを格納する特性情報と、前記構造データ、前記システムデータ、及び前記特性データの関連付けを示す索引データを格納する索引情報と、を保持し、
    前記推定部は、
    対象空間の電波伝搬特性の推定要求を受信した場合、前記対象空間の種別を取得し、
    前記特徴パラメタ情報から前記対象空間の種別に対応するエントリを検索し、
    前記検索されたエントリに含まれる特徴パラメタの値を推定用構造データとして入力するための第1インタフェースと、推定用システムデータを入力するための第2インタフェースとを提示し、
    前記推定用構造データ及び前記推定用システムデータが入力された場合、前記空間の種別が、前記対象空間の種別に対応する前記構造データを前記構造情報から取得し、
    前記索引情報を参照して、当該構造データに関連付けられる前記システムデータを前記システム情報から取得し、
    前記特性情報を参照して、前記推定用構造データに類似する前記構造データ及び前記推定用システムデータに類似する前記システムデータの組合せと関連付けられる前記特性データを検索し、
    前記対象空間の電波伝搬特性の推定結果として、前記検索された特性データを出力することを特徴とする計算機。
  10. 請求項9に記載の計算機であって、
    前記推定部は、前記構造データ及び前記システムデータに基づいて空間の電波伝搬特性を推定する推定モデルを用いて、前記空間の種別毎に、前記特徴パラメタを特定するための解析処理を実行することによって、前記特徴パラメタ情報を生成することを特徴とする計算機。
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