JP7188116B2 - 浮遊物除去装置 - Google Patents

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Description

この発明は、液面に浮かぶフロートを備える浮遊物除去装置に関する。
従来、液面に浮かぶフロートを備える浮遊物除去装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、液面に浮かぶ複数のフロートと、フロートに接続され、液面近傍に配置される流入部(浮遊物吸入部)を有する回収パイプ(吸入管)とを備える浮遊物除去装置が開示されている。フロートは、回収パイプの周囲に複数設けられている。
特開平11-90426号公報
しかしながら、上記特許文献1の浮遊物除去装置は、複数のフロートを備えているので、装置構成が複雑化するとともに、装置が大型化するという問題点がある。また、複数のフロートを備えていることから、各フロートの浮遊位置の調整に手間がかかるという問題点もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、装置構成を簡素化して、装置を小型化することが可能であるとともに、フロートの浮遊位置の調整を容易に行うことが可能な浮遊物除去装置を提供することである。
この発明の第1の局面による浮遊物除去装置では、液面に浮かぶ単一のフロートと、フロートの直下に横向きで配置され、フロートが取り付けられるとともに、液面近傍の浮遊物を吸引する吸引力を発生させるポンプ本体と、液面近傍に配置される浮遊物吸入部を有し、ポンプ本体に横方向から接続される吸入管と、を備え、浮遊物吸入部は、浮遊物吸入部の下流側から上流側に向かうほど、開口面積の増加率が大きくなるように形成されているとともに、浮遊物吸入部の開口を取り囲むように水平方向に伸びる環状のフランジ部を含んでいる。ここで、浮遊物とは、液面上に浮遊する物質であり、汚泥の塊(スカム)や、泡、落ち葉、藻、水と分離した油性物質、上澄み液などを含んでいる。
この発明の第1の局面による浮遊物除去装置では、上記のように、単一のフロートを備えることによって、従来のようなフロートが複数ある場合と比較して、装置構成を簡素化して、装置を小型化することができる。また、位置調整を要するフロートの数を1つにすることができる。以上により、装置構成を簡素化して、装置を小型化することができるとともに、フロートの浮遊位置の調整を容易に行うことができる。また、フロートの直下の位置に重量物であるポンプ本体が配置されるので、単一のフロートであっても、液面に浮遊させた状態で装置全体を安定させることができる。また、ポンプ本体を横向きで配置することによって、ポンプ本体を縦向きで配置する構成に比べて装置全体の上下方向の大きさを小さくすることができるので、水深が浅い場所でも浮遊物除去装置を浮遊させることができる。また、浮遊物吸入部の浮遊物の流路に凹部(凸部)がある場合と比較して、浮遊物吸入部に吸い込まれた浮遊物(液体を含む)の流れを乱すことなく、滑らかに浮遊物を吸入することができる。なお、この点は、後述する本発明の効果を確認するために行った実験により確認済みである。また、フランジ部により、液面に沿ったより広い範囲に浮遊物吸入部を配置することができるので、より効果的に液面近傍の浮遊物を吸入することができる。
上記第1の局面による浮遊物除去装置において、好ましくは、ポンプ本体は、固定子および回転子と、固定子および回転子を覆うモータ筐体とを有するモータを含み、フロートは、モータ筐体に取り付けられている。このように構成すれば、ポンプ本体の中で特に重量が大きいモータ(モータ筐体)に対して、フロートを取り付けることができるので、単一のフロートであっても、液面に浮遊させた状態で装置全体をより安定させることができる。
