JP7180467B2 - 高炉融着帯を模擬するための反応装置 - Google Patents

高炉融着帯を模擬するための反応装置 Download PDF

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Description

本発明は、高炉内の融着帯を模擬するための反応装置に関する。
高炉操業では、鉄源としての焼結鉱、ペレット、塊鉱石など(以下、「鉱石」と称する)と、還元材及び燃料としてのコークスが炉頂部から交互に装入されることにより、鉱石層及びコークス層が交互に形成される。また、炉下部の羽口からガスが供給されることにより、鉱石層及びコークス層は、炉下部に向かって徐々に降下しながら、炉下部から上昇するガスにより加熱されて昇温される。
高炉内で加熱、還元されながら降下する鉱石層は、炉下部に到達すると軟化、溶融を開始し、鉱石融着層を形成する。高炉内において、鉱石融着層が存在する領域を融着帯と称する。融着帯から滴下した溶銑は、炉底に貯留される。鉱石融着層では、鉱石間の空隙が減少するためにガスの通気性が悪く、ガスは、2つの鉱石融着層の間に位置するコークス層を通過して炉頂に向かって上昇する。したがって、融着帯の形状は、高炉の通気性に極めて大きな影響を与え、鉱石の高温性状は、融着帯の形状を決定する重要な要因のひとつとなる。
従来、鉱石の高温性状は、非特許文献1に記載されている荷重軟化試験によって評価されていた。また、特許文献1に記載の高温性状評価試験装置では、鉱石層の通気悪化に伴い、通気性が良好なコークス層にガスが分配される現象を考慮し、鉱石層にガスが流れる主経路と、鉱石層をバイパスしてガスが流れるバイパス経路とを設けるとともに、バイパス経路に通気抵抗調整装置を設けている。
特許文献2には、高炉融着帯を模擬することができる反応装置が記載されている。この反応装置では、試料加熱炉及び気体加熱炉を並列に配置し、気体加熱炉で加熱された気体を試料充填容器内の試料充填層に対して横方向から水平に流通させている。
特開2016-057149号公報 特開2014-142337号公報
鉄と鋼、vоl.83(1997)、第97頁~第102頁、「焼結鉱の軟化溶融性状評価法の開発」
非特許文献1に記載の荷重軟化試験では、鉱石の軟化融着状態にかかわらず、一定流量の還元ガスを強制的に鉱石層へ流通させている。上述したように、高炉の融着帯では、鉱石融着層に流れるガスの量が減少したり、コークス層に流れるガスの量が増加したりするが、上述した荷重軟化試験では、このようなガスの流れを模擬することができない。
特許文献1に記載の高温性状評価試験装置では、主経路及びバイパス経路が独立しているため、主経路に対応した鉱石層が、バイパス経路に対応したコークス層に与える影響を考慮することができない。具体的には、鉱石層が軟化融着すると、コークス層の一部を閉塞してコークス層でのガスの通気性を悪化させることになるが、特許文献1に記載の高温性状評価試験装置では、このような現象を模擬することができない。
特許文献2に記載の反応装置では、ガス流れの方向が常に水平方向になるが、高炉内では、ガスが水平方向だけではなく、鉛直上方にも流れる。具体的には、塊状帯においては鉛直上方にガスが流れ、鉱石融着層の形成に伴いコークス層への水平方向のガス流れに遷移する。特許文献2に記載の反応装置では、このガスの流れを模擬することができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高炉融着帯を模擬するための反応装置を提供することを目的とする。
本発明は、高炉融着帯を模擬するための反応装置であって、この反応装置は、容器と、複数の押し棒と、加熱炉とを有する。容器には、鉱石及びコークスを含む充填物が充填可能であり、容器の底面部には、所定組成のガスを容器内に取り込むとともに、鉱石の溶融によって生成された滴下物を容器外に排出させる開口部が設けられている。複数の押し棒は、容器内の充填物の上面に沿って所定方向に並べられており、容器内の充填物に対して上方から荷重をそれぞれ与える。加熱炉は、容器内の充填物のうち、複数の押し棒から荷重を受ける複数の領域をそれぞれ加熱する複数のヒータを備える。これにより、複数の押し棒が並ぶ方向を高炉の半径方向とみなすことにより、高炉の半径方向における温度分布を模擬することができる。
