JP7178163B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータを備える電力変換装置に関する。
インバータを備える電力変換装置として、例えば、エネルギーの自給自足のため、あるいは電気代の節約のため、太陽光パネルや蓄電池を含む蓄電システムが普及している。この蓄電システムを使用すると、太陽光パネルの発電電力を商用電力系統およびそれに繋がる負荷に給電し、また蓄電池に充電することができる。この蓄電システムは、太陽光パネルまたは蓄電池からの直流電圧をコンバータにより上昇または下降させてインバータの入力電圧とし、インバータはこの直流電力を交流電力に変換して出力する。
蓄電システムに使用されるインバータは、直流電力を入力とし、商用周波数の交流電力に変換する。インバータには、直流電力をオンオフするパルス幅を変調して所望の交流電圧または電流を生成する方式があり、この方式はパルス幅変調(Pulse Width Modulation)制御(以下、PWM制御という)方式といわれる。PWM制御方式は、出力電圧指令値(所望の交流電圧波形)とインバータの搬送波信号との比較を行って、スイッチングパターンを生成するものである。
インバータの搬送波周波数(以下、PWM搬送波周波数または単にPWM周波数という)は、高くすれば出力電圧波形は理想(所望の交流電圧波形)に近づくが、スイッチング素子のオンオフの回数が多くなり、スイッチング素子の損失が増加し効率が低下する。また、PWM搬送波周波数が高くなれば、リプル電流が低減でき、歪みも低減できるが、雑音端子電圧、放射ノイズが増大してしまう。よって、インバータを備える電力変換装置では、これらの要因を考慮してPWM搬送波周波数が決められる。
特許文献1には、系統に接続されるPWM方式のインバータを含む電力変換装置の損失を減らす発明が開示されている。系統の交流電源の電圧擾乱に応じて、インバータのPWM搬送波周波数を、擾乱発生時は高くし、常時は低くする。これにより、常時はインバータのスイッチング損失を低くして運転出来るとしている。
特開平5-341864号公報
しかし、特許文献1の発明は、電圧擾乱に対応してPWM搬送波周波数を切り替えるが、切替条件は交流電源(商用電力系統)の擾乱が発生したときで、交流電源の数サイクル程度の期間であり、常時のPWM搬送波周波数は一定である。そのため、交流電流波形のゼロクロス点付近では歪みが発生しやすい。歪みの発生を抑制するためには、PWM搬送波周波数を上昇させればよいが、PWM搬送波周波数の上昇は上記したとおり、電力変換装置の変換効率の低下と、雑音端子電圧や放射等のノイズの増加を招くという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を鑑みてなされたものであって、スイッチング素子のオンオフ動作をPWM制御することで、直流電力を交流電力に変換するインバータを備えた電力変換装置において、変換効率の低下やノイズの増加を抑制しながらインバータの交流出力に含まれる歪みを低減することを目的とする。
本発明は、直流電力を所望の交流電力に変換するスイッチング素子により構成されるインバータと、スイッチング素子のオンオフ動作をPWM制御する制御部とを備えた電力変換装置であって、制御部は、インバータの出力電圧または出力電流の歪みの大きさに合わせ、PWM搬送波周波数を切替または変調してスイッチング素子を制御することを特徴とする電力変換装置である。
この構成によれば、インバータの出力電圧値または出力電流の歪みの大きさにあわせてPWM搬送波周波数を変更するため、PWM搬送波周波数を変更した期間の歪みが抑制される。しかも、歪みが大きく問題となる期間のみPWM搬送波周波数を変更することで、一律にPWM搬送波周波数を変更する場合と比べて変換効率の低下やノイズの増加を抑制することができる。
