JP7181466B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置に関する。
一般に、発光ダイオード等の発光素子を用いた発光装置は、照明器具等の各種の光源として広く利用されている。このような発光装置として、例えば、複数の発光素子と、蛍光体と、それぞれの発光素子に個別に電流を流すパッケージとを備える発光装置がある(例えば、特許文献1)。このような発光装置では、それぞれの発光素子の発光強度を調整することで、発光装置から出射される光を所望の発光色とすることができる。
特開2013-120812号公報
発光色として幅広い色度の光を発光可能な発光装置の要求がある。
そこで、本発明の一実施形態では、発光色として幅広い色度の光を発光可能な発光装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態の発光装置は、支持体と、前記支持体上に配置され、それぞれの発光ピーク波長が430nm以上480nm以下である第1発光素子および第2発光素子と、前記第1発光素子の上面に配置され、発光ピーク波長が500nm以上680nm以下である第1蛍光体を含む第1透光性部材と、前記第2発光素子の上面に配置される第2透光性部材と、前記第1透光性部材および前記第2透光性部材を覆い、第2蛍光体を含む封止部材と、を備え、前記第1発光素子および前記第2発光素子はそれぞれ独立して駆動可能であり、前記第1透光性部材から出射される光の色度のx値が、前記第2透光性部材から出射される光の色度のx値よりも大きく、前記第1発光素子の高さが前記第2発光素子の高さよりも低く、前記第1発光素子の上方に位置する前記第2蛍光体の量が、前記第2発光素子の上方に位置する前記第2蛍光体の量よりも多い。
本発明の一実施形態により、発光色として幅広い色度の光を発光可能な発光装置を提供することが可能となる。
図1Aは、第1実施形態に係る発光装置の模式的上面図である。 図1Bは、図1A中のIB-IB線における模式端面図である。 図1Cは、第1実施形態に係る発光装置の模式的下面図である。 図1Dは、第1実施形態に係る発光装置のリード、発光素子、保護素子およびワイヤの模式的上面図である。 図2Aは、第1実施形態に係る発光装置の変形例の模式的上面図である。 図2Bは、図2A中のIIB-IIB線における模式端面図である。 図3Aは、第2実施形態に係る発光装置の模式的上面図である。 図3Bは、図3A中のIIIB-IIIB線における模式端面図である。
以下、図面に基づいて詳細に説明する。複数の図面に表れる同一符号の部分は同一もしくは同等の部分又は部材を示す。
さらに以下は、本発明の技術思想を具体化するための発光装置を例示するものであって、本発明を以下に限定するものではない。構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また、以下の説明では、特定の方向または位置を示す用語(例えば、「上」、「下」およびそれらの用語を含む別の用語)を用いる場合がある。それらの用語は、参照した図面における相対的な方向または位置をわかり易さのために用いているに過ぎない。各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、理解を容易にする等のために誇張している場合がある。
本明細書中および図面中において、X方向は、横方向を示し、右方向(X方向)および左方向(X方向)の双方を含む。また、Y方向は、縦方向を示し、上方向(Y方向)および下方向(Y方向)の双方を含む。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る発光装置100を図1Aから図2Bに基づいて説明する。図1Aでは、凹部13の内部が分かりやすいように封止部材を省略して図示し、さらに第1透光性部材31および第2透光性部材32が発光素子の上面上に位置するため第1発光素子21および第2発光素子22の外縁を破線で図示する。
発光装置100は、支持体10と、第1発光素子21と、第2発光素子22と、第1透光性部材31と、第2透光性部材32と、封止部材40と、を備える。第1発光素子21および第2発光素子22は、支持体10上に配置される。第1発光素子21および第2発光素子22のそれぞれの発光ピーク波長は、430nm以上480nm以下である。第1発光素子21の高さh1は、第2発光素子22の高さh2よりも低い。第1発光素子21および第2発光素子22はそれぞれ独立して駆動可能である。第1透光性部材31は、第1発光素子21の上面に配置される。第1透光性部材31は、発光ピーク波長が500nm以上680nm以下である第1蛍光体31aを含んでいる。第2透光性部材32は、第2発光素子22の上面に配置される。第1透光性部材から出射される光の色度のx値は、第2透光性部材から出射される光の色度のx値よりも大きい。封止部材40は、第1透光性部材31および第2透光性部材32を覆っている。封止部材40は、第2蛍光体41aを含んでいる。第1発光素子21の上方に位置する第2蛍光体の量は、第2発光素子の上方に位置する第2蛍光体の量よりも多い。本明細書において、発光素子の上方に位置する第2蛍光体の量とは、上面視において発光素子と重なる部分の封止部材に含まれる第2蛍光体の合計質量のことである。また、第1発光素子および/または第2発光素子を発光素子と呼ぶことがある。