上記第1の局面による浮遊物除去装置において、好ましくは、吸入管は、上下方向に直線状に延びるとともに、上流側端部に浮遊物吸入部が設けられる第1管部と、横方向に直線状に延びるとともに、下流側端部がポンプ本体に接続される第2管部と、第1管部の下流側端部と第2管部の上流側端部とを接続する湾曲した接続部とを有する。このように構成すれば、第1管部と第2管部とが所定の角度(約90度の角度)を有した状態で直接接続される場合と比較して、接続部により、第1管部からの流れを略乱すことなく第2管部に浮遊物を導くことができる。その結果、接続部により、第1管部と第2管部との間における浮遊物(流体を含む)の流速の低下を抑制することができるので、第1管部と第2管部との上流側にある浮遊物吸入部から、より効果的に浮遊物を吸入することができる。
この場合、好ましくは、第1管部および第2管部は、それぞれ、上下方向および横方向に直線状に延びるように形成され、第2管部の横方向の長さは、第1管部の上下方向の長さよりも短い。このように構成すれば、第2管部を比較的短く形成することができるので、第2管部における浮遊物(液体を含む)の圧力損失を抑制することができる。
この発明の第2の局面による浮遊物除去装置では液面に浮かぶ単一のフロートと、フロートの直下に横向きで配置され、フロートが取り付けられるとともに、液面近傍の浮遊物を吸引する吸引力を発生させるポンプ本体と、液面近傍に配置される浮遊物吸入部を有し、ポンプ本体に横方向から接続される吸入管と、上流側端部がポンプ本体の吐出口から吐出された液体が流れる吐出管に接続されるとともに、下流側端部が吸入管に接続され、ポンプ本体の吐出口から吐出された液体の一部を吸入管に再循環させる再循環管部と、再循環管部の下流側端部に配置され、流路径が狭まり流速を増加させるノズルジェット部とを備える。
この発明の第2の局面では、単一のフロートを備えることによって、従来のようなフロートが複数ある場合と比較して、装置構成を簡素化して、装置を小型化することができる。また、位置調整を要するフロートの数を1つにすることができる。以上により、装置構成を簡素化して、装置を小型化することができるとともに、フロートの浮遊位置の調整を容易に行うことができる。また、フロートの直下の位置に重量物であるポンプ本体が配置されるので、単一のフロートであっても、液面に浮遊させた状態で装置全体を安定させることができる。また、ポンプ本体を横向きで配置することによって、ポンプ本体を縦向きで配置する構成に比べて装置全体の上下方向の大きさを小さくすることができるので、水深が浅い場所でも浮遊物除去装置を浮遊させることができる。また、ノズルジェット部により、吸入管内において局所的に浮遊物(液体を含む)の流速を増加させることができるので、流速が増加した流れにより、スカムなどの固形物を砕いて吸入管の詰まりを抑制することができる。
上記第1の局面および第2の局面による浮遊物除去装置において、好ましくは、浮遊物吸入部とフロートとの間の距離は、浮遊物吸入部の平面視における外周部の直径よりも小さい。このように構成すれば、浮遊物吸入部とフロートとの間の距離が大きくなりすぎることによって、装置全体のバランスが崩れるのを抑制することができるとともに、効果的に浮遊物を吸い込める状態を維持することができる。
本発明によれば、上記のように、装置構成を簡素化して、装置を小型化することが可能であるとともに、フロートの浮遊位置の調整を容易に行うことができる。
実施形態による浮遊物除去装置の全体構成を示した斜視図である。 実施形態による浮遊物除去装置の全体構成を示した平面図である。 実施形態による浮遊物除去装置のポンプ本体を示した平面図である。 実施形態による浮遊物除去装置の吸入管およびノズルジェット部を示した模式的な断面図である。 実施例1~4の吸入管の第1管部の形状について説明するための図である。 実施例の解析条件および境界条件について説明するための図である。 実施例1~4の解析結果を示した図である。 実施例5および6の吸入管の第1管部の形状について説明するための図である。 実施例5および6の解析結果を示した説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[実施形態]
(浮遊物除去装置の構成)
図1~図4を参照して、本発明の一実施形態による浮遊物除去装置100(スカムスキマー)の構成について説明する。