また、インバータを備える電力変換装置の制御部は、複数のPWM搬送波周波数を生成するPWM周波数生成手段と、インバータの出力電圧または出力電流を検出してPWM搬送波周波数を切り替えるPWM切替信号を生成するPWM切替信号生成手段と、PWM切替信号によりPWM制御に用いるPWM搬送波周波数を切り替えるPWM周波数切替手段と、を備え、PWM切替信号は、ゼロクロス点付近のPWM搬送波周波数を、ゼロクロス点付近を除く他の期間のPWM搬送波周波数に対して相対的に上昇させる信号であることを特徴とする。
この構成によれば、インバータの出力電圧のゼロクロス点付近のPWM搬送波周波数を変更するため、歪みの大きいゼロクロス点付近で歪みが抑制され、また、PWM搬送波周波数の変更がゼロクロス点付近に限定されるため、損失の増加が抑制される。
また、この制御部のPWM切替信号は、ゼロクロス点の前後の所定の期間、PWM搬送波周波数を第1のPWM周波数から第1の周波数よりも大きな第2のPWM周波数に切り替える信号であることを特徴とする。
この構成によれば、出力電圧のゼロクロス点の前後の所定の期間、PWM搬送波周波数が切り替えられるので、ゼロクロス点付近で歪みが抑制される。
また、直流電力を所望の交流電力に変換するスイッチング素子により構成されるインバータと、スイッチング素子のオンオフ動作をPWM制御する制御部とを備えた電力変換装置であって、制御部は、第1のPWM周波数を生成する第1のPWM周波数生成手段と、第1のPWM周波数よりも大きな第2のPWM周波数を生成する第2のPWM周波数生成手段と、PWM周波数を切り替えるPWM切替信号を生成するPWM切替信号生成手段と、PWM切替信号により第1のPWM周波数と第2のPWM周波数との間でPWM周波数を切り替えるPWM周波数切替手段とを備え、PWM切替信号は、インバータの交流出力電流と理想SIN波の電流との差分から出力電流の歪みを検出し、その出力電流の歪みが閾値以上となる期間のPWM周波数を第1のPWM周波数から第2のPWM周波数に切り替える信号であり、さらにインバータの交流出力電流におけるサイクル毎に算出した高調波に応じて閾値を可変することを特徴とする。
この構成によれば、インバータの出力電流の歪みを検出してPWM搬送波周波数を変更するので、出力電流の歪みを抑制することができる。
さらに、制御部の第2のPWM周波数は、第1のPWM周波数の2N倍(Nは自然数)であって、第1のPWM周波数の信号の立ち上がりまたは立ち下がりで第2のPWM周波数の信号が立ち下がるように同期がとられていることを特徴とする。
この構成によれば、ゼロクロス点付近のPWM周波数は、通常の周波数の2N倍の周波数であるため、PWM周波数の切替が滑らかに実行され、PWM周波数の切替に伴うスイッチングによるノイズが発生しない。
また、この電力変換装置の制御部は、PWM搬送波周波数を生成するPWM周波数生成手段と、インバータの出力電圧からPWM搬送波周波数を変調するPWM変調信号を生成する変調信号生成手段と、PWM変調信号に応じてPWM制御に用いるPWM搬送波周波数を変調するPWM周波数変調手段と、を備え、PWM変調信号は、インバータの出力電圧に対応したPWM搬送波周波数に変調する信号であることを特徴とする。
この構成によれば、出力電圧の変化に応じてPWM搬送波周波数が滑らかに増加または低減するため、周波数の切替により発生する歪みが発生しない。
この電力変換装置のPWM変調信号は、インバータの出力電圧を絶対値化した信号であり、この信号の最大値のときの周波数を最小値のときの周波数に対して相対的に高くしたことを特徴とする。
この構成によれば、インバータの出力電圧の絶対値の反転信号の最大値であるゼロクロス点付近の周波数は、最小値付近の周波数より高くなるためインバータの交流出力に含まれる歪みが低減される。
以上、本発明によれば、変換効率の低下やノイズの増加を抑制しながらインバータの交流出力に含まれる歪みを低減することができる。
