JP7182119B2 - 警報出力車載器および運行管理システム - Google Patents

警報出力車載器および運行管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP7182119B2
JP7182119B2 JP2017113513A JP2017113513A JP7182119B2 JP 7182119 B2 JP7182119 B2 JP 7182119B2 JP 2017113513 A JP2017113513 A JP 2017113513A JP 2017113513 A JP2017113513 A JP 2017113513A JP 7182119 B2 JP7182119 B2 JP 7182119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
alarm
warning
driver
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017113513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018206249A (ja
Inventor
磯次 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Energy System Corp
Original Assignee
Yazaki Energy System Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Energy System Corp filed Critical Yazaki Energy System Corp
Priority to JP2017113513A priority Critical patent/JP7182119B2/ja
Publication of JP2018206249A publication Critical patent/JP2018206249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7182119B2 publication Critical patent/JP7182119B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、警報出力車載器および運行管理システムに関する。
従来より、トラックなどの業務用車両の運行管理を行う場合には、車両の運行中における様々な場面で車載器等が警報を発生し、車両の運転者に対して注意喚起することが行われている(例えば特許文献1~特許文献4)。
特許文献1の車両運行管理システムは、車両と基地局との間でデータ通信を行い、車両の運行を管理する。また、警報が出されている時間を計時するタイマを車両に設け、警報が所定時間継続した時、基地局へ通報し、警報が所定時間継続したことを運行管理データベースに記録すると共に、基地局からドライバに対する警報を発してもらうことを示している。更に、設定値を超えた回数を数えるカウンタを設け、所定回数以上になった時、基地局へ通報し、基地局からドライバに対する警報を発してもらうことも示している。
特許文献2は、車両の運行管理装置において、運行中の安全運転に係る警報の発生や危険回避に係る車両挙動の発生を簡便に把握するための技術を示している。具体的には、安全運転に係る警報を発生する注意喚起ブザーと、急制動などの車両挙動を検出する手段と、急制動などの検出時に車両の運行履歴の当初から挙動発生回数をカウントする手段と、そのカウント値を表示する手段と、を備える。
特許文献3の車載器は、運転者が警報音に慣れることを無くし、危険に対する感覚を復活させるための技術を示している。具体的には、車線の逸脱または車両のふらつきが検出され、規定時間T内に積算される、逸脱ふらつき検出回数nが1回~5回であり、ふらつき運転回数Nは値1である場合、「車線の逸脱または車両のふらつきが確認されました。注意しましょう。」の警報メッセージが発せられる。逸脱ふらつき検出回数nが6回~10回であり、ふらつき運転回数Nは値2である場合、「車線の逸脱または車両のふらつきが多いです。休憩しましょう。」の警報メッセージが発せられる。逸脱ふらつき検出回数nが11回以上であり、ふらつき運転回数Nは値3である場合、「危険です。ふらつき運転をすぐに中止してください。」の警報メッセージが発せられる。
特許文献4の運行管理システムは、連続走行時間を超えそうな時、事前に事務所側の管理者が乗務員に注意するための技術を示している。具体的には、デジタルタコグラフは、車両の連続走行時間Taを計時し、連続走行時間Taが、制限時間T2より30分前に設定された予告時間T1に達した場合、予告イベントを事務所PCに送信する。事務所PCは、予告イベントを受信すると、表示部の画面に連続走行予告警報のメッセージを緊急情報として表示する。
特開平11-272994号公報 特開2004-142546号公報 特開2015-18397号公報 特開2016-4498号公報
ところで、企業が多数の車両の運行を管理するような場合には、各車両の運行を担当する乗務員として、様々な個性を有する人間が存在する。また、各乗務員の実際の特性や行動は、個性だけでなく、環境の変化や周囲からの指導などの影響に応じて変化する。
例えば、ある一人の乗務員が同じ警報音を日常的に繰り返し聴いているような環境においては、この乗務員が警報音に慣れてしまう場合が多い。したがって、例えば安全運転を促す注意喚起のために車載器が警報音を出力しても、警報音の効果がほとんど得られない場合がある。
