JP7186943B1 - 動画を用いた服薬指導システム - Google Patents

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Abstract

【課題】薬局等における服薬指導のためのシステム、方法、及びプログラムに関し、薬局等での薬剤師による服薬指導を端末装置から何度でも見返すことができるようにする。【解決手段】薬剤師110による患者111に対する服薬指導の様子を動画として撮像する撮像装置103と、撮像装置103が撮像した服薬指導の動画を、患者111側の指示に基づいて患者111側が操作する端末装置201のディスプレイに再生する服薬指導制御装置101と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、薬局等における服薬指導のためのシステム、方法、及びプログラムに関する。
病院等で診察を受けた患者が、薬局等において処方箋で指示された薬をもらう時には、調剤明細書と薬剤情報提供書が薬剤師より患者に渡される。薬剤情報提供書には、薬の名前、薬の写真、効能等が記載され、調剤明細書には、点数が書かれている。患者が薬をもらう時に、薬剤情報提供書が示す内容をしっかりと確認し、不安に思うことや不明な点が無いように、薬剤師が渡す薬について逐一説明することが一般的である。
ここで、紙の薬剤情報提供書は紛失し易く汚れや破損にも弱いことに鑑み、従来、患者が受取った処方薬品に関する諸情報を、紙媒体に記載された表記情報に依存することなく、携帯端末から何時でも取得できる環境を実現した処方薬品情報閲覧技術が開示されている(例えば特許文献1に記載の技術)。
特開2007-007286号公報
しかしながら、紙/オンラインを問わず、薬剤情報提供書等に記載されている内容だけでは、薬をどのように飲んだらよいか等を理解することは難しい。一方、特に高齢の患者等は、薬局等で薬剤師による服薬指導を受けただけでは、帰宅したときにその指導内容を忘れてしまい、正しい薬の服用ができない場合もあるといった課題があった。
そこで、本発明は、薬局等での薬剤師による服薬指導をスマートフォンやPC等の端末装置から何度でも見返すことができるようにすることを目的とする。
態様の一例の服薬指導システムは、
薬剤師による患者に対する服薬指導の様子を動画として撮像し対応する動画データを出力する撮像装置と、
前記撮像装置が出力した前記動画データに対応する動画を、前記患者側の指示に基づいて前記患者側が操作する端末装置のディスプレイに再生する服薬指導制御装置と、
を備え
前記服薬指導制御装置は、
インターネットからアクセス可能であって、前記動画データと前記動画データを一意に特定する動画IDの組を記憶する動画データベースと、印刷機とを備え、
1つの前記動画IDを生成すると共に、前記動画データベース内の前記生成した動画IDに対応する前記動画データにアクセスするための動画アクセス情報を含む二次元コードデータを生成し、
前記二次元コードデータに対応する二次元コードが記載された用紙を前記印刷機に印刷させ、
前記薬剤師が前記患者に対して行った前記服薬指導の様子を前記撮像装置が撮像した動画に対応する前記動画データを、前記生成した動画IDと組で、前記動画データベースに登録する、
服薬指導動画撮像処理を実行し、
前記端末装置は、
前記患者側の指示に基づいて、前記用紙に記載された前記二次元コードを読取ることにより前記動画アクセス情報を取得し、
前記動画データベースに対して、前記取得した動画アクセス情報に対応する前記動画データを要求し、
前記動画データベースから返送された前記動画データに対応する前記服薬指導の動画を前記端末装置のディスプレイに再生する、
服薬指導動画再生処理を実行する。
また、態様の別な一例の服薬指導システムは、
薬剤師による患者に対する服薬指導の様子を動画として撮像し対応する動画データを出力する撮像装置と、
前記撮像装置が出力した前記動画データに対応する動画を、前記患者側の指示に基づいて前記患者側が操作する端末装置のディスプレイに再生する服薬指導制御装置と、
を備え、
前記服薬指導制御装置は、
少なくとも、前記患者を一意に特定する個人情報と、メッセージングシステムにおける前記患者のアカウントに対応するアカウント情報とを、組で記憶する患者データベースを備え、
前記薬剤師に処方箋の記載に基づいて前記患者の個人情報を指定させ、
前記薬剤師に指定させた前記患者の個人情報に対応する前記アカウント情報を前記患者データベースから取得し、
前記薬剤師が前記患者に対して行った前記処方箋に対応する前記服薬指導の様子を前記撮像装置が撮像した動画に対応する動画データを、前記メッセージングシステムの前記取得したアカウント情報に対応する前記患者のアカウントに投稿する、
服薬指導動画撮像・投稿処理を実行し、
前記端末装置は、前記患者側の指示に基づいて、前記メッセージングシステムにおいて前記患者のアカウントに投稿された前記動画データに対応する前記服薬指導の動画を前記端末装置のディスプレイに再生する服薬指導動画再生処理を実行する。
本発明によれば、薬局等での薬剤師による服薬指導をスマートフォンやPC等の端末装置から何度でも見返すことが可能となる。