複数の押し棒には、充填物に第1荷重を与える押し棒と、充填物に第1荷重とは異なる第2荷重を与える押し棒とを含めることができる。これにより、複数の押し棒が並ぶ方向を高炉の半径方向とみなすことにより、高炉の半径方向における荷重分布を模擬することができる。
容器を直方体で形成することができる。容器を直方体で形成することにより、複数の押し棒の並ぶ方向における容器の長さ寸法を大きく取ることができ、高炉の半径方向における装入物分布、温度分布及び荷重分布を模擬しやすくできる。
押し棒の数は4つ以上とすることができる。少なくとも4つの押し棒を用いることにより、鉱石の4つの状態(塊状状態、軟化状態、溶融状態、滴下状態)を模擬することができる。
充填物としての鉱石及びコークスは、実炉に装入される際の装入物分布を模擬して充填することができる。
具体的には、充填物としての鉱石の粒度分布は、実炉に装入される鉱石の粒度分布と等しくすることができる。また、充填物としてのコークスの粒度分布は、実炉に装入されるコークスの粒度分布と等しくすることができる。また、充填物としての鉱石層の層厚は、実炉に装入される鉱石層の層厚と等しくすることができ、充填物としてのコークス層の層厚は、実炉に装入されるコークス層の層厚と等しくすることができる。また、鉱石とコークスの装入量の比であるO/Cについても、実炉と等しくすることができる。これにより、容器に充填される鉱石及びコークスの層を、実炉で装入される鉱石及びコークスの層に近い状態とすることができる。
容器内の充填物を加熱する加熱炉とは別に、開口部から容器内に取り込まれるガスを加熱する加熱炉を設けることができる。この加熱炉は、ガスが通過する球体充填層を加熱することにより、ガスを加熱することができる。球体充填層は、容器に対してガスの流路の上流側に配置されており、セラミックス製の球体が充填されている。
複数の押し棒の変位量をそれぞれ測定する複数の変位計を設けることができる。変位計の測定結果に基づいて、押し棒から荷重を受ける領域の収縮率を求めることができる。押し棒には、容器内の所定情報を取得するセンサ又はサンプリング管を容器内に挿入するための挿入孔を設けることができる。所定情報としては、例えば、温度、圧力、ガスの組成が含まれる。
本発明によれば、複数のヒータによって、複数の押し棒から荷重を受ける複数の領域をそれぞれ加熱しているため、複数の領域の温度を互いに異ならせることができ、高炉融着帯における炉内径方向での温度分布を模擬することができる。この温度分布によって、高炉融着帯付近における鉱石の複数の状態(具体的には、塊状状態、軟化状態、溶融状態、滴下状態)を模擬することができ、実炉により近いガスの流れを模擬することができる。ここで、複数の押し棒は複数の領域にそれぞれ荷重を与えているため、各領域における鉱石の状態に応じて押し棒を変位させることができ、鉱石の状態に応じた充填物の充填構造を再現することができる。
反応装置の構造を示す概略図である。 容器内におけるコークス及び鉱石の充填状態を示す図である。 水平面内において、容器内の4つの領域と、上部加熱炉のヒータとの位置関係を示す図である。 鉱石層の4つの状態(塊状状態、軟化状態、溶融状態、滴下状態)を説明する図である。 鉱石層の軟化溶融後における容器内の状態を示す図である。 上部加熱炉による4つの領域での昇温パターンを示す図である。 下部加熱炉による4つの領域での昇温パターンを示す図である。 容器内の第2領域の温度と、還元ガスの流量との関係を示す図である。 容器内の4つの領域における温度変化を示す図である。 容器内の4つの領域における収縮率の変化を示す図である。
本実施形態の反応装置は、融着帯及び、融着帯の周囲に存在する塊状帯において、高炉の半径方向(反応装置において、後述する複数の押し棒が並ぶ方向)における温度分布を模擬するものである。また、本実施形態の反応装置は、融着帯及び、融着帯の周囲に存在する塊状帯において、高炉の半径方向(反応装置において、後述する複数の押し棒が並ぶ方向)における荷重分布を模擬するものである。上述した温度分布や荷重分布を模擬することによって、鉱石層が塊状帯から融着帯に変化するまでの現象を模擬することができる。