このような警報音に対する慣れの影響を考慮すると、例えば特許文献3に示されているように、警報対象の事象の発生回数の違いに応じて、種類の異なる警報メッセージを出力することが望ましい。
しかしながら、既に警報音に慣れてしまった乗務員が車両を運転している場合であっても、当日の車両運行を開始してからしばらくの間は、当日における警報事象の発生回数が少ないため、特別な強い警報メッセージを出力することができず、警報音の効果が得られない。
そのため、過去の警報事象の発生回数を記憶しておくことも想定される。しかし、実際には同じ乗務員がいつも同じ車両を運転するわけではなく、運行毎に異なる車両に乗務する場合が多いので、乗務員毎に異なる過去の警報事象の発生回数を同じ車載器に記憶しておいても意味がない。
したがって、警報に慣れてしまった乗務員や、警報を気にしない乗務員に対しては、1回目の警報であっても、特別な強い警報メッセージを出力することが望ましい。一方、普段から安全運転を心がけている優良な乗務員の場合には、乗務員が警報の発生に気づく程度の弱いレベルの警報だけで十分であり、それ以上のレベルの警報は乗務員に不快感を与えてしまったり、逆効果になる可能性も考えられる。
しかし、通常は1つの企業が社内で管理している全ての車両に対して、構成や動作が共通の車載器を搭載することになるので、全ての乗務員に対して共通の警報動作が行われることになる。
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、各乗務員に対する警報の出力を最適化可能にすると共に、様々な特性を有する各乗務員に対して十分に警報の効果を得ることが可能な警報出力車載器および運行管理システムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る警報出力車載器および運行管理システムは、下記(1)~(5)を特徴としている。
(1) 車両に搭載され、前記車両の運転者に対して前記車両の運行に関連する警報を出力する警報出力車載器であって、
前記車両の運行中に、前記運転者の当日以前の運行履歴を車両外部の管理部に把握させるために前記運転者を特定する乗務員情報を前記車両外部の管理部宛てに無線通信で送信する乗務員情報送信部と、
前記車両の運行中に、前記管理部により把握された前記運転者の運行履歴に基づく当日の警報の出力形態を表す警報指示情報を前記車両外部の管理部から無線通信により取得して保持する警報指示情報受信部と、
前記車両の運行中に運行状態を監視し、所定の警報条件を満たしたときに、前記警報指示情報に基づいて警報を出力する警報出力制御部と
を備え、
前記警報指示情報により表される当日の警報、当日以前の前記運転者に対する警報の回数が多いほど、より強い内容且つより大きい音量で出力される
ことを特徴とする警報出力車載器。
上記(1)の構成の警報出力車載器が、運行の際に実際の自車両運転者を表す乗務員情報を送信するので、例えば企業内の事務所等に設置される管理部は、該当する車両の運転者を特定し、この運転者の運行履歴などに基づき、この運転者に対して最適化された警報指示情報を選択できる。また、警報出力車載器は管理部から警報指示情報を受信することにより、当日の運転者の特性に適した警報指示情報を利用して、最適化された出力形態で警報を出力することができる。
(2) 前記警報指示情報受信部が取得する前記警報指示情報は、警報音の内容および警報音量の少なくとも一方を含む、
ことを特徴とする上記(1)に記載の警報出力車載器。
上記(2)の構成の警報出力車載器によれば、警報指示情報は、警報音の内容又は警報音量を運転者毎に調整できるので、警報による刺激の強さを最適化することができる。これにより、例えば通常の警報に慣れてしまった乗務員や、警報を気にしない乗務員に対しては、初回の警報で安全運転を促すことが可能になる。また、普段から安全運転に心がけている優良な乗務員に対しては、必要最小限の刺激だけ与えて運転状況を知らせることができる。
(3) 前記警報出力制御部が警報を出力する警報条件は、前記車両の運行中の走行速度、又はその変化速度が規定値を超えたことを表す所定の注意喚起事象を含む
ことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の警報出力車載器。
上記(3)の構成の警報出力車載器によれば、交通法規により規定されている最高速度の超過や、社内の運行基準等で定めた急加速減速や、急発進などの違反を運転者が抑制するように警報を出力することができる。
(4) 車両に搭載され、前記車両の運転者に対して前記車両の運行に関連する警報を出力する車載器と、乗務員毎の当日以前の運行履歴を把握する管理装置と、前記車載器と前記管理装置との間を接続する無線通信部とを含む運行管理システムであって、
前記車両の運行中に、前記運転者を特定する乗務員情報を前記車載器から前記車両外部の前記管理装置宛てに、無線通信で送信し、
前記車両の運行中に、前記管理装置が受信した前記乗務員情報と、該当する乗務員の運行履歴情報とに基づいて決定された当日の警報の出力形態を表す警報指示情報を、前記管理装置から前記車載器宛てに無線通信で送信し、
前記車両の運行中に、前記車載器が、無線通信により前記警報指示情報を取得して保持し、
前記車両の運行中に、前記車載器が、前記車両の運行状態を監視し、所定の警報条件を満たしたときに、前記警報指示情報に基づいて警報を出力し、