インバータを備えた電力変換装置と商用電力系統および負荷との回路構成図である。 第1の実施形態に係わる制御部のブロック図である。 制御部の機能を説明する図である。 三角波に変換されたPWM信号と所望の交流電圧波形およびスイッチング素子の動作を1サイクル示した図である。 三角波に変換されたPWM信号と所望の交流電圧波形およびスイッチング素子の動作を1サイクル示した図である。 スイッチング素子Q1~Q4の動作を一つにまとめた図である。 第2の実施形態に係わる制御部のブロック図である。 制御部の機能を説明する図である。 第3の実施形態に係わる制御部のブロック図である。 制御部の機能を説明する図である。 従来のスイッチング素子Q1~Q4のオンオフ動作を一つにまとめた図である。
(第1の実施形態)
本発明の実施形態に係わる電力変換装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係わるインバータを備えた電力変換装置と商用電力系統および負荷との回路構成図である。
電力変換装置1は、コンバータ2、ゲートドライバ3、スイッチング素子4、リアクトル5、コンデンサ6、電流検出器(DCCT)7、電圧検出器8、ダイオード10および制御部20により構成される。この電力変換装置1に負荷11および商用電力系統12が接続される。ゲートドライバ3、スイッチング素子4、リアクトル5、コンデンサ6およびダイオード10は、フルブリッジの系統連系インバータ9として動作し、コンバータ2に繋がる発電装置等(図示せず)、蓄電装置からの直流電力を交流電力に変換して負荷11および/または商用電力系統12に供給する一方、商用電力系統12からの交流電力を直流電力に変換して蓄電装置を充電する。なお、スイッチング素子4には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)のほかMOSFETやバイポーラトランジスタなどが使用される。
なお、本実施形態のインバータ9は、4個のスイッチング素子4のそれぞれに並列にダイオード10を接続して交流電力を直流電力に変換する整流機能を備えた双方向インバータであるが、双方向の給電が必要とされない実施形態の場合には、直流電力を交流電力に変換する片方向インバータでもよく、当該片方向インバータにも本発明を適用することができる。
コンバータ2は、太陽光パネル等の発電装置により発電された直流電力および/または蓄電装置に蓄えられた直流電力の電圧を、インバータ9の動作に必要な直流電圧に変換する。
ゲートドライバ3は、制御部20から出力されるスイッチング素子4のオンオフ信号に基づき、スイッチング素子4を駆動する。
リアクトル5およびコンデンサ6は、スイッチング動作によるオンオフ波形を交流波形に変換する。
電流検出器7および電圧検出器8は、インバータ9の出力電圧および出力電流を検出し、それらの信号は制御部20に入力される。
制御部20は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)、信号生成回路および検出回路から構成される。本発明では、制御部20は、インバータ9の出力電圧値および出力電流の歪みに応じてインバータのPWM搬送波周波数を所定の期間変更し、スイッチング素子4のオンオフ信号となるPWM搬送波周波数の信号(以下、PWM周波数信号または単にPWM信号という)を出力する。
図2は、第1の実施形態に係わる制御部のブロック図である。
図2に示す制御部20は、ゼロクロス検出回路21、第1のPWM周波数生成回路22、第2のPWM周波数生成回路23、同期回路24、PWM周波数切替回路(PWM周波数切替手段)25およびマイコン26から構成される。ゼロクロス検出回路21およびマイコン26は、PWM切替信号生成手段を構成する。
なお、第1のPWM周波数生成回路22および第2のPWM周波数生成回路23は、共にスイッチング素子4のオンオフ信号を生成するためのPWM信号を生成させる回路(本発明の「PWM周波数生成手段」に相当)であり、第1のPWM周波数生成回路22が第1のPWM周波数を生成し、第2のPWM周波数生成回路23が第1のPWM周波数と異なる第2のPWM周波数を生成する。