反応装置の構造について、図1を用いて説明する。反応装置1は、鉱石及びコークスが充填される容器(例えば、黒鉛坩堝)20を有する。容器20には、図2に示すように、鉱石が充填された鉱石層SOと、コークスが充填されたコークス層Cとが交互に形成される。容器20内の充填物の最上層と最下層にはコークス層Cが形成されている。充填物の上面(すなわち、最上層の上面)は、後述する押し棒22a~22dの下端面に沿い、充填物の下面(すなわち、最下層の下面)は容器20の底面部20aに沿う。
鉱石及びコークスは、実炉に装入される際の装入物分布を模擬して容器20に充填することができる。以下、この一例について説明する。
容器20に充填される鉱石の粒度分布は、実炉に装入される鉱石の粒度分布と等しくすることが好ましい。また、容器20に充填されるコークスの粒度分布は、実炉に装入されるコークスの粒度分布と等しくすることが好ましい。容器20の容積の制約から、簡易的には、鉱石及びコークスの粒径をそれぞれ実炉で使用される粒径の1/3から1/2程度としてもよい。コークス層Cの厚さ(図2の上下方向の長さ)は、高炉内で形成されるコークス層Cの厚さと等しいことが好ましく、鉱石層SOの厚さ(図2の上下方向の長さ)は、高炉内で形成される鉱石層SOの厚さと等しいことが好ましい。また、容器20に充填される鉱石及びコークスの装入量の比であるO/Cについても、実炉でのO/Cと等しくすることができる。これにより、容器20内の鉱石層SO及びコークス層Cを実炉での鉱石層及びコークス層に近い状態とすることができる。ここで、実炉とは、反応装置1において試験されている、すなわち容器20に充填されている鉱石及びコークスを、操業に用いることを検討している対象の高炉である。
なお、容器20には、鉱石として含炭塊成鉱などが充填されてもよく、コークスとしてフェロコークスなどが充填されてもよい。また、鉱石層SO及びコークス層Cは、それぞれ鉱石以外の原料及びコークス以外の原料を含んでもよい。例えば、鉱石層SOにコークスや副原料を混合してもよい。
なおまた、容器20内の充填物の最上層と最下層に形成されるのは、コークス層Cでなく鉱石層SOであってもよい。
図2において、容器20の底面部20aには複数の開口部21が設けられている。開口部21は、後述する還元ガスを容器20の内部に取り込んだり、鉱石の溶融によって生成した滴下物を容器20の外部に排出したりするために用いられる。
本実施形態では、容器20は、直方体に形成されており、非特許文献1に記載された荷重軟化試験で用いられる円筒形の坩堝とは異なる。容器20が直方体であることにより、後述する押し棒22a~22dの並ぶ方向の容器の寸法を大きく取ることができ、この方向において、充填物の充填構造や、温度分布、荷重分布などを変化させやすくなる。好ましくは、充填物の充填構造や、温度分布、荷重分布などを変化させたい方向(高炉の半径方向を模擬する方向、すなわち後述する押し棒22a~22dの並ぶ方向)の寸法を十分に設けるとよく、この寸法は例えば400~800mmとすることができる。また、本実施形態では、後述するように、同一形状の4つの押し棒22a~22dを鉛直方向(図2の上下方向)に移動させるようにしているが、このような押し棒22a~22dの移動を行わせるためには、容器20を直方体に形成したほうが好ましい。
図2の左右方向は、高炉の半径方向を模擬する方向である。図2の左右方向における容器20(内部空間)のサイズは、後述するように、4つの領域A1~A4を形成できるサイズとなっている。一方、図2の紙面と直交する方向における容器20(内部空間)のサイズは、特に限定するものではないが、このサイズが小さすぎると、図2の紙面と直交する方向で対向する容器20の壁面近傍へのガス流量が多くなる、所謂壁効果の影響が相対的に大きくなり好ましくない。この点を考慮して、図2の紙面と直交する方向における容器20のサイズを決めることが好ましい。