図1は第1の実施形態における服薬指導動画撮像処理システムのブロック図である。 図2は第1の実施形態における服薬指導動画再生処理システムのブロック図である。 図3はパーソナルコンピュータ又は携帯端末装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は第1の実施形態における動画データベースのデータ構成例を示す図である。 図5は第1の実施形態における服薬指導動画撮像処理の例を示すフローチャートである。 図6は第1の実施形態における服薬指導動画再生処理の例を示すフローチャートである。 図7は第2の実施形態における服薬指導動画撮像・投稿処理システムのブロック図である。 図8は第2の実施形態における患者データベースのデータ構成例を示す図である。 図9は第2の実施形態における服薬指導動画撮像・投稿処理の例を示すフローチャートである。 図10(a)は第3の実施形態における卓上型動画撮像装置の構成例を示す図、図10(b)は液晶ディスプレイの表示例である。 図11は第3の実施形態における服薬指導動画撮像処理の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下「本実施形態」と記載)について図面を参照しながら詳細に説明する。本発明による服薬指導システムの実施形態は、薬剤師による患者に対する服薬指導の様子(例えば、薬剤師が患者に対して薬剤の詳細、服用方法、使用方法、注意事項等を説明して薬剤を提供するまでの様子)を動画として撮像する撮像装置と、撮像装置が撮像した服薬指導の動画を、患者の指示に基づいて患者が操作する端末装置のディスプレイに再生する服薬指導制御装置と、を備えるものである。これにより、患者は、薬局等での薬剤師による服薬指導を、自身が所有する端末装置である例えばスマートフォン、タブレット、ノートPC等の携帯端末装置から、何度でも見返すことが可能となる。本実施形態は、患者に、服薬指導に基づく安心、安全を提供するものとなり得る。
上記実施形態を実現するための第1の実施形態から第3の実施形態について、以下に順次説明する。まず、服薬指導システムの第1の実施形態について説明する。服薬指導システムの第1の実施形態は、図1に示す服薬指導動画撮像処理システム100と、図2に示す服薬指導動画再生処理システム200とからなる。これらのシステム100、200は、Webカメラ103からなる前述した撮像装置と、パーソナルコンピュータ101、プリンタ102、動画データベース106及び動画サーバコンピュータ105を含む服薬指導制御装置と、携帯端末装置201からなる端末装置とによって実現される。図1は、服薬指導システムの第1の実施形態における服薬指導動画撮像処理システム100のブロック図である。
服薬指導動画撮像処理システム100は、前述した服薬指導制御装置の一部であるパーソナルコンピュータ101及びプリンタ102と、前述した撮像装置であるWebカメラ103と、パーソナルコンピュータ101、プリンタ102、及びWebカメラ103を有線又は無線のローカルエリアネットワーク(LAN)によって相互に結ぶ薬局内LAN104と、薬局内LAN104に接続されるインターネット107と、インターネット107からアクセス可能な動画データベース106を備えた動画サーバコンピュータ105とから構成される。
薬剤師110は、パーソナルコンピュータ101を操作することにより、プリンタ102から、処方箋に基づいて調合した薬の薬剤情報提供書108を印刷した上で、患者111に対して服薬指導を行う。このとき、薬剤情報提供書108には、二次元コードである例えばQRコード(登録商標)109が併せて印刷される。
Webカメラ103は、薬剤師110による患者111に対する服薬指導を動画撮影し、その結果得られる動画データを薬局内LAN104からインターネット107を介して動画サーバコンピュータ105が備える動画データベース106に登録する。
図2は、第1の実施形態における服薬指導動画再生処理システム200のブロック図である。服薬指導動画再生処理システム200は、前述した端末装置である例えば患者111が所有するスマートフォン等の携帯端末装置201と、携帯端末装置201からアクセスされるインターネット107と、インターネット107からアクセス可能な動画データベース106を備えた動画サーバコンピュータ105とから構成される。
患者111は、薬局等でもらった薬剤情報提供書108に印刷されているQRコード109を、携帯端末装置201でQRコードイメージ202として読取り、この情報に基づいてインターネット107を介して動画サーバコンピュータ105が備える動画データベース106にアクセスする(図2の204)。
この結果、動画データベース106からインターネット107を介して患者111が操作する携帯端末装置201に動画データがダウンロードされる。この結果、携帯端末装置201のディスプレイに、薬局での薬剤師110による患者111への服薬指導(図1参照)の様子をWebカメラ103(図1)で撮像した服薬指導動画203が再生される。
このようにして患者111は、薬局等での薬剤師110による服薬指導を携帯端末装置201から何度でも見返すことが可能となる。
図3は、図1のパーソナルコンピュータ101又は図2の携帯端末装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。
CPU(中央演算処理装置)301は、ROM(リードオンリーメモリ)302に記憶された後述する図5又は図6のフローチャートで例示される処理プログラムをRAM(ランダムアクセスメモリ)303に読み出して実行する。
外部記憶装置304は、例えば後述する動画データを一時的に保持する。
入出力装置305は、図3が例えば図1のパーソナルコンピュータ101である場合には、例えば、キーボード又はマウス等の入力装置や、ディスプレイ又はプリンタ102(図1)等の出力装置である。
また、図3が例えば図2の携帯端末装置201である場合には、入出力装置305は例えば、タッチパネルディスプレイ等の入出力装置又はスピーカ等の出力装置である。
