JP7185364B1 - 建築物におけるベタ基礎構造の施工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
地盤の上に鉄筋コンクリート製の外周の立ち上がり部および内部の島状の立ち上がり部と底盤部を備える建築物におけるベタ基礎構造、特に住宅用ベタ基礎構造を施工する方法であって、
地盤の上で、外周の立ち上がり部の角部を除く外枠位置に沿って、コンクリート製で板状のブロック本体と、当該ブロック本体を地盤上に垂直姿勢に支持する複数のコンクリート製の支持板から構成される、側面視して逆T字形の外周用外枠ブロックを、前記支持板に取り付けられた高さ調整機構により地盤からの高さを調整しながら連続して配置し、外周の立ち上がり部の角部に、平面視してL字形でコンクリート製のブロック本体と、当該ブロック本体を地盤上に垂直姿勢に支持するコンクリート製の支持板から構成される角ブロックを配置する外周外枠ブロック配置工程と、
地盤の上で、内部の島状の立ち上がり部の角部および/または端部を除く外枠位置に沿って、コンクリート製で板状のブロック本体と、当該ブロック本体を地盤上に垂直姿勢に支持する複数のコンクリート製の支持板から構成される、側面視して逆T字形の内部用外枠ブロックを、前記支持板に取り付けられた高さ調整機構により地盤からの高さを調整しながら配置し、内部の島状の立ち上がり部の角部および/または端部に、平面視してL字形でコンクリート製のブロック本体と、当該ブロック本体を地盤上に垂直姿勢に支持するコンクリート製の支持板から構成される角ブロックを配置する内部外枠ブロック配置工程と、
外周の立ち上がり部に配置された外周用外枠ブロックおよび角ブロック、内部の島状の立ち上がり部に配置された内部用外枠ブロックおよび角ブロックの各内面と地盤に沿ってL字形に屈曲された鉄筋を、地盤に設置されたスペーサーを用いて下から支持しながら、順次配置する鉄筋配置工程と、
外周の立ち上がり部に配置された外周用外枠ブロックおよび内部の島状の立ち上がり部に配置された内部用外枠ブロックに対し、所定の間隔および前記鉄筋を中央において、支持手段を用いて、地盤から所定の高さに、コンクリート製を除くプラスチックボード、木毛板、透明または不透明のアクリル板、発泡スチロール、モルタル充填段ボールの素材から選択される内枠パネルを、当該内枠パネルと地盤との間にコンクリート流出用の連通口が形成される形で、各外枠ブロックの向きと平行にして順次配置する内枠パネル配置工程と、
外周の立ち上がり部に配置された外周用外枠ブロックおよび角ブロックと内枠パネルの間、内部の島状の立ち上がり部に配置された内部用外枠ブロックおよび角ブロックと内枠パネルの間、および底盤部の位置に、鉄筋のかぶり高さまでコンクリートを打設するコンクリート打設工程を備え、
外周用外枠ブロックおよび内部用外枠ブロックは、それぞれの支持板がブロック本体の下面に一定間隔に直角の向きに取り付けられており、内部用外枠ブロックは、地面とブロック本体の間にコンクリート流入用の所定の高さの連通口が設けられていることを第1の特徴とする。
前記内枠パネル配置工程において、前記内枠パネルが、モルタル充填段ボール素材からなり、当該モルタル充填段ボール素材が、前端が容器内に貯蔵されたモルタル又はセメントペーストに浸された状態で、後端に設置されたバキューム装置により、容器内のモルタルまたはセメントペーストが前端の開口部から内部の隙間に吸引されて内部全体に充填される構造であることを第2の特徴とする。
まず、施工の準備として、ベタ基礎を構築する地面に地縄張りと遣り方の工事を行い、次いで地盤を掘削し、掘削面に砕石を敷き、また必要に応じて防湿シートを敷き、基礎の外周の立ち上がり部および内部の島状の立ち上がり部の位置に捨てコンクリートを打設する。
次に、図1(A)に示すように、掘削後の地盤1の捨てコンクリート2,3の上に、外周の立ち上がり部Aの位置に外枠となる外枠ブロック群11を据え付け、また、内部の立ち上がり部B、Cの位置に外枠となる外枠ブロック群12、13を据え付ける(図1(A)では図面の都合上、立ち上がり部Cと外枠ブロック群13が省略されている)。図示例の場合、図2に示すように、外周の立ち上がり部Aに配置される外枠ブロック群11は平面視してロ字形をなし、内部の島状の立ち上がり部Bに配置される外枠ブロック群12は平面視してL字形をなし、内部の島状の立ち上がり部Cに配置される外枠ブロック群13は平面視してI字形をなしている。
次に、図1(B)および図3に示すように、外周の立ち上がり部Aの位置に外枠となる外枠ブロック群11および内部の島状の立ち上がり部B,Cの位置に外枠となる外枠ブロック群12,13を配置したら、外枠ブロック群11および外枠ブロック群12,13の内面および地盤1に沿って、L字形に屈曲された鉄筋4を、地盤1に設置したスペーサー39を用いて下から支持しながら順次配置する(なお、図1(B)では図面の都合上、立ち上がり部Cおよび外枠ブロック群13が省略されている)。
