JP6663740B2 - 熱利用システム - Google Patents
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前記複数の熱利用部の夫々に高温の熱源水を供給自在な高温系統と、
前記複数の熱利用部の夫々に低温の熱源水を供給自在な低温系統とが備えられ、
前記複数の熱利用部の夫々は、前記高温系統の熱源水を利用して、利用後の熱源水を前記低温系統に供給する高温利用状態と、前記低温系統の熱源水を利用して、利用後の熱源水を前記高温系統に供給する低温利用状態とに切換自在に構成され、
前記高温系統側から流入する熱源水を前記低温系統側に還水し、前記低温系統側から流入する熱源水を前記高温系統側に還水する還水系統と、
前記還水系統にて前記低温系統側に還水される熱源水を冷却する冷却作動、及び、前記還水系統にて前記高温系統側に還水される熱源水を加熱する加熱作動を実行可能な熱源部とが備えられていると好適である。
本発明の第1特徴構成は、複数の熱利用部を備えた熱利用システムにおいて、
前記複数の熱利用部の夫々に高温の熱源水を供給自在な高温系統と、
前記複数の熱利用部の夫々に低温の熱源水を供給自在な低温系統とが備えられ、
前記複数の熱利用部の夫々は、前記高温系統の熱源水を利用して、利用後の熱源水を前記低温系統に供給する高温利用状態と、前記低温系統の熱源水を利用して、利用後の熱源水を前記高温系統に供給する低温利用状態とに切換自在に構成され、
前記高温系統側から流入する熱源水を前記低温系統側に還水し、前記低温系統側から流入する熱源水を前記高温系統側に還水する還水系統と、
前記還水系統にて前記低温系統側に還水される熱源水を冷却する冷却作動、及び、前記還水系統にて前記高温系統側に還水される熱源水を加熱する加熱作動を実行可能な熱源部とが備えられ、
前記還水系統の熱源水の流通方向の上流側部位には、前記高温系統の一端側部位と前記低温系統の一端側部位とが合流する状態で接続され、前記高温系統又は前記低温系統から熱源水が還水系統に流入するように構成され、
前記還水系統の熱源水の流通方向の下流側部位は、前記高温系統の他端側部位と前記低温系統の他端側部位とに分岐する状態で接続され、前記還水系統から熱源水が前記低温系統又は前記高温系統に流入するように構成され、
前記高温系統の一端側部位には、前記還水系統から前記高温系統への熱源水の逆流を防止する高温側第1逆止弁が備えられ、前記高温系統の他端側部位には、前記高温系統から前記還水系統及び前記低温系統への熱源水の逆流を防止する高温側第2逆止弁が備えられ、
前記低温系統の一端側部位には、前記還水系統から前記低温系統への熱源水の逆流を防止する低温側第1逆止弁が備えられ、前記低温系統の他端側部位には、前記低温系統から前記還水系統及び前記高温系統への熱源水の逆流を防止する低温側第2逆止弁が備えられている点にある。
本発明の第2特徴構成は、前記複数の熱利用部の夫々には、前記高温系統又は前記低温系統から熱利用部に供給する熱源水の流量を調整する流量調整ポンプが備えられ、
前記還水系統の下流側部位には、前記還水系統にて熱源水を流通させるとともに、前記還水系統を流通した熱源水を前記高温系統又は前記低温系統に供給する熱源水ポンプが備えられている点にある。
本発明の第3特徴構成は、前記高温系統から前記還水系統への熱源水の流入状態、及び、前記低温系統から前記還水系統への熱源水の流入状態を検出する熱源水流入状態検出部と、その熱源水流入状態検出部の検出情報に基づいて、前記熱源部の作動状態を制御する制御部とが備えられ、
前記熱源水流入状態検出部として、前記高温系統の一端側部位において前記高温側第1逆止弁の下流側に配設されて、前記高温系統から前記還水系統への熱源水の流入状態を検出する高温側流入状態検出部と、前記低温系統の一端側部位において前記低温側第1逆止弁の下流側に配設されて、前記低温系統から前記還水系統への熱源水の流入状態を検出する低温側流入状態検出部とが備えられている点にある。