ネットワークインタフェース306は、図3が例えば図1のパーソナルコンピュータ101である場合には、図1の薬局内LAN104とパーソナルコンピュータ101を接続するための有線LAN接続装置又は無線LAN接続装置である。
また、図3が例えば図2の携帯端末装置201である場合には、ネットワークインタフェース306は、携帯端末装置201をインターネット107と接続するための無線インターネット接続装置である。
CPU301、ROM302、RAM303、外部記憶装置304、入出力装置305、及びネットワークインタフェース306は、システムバス307によって相互に接続されている。
図4は、図1の動画サーバコンピュータ105が備える動画データベース106のデータ構成例を示す図である。動画データベース106には、後述する動画IDと図1のWebカメラ103によって撮像されて得られる動画データとが組で形成されるレコードが、複数組登録される。
図5は、服薬指導システムの第1の実施形態における図1の服薬指導動画撮像処理システム100が実行する服薬指導動画撮像処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図1のパーソナルコンピュータ101に対応する図3のハードウェア構成において、CPU301がROM302に記憶された服薬指導動画撮像処理プログラムをRAM303に読み出して実行する処理である。この処理は、薬剤師110が患者111から処方箋を受け付け薬の調剤が完了する毎に、薬剤師110がパーソナルコンピュータ101のキーボードやマウス等の入出力装置305を操作することにより、起動される。以下、特には言及しない場合には図1及び図3の構成を参照するものとする。
まず、CPU301は、パーソナルコンピュータ101を操作する薬剤師110に、キーボード、マウス、ディスプレイ等の入出力装置305によって、1つの処方箋の情報を入力させる(図5のステップS501)。
次に、CPU301は、ステップS501で入力させた1つの処方箋に対応して、1つの動画IDを生成する(図5のステップS502)。動画IDとしては、他の動画IDと重ならないものであれば、日付、時刻、実行されるプログラムのプロセスID等を組み合わせることにより任意のものが生成されてよい。
続いて、CPU301は、次の図5のステップS504で印刷される薬剤情報提供書108に記載されるべき二次元コードである例えばQRコード109(図1)に対応する二次元コードデータである例えばQRコードデータを生成する(図5のステップS503)。このQRコードデータは、動画アクセス情報として、例えば、インターネット107を介して動画サーバコンピュータ105にアクセスするためのURL(Uniformed Resource Locator)情報と、動画サーバコンピュータ105が備える動画データベース106上で図5のステップS502で生成された動画IDを含むレコードを検索するための例えばリレーショナルデータベース言語SQLによる検索命令文字列を含む。
その後、CPU301は、パーソナルコンピュータ101を操作する薬剤師110に、ステップS503で生成されたQRコードデータに対応するQRコード109(図1)が記載された薬剤情報提供書108を印刷させる(図5のステップS504)。
そして、例えば薬剤師110がパーソナルコンピュータ101のキーボードやマウス等の入出力装置305において特定の操作を行うことにより、CPU301は、薬局内LAN104を介してWebカメラ103に対して、薬剤師110による患者111への服薬指導動画の撮像を開始させる(図5のステップS505)。
その後、薬剤師110は患者111に対して服薬指導を行う。
その間、CPU301は、例えば薬剤師110がパーソナルコンピュータ101のキーボードやマウス等の入出力装置305において特定の操作を行うことにより撮像の終了を指示したか否かを判定し続ける(図5のステップS506の判定がNOの繰返し処理)。
ステップS506の判定がNOならば、CPU301は、Webカメラ103が撮像した動画データを、薬局内LAN104を介して外部記憶装置304に記憶する(図5のステップS507)。その後、CPU301は、ステップS506の判定処理に戻る。
薬剤師110が撮像の終了を指示することによりステップS506の判定がYESになると、CPU301は、ステップS507の処理の繰返しにより外部記憶装置304に記憶された1回分の服薬指導に対応する動画データを、ステップS502で生成した動画IDと組で出力させ、図4のデータ構成例を有する動画データベース106に、新たなレコードとして登録する(図5のステップS508)。その後、CPU301は、図5のフローチャートで例示される服薬指導動画撮像処理を終了する。
図6は、服薬指導システムの第1の実施形態における図2の服薬指導動画再生処理システム200が実行する服薬指導動画再生処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図2の携帯端末装置201に対応する図3のハードウェア構成において、CPU301がROM302に記憶された服薬指導動画再生処理プログラムをRAM303に読み出して実行する処理である。この処理は、患者111が入出力装置305であるタッチパネルディスプレイに表示されている当該処理を実行するアプリケーションプログラム(以下「アプリ」と略称する)をタップすることにより、起動される。以下、特には言及しない場合には図2及び図3の構成を参照するものとする。
