JP7178176B2 - 分離排出型のコンパクトな異物除去装置 - Google Patents

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本発明は全体としてはプラスチックペレット、リグラインド(regrind:再生用樹脂)、錠剤、穀粒、鉱物などの粒状材料の混入物洗浄除去および処理に関し、具体的にはコンパクトな構成で、空気流を誘導し、粒状材料に混入しているダスト(dust:粉塵)およびデブリ(debris:破片)を除去し、回収したダストおよびデブリを離れて分離する離間位置に排出し、クリーンルームの状態を維持できる異物除去装置に関する。
特に、通常粗い粉末、粒子、ペレットなどを輸送し、これらを利用する分野では、混入物を可能な限り製品粒子から除去しておくことが重要であることはよく知られている。微粒子は、ある施設、即ちある意味流体のように振る舞う材料の流れを実際発生する圧力を付加した管状システムにおいて混合され、パッケージ化されるか、あるいは使用される施設内において通常搬送されるものである。これら微粒子がパイプ内を移動している間、粒子間だけでなく、管壁部と流れ内にある粒子との間にもかなりの摩擦が発生する。この摩擦が発生すると、粒子粉塵、破壊された粒子破片、綿くずやストリーマーが発生する(なお、このストリーマーは物質流れを邪魔し、あるいは流れを完全に塞ぐことになるきわめて長く、絡まった塊に“成長”する)。このような搬送システムの特性については、製品粒子からできるだけ混入物を除去しておく重要性および価値と同様に、よく知られている。
本明細書で使用する用語“混入物”には、広範囲の異物だけでなく、既に記載した破壊された粒子、ダストすなわち粉塵、綿くずやストリーマーが含まれる。いずれにせよ、混入物は高品質製品の製造にとって有害であり、場合によっては、製造サイドの従業員の健康を脅かすものである。極端な場合には、点火源に暴露された場合に爆発することもある粉塵雲を発生する恐れに繋がる。
製品品質を考えると、そして一時的な実例として成型可能なプラスチックに焦点を合わせる限り、一次的な材料とは組成が異なる、例えばダスト、一次製品の非均質な材料、綿くずやストリーマーなどの異物は、その融点が一次製品とは必ずしも同じではなく、材料の融解および成形時に傷が発生する。これら傷が発生すると、最終製品の色が不揃いになり、また最終製品が泡を有することになり、時には最終製品に傷または汚れが生じ、販売できなくなることもある。射出成形機の場合には、熱によってダストが蒸発し、最終製品に小さな気泡が生じる傾向が出る。また熱によってダストが燃焼し、“黒点”の原因になる。これは、実際には炭化粉塵である。時には、射出成形機の粉塵ポケットが溶解せず、通常“ソフトスポット”あるいは“白点”と呼ばれている欠陥の原因になる。なお、これら同じ非均質材料は一時製品と同じ温度で溶解することが少ないため、溶解しない混入物が成形機の摩擦および早すぎる摩耗の引き起こし、稼動不能時間および製造不能時間を原因として、生産性が低下し、保守の増大、全生産コストの増加の憂き目にあうことを知っておくことは大切である。
Jerome I.Paulsonに1991年6月30日に付与されたUSP5,035,331に開示されているような粒状材料から異物を除去する従来の装置の場合、装置内に傾斜平面として形成され、かつ内部に開口を備えた第1洗浄デッキおよび第2洗浄デッキを利用する。これら開口から加圧空気が、洗浄デッキにそって流れる粒状材料を通過する。これら2つの洗浄デッキの間において、粒状材料がベンチュリ帯を通過し、これら粒子物質が洗浄デッキ上の粒状材料に流れる空気と結合し、ダストおよびその他の混入物を上方に排出し、空気流れが装置から排出される。
Jerome I.Paulson、Heinz SchneiderおよびPaulWagerに2008年6月3日に付与されたUSP7,380,670に開示されているコンパクトな異物除去装置は、連続的な洗浄デッキ体を備え、洗浄デッキおよびベンチュリ帯を倍増することによって高容量化しているが、流入する粒状材料を2つの洗浄デッキ体の間において等分する必要がある。USP5,035,331およびUSP7,380,670のいずれにおいても、磁束場を流入する粒状材料に印加し、混入物を粒状ペレットに引き寄せる静電荷を中性化し、洗浄デッキの粒状材料から混入物を分離する動作を強化している。
韓国の会社であるUniceltecは、Joong Soon Kim氏などによって2013年4月8日に出願されたPCT特許出願No.PCT/KR2013/002924に開示されているコンパクトな異物除去装置を開発し、売り出している。米国市場の需要に合わせて適宜改良を施したこのコンパクトな異物除去装置は、モデルC‐20異物除去装置としてPelletron Corporationが米国内において販売している。本出願人は、モデルC‐20異物除去装置に重要な改良を加え、本特許出願によってこれら改良の保護を求めるものである。
Uniceltecが開発し、現在市場に出回っているモデルC‐20異物除去装置の問題としては、ウレタン計量部を設けている点がある。即ち、この計量部は粒状材料との接触により摩耗し、この摩耗分に対応するダストが異物を除去すべき粒状材料の流れに追加される。このC‐20異物除去装置はクリーンルーム、即ち内部である特定の操作を行うため、周囲環境にダストが存在することが許されないルーム内で使用できる。Uniceltecが韓国で開発したこのコンパクトな異物除去装置の従来モデルの場合、圧縮空気を動力とする真空発生器を利用して、粒状材料を洗浄しているが、例え異物回収器に流した場合でも異物除去装置から排出を行う必要がある。この構成では、回収したダストおよびデブリを離れて分離する離間位置に排出することはできない。最後に、Uniceltecが開発した異物除去装置の場合、排出されたダストおよびデブリが粒状材料に持ち越され(キャリーオーバーされ)、結果として粒状材料のむだが生じる問題が残る。