第1発光素子21の上方に位置する第2蛍光体41aの量が、第2発光素子22の上方に位置する第2蛍光体41aの量よりも多いことにより、第1透光性部材から出射される光は、第2透光性部材から出射される光よりも第2蛍光体41aを励起させる割合が大きくなる。これにより、第1発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値を、第2発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値よりも大きくしやすくなる。また、第1透光性部材から出射される光の色度のx値は、第2透光性部材から出射される光の色度のx値よりも大きいことにより、更に第1発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値を、第2発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値よりも大きくしやすくなる。これにより、発光色として幅広い色度の光を発光可能な発光装置を提供することが可能となる。
支持体10は、第1発光素子21および第2発光素子22を配置するための部材である。図1Aに示すように、支持体10は、第1リード11a、第2リード11b、第3リード11cおよび第4リード11dを含む複数のリード11と、複数のリード11と一体に形成された樹脂部12とを備えていてもよい。支持体10は凹部13を有し、凹部13の底面において、第1リード11a、第2リード11b、第3リード11cおよび第4リード11dの上面の一部が樹脂部12から露出する。凹部13の底面において、樹脂部12から露出した第1リード11aの上面に第1発光素子21が配置され、樹脂部12から露出した第2リード11bの上面に第2発光素子22が配置される。
支持体10は、上面10aおよび上面10aと反対側に位置する下面10bとを有する。また、支持体10は、上面視において略矩形の外形形状を有し、第1外側面10c、第1外側面10cと反対側に位置する第2外側面10d、第3外側面10e、および第3外側面10eと反対側に位置する第4外側面10fを有する。図1Bに示すように、第1外側面10cにおいて、第1リード11aは樹脂部12から露出し、第1リード11aと樹脂部12とは同一面になっている。第2外側面10dにおいて、第2リード11bは樹脂部12から露出し、第2リード11bと樹脂部12とは同一面になっている。図1Aに示すように、4つの外側面において、第1リード11a、第2リード11b、第3リード11cおよび第4リード11dが樹脂部12から外側に延出しないことで、X方向およびY方向において小型の発光装置100を提供することができる。本明細書における「同一面」には、±5μm以内の変動は許容される。
支持体10の下面10bは、発光装置100を実装基板に実装する実装面として機能する。図1Cに示すように、支持体の下面10bにおいて、第1リード11a、第2リード11b、第3リード11cおよび第4リード11dは、樹脂部12から露出している。これにより、第1発光素子21および第2発光素子22から発生する熱を、支持体の下面10bから効率的に放熱することができる。また、支持体の下面10bにおいて、複数のリード11の下面と樹脂部12の下面とは同一面に形成されている。
図1Aに示すように、凹部13は内側壁の一部に延伸部13aを有することが好ましい。延伸部13aは、支持体10の外側面から支持体の内側に向かう方向に延伸する樹脂部12の一部である。延伸部13aを有することで、支持体10と封止部材40が接する面積が増加するので、支持体10と封止部材40の密着強度が向上する。延伸部13aは、複数のリード11のうち少なくとも2つのリードに跨って形成されることが好ましい。これにより、少なくとも2つのリード間の強度が高くなるので支持体10の強度が向上する。
発光装置100は、凹部13の内側壁の一部に第1凹部13bを有することが好ましい。第1凹部13bを有することで、支持体10と封止部材40の密着強度が向上する。また、発光素子および/又は保護素子と接続するワイヤの一端を第1凹部13bの近傍に接続することで、ワイヤを接続する領域を大きく確保することができ、ワイヤの接続不良等の可能性を低減することができる。
図1Dに示すように、複数のリード11は上面に窪み部11eを備えていてもよい。窪み部11e内に樹脂部が形成されることにより、複数のリードと樹脂部の密着強度が向上する。