ゼロクロス検出回路21は、電力変換装置1の電圧検出器8の信号が入力され、商用電力系統12に給電される交流電圧のゼロクロス点(0V)を検出する。
本実施形態では、第2のPWM周波数生成回路23の周波数は、第1のPWM周波数生成回路22のそれの2倍としている。第1のPWM周波数生成回路22の信号の立ち上がりおよび立ち下がりは、第2のPWM周波数生成回路23の立ち下がりと同期している。
なお、2つのPWM周波数生成回路の周波数比は2倍でなくてもよく、電力変換装置1によって偶数倍となるよう任意に決めることができる。
同期回路24は、マイコン26で処理されたPWM切替信号と第1のPWM周波数生成回路22の第1のPWM信号により、切り替えるタイミングを第1のPWM周波数生成回路22の信号の立ち上がりまたは立ち下がりで切替が可能となるよう同期をとって、PWM周波数切替回路25に出力する。
PWM周波数切替回路25は、同期回路24のPWM切替信号により、第1のPWM周波数生成回路22および第2のPWM周波数生成回路23のいずれかのPWM信号を選択する。
マイコン26は種々の処理を実施しているが、ここでは、ゼロクロス検出回路21の出力信号からゼロクロス点を検出する。また、予め歪みの発生する期間を電流波形の観測等に基づき確認して、PWM周波数を切り替える期間をマイコン26にプログラムしておく。ゼロクロス点の前後の所定の期間を、例えばゼロクロス点の前後の各2.0msと設定しておき、PWM搬送波周波数を切り替える期間の信号(PWM切替信号)として同期回路24に出力する。さらに、マイコン26は、PWM周波数切替回路25のPWM信号を受け、所望の交流信号波形(商用電力系統のSIN周波数)と比較して、スイッチング素子4のオンオフ信号を生成し、ゲートドライバ3に出力する。
図3は、制御部20の機能を説明する図である。
ゼロクロス検出回路21の入力は、インバータ9の出力電圧(図3a)である。この出力電圧は、ゼロクロス検出回路21で処理され、電圧がマイナスになる期間はハイレベルとなる矩形波信号(同b)、すなわち、立ち下がりのゼロクロス点でハイレベルになり次の立ち上がりのゼロクロス点でローレベルに切り替わる信号を出力する。
この矩形波信号がマイコン26に入力され、マイコン26は矩形波信号の立ち上がりおよび立下がりの前後の所定の期間がハイレベルとなるPWM切替信号(同c)を出力する。この所定の期間は、予め歪みの大きい期間を確認した結果、ゼロクロス点付近の歪みが大きく、これを低減するため、ゼロクロス点の前後の時間を設定する期間である。例えば、本実施形態ではゼロクロス点の前後の各1.5~2.0msの期間を所定の期間として設定している。
PWM切替信号は、同期回路24に入力され、第1のPWM周波数生成回路22の出力信号(同e)と同期をとって、PWM周波数切替回路25に出力される(同c’)。
PWM周波数切替回路25の出力信号は、PWM切替信号がハイレベルになると、第1のPWM周波数生成回路22の信号の立ち下がりのタイミングで第1のPWM周波数生成回路22の信号から第2のPWM周波数生成回路23の信号(同d)に切り替わる。
次に、PWM切替信号がローレベルとなった時点で、第2のPWM周波数生成回路23から元の第1のPWM周波数生成回路22の周波数に切り替わる(図3f)。
このように第1のPWM周波数生成回路22と同期をとることにより、PWM信号が滑らかに切り替わることになる。
また、ゼロクロス点付近のPWM搬送波周波数を周期毎の所定の期間、切り替えることにより歪みを低減する。
PWM周波数切替回路25により切り替えられたPWM信号は、マイコン26に入力されて、同じ周波数の三角波に変換される。三角波比較方式の場合、スイッチング素子4の制御信号(オンオフ信号)は、この三角波と所望の交流電圧波形(理想のSIN波)と比較されて、生成される。
図4は、三角波に変換されたPWM信号と所望の交流電圧波形およびスイッチング素子の動作を1サイクル示した図である。図4に示す三角波は、PWM信号と同じ周波数であり、正弦波は所望の交流電圧波形である。
