JP7183653B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像を表す画像データに応じて変調した光を主・副2次元的に走査露光して、静電潜像をトナー像として可視像化して画像形成する画像形成装置であって、主走査方向を複数に分割して、分割した各領域毎に画像データ中の画像形成すべき画像データ量を算出する算出手段と、算出手段の算出結果に基づいて、現像ロールへのトナー供給位置から各領域までの距離に起因するトナー像の主走査方向濃度むらを補正する補正手段と、を備える画像形成装置が知られている(特許文献1)。
特開2007-192888号公報
本発明は、現像器の小型化を確保しつつ、現像器内へのトナー補給直後の画像カブリ及び濃度差を抑制することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の画像形成装置は、
像保持体を所定の帯電電位に帯電する帯電手段と、
前記帯電手段で帯電された前記像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
その表面にトナーを含む現像剤を保持して前記静電潜像を前記トナーで現像する現像ロールを備えた現像手段と、
前記現像手段に補給される前記トナーの補給量を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出された前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えた場合に、前記静電潜像の背景部電位と現像バイアス電位とで形成されるクリーニング電界の前記像保持体の軸方向の大きさを変更する変更手段と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記変更手段は、前記像保持体の軸方向において、前記現像手段に補給された前記トナーの前記現像ロールへの供給位置から所定の領域に亘り前記クリーニング電界を拡大する、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記像保持体上に除電光を照射して前記像保持体を除電する除電手段を備え、前記帯電手段による前記像保持体の帯電前に、前記現像手段に補給された前記トナーの前記現像ロールへの供給位置から所定の領域に亘り前記除電光を前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えない通常時に比して弱くして前記像保持体の除電後電位を高くする、
ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記変更手段は、前記像保持体の前記現像手段に補給された前記トナーの前記現像ロールへの供給位置から所定の領域に亘り前記背景部電位を前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えない通常時に比して高くして前記クリーニング電界を拡大する、
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、
前記像保持体の前記現像手段に補給された前記トナーの前記現像ロールへの供給位置から所定の領域に亘る領域を除いて前記像保持体における画像の背景部となる領域に前記露光手段による微弱な露光量で露光を行って、前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えない通常時に比して前記背景部電位を高くする、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項6に記載の画像形成装置は、
像保持体を所定の帯電電位に帯電する帯電手段と、
前記帯電手段で帯電された前記像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
その表面にトナーを含む現像剤を保持して前記静電潜像を前記トナーで現像する現像ロールを備えた現像手段と、
前記現像手段に補給される前記トナーの補給量を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出された前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えた場合に、前記像保持体の前記現像手段に補給された前記トナーの前記現像ロールへの供給位置から所定の領域に亘り前記露光手段による露光量を前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えない通常時に比して小さくして前記露光部電位を高くして前記静電潜像の露光部電位と現像バイアス電位とで形成される現像電界の前記像保持体の軸方向の大きさを変更する変更手段と、を備えた、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項に記載の画像形成装置は、
像保持体を所定の帯電電位に帯電する帯電手段と、
前記帯電手段で帯電された前記像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
その表面にトナーを含む現像剤を保持して前記静電潜像を前記トナーで現像する現像ロールを備えた現像手段と、
前記現像手段に補給される前記トナーの補給量を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出された前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えた場合に、前記像保持体の前記現像手段に補給された前記トナーの前記現像ロールへの供給位置から所定の領域に亘り前記静電潜像の露光部となる画像の面積階調率Cinを前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えない通常時に比して低くして前記静電潜像の露光部電位と現像バイアス電位とで形成される現像電界の前記像保持体の軸方向の大きさを変更する変更手段と、を備えた
