JP7186121B2 - 熱源システム - Google Patents

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Description

本発明は、熱負荷に対して熱源水循環回路にて熱源水を循環供給する熱源機を有する熱源水系統が複数備えられた熱源システムに関する。
上記の熱源システムは、熱負荷に対して熱源水循環回路にて熱源水を循環供給する熱源機を有する熱源水系統が複数(例えば、2つ)備えられ、複数の熱源水系統の夫々は、複数の熱源機を有している(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のシステムでは、複数の熱源機をどのように運転させるかについては、コストが最小となるように、運転順序が設定されており、熱負荷における負荷の大きさに応じて、運転順序に従って熱源機を運転させている。
異なる熱源水系統の間では、熱源機から熱負荷に熱源水を供給する往路同士が配管にて繋がれており、熱源水の授受を行う熱融通が行えるようになっている。そこで、ある熱源水系統において運転中の熱源機のうち、運転順序が最終の熱源機の運転効率と、別の熱源水系統において運転中の熱源機のうち、運転順序が最終の熱源機の運転効率とを比較している。この比較により、運転効率が高い熱源機が属する熱源水系統から運転効率の低い熱源機が属する熱源水系統へ向かう方向を熱源水の融通方向と設定し、往路同士を繋いだ配管に熱源水を通流させて、設定した融通方向の熱融通を行うようにしている。
特開2018-44689号公報
特許文献1に記載のシステムでは、熱融通を行うことで、熱源水の供給を受ける側の熱源水系統における熱源機の負荷率だけでなく、熱源水を供給する側の熱源水系統における熱源機の負荷率も変化する。しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、熱源水の供給を受ける側及び熱源水を供給する側の両方における熱源機の負荷率まで考慮されておらず、熱融通を行うことによって、かえってシステム全体の効率が低下してしまう可能性がある。
例えば、熱融通を行うことで、熱源水の供給を受ける側の熱源水系統は、熱源水の供給を受けることで、熱源機の運転効率が上昇することが考えられる。しかしながら、熱源水を供給する側の熱源水系統では、熱源機の負荷率が増大して、熱源機の運転効率が低下することが考えられる。よって、熱源水の供給を受ける側の熱源水系統における熱源機の運転効率の上昇度合いに対して、熱源水を供給する側の熱源水系統における熱源機の運転効率の低下度合いが大きくなると、かえってシステム全体の効率が低下してしまう。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、システム全体の効率を向上できる状況において、異なる熱源水系統の間での熱融通を行い、省エネルギー化を効果的に図ることができる熱源システムを提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、熱負荷に対して熱源水循環回路にて熱源水を循環供給する熱源機を有する熱源水系統が複数備えられ、
異なる熱源水系統の間で熱源水の授受を行う熱融通を実行可能な熱融通部と、
前記熱融通部にて熱融通を行った場合に、熱源水の供給を受ける側の熱源水系統における熱源機での負荷率の変化、及び、熱源水を供給する側の熱源水系統における熱源機での負荷率の変化に基づいて、システム全体の効率が向上可能か否かを判定する効率判定部と、
前記効率判定部にてシステム全体の効率が向上可能と判定した場合に、前記熱融通部にて熱融通を実行させる熱融通制御部とが備えられている点にある。
本構成によれば、効率判定部は、熱源水の供給を受ける側の熱源水系統における熱源機での負荷率の変化、及び、熱源水を供給する側の熱源水系統における熱源機での負荷率の変化に基づいて、システム全体の効率が向上可能か否かを判定している。このように、熱融通を行った場合に、熱源水の供給を受ける側、及び、熱源水を供給する側の両方において、熱源機の負荷率がどのように変化するのかまでを考慮しているので、熱融通を行うことで、システム全体の効率が向上可能であるか否かを正確に判定することができる。よって、熱融通制御部は、その正確な判定に基づいて、熱融通を行うことができるので、システム全体の効率の向上を適切に図ることができ、省エネルギー化を効果的に図ることができる。
本発明の第2特徴構成は、前記熱源水循環回路は、前記熱源機から前記熱負荷に熱源水を供給する往路と、前記熱負荷から前記熱源機に熱源水を戻す復路とが備えられ、