図1に示す浮遊物除去装置100は、所定領域(たとえば、貯留槽や、ため池など)に貯められた液体(たとえば、水など)に浮いた状態で設置されるように構成されている。また、浮遊物除去装置100は、液面近傍にある浮遊物を吸引することにより所定領域から除去するように構成されている。
浮遊物除去装置100は、液面に浮かぶ単一のフロート1と、フロート1が取り付けられるポンプ本体2と、ポンプ本体2に横方向から接続される吸入管3と、再循環管部4と、ノズルジェット部5とを備えている。
吸入管3は、液面近傍に配置される浮遊物吸入部34を有している。フロート1は、液面レベル調整部12を含んでいる。液面レベル調整部12は、浮遊物吸入部34(吸入管3)に対するフロート1の高さ位置を調整可能に構成されている。これにより、液面レベル調整部12は、浮遊物吸入部34を、液面に対して、浮遊物(スカムなど)を効果的に吸い込み可能な所定の高さ位置に配置するように構成されている。
なお、以下では、上下方向をZ方向とし、ポンプ本体2の回転軸21d(図3参照)の中心軸線α(図3参照)が延びる方向をX方向として説明する。また、Z方向およびX方向に直行する方向をY方向として説明する。なお、X方向およびY方向は、水平方向である。
〈フロートの構成〉
図1に示すフロート1は、フロート本体11と、液面レベル調整部12とを含んでいる。
フロート本体11は、液面レベル調整部12を介してポンプ本体2に取り付けられている。フロート本体11は、たとえば、樹脂材料(発泡材料)により形成されている。フロート本体11は、概して、球形状に形成されている。
フロート本体11は、フロート本体11に対して液面レベル調整部12を設置するための貫通穴11aを有している。貫通穴11aは、水平方向において、フロート本体11の中心に配置され、フロート本体11を上下方向(Z方向)に貫通している。
液面レベル調整部12は、棒部材12aと、移動規制部材12bと、固定部材12cとを有している。
棒部材12aは、上下方向に直線状に延びる棒形状に形成されている。棒部材12aは、貫通穴11aに挿通されている。棒部材12aは、雄ねじを有している。
移動規制部材12bは、円環形状を有している。移動規制部材12bは、フロート本体11よりも上方に配置されている。移動規制部材12bは、雌ねじを有しており、棒部材12aの上端部近傍に螺合されている。移動規制部材12bは、フロート本体11に上方側から当接することにより、棒部材12a(ポンプ本体2、吸入管3)に対するフロート本体11の上方への移動を規制している。
固定部材12cは、棒部材12aの下端に設けられている。固定部材12cは、フロート本体11をポンプ本体2に固定している。固定部材12cは、ポンプ本体2のモータフレーム21cの表面に沿って配置される環状部121と、環状部121と棒部材12aとを接続する接続支持部122とを有している。すなわち、フロート1は、モータフレーム21cに取り付けられている。なお、モータフレーム21cは、特許請求の範囲の「モータ筐体」の一例である。
環状部121は、モータフレーム21cの表面に沿ってX方向に移動されることにより、ポンプ本体2に対するフロート本体11のX方向の位置を調整可能に構成されている。また、環状部121は、モータフレーム21cの表面に沿ってポンプ本体2の回転軸21d(図3参照)の周りに回転されることにより、ポンプ本体2に対するフロート本体11のY方向の位置を調整可能に構成されている。接続支持部122は、棒部材12aを下方側から支持しており、棒部材12aが鉛直方向から傾くことがないように棒部材12aの向きを調整可能に構成されている。
〈ポンプ本体の構成〉
図3に示すポンプ本体2は、液面近傍の浮遊物(スカムなど)を吸引する吸引力を発生させるように構成されている。ポンプ本体2は、フロート1(図2参照)の直下に横向きで配置されている。詳細には、ポンプ本体2は、上記の通り、回転軸21dの中心軸線αが(略)水平方向(X方向)に延びるように配置されている。ポンプ本体2は、上下方向において、フロート1とオーバーラップしている(図2参照)。