図1に示すように、容器20の下部には、言い換えれば、容器20に対して還元ガスの流路の上流側には、ガイド管10が接続されている。ガイド管10の上部は容器20に接続され、ガイド管10の下部はアルミナ球充填層11に接続されている。ガイド管10は、アルミナ球充填層11を通過した還元ガスを容器20に供給する。容器20及びアルミナ球充填層11に対するガイド管10の配置は特に限定されず、例えば、ガイド管10はアルミナ球充填層11の周囲を覆うように構成されていてもよい。
アルミナ球充填層11は、容器20に対して還元ガスの流路の上流側に配置されており、アルミナ球充填層11には、複数のアルミナ球が充填されている。アルミナ球充填層11には、還元ガス供給装置30から還元ガスが供給される。還元ガスは、炉内ガスを模擬した組成とすることができ、例えば、Nガス、COガス、COガス及びHガスが含まれる。還元ガスをアルミナ球充填層11に通過させることにより、還元ガスの温度を安定化することができる。なお、本実施形態では、アルミナ球を用いているが、他の材料(セラミックス)で形成された球体を用いることもできる。下部加熱炉12は、アルミナ球充填層11の周囲に配置されており、アルミナ球充填層11(言い換えれば、アルミナ球充填層11を通過する還元ガス)を所定の温度まで加熱する。
容器20の周囲には、上部加熱炉13が配置されており、上部加熱炉13は、容器20の内部において、図2の左右方向(高炉の半径方向を模擬する方向)での温度分布を発生させる。この温度分布は、高炉の半径方向における温度分布、言い換えれば、例えば高炉の炉中心から炉壁までの温度分布に相当する。上部加熱炉13は、図3に示す複数のヒータ13a~13dを有しており、これらのヒータ13a~13dは、図3に示すように配置されている。図3は、図1に示すA―A断面(言い換えれば、水平断面)に相当する模式図である。
本実施形態では、図3に示すように、容器20の内部を、高炉の半径方向を模擬する方向(図3の左右方向)において4つの領域A1~A4に分けている。図4に示すように、高炉内の融着帯と、融着帯の周囲に存在する塊状帯とを含む領域において、鉱石層SOには4つの状態(塊状状態、軟化状態、溶融状態、滴下状態)が発生する。これらの4つの状態をそれぞれ模擬するために、本実施形態では、容器20の内部を4つの領域A1~A4に分けている。
上部加熱炉13は、4つの領域A1~A4の温度が互いに異なるように各領域A1~A4を加熱する。4つの領域A1~A4が並ぶ方向(図3の左右方向)は、高炉の半径方向に相当しており、4つの領域A1~A4のうち、第1領域A1は高炉の炉中心に最も近い領域に相当し、第4領域A4は高炉の炉壁に最も近い領域に相当する。なお、本実施形態では、水平面内(図3の紙面内)における各領域A1~A4の面積を互いに等しくしているが、領域A1~A4のうちの少なくとも2つの領域の面積を互いに異ならせることもできる。
3つの第1ヒータ13aは、水平面内において、第1領域A1の周囲に配置されており、第1ヒータ13aの設定温度はT(A1)である。2つの第2ヒータ13bは、4つの領域A1~A4が並ぶ方向と直交する方向において、第2領域A2を挟む位置に配置されており、第2ヒータ13bの設定温度はT(A2)である。2つの第3ヒータ13cは、4つの領域A1~A4が並ぶ方向と直交する方向において、第3領域A3を挟む位置に配置されており、第3ヒータ13cの設定温度はT(A3)である。3つの第4ヒータ13dは、水平面内において、第4領域A4の周囲に配置されており、第4ヒータ13dの設定温度はT(A4)である。
高炉内では、炉中心から炉壁に向かって温度が低くなりやすいため、温度T(A1),T(A2),T(A3),T(A4)の順に低くなるように、ヒータ13a~13dが駆動される。高炉内の温度分布を模擬するためには、例えば、温度T(A1)を1600℃とし、温度T(A4)を1100℃とすることができる。
なお、本実施形態では、4つの領域A1~A4に対して、図3に示すようにヒータ13a~13dを配置し、それぞれ設定温度に駆動しているが、これに限るものではない。すなわち、各領域A1~A4の温度を所望の温度とすることができればよく、ヒータ13a~13dを配置する位置やヒータ13a~13dの設定温度は適宜決めることができる。例えば、W型の融着帯が形成されている場合には、炉中間部に比べ、炉壁近傍の温度が高いケースもある。このとき、実炉の半径方向の温度分布を模擬できるよう温度T(A1)~温度T(A4)を適宜設定することができる。