前記警報指示情報により表される当日の警報、当日以前の前記運転者に対する警報の回数が多いほど、より強い内容且つより大きい音量で出力される
ことを特徴とする運行管理システム。
上記(4)の構成の運行管理システムによれば、前記管理装置は、受信した前記乗務員情報と、該当する乗務員の運行履歴情報とに基づいて適切な警報指示情報を決定することができる。また、前記車載器は、受信した前記警報指示情報を利用するので、実際に自車両を運転している運転者の特性に合わせて最適化された状態で警報を出力することができる。すなわち、例えば通常の警報に慣れてしまった乗務員や、警報を気にしない乗務員に対しては、初回の警報で安全運転を促すことが可能になる。また、普段から安全運転に心がけている優良な乗務員に対しては、必要最小限の刺激だけ与えて運転状況を知らせることができる。
(5) 前記警報指示情報は、1つの警報条件に対して事前に用意された複数の警告レベルの中から、該当する乗務員の運行履歴における警報発生回数の区分に応じて前記管理装置が自動的に選択する
ことを特徴とする上記(4)に記載の運行管理システム。
上記(5)の構成の運行管理システムによれば、前記警報指示情報の適切な内容を前記管理装置が簡単な処理により決定できる。
本発明の警報出力車載器および運行管理システムによれば、各乗務員に対する警報の出力を最適化可能であり、様々な特性を有する各乗務員に対して十分に警報の効果を得ることが可能になる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明を実施する運行管理システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、図1に示した運行管理システムの動作例を示すブロック図である。 図3は、事務所PC上に設けられた警報状態制御テーブルの構成例を示す模式図である。 図4は、図1に示した車載器における特徴的な動作の例を示すフローチャートである。 図5は、図1に示した事務所PCにおける特徴的な動作の例を示すフローチャートである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<運行管理システムの構成例>
_<概要の説明>
本発明を実施する運行管理システム100の構成例を図1に示す。
図1に示した運行管理システム100には1台以上の車載器10が含まれる。この車載器10は、トラックなどの業務用車両に搭載され、車両の運行状態で使用されるものであって、車両の運行状態を自動的に記録するデジタルタコグラフの機能を有している。勿論、デジタルタコグラフ以外の機能を有する車載器を利用して本発明を実施する運行管理システム100を構成することもできる。
また、車載器10は車両運行中に特定の事象が発生した場合に、運転者に対する注意喚起のための警報を出力することができる。車載器10が警報を発生する事象の代表例としては、スピードオーバ(制限速度超過)、急発進、急加減速などがある。つまり、運転者の不注意や安全性を軽視した運転操作に起因して、交通法規に違反したり、社内で定めた運行規則に違反したことを車載器10が検知すると、警報が出力される。一般的には、この警報により運転者に対して安全運転の励行を促し、交通事故の発生確率を減らすと共に、車両の燃料消費を抑制して経済的な車両運行に寄与することになる。
一方、車載器10を搭載した車両の運行を管理している企業等の事務所には、各車両の運行や各乗務員の乗務に関する管理業務を効率的に実施するために役立つ事務所PC30が設置されている。事務所PC30の基本的な構成は一般的なパーソナルコンピュータと同様であるが、効率的な管理業務の遂行を可能にするために、特別なアプリケーションソフトウェアを備えている。
また、図1に示すように事務所PC30は通信線31を介してインターネット網32と接続され、更に広域無線基地局33を経由して、各車両に搭載された車載器10との間で広域無線通信を行うことができる。
また、図1に示した車載器10はデジタルタコグラフであるので、車両の運行中に自動的に記録した様々な運行情報がメモリカード24等の記憶領域に保存されている。そして毎日の各車両の運行業務が終了して車両が入庫したときに、例えば乗務員がメモリカード24を車載器10から取り外して事務所まで持ち帰り事務所PC30に装着する。これにより、このメモリカード24の記録内容を事務所PC30で読み取ることができる。事務所PC30は、各メモリカード24から読み込んだ運行情報に基づき、運行日報35を自動的に作成することができる。
_<車載器10の構成>
図1に示した車載器10は、マイクロコンピュータ(CPU)11、速度インタフェース(I/F)12、エンジンインタフェース13、GPSインタフェース14、アナログインタフェース15、外部入力インタフェース16、H/T入力インタフェース17、SWU入力インタフェース18、広域無線通信モジュール21、不揮発性メモリ22、揮発性メモリ23、メモリカード24、SDカードインタフェース25、スイッチ入力部26、液晶表示器(LCD)27、スピーカ28、およびアンテナ29を備えている。
マイクロコンピュータ11は、予め組み込まれているプログラムを実行することにより、車載器10に必要とされる様々な機能を実現するための処理を行う。この機能には、デジタルタコグラフのデータ記録機能、警報出力機能、広域無線通信を利用して事務所PC30との間でデータ通信する機能などが含まれている。
速度インタフェース12は、車両側から出力される速度パルス信号をマイクロコンピュータ11の処理に適した信号に変換する。マイクロコンピュータ11は、この速度パルス信号を監視することにより、自車両の走行速度や移動距離を把握できる。