前記熱融通部は、異なる熱源水系統における前記往路同士を接続する往路用熱融通路と、異なる熱源水系統における前記復路同士を接続する復路用熱融通路とが備えられ、前記往路用熱融通路及び前記復路用熱融通路に熱源水を通流させて熱融通を行うように構成されている点にある。
本構成によれば、熱融通部は、往路用熱融通路及び復路用熱融通路に熱源水を通流させることで、ある熱源水系統にて熱源機から熱負荷に供給する熱源水の一部を別の熱源水系統における熱負荷に供給し、別の熱源水系統にて熱負荷から熱源機に戻す熱源水の一部をある熱源水系統における熱源機に戻すことができる。このように、往路同士や復路同士を接続するという簡易な回路構成を採用しながら、異なる熱源水系統の間で熱源水の授受を適切に行うことができ、異なる熱源水系統の間での熱融通を適切に行うことができる。
本発明の第3特徴構成は、複数の熱源水系統のうち、一部の熱源水系統が有する前記熱源機を運転させることで、複数の熱源水系統が有する全ての熱負荷における全負荷を賄える一部運転状態か否かを判定する一部運転状態判定部と、
前記一部運転状態判定部にて一部運転状態と判定した場合に、複数の熱源水系統が有する全ての熱源機から、一部の熱源機を運転対象として選択する運転対象選択部と、
前記熱融通部にて熱融通を実行させる状態で、前記運転対象選択部にて選択した熱源機を運転させる熱源機運転制御部とが備えられ、
複数の熱源水系統の間で前記熱源機の能力が異なる場合には、前記運転対象選択部が、全負荷を賄うように熱源機を運転させることで、運転効率が高い高効率状態となる熱源機を運転対象として選択している点にある。
本構成によれば、複数の熱源水系統が有する全ての熱負荷における全負荷が小さい場合には、複数の熱源水系統の夫々における熱源機を運転させなくても、熱融通部にて熱融通を行いながら、一部の熱源機を運転させるだけで、全負荷を賄うことができる。この場合に、複数の熱源水系統の間で熱源機の能力が異なると、どの熱源機を運転させるかによって負荷率が異なるので、どの熱源機を運転させるかによって運転効率が変化することになる。
そこで、本構成によれば、運転対象選択部は、運転効率が高い高効率状態となる熱源機を運転対象として選択している。これにより、一部の熱源機にて全負荷を賄える場合には、熱融通部にて熱融通を行いながら、熱源機運転制御部が、高効率状態の熱源機を運転させて、全負荷を賄うことができるので、省エネルギー化をより一層効果的に図ることができる。
熱源システムの概略構成を示す図 熱源システムの概略構成を示す図 熱源システムの概略構成を示す図 熱源システムの概略構成を示す図
本発明に係る熱源システムの実施形態について、図面に基づいて説明する。
この熱源システムは、図1に示すように、複数の熱源水系統1,2が備えられている。図1では、第1熱源水系統1と第2熱源水系統2との2つの熱源水系統が備えられている場合を示しているが、熱源水系統の数については、2つに限らず、3つ以上とすることもできる。以下、図1~図4に基づいて、熱源水系統を2つ備えた場合について説明する。
図1~図4は、いずれも同じ熱源水系統1,2を示すものであるが、熱源水が流通する部位(図中、太線にて示す部位)が異なっている。第1熱源水系統1も第2熱源水系統2も、基本的には同様の構成であるので、第1熱源水系統1について、符号を101、102、・・・と百番台で示して説明し、第2熱源水系統2については、第1熱源水系統1と同様の構成を、符号を201、202、・・・と二百番台で示して説明を省略する。
第1熱源水系統1は、複数の熱負荷101と、複数の熱負荷101に対して熱源水循環回路102にて熱源水を循環供給する熱源機103とを有している。熱源機103は、例えば、熱源水を冷却又は加熱するチラーにて構成されている。熱負荷101は、供給される熱源水を用いて、冷房又は暖房を行う空調装置にて構成されている。
熱源水循環回路102は、熱源機103から熱負荷101に熱源水を供給する往路104と、熱負荷101から熱源機103に熱源水を戻す復路105とが備えられている。復路105には、熱源水の通流方向で熱源機103の手前位置に熱源水循環ポンプ106が備えられている。
往路104と復路105とは、熱負荷用流路107にて接続されており、複数の熱負荷用流路107が並列状態で備えられている。複数の熱負荷用流路107の夫々には、熱負荷101と、熱負荷101への熱源水の供給を断続する断続弁108とが備えられている。熱源水循環回路102には、複数の熱負荷101が並列状態で備えられている。図1~図4では、第1熱源水系統1に4つの熱負荷101が備えられ、第2熱源水系統2に2つの熱負荷201が備えられているが、熱源水系統1,2にいくつの熱負荷101,201を備えるかは適宜変更が可能である。