また、下部加熱炉12を、上部加熱炉13と同様に、複数のヒータによって構成することができる。この場合には、図3に示すヒータ13a~13dの配置と同様に、下部加熱炉12を構成する複数のヒータを配置することができる。これらのヒータを用いることにより、アルミナ球充填層11に対して、言い換えれば、アルミナ球充填層11に供給される還元ガスに対して、温度分布を発生させることができる。この温度分布は、上部加熱炉13によって発生させる温度分布と等しくすることができる。
図1及び図2に示すように、容器20内の充填物の上面には、4つの押し棒22a~22dが配置されており、4つの押し棒22a~22dは、図2の左右方向(高炉の半径方向を模擬する方向)に並べられている。押し棒22a~22dは、領域A1~A4にそれぞれ対応して設けられている。具体的には、押し棒22aは第1領域A1に対して設けられ、押し棒22bは第2領域A2に対して設けられ、押し棒22cは第3領域A3に対して設けられ、押し棒22dは第4領域A4に対して設けられている。荷重機24は、押し棒22a~22dのそれぞれを駆動する。
押し棒22a~22dは、互いに独立して容器20の上下方向に移動することができる。図1から分かるように、上部加熱炉13(ヒータ13a~13d)は、容器20の周囲だけでなく、容器20の上部及び押し棒22a~22dの周囲にも配置されており、容器20の上部及び押し棒22a~22dも加熱することができる。上部加熱炉13によって押し棒22a~22dを加熱することにより、押し棒22a~22dを介して、容器20に充填された鉱石層SOやコークス層Cの温度が低下することを抑制できる。なお、本実施形態では、上部加熱炉13(ヒータ13a~13d)を用いて、容器20及び押し棒22a~22dを加熱しているが、これに限るものではない。例えば、容器20を加熱するための加熱炉と、押し棒22a~22dを加熱するための加熱炉とを別々に設けることもできる。
押し棒22aは、第1領域A1内のコークス層C及び鉱石層SOに所定の荷重を与えるために用いられる。押し棒22bは、第2領域A2内のコークス層C及び鉱石層SOに所定の荷重を与えるために用いられる。押し棒22cは、第3領域A3内のコークス層C及び鉱石層SOに所定の荷重を与えるために用いられる。押し棒22dは、第4領域A4内のコークス層C及び鉱石層SOに所定の荷重を与えるために用いられる。
押し棒22a~22dによってコークス層C及び鉱石層SOに与える荷重は、互いに等しくすることができる。また、押し棒22a~22dのうち、少なくとも2つの押し棒によってコークス層C及び鉱石層SOに与える荷重を互いに異ならせることもできる。すなわち、複数の押し棒22a~22dには、充填物に第1荷重を与える押し棒と、充填物に第1荷重とは異なる第2荷重を与える押し棒とを含めることができる。
具体的な荷重は、実炉内におけるコークス層及び鉱石層の充填状態を考慮して、適宜決めることができる。
押し棒22a~22dによってコークス層C及び鉱石層SOに与える荷重を互いに異ならせる場合としては、例えば、高炉に対するコークス及び鉱石の装入物分布などを考慮して荷重を設定することができる。ここで、第4領域A4は、高炉の炉壁に最も近い領域となるが、この領域では、炉壁によって装入物(コークスや鉱石)が支えられやすくなるため、他の領域A1~A3よりも荷重を低くすることができる。また、第1領域A1は、高炉の炉中心に相当する領域となるが、この領域では、鉱石量及びコークス量の比(O/C)に関して、他の領域よりもコークス量が多く装入されることがある。コークスの密度は鉱石の密度よりも低いため、第1領域A1での荷重を他の領域A2,A3での荷重よりも低くすることができる。
図1に示すように、本実施形態では、押し棒22a~22dのそれぞれに、変位計23が設けられている。各変位計23は、各押し棒22a~22dの変位量を検出し、この検出結果に基づいて、容器20の内部における鉱石層SOの収縮率を算出することができる。収縮率とは、鉱石層SOの層厚の変化率であり、鉱石層SOの収縮による層厚の減少量の、加熱前(塊状状態)の鉱石層SOの層厚に対する比として算出される。鉱石層SOについて、各領域A1~A4の収縮率を算出することにより、鉱石層SOの軟化溶融状態を把握することができる。
