JP2707362B2 - 地域冷暖房システム - Google Patents
地域冷暖房システムInfo
- Publication number
- JP2707362B2 JP2707362B2 JP2232549A JP23254990A JP2707362B2 JP 2707362 B2 JP2707362 B2 JP 2707362B2 JP 2232549 A JP2232549 A JP 2232549A JP 23254990 A JP23254990 A JP 23254990A JP 2707362 B2 JP2707362 B2 JP 2707362B2
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- Japan
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- heat
- water
- heating
- cooling
- heat source
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、地域冷暖房システムに係わり、特に、中央
熱源プラントと需要家の間を２本の配管で結ぶ地域冷暖
房システムに関するものである。
熱源プラントと需要家の間を２本の配管で結ぶ地域冷暖
房システムに関するものである。
従来の地域冷暖房システムは中央プラントに冷水発生
機（冷凍機等）と温水発生機（ボイラ等）を設定し各建
物に長い地域配管で冷水と温水を供給するものであり往
復の配管を入れて４本の配管設備が必要であった。冷水
と温水を循環させるために、それぞれ送水ポンプが設け
られ、冷水、温水がそれぞれ独立して需要家へ搬送され
る。
機（冷凍機等）と温水発生機（ボイラ等）を設定し各建
物に長い地域配管で冷水と温水を供給するものであり往
復の配管を入れて４本の配管設備が必要であった。冷水
と温水を循環させるために、それぞれ送水ポンプが設け
られ、冷水、温水がそれぞれ独立して需要家へ搬送され
る。
しかし、上記の４管方式では、設備が複雑化して、価
格、管理面で問題があった。
格、管理面で問題があった。
これに対して、本発明者らは、先に、地域冷暖房シス
テムについて、往復２本の配管と、需要家側にはそれら
の配管と接続した冷水用熱交換器と液体熱源の温熱専用
のヒートポンプを設置し、さらに需要家側に汲み上げポ
ンプを設けることにより、冷熱と温熱を２本の配管で搬
送するとともに、熱回収の効率化を図る提案（特願平2-
152794号）をしている。
テムについて、往復２本の配管と、需要家側にはそれら
の配管と接続した冷水用熱交換器と液体熱源の温熱専用
のヒートポンプを設置し、さらに需要家側に汲み上げポ
ンプを設けることにより、冷熱と温熱を２本の配管で搬
送するとともに、熱回収の効率化を図る提案（特願平2-
152794号）をしている。
しかし、この発明においても夏期と冬期では供給温度
を換えなければならない等の欠点があった。
を換えなければならない等の欠点があった。
本発明は、中央熱源ランプと需要家の間を２本の配管
のみで結んだ地域冷暖房システムにおいて、上記のよう
な欠点のない安定した熱供給をすることのできる地域冷
暖房システムを供給することを目的とする。
のみで結んだ地域冷暖房システムにおいて、上記のよう
な欠点のない安定した熱供給をすることのできる地域冷
暖房システムを供給することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、中央熱源プ
ラントと需要家との間を供給配管と戻り配管の２本の配
管で結び、需要家側にはそれらの配管に、冷水用熱交換
器と冷水汲上ポンプ及び温熱専用のヒートポンプと熱源
水汲上ポンプを設置した配管を、それぞれ接続した地域
冷暖房システムにおいて、中央熱源プラントでは、供給
配管と戻り配管を熱交換器を介した配管により接続して
循環回路を構成し、該熱交換器では循環水を冷却する冷
却用熱交換と循環水を加温する加温用熱交換を行い、該
循環回路は需要家の冷熱需要と温熱需要の変化に応じて
水流が逆転できるように構成したことを特徴とする地域
冷暖房システムとしたものである。
ラントと需要家との間を供給配管と戻り配管の２本の配
管で結び、需要家側にはそれらの配管に、冷水用熱交換
器と冷水汲上ポンプ及び温熱専用のヒートポンプと熱源
水汲上ポンプを設置した配管を、それぞれ接続した地域
冷暖房システムにおいて、中央熱源プラントでは、供給
配管と戻り配管を熱交換器を介した配管により接続して