本発明の第4特徴構成は、前記熱源部における熱源として、未利用エネルギーを用いる未利用エネルギー熱源と補助熱源とが備えられ、前記還水系統にて還水される熱源水の温度を検出する熱源水温度検出部が備えられ、前記制御部は、前記熱源水温度検出部の検出情報に基づいて、前記未利用エネルギー熱源を前記補助熱源よりも優先して利用する形態で、前記熱源部の作動状態を制御する点にある。
本発明の第5特徴構成は、前記熱源部は、熱源から循環供給される熱搬送体と熱源水とを熱交換させる熱源用熱交換部を備え、前記還水系統を流通した熱源水を前記高温系統又は前記低温系統に供給する熱源水ポンプが備えられ、前記還水系統の下流側部位には、熱源水の流通方向で、前記熱源用熱交換部、前記熱源水ポンプの順に備えられている点にある。
本発明の第6特徴構成は、前記複数の熱利用部において冷房負荷と暖房負荷とが混在して冷房負荷が暖房負荷よりも大きい場合には、冷却用設定温度に熱源水を冷却するように前記熱源部を冷却作動させ、前記複数の熱利用部において冷房負荷と暖房負荷とが混在して暖房負荷が冷房負荷よりも大きい場合には、加熱用設定温度に熱源水を加熱するように前記熱源部を加熱作動させる温度制御部が備えられている点にある。
図1〜図5は、熱利用システムの全体概略構成を示しており、熱源水や熱搬送体が流通する部位が異なるだけである。
この熱利用システムは、複数の熱利用部3と、複数の熱利用部3の夫々に高温の熱源水(加熱用設定温度の熱源水)を供給自在な高温系統1と、複数の熱利用部3の夫々に低温の熱源水(冷却用設定温度の熱源水)を供給自在な低温系統2と、高温系統1及び低温系統2の一方側から流入する熱源水を他方側に還水する還水系統4と、高温系統1及び低温系統2の熱源水を温調自在な熱源部5とを備えている。
熱利用システムには、熱源部5等の作動状態を制御する制御部14が備えられているとともに、熱源部5を加熱作動及び冷却作動させる際の熱源水の温調温度を調整自在な温度制御部15が備えられている。
(1)上記実施形態では、熱源部5を冷却作動及び加熱作動させる場合に、常時、未利用エネルギー熱源51を利用する状態と補助熱源52を利用する状態とに切り換えているが、例えば、夏季や冬季には、補助熱源52のみを利用する状態とする等、季節や複数の熱利用部3における熱の利用状況等によって、未利用エネルギー熱源51を利用する状態と補助熱源52を利用する状態とに切り換えるときと、補助熱源52のみを利用するときとに場合分けすることもできる。
2 低温系統
3 熱利用部
4 還水系統
5 熱源部
7 高温側フロースイッチ(熱源水流入状態検出部)
8 低温側フロースイッチ(熱源水流入状態検出部)
9 高温側第1逆止弁(高温側逆流防止部)
10 低温側第1逆止弁(低温側逆流防止部)
13 熱源水温度検出部
14 制御部
15 温度制御部
34 流量調整ポンプ(流量調整部)
51 未利用エネルギー熱源
52 補助熱源
53 熱源用熱交換部
Claims (6)
- 複数の熱利用部を備えた熱利用システムであって、
前記複数の熱利用部の夫々に高温の熱源水を供給自在な高温系統と、
前記複数の熱利用部の夫々に低温の熱源水を供給自在な低温系統とが備えられ、
前記複数の熱利用部の夫々は、前記高温系統の熱源水を利用して、利用後の熱源水を前記低温系統に供給する高温利用状態と、前記低温系統の熱源水を利用して、利用後の熱源水を前記高温系統に供給する低温利用状態とに切換自在に構成され、
前記高温系統側から流入する熱源水を前記低温系統側に還水し、前記低温系統側から流入する熱源水を前記高温系統側に還水する還水系統と、