図2Aおよび図2Bで示す発光装置100の変形である発光装置100Aは、凹部13の底面に位置する樹脂部12の上面に凹み部12a、12bを有する。樹脂部12が凹み部12a、12bを有することで、樹脂部12と封止部材40との密着性を向上させることができる。発光装置は、凹み部を1つ有していてもよく、凹み部を複数有していてもよい。図2Aに示すように、凹み部12aは、第1リード11aと第2リード11bとの間に形成してもよい。また、上面視において、凹み部12aは第1発光素子21のY方向における端部よりもY方向に延伸し、且つ、第1発光素子21のY方向における端部よりもY方向に延伸することが好ましい。このようにすることで、第1発光素子21の近傍において樹脂部12と封止部材40との密着性を向上させることができる。また、上面視において、凹み部12aは第2発光素子22のY方向における端部よりもY方向に延伸し、且つ、第2発光素子22のY方向における端部よりもY方向に延伸することが好ましい。このようにすることで、第2発光素子22の近傍において樹脂部12と封止部材40との密着性を向上させることができる。凹み部12bは第1リード11aと第3リード11cとの間と、第2リード11bと第4リード11dとの間と、第3リード11cと第4リード11dとの間に形成してもよい。上面視において、凹み部12bは、第1発光素子21のX方向における端部よりもX方向に延伸し、且つ、第1発光素子21のX方向における端部よりもX方向に延伸することが好ましい。このようにすることで、第1発光素子21の近傍において樹脂部12と封止部材40との密着性を向上させることができる。また、上面視において、凹み部12bは、第2発光素子22のX方向における端部よりもX方向に延伸し、且つ、第2発光素子22のX方向における端部よりもX方向に延伸することが好ましい。このようにすることで、第2発光素子22の近傍において樹脂部12と封止部材40との密着性を向上させることができる。
第1発光素子21および第2発光素子22は、発光装置の光源として機能し、さらに蛍光体の励起源となる。第1発光素子21および第2発光素子22は、430nm~480nmの発光ピーク波長を有する。第1発光素子21および第2発光素子22が、近紫外領域よりも長波長の発光ピーク波長を有することで、近紫外領域の光の問題(例えば、人体や照射物に悪影響を及ぼしたり、発光装置の構成部材が劣化し発光装置の発光効率が大幅に低下したりするという問題)を抑制することができる。
第1発光素子21と第2発光素子22はそれぞれ独立して駆動可能である。これにより、第1発光素子21と第2発光素子22に流す電流値を個別に設定することができる。例えば、第1発光素子21と第2発光素子22に流す電流値を異ならせて駆動させることができる。図1Aに示す発光装置100では、第1発光素子21は第1リード11aの上面に配置され、第2発光素子22は第2リード11bの上面に配置される。第1発光素子21は上面に正負の電極を有し、正負の電極のうち一方の電極はワイヤを介して第3リード11cと電気的に接続され、他方の電極はワイヤを介して第1リード11aと電気的に接続されている。第2発光素子22は、上面に正負の電極を有し、正負の電極のうち一方の電極はワイヤを介して第4リード11cと電気的に接続され、他方の電極はワイヤを介して第2リード11bと電気的に接続されている。
第1発光素子21の高さh1は、第2発光素子22の高さh2よりも低い。これにより、上面視において第1発光素子と重なる部分の封止部材の体積が、第2発光素子と重なる部分の封止部材の体積よりも大きくなりやすい。このため、第1発光素子21の上方に位置する第2蛍光体の量を第2発光素子の上方に位置する第2蛍光体の量よりも多くしやすくなる。第1発光素子21の高さh1とは、第1発光素子21の下面から上面までの最大距離であり、第2発光素子22の高さh2とは、第2発光素子22の下面から上面までの最大距離である。
第1発光素子の高さは第2発光素子の高さよりも7μm以上低いことが好ましく、10μm以上低いことがより好ましく、30μm以上低いことが更に好ましい。第1発光素子の高さが第2発光素子の高さよりも7μm以上低いことにより、第1発光素子21の上方に位置する第2蛍光体の量と第2発光素子の上方に位置する第2蛍光体の量の差を大きくしやすくなる。第1発光素子の高さと第2発光素子の高さの差は500μm以内であることが好ましく、300μm以内であることでより好ましい。第1発光素子の高さと第2発光素子の高さの差が500μm以内であることにより、第2発光素子の高さを低くすることができるので、Z方向において発光装置を小型化しやすくなる。
上面視において、第1発光素子の面積と第2発光素子の面積は同じでもよく、異なっていてもよい。図2Aに示すように、上面視において、第1発光素子の面積は第2発光素子の面積よりも大きくてもよい。第1発光素子の面積が第2発光素子の面積よりも大きいことにより、第1発光素子の上面に配置される第1透光性部材の体積を大きくしやすくなる。このため、第1透光性部材に含まれる第1蛍光体の量を多くしやすくなる。また、第1発光素子の面積が第2発光素子の面積よりも大きいことにより、第1発光素子21の上方に位置する第2蛍光体の量を多くしやすくなる。これにより、第1発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値を、第2発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値よりも大きくしやすくなる。
第1発光素子21と第2発光素子22の間には壁等の仕切り部材が配置されていないことが好ましい。これにより、第1発光素子21からの光と、第2発光素子22からの光が混色されやすくなるので、混色性の優れた発光装置とすることができる。なお、例えば、灯具等の他の部材で発光装置の光を混色させる場合は、第1発光素子21と第2発光素子22との間に壁等の仕切り部材が配置されていてもよい。