ポンプ本体2は、モータ21と、遠心式の羽根車22とを備えている。モータ21は、固定子21aおよび回転子21bと、固定子21aおよび回転子21bを覆うモータフレーム21cと、回転軸21dとを含んでいる。羽根車22は、回転軸21dに取り付けられ、ポンプ室23に配置されている。
ポンプ本体2には、羽根車22のX1方向側に、羽根車22と対向して配置される吸込口24が設けられている。また、ポンプ本体2には、概して、羽根車22のY方向の一方側に吐出口24aが設けられている。また、吐出口24aには、吐出管25が下流側から接続されている。吐出管25は、吐出口24aから吐出された液体が流れるように構成されている。吐出管25は、モータ21のY方向の一方側にモータ21と横並びで配置され、X方向に延びている。吐出管25のX2方向の端部には、流出口25aが設けられている。吐出管25は、流出口25aの近傍(手前)でY方向に分岐しており、分岐部分25bには、再循環管部4の一端(上流側端部4a)が接続されている。なお、流出口25aには地上に繋がる管路(図示せず)がさらに接続されており、流出口25aから流出した浮遊物は、浮遊物を浄化する所定の処理設備(図示せず)に送られる。
ポンプ本体2は、たとえば、主に樹脂材料とステンレスなどの耐食性を有する金属材料とにより形成されており、ポンプとしては、比較的軽量のポンプである。ポンプ本体2は、原則、液体中に配置された状態で駆動される水中ポンプである。
なお、ポンプ本体2は、フロート1(図2参照)と比較した場合、フロート1よりも大きな重量を有している。また、ポンプ本体2は、上記の通り、フロート1の直下の位置に設けられている。したがって、ポンプ本体2は、自重により、液面に浮遊するフロート1に対して、フロート1の直下に位置し続けようとする。
すなわち、浮遊物除去装置100は、フロート1が液面に浮かべられた使用状態において、ポンプ本体2により、ポンプ本体2とフロート1との相互の位置(傾き)が保持されて装置全体が安定するように構成されている。これにより、浮遊物除去装置100は、吸入管3の浮遊物吸入部34を液面近傍の位置に保持し、浮遊物を吸引により除去する機能を発揮することが可能となる。
〈吸入管の構成〉
図4に示す吸入管3は、ポンプ本体2の吸引力により、液面上の浮遊物をポンプ本体2に導入する導入部としての機能を有している。吸入管3は、Y方向から見て、概して、L字形状に形成されている。
吸入管3は、第1管部31と、第2管部32と、接続部33と、浮遊物吸入部34とを備えている。
第1管部31は、ポンプ本体2のX1方向側に配置されている。第1管部31は、上下方向(Z方向)に直線状に延びている。第1管部31は、上流側端部31a(Z1方向端部)に浮遊物吸入部34が設けられている。
第2管部32は、横方向(X方向)に直線状に延びている。第2管部32は、下流側端部32a(X2方向端部)がポンプ本体2の吸込口24に接続されている。なお、第2管部32の横方向(X方向)の長さd1は、第1管部31の上下方向(Z方向)の長さd2よりも短い。
接続部33は、第1管部31の下流側端部31b(Z2方向端部)と、第2管部32の上流側端部32b(X1方向端部)とを滑らかに接続するように湾曲している。吸入管3は、接続部33により、吸入した浮遊物(液体を含む)の流れ方向を急変させることなく(流れを乱すことなく)、浮遊物をポンプ本体2に導いている。すなわち、吸入管3は、接続部33により、浮遊物(液体を含む)のエネルギー損失を抑制している。
浮遊物吸入部34は、吸入管3に浮遊物を取り込む入口部分である。浮遊物吸入部34の下流側から上流側に向かうほど(Z1方向に向かうほど)、開口面積の増加率が大きくなるように形成されている。すなわち、浮遊物吸入部34は、ベルマウス形状(ラッパ形状)に形成されている。
浮遊物吸入部34は、浮遊物吸入部34の開口を取り囲むように水平方向に延びる円環状のフランジ部34aを有している。フランジ部34aの上面は、略水平に配置されている。また、フランジ部34aの上面は、液面よりも僅かに低い高さ位置に配置されるように、液面レベル調整部12により調整されている。