なお、図4に示すPWM信号の周波数は、説明のため実際の周波数に比べてかなり低い周波数(6Hzおよび12Hz)としたが、実際のPWM搬送波周波数は15~25kHzである。
図4は、所望の交流電圧波形のゼロクロス点の前後の所定の期間のみ、三角波の周波数が2倍となっている。三角波の値と比べ所望の交流電圧波形の電圧値が大きい期間は、スイッチング素子Q1がオンし、三角波の値より所望の交流電圧波形の電圧値が小さい期間は、スイッチング素子Q1はオフになっている。スイッチング素子Q2は、スイッチング素子Q1と逆の動作である。
図5は、図4と同じ三角波に変換されたPWM信号と所望の交流電圧波形およびスイッチング素子の動作を1サイクル示した図である。スイッチング素子がQ1およびQ2からQ3およびQ4に変わり、スイッチング素子Q3がオンオフするタイミングは、図4のスイッチング素子Q1のそれとは逆で、三角波の値と比べ所望の交流電圧波形の電圧値が大きい期間にオフする。
また、図5に示す三角波の位相と図4の三角波の位相の差は180°である。
図6は、図4および図5に示したスイッチング素子Q1~Q4の動作を一つにまとめた図である。図6に示す三角波は2種類あり、位相が180°ずれている。
ここで、図6に示すスイッチング素子4の動作とPWM搬送波周波数が一定である従来の動作とを比較する。図11は、マイコンから一定周波数のPWM信号によって所望の交流電圧波形に合わせたスイッチング素子Q1~Q4のオンオフ動作を一つにまとめた図である。
図11と比べ、図6ではゼロクロス点付近のスイッチング動作はPWM搬送波周波数の増加によりオンオフ回数が増加している。これにより、ゼロクロス点付近の歪みが抑制される。
本発明の第1の実施形態によれば、インバータ9により生成される交流出力波形において、比較的歪みが大きいゼロクロス点付近の所定の期間は、PWM搬送波周波数を2倍にする一方、比較的歪みが小さいゼロクロス点付近以外のその他の期間のPWM搬送波周波数を上昇させないでおく(据え置く)ことにより、PWM搬送波周波数を全期間にわたり一律に増加させる場合と比べて損失の増加また放射ノイズの発生を抑制しながら、全体として歪みの低減を図ることができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係わる制御部のブロック図である。第2の実施形態の電力変換装置1の構成は、第1の実施形態で説明した図1の構成と同じである。ただ、図1に示す第1の実施形態の制御部20とは異なる。図7にその第2の実施形態の制御部30の構成を示す。
なお、第2の実施形態に係わる電力変換装置は、第1の実施形態の電力変換装置1と同様であるのでその説明は省略する。
図7に示す制御部30は、差分検出回路31、第1のPWM周波数生成回路32、第2のPWM周波数生成回路33、同期回路34、PWM周波数切替回路(PWM周波数切替手段)35、マイコン36、理想SIN波発生回路37、切替信号生成回路38から構成される。
ここで、第1のPWM周波数生成回路(第1のPWM周波数を生成)32および第2のPWM周波数生成回路(第2のPWM周波数を生成)33は、共にPWM周波数生成手段であり、差分検出回路31、マイコン36、理想SIN波発生回路37および切替信号生成回路38は、PWM切替信号生成手段を構成する。
差分検出回路31は、図1に示す電流検出器7からのインバータの出力電流波形と、理想SIN波発生回路37からの理想SIN波の電流(理想交流電流波形)とを比較して、その差分を出力する。この差分の出力は、歪みのない理想電流波形と比較しているため、歪み発生の大きさに応じて、大きくなる信号である。
切替信号生成回路38には、差分検出回路31から出力される差分信号とマイコン36から出力される閾値とが入力され、両者を比較して、その差分信号が閾値以上であれば、その期間はハイレベルとなる矩形波信号を出力する。この矩形波信号は、ハイレベルの期間は出力電流の歪みが大きい期間を示す。