発光装置100は、第1発光素子21の上面に配置される第1透光性部材31と、第2発光素子22の上面に配置される第2透光性部材32とを備える。第1実施形態に係る発光装置100では、第1透光性部材31は発光ピーク波長が500nm以上680nm以下である第1蛍光体31aを含む。これにより、第1透光性部材から出射される光の色度のx値を、前記第2透光性部材から出射される光の色度のx値よりも大きくしやすくなる。
第1透光性部材31は、第2発光素子から離れて配置される。このようにすることで、第2発光素子からの光により第1透光性部材31の第1蛍光体が励起することを抑制できる。これにより、第2発光素子のみを駆動させた時に発光装置から出射される光の色度のx値が大きくなることを抑制できる。
第2透光性部材32は、第1発光素子から離れて配置される。このようにすることで、第1発光素子の近傍に位置する第1透光性部材および/又は封止部材の割合を増やすことができる。これにより、第1発光素子からの光により第1透光性部材中の第1蛍光体および封止部材中の第2蛍光体を励起させる割合を大きくすることができるので、第1発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値を大きくできる。
第1蛍光体31aは、第1発光素子から光を吸収し、500nm以上680nm以下の範囲に発光ピーク波長を有する光に変換する部材である。第1蛍光体31aの発光ピーク波長は610nm以上680nm以下である赤色の光を発する赤色蛍光体であるが好ましい。1931CIE色度図上における光の色度は、一般的に赤色成分が多いと色度のx値が大きくなる傾向がある。このため、第1蛍光体31aとして赤色蛍光体を用いることで、第1透光性部材から出射される光の色度のx値を大きくしやすくなる。第1蛍光体31aは、例えば、半値幅の広い赤色蛍光体を用いることが好ましい。これにより、発光装置100の演色性を向上させることができる。赤色蛍光体の半値幅は、例えば、例えば80nm以上100nm以下であり、85nm以上95nm以下が好ましい。このような第1蛍光体31aとして、例えば、下記式(1)で表される組成を有する赤色蛍光体を用いることができる。
(Sr,Ca)AlSiN:Eu(1)
式(1)で表される組成を有する赤色蛍光体を用いることで、発光装置の演色性を向上させつつ、発光装置の光取出しを向上させることができる。
また、第1蛍光体31aの含有量は、例えば、第1透光性部材31の全重量に対して30~80重量%である。
第2透光性部材32は蛍光体を含んでいてもよく、蛍光体を含んでいなくてもよい。第2透光性部材32は蛍光体を含まないことが好ましい。第2透光性部材32が蛍光体を含まないことにより、第2透光性部材32の出射光の大部分は、青色成分の多い第2発光素子22の光となる。これにより、第2発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値が大きくなることを抑制できる。これにより、第1発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値を、第2発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値よりも大きくしやすくなる。
第2透光性部材32が第3蛍光体を含んでいる場合には、第3蛍光体の発光ピーク波長は、第1蛍光体の発光ピーク波長より短いことが好ましい。このようにすることで、第1透光性部材から出射される光の色度のx値を、第2透光性部材から出射される光の色度のx値よりも大きくしやすくなる。また、第3蛍光体は第1蛍光体と同一組成の蛍光体であってもよい。第1蛍光体と第3蛍光体とが同一組成の蛍光体の場合には、第1透光性部材に含まれる第1蛍光体の含有量は、第2透光性部材に含まれる第3蛍光体の含有量よりも多いことが好ましい。このようにすることで、第1透光性部材から出射される光の色度のx値を、第2透光性部材から出射される光の色度のx値よりも大きくしやすくなる。
第2発光素子22の上面に第2透光性部材32を設けることで、第2発光素子22の上方に位置する第2蛍光体41aの量を少なくすることができる。これにより、第2発光素子22および第2透光性部材32から出射される光は、第2蛍光体41aを励起させる割合が少なくなる。このため、第2発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値が大きくなることを抑制できる。これにより、第1発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値を、第2発光素子のみを駆動させた時の発光装置から出射される光の色度のx値よりも大きくしやすくなる。
第1透光性部材31は、第1発光素子の上面のみを覆ってもよく、第1発光素子の上面と側面の少なくとも一部を覆ってもよい。第1発光素子の側面の少なくとも一部が第1透光性部材31から露出することで、第1発光素子の側面から出る光を取り出しやすくなるので発光装置の光取出し効率が向上する。また、第1発光素子の側面の全面が第1透光性部材31から露出してもよい。