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記算出手段は、前記現像手段に前記トナーを補給するトナー補給手段の単位時間当たりの回転数に基づいて前記トナー補給量を算出する、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記算出手段は、前記像保持体に形成される前記静電潜像の単位面積当たりの画素数に基づいて前記トナー補給量を算出する、
ことを特徴とする。
請求項1記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記算出手段は、前記現像手段に対するトナーリカバリー動作を検知して前記トナー補給量を算出する、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、現像器内へのトナー補給直後の画像カブリを抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、現像ロールへのトナー供給位置から所定の領域に亘りクリーニング電界を拡大することができる。
請求項3に記載の発明によれば、像保持体の除電後電位を通常時よりも高くしてクリーニング電界を拡大することができる。
請求項4に記載の発明によれば、像保持体の背景部電位を通常時よりも高くしてクリーニング電界を拡大することができる。
請求項5に記載の発明によれば、像保持体の帯電電位を通常時よりも高くしてクリーニング電界を拡大することができる。
請求項6に記載の発明によれば、像保持体の静電潜像の露光部電位を通常時よりも高くして現像器内へのトナー補給直後の画像濃度差を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、像保持体の静電潜像の露光部となる画像の面積諧調率Cinを通常時に比して低くして現像器内へのトナー補給直後の画像濃度差を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、現像装置内への急激なトナー補給を検知することができる。
請求項に記載の発明によれば、現像装置内への急激なトナー補給を検知することができる。
請求項1に記載の発明によれば、現像装置内への急激なトナー補給を検知することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の内部構成を示す縦断面模式図である。 画像形成部の要部構成を示す縦断面模式図である。 現像装置内における現像剤の搬送を説明する図2のA-B-C線に沿って水平方向に展開した断面模式図である。 感光体ドラムにおける帯電電位および露光部電位と現像装置におけるAC重畳バイアスを印加した現像電位との関係を説明するための図である。 画像形成部の機能構成を示す機能ブロック図である。 現像装置の現像剤収容部における現像剤のTC値の分布を模式的に示す図である。 画像形成装置におけるクリーニング電界制御の流れを示すフローチャートである。 クリーニング電界制御における帯電電位と現像電位との関係を示す図である。 変形例1に係る画像形成装置におけるクリーニング電界制御の流れを示すフローチャートである。 変形例2に係る画像形成装置におけるクリーニング電界制御の流れを示すフローチャートである。 変形例3に係る画像形成装置におけるクリーニング電界制御の流れを示すフローチャートである。 クリーニング電界制御における帯電電位と現像電位との関係を示す図である。 第2本実施形態に係る画像形成装置における現像電界制御の流れを示すフローチャートである。 現像電界制御における帯電電位と現像電位との関係を示す図である。 第2本実施形態に係る画像形成装置の変形例における画像濃度制御の流れを示すフローチャートである。 画像濃度制御におけるCinの感光体ドラム軸方向分布を示す図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
尚、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
(1.1)画像形成装置の全体構成
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成の一例を示す断面模式図である。
画像形成装置1は、画像形成部10と、画像形成部10の一端に装着された用紙送り装置20と、画像形成部10の他の一端に設けられ、印刷された用紙が排紙される排紙部30と、操作表示部40と、上位機器から送信された印刷情報から画像情報を生成する画像処理部50と、を備えて構成されている。
画像形成部10は、システム制御装置11(不図示)、露光装置12、感光体ユニット13、現像装置14、転写装置15、用紙搬送装置16a、16b、16c、定着装置17、駆動装置18(不図示)、を備えて構成され、画像処理部50から受け取った画像情報を用紙送り装置20から送り込まれた用紙上にトナー画像として形成する。
用紙送り装置20は、画像形成部10に対する用紙供給を行う。すなわち、種類(例えば、材質や厚さ、用紙サイズ、紙目)の異なる用紙Pを収容する複数の用紙積載部を備えており、これら複数の用紙積載部のいずれか一つから繰り出した用紙を画像形成部10に対して供給するように構成されている。
排紙部30は、画像形成部10にて画像出力が行われた用紙の排出を行う。そのために、排紙部30は、画像出力後の用紙Pが排出される排紙収容部を備えている。なお、排紙部30は、画像形成部10から出力される用紙束に対して、裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を行う機能を有したものであってもよい。