エンジンインタフェース13は、車両側から出力されるエンジンパルス信号をマイクロコンピュータ11の処理に適した信号に変換する。マイクロコンピュータ11は、このエンジンパルス信号を監視することによりエンジンの回転速度を把握できる。
GPSインタフェース14は、車両上のGPS受信機(図示せず)をマイクロコンピュータ11と接続するための信号処理を実施する。GPS受信機は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信して、受信信号の時刻に基づき自車両の現在位置を算出することができる。
アナログインタフェース15は、所定のアナログ信号をマイクロコンピュータ11の読み取り可能なデジタル信号に変換する変換器を内蔵している。外部入力インタフェース16は、所定の外部信号をマイクロコンピュータ11に入力するために必要な信号処理を実施する。H/T入力インタフェース17は、所定のハンディターミナル(H/T)をマイクロコンピュータ11と接続するための信号処理を実施する。SWU入力インタフェース18は、所定のスイッチユニット(SWU)をマイクロコンピュータ11と接続するための信号処理を実施する。
広域無線通信モジュール21は、携帯電話等の無線通信サービスを提供する移動体通信事業者等が管理している広域無線基地局33との間で無線通信回線を確保するために必要な無線通信機能を備えている。電波の送受信のためにアンテナ29が広域無線通信モジュール21に接続されている。広域無線通信モジュール21と広域無線基地局33との間で無線通信を行うことにより、車両の運行中に様々な地点で、必要に応じていつでも、車載器10と事務所PC30との間でデータ通信を行うことが可能になる。
不揮発性メモリ22は、フラッシュメモリなどにより構成されており、マイクロコンピュータ11のアクセスによりデータの読み出しおよび更新を必要に応じて行うことができる。不揮発性メモリ22上の各記憶領域は、マイクロコンピュータ11が参照するプログラム、定数データ、テーブルなどを保存するために利用される。
揮発性メモリ23は、マイクロコンピュータ11のアクセスによりデータの読み出し及び書き込みが自在な半導体メモリ(RAMなど)で構成されており、マイクロコンピュータ11等が生成した様々なデータを一時的に保持するために利用される。
SDカードインタフェース25は、所定規格に適合するメモリカード24を着脱自在に保持することができる。マイクロコンピュータ11は、装着されたメモリカード24にSDカードインタフェース25を経由してアクセスし、データの読み出しおよび書き込みを行うことができる。
車両を運行する際に、車載器10に接続可能なメモリカード24は、車両を管理している企業内で各々の乗務員に個別に割り当てられた媒体であり、それぞれのメモリカード24の中には、管理情報として、所有者(運転者IDに相当)を表す固有の乗務員コードが事務所PC30の処理により事前に書き込まれている。各乗務員は、各車両の運行を開始する出庫の際に、例えば自分のメモリカード24を車載器10に装着することにより、出庫の手続きを行うことが可能になる。勿論、他の方法で出庫の手続きを行うことも可能である。
スイッチ入力部26は、運転者のボタン操作に連動してオンオフする図示しないスイッチの信号をマイクロコンピュータ11に入力するための信号処理を行う。液晶表示器27は、マイクロコンピュータ11の制御により、日時、車載器の動作状態、メッセージなどの文字情報を運転者が容易に視認できる状態で表示することができる。
スピーカ28は、マイクロコンピュータ11の制御により、警報の音や疑似音声を出力することができる。例えば、図1に示すようにスピーカ出力音声28Aとして、「気をつけて下さい!」の警報メッセージ28Bを出力することができる。
<運行管理システムの動作の概要>
図1に示した運行管理システム100の動作の概要を図2に示す。図2に示した車両41に図1の車載器10が搭載されている。
図2に示すように、車両41が出庫する時に、あるいは出庫した直後に、車載器10が車両41の実際の運転者の「運転者ID」を特定し、この「運転者ID」を広域無線通信を利用して送信する。この「運転者ID」は、広域無線基地局33、インターネット網32、および通信線31を経由して事務所PC30に入力される。
事務所PC30が実行しているアプリケーションソフトウェアの機能に含まれる違反管理処理34は、受信した「運転者ID」に基づいて乗務員を特定し、該当する乗務員の運行履歴の蓄積データに基づいて、適切な警告内容情報D1および警告音量情報D2を選択する。そして、事務所PC30は警告内容情報D1および警告音量情報D2を車載器10に送信する。すなわち、警告内容情報D1および警告音量情報D2は、事務所PC30から通信線31、インターネット網32、広域無線基地局33を経由して該当する車両41の車載器10に入力される。車載器10は、警報を出力する際に使用する情報を、事務所PC30から送信された警告内容情報D1、警告音量情報D2に書き換える。
車両41の運行状態において、事前に定めた警報条件に該当する状態、例えば速度超過、急発進、急加速減速などを車載器10が検知すると、車載器10は内部で保持している警告内容情報D1、警告音量情報D2に従って警報を出力する。例えば、図2に示すようにスピーカ出力音声28Aとして「安全運転しなさい!」の警報メッセージ28Bを出力する。この警報メッセージ28Bの内容や音量は、実際に車両41を運転している乗務員の固有の特性(過去の運行業務における違反履歴)に応じて変化する。