前記還水系統にて前記低温系統側に還水される熱源水を冷却する冷却作動、及び、前記還水系統にて前記高温系統側に還水される熱源水を加熱する加熱作動を実行可能な熱源部とが備えられ、
前記還水系統の熱源水の流通方向の上流側部位には、前記高温系統の一端側部位と前記低温系統の一端側部位とが合流する状態で接続され、前記高温系統又は前記低温系統から熱源水が還水系統に流入するように構成され、
前記還水系統の熱源水の流通方向の下流側部位は、前記高温系統の他端側部位と前記低温系統の他端側部位とに分岐する状態で接続され、前記還水系統から熱源水が前記低温系統又は前記高温系統に流入するように構成され、
前記高温系統の一端側部位には、前記還水系統から前記高温系統への熱源水の逆流を防止する高温側第1逆止弁が備えられ、前記高温系統の他端側部位には、前記高温系統から前記還水系統及び前記低温系統への熱源水の逆流を防止する高温側第2逆止弁が備えられ、
前記低温系統の一端側部位には、前記還水系統から前記低温系統への熱源水の逆流を防止する低温側第1逆止弁が備えられ、前記低温系統の他端側部位には、前記低温系統から前記還水系統及び前記高温系統への熱源水の逆流を防止する低温側第2逆止弁が備えられている熱利用システム。 - 前記複数の熱利用部の夫々には、前記高温系統又は前記低温系統から熱利用部に供給する熱源水の流量を調整する流量調整ポンプが備えられ、
前記還水系統の下流側部位には、前記還水系統にて熱源水を流通させるとともに、前記還水系統を流通した熱源水を前記高温系統又は前記低温系統に供給する熱源水ポンプが備えられている請求項1に記載の熱利用システム。 - 前記高温系統から前記還水系統への熱源水の流入状態、及び、前記低温系統から前記還水系統への熱源水の流入状態を検出する熱源水流入状態検出部と、その熱源水流入状態検出部の検出情報に基づいて、前記熱源部の作動状態を制御する制御部とが備えられ、
前記熱源水流入状態検出部として、前記高温系統の一端側部位において前記高温側第1逆止弁の下流側に配設されて、前記高温系統から前記還水系統への熱源水の流入状態を検出する高温側流入状態検出部と、前記低温系統の一端側部位において前記低温側第1逆止弁の下流側に配設されて、前記低温系統から前記還水系統への熱源水の流入状態を検出する低温側流入状態検出部とが備えられている請求項1又は2に記載の熱利用システム。 - 前記熱源部における熱源として、未利用エネルギーを用いる未利用エネルギー熱源と補助熱源とが備えられ、前記還水系統にて還水される熱源水の温度を検出する熱源水温度検出部が備えられ、前記制御部は、前記熱源水温度検出部の検出情報に基づいて、前記未利用エネルギー熱源を前記補助熱源よりも優先して利用する形態で、前記熱源部の作動状態を制御する請求項3に記載の熱利用システム。
- 前記熱源部は、熱源から循環供給される熱搬送体と熱源水とを熱交換させる熱源用熱交換部を備え、前記還水系統を流通した熱源水を前記高温系統又は前記低温系統に供給する熱源水ポンプが備えられ、前記還水系統の下流側部位には、熱源水の流通方向で、前記熱源用熱交換部、前記熱源水ポンプの順に備えられている請求項1〜4の何れか1項に記載の熱利用システム。
- 前記複数の熱利用部において冷房負荷と暖房負荷とが混在して冷房負荷が暖房負荷よりも大きい場合には、冷却用設定温度に熱源水を冷却するように前記熱源部を冷却作動させ、前記複数の熱利用部において冷房負荷と暖房負荷とが混在して暖房負荷が冷房負荷よりも大きい場合には、加熱用設定温度に熱源水を加熱するように前記熱源部を加熱作動させる温度制御部が備えられている請求項1〜5の何れか1項に記載の熱利用システム。
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