操作表示部40は、各種の設定や指示の入力及び情報表示に用いられるものである。すなわち、いわゆるユーザインタフェースに相当するもので、具体的には液晶表示パネル、各種操作ボタン、タッチパネル等を組み合わせて構成されている。
(1.2)画像形成部の構成及び動作
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて用紙送り装置20のうち、印刷ジョブで印刷の1枚毎に指定された用紙積載部から繰り出された用紙が画像形成部10へ送り込まれる。
感光体ユニット13は、露光装置12の下方に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する像保持体としての感光体ドラム31を備えている。感光体ドラム31の回転方向にそって、帯電手段としての帯電装置32、露光手段としての露光装置12、現像手段としての現像装置14、一次転写ローラ52、クリーニング装置33、除電装置34(図2 参照)が配置されている。
現像装置14は、内部に現像剤が収容される現像ハウジング41を有する。現像ハウジング41内には、感光体ドラム31に対向して配置された現像ローラ42が配設され、現像ローラ42には、現像剤の層厚を規制するトリマーTM(図2 参照)が近接配置されている。
それぞれの現像装置14は、現像ハウジング41に収容される現像剤を除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
現像装置14の上方には、トナー(キャリアを含むトナー)を収容する交換可能なトナーカートリッジTと、トナーカートリッジTの挿抜を案内するとともに、それぞれのトナーカートリッジTから現像装置14にトナーを供給するトナー供給装置100が配置されている。
回転する感光体ドラム31の表面は、帯電装置32により帯電され、露光装置12から出射する潜像形成光L1(図2 参照)により静電潜像が形成される。感光体ドラム31上に形成された静電潜像は現像ローラ42によりトナー像として現像される。
転写装置15は、各感光体ユニット13の感光体ドラム31にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト51、各感光体ユニット13にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト51に順次転写(一次転写)する一次転写ローラ52、中間転写ベルト51上に重畳して転写された各色トナー像を用紙に一括転写(二次転写)する二次転写ベルト53とから構成されている。
二次転写ベルト53は、二次転写ローラ54と剥離ローラ55とによって張架され、中間転写ベルト51の背面側に配置されたバックアップローラ65と二次転写ローラ54とに挟持されて二次転写部TRを形成する。
各感光体ユニット13の感光体ドラム31に形成された各色トナー像は、システム制御装置11により制御される電源装置等(不図示)から所定の転写電圧が印加された一次転写ローラ52により中間転写ベルト51上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。
中間転写ベルト51上の重畳トナー像は、中間転写ベルト51の移動に伴って二次転写ベルト53が配置された二次転写部TRに搬送される。重畳トナー像が二次転写部TRに搬送されると、そのタイミングに合わせて用紙送り装置20から用紙Pが二次転写部TRに供給される。そして、二次転写ベルト53を介して二次転写ローラ54と対向するバックアップローラ65には、システム制御装置11により制御される電源装置等から所定の転写電圧が印加され、用紙Pに中間転写ベルト51上の多重トナー像が一括転写される。
感光体ドラム31表面の残留トナーは、クリーニング装置33により除去され、廃トナー収容部(不図示)に回収される。残留トナーが除去された感光体ドラム31の表面は、除電装置34で除電された後、帯電装置32により再帯電される。
定着装置17は一方向へ回転する無端状の定着ベルト17aと、定着ベルト17aの周面に接し、一方向へ回転する加圧ローラ17bとを有し、定着ベルト17aと加圧ローラ17bの圧接領域によってニップ部(定着領域)が形成される。
転写装置15においてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で用紙搬送装置16aを経由して定着装置17に搬送される。定着装置17に搬送された用紙Pは、一対の定着ベルト17aと加圧ローラ17bにより、加熱と圧着の作用でトナー像が定着される。
定着の終了した用紙は、用紙搬送装置16bを経由して排紙部30に送り込まれる。
尚、用紙の両面に画像出力を行う場合には、用紙搬送装置16cにより当該用紙の表裏が反転され、再び画像形成部10における二次転写部TRへ送り込まれる。そして、トナー像の転写および転写像の定着が行われた後に、排紙部30に送り込まれることになる。排紙部30へ送り込まれた用紙Pは、必要に応じて裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を経た後に、排紙収容部へ排出される。
(2)要部構成と動作
図2は画像形成部10の要部構成を示す縦断面模式図、図3は現像装置14内における現像剤の搬送を説明する現像装置内における現像剤の搬送を説明する図2のA-B-C線に沿って水平方向に展開した断面模式図、図4は感光体ドラム31における帯電電位VHおよび露光部電位VLと現像装置14におけるAC重畳バイアスを印加した現像電位との関係を説明するための図、図5は画像形成部10の機能構成を示す機能ブロック図、図6は現像装置14の現像剤収容部41Bにおける現像剤のTC値の分布を模式的に示す図である。
以下、図面を参照しながら画像形成部10の要部の構成と動作について説明する。
(2.1)帯電装置
帯電装置32は、感光体ドラム31の回転方向(図2中 矢印R方向)に対して、クリーニング装置33の下流側に交換可能に配置される。