即ち、従来開発されたUniceltec製異物除去装置の問題を解決し、特にクリーンルーム内で使用できるコンパクトな異物除去装置の提供が求められている。
USP5,035,331 USP7,380,670 PCT特許出願No.PCT/KR2013/002924
本発明の第1の目的は、クリーンルーム内で使用することを対象とし、プラスチックなどの粒状材料の汚れを落とし、これからダストおよびデブリを除去するコンパクトな異物除去装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、既に開発されているコンパクトな異物除去装置の既知問題を解決するコンパクトな異物除去装置を提供することにある。
本発明の第1の特徴は、空気流を真空によってコンパクトな異物除去装置に誘導することにある。
本発明の第2の特徴は、空気の流れを真空によってコンパクトな異物除去装置に誘導する真空発生器をコンパクトな異物除去装置のハウジング内に設けるとともに、異物回収器を離して分離した離間した位置に設けることができるようにこの真空発生器を十分大きくした点にある。
本発明の第1の作用効果は、異物除去装置のハウジングに真空発生器を設けたため、異物除去装置に流れる空気流を減らすことなく、異物回収器を異物除去装置に対して離して分離した離間した位置に設けることができる点にある。
本発明の第3の特徴は、異物除去装置内のベンチュリ室と汚れた空気の排出口との間の排出遷移部の形状を拡大して、横断面積を大きく取ったことにある。
本発明の第2の作用効果は、排出遷移部の横断面積を大きく取ったため、排出遷移部内の空気流を減速できることにある。
本発明の第3の作用効果は、拡大排出遷移部内の空気流が減速するため、ダストおよびデブリとともに汚れた空気の排出口に移動しているより重いキャリーオーバープラスチックペレットが、回収されたダストおよびデブリが汚れた空気の排出口に継続して向かっている状態で、空気流から脱落し、汚れが除去された製品材料送出口に移動できることにある。
本発明の第4の作用効果は、計量部がウレタンではなくステンレス鋼製であることにある。
本発明の第5の作用効果は、ステンレス鋼製計量部がプラスチック粒子との接触により摩耗せず、汚れを落とす除去すべき粒子材料の流れにダスト(異物)を与えることがないことにある。
本発明の第4の特徴は、計量部をバネ負荷式取り付けプレートに取り付けるため、計量部が、粒状ペレットが詰まったときに上下に移動できることにある。
本発明の第5の特徴は、取り付けプレートがストップ機構に係合した時に、計量部の上下動作を停止し、計量部が供給開口の床部に衝突し、この床部にそって流れている粒状材料を塞ぎ、遮断することを防止することにある。
本発明の第6の作用効果は、計量部が低トルクモーターによって駆動でき、異物除去装置の製造コストを低減できることにある。
本発明の第7の作用効果は、低トルクモーターが選択可能な可変回転速度で計量部を駆動でき、異物除去装置に流れる粒状材料の流速を可変化できることにある。
本発明の第6の特徴は、内部において粒状材料の流れが計量部を通過しているコンパクトな異物除去装置にイオン化ピンを取り付け、陰イオンをプラスチックペレットに誘導し、プラスチックペレットから微視的な粒子を分離し、ベンチュリ室内でプラスチックペレットから汚れを落とすことができることにある。
本発明の第7の特徴は、イオン化ピンの周囲に圧縮空気を強制供給し、イオン化ピンを通過している粒状材料の流れにイオンを押し込むことにある。
本発明の第8の作用効果は、圧縮空気を使用して、イオンを粒状材料の流れに移動させることによって、粉塵粒子を反発させ、かつ粒子材料の汚れを迅速に洗浄除去するために取り付けた、陰イオンをもつ個々のペレット数を増加させることにある。
本発明の第8の特徴は、粒状材料から洗浄除去された回収するダスト(塵)およびデブリを負圧が作用している導管によってコンパクトな異物除去装置から排出することにある。
本発明の第9の作用効果は、負圧が作用している排出導管を使用することによって、排出導管の内容物を大気にまき散らすことなく排出導管から排出できることにある。
本発明の第10の作用効果は、負圧が作用している排出導管を使用することによって、本発明の異物除去装置をクリーンルームに使用できることにある。
本発明の第3の目的は、回収するダスト(塵)およびデブリを離れて分離した離間した位置に排出でき、構成に耐久性があり、製造コストが低く、保守が不要かつ組立が容易で、使用が簡単かつ使用効率が高いコンパクトな異物除去装置を提供することにある。
本発明の以上の、そして他の目的、特徴および作用効果については、ハウジング内に取り付けた真空発生器によって空気流をハウジングに誘導するコンパクトな異物除去装置を提供することによって実現できる。空気流速を損なうことなく、ダストおよびデブリを導管によって離れて分離した離間した位置に排出できるため、コンパクトな異物除去装置をクリーンルーム内で使用することが容易になる。ステンレス鋼製の計量部をバネ負荷式取り付けプレートに設けるため、粒状材料が詰まった時に計量部の上下移動が可能になる。また、選択的な可変速度で動作可能な低トルクステップモーターによって計量部を駆動できるため、粒状材料の流速を制御できる。排出遷移部の横断面積をベンチュリ帯域の形状よりも大きく取ったため、キャリーオーバーペレットを製品流れに戻すことができ、汚れた排出空気とともに失われることがなくなる。