循環回路を構成し、該熱交換器では循環水を冷却する冷
却用熱交換と循環水を加温する加温用熱交換を行い、該
循環回路は需要家の冷熱需要と温熱需要の変化に応じて
水流が逆転できるように構成したことを特徴とする地域
冷暖房システムとしたものである。
上記のように構成したため、本発明の地域冷暖房シス
テムにおいては冷水供給配管と熱源水供給配管を夏期、
冬期ごとに使いわける必要がなくなり、熱供給の運転条
件が容易になる。
テムにおいては冷水供給配管と熱源水供給配管を夏期、
冬期ごとに使いわける必要がなくなり、熱供給の運転条
件が容易になる。
また、中央熱源プラントにおける中央送水ポンプが不
要であり、各需要家の汲上ポンプにより、冷却水又は熱
源水の供給と戻りの循環回路が形成され、中央熱源プラ
ントからの供給配管及び戻り配管は、需要家の冷熱需要
及び温熱需要の変動によって変化することになる。
要であり、各需要家の汲上ポンプにより、冷却水又は熱
源水の供給と戻りの循環回路が形成され、中央熱源プラ
ントからの供給配管及び戻り配管は、需要家の冷熱需要
及び温熱需要の変動によって変化することになる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本
発明はこれに限定されない。
発明はこれに限定されない。
実施例１ 第１図に本発明の基本構成図を示す。
第１図において、１は中央熱源プラントで、30は各需
要家であり、１と30は配管２と３で接続されている。中
央熱源プラント１には、加熱用熱交換器４及び冷却用熱
交換器５と、加熱用熱交換器４に熱源を供給する加熱用
ボイラ６及び冷却用熱交換器を冷却する冷凍機12が設け
られてとおり、また、熱交換器４、５に接続する配管に
は逆止弁８、11が設けられ、さらに配管２には冷却水量
計15が設置されている。一方、需要家30には、冷熱需要
に用いる冷水用熱交換器32と温熱需要に用いる温熱専用
ヒートポンプ35及びそれぞれにポンプ31、34が設けら
れ、それぞれ冷水供給配管２と熱源水供給配管３に接続
している。
要家であり、１と30は配管２と３で接続されている。中
央熱源プラント１には、加熱用熱交換器４及び冷却用熱
交換器５と、加熱用熱交換器４に熱源を供給する加熱用
ボイラ６及び冷却用熱交換器を冷却する冷凍機12が設け
られてとおり、また、熱交換器４、５に接続する配管に
は逆止弁８、11が設けられ、さらに配管２には冷却水量
計15が設置されている。一方、需要家30には、冷熱需要
に用いる冷水用熱交換器32と温熱需要に用いる温熱専用
ヒートポンプ35及びそれぞれにポンプ31、34が設けら
れ、それぞれ冷水供給配管２と熱源水供給配管３に接続
している。
そして、上記のシステムにおいては、冷水供給配管２
の冷水は７℃に、熱源水供給配管３の熱源水は14℃に調
整されているが、これに限定されるものではなく、例え
ば冷水は約０〜10℃で熱源水は約10〜20℃で供給でき
る。
の冷水は７℃に、熱源水供給配管３の熱源水は14℃に調
整されているが、これに限定されるものではなく、例え
ば冷水は約０〜10℃で熱源水は約10〜20℃で供給でき
る。
次に、この地域冷暖房システムの操作状態を説明す
る。需要家30において、冷熱需要があると、冷水汲上ポ
ンプ31を運転し冷水供給配管２より冷水を汲み上げ、冷
水用熱交換器32により昇温された水は熱源水供給配管３
へ戻る。また、温熱需要があると、熱源水汲上ポンプ34
を運転し、熱源水供給配管３より熱源水を汲み上げ、温
熱専用ヒートポンプ35により降温された水は冷水供給配
管２に戻る。夏期においては冷熱需要が温熱需要を上回
るため、需要家から発生した熱源水が中央熱源プラント
１へ流れるようになる。中央熱源プラント１では、冷却
用熱交換器５により熱源水は冷水温度まで冷却される。
冬期においては、温熱需要が冷熱需要を上回るため、需
要家から発生した冷水が中央熱源プラント１へ流れるよ
うになる。中央熱源プラント１では加熱用熱交換器４に
より、冷水は熱源水温度まで昇温される。
る。需要家30において、冷熱需要があると、冷水汲上ポ
ンプ31を運転し冷水供給配管２より冷水を汲み上げ、冷
水用熱交換器32により昇温された水は熱源水供給配管３
へ戻る。また、温熱需要があると、熱源水汲上ポンプ34
を運転し、熱源水供給配管３より熱源水を汲み上げ、温
熱専用ヒートポンプ35により降温された水は冷水供給配
管２に戻る。夏期においては冷熱需要が温熱需要を上回
るため、需要家から発生した熱源水が中央熱源プラント
１へ流れるようになる。中央熱源プラント１では、冷却