帯電装置32は、図2に示すように、感光体ドラム31側が開口したシールドケース32Aを備えている。シールドケース32Aには一定電圧(例えば、-700V)が印加されるようになっている。
シールドケース32A内には、コロナワイヤ32Bが1本ずつ(計2本)張架されおり、これらコロナワイヤ32Bは、高圧電源(不図示)に接続されており、コロナワイヤ32Bへの電流が一定電流となるように定電流制御されている。これにより、コロナワイヤ32Bは、マイナス電荷を発生して感光体ドラム31にコロナイオン流を供給するようになっている。
シールドケース32Aの開口側には、コロナワイヤ32Bと感光体ドラム31との間にグリッド電極32Eがシールドケース32Aの長手方向に配置されている。グリッド電極32Eは、感光体ドラム31との距離が一定となるように配置されて、感光体ドラム31の帯電設定電位(予め設定される露光前における帯電電位VH)と等しい一定電圧が印加される。
このように構成される帯電装置32は、コロナワイヤ32Bがコロナ放電することで感光体ドラム31の表面を所定の帯電電位VHに帯電する。
(2.2)現像装置
現像装置14は、現像剤を収容する現像ハウジング41、感光体ドラム31と対向して配置されている現像ローラ42、現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌オーガ43、現像ローラ42に現像剤を供給する供給オーガ44を備えている。
現像ローラ42は内部に磁石を有しており、表面に現像剤を磁力で吸着して回転することで、現像ハウジング41から感光体ドラム31に対向する現像位置まで現像剤を送り出す。現像位置では感光体ドラム31の表面に形成された静電潜像の現像が行われ、現像後の現像剤は現像ローラ42の回転によって現像ハウジング41に戻る。
図3は、現像装置14内における現像剤の搬送(移動)を説明するために、図2におけるA-B-C線に沿って水平方向に展開した断面模式図としている。
現像ハウジング41内には、撹拌オーガ43及び供給オーガ44の間に仕切壁41aが立設されて、現像ハウジング41は2つの現像剤収容部41A、41Bに仕切られ、仕切壁41aの長手方向両端部には、それぞれ開口45、46が形成されている。
撹拌オーガ43及び供給オーガ44は、回転軸43a、44aの周りに螺旋羽根43b、
44bが形成され、駆動源(不図示)から回転力を受けて現像剤収容部41A、41B内の内壁に沿って回転することで、現像剤を現像剤収容部41A、41B内で所定方向に搬送する。
具体的には、撹拌オーガ43は現像剤収容部41A内の現像剤を攪拌しながら矢印(-Y)方向に搬送し、供給オーガ44は現像剤収容部41B内の現像剤を攪拌しながら矢印(Y)方向に搬送する。矢印(-Y)方向に搬送された現像剤は、開口45から現像剤収容部41Bに移動し、矢印(Y)方向に搬送された現像剤は、開口45から現像剤収容部41Aに移動する。
これにより現像ハウジング41内の現像剤は、2本の撹拌オーガ43及び供給オーガ44によって撹拌されながら循環移動する。このような現像剤の撹拌によって現像剤中のトナーが帯電する。
現像ハウジング41の一端側(Y方向:装置の奥側)の上面部分には、ディスペンスモータM(図5 参照)で駆動されるトナー供給装置100から供給されてきたトナーを受け入れる受入口47(図3においては機能を説明するために模式的に示している)が設けられている。受入口47で現像装置14に受け入れられたトナーは、撹拌オーガ43によって搬送されることで現像ハウジング41の現像剤収容部41Aに移動して現像剤と混合される。
トナー供給装置100から受入口47を介して補給されたトナーは、撹拌オーガ43によって撹拌されながら、奥側(IN側:Y方向 以降IN側と記載)から手前側(OUT側:-Y方向 以降OUT側と記載)へ搬送され、手前側(OUT側:-Y方向)で供給オーガ44へ移動される。そして、供給オーガ44から供給されたトナーが現像ローラ42に供給される。
現像装置14には、現像ハウジング41内を循環する現像剤のキャリアに対するトナーの比率(TC)を測定するATCセンサSRが配置されている。画像形成装置1は、ATCセンサSRによる測定値に基づいて制御部がトナーカートリッジTからのトナー補給を指示することで現像剤のTC値が所定値に保たれる。
本実施の形態では、OUT側からIN側に向かってトナーが現像ローラ42に供給されるため、IN側にトナーが到達するころにはトナー供給量が減少してしまうため、トナー供給量を適正に制御するために、ATCセンサSRは撹拌オーガ43のOUT側に設けている。
また、現像ハウジング41の一端側(Y方向:装置の奥側)の下面部分には、排出口48が設けられている。現像ハウジング41と排出口48との間には、他の箇所の螺旋羽根44bとは螺旋の向きが逆転した逆螺旋羽根44cが設けられているために、現像ハウジング41の現像剤収容部41Bを矢印(Y)方向に搬送されてきた現像剤の大部分は、逆螺旋羽根44cで開口46に導かれて現像剤収容部41Aへと移動するが、一部の現像剤はこの逆螺旋羽根44cを乗り越えて排出口48(図3においては機能を説明するために模式的に示している)から現像装置14外に排出される。
(2.3)除電装置
除電装置34は、感光体ドラム31の、残存するトナーがクリーニング装置33により取り除かれた後の領域に光を照射し、感光体ドラム31は除電装置34からの光の照射を受けて除電される。
除電装置34は、例えば多数のLED(Light Emitted Diode)からなるLEDアレイであり、あらかじめ定められた射出角を持って光を射出する。LEDアレイから射出された光は、図3に矢印L2で示すように感光体ドラム31を照射する。
このようにして、感光体ドラム31は、その回転軸方向のいずれの点においても、光の照射を受けて除電される。
(2.4)現像電位制御