同期回路34は、切替信号生成回路38の信号を第1のPWM周波数生成回路32の立ち上がりまたは立ち下がりのタイミングと同期をとったPWM切替信号に修正する。PWM周波数切替回路35は、同期回路34からのPWM切替信号により、第1のPWM周波数生成回路32と第2のPWM周波数生成回路33の2つのPWM信号を切り替える。
すなわち、PWM切替信号のハイレベルの期間は、電流の歪みが大きい期間であるため、通常のPWM信号となる第1のPWM周波数生成回路32から2倍のPWM周波数となっている第2のPWM周波数生成回路33のPWM信号に切り替える。
PWM周波数切替回路35は、切り替えたPWM信号をマイコン36に出力する。マイコン36は、PWM信号を三角波に変換し、所望の交流電圧波形と比較して、スイッチング素子4のオンオフのための信号を生成し、ゲートトライバ3に出力する。
図8は、制御部30の機能を説明する図である。
差分検出回路31の一方の入力は、インバータ9の出力電流波形(図3a)である。この入力信号と他方の入力信号である理想SIN波発生回路37からの理想交流電流波形(同b)との差分(同c)を検出し、切替信号生成回路38に出力する。切替信号生成回路38は、マイコン36から出力される閾値と比較し、差分の信号が閾値以上のとき、ハイレベルとなる矩形波のPWM切替信号(同d)を出力する。
PWM切替信号は、同期回路34に入力され、第1のPWM周波数生成回路32の出力信号(同f)と同期をとって、PWM周波数切替回路35に出力される。
なお、PWM切替信号と2つのPWM周波数生成回路のPWM信号との関係は、図3の説明と同様となるため省略し、図8では図3に示したタイムチャートは省略した。
PWM周波数切替回路35の出力信号は、PWM切替信号がハイレベルになると、第1のPWM周波数生成回路32の出力信号(同f)の立ち下がりのタイミングで第1のPWM周波数生成回路32の信号から第2のPWM周波数生成回路33の信号(同e)に切り替わる。このように第1のPWM周波数生成回路32と同期をとることにより、PWM信号が滑らかに切り替わることになる。
次に、PWM切替信号がローレベルとなる時点で、第2のPWM周波数生成回路33から元の第1のPWM周波数生成回路32の出力信号に切り替わる。
このように、出力電流の歪みの大きい期間はPWM搬送波周波数を所定の期間、切り替えることにより歪みを低減し、全期間切り替えた場合と比べて損失の低下を抑えることができる。
PWM周波数切替回路35により切り替えられたPWM信号は、マイコン36に入力されて、同じ周波数の三角波に変換される。この三角波と所望の交流電圧波形と比較されて、スイッチング素子4をオンオフする信号が生成される。
なお、PWM信号がマイコン36で変換される三角波の波形と所望の交流電圧波形の関係およびスイッチング素子Q1~Q4までの動作は、第1の実施形態で説明した図4~図6と同じであるため、説明は省略する。
このように、第2の実施形態では、出力交流波形と理想交流波形との差分検出結果に基づきPWM周波数の切り替えを実行しているので、第1の実施形態と同様な効果に加えて、歪みが大きい期間に対してのみ、的確にPWM周波数を上昇させることができる。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態に係わる制御部のブロック図である。
第3の実施形態に係わる電力変換装置も図1で説明した構成と同じなので、説明は省略する。図9に示す制御部40は、図2および図7に示した制御部とは異なり、変調信号生成回路41、基準PWM周波数生成回路42、PWM周波数変調回路45、マイコン46から構成される。
