JP7188116B2 - 浮遊物除去装置 - Google Patents
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Description
この発明の第2の局面では、単一のフロートを備えることによって、従来のようなフロートが複数ある場合と比較して、装置構成を簡素化して、装置を小型化することができる。また、位置調整を要するフロートの数を1つにすることができる。以上により、装置構成を簡素化して、装置を小型化することができるとともに、フロートの浮遊位置の調整を容易に行うことができる。また、フロートの直下の位置に重量物であるポンプ本体が配置されるので、単一のフロートであっても、液面に浮遊させた状態で装置全体を安定させることができる。また、ポンプ本体を横向きで配置することによって、ポンプ本体を縦向きで配置する構成に比べて装置全体の上下方向の大きさを小さくすることができるので、水深が浅い場所でも浮遊物除去装置を浮遊させることができる。また、ノズルジェット部により、吸入管内において局所的に浮遊物(液体を含む)の流速を増加させることができるので、流速が増加した流れにより、スカムなどの固形物を砕いて吸入管の詰まりを抑制することができる。
(浮遊物除去装置の構成)
図1~図4を参照して、本発明の一実施形態による浮遊物除去装置100(スカムスキマー)の構成について説明する。
図1に示すフロート1は、フロート本体11と、液面レベル調整部12とを含んでいる。
図3に示すポンプ本体2は、液面近傍の浮遊物(スカムなど)を吸引する吸引力を発生させるように構成されている。ポンプ本体2は、フロート1(図2参照)の直下に横向きで配置されている。詳細には、ポンプ本体2は、上記の通り、回転軸21dの中心軸線αが(略)水平方向(X方向)に延びるように配置されている。ポンプ本体2は、上下方向において、フロート1とオーバーラップしている(図2参照)。
図4に示す吸入管3は、ポンプ本体2の吸引力により、液面上の浮遊物をポンプ本体2に導入する導入部としての機能を有している。吸入管3は、Y方向から見て、概して、L字形状に形成されている。
再循環管部4の上流側端部4aは、ポンプ本体2の吐出口24aから吐出された液体が流れる吐出管25(分岐部分25b)に接続されている。再循環管部4の下流側端部4bは、接続部33の近傍で吸入管3に接続(合流)されている。
図4に示すように、ノズルジェット部5は、再循環管部4の下流側端部4bの近傍に配置されている。ノズルジェット部5は、再循環管部4よりも流路径が狭まる(絞られる)ように形成されている。これにより、ノズルジェット部5は、再循環管部4内よりも、浮遊物を含む液体の流速を、ノズルジェット部5内を通過する流速から、増加させるように構成されている。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
次に、図5~図9を参照して、実施例1~6について説明する。
まず、実施例1~4について説明する。実施例1~4では、図5に示すような互いに異なる浮遊物吸入部を有する4種類の吸入管について説明する。
図6に解析条件および境界条件を示す。解析を行うための解析領域(吸入管の上部を配置する槽)を直径600mmで所定高さ(10+60mm、30+60mm、または、60+60mm)の円柱形状とした。解析領域の底面から吸入管の上面までの距離を60mmとした。また、液面を自由水位(すべり壁面)とし、側方および下方からの液体の流入条件をOpening(開状態)とした。
図7に示すように、いずれの解析条件でも、ベルマウス形状の実施例1の平均流速が最も大きくなった。
次に、実施例5および6について説明する。実施例5および6では、図8に示すような互いに異なる浮遊物吸入部を有する2種類の吸入管について説明する。
図9に示すように、いずれの解析条件でも、ベルマウス形状の実施例5の平均流速が最も大きくなった。
浮遊物吸入部の外周部の外径の大きさを変化させたとしてもベルマウス形状の浮遊物吸入部を有する吸入管(実施例1および5の吸入管)の平均流速が最も大きくなることがわかった。すなわち、浮遊物吸入部により浮遊物を吸入するためには、浮遊物吸入部をベルマウス形状に形成することが好ましいことがわかった。なお、図7に示す「非常に速い」、「早い」、「普通」、「遅い」という記載は、同一条件下で実施例1~4の平均流速を比較するために用いた表現であり、所定の基準に対する流速を示すものではない。同様に、図9に示す「速い」、「遅い」という記載は、同一条件下で実施例5および6の平均流速を比較するために用いた表現であり、所定の基準に対する流速を示すものではない。
なお、今回開示された実施形態(実施例)は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態(実施例)の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
2 ポンプ本体
3 吸入管
4 再循環管部
4a (再循環管部の)上流側端部
4b (再循環管部の)下流側端部
5 ノズルジェット部
21 モータ
21a 固定子
21b 回転子
21c モータフレーム(モータ筐体)
24a 吐出口
25 吐出管
31 第1管部
31a (第1管部の)上流側端部
31b (第1管部の)下流側端部
32 第2管部
32a (第2管部の)下流側端部
32b (第2管部の)上流側端部
33 接続部
34 浮遊物吸入部
34a フランジ部
100 浮遊物吸入装置
Claims (6)
- 液面に浮かぶ単一のフロートと、
前記フロートの直下に横向きで配置され、前記フロートが取り付けられるとともに、液面近傍の浮遊物を吸引する吸引力を発生させるポンプ本体と、
液面近傍に配置される浮遊物吸入部を有し、前記ポンプ本体に横方向から接続される吸入管と、を備え、
前記浮遊物吸入部は、前記浮遊物吸入部の下流側から上流側に向かうほど、開口面積の増加率が大きくなるように形成されているとともに、前記浮遊物吸入部の開口を取り囲むように水平方向に伸びる環状のフランジ部を含んでいる、浮遊物除去装置。 - 前記ポンプ本体は、固定子および回転子と、前記固定子および前記回転子を覆うモータ筐体とを有するモータを含み、
前記フロートは、前記モータ筐体に取り付けられている、請求項1に記載の浮遊物除去装置。 - 前記吸入管は、上下方向に直線状に延びるとともに、上流側端部に前記浮遊物吸入部が設けられる第1管部と、横方向に直線状に延びるとともに、下流側端部が前記ポンプ本体に接続される第2管部と、前記第1管部の下流側端部と前記第2管部の上流側端部とを接続する湾曲した接続部とを有する、請求項1または2に記載の浮遊物除去装置。
- 前記第1管部および前記第2管部は、それぞれ、上下方向および横方向に直線状に延びるように形成され、
前記第2管部の横方向の長さは、前記第1管部の上下方向の長さよりも短い、請求項3に記載の浮遊物除去装置。 - 液面に浮かぶ単一のフロートと、
前記フロートの直下に横向きで配置され、前記フロートが取り付けられるとともに、液面近傍の浮遊物を吸引する吸引力を発生させるポンプ本体と、
液面近傍に配置される浮遊物吸入部を有し、前記ポンプ本体に横方向から接続される吸入管と、
上流側端部が前記ポンプ本体の吐出口から吐出された液体が流れる吐出管に接続されるとともに、下流側端部が前記吸入管に接続され、前記ポンプ本体の吐出口から吐出された液体の一部を前記吸入管に再循環させる再循環管部と、
前記再循環管部の下流側端部に配置され、流路径が狭まり流速を増加させるノズルジェット部とを備える、浮遊物除去装置。 - 前記浮遊物吸入部と前記フロートとの間の距離は、前記浮遊物吸入部の平面視における外周部の直径よりも小さい、請求項1~5のいずれか1項に記載の浮遊物除去装置。
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