現像ローラ42には、DC成分を含むDC現像バイアスVdv-DCにAC成分を含むAC現像バイアスVdv-ACを重畳して供給される。ここで、DC現像バイアスVdv-DCは、現像ローラ42から感光体ドラム31にトナーを移動させるためのものであり、AC現像バイアスVdv-ACは、DC現像バイアスVdv-DCによる現像ローラ42から感光体ドラム31へのトナーの移動を、トナーを振動させることで促進するためのものである。
ここで、帯電電位VHは、コロナワイヤ32Bに供給される電流(定電流制御)とグリッド電極32Eに印加されるグリッド電圧の大きさによって決まり、露光部電位VLは、帯電電位と露光装置12による露光エネルギーとによって決まる。
また、現像電位VBは、DC現像バイアスVdv-DCの大きさによって決まる。なお、図5には、AC現像バイアスVdv-ACの大きさは、交流であるためにピークトゥピーク値で表している。
本実施形態においては、図5に示すように、帯電電位VHおよび露光部電位VLがともに負極性となっているが、露光部電位VLの大きさは、絶対値で帯電電位VHよりも小さい値となる(|VL|<|VH|)。そして、現像電位VBすなわちDC現像バイアスVdv-DCの値は、負極性であって、その絶対値が帯電電位VHと露光部電位VLとの間の大きさに設定される(|VL|<|VB|<|VH|)。
帯電電位VHと露光部電位VLと現像電位VBとがこのような大小関係を有している場合、現像領域を通過する現像ローラ42上のトナー(負極性に帯電)は、感光体ドラム31上で相対的に正電位となる露光部電位VL(画像部)に移動(飛翔)しやすくなる(Vdv)一方、感光体ドラム31上で相対的に負電位となる帯電電位VH(背景部)には移動(飛翔)しにくくなる(Vc=VH-VB:クリーニング電界)。
(2.4)クリーニング電界制御
図5に機能ブロック図として示すように、本実施形態における画像形成部10の要部である露光装置12、感光体ユニット13、現像装置14、トナー供給装置100、除電装置34は、システム制御装置11によって、それぞれ露光制御部112、帯電制御部113、現像制御部114、トナー補給制御部145、光量制御部134を介して、所定の画像形成条件(パラメータ)に設定され印刷制御が行われる。
システム制御装置11は、感光体ドラム31の帯電電位VHと現像バイアス電位である現像電位VBとで形成されるクリーニング電界(Vc=VH-VB)の感光体ドラム31の軸方向(Y方向)の大きさを変更する変更手段として機能する。
トナーの補給量を算出する算出手段の一例としてのトナー補給量算出部110は、トナー供給装置100を駆動するディスペンスモータMの単位時間当りのトナー補給時間に基づいて、現像装置14に補給されるトナー補給量を算出する。システム制御装置11は、トナー補給量算出部110で算出されたトナー補給量に基づいて、クリーニング電界(Vc)の変更を行う。
図6には現像装置14における現像剤を供給オーガ44で現像ローラ42に供給しながら搬送する現像剤収容部41Bにおける現像剤のTC値の分布を模式的に示している。
図6に示すように、現像装置14に補給されたトナーは、現像剤収容部41Aで撹拌オーガ43によって撹拌されながら、IN側からOUT側へ搬送されるが、補給トナー量が急激に増加した場合には、撹拌オーガ43によって撹拌されてもトナー帯電が充分に上がりきらず、OUT側の開口45を基端として、現像ローラ42の軸方向(Y方向)の一定領域(図6中 W参照)において画像カブリが発生する虞があった。
補給トナー量が急激に増加する場合としては、画像密度が高い画像を連続して印刷した場合、トナーカートリッジTが交換されてトナーリカバリー動作が入った場合などが挙げられる。
図7は画像形成装置1におけるクリーニング電界制御の流れを示すフローチャート、図8はクリーニング電界制御における帯電電位と現像電位との関係を示す図である。
本実施形態に係る画像形成装置1においては、図7に示す動作フローに従って、クリーニング電界の制御を行って画像形成を行う。
画像形成装置1が印刷ジョブを受け付けると(S101)、トナー補給量算出部110は、ディスペンスモータMの単位時間当りのトナー補給時間(回転時間)A1を算出する(S102)。そして、システム制御装置11は単位時間当りのトナー補給時間(回転時間)A1が予め定められた閾値Athよりも長いか否か判断する(S103)。ここで、閾値Athはシステム制御装置11の閾値記憶部(不図示)に記憶されている。
ディスペンスモータMの単位時間当りのトナー補給時間A1が閾値Athを超えていた場合(S103:Yes)、除電装置34の除電光L2の軸方向光量分布を決定する(S104)。具体的には、図8(a)に示すように、感光体ドラム31の軸方向(Y方向)において、現像装置14の開口45から現像剤収容部41Bにおける供給オーガ44の回転軸方向(Y方向)における一定領域(図8(a)中 W参照)に亘り、トナー補給時間A1が閾値Athを超えない通常時に比して除電光L2の光量を弱くする。尚、除電光L2の光量は、感光体ドラム31の帯電電位VHが上昇し過ぎて、クリーニング電界Vcが必要以上に拡大されない範囲(感光体ドラム31表面への現像剤付着が発生しない範囲)で決定される。
そして、光量制御部134は、決定された除電装置34の軸方向光量分布が得られるように各光源素子(LED)の発光量を算出して(S105)、画像形成装置1は、除電装置34の除電光を算出された光量に変更して画像形成を行う(S106)。これにより、図8(b)に示すように、感光体ドラム31の軸方向において、現像装置14の開口45から現像剤収容部41Bにおける供給オーガ44の回転軸方向(Y方向)における一定領域(図8(b)中 W参照)に亘りクリーニング電界Vcが拡大されて画像カブリを抑制することができる。
「変形例1」
図9は変形例1に係る画像形成装置1におけるクリーニング電界制御の流れを示すフローチャートである。
変形例1に係る画像形成装置1は、トナー補給量算出部110は、感光体ドラム31に形成される静電潜像の単位面積当たりの画素数に基づいてトナー補給量を算出する。