往路104の途中部位には、流路を複数の流路部位に分岐させる分岐接続部位109が備えられ、復路105の途中部位には、複数の流路部位を合流させる合流接続部位110が備えられている。往路104では、分岐接続部位109によって、例えば、熱源水の通流方向の下流側が3つの分岐流路部位に分岐され、そのうち、2つの分岐流路部位が熱負荷供給用の分岐流路部位となっている。この2つの熱負荷供給用の分岐流路部位には、熱負荷101に熱源水を供給する熱源水供給ポンプ111が備えられている。残りの分岐流路部位は、熱負荷101をバイパスさせて熱源水を通流させるバイパス路112となっており、バイパス路112には、バイパス路112での熱源水の通流を断続させるとともに、バイパス路112における熱源水の通流量を調整自在なバイパス弁113が備えられている。
この熱源水システムでは、異なる熱源水系統1、2の間で熱源水の授受を行う熱融通を実行可能な熱融通部3を備えている。熱融通部3は、異なる熱源水系統1,2における往路104,204同士を接続する往路用熱融通路31と、異なる熱源水系統1,2における復路105,205同士を接続する復路用熱融通路32とが備えられ、図2及び図3に示すように、往路用熱融通路31及び復路用熱融通路32に熱源水を通流させて熱融通を行うように構成されている。
往路用熱融通路31は、第1熱源水系統1における往路104の熱源機103と分岐接続部位109との間と、第2熱源水系統2における往路204の熱源機203と分岐接続部位209との間とを接続している。復路用熱融通路32は、第1熱源水系統1における復路105の合流接続部位110と熱源水循環ポンプ106との間と、第2熱源水系統2における復路205の合流接続部位210と熱源水循環ポンプ206との間とを接続している。
ちなみに、図示例では、往路用熱融通路31の第1熱源水系統1側の流路部位31aが、往路104の分岐接続部位109よりも上流側に接続されているが、これに限らず、例えば、分岐接続部位109や分岐接続部位109よりも下流側に接続することもできる。往路用熱融通路31の第2熱源水系統2側の流路部位31bについても、往路204の分岐接続部位209よりも上流側に接続されている例を示しているが、これに限らず、例えば、分岐接続部位209や分岐接続部位209よりも下流側に接続することもできる。
また、図示例では、復路用熱融通路32の一端部が、復路105の分岐接続部位110の下流側に接続されているが、これに限らず、例えば、分岐接続部位110や分岐接続部位110よりも上流側に接続することもできる。復路用熱融通路32の他端部についても、復路205の分岐接続部位210の下流側に接続されている例を示しているが、これに限らず、例えば、分岐接続部位210や分岐接続部位210よりも上流側に接続することもできる。
往路用熱融通路31の途中部位には、第1熱源水系統1から第2熱源水系統2に熱源水を供給するか、又は、第2熱源水系統2から第1熱源水系統1に熱源水を供給するかを切り替える熱源水通流方向切替部33が備えられている。熱源水通流方向切替部33は、第1~第4通流路T1~T4と、第1及び第2接続路S1,S2と、1つの通流ポンプ34とが備えられている。
第1通流路T1と第2通流路T2とが、往路用熱融通路31における第1熱源水系統1側の流路部位31aに接続されている。第1通流路T1と第2通流路T2とは、第1熱源水系統1側の流路部位31aに対して、第1通流路T1と第2通流路T2との2つの流路に分岐するように(図1中上下方向に分岐するように)接続されている。第3通流路T3と第4通流路T4とが、往路用熱融通路31における第2熱源水系統2側の流路部位31bに接続されている。第3通流路T3と第4通流路T4とは、第2熱源水系統2側の流路部位31bに対して、第3通流路T3と第4通流路T4との2つの流路に分岐するよう(図1中上下方向に分岐するように)接続されている。
第1接続路S1は、第1通流路T1、第3通流路T3、及び、通流ポンプ34が配置されたポンプ用流路35を接続する流路として備えられている。第2接続路S2は、第2通流路T2、第4通流路T4、及び、ポンプ用流路35を接続する流路として備えられている。
第1~第4通流路T1~T4の夫々には、熱源水の通流を断続させる第1~第4開閉弁K1~K4が備えられている。熱源水通流方向切替部33は、第1~第4開閉弁K1~K4を切り替えることで、第1熱源水系統1から第2熱源水系統2に熱源水を供給するか、又は、第2熱源水系統2から第1熱源水系統1に熱源水を供給するかを切り替えている。
