JP7190175B2 - 扉部材支持装置 - Google Patents
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Description
(1)ガラス扉及び戸枠
本扉部材支持装置Sは、公知のガラス製の扉を戸枠W(支持体)の間に取り付けるために使用される。
戸枠Wは、左右の縦枠5A,5B、上枠6により、矩形形状に形成されている。そして、左側のガラス扉G1(以下、「左ガラス扉」という。)の鉛直方向の一方の端面において、上下の2カ所に本扉部材支持装置Sが設けられている(図1(a))。
本実施形態では、左ガラス扉G1が左の端面を支持されており、右端部を把持して、閉止位置を中心として、内側及び外側に90度の範囲で開放可能となるように取り付けられている(図1(b))。なお、右側のガラス扉G2は、開閉しないように取り付けられている。
第1実施形態の本扉部材支持装置Sは、縦枠に取り付けるための取付体10(支持体取付部材)と、左ガラス扉G1を挟持する一対である2枚の羽根板20,30と、スライド体40(スライド部材)を主要部としている。
取付体10は、上面視でT字形状であり、側面視で倒立したT字形状に形成されており、矩形形状である縦枠への取付板11(支持体への取付部)と、当該取付板11の中央部に一体的に形成されている回動支持部12(挟持部材軸支部)とを備えている。
なお、取付板11には、中央部に支持軸取付孔11a(図5(a)が、四隅には縦枠取付孔11bが、それぞれ形成されている。本扉部材支持装置Sは、縦枠取付孔11bにおいて、ネジ17(図4)により縦枠5Aに取り付けられている。
図2における奥側の第1羽根板20は、略コ字形状に形成されており、第2羽根板30と対向する内側面には内枠21が形成されている。また、第1羽根板20の中央部には、後記スライド体40の位置決め操作を行うための操作孔20aが形成されている(図2,図3)。
また、内枠21の取付板11から離間する側(以下、「先端部側」という。)における上下の隅角部には、ボルト取付部21aが突設されている。
スライド体40は、スライドケース41とボール43(回動補助部材)と付勢バネ45を備えている。
スライドケース41は略直方体形状であり、回動支持部12側の端面には、上下の水平方向に、付勢バネ45の挿通孔(図示せず)が形成されている。この挿通孔には、ボール43に対して、回動支持部12側の向きの付勢力を付与するための付勢バネ45が介装されており、当該付勢バネ45の回動支持部12側の端部と回動支持部12の先端凹溝13aとの間には、ボール受け44を介して、ボール43が回動自在に設けられている。
ボール43は球体であり、先端凹溝13aの周面と摺動しながら回動可能であり、各凹溝13a,13b,13cにおいて、位置決めされるようになっている。
次に、本扉部材支持装置Sを使用して、左ガラス扉G1のゼロ点調整を行う方法について説明する。
まず、左ガラス扉G1を本扉部材支持装置Sの2枚の羽根板20,30に挟持させて戸枠Wに取り付ける。
上記の動作により、押圧力の大きさに応じて、2枚の羽根板20,30に挟持されている左ガラス扉G1を、第1羽根板20の側に傾けた状態でゼロ点調整をすることができる。
上記の動作により、押圧力の大きさに応じて、第2羽根板30の側に傾けた状態でゼロ点調整をすることができる(図5(c))。
本扉部材支持装置Sによれば、スライド体40とボルト47を備えており、当該スライド体40のスライド位置を可変的に位置決めし、当該スライド体40は対象とするいずれか一方の羽根板20,30に付与する押圧力を調整することが可能である。このとき、スライド体40は、ボール43を介して、回動支持部12の半円柱部13の先端凹溝13aと当接するとともに、スライド体40の第2羽根板30の押圧部と接することになり、2点の当接部を支点として、2枚の羽根板20,30の位置を移動させることができる。したがって、スライド体40を当接させるいずれか一方の羽根板20,30の選択とその押圧力の大小を調整することにより、左ガラス扉G1の閉止位置を簡易の操作により調整可能となる。
続いて、第2実施形態の本扉部材支持装置S’について説明する。
第2実施形態の本扉部材支持装置S’と第1実施形態の本扉部材支持装置Sとは、スライド体40’の構造が異なっている(図6)。
すなわち、スライド体40’は、スライドケース41とローラ43’(回動補助部材)と付勢バネ45を備えている。
上記ローラ43’は、付勢バネ45の回動支持部12側の端部と当該回動支持部12の先端凹溝13aとの間において、当該先端凹溝13aの壁面と摺動しながら回動自在となるように設けられている。
G1 左ガラス扉(扉部材)
W 戸枠(支持体)
5A,5B 縦枠
10 取付体(支持体取付部材)
11 取付板(支持体への取付部)
12 回動支持部(挟持部材軸支部)
13 半円状部
13a,13b、13c 凹溝
20 第1羽根板(挟持部材)
20a 操作孔
21 内枠
30 第2羽根板(挟持部材)
30a 羽根板取付孔
36 支持軸
40,40’ スライド体(押圧力付与部材)
41,41’ スライドケース
43 ボール(回動補助部材)
43’ ローラ(回動補助部材)
44’ ローラ軸
45 付勢バネ
47 ボルト(位置決め部材)
Claims (3)
- 扉部材を挟持するための一対の挟持部材と、
前記各挟持部材を軸支するための挟持部材軸支部及び支持体への取付部を有する支持体取付部材と、を備え、
前記挟持部材軸支部において、前記各挟持部材が前記支持体取付部材に対して回動自在に軸支されている扉部材支持装置であって、
一対の前記挟持部材の間に介装されており、前記扉部材の幅方向にスライド移動し、いずれか一方の前記挟持部材に対して押圧力を付与する押圧力付与部材と、
前記押圧力付与部材のスライド位置を可変的に位置決めするための位置決め部材と、
前記各挟持部材軸支部における先端部と前記押圧力付与部材との間に介装されている回動補助部材と、を備え、
前記押圧力付与部材は、前記回動補助部材を介して、前記各挟持部材軸支部における先端部と当接するとともに、前記挟持部材と接し、2点の当接部を支点として前記挟持部材の位置を移動させることができることを特徴とする扉部材支持装置。 - 前記位置決め部材は、一方の前記挟持部材の一面側から操作可能であり、
前記押圧力付与部材との間に作用する摩擦力により、前記押圧力付与部材のスライド位置を可変的に位置決めすることを特徴とする請求項1に記載の扉部材支持装置。 - 前記回動補助部材は、円弧状の周面を有するとともに、
前記各挟持部材軸支部における先端部には凹部が形成されており、
前記回動補助部材の前記円弧状の周面と前記凹部とが摺動可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の扉部材支持装置。
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JP2019132472A JP7190175B2 (ja) | 2019-07-18 | 2019-07-18 | 扉部材支持装置 |
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JP2019132472A JP7190175B2 (ja) | 2019-07-18 | 2019-07-18 | 扉部材支持装置 |
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JP7190175B2 true JP7190175B2 (ja) | 2022-12-15 |
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Family Applications (1)
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US20180298658A1 (en) | 2015-09-24 | 2018-10-18 | Mypro Research S.R.L. | Hinge for revolving shutters, especially of shower boxes |
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2019
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Patent Citations (3)
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