まず、CPU301は、患者111の操作に基づいて、前記端末装置は、薬剤情報提供書108に印刷されているQRコード109の読込み操作を完了したか否かを判定し続ける(図6のステップS601の判定がNOの繰返し処理)。患者111は、上記アプリのタップにより起動される携帯端末装置201の例えば背面カメラの撮像画像をタッチパネルディスプレイで確認しながら、薬剤情報提供書108上のQRコード109がタッチパネルディスプレイ画面に表示されている枠内に入るように撮像位置を調整する。QRコード109が上記枠内に入ってオートフォーカス機能により焦点が合うと、QRコード109が携帯端末装置201に読み込まれる。
その結果、ステップS601の判定がYESになると、CPU301は、読み込まれたQRコード109を解読して、それに含まれている動画アクセス情報を取得する(図6のステップS602)。
続いて、CPU301は、ステップS602で取得した動画アクセス情報に基づいて、インターネット107を介して、動画サーバコンピュータ105が備える動画データベース106に対して、動画アクセス情報に含まれる動画IDに対応する動画データ(図4参照)を要求する(図6のステップS603)。
そして、CPU301は、動画データベース106から返送された動画データを順次取得しながら例えばストリーミング再生することにより、その動画データに対応する薬剤師110による患者111に対する服薬指導の動画を携帯端末装置201のタッチパネルディスプレイに順次再生する(図6のステップS604)。
その間、CPU301は、患者111がタッチパネルディスプレイに対して特には図示しない動画保存ボタンをタップすることにより、服薬指導動画203の保存要求が発生したか否かを判定する(図6のステップS605)。
ステップS605の判定がYESになると、CPU301は、ステップS604で取得した動画データを外部記憶装置304に保存し、後から繰り返し再生できるようにする(図6のステップS606)。
ステップS605の判定がNOならば、CPU301は、ステップS606の保存処理はスキップする。
更に、CPU301は、患者111がタッチパネルディスプレイに対して特には図示しない再生終了ボタンをタップすることにより、服薬指導動画203の再生終了要求が発生したか否かを判定する(図6のステップS607)。
ステップS607の判定がNOならば、CPU301は、ステップS604の処理に戻って、服薬指導動画203の再生を続行する。
ステップS607の判定がYESになると、CPU301は、図6のフローチャートで例示される服薬指導動画撮像処理を実行するアプリの処理を終了する。
上述の服薬指導システムの第1の実施形態において、動画サーバコンピュータ105の記憶容量を圧迫しないように、動画データベース106に所定期間(例えば1ヶ月間)登録されている動画IDと動画データの組のレコードは、削除されるようにしてもよい。又は、患者111が図6のステップS606で服薬指導動画203の動画データを携帯端末装置201に保存した時点で、動画データベース106上の該当するレコードを削除するようにしてもよい。
次に、服薬指導システムの第2の実施形態について説明する。服薬指導システムの第2の実施形態は、図7に示す服薬指導動画撮像・投稿処理システム700のみからなる。当該システム700は、Webカメラ103からなる撮像装置と、パーソナルコンピュータ701、プリンタ102、患者データベース703及び患者サーバコンピュータ702を含む服薬指導制御装置と、携帯端末装置201からなる端末装置とによって実現される。第2の実施形態では、患者111はQRコードの読込み操作を行う必要はなく、撮像された薬剤師110による患者111に対する服薬指導動画203が、その患者111が予め登録してあるメッセージングシステムのアカウントに投稿され、患者111は携帯端末装置201で普段使い慣れているメッセージングアプリを起動することにより、服薬指導動画203を再生することができる。
図7は、服薬指導システムの第2の実施形態における服薬指導動画撮像・投稿処理システム700のブロック図である。図7において、図1の場合と同じ番号が付されたブロックは、図1の場合と同じ機能を備える。
図7において、701はパーソナルコンピュータであり、第1の実施形態に係る図3と同様のハードウェア構成例を有する。702は患者サーバコンピュータ、703は患者サーバコンピュータ702が備える患者データベースである。
図8は、服薬指導システムの第2の実施形態において図7の患者サーバコンピュータ702が備える患者データベース703のデータ構成例を示す図である。患者データベース703には、患者111の個人情報である例えば患者名と住所と患者111が利用しているメッセージングシステムのアカウント情報とが組で形成されるレコードが、複数組登録される。
メッセージングシステムとしては、例えばLINE社が提供するメッセージングシステムLINEを利用することができ、その場合のアカウント情報としてはLINE IDが使用される。その他、メッセージングシステムとしては、米国メタ・プラットフォームズ社が提供するFacebook Messengerや、キプロスバイバー・メディア社が提供するViber等を利用することができる。
図9は、服薬指導システムの第2の実施形態における服薬指導動画撮像・投稿処理システム700が実行する服薬指導動画撮像・投稿処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図7のパーソナルコンピュータ701に対応する図3のハードウェア構成において、CPU301がROM302に記憶された服薬指導動画撮像・投稿処理プログラムをRAM303に読み出して実行する処理である。この処理は、薬剤師110が患者111から処方箋を受け付け薬の調剤が完了する毎に、薬剤師110がパーソナルコンピュータ701のキーボードやマウス等の入出力装置305を操作することにより、起動される。以下、特には言及しない場合には図7及び図3の構成を参照するものとする。