図1に示すように、熱融通部3は、第1~第4開閉弁K1~K4を全て閉状態(図中、黒塗りにて示す)とした場合には、第1熱源水系統1と第2熱源水系統2との間での熱源水の授受は行われない。図2に示すように、熱融通部3は、通流ポンプ34を作動させて、第1開閉弁K1及び第4開閉弁K4を開状態(図中、白塗りにて示す)とし、且つ、第2開閉弁K2及び第3開閉弁K3を閉状態(図中、黒塗りにて示す)とした場合には、第2熱源水系統2から第1熱源水系統1に熱源水を供給する熱融通を行う。図3に示すように、熱融通部3は、通流ポンプ34を作動させて、第2開閉弁K2及び第3開閉弁K3を開状態(図中、白塗りにて示す)とし、且つ、第1開閉弁K1及び第4開閉弁K4を閉状態(図中、黒塗りにて示す)とした場合には、第1熱源水系統1から第2熱源水系統2に熱源水を供給する熱融通を行う。
熱源水システムの運転を制御する制御部Hには、各熱源水系統1,2の運転を制御する系統用運転制御部114,214が備えられている。第1系統用運転制御部114は、熱源機103の作動状態、熱源水循環ポンプ106の作動状態、熱源水供給ポンプ111の作動状態、バイパス弁113の開閉状態、断続弁108の開閉状態等を制御することで、第1熱源水系統1の運転を制御している。
第1系統用運転制御部114は、例えば、熱源機103から往路104に供給される熱源水の温度が目標温度になるように、熱源機103の作動状態等を制御することで、複数の熱負荷101における負荷を賄うことが可能な温度の熱源水を供給している。また、第1系統用運転制御部114は、例えば、熱源機103から往路104に供給される熱源水の流量が目標流量となるように、熱源水循環ポンプ106の作動状態等を制御している。このときの目標流量は、一定流量としたり、複数の熱負荷101の大きさに応じて変更設定することもできる。このようにして、第1系統用運転制御部114は、熱源機103や熱源水循環ポンプ106の作動状態等を制御することで、往路104にて目標温度の熱源水を目標流量にて供給自在としており、空調運転が要求されている熱負荷101に対して熱源水を供給するように、断続弁108の開閉状態を制御している。
ちなみに、図1では、第1系統用運転制御部114は、4つの熱負荷101のうち、3つの熱負荷101に対して熱源水を供給している場合を示している。このとき、第1系統用運転制御部114は、熱源水供給ポンプ111の作動状態、及び、バイパス弁113の開閉状態を制御することで、複数の熱負荷101に対する熱源水の供給量を調整可能に構成されている。
第1系統用運転制御部114は、例えば、熱源機103から往路104に供給される熱源水の温度が目標温度になるように熱源機103等を制御しているので、例えば、空調運転が要求されている熱負荷101の増減等により、熱源機103に戻される熱源水の温度が変化した場合には、第1系統用運転制御部114が、その変化後の熱源水の温度が目標温度になるように熱源機103等を制御している。
第1系統用運転制御部114は、第1熱源水系統1の運転を制御するに当たり、図1の左上側のグラフに示すように、熱源機103における負荷率と運転効率(COP)との関係を予め記憶しており、その記憶した関係において、現在の負荷率及び現在の負荷率に対応するCOP(図中、白塗り丸印にて示す位置)を求めている。
負荷率については、例えば、熱負荷101が冷房運転している場合には、複数の熱負荷101における負荷が大きくなるほど、熱源機103に戻される熱源水の温度が上昇するので、熱源機103に戻される熱源水の温度と目標温度との偏差(温度差)が大きくなる。そこで、熱源機103に戻される熱源水の温度と目標温度との偏差(温度差)と負荷率との関係を予め実験等により設定しておき、熱源機103に戻される熱源水の温度と目標温度との偏差(温度差)に基づいて、予め設定した関係を用いて、負荷率を求めることができる。
負荷率の求め方については、適宜変更が可能であり、例えば、複数の熱負荷101の夫々における負荷の大きさを合計した合計負荷を求め、最大負荷と合計負荷とを比較することで、負荷率を求めることもできる。複数の熱負荷101の夫々における負荷の大きさは、例えば、空調運転を開始する際の室内温度と目標温度との偏差等から求めることができる。
第2系統用運転制御部214の運転制御は、第2熱源水系統2を制御対象とする点が異なるだけであり、第1系統用運転制御部114と同様であるので、説明は省略する。ちなみに、第2熱源水系統2の熱源機203における負荷率と運転効率との関係を示すグラフは、図1の右上側に示している。