本発明の作用効果については、特に添付図面を参照して、発明の以下の詳細な説明を検討すれば明らかになるはずである。
本発明の原理を適用したコンパクトな異物除去装置を示す斜視図である。 図1に示したコンパクトな異物除去装置を示す側面図である。 異物回収器を離して分離した離間配置したコンパクトな異物除去装置を示す正面図である。 コンパクトな異物除去装置を示す上平面図である。 図2のA-A線に対応するコンパクトな異物除去装置を示す横断面図である。 図3のB-B線に対応するコンパクトな異物除去装置を示す横断面図である。 上下移動できるように計量部を支持した取り付けプレートを示す、図2の円Cに対応する拡大正面図である。
図1~図7に本発明の原理を適用したコンパクトな異物除去装置を示す。このコンパクトな異物除去装置は、Jerome I.Paulsonに1991年6月30日に付与されたUSP5,035,331に開示されている一般的な異物除去技術を利用するものである。この技術では、空気をベンチュリ帯域に流し、そこを通過している粒状材料から空気がダストおよびデブリを除去し、粒状材料の電磁気的な電離イオン化を行い、陰イオンを粒状材料に誘導し、ペレットを微小な粉塵粒子から分離する。ところが、これら公知の混入物除去技術の場合、Joong Soon Kimなどが2013年4月8日に出願したPCT特許出願第PCT/KR2013/002924号に全体的に記載されている異なる構成の構造をもつが、本出願人は、以下に詳しく説明するように、Kim氏発明の異物除去装置を改良するものである。
異物除去装置10は全体として形状・構成が矩形である。外側ハウジング12については、鋼や鋳鉄などの耐久性のある材料から形成するのが好ましく、鋳造によって形成できる。ハウジング12の上部には取り付けフランジ13を形成する。このフランジ13は、粒状材料の供給源に接続でき、ハウジング12の上部における供給開口14に粒状材料を導入できる。供給開口14には、下向傾斜する湾曲床14aを形成し、これによって湾曲床14aに形成した供給ポート(infeed poat:供給口)16の上にある計量部15に粒状材料の流れを導くことができる。この計量部15は、ステップ式低トルクモーター17によって駆動される円錐形の溝付き部材19であり、このモーター17は選択的な可変速度で動作し、供給ポート16を通る粒状材料の流速を制御できる。円錐形の溝付き部材19については、ステンレス鋼から形成するのが好ましく、粒状材料が接触してもこの部材19は摩耗せず、余分なダストが通過することもなく、従って従来のウレタン製の円錐形溝付き部材19の場合と同様に、粒状材料の汚れを洗浄除去できる。
計量された粒状材料は、供給ポート16を介して異物除去領域20の第1室21に流入する。一連のイオン化ピン25が、粒状材料が第1室21の上下向きの垂直部分20を降下している間に、個々のペレットに陰イオンを誘導する。次に、粒状材料は第1室21の傾斜部分24を形成する下向傾斜床23に衝突し、上下向きの垂直部分22と平行であるが傾斜部分24の分だけ横にずれている上下方向の垂直ベンチュリ室26に、このイオン化粒子が導かれる。以下により詳しく説明するように、ベンチュリ室26を介して洗浄用の空気流を上方に供給するので、いずれも粒状材料の個々のペレットよりもかなり軽量な粉塵粒子およびデブリは空気で持ち上げられて、このダストおよびデブリが除去され、粒状材料の汚れは落とされる。次に、以下に詳しく説明するように、ダストおよびデブリを含有する空気を異物除去領域20から排出する。次に、ハウジング12の底部における送出開口28を介して汚れが落とされた粒状材料を重力によって降下させる。
ベンチュリ室26を通過する空気流については、ハウジング12で支持された電気筐体31内に取り付けられるラインバック(LINE VAC:空気移送部品)の形を取る真空発生器30によって発生させて、異物除去装置10に対して離間位置に離して配置する異物回収器35まで、異物除去領域20から延在する導管33を通過するように空気流を発生させることが好ましい。当業者ならば、真空発生器30の位置に関して、ハウジング12の構成に応じてハウジング12内にこれを設置できることを理解できるはずである。導管33は、ベンチュリ室26の上部部分を形成する排出遷移室26aにおいてベンチュリ室26に連通し、ダストおよびデブリを含有する空気をベンチュリ室26から導管33に吸引する。この真空が、ハウジング12の底部の製品送出開口28からベンチュリ室26に空気を吸引する。
真空発生器30については、図3~図5に明示するように、ハウジング12の後ろ側の圧縮空気コネクタ45に接続された圧縮空気源から圧縮空気を受け取り、これを駆動する。圧縮空気は圧力調節器46を通過し、ハウジング12内のワイコネクタ口(Wye connector port)47に流入する。ワイコネクタ口47は、圧縮空気の流れを2つの流路(図示省略)に分割する。一つの流路は、圧縮空気をイオン化ピン25に搬送し、この圧縮空気がイオン化ピン25の周囲に流れ、第1室21の垂直部分22を通過する粒状材料の流れにイオンを押し込む。第2流路は、圧縮空気を真空発生器30に搬送し、この真空発生器30を介して比較的高圧の低容量空気流を比較的低圧の高容量空気流に変換し、真空の発生によって排出導管33を介して空気を吸入する。