まず、CPU301は、パーソナルコンピュータ701を操作する薬剤師110に、キーボード、マウス、ディスプレイ等の入出力装置305によって、患者111の個人情報、例えば患者名と住所を指定させる(図9のステップS901)。
次に、CPU301は、インターネット107を介して患者サーバコンピュータ702が備える患者データベース703にアクセスし、ステップS901で指定させた患者111の個人情報に対応するアカウント情報(図8参照)を取得する(図9のステップS902)。
続いて、例えば薬剤師110がパーソナルコンピュータ701のキーボードやマウス等の入出力装置305において特定の操作を行うことにより、CPU301は、薬局内LAN104を介してWebカメラ103に対して、薬剤師110による患者111への服薬指導動画の撮像を開始させる(図9のステップS903)。
その後、薬剤師110は患者111に対して服薬指導を行う。
その間、CPU301は、例えば薬剤師110がパーソナルコンピュータ701のキーボードやマウス等の入出力装置305において特定の操作を行うことにより撮像の終了を指示したか否かを判定し続ける(図9のステップS904の判定がNOの繰返し処理)。
ステップS904の判定がNOならば、CPU301は、Webカメラ103が撮像した動画データを、薬局内LAN104を介して外部記憶装置304に記憶する(図9のステップS905)。その後、CPU301は、ステップS905の判定処理に戻る。
薬剤師110が撮像の終了を指示することによりステップS904の判定がYESになると、CPU301は、ステップS905の処理の繰返しにより外部記憶装置304に記憶された1回分の服薬指導に対応する動画データを、ステップS902で取得しているメッセージングシステムのアカウント情報に対応する当該メッセージングシステムの患者111のアカウントに投稿する(図9のステップS906)。その後、CPU301は、図9のフローチャートで例示される服薬指導動画撮像・投稿処理を終了する。
患者111は、携帯端末装置201のメッセージングアプリを起動すると、又は自動通知機能により、当該メッセージングアプリに服薬指導動画が届いていることを知ることができる。患者111は、当該メッセージングアプリ上の該当する通知をタップすることにより、服薬指導動画を再生することができる。
上述の服薬指導システムの第2の実施形態において、メッセージングシステム上の動画データは、一般的に所定期間が経過すると削除される。そのため、患者111は、当該メッセージングシステム上の動画データを自身の携帯端末装置201に保存できる機能を備えていることが好ましい。
上述の服薬指導システムの第2の実施形態において、メッセージングシステムへの動画データの投稿は、図7のパーソナルコンピュータ701ではなく、例えば患者サーバコンピュータ702等の外部サーバコンピュータを介して行うようにしてもよい。これにより、1つの薬局内の複数のパーソナルコンピュータ701の運用や更には複数の薬局の運用のもとで、メッセージングシステムへの動画データの投稿を集中して効率的に行うことが可能となる。
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、図1に示される第1の実施形態における、Webカメラ(図1ではWebカメラ103)と、QRコード109を印刷するプリンタ(図1ではプリンタ102)の別の実施形態である。第3の実施形態では、図1のWebカメラ103とプリンタ102に対応する機能が、図10(a)に示す卓上型動画撮像装置1000として実施される。
図10(a)において、卓上型動画撮像装置1000は、薬剤師110が患者111に服薬指導を行うカウンタ(又はデスク)上に置かれ、第1の実施形態で説明した動作の撮像とQRコード109の印刷を行う機能を有する。
図10(a)において、卓上型動画撮像装置1000は、立方体形状の本体(筐体)1001と、本体1001にCの方向に回転可能に取り付けられるカメラアーム1002(#1及び#2)と、カメラアーム1002(#1)及びカメラアーム1002(#2)をAの方向に回転可能に接続するヒンジ部1003(#1)と、カメラ部1004と、カメラ部1004をBの方向に回転可能にカメラアーム1002(#2)に接続するヒンジ部1003(#2)と、本体1001の側面に設置される液晶ディスプレイ1005及びQRコードプリント部1006(二次元コード印刷部)と、夫々本体1001の上面に設置され、動作の撮像開始及び終了を夫々指示するスタートボタン1007及びストップボタン1008と、QRコード109(図1参照)を発行するためのQRコード印刷ボタン1009と、USB(Universal Serial Bus)ケーブル1010及びUSBケーブル1010に接続され本体1001を図1と同様のパーソナルコンピュータ101のUSB端子に接続するためのUSBコネクタ1011とを備えて構成される。なお、カメラアーム1002(#1及び#2)には、本体1001とカメラ部1004とを電気的に接続するための配線が内蔵されている。
第3の実施形態では、薬剤師110(図1参照)は、図10(a)の構成例を有する卓上型動画撮像装置1000を、服薬指導を行うカウンタ(又はデスク)上に置く。次に、薬剤師110は、図10(a)の本体1001の側面の液晶ディスプレイ1005上で、図10(b)に示されるように、服薬指導を行う薬袋1023(#1又は#2等)上に置いた医薬品1024(#1又は#2等)と、薬剤師110及び患者111(図1参照)の手先1021及び1022が、液晶ディスプレイ1005の黒枠1020(#1、#2、#3、#4)内に表示されるように、カメラアーム1002(#1及び#2)及びカメラ部1004の回転角を手で持って調整する。