変調信号生成回路(変調信号生成手段)41には、図1に示す電圧検出器8により検出されたインバータ9の出力電圧が入力され、その出力電圧のうち正の出力電圧を負側に反転(絶対値化した出力電圧を反転)させ、PWM変調信号として出力する。具体的には、変調信号生成回路41は、ゼロクロス点(0°、180°、360°)を挟んで急峻な上昇から急峻な下降を示す一方、ピーク点(90°、270°)を挟んで緩やかな下降から緩やかな上昇を示す信号を、PWM変調信号として出力する。 PWM周波数変調回路(PWM周波数変調手段)45は、基準PWM周波数生成回路(PWM周波数生成手段)42の矩形波のパルス幅を上記PWM変調信号により周波数変調する。
これにより、基準PWM周波数生成回路42の矩形波のパルス幅は、ゼロクロス点(0°、180°、360°)を最高にその前後の周波数が高い領域と、ピーク点(90°、270°)を最低にその前後の周波数が低い領域にパルス幅が変化する。すなわち、PWM変調信号の最大値のときはそのままのパルス幅(基準PWM周波数生成回路から出力される矩形波のパルス幅)とし、PWM変調信号が減少するにつれてパルス幅を長くする、すなわち周波数の低いPWM信号を出力する。この場合、PWM変調信号の値が最小値のときは2倍のパルス幅(1/2の周波数)とした。
ここで、PWM変調信号とPWM信号の周波数(周期)の関係について説明する。PWM変調信号の最大値のときのパルス幅を、基準PWM周波数生成回路42の矩形波のパルス幅のままとする。PWM変調信号のSIN波を反転した値の減少に伴ってパルス幅を広げ、PWM変調信号の最小値となった時点で、基準PWM周波数生成回路42の矩形波のパルス幅の2倍となるよう設定しておく。
なお、PWM変調信号の最小値では2倍のパルス幅としているが、制限を設ける必要はなく任意である。
また、本実施形態では、PWM変調信号の最大値のときはそのままのパルス幅とし、減少するにつれてパルス幅を大きくしているが、逆にPWM変調信号の最小値のときは基準PWM周波数生成回路42のそのままのパルス幅とし、最大値のときにパルス幅を狭く、すなわち周波数を高くするようにしてもよい。
PWM周波数変調回路45からのPWM信号は、マイコン46に入力され、スイッチング素子4のオンオフ信号に変換され、ゲートドライバ3を介してスイッチング素子が駆動される。
図10は、制御部40の機能を説明する図である。
変調信号生成回路41に入力される信号はインバータ9の出力電圧である(図10a)。変調信号生成回路41は、出力電圧のうち正の出力電圧を負側に反転(絶対値化した出力電圧を反転)させたPWM変調信号を出力する(同b)。PWM周波数変調回路45に入力されるPWM信号(同c)から、PWM変調信号に応じて、パルス幅を変更したPWM信号(同d)をマイコン46に出力する。
なお、PWM信号がマイコンで変換される三角波の波形と所望の交流電圧波形との関係およびスイッチング素子Q1~Q4の動作は、第1の実施形態で説明した図4~図6と同じとなるため、説明は省略する。
ただ、第3の実施形態では、図4~図6に示す所定の周波数が切り替わる三角波の周波数(周期)にはならず、三角波の周波数が可変する波形となるが、三角波と所望の交流電圧波形の比較によるスイッチング素子4の動作は同様となるため、説明は省略する。
このように、第3の実施形態では、変調信号により出力電圧のゼロクロス点付近のPWM搬送波周波数が他の期間と比べて高くなるようにPWM周波数を連続的に可変させているので、第1の実施形態と同様な効果に加えて、各点の歪みレベルの大きさに応じて滑らかに対応することができる。
なお、上記第1および第2の実施形態では、第2のPWM周波数を第1のPWM周波数の2倍としているが、これに限定されず、適宜必要な大きさ(倍数)とすればよい。なお、切り替わりタイミングの同期をとる観点からは、第2のPWM周波数を第1のPWM周波数の2N倍(Nは自然数)とすることが好ましい。また、第1のPWM周波数と第2のPWM周波数の2つのPWM周波数の間で周波数の切り替えを行っているが、歪みレベルの大きさに応じて、3つ以上のPWM周波数の間で周波数の切り替えを行ってもよい。