JP7178163B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係わる電力変換装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係わるインバータを備えた電力変換装置と商用電力系統および負荷との回路構成図である。
リアクトル5およびコンデンサ6は、スイッチング動作によるオンオフ波形を交流波形に変換する。
電流検出器7および電圧検出器8は、インバータ9の出力電圧および出力電流を検出し、それらの信号は制御部20に入力される。
図2に示す制御部20は、ゼロクロス検出回路21、第1のPWM周波数生成回路22、第2のPWM周波数生成回路23、同期回路24、PWM周波数切替回路(PWM周波数切替手段)25およびマイコン26から構成される。ゼロクロス検出回路21およびマイコン26は、PWM切替信号生成手段を構成する。
ゼロクロス検出回路21は、電力変換装置1の電圧検出器8の信号が入力され、商用電力系統12に給電される交流電圧のゼロクロス点(0V)を検出する。
なお、2つのPWM周波数生成回路の周波数比は2倍でなくてもよく、電力変換装置1によって偶数倍となるよう任意に決めることができる。
PWM周波数切替回路25は、同期回路24のPWM切替信号により、第1のPWM周波数生成回路22および第2のPWM周波数生成回路23のいずれかのPWM信号を選択する。
ゼロクロス検出回路21の入力は、インバータ9の出力電圧(図3a)である。この出力電圧は、ゼロクロス検出回路21で処理され、電圧がマイナスになる期間はハイレベルとなる矩形波信号(同b)、すなわち、立ち下がりのゼロクロス点でハイレベルになり次の立ち上がりのゼロクロス点でローレベルに切り替わる信号を出力する。
PWM周波数切替回路25の出力信号は、PWM切替信号がハイレベルになると、第1のPWM周波数生成回路22の信号の立ち下がりのタイミングで第1のPWM周波数生成回路22の信号から第2のPWM周波数生成回路23の信号(同d)に切り替わる。
このように第1のPWM周波数生成回路22と同期をとることにより、PWM信号が滑らかに切り替わることになる。
また、ゼロクロス点付近のPWM搬送波周波数を周期毎の所定の期間、切り替えることにより歪みを低減する。
なお、図4に示すPWM信号の周波数は、説明のため実際の周波数に比べてかなり低い周波数(6Hzおよび12Hz)としたが、実際のPWM搬送波周波数は15~25kHzである。
また、図5に示す三角波の位相と図4の三角波の位相の差は180°である。
図11と比べ、図6ではゼロクロス点付近のスイッチング動作はPWM搬送波周波数の増加によりオンオフ回数が増加している。これにより、ゼロクロス点付近の歪みが抑制される。
図7は、本発明の第2の実施形態に係わる制御部のブロック図である。第2の実施形態の電力変換装置1の構成は、第1の実施形態で説明した図1の構成と同じである。ただ、図1に示す第1の実施形態の制御部20とは異なる。図7にその第2の実施形態の制御部30の構成を示す。
なお、第2の実施形態に係わる電力変換装置は、第1の実施形態の電力変換装置1と同様であるのでその説明は省略する。
ここで、第1のPWM周波数生成回路(第1のPWM周波数を生成)32および第2のPWM周波数生成回路(第2のPWM周波数を生成)33は、共にPWM周波数生成手段であり、差分検出回路31、マイコン36、理想SIN波発生回路37および切替信号生成回路38は、PWM切替信号生成手段を構成する。
切替信号生成回路38には、差分検出回路31から出力される差分信号とマイコン36から出力される閾値とが入力され、両者を比較して、その差分信号が閾値以上であれば、その期間はハイレベルとなる矩形波信号を出力する。この矩形波信号は、ハイレベルの期間は出力電流の歪みが大きい期間を示す。
PWM周波数切替回路35は、切り替えたPWM信号をマイコン36に出力する。マイコン36は、PWM信号を三角波に変換し、所望の交流電圧波形と比較して、スイッチング素子4のオンオフのための信号を生成し、ゲートトライバ3に出力する。
差分検出回路31の一方の入力は、インバータ9の出力電流波形(図3a)である。この入力信号と他方の入力信号である理想SIN波発生回路37からの理想交流電流波形(同b)との差分(同c)を検出し、切替信号生成回路38に出力する。切替信号生成回路38は、マイコン36から出力される閾値と比較し、差分の信号が閾値以上のとき、ハイレベルとなる矩形波のPWM切替信号(同d)を出力する。