画像形成装置1が印刷ジョブを受け付けると(S201)、トナー補給量算出部110は、印刷ジョブの画像の単位面積当たりの画素数P1を算出する(S202)。画素数P1は画像処理部50における画像処理の結果から取得できる。
そして、システム制御装置11は単位面積当たりの画素数P1が予め定められた閾値Pthよりも多いか否か判断する(S203)。ここで、閾値Pthはシステム制御装置11の閾値記憶部(不図示)に記憶されている。
印刷ジョブの画像の単位面積当たりの画素数P1が閾値Pthを超えていた場合(S203:Yes)、除電装置34の除電光L2の軸方向光量分布を決定する(S204)。
そして、光量制御部134は、決定された除電装置34の軸方向光量分布が得られるように各光源素子(LED)の発光量を算出して(S205)、画像形成装置1は、除電装置34の除電光を算出された光量に変更して画像形成を行う(S206)。これにより、図8(b)に示すように、感光体ドラム31の軸方向において、現像装置14の開口45から現像剤収容部41Bにおける供給オーガ44の回転軸方向(Y方向)における一定領域に亘りクリーニング電界Vcが拡大されて画像カブリを抑制することができる。
「変形例2」
図10は変形例2に係る画像形成装置1におけるクリーニング電界制御の流れを示すフローチャートである。
変形例2に係る画像形成装置1は、トナー補給量算出部110は、現像装置14に対するトナーリカバリー動作を検知してトナー補給量を算出する。
画像形成装置1が印刷ジョブを受け付けると(S301)、トナー補給量算出部110は、トナーリカバリー動作が入ったか否かを検知する(S302)。
トナーリカバリー動作は、トナーカートリッジTがニアエンド又はエンプティとなりトナーカートリッジTが交換された場合に、ATCセンサSRで現像装置14内のTC値を検知して必要なトナー補給量を算出し、算出されたトナー補給量に基づいて、現像装置14に交換されたトナーカートリッジTよりトナーを補給し、現像装置14を駆動して撹拌する動作である。トナーリカバリー動作が入った場合、現像装置14内に急激にトナーが補給されて、撹拌オーガ43によって撹拌されてもトナー帯電が充分に上がりきらず、OUT側の開口45を基端として、現像ローラ42の軸方向(Y方向)の一定領域において画像カブリが発生する虞がある。
トナーリカバリー動作が入ったことが検知された場合(S302:Yes)、除電装置34の除電光L2の軸方向光量分布を決定する(S303)。
そして、光量制御部134は、決定された除電装置34の軸方向光量分布が得られるように各光源素子(LED)の発光量を算出して(S304)、画像形成装置1は、除電装置34の除電光を算出された光量に変更して画像形成を行う(S305)。これにより、図8(b)に示すように、感光体ドラム31の軸方向において、現像装置14の開口45から現像剤収容部41Bにおける供給オーガ44の回転軸方向(Y方向)における一定領域に亘りクリーニング電界Vcが拡大されて画像カブリを抑制することができる。
「変形例3」
図11は変形例3に係る画像形成装置1におけるクリーニング電界制御の流れを示すフローチャート、図12はクリーニング電界制御における帯電電位と現像電位との関係を示す図である。
変形例3に係る画像形成装置1は、トナー補給量算出部110は、トナー供給装置100を駆動するディスペンスモータMの単位時間当りのトナー補給時間に基づいて、現像装置14に補給されるトナー補給量を算出する。システム制御装置11は、トナー補給量算出部110で算出されたトナー補給量に基づいて、背景部の帯電電位VHをトナーの補給量が予め定められた閾値を超えない通常時に比して高くしてクリーニング電界Vcを拡大する。
画像形成装置1が印刷ジョブを受け付けると(S401)、トナー補給量算出部110は、ディスペンスモータMの単位時間当りのトナー補給時間(回転時間)A1を算出する(S402)。そして、システム制御装置11は単位時間当りのトナー補給時間(回転時間)A1が予め定められた閾値Athよりも長いか否か判断する(S403)。
ディスペンスモータMの単位時間当りのトナー補給時間A1が閾値Athを超えていた場合(S403:Yes)、まず、感光体ドラム31の通常時の帯電電位(VH0)を一律に上昇させる(S404)。具体的には、図12(a)に示すように、帯電制御部113は帯電装置32のグリッド電極32Eのバイアス電圧を上昇させて、帯電装置32による感光体ドラム31の通常時の帯電電位(VH0)を一律に上昇させる(VH1)。尚、グリッド電極32Eのバイアス電圧は、感光体ドラム31の帯電電位VHが上昇し過ぎて、クリーニング電界Vcが必要以上に拡大されない範囲(感光体ドラム31表面への現像剤付着が発生しない範囲)で決定される。
そして、露光制御部112は、露光装置12の背景部に対する露光量分布を決定する(S405)。具体的には、図12(a)に示すように、感光体ドラム31の軸方向(Y方向)において、現像装置14の開口45から現像剤収容部41Bにおける供給オーガ44の回転軸方向(Y方向)における一定領域に亘る領域(図12(a)中 W参照)を除いて、画像の背景部となる領域に露光装置12によって微弱な露光量で露光を行うように露光量分布を決定する(図12(a) 参照)。
そして、露光装置12の背景部に対する露光量をステップS405で決定された露光量分布に変更して画像形成を行う(S406)ことで、図12(b)に示すように、感光体ドラム31の軸方向において、現像装置14の開口45から現像剤収容部41Bにおける供給オーガ44の回転軸方向(Y方向)における一定領域(図12(b)中 W参照)に亘りクリーニング電界Vcが拡大されて画像カブリを抑制することができる。
変形例3においては、トナー補給量算出部110は、ディスペンスモータMの単位時間当りのトナー補給時間に基づいて、現像装置14に補給されるトナー補給量を算出する例を説明したが、トナー補給量の算出は、変形例1と同様に、感光体ドラム31に形成される静電潜像の単位面積当たりの画素数に基づいて行ってもよい。また、変形例2と同様に、現像装置14に対するトナーリカバリー動作を検知してトナー補給量を算出してもよい。