<警報状態制御テーブルの構成例>
事務所PC30上に設けられた警報状態制御テーブル52の構成例を図3に示す。
すなわち、事務所PC30の違反管理処理34は、乗務員毎に適切な警告内容情報D1および警告音量情報D2を決定するために、図3のような警報状態制御テーブル52を利用する。なお、警報状態制御テーブル52の具体的な内容は必要に応じて変更することが想定される。
図3に示した警報状態制御テーブル52は、乗務員の過去の運行履歴(例えば前日のデータ)における警告(警報発生)の有無および警告回数と、警告内容、警告音量との対応関係を表す定数データを保持している。
図3に示した例では、警告なしの場合は警告内容として誘導的な内容である「気をつけて下さい」、警告音量として「小」が割り当てられている。また、警告回数が1回の場合は警告内容として注意喚起的な内容である「守って下さい」、警告音量として「中」が割り当てられている。また、警告回数が2回の場合は警告内容として警告的な内容である「守りなさい」、警告音量として「大」が割り当てられている。また、警告回数が3回以上の場合は警告内容として命令的な内容である「守れ」、警告音量として「特大」が割り当てられている。
<車載器における特徴的な動作>
図1に示した車載器における特徴的な動作の例を図4に示す。すなわち、各車両に搭載される車載器10のマイクロコンピュータ11が図4に示した動作を実行する。図4の動作について以下に説明する。
自車両が当日の運行を開始する時、すなわち出庫の手続きをする際に、マイクロコンピュータ11は「運転者ID」の読み取りを実行する(S11)。具体的には、出庫の前に乗務員が自分の所持しているメモリカード24を車載器10に装着するので、車載器10のマイクロコンピュータ11は実際に車載器10に装着されたメモリカード24から該当する乗務員の乗務員コードを「運転者ID」として読み取る。なお、出庫の際に、メモリカード24の代わりに、例えば運転者の運転免許証や社員証などを車載器10が読み取るようにしてもよい。
マイクロコンピュータ11は、S11で取得した「運転者ID」のデータを、広域無線通信により送信する(S12)。この「運転者ID」は、広域無線通信モジュール21、アンテナ29、広域無線基地局33、インターネット網32、通信線31を経由して宛先の事務所PC30に届く。
マイクロコンピュータ11は、車載器10自身の特性を表す新たな「設定情報」を広域無線通信により事務所PC30から受信したか否かをS13で識別し、「設定情報」を受信した場合はS14の処理に進む。
ステップS14では、マイクロコンピュータ11は、受信した「設定情報」に含まれる警告内容情報D1および警告音量情報D2を、これ以降の車載器10の警報出力制御に反映するように、車載器10の不揮発性メモリ22が保持している警報関連の情報を書き換える。
マイクロコンピュータ11は、デジタルタコグラフの機能として、自車両の運行中に、走行速度、エンジン回転速度、車両位置などの運行情報を定期的に繰り返し取得する。また、最新の運行情報を事前に定めた閾値と比較することにより、予め定めた警報条件に該当するか否かを識別する(S15)。
例えば、検出した自車両の走行速度と、制限速度(法定速度など)の閾値とを比較することにより、速度超過の有無を識別する。また、所定時間内の速度変化量とその閾値とを比較することにより、急発進や急加減速の有無を識別する。
警報条件に該当する状態を検出すると、マイクロコンピュータ11はS16で警報を出力する。この警報は、S14で更新された警告内容情報D1、警告音量情報D2を反映した結果となる。
例えば、過去の違反回数が比較的多い乗務員が車両41を運転している場合には、当日の運行における最初の警報であっても、図2に示した警報メッセージ28Bの「安全運転しなさい!」のように比較的強い警報が出力されたり、大きな音量で警報が出力されることになる。一方、日頃から安全運転に心がけている優良な乗務員が運転している車両の場合には、同じ構成の車載器10であっても、図1に示した警報メッセージ28Bの「気をつけて下さい!」のように弱い警報が比較的小さい音量で出力される。つまり、運転者毎に最適化された状態で警報を出力することができる。
なお、図4に示した動作は、各車両が当日に出庫してから入庫するまでの間において実施される。したがって、例えば車両が出庫前の点検中の場合などは、警報出力の対象外になる。
<事務所PCにおける特徴的な動作>
図1に示した事務所PCにおける特徴的な動作の例を図5に示す。すなわち、各車両の車載器10からメモリカード24等を介して取得した過去の運行履歴を乗務員毎の運行履歴データベース51として事務所PC30が利用できる環境において、事務所PC30が違反管理処理34を実行することにより、図5の動作が行われる。また、図3に示したような構成の警報状態制御テーブル52が事前に作成され、事務所PC30が利用できる状態になっている場合を想定している。図5の動作について以下に説明する。
事務所PC30は、出庫した各車両の車載器10との間で必要に応じて通信処理を実行する(S31)。そして、事務所PC30が車載器10から「運転者ID」を受信した場合には、S32からS33の処理に進む。
事務所PC30は、乗務員毎の運行履歴データベース51の登録内容にアクセスし、受信した「運転者ID」に対応する乗務員の運行履歴から、過去の(例えば前日の)警告回数Nwを取得する(S33)。
事務所PC30は、警報状態制御テーブル52にアクセスし、S33で得られた過去の警告回数Nwに対応する警告内容情報D1および警告音量情報D2を警報状態制御テーブル52から取得する(S34)。
