JP7190611B2 - 排水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排水装置、特に排水桝から排水が流出される横管の清掃に関する。
例えば、ショッピングモール等の建築物に入っている飲食店から出る排水は、店舗内の排水管から排水舛及び排水横枝管を通して、ショッピングモールの立て管(本管)に送られ、そして屋外へ排出される。
ただ、油脂類を比較的多く使用する飲食店では、排水横枝管が詰まる可能性が相対的に高くなる。そして詰まり具合がひどくなると、排水舛から排水横枝管に流出された排水が立て管から排出されずに逆流して店舗内を浸水させる場合がある。このような状況を解消するためには、排水横枝管の詰まり具合がひどくなる前に清掃する必要がある。
実開昭52-018399号公報 特開2006-336245号公報 特開2009-034601号公報
しかしながら、排水横枝管は、建築物の床等に埋設されているため簡単に清掃することはできない。また、定期的に清掃することも考えられるが、店舗によって詰まり具合が異なってくるため、それほど詰まっていなければ無駄な清掃作業となり、清掃コストを無駄にかけてしまうことになる。その逆に、清掃作業を実施する間隔を開け過ぎてしまうと、前述したように排水の逆流を発生させてしまうことにもなりかねない。
本発明は、圧縮空気を利用して排水舛につながる横管の根詰まりを極力防止できるようにすることを目的とする。
本発明に係る排水装置は、排水流入口から排水桝に流入され貯留されている排水を排水管から横管に排出する排水装置において、前記排水桝において排水が所定の水位に達したときに、前記排水管を備える前記排水桝の下部を、前記排水流入口を備える前記排水桝の上部と遮断する遮断機構と、記排水桝の下部が上部と遮断されてから圧縮空気を前記排水桝の下部に放出する放出機構と、を備え、圧縮空気の空気圧により前記排水桝の下部に貯留されている排水の水位を押し下げることによって排水を前記排水管から排出させることを特徴とする。
また、開口部を備え、前記開口部以外の部分で前記排水桝を上部と下部に仕切る仕切り板と、前記仕切り板の開口部に嵌通されることによって前記排水桝の上部と前記排水桝の下部とを連通し、前記排水流入口から前記排水桝の上部に流入された排水を前記排水桝の下部に流す通水筒と、を備え、前記遮断機構は、前記排水桝の下部における排水の水位が所定の高さに達したときに前記通水筒の内側を塞ぐことで、前記排水桝の下部を前記排水桝の上部と遮断することを特徴とする。
また、前記排水桝の下部における空気圧を測定する測定手段を備え、前記遮断機構は、前記排水桝の下部における排水の水位の低下に伴い前記排水桝の下部における空気圧が所定の閾値以下になったときに、塞いでいた前記通水筒の内側を開放することを特徴とする。
また、前記遮断機構は、前記排水桝内の排水の水位に従って前記排水桝の下部において前記通水筒内を上下する板形状の浮きと、前記浮きの上面に設けられ、前記浮きが前記所定の高さに達したときに前記通水筒の内側を塞ぐ逆止蓋と、前記逆止蓋が前記通水筒の内側を塞いでいる状態のときに前記浮きを固持し、前記排水桝の下部における排水の水位の低下に伴い前記排水桝の下部における空気圧が所定の閾値以下になったときに前記浮きを解放する固持部と、を備えることを特徴とする。
また、前記放出機構は、前記排水桝の外壁と内壁との間に設けられ、コンプレッサーにより圧縮された空気を貯留する圧縮空気貯留部と、前記排水桝の内壁に設けられ、前記排水桝の下部における排水の水位が所定の高さに達したときに開制御されることで前記圧縮空気貯留部内の圧縮空気を前記排水桝の下部に放出し、前記排水桝の下部における空気圧が所定の閾値以下になったときに閉制御されるバルブと、を備えることを特徴とする。
また、前記放出機構は、前記排水桝の下部に放出される圧縮空気の空気圧を調節する空気圧調節機能を備えることを特徴とする。
また、前記仕切り板は、開閉可能な窓を備えることを特徴とする。
また、前記通水筒は、側面を汚物の侵入を防ぐメッシュ構造とし、上面は塞がれていることを特徴とする。
本発明によれば、圧縮空気を利用して排水舛につながる横管の根詰まりを極力防止することができる。