なお、PWM切替信号と2つのPWM周波数生成回路のPWM信号との関係は、図3の説明と同様となるため省略し、図8では図3に示したタイムチャートは省略した。
次に、PWM切替信号がローレベルとなる時点で、第2のPWM周波数生成回路33から元の第1のPWM周波数生成回路32の出力信号に切り替わる。
このように、出力電流の歪みの大きい期間はPWM搬送波周波数を所定の期間、切り替えることにより歪みを低減し、全期間切り替えた場合と比べて損失の低下を抑えることができる。
このように、第2の実施形態では、出力交流波形と理想交流波形との差分検出結果に基づきPWM周波数の切り替えを実行しているので、第1の実施形態と同様な効果に加えて、歪みが大きい期間に対してのみ、的確にPWM周波数を上昇させることができる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係わる制御部のブロック図である。
第3の実施形態に係わる電力変換装置も図1で説明した構成と同じなので、説明は省略する。図9に示す制御部40は、図2および図7に示した制御部とは異なり、変調信号生成回路41、基準PWM周波数生成回路42、PWM周波数変調回路45、マイコン46から構成される。
また、本実施形態では、PWM変調信号の最大値のときはそのままのパルス幅とし、減少するにつれてパルス幅を大きくしているが、逆にPWM変調信号の最小値のときは基準PWM周波数生成回路42のそのままのパルス幅とし、最大値のときにパルス幅を狭く、すなわち周波数を高くするようにしてもよい。
PWM周波数変調回路45からのPWM信号は、マイコン46に入力され、スイッチング素子4のオンオフ信号に変換され、ゲートドライバ3を介してスイッチング素子が駆動される。
変調信号生成回路41に入力される信号はインバータ9の出力電圧である(図10a)。変調信号生成回路41は、出力電圧のうち正の出力電圧を負側に反転(絶対値化した出力電圧を反転)させたPWM変調信号を出力する(同b)。PWM周波数変調回路45に入力されるPWM信号(同c)から、PWM変調信号に応じて、パルス幅を変更したPWM信号(同d)をマイコン46に出力する。
ただ、第3の実施形態では、図4~図6に示す所定の周波数が切り替わる三角波の周波数(周期)にはならず、三角波の周波数が可変する波形となるが、三角波と所望の交流電圧波形の比較によるスイッチング素子4の動作は同様となるため、説明は省略する。
Claims (3)
- 直流電力を所望の交流電力に変換するスイッチング素子により構成されるインバータと、前記スイッチング素子のオンオフ動作をPWM制御する制御部とを備えた電力変換装置であって、
前記制御部は、
第1のPWM周波数を生成する第1のPWM周波数生成手段と、
前記第1のPWM周波数よりも大きな第2のPWM周波数を生成する第2のPWM周波数生成手段と、
PWM周波数を切り替えるPWM切替信号を生成するPWM切替信号生成手段と、
前記PWM切替信号により前記第1のPWM周波数と前記第2のPWM周波数との間でPWM周波数を切り替えるPWM周波数切替手段と
を備え、
前記PWM切替信号は、前記インバータの交流出力電流と理想SIN波の電流との差分から出力電流の歪みを検出し、該出力電流の歪みが閾値以上となる期間のPWM周波数を前記第1のPWM周波数から前記第2のPWM周波数に切り替える信号であることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1に記載の電力変換装置であって、
前記第2のPWM周波数は、前記第1のPWM周波数の2N倍(Nは自然数)であって、前記第1のPWM周波数の信号の立ち上がりまたは立ち下がりで前記第2のPWM周波数の信号が立ち下がるように同期がとられていることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1または2に記載の電力変換装置であって、
前記インバータの交流出力電流におけるサイクル毎に算出した高調波に応じて前記閾値を可変することを特徴とする電力変換装置。
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