コンパクトな異物除去装置の使用に関する一部の使用状況では、ハウジング12の底部の取り付けフランジ29は、汚れが落とされた製品を受け取る受け取り装置(図示省略)に接続できる。この受け取り装置は、取り付けフランジ29に対向して封をする形になるので、真空発生器30の製品送出開口28を介した空気の吸引は防止される。クリーンルーム内でコンパクトな異物除去装置10を利用する場合は、受け取り装置が下部取り付けフランジ29を密閉する場合である。このような場合、フィルター付きの補助口34を開け、製品送出開口28に隣接配置した汚れのない空気(クリーンエア)流入口27を介して空気を吸入するため、この空気が製品送出開口28を介してベンチュリ室26に流入する。
汚れを落とすべき粒状材料に応じて変速することが可能な所定の速度で洗浄用空気はベンチュリ室26を上方に移動し、ペレットが降下している状態で、ダストおよびデブリを上方に運ぶ。時には、ペレットが上昇している空気流と一緒に流されることがあり、通例キャリーオーバーと呼ばれている。ペレットと共に流れる空気流が、ベンチュリ室26よりも小さい横断面積の導管33に達すると、空気流が増速し、キャリーオーバーペレットをさらに流す。このキャリーオーバーペレットを製品送出開口28に向けて落下させるためには、図5からよく理解できるように、ベンチュリ室26の排出遷移室26aを広げて、傾斜床23下方のベンチュリ室26よりも大きな横断面積にする。すると、空気流が減速し、キャリーオーバーペレットが一緒に流れる状態ではなくなり、導管33に吸引される前に、製品送出開口28に落下する。
図6からよく理解できるように、導管33は真空発生器30を通り抜けて、異物回収器35に向かって延在する。異物回収器35については、フィルター、スクラバーやサイクロンなどの異なる形態で構成できるが、なかでもダストおよびデブリを含有した空気を回転させ、これから粉塵粒子およびデブリを分離するコンパクトな異物回収器35が有効である。分離したダストおよびデブリについては、異物回収器35の底部にある着脱式容器36に回収する一方、汚れを落とした空気については、異物回収器35の上部にある空気抜き37を介して排出する。クリーンルームのような特定環境の場合には、汚れが落とされた空気を雰囲気中に排出することは好ましくない。このような環境には、異物回収器35を離れて分離する離間位置に設け、そこに汚れが落とされた空気を排出するのが好ましい。この場合には、この離間位置まで導管33を延在させる。
PCT特許出願No.PCT/KR2013/002924に開示されているKim氏発明の異物除去装置において公知なように、異物回収器と同じ所に真空発生器30を設けると、異物回収器35および真空発生器30を離間位置に設けるので、ベンチュリ室26を流れる空気流の流速に悪影響が出る。一方、真空発生器30を電気筐体31内に設けると、異物回収器35を離間できるため、異物除去装置10に流れる空気流は悪影響を受けない。この場合、導管33の終端は電気筐体31の外側に適切な距離をおいて設定して、異物回収器35の入り口導管38を導管33に接続し、そしてクランプ39によって固定する。このように、異物回収器35を離間配置する場合、クランプ39を取り外し、異物回収器35を適切な位置に設けるとともに、導管33と入り口導管38との間において任意長さの導管延長部分(図省略)を相互接続し、ダストおよびデブリを含んだ空気を離間位置にある異物回収器35に搬送する。
本発明は、PCT特許出願No.PCT/KR2013/002924に開示されているKim氏発明のコンパクトな異物除去装置をさらに改良するものであり、ベンチュリ室26の位置に対応するハウジング側にプレキシガラス(商標登録)の窓40を設けた点に改良点がある。プレキシガラス窓40の形状を第1室の傾斜部分24およびベンチュリ室26の下部垂直部分に対応する形状に構成し、オペレーターが異物除去装置10の動作を確認できるため、第1室21に流入する粒状材料の流速またはベンチュリ室26を流れる空気流の速度を適切に調節し、粒状材料の汚れを効率よく洗浄除去できる。プレキシガラス窓40はフレーム41内に取り付け、締め付け具43によってハウジング12に対して固定し、密閉する。当業者ならば、窓にセンサー(図示省略)を取り付け、異物除去領域20内に集まる粒状材料を検出し、製品送出開口28を流れる洗浄済み粒状材料が尽きてプロセスがその動作を停止できることを、理解できるはずである。
図2、図3および図7からよく理解できるように、計量部15は、低トルクモーター17の出力シャフト18にこれと一体回転できるように設ける。このモーター17は、ハウジング12の外部に設けられた可動取り付けプレート50に取り付ける。取り付けプレート50は、向きが垂直方向にあるスロット51を備え、これらスロット51を介して締め付け具53が延在し、ハウジング12に係合する。これら締め付け具53によって、取り付けプレート50がハウジング12に対して上下方向に垂直移動するが、取り付けプレート50がハウジング12の側から離れることはない。ストップブラケット55を取り付けプレート50下方のハウジング12に固定し、引張バネ56によってストップブラケット55および取り付けプレート50を相互接続し、取り付けプレート50をストップブラケット55に向けて下向きに偏倚させる。