事務所PC30は、S34で取得した警告内容情報D1および警告音量情報D2を、S31で受信した「運転者ID」の送信元の車両の車載器10に対して送信する。この警告内容情報D1および警告音量情報D2は、事務所PC30から通信線31、インターネット網32、広域無線基地局33を経由し、広域無線通信により車載器10に送信される。
<上記以外の変形の可能性>
上述の実施形態では、警報状態制御テーブル52を事務所PC30側に配置してあるが、警報状態制御テーブル52を車載器10側に配置してもよい。その場合には、「運転者ID」に対応付けられた過去の警告回数Nwの情報を事務所PC30が車載器10に向けて送信することにより、車載器10は過去の警告回数Nwに対応する警告内容情報D1および警告音量情報D2を内部の警報状態制御テーブル52から取得できる。
<車載器10および運行管理システム100の利点>
上述の運行管理システム100においては、各車両に搭載される車載器10は、自車両を実際に運転している特定の乗務員の過去の運行履歴に基づいて、運転者毎にその特性を把握し、適切な警報を出力できる。例えば、違反の少ない傾向がある優良な乗務員の場合には必要最小限の警報だけを出力することができる。また、警報になれてしまった乗務員や、警報を気にしないモラルの低い乗務員に対しては、当日の1回目の警報であっても、比較的強いレベルの警報を出力することにより、この警報の効果を上げることが可能になる。したがって、安全運転の向上や、燃料消費の少ない経済的な運転を促すことに寄与することができる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る警報出力車載器および運行管理システムの特徴をそれぞれ以下[1]~[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両(41)に搭載され、前記車両の運転者に対して前記車両の運行に関連する警報を出力する警報出力車載器(車載器10)であって、
前記車両の運行中に、前記運転者を特定する乗務員情報(運転者ID)を前記車両外部の管理部宛てに無線通信で送信する乗務員情報送信部(広域無線通信モジュール21,S12)と、
前記車両の運行中に、警報の出力形態を表す警報指示情報(警告内容情報D1,警告音量情報D2)を車両外部から無線通信により取得して保持する警報指示情報受信部(不揮発性メモリ22,S13,S14)と、
前記車両の運行中に運行状態を監視し、所定の警報条件を満たしたときに、前記警報指示情報に基づいて警報を出力する警報出力制御部(マイクロコンピュータ11,S15,S16)と
を備えたことを特徴とする警報出力車載器。
[2] 前記警報指示情報受信部が取得する前記警報指示情報(警告内容情報D1,警告音量情報D2)は、警報音の内容および警報音量の少なくとも一方を含む、
ことを特徴とする上記[1]に記載の警報出力車載器。
[3] 前記警報出力制御部が警報を出力する警報条件(S15)は、前記車両の運行中の走行速度、又はその変化速度が規定値を超えたことを表す所定の注意喚起事象を含む
ことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の警報出力車載器。
[4] 車両に搭載され、前記車両の運転者に対して前記車両の運行に関連する警報を出力する車載器(10)と、乗務員毎の運行履歴を把握する管理装置(事務所PC30)と、前記車載器と前記管理装置との間を接続する無線通信部(広域無線通信モジュール21,広域無線基地局33)とを含む運行管理システム(100)であって、
前記車両の運行中に、前記運転者を特定する乗務員情報を前記車載器から前記車両外部の前記管理装置宛てに、無線通信で送信し(S12)、
前記車両の運行中に、前記管理装置が受信した前記乗務員情報と、該当する乗務員の運行履歴情報とに基づいて決定された警報の出力形態を表す警報指示情報を、前記管理装置から前記車載器宛てに無線通信で送信し(S35)、
前記車両の運行中に、前記車載器が、無線通信により前記警報指示情報を取得して保持し(S13,S14)、
前記車両の運行中に、前記車載器が、前記車両の運行状態を監視し、所定の警報条件を満たしたときに、前記警報指示情報に基づいて警報を出力する(S15,S16)
ことを特徴とする運行管理システム。
[5] 前記警報指示情報は、1つの警報条件に対して事前に用意された複数の警告レベル(警報状態制御テーブル52)の中から、該当する乗務員の運行履歴における警報発生回数(過去の警告回数Nw)の区分に応じて前記管理装置が自動的に選択する
ことを特徴とする上記[4]に記載の運行管理システム。
10 車載器
11 マイクロコンピュータ
12 速度インタフェース
13 エンジンインタフェース
14 GPSインタフェース
15 アナログインタフェース
16 外部入力インタフェース
17 H/T入力インタフェース
18 SWU入力インタフェース
21 広域無線通信モジュール
22 不揮発性メモリ
23 揮発性メモリ
24 メモリカード
25 SDカードインタフェース
26 スイッチ入力部
27 液晶表示器
28 スピーカ
28A スピーカ出力音声
28B 警報メッセージ
29 アンテナ
30 事務所PC
31 通信線
32 インターネット網
33 広域無線基地局
34 違反管理処理
35 運行日報
41 車両
51 乗務員毎の運行履歴データベース
52 警報状態制御テーブル
100 運行管理システム
Nw 過去の警告回数
D1 警告内容情報
D2 警告音量情報