上述の如く、この熱源水システムは、熱融通部3を備えているので、例えば、第1熱源水系統1における熱源機103の運転効率(COP)と第2熱源水系統2における熱源機203の運転効率(COP)とを比較して、図1において、運転効率が高い第1熱源水系統1側から運転効率が低い第2熱源水系統2側に熱源水を供給して熱融通を行うことができる。しかしながら、熱融通を行うことで、熱源水の供給を受ける側の第2熱源水系統2における熱源機203の負荷率だけでなく、熱源水を供給する側の第1熱源水系統1における熱源機103の負荷率も変化する。よって、単純に、熱源機103,203の運転効率を比較するだけでは、かえってシステム全体の効率が低下してしまう可能性がある。
そこで、制御部Hには、熱融通を行うことで、システム全体の効率が向上可能か否かを判定する効率判定部36と、効率判定部36にてシステム全体の効率が向上可能と判定した場合に、熱融通部3にて熱融通を実行させる熱融通制御部37とが備えられている。
効率判定部36は、熱融通部3にて熱融通を行った場合に、熱源水の供給を受ける側の熱源水系統1,2における熱源機103,203での負荷率の変化、及び、熱源水を供給する側の熱源水系統1,2における熱源機103,203での負荷率の変化に基づいて、システム全体の効率が向上可能か否かを判定している。以下、図1~図4の夫々において、効率判定部36の判定について説明する。
図1では、負荷率とCOPとの関係を示すグラフにおいて、現在の負荷率及びそのときの運転効率を示す位置を白塗り丸印にて示している。図1では、第1熱源水系統1における熱源機103の現在の負荷率(白塗り丸印にて示す位置)が、運転効率(COP)が最高効率を発揮できる第1最高効率範囲A1内であり、第2熱源水系統2における熱源機203の現在の負荷率も、第2最高効率範囲A2内にある場合を示している。この場合には、熱融通部3にて熱融通を行うと、第1熱源水系統1における熱源機103の負荷率が変化し、第2熱源水系統2における熱源機203の負荷率も変化する。よって、第1熱源水系統1における熱源機103の負荷率が第1最高効率範囲A1外に変化したり、第2熱源水系統2における熱源機203の負荷率が第2最高効率範囲A2外に変化して、システム全体の効率が下がることになる。
そこで、図1に示す場合には、効率判定部36が、システム全体の効率が向上できないと判定している。熱融通制御部37は、効率判定部36によるシステム全体の効率が向上できないとの判定に基づいて、熱融通部3による熱融通を実行せず、第1熱源水系統1と第2熱源水系統2との間で熱源水の授受を行うことなく、第1熱源水系統1及び第2熱源水系統2の夫々にて各別に熱負荷101,201に熱源水を供給している。
図2では、負荷率とCOPとの関係を示すグラフにおいて、熱融通を行う前の負荷率及びそのときの運転効率を示す位置を白塗り丸印にて示し、第2熱源水系統2から第1熱源水系統1に熱源水を供給して熱融通を行った場合の負荷率及びそのときの運転効率を示す位置を黒塗り丸印にて示している。図2では、第1熱源水系統1における熱源機103の熱融通を行う前の負荷率(白塗り丸印にて示す位置)が、第1最高効率範囲A1よりも大きくなっており、第2熱源水系統2における熱融通を行う前の負荷率が、第2最高効率範囲A2よりも小さくなっている場合を示している。この場合には、熱融通部3にて第2熱源水系統2から第1熱源水系統1に熱源水を供給して熱融通を行うと、第1熱源水系統1における熱源機103の負荷率が下降し(黒塗り丸印にて示す位置)、第2熱源水系統2における熱源機203の負荷率が上昇する(黒塗り丸印にて示す位置)。よって、第1熱源水系統1における熱源機103の負荷率が第1最高効率範囲A1内に移動し、第2熱源水系統2における熱源機203の負荷率も第2最高効率範囲A2内に移動して、システム全体の効率を向上できる。
そこで、図2に示す場合には、効率判定部36が、システム全体の効率を向上できると判定している。熱融通制御部37は、効率判定部36によるシステム全体の効率を向上できるとの判定に基づいて、熱融通部3にて第2熱源水系統2から第1熱源水系統1に熱源水を供給して熱融通を行う。熱融通制御部37は、第1開閉弁K1及び第4開閉弁K4を開状態(図中、白塗りにて示す)とし、且つ、第2開閉弁K2及び第3開閉弁K3を閉状態(図中、黒塗りにて示す)とし、通流ポンプ34を作動させる。