ストップブラケット55がつまみネジ57を受け取るが、このつまみネジ57は取り付けプレート50のストップタブ53に係合する。ストップタブ53がつまみネジ57の上向き端部に衝突すると、取り付けプレートの最下部位置に達する。つまみネジ57のもう一つの目的は、円錐形の溝付き部材19の最も低い位置に対応する取り付けプレート50の最も低い位置を傾斜床14aに対して調節することにある。円錐形の溝付き部材19がステンレス鋼製であるため、円錐形の溝付き部材19と傾斜床14aとの噛み合いは、避ける必要があるが、円錐形の溝付き部材19の場合、傾斜床14aのわずか上にある最も低い位置に設けることができるため、異物除去装置10の非稼動時に、粒状材料が円錐形の溝付き部材19の下を通って異物除去領域20に流入することがない。従って、計量部15から上部取り付けフランジ13まで供給開口を充填している粒状材料の供給源に取り付けプレート13を接続した状態で、異物除去装置の非稼動時に、計量部15が異物除去領域を通る粒状材料の流れを停止できる。
取り付けプレートがハウジング12に対して上下に移動するため、粒状材料が供給開口14内で詰まったときに円錐形の溝付き部材19が垂直に上昇し、このような詰まりを解消するだけでなく、ペレット上を通過できる。さもなければ、これらペレットは円錐形の溝付き部材19の溝の一つにおいて動けなくなり、潰されるか、あるいはステンレス製の円錐形の溝付き部材19によって損傷を受けることになる。さらに、計量部15が上下に移動できるため、モーターとして異物除去装置10の電気回路に接続された電源コード59から給電できるステップ式低トルクモーターを使用できる。Uniceltec装置の最新の構成に基づいてステンレス鋼製の円錐形部材を設ける場合には、結果としてペレットが細断され、汚れが除去された製品にバラツキが発生し、より多くのダストを製品から除去しなければならず、モーターが破損し、かつシャフトが折れ、このような破損のために異物除去装置の動作に詰まりが発生することになる。
稼動時、コンパクトな異物除去装置10は、ハウジング12の上部にある供給開口14に流入する粒状材料を受け取る位置にある。このような位置設定を行うと、上部取り付けプレート13を異物除去装置10に接続して、粒状材料を供給する必要がある。計量部15に給電し、円錐形の溝付き部材19を回転させ、供給ポート16を通って異物除去領域20に流入する粒状材料の流れを制御する。第1室21の垂直部分22に設けられたイオン化ピン25によって粒状ペレットがイオン化する。次に、イオン化ペレットが傾斜床23に達し、ペレットをベンチュリ室26に案内し、ここで製品送出開口28を通って上方に流れる空気の流れによって粉塵粒子およびデブリをペレットから除去する。汚れが除去されたペレットは、重力によって降下し続け、製品送出開口28から送出する。
ダストおよびデブリを含んだ空気は、上方に流れ続け、ベンチュリ室26の排出遷移室26aの上部に設けられた排出導管33に流入する。ベンチュリ室26の下部垂直部分と排出導管33との間において、ベンチュリ室26の排出遷移室26aは、サイズおよび横断面積が大きくなるため、空気流が減速し、キャリーオーバーペレットが空気流から離脱し、排出導管33に流入する。ダストおよびデブリを含んだ空気は真空発生器30を通って異物回収器35に流れ続ける。この異物回収器35は、離間位置に設けられ、かつ補助導管(図示省略)によって上記導管33に接続する。真空発生器30が電気筐体31内に設けられているため、ベンチュリ室26を通る空気の流れを劣化させることなく、異物回収器35を異物回収装置10から離れた離間位置に設置できる。
円錐形の溝付き部材19についてはこれをステンレス鋼から形成しているため、従来のウレタン部材について知られているように、粒状材料との接触によって摩耗することはない。計量部15については、引張バネ56によって最も低い位置に向けてバネ負荷された取り付けプレート50によって上下に移動できるように取り付ける。調節可能なつまみネジ57を内部に備えたストップブラケット55の形を取る調節機構があるため、計量部15の最も低い位置を選択的に調節でき、ステンレス鋼からなる円錐形の溝付き部材19を供給開口14の湾曲傾斜床14aに対して適切に設けることができることになる。
上部フランジ13については、この取り付けフランジ13が供給開口14の上にくることないように構成し、また粒状材料を回収し、異物除去装置10の動作効率を低くすることがないように構成する。ハウジング12は内部に開口を有し、フレーム41内に取り付けられたプレキシガラス窓40によってこれを被覆し、締め付け具43によってハウジング12に固定するため、オペレーターは異物除去領域20の動作を確認でき、必要に応じて、動作を調節できる。下部取り付けフランジ29を受け取り装置(図示省略)に密着させた場合、汚染除去用空気流は、ハウジング12の横側から製品送出開口28に隣接している下部取り付けフランジの開口まで延在させた汚染除去用空気供給口27を流すことができるため、汚染除去用空気供給口27を介して空気が吸引され、次に製品送出開口28を介して上方に吸引され、ベンチュリ室26を充填し、粒状材料からダストおよびデブリを除去できる。
本発明の本質を説明するために記載し、かつ図示した細部、物質(材料)、工程および構成などを適宜変更できることは、本発明の範囲の原理内において、当業者にとっては自明な事柄であるはずである。以上の説明は本発明の好ましい実施態様を記述するものであるが、本明細書の記載に基づいて、本発明の技術思想は、本発明の範囲から逸脱することなく他の実施態様に利用できるものである。従って、特許請求の範囲は本発明を広く保護するだけでなく、以上説明してきた具体的な形態をも保護するものである。