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、前記車両の運転者に対して前記車両の運行に関連する警報を出力する警報出力車載器であって、
    前記車両の運行中に、前記運転者の当日以前の運行履歴を車両外部の管理部に把握させるために前記運転者を特定する乗務員情報を前記車両外部の管理部宛てに無線通信で送信する乗務員情報送信部と、
    前記車両の運行中に、前記管理部により把握された前記運転者の運行履歴に基づく当日の警報の出力形態を表す警報指示情報を前記車両外部の管理部から無線通信により取得して保持する警報指示情報受信部と、
    前記車両の運行中に運行状態を監視し、所定の警報条件を満たしたときに、前記警報指示情報に基づいて警報を出力する警報出力制御部と
    を備え、
    前記警報指示情報により表される当日の警報、当日以前の前記運転者に対する警報の回数が多いほど、より強い内容且つより大きい音量で出力される
    ことを特徴とする警報出力車載器。
  2. 前記警報指示情報受信部が取得する前記警報指示情報は、警報音の内容および警報音量の少なくとも一方を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の警報出力車載器。
  3. 前記警報出力制御部が警報を出力する警報条件は、前記車両の運行中の走行速度、又はその変化速度が規定値を超えたことを表す所定の注意喚起事象を含む
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の警報出力車載器。
  4. 車両に搭載され、前記車両の運転者に対して前記車両の運行に関連する警報を出力する車載器と、乗務員毎の当日以前の運行履歴を把握する管理装置と、前記車載器と前記管理装置との間を接続する無線通信部とを含む運行管理システムであって、
    前記車両の運行中に、前記運転者を特定する乗務員情報を前記車載器から前記車両外部の前記管理装置宛てに、無線通信で送信し、
    前記車両の運行中に、前記管理装置が受信した前記乗務員情報と、該当する乗務員の運行履歴情報とに基づいて決定された当日の警報の出力形態を表す警報指示情報を、前記管理装置から前記車載器宛てに無線通信で送信し、
    前記車両の運行中に、前記車載器が、無線通信により前記警報指示情報を取得して保持し、
    前記車両の運行中に、前記車載器が、前記車両の運行状態を監視し、所定の警報条件を満たしたときに、前記警報指示情報に基づいて警報を出力し、
    前記警報指示情報により表される当日の警報、当日以前の前記運転者に対する警報の回数が多いほど、より強い内容且つより大きい音量で出力される
    ことを特徴とする運行管理システム。
  5. 前記警報指示情報は、1つの警報条件に対して事前に用意された複数の警告レベルの中から、該当する乗務員の運行履歴における警報発生回数の区分に応じて前記管理装置が自動的に選択する
    ことを特徴とする請求項4に記載の運行管理システム。
JP2017113513A 2017-06-08 2017-06-08 警報出力車載器および運行管理システム Active JP7182119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017113513A JP7182119B2 (ja) 2017-06-08 2017-06-08 警報出力車載器および運行管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017113513A JP7182119B2 (ja) 2017-06-08 2017-06-08 警報出力車載器および運行管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018206249A JP2018206249A (ja) 2018-12-27
JP7182119B2 true JP7182119B2 (ja) 2022-12-02