次に、薬剤師110が、本体1001の上面のスタートボタン1007を押すと、服薬指導時の様子が動画として撮像開始される。動画は、液晶ディスプレイ1005に図10(b)のようなイメージとして表示される。液晶ディスプレイ1005上での動画の様子は確認のためにだいたいの感じがわかればよいので、動画の解像度は高くなくてよい。
服薬指導が終了すると、薬剤師110は、本体1001の上面のストップボタン1008を押すことにより、服薬指導時の動画の撮像が終了する。その後、薬剤師110は、患者111に、後で動画を確認したいかどうかを尋ねる。患者111が後で動画を確認したいと要望した場合には、薬剤師110は、本体1001の上面のQRコード印刷ボタン1009を押す。この結果、本体1001の側面のQRコードプリント部1006から、動画にアクセスするための第1の実施形態に係る図1で説明したQRコード109が記載されたシール紙が2部印刷される。薬剤師110は、QRコード109が記載されたシール紙を、例えば図1のプリンタ102から別途印刷された処方箋の裏面と、お薬手帳に、1部ずつ貼って、患者111に渡す。患者111は、第1の実施形態に係る図2で説明したようにして、例えば帰宅後に、自身の携帯端末装置201によってQRコード109を読み取って動画を再生する。患者111が後で動画を確認したいと要望しなかった場合には、薬剤師110は、本体1001の上面のQRコード印刷ボタン1009は押さずに、服薬指導を終了する。この場合、QRコード109が記載されたシール紙は印刷されない。
卓上型動画撮像装置1000の本体1001内には、例えば図3で前述したのと同様のハードウェア構成を有する特には図示しない制御部が内蔵されている。この場合、図3のCPU301が、第1の実施形態の場合と同様に、図3のROM302に記憶された服薬指導動画撮像処理プログラムをRAM303に読み出して実行することにより、カメラ部1004による動画の撮像とQRコードプリント部1006によるQRコード109が記載されたシール紙の印刷の制御を実行する。この処理の詳細については、図11のフローチャートを用いて説明する。
図3の外部記憶装置304は、撮像された動画を一時的に記憶するために使用される。また、図3の入出力装置305は、図10の液晶ディスプレイ1005及びQRコードプリント部1006として機能する。更に、ネットワークインタフェース306は、図10のUSBケーブル1010及びUSBコネクタ1011のインタフェース部として機能する。
図11は、服薬指導システムの第3の実施形態における図10(a)の卓上型動画撮像装置1000が実行する服薬指導動画撮像処理の例を示すフローチャートである。この処理は、図10(a)の本体1001に内蔵される図3のハードウェア構成例を有する制御部において、CPU301がROM302に記憶された服薬指導動画撮像処理プログラムをRAM303に読み出して実行する処理である。
卓上型動画撮像装置1000の電源が投入された後、まずCPU301は、図10(a)のカメラ部1004による撮像画像を、図3の本体1001の側面の液晶ディスプレイ1005に映し出している。薬剤師110(図1参照)は、この画面を見ながら、前述したように、図10(a)の本体1001の側面の液晶ディスプレイ1005上で、図10(b)に示されるように、服薬指導を行う薬袋1023(#1又は#2等)上に置いた医薬品1024(#1又は#2等)と、薬剤師110及び患者111(図1参照)の手先1021及び1022のみが、黒枠1020(#1、#2、#3、#4)内に表示されるように、カメラアーム1002(#1及び#2)及びカメラ部1004の回転角を手で持って調整する。
このとき同時に、CPU301は、薬剤師110によって図3の本体1001の上面のスタートボタン1007が押されることによって撮像開始が指示されたか否かを判定している(図11のステップS1101の判定がNOの繰返し)。
薬剤師110がスタートボタン1007を押して撮像開始が指示されると、CPU301は、図10(a)のカメラ部1004で撮像された服薬指導の動画を、図3の外部記憶装置304に撮像データとして記憶する動作を開始する(図11のステップS1102)。
その後、CPU301は、例えば薬剤師110が図10(a)の本体1001の上面のストップボタン1008を押すことにより撮像の終了を指示したか否かを判定し続ける(図11のステップS1103の判定がNOの繰返し処理)。
ステップS1103の判定がNOならば、CPU301は、図10(a)のカメラ部1004が撮像した動画データを、図10(a)の本体1001に内蔵される図3の外部記憶装置304に記憶する(図11のステップS1104)。その後、CPU301は、図11のステップS1103の判定処理に戻る。
薬剤師110がストップボタン1008を押すことによりステップS1103の判定がYESになると、CPU301は続けて所定時間(例えば1分)以内に、薬剤師110が前述した患者111の要望により本体1001の上面のQRコード印刷ボタン1009を押したか否かを判定する(図11のステップS1105)。
薬剤師110がQRコード印刷ボタン1009を押することによりステップS1105の判定がYESになると、CPU301はまず、1つの動画IDを生成する(図11のステップS1106)。動画IDは、第1の実施形態で説明した図5のステップS502で生成されるものと同じでよい。