これにより、第2熱源水系統2の往路204を通流する熱源水の一部が、往路用熱融通路31b、第4通流路T4、第2接続路S2、ポンプ用流路35、第1接続路S1、第1通流路T1、往路用熱融通路31aを通して、第1熱源水系統1の往路104に供給されている。このとき、第1熱源水系統1における往路104の熱源水の流量が増大しても、第1系統用運転制御部114が、熱源水供給ポンプ111の作動状態を制御することで、複数の熱負荷101に対して適切な流量の熱源水を供給することができる。第1熱源水系統1の復路105を通流する熱源水の一部が、復路用熱融通路32を通して、第2熱源水系統2の復路205に戻されている。
このように、熱融通部3にて、第2熱源水系統2から第1熱源水系統1に所定量の熱源水を供給し、第1熱源水系統1から第2熱源水系統2に所定量の熱源水を戻す形態で、第1熱源水系統1と第2熱源水系統2との間で熱源水の授受を行う熱融通を行っている。ちなみに、熱融通を行うときの熱源水の供給量については、例えば、一定量とすることができるが、どのような供給量とするかは適宜変更が可能である。
図3では、負荷率とCOPとの関係を示すグラフにおいて、熱融通を行う前の負荷率及びそのときの運転効率を示す位置を白塗り丸印にて示し、第1熱源水系統1から第2熱源水系統2に熱源水を供給して熱融通を行った場合の負荷率及びそのときの運転効率を示す位置を黒塗り丸印にて示している。図3では、第1熱源水系統1における熱源機103の熱融通を行う前の負荷率(白塗り丸印にて示す位置)が、第1最高効率範囲A1よりも小さくなっており、第2熱源水系統2における熱融通を行う前の負荷率が、第2最高効率範囲A2内となっている場合を示している。この場合には、熱融通部3にて第1熱源水系統1から第2熱源水系統2に熱源水を供給して熱融通を行うと、第1熱源水系統1における熱源機103の負荷率が上昇し(黒塗り丸印にて示す位置)、第2熱源水系統2における熱源機203の負荷率が下降する(黒塗り丸印にて示す位置)。よって、第1熱源水系統1における熱源機103の負荷率が第1最高効率範囲A1内に移動し、第2熱源水系統2における熱源機203の負荷率が下降するものの、依然第2最高効率範囲A2内に収まっており、システム全体の効率を向上できる。
そこで、図3に示す場合には、効率判定部36が、システム全体の効率を向上できると判定している。熱融通制御部37は、効率判定部36によるシステム全体の効率を向上できるとの判定に基づいて、熱融通部3にて第2熱源水系統2から第1熱源水系統1に熱源水を供給して熱融通を行う。熱融通制御部37は、第2開閉弁K2及び第3開閉弁K3を開状態(図中、白塗りにて示す)とし、且つ、第1開閉弁K1及び第4開閉弁K4を閉状態(図中、黒塗りにて示す)とし、通流ポンプ34を作動させる。
これにより、第1熱源水系統1の往路104を通流する熱源水の一部が、往路用熱融通路31a、第2通流路T2、第2接続路S2、ポンプ用流路35、第1接続路S1、第3通流路T3、往路用熱融通路31bを通して、第2熱源水系統2の往路204に供給されている。このとき、第2熱源水系統2における往路204の熱源水の流量が増大しても、第2系統用運転制御部214が、熱源水供給ポンプ211の作動状態を制御することで、複数の熱負荷201に対して適切な流量の熱源水を供給することができる。第2熱源水系統2の復路205を通流する熱源水の一部が、復路用熱融通路32を通して、第1熱源水系統1の復路105に戻されている。
このように、熱融通部3にて、第1熱源水系統1から第2熱源水系統2に所定量の熱源水を供給し、第2熱源水系統2から第1熱源水系統1に所定量の熱源水を戻す形態で、第1熱源水系統1と第2熱源水系統2との間で熱源水の授受を行う熱融通を行っている。
効率判定部36は、所定の判定タイミング条件が満たされると、熱融通部3にて熱融通を行った場合に、システム全体の効率が向上可能か否かの判定を行っている。所定の判定タイミング条件については、例えば、複数の熱負荷101,201の空調運転の台数の増減等により、第1熱源水系統1の熱源機103の負荷率、及び、第2熱源水系統2の熱源機203の負荷率の何れかが変化するごとに判定タイミング条件が満たされるように設定したり、所定時間が経過するごとに判定タイミング条件が満たされるように設定することもでき、各種の条件を設定することができる。
図1~図3では、第1熱源水系統1の熱源機103と第2熱源水系統2の熱源機203との両方を運転させる場合を示しているが、熱負荷101,201の状況によっては、複数の熱源水系統1,2のうち、一部の熱源水系統1,2が有する熱源機103,203を運転させることで、複数の熱源水系統1,2が有する全ての熱負荷101,201における全負荷を賄える場合がある。