押し棒22dは、好ましくは、図2に示すように温度センサ(熱電対等)25を容器20の外部から容器20の内部まで挿入するための挿入孔22d1を有する。温度センサ25を容器20の内部まで挿入することにより、コークス層Cや鉱石層SOの温度を測定することができる。温度センサ25の挿入深さを変更することにより、コークス層C及び鉱石層SOの積層方向における任意の位置の温度を測定することができる。図2では、押し棒22dに挿入孔22d1が設けられているが、他の押し棒22a~22cにも、温度センサ25を挿入するための挿入孔を設けることができる。これにより、各領域A1~A4におけるコークス層Cや鉱石層SOの温度を測定することができる。
押し棒22cは、好ましくは、図2に示すように、サンプリング管26を容器20の外部から容器20の内部まで挿入するための挿入孔22c1を有する。サンプリング管26を容器20の内部まで挿入することにより、サンプリング管26を介してコークス層Cや鉱石層SOの圧力を測定したり、サンプリング管26を介してコークス層Cや鉱石層SOのガスを収集して、このガスの組成を測定したりすることができる。サンプリング管26の挿入深さを変更することにより、コークス層C及び鉱石層SOの積層方向における任意の位置において、圧力やガス組成を測定することができる。図2では、押し棒22cに挿入孔22c1が設けられているが、他の押し棒22a,22b,22dにも、サンプリング管26を挿入するための挿入孔を設けることができる。これにより、各領域A1~A4における圧力やガス組成を測定することができる。
上述したように、各領域A1~A4の温度、圧力、ガス組成を測定することにより、実炉の融着帯を含む部分において、コークス層S中や鉱石層SO中のガスの流れ、鉱石の還元反応及びコークスのガス化反応の挙動を推定することができる。具体的には、各領域A1~A4の圧力を測定することにより、ガスの流れを間接的に把握することができる。また、各領域A1~A4のガス組成を測定することにより、還元反応やガス化反応の挙動を把握することができる。
反応装置1を使用するときには、押し棒22a~22dによって、容器20に充填されたコークス層C及び鉱石層SOに所定の荷重を与えた状態において、上部加熱炉13によって容器20を加熱するとともに、下部加熱炉12によって加熱された還元ガスを容器20に供給する。これにより、容器20に充填された鉱石を軟化溶融させることができる。
本実施形態では、上述したように、容器20の内部において温度分布を発生させているため、領域A1~A4のそれぞれにおいて、鉱石の状態が異なる。図5に示すように、第1領域A1では、鉱石が滴下状態にあり、コークス層Cだけが存在している。鉱石は、溶鉄及び溶融スラグとしてコークス層Cを滴下し、容器20の底面部20aの開口部21から排出される。第2領域A2では鉱石が溶融状態にあり、第3領域A3では鉱石が軟化状態にあり、第4領域A4では鉱石が塊状状態にある。
鉱石が塊状状態、軟化状態、溶融状態、滴下状態の順に変化することにより、鉱石層SOの厚みが段階的に減少する。ここで、押し棒22a~22dは、領域A1~A4にそれぞれ独立して荷重を与えているため、鉱石層SOの厚みの変化に追従することができ、鉱石の状態に応じて押し棒22a~22dの高さ方向位置が変化する。このように、押し棒22a~22dを鉱石層SOの厚みの変化に追従させることにより、鉱石の状態に応じた充填構造を再現することができる。
第4領域A4(塊状状態)において、還元ガスは、コークス層C及び鉱石層SOにおいて、ほぼ鉛直上方(図5の上方向)に流れる。一方、鉱石が軟化・溶融すると、鉱石融着層における還元ガスの通気性が低下するため、第3領域A3(軟化状態)や第2領域A2(溶融状態)では、還元ガスがコークス層Cに偏流して、還元ガスの流れの方向は鉛直上方から水平方向に徐々に変化する。第1領域A1では、コークス層Cだけが固体として存在しているため、還元ガスは、鉛直方向及び水平方向に連通した隙間を有するコークス層を伝って上昇する。これにより、高炉内において、塊状状態、軟化状態、溶融状態及び滴下状態を含む鉱石層における還元ガスの流れを模擬することができる。