図2に示すように、浮遊物吸入部34とフロート1との間の距離D1は、浮遊物吸入部34の平面視における外周部の直径D2(フランジ部34aの外径)よりも小さい。
また、浮遊物吸入部34とフロート1との間の距離D1は、フロート1が浮遊物の吸い込みを(略)妨げない最短距離以上の大きさである。すなわち、浮遊物吸入部34とフロート1とは、浮遊物吸入部34の周方向における流速が、フロート1によって不均一にならない程度の距離だけは少なくとも離間している。
ここで、一例ではあるが、吸入管3の内径は40mmに設定されている。また、第1管部31の上下方向(Z方向)の長さd2は235mmに設定されている。また、浮遊物吸入部34の上下方向(Z方向)の長さは25mmに設定されている。また、浮遊物吸入部34の外周部の外径は直径108mmに設定されている。また、浮遊物吸入部34の開口の直径は90mmに設定されている。また、図4に示すように、吸入管3の内側の湾曲径r1は25mmに設定されている。ここで、吸込管3の湾曲の設定は、吸込管3の内径と、浮遊物吸入部34の開口径を先ず決めて、それらを滑らかに繋げることにより行われる。また、吸入管3の外側の湾曲径r2は21mmに設定されている。また、吸入管3の厚み(r1-r2)は4mmに設定されている。また、浮遊物吸入部34の上下方向(Z方向)の大きさh1はr1と等しくなる。
〈再循環管部の構成〉
再循環管部4の上流側端部4aは、ポンプ本体2の吐出口24aから吐出された液体が流れる吐出管25(分岐部分25b)に接続されている。再循環管部4の下流側端部4bは、接続部33の近傍で吸入管3に接続(合流)されている。
そして、再循環管部4は、ポンプ本体の吐出口24aから吐出管25に吐出された液体の一部を吸入管3に再循環させるように構成されている。再循環管部4は、筒状のゴム材料により形成されている。なお、再循環管部4は、弾性を有する筒状の樹脂材料により形成されてもよい。
〈ノズルジェット部の構成〉
図4に示すように、ノズルジェット部5は、再循環管部4の下流側端部4bの近傍に配置されている。ノズルジェット部5は、再循環管部4よりも流路径が狭まる(絞られる)ように形成されている。これにより、ノズルジェット部5は、再循環管部4内よりも、浮遊物を含む液体の流速を、ノズルジェット部5内を通過する流速から、増加させるように構成されている。
(実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、単一のフロート1を備えることによって、従来のようなフロートが複数ある場合と比較して、装置構成を簡素化して、装置を小型化することができる。また、位置調整を要するフロート1の数を1つにすることができる。以上により、装置構成を簡素化して、装置を小型化することができるとともに、フロート1の浮遊位置の調整を容易に行うことができる。また、フロート1の直下の位置に重量物であるポンプ本体2が配置されるので、単一のフロート1であっても、液面に浮遊させた状態で装置全体を安定させることができる。また、ポンプ本体2を横向きで配置することによって、ポンプ本体を縦向きで配置する構成に比べて装置全体の上下方向の大きさを小さくすることができるので、水深が浅い場所でも浮遊物除去装置100を浮遊させることができる。
本実施形態では、上記のように、ポンプ本体2は、固定子21aおよび回転子21bと、固定子21aおよび回転子21bを覆うモータフレーム21cとを有するモータ21を含み、フロート1は、モータフレーム21cに取り付けられている。これによって、ポンプ本体2の中で特に重量が大きいモータ21(モータフレーム21c)に対して、フロート1を取り付けることができるので、単一のフロート1であっても、液面に浮遊させた状態で装置全体をより安定させることができる。