用熱交換器５により熱源水は冷水温度まで冷却される。
冬期においては、温熱需要が冷熱需要を上回るため、需
要家から発生した冷水が中央熱源プラント１へ流れるよ
うになる。中央熱源プラント１では加熱用熱交換器４に
より、冷水は熱源水温度まで昇温される。
中間期において、朝、夜は温熱需要が冷熱需要を上回
り、昼は冷熱需要が温熱需要を上回る状態も、冷水流量
及び流れ方向を流量計15で監視観測することにより、冷
凍機12やボイラ６の運転停止時期を容易に把握できる。
り、昼は冷熱需要が温熱需要を上回る状態も、冷水流量
及び流れ方向を流量計15で監視観測することにより、冷
凍機12やボイラ６の運転停止時期を容易に把握できる。
冷水供給配管２と熱源水供給配管３を結ぶ加熱用熱交
換器４及び冷却用熱交換器５の間にはそれぞれ逆止弁
８、11を入れてあるので、熱源水温度と冷却温度をそれ
ぞれ保つことができる。また、逆止弁８、11の出口には
温度センサー９、10が設置され、冷水及び熱源水の温度
を一定に保つように監視している。すなわち、この温度
により、冷凍機12及びボイラ６のバルブを制御して温度
を一定に保っている。
換器４及び冷却用熱交換器５の間にはそれぞれ逆止弁
８、11を入れてあるので、熱源水温度と冷却温度をそれ
ぞれ保つことができる。また、逆止弁８、11の出口には
温度センサー９、10が設置され、冷水及び熱源水の温度
を一定に保つように監視している。すなわち、この温度
により、冷凍機12及びボイラ６のバルブを制御して温度
を一定に保っている。
本発明によれば、次のような効果を奏する。
（１） 中央熱源プラントにおける中央送水ポンプが不
要であり、各需要家の汲上ポンプにより、冷水と熱源水
の循環回路が形成される。
要であり、各需要家の汲上ポンプにより、冷水と熱源水
の循環回路が形成される。
（２） 地域冷暖房システムにおいて、夏期と冬期にお
ける供給温度の切り換えが不要となり、２本の配管のみ
で結んだ地域冷暖房システムの運転が簡略化される。同
時に、地域冷暖房システムにおける各需要家での配管系
統が簡略化され、バイパス弁等が不要となり、汲上ポン
プの運転が単純化される。
ける供給温度の切り換えが不要となり、２本の配管のみ
で結んだ地域冷暖房システムの運転が簡略化される。同
時に、地域冷暖房システムにおける各需要家での配管系
統が簡略化され、バイパス弁等が不要となり、汲上ポン
プの運転が単純化される。
第１図は、本発明の地域冷暖房システムの基本構成図で
ある。 1:中央熱源プラント、2:冷水供給配管、3:熱源水供給配
管、4:加熱用熱交換器、5:冷却用熱交換器、6:加熱用ボ
イラ、8:加熱用熱交換器逆止弁、９、10……温度センサ
ー、11:冷却用熱交換器逆止弁、12:冷却用冷凍機、13:
冷却塔、14:膨張タンク、15:冷水流量計、30:需要家、3
1:冷水汲上ポンプ、32:冷水用熱交換器、34:熱源水汲上
ポンプ、35:温熱専用ヒートポンプ
ある。 1:中央熱源プラント、2:冷水供給配管、3:熱源水供給配
管、4:加熱用熱交換器、5:冷却用熱交換器、6:加熱用ボ
イラ、8:加熱用熱交換器逆止弁、９、10……温度センサ
ー、11:冷却用熱交換器逆止弁、12:冷却用冷凍機、13:
冷却塔、14:膨張タンク、15:冷水流量計、30:需要家、3
1:冷水汲上ポンプ、32:冷水用熱交換器、34:熱源水汲上
ポンプ、35:温熱専用ヒートポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 義 東京都千代田区大手町２丁目６番３号 新日本製鐡株式会社内 (72)発明者 福島 岳夫 神奈川県相模原市西橋本５丁目９番１号 新日本製鐡株式会社相模原技術センタ ー内 (56)参考文献 特開 平４−45332（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】中央熱源プラントと需要家との間を供給配
管と戻り配管の２本の配管で結び、需要家側にはそれら
の配管に、冷水用熱交換器と冷水汲上ポンプ及び温熱専
用のヒートポンプと熱源水汲上ポンプを設置した配管
を、それぞれ接続した地域冷暖房システムにおいて、中
央熱源プラントでは、供給配管と戻り配管を熱交換器を
介した配管により接続して循環回路を構成し、該熱交換
器では循環水を冷却する冷却用熱交換と循環水を加温す
る加温用熱交換を行い、該循環回路は需要家の冷熱需要
と温熱需要の変化に応じて水流が逆転できるように構成