本実施形態によれば、少なくとも上部加熱炉13(ヒータ13a~13d)によって各領域A1~A4の温度を独立して設定することができるため、実炉の炉内の半径方向における温度分布を模擬することができ、炉内の半径方向の位置に応じて変化する鉱石層SOの4つの状態(塊状状態、軟化状態、溶融状態及び滴下状態)を模擬することができる。また、領域A1~A4毎に設けられた押し棒22a~22dを用いることにより、実炉の炉内の半径方向における荷重分布を模擬することができる。
容器20の内部において、4つの領域A1~A4を設定することにより、炉内における鉱石の4つの状態(塊状状態、軟化状態、溶融状態、滴下状態)を模擬することができる。ただし、容器20の内部に設定される領域の数は、4つに限るものではなく、5つ以上とすることができる。この領域の数を増やすほど、炉内の半径方向における温度分布や荷重分布をより詳細に模擬することができる。容器20の内部に5つ以上の領域を設定した場合において、少なくとも2つの領域は、鉱石の4つの状態のうちの1つの状態を示す領域として特定することができる。また、容器20の内部に設定される領域の数は、2つ又は3つとしてもよい。例えば、容器20の内部に3つの領域が設定されるとき、鉱石の4つの状態のうちの状態変化の前後関係にあるいずれか2つの状態(例えば、軟化状態と溶融状態)は、ある1つの領域によって簡易的に模擬される。
以上説明した反応装置を用いて、炉内の融着帯付近における充填状態を模擬できているかを確認した。
図2に示すように、容器20の内部に焼結鉱(粒径10~15[mm])及びコークス(粒径15~20[mm])を充填して、コークス層C及び鉱石層SOを交互に形成した。コークス層Cの厚さを80[mm]とし、鉱石層SOの厚さを120[mm]とした。また、容器20の上面部に配置されるコークス層Cの厚さを20[mm]とした。押し棒22a~22dによって与える荷重は、互いに等しい値(98[kPa])とした。
図6には、上部加熱炉13における昇温パターンを示す。図6において、横軸は時間[min]であり、縦軸は上部加熱炉13(各ヒータ13a~13d)の温度[℃]である。具体的には、図6は、上部加熱炉13のうち、4つの領域A1~A4のそれぞれに対応するヒータ13a~13dの昇温パターンを示す。各ヒータ13a~13dの昇温速度としては、常温から500[℃]までは5[℃/min]とし、500[℃]から800[℃]までは6[℃/min]とし、800[℃]から1500[℃]までは7[℃/min]とした。
図7には、下部加熱炉12における昇温パターンを示す。図7において、横軸は時間[min]であり、縦軸は下部加熱炉12(各ヒータ12a~12d)の温度[℃]である。具体的には、図7は、下部加熱炉12のうち、4つの領域A1~A4のそれぞれに対応するヒータの昇温パターンを示す。下部加熱炉12の各ヒータの昇温速度としては、常温から500[℃]までは5[℃/min]とし、500[℃]から800[℃]までは6[℃/min]とし、800[℃]から1500[℃]までは7[℃/min]とした。
図8には、容器20に供給される還元ガスのパターンを示す。図8において、横軸は第2領域A2の温度[℃]であり、縦軸は還元ガスの流量[NL/min]である。第2領域A2の温度は、ヒータ13bの設定温度である。還元ガス供給装置30は、図8に示すパターンにしたがって還元ガス(N,CO,CO)を供給する。
図9には、容器20の内部(各領域A1~A4)に挿入された温度センサ25(図2参照)の測定結果を示す。図9において、横軸は時間[min]であり、縦軸は、温度センサ25によって測定された温度[℃]であって、容器20内の上部における温度である。図9から分かるように、第1領域A1と第4領域A4の温度差は、最大で250[℃]程度であった。図9に示す領域A1~A4の温度分布によれば、容器20内において温度分布が発生しており、鉱石の4つの状態(塊状状態、軟化状態、溶融状態、滴下状態)を模擬し得ることが分かる。