次に、図1(C)および図4に示すように、外周の立ち上がり部Aに配置された外枠ブロック群11の各外枠ブロック14,15および内部の立ち上がり部B,Cに配置された外枠ブロック群12,13の各外枠ブロック17に対し、所定の間隔をおいて(鉄筋4を中央において)、それぞれの内枠位置で地盤1から所定の高さに板状の内枠パネル5を支持状態にして順次配置する。
次に、図1(D)および図5に示すように、外周の立ち上がり部Aに配置された外枠ブロック群11の各外枠ブロック14,15と内枠パネル5の間、内部の立ち上がり部B,Cに配置された外枠ブロック群12,13の各外枠ブロック17と内枠パネル5の間に、上面の開口部43から、順次コンクリート(生コンクリート)6を充填し、底盤部Dに対しても、コンクリート(生コンクリート)6を打設する。コンクリート6は、外周の立ち上がり部A、内部の立ち上がり部B,Cについては、内部に配置された鉄筋4が被る上端まで充填し、底盤部Dにおいては、鉄筋4の所定の被り高さまで打設する。
2,3 捨てコンクリート
4 鉄筋
5 内枠パネル
6 コンクリート(生コンクリート)
11,12,13 外枠ブロック群
14 長いタイプの外枠ブロック
15,17 短いタイプの外枠ブロック
16,18 角ブロック
21,23,25,28,31 ブロック本体
22,24,26,29,32 支持板
27,33,44 連通口
34 高さ調整機構
35 貫通孔
36,42 ナット
37 アジャスター
38 係合部
39 スペーサー
41 ボルト
43 開口部
45 段ボール
46 バキューム装置
47 容器
48 モルタル
A 外周の立ち上がり部
B,C 内部の島状の立ち上がり部
D 底盤部
Claims (2)
- 地盤の上に鉄筋コンクリート製の外周の立ち上がり部および内部の島状の立ち上がり部と底盤部を備える建築物におけるベタ基礎構造、特に住宅用ベタ基礎構造を施工する方法であって、
地盤の上で、外周の立ち上がり部の角部を除く外枠位置に沿って、コンクリート製で板状のブロック本体と、当該ブロック本体を地盤上に垂直姿勢に支持する複数のコンクリート製の支持板から構成される、側面視して逆T字形の外周用外枠ブロックを、前記支持板に取り付けられた高さ調整機構により地盤からの高さを調整しながら連続して配置し、外周の立ち上がり部の角部に、平面視してL字形でコンクリート製のブロック本体と、当該ブロック本体を地盤上に垂直姿勢に支持するコンクリート製の支持板から構成される角ブロックを配置する外周外枠ブロック配置工程と、
地盤の上で、内部の島状の立ち上がり部の角部および/または端部を除く外枠位置に沿って、コンクリート製で板状のブロック本体と、当該ブロック本体を地盤上に垂直姿勢に支持する複数のコンクリート製の支持板から構成される、側面視して逆T字形の内部用外枠ブロックを、前記支持板に取り付けられた高さ調整機構により地盤からの高さを調整しながら配置し、内部の島状の立ち上がり部の角部および/または端部に、平面視してL字形でコンクリート製のブロック本体と、当該ブロック本体を地盤上に垂直姿勢に支持するコンクリート製の支持板から構成される角ブロックを配置する内部外枠ブロック配置工程と、
外周の立ち上がり部に配置された外周用外枠ブロックおよび角ブロック、内部の島状の立ち上がり部に配置された内部用外枠ブロックおよび角ブロックの各内面と地盤に沿ってL字形に屈曲された鉄筋を、地盤に設置されたスペーサーを用いて下から支持しながら、順次配置する鉄筋配置工程と、
外周の立ち上がり部に配置された外周用外枠ブロックおよび内部の島状の立ち上がり部に配置された内部用外枠ブロックに対し、所定の間隔および前記鉄筋を中央において、支持手段を用いて、地盤から所定の高さに、コンクリート製を除くプラスチックボード、木毛板、透明または不透明のアクリル板、発泡スチロール、モルタル充填段ボールの素材から選択される内枠パネルを、当該内枠パネルと地盤との間にコンクリート流出用の連通口が形成される形で、各外枠ブロックの向きと平行にして順次配置する内枠パネル配置工程と、
外周の立ち上がり部に配置された外周用外枠ブロックおよび角ブロックと内枠パネルの間、内部の島状の立ち上がり部に配置された内部用外枠ブロックおよび角ブロックと内枠パネルの間、および底盤部の位置に、鉄筋のかぶり高さまでコンクリートを打設するコンクリート打設工程を備え、
外周用外枠ブロックおよび内部用外枠ブロックは、それぞれの支持板がブロック本体の下面に一定間隔に直角の向きに取り付けられており、内部用外枠ブロックは、地面とブロック本体の間にコンクリート流入用の所定の高さの連通口が設けられていることを特徴とするベタ基礎構造の施工方法。 - 前記内枠パネル配置工程において、前記内枠パネルが、モルタル充填段ボール素材からなり、当該モルタル充填段ボール素材は、前端が容器内に貯蔵されたモルタル又はセメントペーストに浸された状態で、後端に設置されたバキューム装置により、容器内のモルタルまたはセメントペーストが前端の開口部から内部の隙間に吸引されて内部全体に充填される構造であることを特徴とする、請求項1記載の住宅用ベタ基礎構造の施工方法。
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