そこで、制御部Hには、複数の熱源水系統1,2のうち、一部の熱源水系統1,2が有する熱源機103,203を運転させることで、全負荷を賄える一部運転状態か否かを判定する一部運転状態判定部38が備えられている。制御部Hには、一部運転状態判定部38に加えて、運転対象選択部39、熱源機運転制御部40が備えられている。
運転対象選択部39は、一部運転状態判定部38にて一部運転状態と判定した場合に、複数の熱源水系統1,2が有する全ての熱源機103,203から、一部の熱源機103,203を運転対象として選択している。熱源機運転制御部40は、熱融通部3にて熱融通を実行させる状態で、運転対象選択部39にて選択した熱源機103,203を運転させるように構成されている。熱源機103,203の運転については、熱源機運転制御部40からの指令に基づいて、運転対象選択部39にて選択した熱源機103,203を運転させるべく、系統用運転制御部114,214が熱源水系統1,2の運転を制御している。
図1~図4に示すものでは、第1熱源水系統1が4つの熱負荷101を有しており、第2熱源水系統2が2つの熱負荷201を有しているので、第1熱源水系統1の熱源機103と第2熱源水系統2の熱源機203とは能力が異なっている。図1~図4に示すものでは、第1熱源水系統1の熱源機103が、第2熱源水系統2の熱源機203よりも能力が高くなっている。
このように、能力の異なる熱源機103,203が存在する場合には、全負荷の大きさが同じでも、どの熱源機103,203を運転させるかによって負荷率が異なり、運転効率も異なる。そこで、運転対象選択部39は、全負荷を賄うように熱源機103,203を運転させることで、運転効率が高い高効率状態となる熱源機103,203を運転対象として選択している。
図4では、負荷率とCOPとの関係を示すグラフにおいて、熱融通を行う前の負荷率及びそのときの運転効率を示す位置を白塗り丸印にて示している。第1熱源水系統1の熱源機103の負荷率が小負荷率範囲(例えば、50%よりも小さい範囲)であり、第2熱源水系統2の熱源機203の負荷率も小負荷率範囲(例えば、50%よりも小さい範囲)となっている。全ての熱負荷101,201の合計である全負荷がこのような熱負荷の状況では、一部運転状態判定部38が、一部運転状態であると判定している。
運転対象選択部39は、熱融通部3にて熱融通を行った状態で、運転対象の熱源機103,203を運転させた場合に、その運転対象の熱源機103,203の負荷率の変化に基づいて、どの熱源機103,203が高効率状態となるかを判別して、運転対象の熱源機103,203を選択している。
図4では、運転対象選択部39は、第1熱源水系統1の熱源機103と第2熱源水系統2の熱源機203とのいずれかを運転対象として選択するので、第1熱源水系統1の熱源機103の変化後における負荷率と第2熱源水系統2の熱源機203の変化後における負荷率とを比較している。第1熱源水系統1の熱源機103を運転対象として選択した場合には、左上側のグラフにおいて、熱融通を行う前の負荷率を示す白抜き丸印にて示す位置から、点線白塗り丸印にて示す位置に負荷率が変化する。それに対して、第2熱源水系統2の熱源機203を運転対象として選択した場合には、右上側のグラフにおいて、熱融通を行う前の負荷率を示す白抜き丸印にて示す位置から、黒塗り丸印にて示す位置に負荷率が変化する。第1熱源水系統1の熱源機103の変化後における負荷率は、第1最高効率範囲A1よりも小さいままであるが、第2熱源水系統2の熱源機203の変化後における負荷率は、第2最高効率範囲A2内となる。よって、第2熱源水系統2の熱源機203が高効率状態となるので、運転対象選択部39が、第2熱源水系統2の熱源機203を運転対象として選択している。
熱源機運転制御部40は、熱融通部3にて第2熱源水系統2から第1熱源水系統1に熱源水を供給して熱融通を行う。熱源機運転制御部40は、第1開閉弁K1及び第4開閉弁K4を開状態(図中、白塗りにて示す)とし、且つ、第2開閉弁K2及び第3開閉弁K3を閉状態(図中、黒塗りにて示す)とし、通流ポンプ34を作動させる。また、熱源機運転制御部40は、第1熱源水系統1の熱源機103を運転停止させるべく(図4中、グレーにて示す)、第1系統用運転制御部114に指令を与え、第2熱源水系統2の熱源機203を運転させるべく、第2系統用運転制御部214に指令を与えている。