図10には、各領域A1~A4の収縮率の変化を示す。図10において、横軸は時間[min]であり、縦軸は各領域A1~A4の収縮率[%]である。各領域A1~A4の収縮率は、押し棒22a~22dのそれぞれに設けられた変位計23の測定結果に基づいて算出した。本実施例では、250分が経過したときに、下部加熱炉12及び上部加熱炉13による加熱を停止した。図10から分かるように、領域A1~A4では、鉱石層SOの収縮率が異なっているが、これは、領域A1~A4が鉱石層の状態(塊状状態、軟化状態、溶融状態、滴下状態)をそれぞれ模擬し得ることを示す。
1:反応装置、10:ガイド管、11:アルミナ球充填層、12:下部加熱炉、
13:上部加熱炉、13a~13d:ヒータ、20:容器、20a:底面部、
21:開口部、22a~22d:押し棒、22c1,22d1:挿入孔、23:変位計、
24:荷重機、25:温度センサ、26:サンプリング管

Claims (12)

  1. 高炉融着帯を模擬するための反応装置であって、
    鉱石及びコークスを含む充填物が充填可能であり、所定組成のガスを取り込むとともに鉱石の溶融によって生成された滴下物を排出させる開口部を底面部に備えた容器と、
    前記容器内の前記充填物の上面に沿って所定方向に並べられ、前記容器内の前記充填物に対して上方から荷重をそれぞれ与える複数の押し棒と、
    前記容器内の前記充填物のうち、前記複数の押し棒から荷重を受ける複数の領域をそれぞれ加熱する複数のヒータを備えた加熱炉と、
    を有することを特徴とする反応装置。
  2. 前記複数の押し棒は、前記充填物に第1荷重を与える前記押し棒と、前記充填物に前記第1荷重とは異なる第2荷重を与える前記押し棒とを含むことを特徴とする請求項1に記載の反応装置。
  3. 前記容器は直方体に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の反応装置。
  4. 前記押し棒の数は4つ以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の反応装置。
  5. 前記充填物としての鉱石及びコークスは、実炉に装入される際の装入物分布を模擬して充填されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の反応装置。
  6. 前記充填物としての鉱石は、実炉に装入される鉱石の粒度分布を有し、
    前記充填物としてのコークスは、実炉に装入されるコークスの粒度分布を有することを特徴とする請求項5に記載の反応装置。
  7. 前記充填物としての鉱石は、実炉に装入される鉱石層の層厚と等しい層厚で充填され、
    前記充填物としてのコークスは、実炉に装入されるコークス層の層厚と等しい層厚で充填されることを特徴とする請求項5又は6に記載の反応装置。
  8. 前記充填物としての鉱石及びコークスは、実炉に装入される鉱石とコークスの装入量の比であるO/Cと等しい装入量の比で充填されることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の反応装置。
  9. 前記開口部から前記容器内に取り込まれる前記ガスを加熱する加熱炉をさらに有することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の反応装置。
  10. 前記容器に対して前記ガスの流路の上流側に配置され、セラミックス製の球体が充填された球体充填層をさらに有し、
    前記ガスを加熱する加熱炉は、前記球体充填層を加熱することを特徴とする請求項9に記載の反応装置。
  11. 前記複数の押し棒の変位量をそれぞれ測定する複数の変位計を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の反応装置。
  12. 前記押し棒は、前記容器内の所定情報を取得するセンサ又はサンプリング管を前記容器内に挿入するための挿入孔を有することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の反応装置。
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