本発明に係る排水装置の一実施の形態を示す全体構成図である。 本実施の形態における排水桝を上方から見たときの平面図である。 本実施の形態においてフロートスイッチとフロートスイッチ係合部とを示す側断面図である。 本実施の形態においてフロートスイッチ係合部のフロートスイッチと係合する面の概略図である。 本実施の形態においてフロートスイッチのフロートスイッチ係合部と係合する面の概略図である。 本実施の形態においてフロートスイッチがフロートスイッチ係合部と契合している状態を示す側断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る排水装置の一実施の形態を示す全体構成図である。排水装置の主要部を成す排水桝1は、図2に示す切断線A-A´で切断したときの側断面図で示している。図2は、排水桝1を上方から見たときの平面図である。図3は、フロートスイッチと通水筒の内側に設けられているフロートスイッチ係合部とを示す側断面図、図4は、フロートスイッチ係合部のフロートスイッチと係合する面の概略図、図5は、フロートスイッチのフロートスイッチ係合部と係合する面の概略図である。以下、これらの図を用いて本実施の形態における排水装置の構成について説明する。
本実施の形態における排水装置は、例えばショッピングモール等の建築物に設置される排水配管設備の一部を構成する。本実施の形態における排水装置の主要部を構成する排水桝1には、例えばショッピングモール内の飲食店の排水設備から排出される排水が雑排水管(図示せず)を通って排水流入口2から流入される。排水設備から排出される排水は、料理場の流しや床の排水口から排出される排水を想定している。排水には、排水管の詰まりの原因となる油脂類や食品のカスや粉等(以下、「油脂類」と総称)が含まれる場合がある。排水桝1に貯留された排水3は、排水桝1における排水の水位が排水管4の下面を上回ることで、排水管4を通って排水横枝管5に自動的に流出される。排水横枝管5に流出された排水は、立て管(図示せず)を通って屋外へ排出される。
本実施の形態における排水桝1は、仕切り板6によって上部1aと下部1bの二層に分けられた構造を有している。排水桝1の上部1aは排水流入口2を備え、排水桝1の下部1bは排水管4を備える。そして、少なくとも下部1bの側壁は、図1に示すように外壁と内壁との二層構造で形成される。そして、排水桝1の下部1bの外壁と内壁との間には、圧縮空気を貯留する圧縮空気貯留部7が形成される。仕切り板6は、排水桝1の下部1bの外壁と内壁とからできる段の上に載置され固定されることによって、通水筒12が嵌通される開口部以外の部分で排水桝1の上部1aと下部1bを遮断する。
圧縮空気貯留部7には、コンプレッサー8により圧縮された空気が、高圧ホース9、排水桝1の下部1bの外壁に設けられている接続口10を介して注入される。所定の空気圧の圧縮空気が注入されると、接続口10は閉じられる。圧縮空気貯留部7の中には、空気圧を測定する圧力センサ11が設けられる。
仕切り板6のほぼ中央近辺には、開口部が形成される。その開口部に嵌通されることによって排水桝1の上部1aと下部1bとを連通する通水筒12が配設される。通水筒12は、中空形状であり、排水流入口2から排水桝1の上部1aに流入された排水を排水桝1の下部1bに流す。但し、排水桝1の上部1aに流入された排水に混入している汚物が通水筒12を介して下部1bにいかないように、通水筒12の上部側端面は天板によって塞がれている。また、通水筒12の側面は目の細かいメッシュ構造で形成される。これにより、排水流入口2からの排水に混入している汚物は、排水桝1の上部1aに留まり、適宜取り除かれる。汚物を含まない排水は、排水桝1の上部1aにおいて通水筒12の側面の編み目から内側に入り、排水桝1の下部1bに送られ、また、編み目から外に流れ出る。このようにして、排水流入口2から排水桝1の上部1aに流入された排水は、排水桝1の下部1bに送られ、そして貯留される。このように、排水桝1の下部1bは、排水貯留部13を形成する。なお、以下の説明において、排水桝1の下部1bと排水貯留部13は、同じ構成を指すものとする。
通水筒12の内部には、排水桝1の排水貯留部13に貯留する排水3の水位に従って排水貯留部13において上下するフロートスイッチ14が設けられる。フロートスイッチ14の構造については後述する。
排水桝1の内壁には、バルブ15が設けられている。バルブ15は、排水桝1の下部1b(つまり、排水貯留部13)における排水3の水位が所定の高さに達したときに開制御されることで圧縮空気貯留部7に貯留されている圧縮空気を排水貯留部13に放出する。また、バルブ15は、排水貯留部13における空気圧が所定の閾値以下になったときに閉制御される。