「第2実施形態」
本実施形態に係る画像形成装置1Aは、第1実施形態に係る画像形成装置1とその構成においては同一であり、図5に機能ブロック図として示すように、画像形成部10の要部である露光装置12、感光体ユニット13、現像装置14、トナー供給装置100は、システム制御装置11によって、それぞれ露光制御部112、帯電制御部113、現像制御部114、トナー補給制御部145を介して、所定の画像形成条件(パラメータ)に設定され印刷制御が行われる。
画像形成装置1Aにおいては、現像装置14に補給されたトナーは、現像剤収容部41Aで撹拌オーガ43によって攪拌されながら、IN側からOUT側へ搬送されるが、補給トナー量が急激に増加した場合には、撹拌オーガ43によって撹拌されてもトナー帯電が充分に上がりきらず、OUT側の開口45を基端として、現像ローラ42の軸方向(Y方向)の一定領域において現像特性が変化して軸方向(左右)において濃度差(面内均一性)が発生する虞があった。
本実施形態に係る画像形成装置1Aにおいては、トナー補給量算出部110で算出されたトナー補給量に基づいて、システム制御装置11が現像電界(Vdv)の変更を行う。すなわち、システム制御装置11は、感光体ドラム31の露光部電位VLと現像バイアス電位である現像電位VBとで形成される現像電界Vdv(Vdv=VB-VL:図5参照)の感光体ドラム31の軸方向(Y方向)の大きさを変更することで、軸方向(左右)において濃度差(面内均一性)を抑制している。
図13は本実施形態に係る画像形成装置1Aにおける現像電界制御の流れを示すフローチャート、図14は現像電界制御における帯電電位と現像電位との関係を示す図である。
画像形成装置1Aが印刷ジョブを受け付けると(S501)、トナー補給量算出部110は、ディスペンスモータMの単位時間当りのトナー補給時間(回転時間)A1を算出する(S502)。そして、システム制御装置11は単位時間当りのトナー補給時間(回転時間)A1が予め定められた閾値Athよりも長いか否か判断する(S503)。
ディスペンスモータMの単位時間当りのトナー補給時間A1が閾値Athを超えていた場合(S503:Yes)、露光装置12の軸方向露光量分布を決定する(S504)。
具体的には、図14に示すように、感光体ドラム31の軸方向(Y方向)において、現像装置14の開口45から現像剤収容部41Bにおける供給オーガ44の回転軸方向(Y方向)における一定領域(図14中 W参照)に亘り、トナー補給時間A1が閾値Athを超えない通常時に比して露光装置12のイメージ部露光量L1を小さくする。
そして、露光制御部112は、決定された露光装置12の軸方向露光量分布が得られるように露光装置12の露光量を変更して画像形成を行う(S505)。これにより、図14に示すように、感光体ドラム31の軸方向において、現像装置14の開口45から現像剤収容部41Bにおける供給オーガ44の回転軸方向(Y方向)における一定領域(図14中 W参照)に亘り現像電界Vdvが小さくなり左右濃度差を抑制することができる。
「変形例」
図15は変形例に係る画像形成装置1Aにおける画像濃度制御の流れを示すフローチャート、図16は画像濃度制御におけるCinの感光体ドラム31の軸方向分布を示す図である。
画像形成装置1Aが印刷ジョブを受け付けると(S601)、トナー補給量算出部110は、ディスペンスモータMの単位時間当りのトナー補給時間(回転時間)A1を算出する(S602)。そして、システム制御装置11は単位時間当りのトナー補給時間(回転時間)A1が予め定められた閾値Athよりも長いか否か判断する(S603)。
ディスペンスモータMの単位時間当りのトナー補給時間A1が閾値Athを超えていた場合(S603:Yes)、感光体ドラム31の露光部となる画像の面積階調率Cinの感光体ドラム31の軸方向分布を決定する(S604)。
具体的には、図16に示すように、感光体ドラム31の軸方向(Y方向)において、現像装置14の開口45から現像剤収容部41Bにおける供給オーガ44の回転軸方向(Y方向)における一定領域(図14中 W参照)に亘り、トナー補給時間A1が閾値Athを超えない通常時に比して画像のCin低くする。
そして、画像処理部50は、決定された画像の軸方向Cin分布が得られるようにCinを変更して画像形成を行う(S605)。これにより、感光体ドラム31の軸方向において、現像装置14の開口45から現像剤収容部41Bにおける供給オーガ44の回転軸方向(Y方向)における一定領域(図16中 W参照)に亘り現像性が低下して左右濃度差を抑制することができる。
本実施形態においては、トナー補給量算出部110は、ディスペンスモータMの単位時間当りのトナー補給時間に基づいて、現像装置14に補給されるトナー補給量を算出する例を説明したが、トナー補給量の算出は、感光体ドラム31に形成される静電潜像の単位面積当たりの画素数に基づいて行ってもよく、現像装置14に対するトナーリカバリー動作を検知してトナー補給量を算出してもよい。
1、1A・・・画像形成装置
10・・・画像形成部
11・・・システム制御装置
110・・・トナー補給量算出部
12・・・露光装置
13・・・感光体ユニット
31・・・感光体ドラム
32・・・帯電装置
33・・・クリーニング装置
34・・・除電装置
14・・・現像装置
41・・・現像ハウジング
41A、41B・・・現像剤収容部
42・・・現像ローラ
43・・・撹拌オーガ
44・・・供給オーガ
15・・・転写装置
16・・・用紙搬送装置
17・・・定着装置
20・・・給紙装置
30・・・排紙部
40・・・操作表示部
50・・・画像処理部
100・・・トナー供給装置

Claims (10)

  1. 像保持体を所定の帯電電位に帯電する帯電手段と、