10:異物除去装置
12:外側ハウジング、ハウジング
13:上部取り付けフランジ、取り付けフランジ、上部フランジ、フランジ
14:供給開口
14a:湾曲傾斜床、湾曲床、傾斜床
15:計量部
16:供給ポート
17:ステップ式低トルクモーター、低トルクモーター、モーター
18:出力シャフト
19:溝付き部材、部材
20:異物除去領域、垂直部分
22:垂直部分
21:第1室
23:下向傾斜床、傾斜床
24:傾斜部分
25:イオン化ピン
26:垂直ベンチュリ室、ベンチュリ室
26a:排出遷移室
27:汚染除去用空気供給口、空気流入口、汚れのない空気流入口、クリーンエア入口
28:製品送出開口、送出開口
29:下部取り付けフランジ、取り付けフランジ
30:真空発生器
31:電気筐体
33:排出導管、導管
34:補助口
35:異物回収器
36:着脱式容器
37:空気抜き
38:入り口導管
39:クランプ
40:プレキシガラス窓
41:フレーム
43:締め付け具
45:圧縮空気コネクタ
46:圧力調節器
47:ワイコネクタ口
50:可動取り付けプレート、取り付けプレート
51:スロット
53:締め付け具、ストップタブ
55:ストップブラケット
56:引張バネ
57:つまみネジ
59:電源コード

Claims (21)

  1. 粒状材料から混入異物を洗浄除去する異物除去装置において、
    粒状材料から混入異物を除去する異物除去領域を構成し且つ製品送出開口を有するハウジングと、
    このハウジングに対して上下垂直方向の移動を可能にする構成の取り付けプレートがあって、この取り付けプレートの最も低い位置を画定するために前記取り付けプレートと係合して調節可能なストップ部材を有し、そして、前記取り付けプレートに設けたモーター と、
    供給される粒状材料を受け取るために前記ハウジングの上側部分に設けられ且つこの粒状材料を供給ポートに向けて下向きに誘導する傾斜床を設けた供給開口部と、
    前記供給開口部の位置に設けられて且つ前記供給ポートを通る粒状材料の流れ制御が可能な計量部であって、その計量部に設けたステンレス鋼製の円錐形部材が、前記供給開口部に設けた前記傾斜床の上側で前記最も低い位置に設定できるように、前記モーターと共に上下垂直方向に調節可能であって且つ前記モーターの出力シャフトに取り付けられている構成の前記計量部と、
    前記供給ポートを通過する前記粒状材料を受け取るために位置決めされたベンチュリ室があって、洗浄された粒状材料が前記製品送出開口を通って落下している状態で、前記製品送出開口を通って上方に向けて流れる空気の流れがこのベンチュリ室に入ると共に、その空気の流れで粒状材料からダストおよびデブリを除去する前記ベンチュリ室と、
    前記ベンチュリ室から上方に移動するダストおよびデブリを含有する空気を受け取るために配置し且つ前記ベンチュリ室の上側位置に在る排出導管であり、前記ダストおよびデブリを含有した空気を前記異物除去領域から分離して移動させるための前記排出導管と、
    を備えたことを特徴とする異物除去装置。
  2. 前記ハウジングに固定されたストップブラケット内に取り付けたつまみネジが、前記ストップ部材として前記取り付けプレートの下部側に配置されて、前記取り付けプレートおよび前記ストップブラケットを相互接続する張力バネが有り、そして、前記取り付けプレートの位置が前記つまみネジに係合するように偏倚する請求項1に記載の異物除去装置。
  3. 前記異物除去装置に対して固定した位置に取り付けた真空発生器が前記ベンチュリ室を通る前記空気の流れを誘導して、前記製品送出開口から前記ベンチュリ室を通る空気を前記排出導管に引き込むために、この真空発生器が前記排出導管に連通する流れを起こす請求項1に記載の異物除去装置。
  4. 前記ベンチュリ室と前記排出導管との間に設けて流れを連通する排出遷移室を更に備え、この排出遷移室はこの排出遷移室の下にある前記ベンチュリ室の横断面積およびこの排出遷移室の上にある前記排出導管の横断面積よりも大きな横断面積を有しており、前記排出導管に入る前に前記空気の流れを減速させる前記排出遷移室である請求項3に記載の異物除去装置。
  5. 前記ハウジングが補助的なクリーンエア入口を有し、前記製品送出開口に隣接する開口を通り抜け且つ前記ハウジングを通過する空気の流れを好適に提供するために、このクリーンエア入口が開放可能であり、前記ハウジングの外部から前記製品送出開口を通って引き込まれる空気の流れが妨げられるように前記製品送出開口が封止された場合、前記ハウジングの外部からクリーンエアの供給源を提供するための前記補助的なクリーンエア入口が開放できる請求項4に記載の異物除去装置。
  6. 前記異物除去領域が、さらに上下垂直部分および傾き部分を設けた第1室を有し、この上下垂直部分が前記供給ポートから流れた粒状材料を受け取る部位であり、そして、前記傾き部分が前記上下垂直部分から落下する前記粒状材料に作用して且つ前記粒状材料を横方向から前記ベンチュリ室に誘導するための傾いた床を含む請求項1に記載の異物除去装置。
  7. 前記第1室に在る前記上下垂直部分の側壁に取り付けられたイオン化ピンが、前記粒状材料に陰イオンを誘引し、そこで、ペレットからダスト粒子が分離し、そして、前記ベンチュリ室の中で前記ペレットからダスト粒子の除去を促進する請求項6に記載の異物除去装置。