排水桝1の内壁には、更に安全弁16が設けられている。安全弁16は、圧縮空気貯留部7における空気圧が異常値を示すほど上昇したときに圧縮空気を排水貯留部13に逃がす。同様に、仕切り板6には、排水貯留部13における空気圧が異常値を示すほど上昇したときに排水貯留部13における圧縮空気を排水桝1の上部1aに逃がす安全弁17が設けられている。また、仕切り板6の底面には、排水貯留部13における空気圧を測定する圧力センサ18が設けられている。
仕切り板6には、更に排水桝1の上部側から開閉可能な窓19が設けられている。窓19は、圧縮空気が排水桝1の下部1bに注入されても開かない程度に、また排水桝1の上部1aに漏れないように強固に閉ざされている。窓19は、人の手が入るほどの大きさがあり、基本的には、排水桝1の下部1bを清掃することを目的として設けられている。
排水貯留部13には、貯留している排水3の水位を検出する水位センサ20が設けられている。排水桝1の底には、水溜21が設けられており、水溜21には、排水管4の流入口が配設される。また、排水管4の流出口側先端22は、筒先形状にて形成される。
次に、フロートスイッチ14とフロートスイッチ係合部30を含む本実施の形態の遮断機構の構成について説明する。
フロートスイッチ14は、前述したように排水貯留部13に貯留する排水3の水位に従って通水筒12の内部を上下するが、排水3に浮かせるための浮きに相当する板形状の本体部25を有する。本体部25の上面には、電磁スイッチの可動接点に相当する起動接点26と逆止蓋27が設けられている。
フロートスイッチ14を対向するフロートスイッチ係合部30は、通水筒12の内側で、仕切り板6の高さに取り付けられる。フロートスイッチ係合部30は、リング形状であり、通常時、排水桝1の上部1aに流入された排水は、リング31の穴31aを通って排水桝1の下部1bに送られる。リング31のフロートスイッチ14と対向する面には、電磁石32と電磁スイッチの固定接点33が設けられる。電磁石32は、制御装置40による制御の下、所定の高さまで達したフロートスイッチ14を電磁力により固持する。なお、フロートスイッチ14を固持させるためには、少なくとも本体部25の電磁石32と対向する位置を磁性体にて形成する必要がある。例えば、本体部25を磁性体で形成してもよいし、電磁石32と対向する位置に磁性体を配設してもよい。図4では、簡略的に電磁石32をただ1カ所のみに設けた例を示しているが、保持力を高めるために複数の電磁石32を設けてもよい。フロートスイッチ14が固持された状態では、逆止蓋27によってフロートスイッチ係合部30のリング31の穴31aは塞がれ、排水桝1の下部1bは、仕切り板6と逆止蓋27によって上部1aと遮断される。これにより、排水桝1の下部1bに貯留している排水3は、下部1bに圧縮空気が注入されても、その圧縮空気は、排水桝1の上部1aに漏れない。
前述したように、フロートスイッチ14は、通水筒12の中を上下に移動するが、その上下動をなめらかに行えるように、通水筒12の内面には、下端からフロートスイッチ係合部30の位置まで山型形状のガイド34が設けられている。本実施の形態では、通水筒12の内面の対向する位置に設けている。フロートスイッチ14のガイド34と係合する位置には、切り欠き28が設けられる。ガイド34と切り欠き28との位置関係がわかりやすいように、図4にガイド34を示した。
前述したように、排水装置には、制御によって動作する構成や、入出力を伴う構成が含まれている。制御装置40は、これらの構成と電気的に、あるいは有線若しくは無線により通信可能に接続されており、動作制御やデータの入出力を行う。具体的には、制御装置40は、コンプレッサー8の圧縮空気の送出制御、接続口10及びバルブ15の開閉制御、電磁石32の動作制御を行う。また、制御装置40は、圧力センサ11,18により測定された圧力値、水位センサ20が検出する水位の各データ、電磁スイッチの固定接点33が起動接点26と接触したことにより発せられる信号を取得する。
制御装置40は、CPU、ROM、RAM、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶手段、ネットワークインタフェースを備えるコントローラである。上記説明した構成に対する制御や信号受信のための入出力は、ハードウェア若しくはソフトウェアにより行う。