本実施形態では、上記のように、浮遊物吸入部34は、浮遊物吸入部34の下流側から上流側に向かうほど、開口面積の増加率が大きくなるように形成されている。これによって、浮遊物吸入部34の浮遊物の流路に凹部(凸部)がある場合と比較して、浮遊物吸入部34に吸い込まれた浮遊物(液体を含む)の流れを乱すことなく、滑らかに浮遊物を吸入することができる。なお、この点は、後述する本発明の効果を確認するために行った実験により確認済みである。
本実施形態では、上記のように、浮遊物吸入部34は、浮遊物吸入部34の開口を取り囲むように水平方向に伸びる環状のフランジ部34aを含んでいる。これによって、フランジ部34aにより、液面に沿ったより広い範囲に浮遊物吸入部34を配置することができるので、より効果的に液面近傍の浮遊物を吸入することができる。
本実施形態では、上記のように、吸入管3は、上下方向に直線状に延びるとともに、上流側端部31aに浮遊物吸入部34が設けられる第1管部31と、横方向に直線状に延びるとともに、下流側端部32aがポンプ本体2に接続される第2管部32と、第1管部31の下流側端部31bと第2管部32の上流側端部32bとを滑らかに接続する湾曲した接続部33とを有する。これによって、第1管部31と第2管部32とが所定の角度(約90度の角度)を有した状態で直接接続される場合と比較して、接続部33により、第1管部31からの流れを略乱すことなく第2管部32に浮遊物を導くことができる。その結果、接続部33により、第1管部31と第2管部32との間における浮遊物(流体を含む)の流速の低下を抑制することができるので、第1管部31と第2管部32との上流側にある浮遊物吸入部34から、より効果的に浮遊物を吸入することができる。
本実施形態では、上記のように、第1管部31および第2管部32は、それぞれ、上下方向および横方向に直線状に延びるように形成され、第2管部32の横方向の長さd1は、第1管部31の上下方向の長さd2よりも短い。これによって、第2管部32を比較的短く形成することができるので、第2管部32における浮遊物(液体を含む)の圧力損失を抑制することができる。
本実施形態では、上記のように、上流側端部4aがポンプ本体2の吐出口24aから吐出された液体が流れる吐出管25に接続されるとともに、下流側端部4bが吸入管3に接続され、ポンプ本体2の吐出口24aから吐出された液体の一部を吸入管3に再循環させる再循環管部4と、再循環管部4の下流側端部4bの近傍に配置され、流路径が狭まり流速を増加させるノズルジェット部5とをさらに備える。これによって、ノズルジェット部5により、吸入管3内において局所的に浮遊物(液体を含む)の流速を増加させることができるので、流速が増加した流れにより、スカムなどの固形物を砕いて吸入管3の詰まりを抑制することができる。
本実施形態では、上記のように、浮遊物吸入部34とフロート1との間の距離D1は、浮遊物吸入部34の平面視における外周部の直径D2よりも小さいとともに、フロート1が浮遊物の吸い込みを妨げない最短距離以上の大きさである。これによって、浮遊物吸入部34とフロート1との間の距離が大きくなりすぎることによって、装置全体のバランスが崩れるのを抑制することができるとともに、効果的に浮遊物を吸い込める状態を維持することができる。
[実施例]
次に、図5~図9を参照して、実施例1~6について説明する。
〈実施例1~4〉
まず、実施例1~4について説明する。実施例1~4では、図5に示すような互いに異なる浮遊物吸入部を有する4種類の吸入管について説明する。
実施例1の浮遊物吸入部は、上記実施形態で説明したベルマウス形状を有している。なお、吸入管の上下方向の長さは260mmであり、吸入管の内径は40mmであり、浮遊物吸入部の外周部の外径は104mmである。なお、以下の実施例2~4も同様の大きさに形成されている。
実施例2の浮遊物吸入部は、上流側に向けて約45度の角度で広がるように形成されている。
実施例3の浮遊物吸入部は、下流側から上流側に向かうほど、開口面積の増加率が小さくなるように形成されている。また、実施例3の浮遊物吸入部は、浮遊物吸入部と上下方向に延びる第1管部との接続箇所にR形状を有している。