  8. 粒状材料から混入異物を洗浄除去する異物除去装置において、
    粒状材料から混入異物を除去する異物除去領域を構成するハウジングと、
    供給される粒状材料を受け取るために前記ハウジングの上側部分に設けられ且つこの粒状材料を供給ポートに向けて下向きに誘導する傾斜床を設けた供給開口部と、
    前記供給開口部の位置に設けられ且つ前記供給ポートを通る粒状材料の流れ制御が可能な計量部と、
    前記供給ポートを通過する前記粒状材料を受け取るために位置決めされたベンチュリ室があって、洗浄された粒状材料が製品送出開口を通って落下している状態で、前記製品送出開口を通って上方に向けて流れる空気流がこのベンチュリ室に入ると共に、その空気流で粒状材料からダストおよびデブリの除去を行う前記ベンチュリ室と、
    前記ベンチュリ室から上方に移動するダストおよびデブリを含有する空気を受け取るために、前記ベンチュリ室の上側位置に配置した排出導管であって、前記ダストおよびデブリを含有した空気を前記異物除去領域から分離して移動させるための前記排出導管と、
    前記ベンチュリ室と前記排出導管との間に設けて、及び、それらベンチュリ室および排出導管の両者の空気流を連通させて、並びに、前記排出導管に入る前の前記ベンチュリ室から出た空気流の速度を減速させる排出遷移室であって、前記ベンチュリ室あるいは前記排出導管の横断面積よりも大きな横断面積を有する前記排出遷移室と、
    を備えた異物除去装置であり、
    前記異物除去装置に対して固定した位置に取り付けた真空発生器が前記ベンチュリ室を通る空気流を誘導して、前記製品送出開口から前記ベンチュリ室および前記排出遷移室を通る空気を前記排出導管に引き込むために、前記真空発生器が前記排出導管に連通する空気流を起こして、そして、
    前記ハウジングが補助的なクリーンエア入口を有し、前記製品送出開口に隣接する開口を通り抜け且つ前記ハウジングを通過する空気流を好適に提供するために、このクリーンエア入口が開放可能であり、前記ハウジングの外部から前記製品送出開口を通って引き込まれる空気流が妨げられるように前記製品送出開口が封止された場合、前記ハウジングの外部からクリーンエアの供給源を提供するための前記補助的なクリーンエア入口が開放できることを特徴とする異物除去装置。
  9. 前記異物除去領域が、さらに上下垂直部分および傾き部分を設けた第1室を有し、この上下垂直部分が前記供給ポートから流れた粒状材料を受け取る部位であり、そして、前記傾き部分が前記上下垂直部分から落下する前記粒状材料に作用して且つ前記粒状材料を横方向から前記ベンチュリ室に誘導するための傾いた床を含む請求項8に記載の異物除去装置。
  10. 前記第1室に在る前記上下垂直部分の側壁に取り付けられたイオン化ピンが、前記粒状材料に陰イオンを誘引し、そこで、ペレットからダスト粒子が分離し、そして、前記ベンチュリ室の中で前記ペレットからダスト粒子の除去を促進する請求項に記載の異物除去装置。
  11. 前記計量部に設けたステンレス鋼製の円錐形部材が、前記供給開口部に設けた前記傾斜床の上側で最も低い位置に設定できるように、上下垂直方向に調節可能である請求項8に記載の異物除去装置。
  12. 前記ハウジングに対して上下垂直方向の移動を可能にする構成の取り付けプレートがあって、この取り付けプレートの最も低い位置を画定するために前記取り付けプレートと係合して調節可能なストップ部材を有し、そして、この取り付けプレートにモーターが取り付けられ且つこのモーターの出力シャフトに前記円錐形部材が取り付けられており、さらに、前記取り付けプレートの最も低い位置に対応して前記円錐形部材の最も低い位置が画定される請求項11に記載の異物除去装置。
  13. 前記ハウジングに固定されたストップブラケット内に取り付けたつまみネジが、前記ストップ部材として前記取り付けプレートの下部側に配置されて、前記取り付けプレートおよび前記ストップブラケットを相互接続する張力バネが有り、そして、前記取り付けプレートの位置が前記つまみネジに係合するように偏倚する請求項12に記載の異物除去装置 。
  14. 粒状材料から混入異物を洗浄除去する異物除去装置において、
    粒状材料から混入異物を除去する異物除去領域を構成するハウジングと、
    供給される粒状材料を受け取るために前記ハウジングの上側部分に設けられて且つこの粒状材料を供給ポートに向けて下向きに誘導する傾斜床を設けた供給開口部と、
    前記供給開口部の位置に設けられて且つ前記供給ポートを通る粒状材料の流れ制御が可能な計量部と、
    前記供給ポートを通過する前記粒状材料を受け取るために位置決めされたベンチュリ室があって、洗浄された粒状材料が製品送出開口を通って落下している状態で、前記製品送出開口を通って上方に向けて流れる空気の流れがこのベンチュリ室に入ると共に、その空気の流れで粒状材料からダストおよびデブリの除去を行う前記ベンチュリ室と、
    前記ベンチュリ室から上方に移動するダストおよびデブリを含有する空気を受け取るために配置し且つ前記ベンチュリ室の上側位置に在る排出導管であり、前記ダストおよびデブリを含有した空気を前記異物除去領域から分離して移動させるための前記排出導管と、
    この異物除去装置に対して固定した位置に取り付けた真空発生器があって、前記製品送出開口から前記ベンチュリ室の通過する空気を前記排出導管に引き込むために、前記排出導管に連通する流れを起こす前記真空発生器と、