続いて、CPU301は、次の図11のステップS1108で印刷されるQRコード109(図1参照)に対応するQRコードデータを生成する(図11のステップS1107)。このQRコードデータは、第1の実施形態において図5のステップS503で説明したように、動画アクセス情報として、例えば、図1のインターネット107を介して動画サーバコンピュータ105にアクセスするためのURL情報と、図1の動画サーバコンピュータ105が備える動画データベース106上で図11のステップS1106で生成された動画IDを含むレコードを検索するための例えばリレーショナルデータベース言語SQLによる検索命令文字列を含む。
その後、CPU301は、図11のステップS1107で生成されたQRコードデータに対応するQRコード109(図1)が記載されたシール紙を、図10(a)の本体1001の側面のQRコードプリント部1006に、前述したように2部印刷させる(図11のステップS1108)。
続いて、CPU301は、前述した図11のステップS1104の処理の繰返しにより外部記憶装置304に記憶された1回分の服薬指導に対応する動画データを、図3のネットワークインタフェース306から図10(a)のUSBケーブル1010及びUSBコネクタ1011を介して、第1の実施形態で説明した図1と同様のパーソナルコンピュータ101に転送する。そして、CPU301は、パーソナルコンピュータ101に、第1の実施形態の場合と同様に、上記動画データと動画IDの組を、第1の実施形態で説明した図4のデータ構成例を有する図1の動画データベース106に、新たなレコードとして登録することを指示する(以上、図11のステップS1109)。
最後に、CPU301は、図10(a)のカメラ部1004における撮像動作を終了し、図3の外部記憶装置304に一時記憶された動画データを破棄する(図11のステップS1110)。
薬剤師110がQRコード印刷ボタン1009を押さないことによりステップS1105の判定がNOになった場合は、CPU301は、ステップS1106からS1109の一連の処理を実行しないことにより、QRコードの印刷は実行しない。そして、CPU301は、図10(a)のカメラ部1004における撮像動作を終了し、図3の外部記憶装置304に一時記憶された動画データを破棄する(図11のステップS1110)。
図11のステップS1110の処理の後、CPU301は、図11のフローチャートで例示される服薬指導動画撮像処理を終了する。
なお、第3の実施形態における卓上型動画撮像装置1000の構成は上述のものに限られない。例えば、カメラアーム1002(#1)を通常のケーブル、カメラアーム1002(#2)を配線を内蔵した屈曲自在なフレキシブルアームとしてこれらをヒンジ部1003(#1)の位置で接続し、ヒンジ部1003(#1)の代わりにクリップ部材を備え、さらにヒンジ部1003(#2)を排除してフレキシブルアームの先端にカメラ部1004を取り付けた構成としてもよい。斯かる構成によれば、服薬指導を行うカウンタに卓上型動画撮像装置1000とパーソナルコンピュータ101とを置き、フレキシブルアームをクリップ部材で例えばパーソナルコンピュータ101のモニタ上部等の所望の位置に固定して使用することができる。これにより、卓上型動画撮像装置1000のカメラアームがかさばることを防ぎ、カウンタ上のスペースを有効に使用することができる。この効果は、パーソナルコンピュータ101にノート型のパーソナルコンピュータを採用してモニタ部分の上部にフレキシブルアームを固定する構成とすることで最大限に発揮することができる。なお、前述の通常のケーブルは、本体1001の上面に限られず例えばUSBケーブル1010と同じ側面に配置する構成としてもよい。また、カメラアーム1002(#1)は通常のケーブルに限られず配線を内蔵した屈曲自在なフレキシブルアームとしてもよい。
また、卓上型動画撮像装置1000において、QRコードプリント部1006は本体1001の側面に限られず例えば上面に配置してもよい。
上述の服薬指導システムの第1の実施形態は、薬剤情報提供書108には、二次元コード(QRコード109)が印刷される構成である。しかしながらこれに限られず、二次元コードをシール紙に印刷し、このシール紙を薬剤情報提供書108に貼付してもよい。また、当該シール紙を薬識手帳(お薬手帳)に貼付して患者に渡したり、処方箋の裏面に貼付して薬局等で保管してもよい。
また、上述の服薬指導システムの第1の実施形態、第2の実施形態及び第3の実施形態では、薬剤師による患者への服薬指導を録画しているが、これに限られず例えば、病院での医師による診察や手術、歯科医院での歯科医による治療を録画し、これらの録画データの二次元コードをカルテに印刷して病院、歯科医院で保管するようにしてもよい。
以上に述べた服薬指導システムの第1の実施形態、第2の実施形態及び第3の実施形態によれば、患者はスマートフォン等の携帯端末装置により時間や場所を問わずに服薬指導動画を視聴することができる。これにより患者は、薬剤師から服薬指導を受けた際の聞き逃しや思い込みを効果的に解消することができ、薬剤を適切に服用、使用することができる。また、患者だけでなく患者の家族等の患者を世話する世話人も患者と一緒に服薬指導動画を視聴することができるため、世話人は患者が薬剤を服用、使用する際により正しく手助けすることができ、患者はより安心かつ安全に薬剤を服用、使用することができる。
100 服薬指導動画撮像処理システム
101 パーソナルコンピュータ
102 プリンタ
103 Webカメラ
104 薬局内LAN
105 動画サーバコンピュータ
106 動画データベース
107 インターネット
108 薬剤情報提供書
109 QRコード
110 薬剤師
111 患者
200 服薬指導動画再生処理システム
201 携帯端末装置
202 QRコードイメージ
203 服薬指導動画