次に、本実施の形態において排水桝1に貯留されている排水3の排水制御処理について図5に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、本実施の形態における排水装置を正しく動作させるためには、圧縮空気貯留部7には、コンプレッサー8により所定の空気圧の圧縮空気が注入されている必要がある。そのために、制御装置40は、接続口10を開制御し、コンプレッサー8から圧縮空気を圧縮空気貯留部7に供給させて充填する(ステップ101)。
排水桝1の上部1aには、飲食店の排水設備等から排出される排水が排水流入口2から流入される。流入された排水は、通水筒12の網目から内部に入り、排水桝1の下部1b(排水貯留部13)に流入する。この際、排水に混入している汚物は、通水筒12により排水桝1の上部1aに取り残される。
排水貯留部13に流入される排水3は、徐々に溜まることで水位を上げる。フロートスイッチ14は、排水3の水位の上昇に伴い上方に移動する。排水3の水位が排水管4の下面を上回ることで、排水管4を通って排水横枝管5に自動的に流出される。排水3の水位は、所定の高さまで達するまで(ステップ102でN)、上昇し、また排水横枝管5からの流出により下降する。
ところで、排水流入口2からの流入量が排水横枝管5からの流出量を上回ることで、排水貯留部13に貯留量が増え、排水3の水位は上昇する。排水横枝管5から排水が流出されてもなお、排水流入口2からの流入量が大きい場合、排水3の水位は上昇を続ける。そして、排水3の水位が所定の高さに達すると(ステップ102でY)、フロートスイッチ14もその所定の高さに達することになるが、このとき、フロートスイッチ14の起動接点26は、フロートスイッチ係合部30の電磁スイッチの固定接点33に接する。電磁スイッチの固定接点33が起動接点26と接することでON信号が制御装置40へ発信される。
電磁スイッチの固定接点33が起動接点26と接している状態のとき、フロートスイッチ14の逆止蓋27は、フロートスイッチ係合部30のリング31の穴31aにはまり込んで塞いでいる状態になる。つまり、排水桝1の下部1bは、上部1aと遮断されている状態となる。
制御装置40は、電磁スイッチの固定接点33からON信号を受信することで、排水貯留部13に貯留されている排水3が所定の高さに達したことを検出する。
このとき、制御装置40は、電磁石32に通電する。電磁石32は、通電されると、電磁力によってフロートスイッチ14を固持(ロック)する(ステップ103)。これにより、排水桝1の下部1bは、排水3の水面の上下動に関係なく上部1aと確実に遮断された状態になる。フロートスイッチ14の逆止蓋27がフロートスイッチ係合部30のリング31の穴31aを塞ぐことによって、排水桝1の下部1bが上部1aと遮断されている状態を図6に示す。
以上説明したように、本実施の形態における「所定の高さ」というのは、上記のようにフロートスイッチ14の逆止蓋27がフロートスイッチ係合部30のリング31の穴31aを塞ぎ、排水桝1の下部1bが上部1aと遮断されている状態となる高さである。また、後述するように、圧縮空気の排水貯留部13への供給を開始するタイミングとなる高さである。
続いて、制御装置40は、フロートスイッチ14が所定の高さに達するとバルブ15を開制御する。バルブ15は、制御装置40により開制御されることで圧縮空気貯留部7に貯留されている圧縮空気を排水貯留部13に放出する(ステップ104)。フロートスイッチ係合部30のリング31の穴31aは、フロートスイッチ14の逆止蓋27によって塞がれ、排水貯留部13は、排水桝1の上部1aと遮断されていることから、圧縮空気は、排水貯留部13に貯留されている排水3を空気圧によって水位を押し下げるように作用する。これにより、排水3は、排水3の唯一の逃げ道となる排水管4を通して、排水横枝管5から強制的に流出される。
排水3が排水横枝管5から流出することで、排水貯留部13に貯留されている排水3の水位が下がる。フロートスイッチ14は、本来、排水3の水位に従って上昇又は下降するが、電磁石32によってロックされているので下降しない。つまり、この時点では、リング31の穴31aは塞がれているので、排水桝1の上部1aから排水貯留部13に排水は流入しない。このため、排水貯留部13に貯留されている排水3の水位が上昇することはない。
排水3の水位が下がることで排水貯留部13における空間が広がり、排水貯留部13における空気圧は、所定の閾値以下となるまで低下し続ける(ステップ105でN)。所定の閾値は、予め数値を設定しておいてもよいし、圧縮空気貯留部7における空気圧と同等になることで排水3の水位の押し下げ効果がそれほど得られなく空気圧としてもよい。