第2透光性部材32は、第2発光素子の上面のみを覆ってもよく、第2発光素子の上面と側面の少なくとも一部を覆ってもよい。第2発光素子の側面の少なくとも一部が第2透光性部材32から露出することで、第2発光素子の側面から出る光を取り出しやすくなるので発光装置の光取出し効率が向上する。また、第2発光素子の側面の全面が第2透光性部材32から露出してもよい。
第1透光性部材31および第2透光性部材32となる液状の樹脂材料を発光素子の上面に塗布する場合、発光素子の上面の縁部で表面張力が働き、樹脂材料の広がりを発素子の縁部内に留めることができる。これにより、複数の発光装置を製造する場合に、第1透光性部材31および第2透光性部材32の形状を安定して形成することができ、製造の歩留りを向上させることができる。また、第1透光性部材31および第2透光性部材32が安定して形成されることで、所望の配光等を有する発光装置とすることができる。
なお、第1透光性部材31および第2透光性部材32は種々の方法で形成される。例えば、第1透光性部材31等は、樹脂材料を印刷、ポッティング又はスプレー法等で形成してもよく、また、シート状またはブロック状の樹脂部材を接着剤等により貼り付けて形成してもよい。また、蛍光体を含む透光性部材は、例えば、電気泳動堆積法等で形成してもよい。
第1透光性部材31と第2透光性部材32とは離れて位置し、第1透光性部材31と第2透光性部材32との間には封止部材40の一部が位置していることが好ましい。第1透光性部材31および第2透光性部材32が1つの連続した部材でないことにより、第1光源(第1発光素子21および第1透光性部材31)からの光と、第2光源(第2発光素子22および第2透光性部材32)からの光とが互いに干渉することを抑制することができる。その結果、第1光源および第2光源それぞれの色度を、独立して調整しやすくなる。
封止部材40は、第1透光性部材31および第2透光性部材32を覆う。発光装置100では、封止部材40は、凹部13内に位置し、第1透光性部材31の上面、第2透光性部材32の上面、第1発光素子21の側面および第2発光素子22の側面を被覆している。
封止部材40は、第2蛍光体41aを含んでいる。第2蛍光体41aの発光ピーク波長は特に限定されず、第1蛍光体31aと同じ発光ピーク波長の蛍光体でもよく、第1蛍光体31aと異なる発光ピーク波長の蛍光体でもよい。例えば、第1蛍光体31aと第2蛍光体41aは同一組成の蛍光体でもよい。第2蛍光体41aの発光ピーク波長は、第1蛍光体の発光ピーク波長よりも短いことが好ましい。第2蛍光体41aの発光ピーク波長が第1蛍光体の発光ピーク波長よりも短いことにより、第1蛍光体31aから発する光が第2蛍光体41aに吸収される割合を抑制することができる。第2蛍光体41aとしては例えば、下記式(2)で表される組成を有する蛍光体が挙げられる。
(Y,Lu,Gd)(Al,Ga)12:Ce(2)
封止部材は、第2蛍光体のみを含んでいてもよく、複数種の蛍光体を含んでいてもよい。封止部材が複数種類の蛍光体を含むことで発光装置の色度の調整が容易になる。例えば、封止部材が複数種の蛍光体を含有している場合には、下記式(1)で表される組成を有する蛍光体と、下記式(2)で表される組成を有する蛍光体を含んでもよい。
(Sr,Ca)AlSiN:Eu(1)
(Y,Lu,Gd)(Al,Ga)12:Ce(2)
封止部材の上面は平坦でもよく、図2Bに示すように、封止部材40は上面の一部に凸部40aを有していてもよい。凸部40aは第2透光部材32の上方に位置することが好ましい。このようにすることで、第2透光部材32が封止部材40から露出することを抑制することができる。また、第1透光部材の上方に封止部材の凸部が位置していてもよい。
例えば、発光装置100は、第1発光素子21だけを駆動させた場合に色温度2000~4000Kの光を発することが可能である。また、発光装置100は、第2発光素子22だけを駆動させた場合に、第1発光素子21だけを駆動させた場合の色温度よりも高く設定され、色温度5000~8000Kの光を発することが可能である。さらに、発光装置100は、第1発光素子21および第2発光素子22それぞれに流す電流値を調整することで、色温度2000~8000Kの発光色の光を発することができる。これにより、発光色として幅広い相関色温度の光を発光可能な発光装置とすることができる。
以下、本発明の発光装置100に用いる各部材について詳細に説明する。
(支持体)
支持体10は、発光素子を配置するための基台である。支持体10は、母体と複数の電極部とを有する。支持体10の母体となる材料は、例えば、樹脂、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム等のセラミックス、パルプ、ガラス、又はこれらの複合材料等の公知の材料を用いることができる。支持体10の母体は、単層構造でもよいし、複数の層を含む多層構造でもよい。
例えば、樹脂部12と複数のリード11を備える支持体10を好適に用いることができる。これにより、放熱性が高い発光装置とすることができる。なお、図1Aで示す発光装置100では、支持体10の外側面において、複数のリード11は樹脂部12から外側に延出していないが、本実施形態の発光装置はこれに限られない。つまり、支持体10の外側面において、複数のリード11の一部が樹脂部12から外側に延出していてもよい。これにより、発光素子が発する熱を効率的に外側に放熱することができる。