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 外部記憶装置
305 入出力装置
306 ネットワークインタフェース
307 システムバス
701 パーソナルコンピュータ
702 患者サーバコンピュータ
703 患者データベース
1000 卓上型動画撮像装置
1001 本体
1002 カメラアーム
1003 ヒンジ部
1004 カメラ部
1005 液晶ディスプレイ
1006 QRコードプリント部
1007 スタートボタン
1008 ストップボタン
1009 QRコード印刷ボタン
1010 USBケーブル
1011 USBコネクタ
1020 液晶ディスプレイの黒枠
1021、1022 手先
1023 薬袋
1024 医薬品

Claims (8)

  1. 薬剤師による患者に対する服薬指導の様子を動画として撮像し対応する動画データを出力する撮像装置と、
    前記撮像装置が出力した前記動画データに対応する動画を、前記患者側の指示に基づいて前記患者側が操作する端末装置のディスプレイに再生する服薬指導制御装置と、
    を備え
    前記服薬指導制御装置は、
    インターネットからアクセス可能であって、前記動画データと前記動画データを一意に特定する動画IDの組を記憶する動画データベースと、印刷機とを備え、
    1つの前記動画IDを生成すると共に、前記動画データベース内の前記生成した動画IDに対応する前記動画データにアクセスするための動画アクセス情報を含む二次元コードデータを生成し、
    前記二次元コードデータに対応する二次元コードが記載された用紙を前記印刷機に印刷させ、
    前記薬剤師が前記患者に対して行った前記服薬指導の様子を前記撮像装置が撮像した動画に対応する前記動画データを、前記生成した動画IDと組で、前記動画データベースに登録する、
    服薬指導動画撮像処理を実行し、
    前記端末装置は、
    前記患者側の指示に基づいて、前記用紙に記載された前記二次元コードを読取ることにより前記動画アクセス情報を取得し、
    前記動画データベースに対して、前記取得した動画アクセス情報に対応する前記動画データを要求し、
    前記動画データベースから返送された前記動画データに対応する前記服薬指導の動画を前記端末装置のディスプレイに再生する、
    服薬指導動画再生処理を実行する、服薬指導システム。
  2. 前記動画データベースに所定期間登録されている前記動画IDと前記動画データの組は削除される、請求項に記載の服薬指導システム。
  3. 前記印刷機で印刷される二次元コードが記載された前記用紙はシール紙であって、薬剤情報提供書又は薬識手帳に貼付して前記患者に提供される、請求項に記載の服薬指導システム。
  4. 前記シール紙は前記印刷機で複数枚印刷され、少なくとも1枚の前記シール紙は医療機関で保管される処方箋の裏面に貼付される、請求項に記載の服薬指導システム。
  5. 前記服薬指導制御装置は、
    1つの処方箋の情報に対して前記二次元コードデータを生成し、
    前記二次元コードデータに対応する二次元コードが記載された薬剤情報提供書の用紙を前記印刷機に印刷させて前記患者に提供し、
    前記撮像装置は、前記印刷された前記薬剤情報提供書に基づいて前記薬剤師が前記患者に対して行った前記服薬指導の様子を撮像する、請求項に記載の服薬指導システム。
  6. 前記撮像装置と前記印刷機は一体であって、
    前記撮像装置と前記印刷機とを収納する筐体には、
    前記撮像装置のカメラ部を位置調整自在に支持したアーム部材と、
    前記カメラ部で撮像された映像を表示するための表示部と、
    前記撮像装置と前記印刷機を操作するための操作部と、
    前記用紙に二次元コードを印刷して排出する印刷部と、
    前記撮像装置で取得された前記服薬指導の動画の動画データを出力するためのケーブル部材と、が備えられている、請求項に記載の服薬指導システム。
  7. 前記アーム部材は、少なくとも一部がフレキシブルアームからなり、前記フレキシブルアームを所望の位置に固定するための固定部材を有する、請求項に記載の服薬指導システム。
  8. 薬剤師による患者に対する服薬指導の様子を動画として撮像し対応する動画データを出力する撮像装置と、
    前記撮像装置が出力した前記動画データに対応する動画を、前記患者側の指示に基づいて前記患者側が操作する端末装置のディスプレイに再生する服薬指導制御装置と、
    を備え
    前記服薬指導制御装置は、
    少なくとも、前記患者を一意に特定する個人情報と、メッセージングシステムにおける前記患者のアカウントに対応するアカウント情報とを、組で記憶する患者データベースを備え、
    前記薬剤師に処方箋の記載に基づいて前記患者の個人情報を指定させ、
    前記薬剤師に指定させた前記患者の個人情報に対応する前記アカウント情報を前記患者データベースから取得し、
    前記薬剤師が前記患者に対して行った前記処方箋に対応する前記服薬指導の様子を前記撮像装置が撮像した動画に対応する動画データを、前記メッセージングシステムの前記取得したアカウント情報に対応する前記患者のアカウントに投稿する、
    服薬指導動画撮像・投稿処理を実行し、
    前記端末装置は、前記患者側の指示に基づいて、前記メッセージングシステムにおいて前記患者のアカウントに投稿された前記動画データに対応する前記服薬指導の動画を前記端末装置のディスプレイに再生する服薬指導動画再生処理を実行する、 服薬指導システム。
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