排水貯留部13における空気圧が、所定の閾値以下となるまで低下した場合(ステップ105でY)、制御装置40は、電磁石32への通電を停止する。これにより、電磁石32は、フロートスイッチ14のロックを解除する(ステップ106)。これにより、フロートスイッチ14は、自重により排水3の水面まで落下する。
また、制御装置40は、バルブ15を閉制御することで、圧縮空気貯留部7から排水貯留部13への圧縮空気の供給を停止する(ステップ107)。
続いて、処理はステップ101に戻り、制御装置40は、接続口10を開制御し、次回の排水制御のためにコンプレッサー8から圧縮空気を圧縮空気貯留部7に供給させて充填する(ステップ101)。そして、所定量若しくは所定の空気圧の圧縮空気が圧縮空気貯留部7に注入されると、制御装置40は、接続口10を閉制御する。
本実施の形態においては、以上説明したように、圧縮空気を利用して排水桝1に貯留されている排水3を強制的に流出させるが、この強制的に流出させる排水3の勢いを利用して排水横枝管5の根詰まりを防止するようにした。
まず、排水管4から排水3を勢いよく流出させることによって排水3に含まれている油脂類が排水横枝管5に付着しにくくなる。特に、本実施の形態では、排水管4の流出口側先端22を筒先形状としたので、流速を高めることができる。例えば、流出口側先端22からの排水3をまっすぐ、すなわち排水横枝管5の内面に平行する方向に、若しくは重力を考慮してやや上方に放出するようにすることで、排水3が排水横枝管5に極力接することなく立て管まで一気に飛ばすことが可能となる。つまり、排水横枝管5に排水3を触れさせないようにして根詰まりを防止させる。
あるいは、流出口側先端22からの排水3を排水横枝管5の底面方向に向けて勢いよく放出してもよい。これにより、排水横枝管5に付着しているかもしれない油脂類を、勢いよく流出される排水3によってそぎ落とすことができるようになる。なお、流出口側先端22からの流出方向を制御装置40によって制御できるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態においては、圧縮空気の空気圧を利用して、排水管4の流出口側先端22から排水を立て管まで勢いよく放出させることによって、排水横枝管5に汚物が付着しないようにした。あるいは、排水の勢いを利用して、排水横枝管5の内面に付着している汚物を流し落とせるようにした。これにより、排水横枝管5の内面が汚れにくくすることができるので、排水横枝管5の清掃に要するコストを下げることができる。
本実施の形態では、以上説明したように作用するが、圧縮空気の空気圧を有効利用するためには、排水貯留部13の広さと排水貯留部13へ送り込む圧縮空気の空気圧との関係が重要な要素となってくる。このために、排水桝1の大きさ、排水管4の高さ等を考慮して、仕切り板6の取り付け高さや圧縮空気の空気圧や容量(圧縮空気貯留部7に溜める圧縮空気の空気圧及び圧縮空気貯留部7の広さ)を決めるのが好適である。
排水貯留部13へ送り込む空気圧は、次のような空気圧調節機能により実現できる。例えば、制御装置40は、圧縮空気貯留部7に送り込む圧縮空気の空気圧を調節する。あるいは、制御装置40は、バルブ15の開度を調節することによって圧縮空気貯留部7から排水貯留部13に放出される圧縮空気の空気圧を調節する。
また、本実施の形態では、圧縮空気貯留部7から排水貯留部13へ圧縮空気を送り込むトリガとなる排水3の水位の所定の高さを、フロートスイッチ14の起動接点26がフロートスイッチ係合部30の電磁スイッチの固定接点33に接したことで検出するようにした。ただ、水位センサ20が検出する水位によって圧縮空気貯留部7から排水貯留部13へ圧縮空気を送り込むタイミングを得るようにしてもよい。
また、本実施の形態では、排水貯留部13における空気圧が所定の閾値以下となることで、フロートスイッチ係合部30がフロートスイッチ14を解放するようにしたが、水位センサ20が検出する水位によってフロートスイッチ係合部30にフロートスイッチ14を解放させるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、圧縮空気をいったん圧縮空気貯留部7に貯留してから排水貯留部13へ送り込むようにした。これは、コンプレッサー8が複数の排水桝1に接続されている場合の圧縮空気の供給の遅れが発生してしまう場合を考慮したものである。このような不具合が生じないようであれば、圧縮空気貯留部7を設けずに、コンプレッサー8から排水貯留部13に圧縮空気を直接送り込むように構成してもよい。