実施例4の浮遊物吸入部は、実施例3の浮遊物吸入部の類似形状であり、下流側から上流側に向かうほど、開口面積の増加率が小さくなるように形成されている。また、実施例4の浮遊物吸入部は、浮遊物吸入部と上下方向に延びる第1管部との接続箇所に角部を有している。
〈解析条件および境界条件〉
図6に解析条件および境界条件を示す。解析を行うための解析領域(吸入管の上部を配置する槽)を直径600mmで所定高さ(10+60mm、30+60mm、または、60+60mm)の円柱形状とした。解析領域の底面から吸入管の上面までの距離を60mmとした。また、液面を自由水位(すべり壁面)とし、側方および下方からの液体の流入条件をOpening(開状態)とした。
また、吸入管(吸入管の上端から260mm下方の位置)からの液体の流出条件を、0.05[m/min]、0.15[m/mi1n]および0.25[m/min]に変化させるとともに、水面から吸入管の上面までの距離を、10[mm]、30[mm]および60[mm]に変化させて、液面での平均流速[m/s]を取得する解析を行った。なお、後述する実施例5および6についても、同様の条件で解析を行った。
〈解析結果〉
図7に示すように、いずれの解析条件でも、ベルマウス形状の実施例1の平均流速が最も大きくなった。
〈実施例5および6〉
次に、実施例5および6について説明する。実施例5および6では、図8に示すような互いに異なる浮遊物吸入部を有する2種類の吸入管について説明する。
実施例5の浮遊物吸入部は、実施例1の浮遊物吸入部の類似形状(ベルマウス形状)である。なお、実施例5および6の吸入管は、浮遊物吸入部の外周部の外径が142mmである点を除き、上記実施例1~4と同様の大きさ(設定寸法)に形成されている。
実施例6の浮遊物吸入部は、上端にベルマウス形状部分を有しており、下流側からベルマウス形状部分に至るまでに、外方に膨らむ部分を有している。すなわち、実施例6の浮遊物吸入部は、全体としては、ベルマウス形状ではない。
〈解析結果〉
図9に示すように、いずれの解析条件でも、ベルマウス形状の実施例5の平均流速が最も大きくなった。
〈実施例1~6の評価〉
浮遊物吸入部の外周部の外径の大きさを変化させたとしてもベルマウス形状の浮遊物吸入部を有する吸入管(実施例1および5の吸入管)の平均流速が最も大きくなることがわかった。すなわち、浮遊物吸入部により浮遊物を吸入するためには、浮遊物吸入部をベルマウス形状に形成することが好ましいことがわかった。なお、図7に示す「非常に速い」、「早い」、「普通」、「遅い」という記載は、同一条件下で実施例1~4の平均流速を比較するために用いた表現であり、所定の基準に対する流速を示すものではない。同様に、図9に示す「速い」、「遅い」という記載は、同一条件下で実施例5および6の平均流速を比較するために用いた表現であり、所定の基準に対する流速を示すものではない。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態(実施例)は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態(実施例)の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、本発明では、上記実施形態で示した浮遊物吸入部の形状に限られることなく、浮遊物を吸い込み可能であるならば、浮遊物吸入部を円筒形状などのいかなる形状に形成してもよい。
また、上記実施形態では、吸入管の形状を、概して、側面視でL字形状に形成した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、吸入管の形状を直線形状などのL字形状以外の形状に形成してもよい。
また、上記実施形態では、フロートを、モータ筐体に取り付けた例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、フロートを、吐出管などのモータ筐体以外の部分に取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、再循環管部およびノズルジェット部を備える例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、再循環管部およびノズルジェット部を備えていなくてもよい。