このようにして、第2熱源水系統2の熱源機203だけを運転させ、第2熱源水系統2から第1熱源水系統1へ熱源水を供給する熱融通を行うことで、全ての熱負荷101,201における全負荷を賄うことができ、しかも、熱源機203を高効率状態で運転できることから、システム全体の効率の向上を図ることができる。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、第1熱源水系統1における熱源機103と第2熱源水系統2における熱源機203とを能力の異なるものとしているが、同じ能力のものとすることもできる。このとき、第1熱源水系統1に備える熱負荷101と第2熱源水系統2に備える熱負荷201の数を同じ数とすることができる。
(2)上記実施形態において、熱源水系統を3つ以上備える場合には、熱融通部が、1つの熱源水系統から複数の熱源水系統に熱源水を供給する形態で熱融通を行うことができる。このとき、往路用熱融通路を、1つの熱源水系統の往路から分岐させる状態で複数の熱源水系統の往路に接続し、復路用熱融通路を、複数の熱源水系統の復路から合流させる状態で1つの熱源水系統の復路に接続することができる。
(3)上記実施形態において、熱源水系統を3つ以上備える場合には、上記(2)とは逆に、熱融通部が、複数の熱源水系統から1つの熱源水系統に熱源水を供給する形態で熱融通を行うことができる。このとき、往路用熱融通路を、複数の熱源水系統の往路から合流させる状態で1つの熱源水系統の往路に接続し、復路用熱融通路を、1つの熱源水系統の復路から分岐させる状態で複数の熱源水系統の復路に接続することができる。
(4)上記実施形態では、複数の熱源水系統の夫々に、熱源機を1つずつ備えた場合を示したが、複数の熱源水系統の夫々に、熱源機を複数備えることもでき、熱源機の数については適宜変更が可能である。このとき、熱源水循環回路において、複数の熱源機を並列状態で備えることができる。また、例えば、複数の熱源機を運転させる優先順位を設定しておき、その優先順位に応じて、複数の熱源機を運転させることができる。
1 第1熱源水系統(熱源水系統)
2 第2熱源水系統(熱源水系統)
3 熱融通部
31 往路用熱融通路
32 復路用熱融通路
36 効率判定部
37 熱融通制御部
38 一部運転状態判定部
39 運転対象選択部
40 熱源機運転制御部
101 熱負荷
102 熱源水循環回路
103 熱源機
104 往路
105 復路
201 熱負荷
202 熱源水循環回路
203 熱源機
204 往路
205 復路

Claims (3)

  1. 熱負荷に対して熱源水循環回路にて熱源水を循環供給する熱源機を有する熱源水系統が複数備えられ、
    異なる熱源水系統の間で熱源水の授受を行う熱融通を実行可能な熱融通部と、
    前記熱融通部にて熱融通を行った場合に、熱源水の供給を受ける側の熱源水系統における熱源機での負荷率の変化、及び、熱源水を供給する側の熱源水系統における熱源機での負荷率の変化に基づいて、システム全体の効率が向上可能か否かを判定する効率判定部と、
    前記効率判定部にてシステム全体の効率が向上可能と判定した場合に、前記熱融通部にて熱融通を実行させる熱融通制御部とが備えられている熱源システム。
  2. 前記熱源水循環回路は、前記熱源機から前記熱負荷に熱源水を供給する往路と、前記熱負荷から前記熱源機に熱源水を戻す復路とが備えられ、
    前記熱融通部は、異なる熱源水系統における前記往路同士を接続する往路用熱融通路と、異なる熱源水系統における前記復路同士を接続する復路用熱融通路とが備えられ、前記往路用熱融通路及び前記復路用熱融通路に熱源水を通流させて熱融通を行うように構成されている請求項1に記載の熱源システム。
  3. 複数の熱源水系統のうち、一部の熱源水系統が有する前記熱源機を運転させることで、複数の熱源水系統が有する全ての熱負荷における全負荷を賄える一部運転状態か否かを判定する一部運転状態判定部と、
    前記一部運転状態判定部にて一部運転状態と判定した場合に、複数の熱源水系統が有する全ての熱源機から、一部の熱源機を運転対象として選択する運転対象選択部と、
    前記熱融通部にて熱融通を実行させる状態で、前記運転対象選択部にて選択した熱源機を運転させる熱源機運転制御部とが備えられ、
    複数の熱源水系統の間で前記熱源機の能力が異なる場合には、前記運転対象選択部が、全負荷を賄うように熱源機を運転させることで、運転効率が高い高効率状態となる熱源機を運転対象として選択している請求項1又は2に記載の熱源システム。

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