Family

ID=64957904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017113513A Active JP7182119B2 (ja) 2017-06-08 2017-06-08 警報出力車載器および運行管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7182119B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113936427A (zh) * 2020-06-29 2022-01-14 宝能汽车集团有限公司 车辆的疲劳驾驶预警方法、系统、车辆及可读存储介质
JP7479965B2 (ja) 2020-07-02 2024-05-09 日野自動車株式会社 車両制御装置及び車両制御方法
WO2024038759A1 (ja) * 2022-08-18 2024-02-22 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
WO2024075249A1 (ja) * 2022-10-06 2024-04-11 株式会社Subaru 運転支援装置及び記録媒体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040977A (ja) 2006-08-09 2008-02-21 Denso Corp 車両用情報提供装置
JP2015200942A (ja) 2014-04-04 2015-11-12 株式会社デンソー 車両情報処理システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040977A (ja) 2006-08-09 2008-02-21 Denso Corp 車両用情報提供装置
JP2015200942A (ja) 2014-04-04 2015-11-12 株式会社デンソー 車両情報処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018206249A (ja) 2018-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7182119B2 (ja) 警報出力車載器および運行管理システム
EP1446891B1 (en) Safety control system for vehicles
US6731925B2 (en) Safety control system for vehicles
US8022831B1 (en) Interactive fatigue management system and method
US9333913B1 (en) Real time vehicle safety alert system
RU2606656C2 (ru) Способ и устройство для обнаружения опасного состояния у водителя в транспортном средстве
ES2713190T3 (es) Sistema y método para monitorear y mejorar el comportamiento de un/a conductor/a
JP4883082B2 (ja) 交通管理システムおよび交通管理装置
EP2679447B1 (en) Systems and methods for disabling a vehicle horn
CN105980209A (zh) 车辆控制系统
JP2008197860A (ja) 車両運行管理システム
JP5885852B2 (ja) 車載情報処理装置
WO2014054153A1 (ja) 車載情報処理装置
JP2011145173A (ja) 安全運転の支援機能を備える車両用のナビゲーション装置
WO2018000814A1 (zh) 对车辆行为提醒的方法、车载终端及广播装置、存储介质
KR101969773B1 (ko) 개별 또는 단체 차량 운행기록 시스템
JP2007122142A (ja) 運転支援装置
JP2007292607A (ja) 運転支援装置
WO2018034257A1 (ja) 車載器及び警報システム
JP2016004495A (ja) 車載装置及び安全運転システム
JP6415125B2 (ja) 運行管理システム、車載器及び運行管理装置
EP2878477A1 (en) Motor vehicle with improved safety
JP2005293032A (ja) 車輌運転状況監視システム及びこのシステム用の車輌運転状況監視プログラム。
CN109101288B (zh) 用于处理由车辆执行的动作的方法和用户装置
CN216748983U (zh) 一种安全驾驶智能通知系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210712

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211112

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20211112

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20211119

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20211124

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20211217

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20211221

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220510

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220705

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20220719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220909

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20221011

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20221108

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20221108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7182119

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350