支持体10の外形形状および凹部13の開口形状は、上面視において、矩形、その他の多角形、円形、楕円形等の形状とすることができる。凹部13の開口形状は、図1Aで示すように、上面視において、凹部13の内側壁の一部に延伸部13aを有するなど、開口形状の一部を変形させることができる。これにより、変形した開口形状の一部をアノードマークまたはカソードマークなどリードの極性を示すマークとして機能させることができる。
(複数のリード)
複数のリード11は、導電性を有し、発光素子に給電するための電極として機能する。複数のリードは、母材として、例えば、銅、アルミニウム、金、銀、鉄、ニッケル、又はこれらの合金、燐青銅、鉄入り銅などの金属を用いることができる。これらは単層であってもよいし、積層構造(例えば、クラッド材)であってもよい。特に、母材には安価で放熱性が高い銅を用いることが好ましい。また、複数のリードは、母材の表面に金属層を有していてもよい。金属層は、例えば、銀、アルミニウム、ニッケル、パラジウム、ロジウム、金、銅、又はこれらの合金などを含む。なお、金属層は、複数のリードの全面に設けられていてもよいし、部分的に設けられていてもよい。また、金属層は、リードの上面に形成される領域と、リードの下面に形成される領域とで異なる層にすることができる。例えば、リードの上面に形成される金属層は、ニッケルおよび銀の金属層を含む複数層からなる金属層であり、リードの下面に形成される金属層は、ニッケルの金属層を含まない金属層である。また、例えば、リードの上面に形成される銀等の金属層は、リードの下面に形成される銀等の金属層よりも厚くすることができる。
複数のリードの最表面に銀を含む金属層が形成される場合は、銀を含む金属層の表面に酸化ケイ素等の保護層を設けることが好ましい。これにより、銀を含む金属層が大気中の硫黄成分等によって変色することを抑制することができる。保護層の成膜方法は、例えばスパッタ等の真空プロセスによって成膜することができるが、その他の既知の方法を用いてもよい。
(樹脂部)
樹脂部12は、母材となる樹脂材料として、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。具体的には、エポキシ樹脂組成物、シリコーン樹脂組成物、シリコーン変性エポキシ樹脂などの変性エポキシ樹脂組成物、エポキシ変性シリコーン樹脂などの変性シリコーン樹脂組成物、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂組成物、変性ポリイミド樹脂組成物等の硬化体、ポリフタルアミド(PPA)、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ABS樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、PBT樹脂等の樹脂を用いることができる。特に、エポキシ樹脂組成物や変性シリコーン樹脂組成物の熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。
また、樹脂部12の樹脂材料として、耐熱性および耐光性に優れたシリコーン樹脂組成物(例えばSMC樹脂)を用いることが好ましい。
(第1発光素子、第2発光素子)
第1発光素子21および第2発光素子22は、発光装置100の光源として機能し、さらに蛍光体の励起源となる。発光素子には、例えばLEDチップを用いることができる。発光素子は、半導体層と、素子基板と、電極を有する。電極は、金、銀、錫、白金、ロジウム、チタン、アルミニウム、タングステン、パラジウム、ニッケル又はこれらの合金で構成することができる。半導体材料としては、窒化物半導体を用いることが好ましい。窒化物半導体は、主として一般式InAlGa1-x-yN(0≦x、0≦y、x+y≦1)で表される。このほか、InAlGaAs系半導体、InAlGaP系半導体、硫化亜鉛、セレン化亜鉛、炭化珪素などを用いることもできる。発光素子の素子基板は、主として半導体積層体を構成する半導体の結晶を成長可能な結晶成長用基板であるが、結晶成長用基板から分離した半導体素子構造に接合させる接合用基板であってもよい。素子基板の母材としては、サファイア、窒化ガリウム、窒化アルミニウム、シリコン、炭化珪素、ガリウム砒素、ガリウム燐、インジウム燐、硫化亜鉛、酸化亜鉛、セレン化亜鉛、ダイヤモンドなどが挙げられる。なかでも、サファイアが好ましい。素子基板の厚さは、適宜選択でき、例えば0.02mm以上1mm以下であり、素子基板の強度および/又は発光装置の厚さの観点において、0.05mm以上0.3mm以下であることが好ましい。例えば、第1発光素子21の素子基板の厚みを第2発光素子22の素子基板の厚みより薄くすることで、第1発光素子21の高さを第2発光素子22の高さよりも低くすることができる。第1発光素子21および第2発光素子22は、それぞれの発光ピーク波長を同等でもよく、第1発光素子21および第2発光素子22は、それぞれの発光ピーク波長を異なるようにしてもよい。
(第1透光性部材、第2透光性部材)