また、上記実施形態では、吸入管がフランジ部を備える例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、吸入管がフランジ部を備えていなくてもよい。
また、上記実施形態では、ポンプ本体を、回転軸が水平方向に延びるように配置した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、ポンプ本体が横向きで配置されているのであれば、ポンプ本体を、回転軸が水平方向に対して(僅かに)傾斜するように配置していてもよい。
また、上記実施形態では、フロートを発泡材料により形成した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、フロートを発泡材料以外の樹脂材料により形成してもよい。
1 フロート
2 ポンプ本体
3 吸入管
4 再循環管部
4a (再循環管部の)上流側端部
4b (再循環管部の)下流側端部
5 ノズルジェット部
21 モータ
21a 固定子
21b 回転子
21c モータフレーム(モータ筐体)
24a 吐出口
25 吐出管
31 第1管部
31a (第1管部の)上流側端部
31b (第1管部の)下流側端部
32 第2管部
32a (第2管部の)下流側端部
32b (第2管部の)上流側端部
33 接続部
34 浮遊物吸入部
34a フランジ部
100 浮遊物吸入装置

Claims (6)

  1. 液面に浮かぶ単一のフロートと、
    前記フロートの直下に横向きで配置され、前記フロートが取り付けられるとともに、液面近傍の浮遊物を吸引する吸引力を発生させるポンプ本体と、
    液面近傍に配置される浮遊物吸入部を有し、前記ポンプ本体に横方向から接続される吸入管と、を備え
    前記浮遊物吸入部は、前記浮遊物吸入部の下流側から上流側に向かうほど、開口面積の増加率が大きくなるように形成されているとともに、前記浮遊物吸入部の開口を取り囲むように水平方向に伸びる環状のフランジ部を含んでいる、浮遊物除去装置。
  2. 前記ポンプ本体は、固定子および回転子と、前記固定子および前記回転子を覆うモータ筐体とを有するモータを含み、
    前記フロートは、前記モータ筐体に取り付けられている、請求項1に記載の浮遊物除去装置。
  3. 前記吸入管は、上下方向に直線状に延びるとともに、上流側端部に前記浮遊物吸入部が設けられる第1管部と、横方向に直線状に延びるとともに、下流側端部が前記ポンプ本体に接続される第2管部と、前記第1管部の下流側端部と前記第2管部の上流側端部とを接続する湾曲した接続部とを有する、請求項1または2に記載の浮遊物除去装置。
  4. 前記第1管部および前記第2管部は、それぞれ、上下方向および横方向に直線状に延びるように形成され、
    前記第2管部の横方向の長さは、前記第1管部の上下方向の長さよりも短い、請求項に記載の浮遊物除去装置。
  5. 液面に浮かぶ単一のフロートと、
    前記フロートの直下に横向きで配置され、前記フロートが取り付けられるとともに、液面近傍の浮遊物を吸引する吸引力を発生させるポンプ本体と、
    液面近傍に配置される浮遊物吸入部を有し、前記ポンプ本体に横方向から接続される吸入管と、
    上流側端部が前記ポンプ本体の吐出口から吐出された液体が流れる吐出管に接続されるとともに、下流側端部が前記吸入管に接続され、前記ポンプ本体の吐出口から吐出された液体の一部を前記吸入管に再循環させる再循環管部と、
    前記再循環管部の下流側端部に配置され、流路径が狭まり流速を増加させるノズルジェット部とを備える、浮遊物除去装置。
  6. 前記浮遊物吸入部と前記フロートとの間の距離は、前記浮遊物吸入部の平面視における外周部の直径よりも小さい、請求項1~のいずれか1項に記載の浮遊物除去装置。
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