したことを特徴とする地域冷暖房システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2232549A JP2707362B2 (ja) | 1990-09-04 | 1990-09-04 | 地域冷暖房システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2232549A JP2707362B2 (ja) | 1990-09-04 | 1990-09-04 | 地域冷暖房システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04113139A JPH04113139A (ja) | 1992-04-14 |
| JP2707362B2 true JP2707362B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=16941067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2232549A Expired - Lifetime JP2707362B2 (ja) | 1990-09-04 | 1990-09-04 | 地域冷暖房システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2707362B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008309347A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 空調システム |
| JP2021191993A (ja) * | 2015-11-04 | 2021-12-16 | エー.オン、スベリゲ、アクチボラグE.ON Sverige Aktiebolag | 地域熱エネルギー配給システム |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5032181B2 (ja) * | 2007-04-05 | 2012-09-26 | 三機工業株式会社 | 地域冷暖房システムの熱需要家装置及びその運転方法 |
| JP6697891B2 (ja) * | 2016-02-16 | 2020-05-27 | 株式会社竹中工務店 | 熱利用システム |
| JP6663740B2 (ja) * | 2016-02-16 | 2020-03-13 | 株式会社竹中工務店 | 熱利用システム |
| EP3267119A1 (en) | 2016-07-07 | 2018-01-10 | E.ON Sverige AB | Combined heating and cooling system |
| EP3267118A1 (en) | 2016-07-07 | 2018-01-10 | E.ON Sverige AB | Heating system |
| US20210048216A1 (en) * | 2018-03-02 | 2021-02-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Air-conditioning apparatus |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2762155B2 (ja) * | 1990-06-13 | 1998-06-04 | 株式会社荏原製作所 | 地域冷暖房システム |
-
1990
- 1990-09-04 JP JP2232549A patent/JP2707362B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008309347A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 空調システム |
| JP2021191993A (ja) * | 2015-11-04 | 2021-12-16 | エー.オン、スベリゲ、アクチボラグE.ON Sverige Aktiebolag | 地域熱エネルギー配給システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04113139A (ja) | 1992-04-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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