第1透光性部材31は第1発光素子21の上面上に位置し、第2透光性部材32は第2発光素子22の上面上に位置する。第1透光性部材31は、第1蛍光体31aを含む。第1透光性部材および第2透光性部材は、発光素子の上面と直接接して配置していてもよいし、発光素子の上方に位置して発光素子の上面との間に別の部材(例えば、上述した保護層)が位置していてもよい。
第1透光性部材31および第2透光性部材32は、種々の形状とすることができる。図1Bで示すように、第1透光性部材31の上面の全てが曲面となることが好ましい。これにより、第1発光素子21から出射される光が、第1透光性部材31の表面で反射されて第1発光素子21側に戻ることを抑制することができる。同様に、第2透光性部材32の上面の全てが曲面となることが好ましい。これにより、第2発光素子22から出射される光が、第2透光性部材32の表面で反射されて第2発光素子22側に戻ることを抑制することができる。
第1透光性部材31および第2透光性部材32の高さは、同じ高さであってもよく、異なっていてもよい。例えば、第1透光性部材31の高さは第2透光性部材32よりも高くてもよい。これにより、第1透光性部材31中に含有させる第1蛍光体31aの含有量を増加させることができる。このため、第1透光性部材31から出射される光の色度のx値と、第2透光性部材32から出射される光の色度のx値との差を大きくしやすくなる。第1透光性部材31の高さとは、第1透光性部材31の上面から下面までの最大の距離のことである。また、第2透光性部材32の高さとは、第2透光性部材32の上面から下面までの最大の距離のことである。
第1透光性部材31および第2透光性部材32は、母材となる樹脂材料として、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。母材となる樹脂材料は、樹脂部12の母材として用いることができる樹脂材料を用いることができる。特に、シリコーン樹脂組成物やエポキシ樹脂組成物を用いることが好ましい。また、第1透光性部材31および第2透光性部材32には、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウムなどの光散乱粒子を分散させることができる。また、第1透光性部材31の母材となる樹脂材料と、第2透光性部材32の母材となる樹脂材料とは屈折率を異ならせてもよい。
第1蛍光体31aは、第1発光素子21の光で励起する蛍光体であればよく、例えば、(Ca,Sr,Ba)MgSi16(F,Cl,Br):Eu、(Y,Lu,Gd)(Al,Ga)12:Ce、(Sr,Ca)AlSiN:Eu、3.5MgO・0.5MgF・GeO:Mn、(x-s)MgO・(s/2)Sc・yMgF・uCaF・(1-t)GeO・(t/2)M :zMn、CaScSi12:Ce、CaSc:Ce、(La,Y)Si11:Ce、(Ca,Sr,Ba)Si:Eu、(Ca,Sr,Ba)Si12:Eu、(Ba,Sr,Ca)Si:Eu、(Ca,Sr,Ba)Si:Eu、(Ca,Sr,Ba)S:Eu、(Ba,Sr,Ca)Ga:Eu、K(Si,Ti,Ge)F:Mnの蛍光体を用いることができる。
なお、第1透光性部材31又は第2透光性部材32は、樹脂材料以外に、セラミックス、ガラスまたは蛍光体の焼結体等から形成されてもよい。これにより、高出力の発光装置において発光装置の信頼性を向上させることができる。
(封止部材)
発光装置100は、第1透光性部材31および第2透光性部材32を覆う封止部材40を備える。封止部材40は、発光素子等を外力や埃、水分などから保護することができる。封止部材40は、発光素子から出射される光の60%以上を透過するもの、さらに80%以上を透過するものが好ましい。封止部材40の母材としては、樹脂部12で用いられる樹脂材料を用いることができる。母材となる樹脂材料として、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができ、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂またはこれらを1つ以上含む樹脂を用いることができる。封止部材は単一層から形成することもでき、また、複数層から構成することもできる。また、封止部材40には、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウムなどの光散乱粒子を分散させることができる。
封止部材40は、発光素子からの光の波長を変換する第2蛍光体41aを含む。第2蛍光体41aとしては、第2蛍光体41aとして、半値幅の広い蛍光体を用いることが好ましく、例えば、(Y,Lu,Gd)(Al,Ga)12:Ceを用いることが好ましい。光散乱粒子および/又は蛍光体の含有量は、例えば、封止部材40の全重量に対して10~150重量%程度である。
なお、封止部材40は、樹脂材料以外に、セラミックス、ガラスまたは蛍光体の焼結体等から形成されてもよい。これにより、高出力の発光装置において発光装置の信頼性を向上させることができる。また、高出力の発光装置の場合は、第1透光性部材31、第2透光性部材32および封止部材40をセラミックス、ガラスまたは蛍光体の焼結体等で形成することができる。
(保護素子)