    前記帯電手段で帯電された前記像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    その表面にトナーを含む現像剤を保持して前記静電潜像を前記トナーで現像する現像ロールを備えた現像手段と、
    前記現像手段に補給される前記トナーの補給量を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出された前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えた場合に、前記静電潜像の背景部電位と現像バイアス電位とで形成されるクリーニング電界の前記像保持体の軸方向の大きさを変更する変更手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記変更手段は、前記像保持体の軸方向において、前記現像手段に補給された前記トナーの前記現像ロールへの供給位置から所定の領域に亘り前記クリーニング電界を拡大する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像保持体上に除電光を照射して前記像保持体を除電する除電手段を備え、前記帯電手段による前記像保持体の帯電前に、前記現像手段に補給された前記トナーの前記現像ロールへの供給位置から所定の領域に亘り前記除電光を前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えない通常時に比して弱くして前記像保持体の除電後電位を高くする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記変更手段は、前記像保持体の前記現像手段に補給された前記トナーの前記現像ロールへの供給位置から所定の領域に亘り前記背景部電位を前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えない通常時に比して高くして前記クリーニング電界を拡大する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記像保持体の前記現像手段に補給された前記トナーの前記現像ロールへの供給位置から所定の領域に亘る領域を除いて前記像保持体における画像の背景部となる領域に前記露光手段による微弱な露光量で露光を行って、前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えない通常時に比して前記背景部電位を高くする、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 像保持体を所定の帯電電位に帯電する帯電手段と、
    前記帯電手段で帯電された前記像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    その表面にトナーを含む現像剤を保持して前記静電潜像を前記トナーで現像する現像ロールを備えた現像手段と、
    前記現像手段に補給される前記トナーの補給量を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出された前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えた場合に、前記像保持体の前記現像手段に補給された前記トナーの前記現像ロールへの供給位置から所定の領域に亘り前記露光手段による露光量を前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えない通常時に比して小さくして前記露光部電位を高くして前記静電潜像の露光部電位と現像バイアス電位とで形成される現像電界の前記像保持体の軸方向の大きさを変更する変更手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 像保持体を所定の帯電電位に帯電する帯電手段と、
    前記帯電手段で帯電された前記像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    その表面にトナーを含む現像剤を保持して前記静電潜像を前記トナーで現像する現像ロールを備えた現像手段と、
    前記現像手段に補給される前記トナーの補給量を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出された前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えた場合に、前記像保持体の前記現像手段に補給された前記トナーの前記現像ロールへの供給位置から所定の領域に亘り前記静電潜像の露光部となる画像の面積階調率Cinを前記トナーの補給量が予め定められた閾値を超えない通常時に比して低くして前記静電潜像の露光部電位と現像バイアス電位とで形成される現像電界の前記像保持体の軸方向の大きさを変更する変更手段と、を備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記算出手段は、前記現像手段に前記トナーを補給するトナー補給手段の単位時間当たりの回転数に基づいて前記トナー補給量を算出する、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記算出手段は、前記像保持体に形成される前記静電潜像の単位面積当たりの画素数に基づいて前記トナー補給量を算出する、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記算出手段は、前記現像手段に対するトナーリカバリー動作を検知して前記トナー補給量を算出する、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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