また、本実施の形態では、排水桝1の下部1bの清掃がしやすいように窓19を設けている。清掃者は、排水横枝管5の清掃のために窓19から氷塊を投入してもよい。圧縮空気と氷塊を組み合わせれば、排水横枝管5をより効果的に清掃することができる。
1 排水桝、1a 上部、1b 下部、2 排水流入口、3 排水、4 排水管、5 排水横枝管、6 仕切り板、7 圧縮空気貯留部、8 コンプレッサー、9 高圧ホース、10 接続口、11,18 圧力センサ、12 通水筒、13 排水貯留部、14 フロートスイッチ、15 バルブ、16,17 安全弁、19 窓、20 水位センサ、21 水溜、22 流出口側先端、25 本体部、26 起動接点、27 逆止蓋、28 切り欠き、30 フロートスイッチ係合部、31 リング、31a 穴、32 電磁石、33 固定接点、34 ガイド、40 制御装置。

Claims (8)

  1. 排水流入口から排水桝に流入され貯留されている排水を排水管から横管に排出する排水装置において、
    前記排水桝において排水が所定の水位に達したときに、前記排水管を備える前記排水桝の下部を、前記排水流入口を備える前記排水桝の上部と遮断する遮断機構と、
    記排水桝の下部が上部と遮断されてから圧縮空気を前記排水桝の下部に放出する放出機構と、
    を備え、圧縮空気の空気圧により前記排水桝の下部に貯留されている排水の水位を押し下げることによって排水を前記排水管から排出させることを特徴とする排水装置。
  2. 開口部を備え、前記開口部以外の部分で前記排水桝を上部と下部に仕切る仕切り板と、
    前記仕切り板の開口部に嵌通されることによって前記排水桝の上部と前記排水桝の下部とを連通し、前記排水流入口から前記排水桝の上部に流入された排水を前記排水桝の下部に流す通水筒と、
    を備え、
    前記遮断機構は、前記排水桝の下部における排水の水位が所定の高さに達したときに前記通水筒の内側を塞ぐことで、前記排水桝の下部を前記排水桝の上部と遮断することを特徴とする請求項1に記載の排水装置。
  3. 前記排水桝の下部における空気圧を測定する測定手段を備え、
    前記遮断機構は、前記排水桝の下部における排水の水位の低下に伴い前記排水桝の下部における空気圧が所定の閾値以下になったときに、塞いでいた前記通水筒の内側を開放することを特徴とする請求項2に記載の排水装置。
  4. 前記遮断機構は、
    前記排水桝内の排水の水位に従って前記排水桝の下部において前記通水筒内を上下する板形状の浮きと、
    前記浮きの上面に設けられ、前記浮きが前記所定の高さに達したときに前記通水筒の内側を塞ぐ逆止蓋と、
    前記逆止蓋が前記通水筒の内側を塞いでいる状態のときに前記浮きを固持し、前記排水桝の下部における排水の水位の低下に伴い前記排水桝の下部における空気圧が所定の閾値以下になったときに前記浮きを解放する固持部と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の排水装置。
  5. 前記放出機構は、
    前記排水桝の外壁と内壁との間に設けられ、コンプレッサーにより圧縮された空気を貯留する圧縮空気貯留部と、
    前記排水桝の内壁に設けられ、前記排水桝の下部における排水の水位が所定の高さに達したときに開制御されることで前記圧縮空気貯留部内の圧縮空気を前記排水桝の下部に放出し、前記排水桝の下部における空気圧が所定の閾値以下になったときに閉制御されるバルブと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の排水装置。
  6. 前記放出機構は、前記排水桝の下部に放出される圧縮空気の空気圧を調節する空気圧調節機能を備えることを特徴とする請求項1に記載の排水装置。
  7. 前記仕切り板は、開閉可能な窓を備えることを特徴とする請求項2に記載の排水装置。
  8. 前記通水筒は、側面を汚物の侵入を防ぐメッシュ構造とし、上面は塞がれていることを特徴とする請求項2に記載の排水装置。
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