発光装置100は、静電耐圧を向上させるために保護素子51、52を備えることができる。保護素子は、1つであってもよいし、複数あってもよい。例えば、図1Aに示すように、1つの発光素子に対して1つの保護素子を配置することができる。発光装置100では、各発光素子の導電路が別になっているので、それぞれの発光素子に対して1つの保護素子を配置することで、発光装置100の静電耐圧をより向上させることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る発光装置200を図3Aおよび図3Bに基づいて説明する。図3Aでは、凹部13の内部が分かりやすいように封止部材を省略して図示し、さらに第1透光性部材31および第2透光性部材32が発光素子の上面上に位置するため第1発光素子21および第2発光素子22の外縁を破線で図示する。発光装置200は、支持体が第1リード、第2リードおよび第3リードの3つのリードを備える点で、第1実施形態に係る発光装置100と主に異なる。
図3Aに示すように、支持体10’は、第1リード11a’、第2リード11b’および第3リード11c’を含む複数のリードと、複数のリードと一体に形成された樹脂部12とを備える。図3Bに示すように、凹部13の底面において、樹脂部12から露出した第1リード11a’の上面に第1発光素子21および第2発光素子22が配置される。第1発光素子21は上面に正負の電極を有し、正負の電極のうち一方の電極はワイヤを介して第2リード11b’と電気的に接続され、他方の電極はワイヤを介して第1リード11a’と電気的に接続されている。第2発光素子22は、上面に正負の電極を有し、正負の電極のうち一方の電極はワイヤを介して第3リード11c’と電気的に接続され、他方の電極はワイヤを介して第1リード11a’と電気的に接続されている。このように電気的に接続することで、第1発光素子21と第2発光素子22はそれぞれ独立して駆動可能である。尚、支持体は3以上のリードを備えていてもよい。
第1実施形態で説明をした発光装置の特徴部は第2実施形態にも好適に適用可能である。
100、100A、200 発光装置
10 支持体
11 リード
11a 第1リード
11b 第2リード
11c 第3リード
11d 第4リード
12 樹脂部
21 第1発光素子
22 第2発光素子
31 第1透光性部材
31a 第1蛍光体
32 第2透光性部材
40 封止部材
41a 第2蛍光体

Claims (7)

  1. 支持体と、
    前記支持体上に配置され、それぞれの発光ピーク波長が430nm以上480nm以下である第1発光素子および第2発光素子と、
    前記第1発光素子の上面に配置され、発光ピーク波長が500nm以上680nm以下である第1蛍光体を含む第1透光性部材と、
    前記第2発光素子の上面に配置される第2透光性部材と、
    前記第1透光性部材および前記第2透光性部材を覆い、第2蛍光体を含む封止部材と、を備え、
    前記第1発光素子および前記第2発光素子はそれぞれ独立して駆動可能であり、
    前記第1透光性部材から出射される光の色度のx値が、前記第2透光性部材から出射される光の色度のx値よりも大きく、
    前記第1発光素子の高さが前記第2発光素子の高さよりも低く、前記第1発光素子の上方に位置する前記第2蛍光体の量が、前記第2発光素子の上方に位置する前記第2蛍光体の量よりも多い発光装置。
  2. 前記第2蛍光体の発光ピーク波長は、前記第1蛍光体の発光ピーク波長よりも短い、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1発光素子の高さが前記第2発光素子の高さよりも7μm以上低い請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記第1発光素子の側面の少なくとも一部が前記第1透光性部材から露出し、
    前記第2発光素子の側面の少なくとも一部が前記第2透光性部材から露出する、請求項1~3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記発光装置は、
    前記第1発光素子だけを駆動させたときに、色温度2000~4000K の光を発し、
    前記第2発光素子だけを駆動させたときに、色温度5000~8000Kの光を発する、請求項1~4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記発光装置は色温度2000~8000Kの光を発する、請求項1~5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記支持体は第1リード、第2リード、第3リードおよび第4リードを有し、
    前記第1発光素子は前記第1リードの上面に配置され、
    前記第2発光素子は前記第2リードの上面に配置され、
    前記第3リードは、前記第1発光素子の一の電極と電気的に接続され、
    前記第4リードは、前記第2発光素子の一の電極と電気的に接続される、請求項1~6のいずれか1項に記載の発光装置。
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