勿論、歪みの大きいゼロクロス点の前後のPWM周波数(第2のPWM周波数)を基準に、ゼロクロス点の前後を除く他の期間のPWM周波数(第1のPWM周波数)を低下させるようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態では、電流検出器7からのインバータの出力電流波形と、理想SIN波発生回路37からの理想SIN波の電流(理想交流電流波形)とを比較して、その差分が所定の閾値(固定)以上である場合に、PWM周波数を第1のPWM周波数から第2のPWM周波数に切り替えているが、理想交流電流波形と比較することなしに次のように構成してもよい。すなわち、電流検出器7で検出した出力電流波形から出力電流の高調波をサイクル毎に計算して、ゼロクロス点付近の電流歪に影響する2次および4次高調波に応じて閾値を可変してもよい。
この場合、閾値のデフォルト値として、例えば第1の実施形態で説明した期間と同様に、ゼロクロス点の前後の各1.5~2.0msの期間のPWM周波数を第1のPWM周波数から第2のPWM周波数に切り替えるような値に設定しておき、2次および4次高調波の大きさに応じて閾値(換言すれば、PWM周波数切り替え期間)を可変する。例えば、2次または4次の高調波レベルが基本波の2%以上2.5%未満であれば、ゼロクロス点の前後の周波数切り替え期間を0.5ms延長するような閾値に、2.5%以上3.0%未満では1.0ms延長するような閾値に変更してもよい。
1・・・電力変換装置、2・・・コンバータ、3・・・ゲートドライバ、4・・・スイッチング素子、5・・・リアクトル、6・・・コンデンサ、7・・・電流検出器、8・・・電圧検出器、9・・・インバータ、10・・・ダイオード、11・・・負荷、12・・・商用電力系統、20、30、40・・・制御部、21・・・ゼロクロス検出回路、22、32・・・第1のPWM周波数生成回路、23、33・・第2のPWM周波数生成回路、24、34・・・同期回路、25、35・・・PWM周波数切替回路、26、36、46・・・マイコン、31・・・差分検出回路、37・・・理想SIN波発生回路、38・・・切替信号生成回路、41・・・変調信号生成回路、42・・・基準PWM周波数生成回路、45・・・PWM周波数変調回路。

Claims (3)

  1. 直流電力を所望の交流電力に変換するスイッチング素子により構成されるインバータと、前記スイッチング素子のオンオフ動作をPWM制御する制御部とを備えた電力変換装置であって、
    前記制御部は、
    第1のPWM周波数を生成する第1のPWM周波数生成手段と、
    前記第1のPWM周波数よりも大きな第2のPWM周波数を生成する第2のPWM周波数生成手段と、
    PWM周波数を切り替えるPWM切替信号を生成するPWM切替信号生成手段と、
    前記PWM切替信号により前記第1のPWM周波数と前記第2のPWM周波数との間でPWM周波数を切り替えるPWM周波数切替手段と
    を備え、
    前記PWM切替信号は、前記インバータの交流出力電流と理想SIN波の電流との差分から出力電流の歪みを検出し、該出力電流の歪みが閾値以上となる期間のPWM周波数を前記第1のPWM周波数から前記第2のPWM周波数に切り替える信号であることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置であって、
    前記第2のPWM周波数は、前記第1のPWM周波数の2N倍(Nは自然数)であって、前記第1のPWM周波数の信号の立ち上がりまたは立ち下がりで前記第2のPWM周波数の信号が立ち下がるように同期がとられていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1または2に記載の電力変換装置であって、
    前記インバータの交流出力電流におけるサイクル毎に算出した高調波に応じて前記閾値を可変することを特徴とする電力変換装置。
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