    前記真空発生器の外部に所望の位置まで前記排出導管を伸ばして配置する異物回収器があって、前記ベンチュリ室から流れる空気を前記排出導管で減速することなく連通して配置した前記異物回収器と、
    を備え、
    前記ベンチュリ室と前記排出導管との間に設けて流れを連通する排出遷移室を更に備え 、この排出遷移室はこの排出遷移室の下にある前記ベンチュリ室の横断面積およびこの排出遷移室の上にある前記排出導管の横断面積よりも大きな横断面積を有しており、前記排出導管に入る前に前記空気の流れを減速させる前記排出遷移室であり、
    前記ハウジングが補助的なクリーンエア入口を有し、前記製品送出開口に隣接する開口を通り抜け且つ前記ハウジングを通過する空気の流れを好適に提供するために、このクリーンエア入口が開放可能であり、前記ハウジングの外部から前記製品送出開口を通って引き込まれる空気の流れが妨げられるように前記製品送出開口が封止された場合、前記ハウジングの外部からクリーンエアの供給源を提供するための前記補助的なクリーンエア入口が開放できることを特徴とする異物除去装置。
  15. 前記計量部に設けたステンレス鋼製の円錐形部材が、前記供給開口部に設けた前記傾斜床の上側の最も低い位置に設定できるように、上下垂直方向に調節可能である請求項14に記載の異物除去装置。
  16. 前記ハウジングに対して上下垂直方向の移動を可能にする構成の取り付けプレートがあって、この取り付けプレートの最も低い位置を画定するために前記取り付けプレートと係合して調節可能なストップ部材を有し、そして、この取り付けプレートにモーターが取り付けられ且つこのモーターの出力シャフトに前記円錐形部材が取り付けられており、さらに、前記取り付けプレートの最も低い位置に対応して前記円錐形部材の最も低い位置が画定される請求項15に記載の異物除去装置。
  17. 前記ハウジングに固定されたストップブラケット内に取り付けたつまみネジが、前記ストップ部材として前記取り付けプレートの下部側に配置されて、前記取り付けプレートおよび前記ストップブラケットを相互接続する張力バネが有り、そして、前記取り付けプレートの位置が前記つまみネジに係合するように偏倚する請求項16に記載の異物除去装置。
  18. 粒状材料から混入異物を洗浄除去する異物除去装置において、
    粒状材料から混入異物を除去する異物除去領域を構成し且つ製品送出開口を有するハウジングと、
    供給される粒状材料を受け取るために前記ハウジングの上側部分に設けられ且つこの粒状材料を供給ポートに向けて下向きに誘導する傾斜床を設けた供給開口部と、
    前記供給ポートを通過する前記粒状材料を受け取るために位置決めされたベンチュリ室があって、洗浄された粒状材料が製品送出開口を通って落下している状態で、前記製品送出開口を通って上方に向けて流れる空気の流れがこのベンチュリ室に入ると共に、その空気の流れで粒状材料からダストおよびデブリを除去する前記ベンチュリ室と、
    前記ベンチュリ室の中でペレットからダスト粒子の除去を促進するために、前記供給ポートを通過する前記粒状材料に陰イオンを誘引し、前記ダスト粒子を前記ペレットから容易に分離するためのイオン化ピンがあって、前記供給ポートの下方にある前記ハウジングの側壁に取り付けられた少なくとも一つの前記イオン化ピンと、
    前記ベンチュリ室から上方に移動するダストおよびデブリを含有する空気を受け取るために配置し且つ前記ベンチュリ室の上側位置に在る排出導管であり、前記ダストおよびデブリを含有した空気を前記異物除去領域から分離して移動させるための前記排出導管と、
    を備えており、
    前記供給開口部の位置に設けられて且つ前記供給ポートを通る粒状材料の流れ制御が可能な計量部であり、この計量部に設けたステンレス鋼製の円錐形部材が、前記供給開口部に設けた前記傾斜床の上側の最も低い位置に設定できるように、上下垂直方向に調節可能であることを特徴とする異物除去装置。
  19. 前記ハウジングに対して上下垂直方向の移動を可能にする構成の取り付けプレートがあって、この取り付けプレートの最も低い位置を画定するために前記取り付けプレートと係合して調節可能なストップ部材を有し、そして、この取り付けプレートにモーターが取り付けられ且つこのモーターの出力シャフトに前記円錐形部材が取り付けられており、さらに、前記取り付けプレートの最も低い位置に対応して前記円錐形部材の最も低い位置が画定される請求項18に記載の異物除去装置。
  20. 前記異物除去装置に対して固定した位置に取り付けた真空発生器が前記ベンチュリ室を通る前記空気の流れを誘導して、前記製品送出開口から前記ベンチュリ室および排出遷移室を通る空気を前記排出導管に引き込むために、この真空発生器が前記排出導管に連通する流れを起こす請求項18に記載の異物除去装置。
  21. 前記ハウジングが補助的なクリーンエア入口を有し、前記製品送出開口に隣接する開口を通り抜け且つ前記ハウジングを通過する空気の流れを好適に提供するために、このクリーンエア入口が開放可能であり、前記ハウジングの外部から前記製品送出開口を通って引き込まれる空気の流れが妨げられるように前記製品送出開口が封止された場合、前記ハウジングの外部からクリーンエアの供給源を提供するための前記補助的なクリーンエア入口が開放できる請求項20に記載の異物除去装置。
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