JP7177364B2 - 冷媒回収システムおよび冷媒充填システム - Google Patents

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Description

冷媒回収システムおよび冷媒充填システムに関する。
従来より、冷凍装置などで用いられた使用済みの冷媒を再利用するために、冷凍装置などに封入されている使用済みの冷媒を回収する技術が知られている。例えば、特許文献1(特開2017-72284号公報)には、冷凍機器の冷媒を回収して、冷媒回収容器に充填するシステムが開示されている。
しかしながら、従来、冷媒を回収しながら冷媒を構成する特定の成分を選択的に分離するといった技術的思想については、詳細な検討がなされていない。言い換えると、冷媒を再利用するうえで、冷媒の回収作業と、冷媒を構成する特定の成分を選択的に分離する作業と、は異なる作業として扱われている。
第1観点の冷媒回収システムは、第1冷媒を含む冷媒から第1冷媒を分離して冷媒の回収を行うシステムである。冷媒回収システムは、分離部と、貯留部と、を備える。分離部は、第1冷媒を分離する。貯留部は、第1冷媒を分離する前の、あるいは、第1冷媒を分離した後の、冷媒を貯める。
第1観点に係る冷媒回収システムは、第1冷媒を分離する分離部を備える。この構成によれば、冷媒を回収しながら、冷媒に含まれる特定の成分である第1冷媒を選択的に分離することができる。このため、第1観点に係る冷媒回収システムでは、冷媒の再利用に伴う作業工程が削減される。
第2観点の冷媒回収システムは、第1観点の冷媒回収システムであって、第1冷媒の分離は、冷媒を用いる機器から冷媒を回収する際に行われる。
従来の冷媒回収システムでは、回収した冷媒に含まれる特定の成分を回収するためには、回収した冷媒を事業所に持ち帰り、事業所で冷媒の成分分離を行う、といった工程を経る必要がある。
第2観点に係る冷媒回収システムでは、第1冷媒の分離は、冷媒を用いる機器から冷媒を回収する際に行われる。この構成によれば、冷媒回収が行われる現場で、冷媒の成分分離を行うことができる。言い換えると、回収した冷媒を事業所に持ち帰ることなく、回収した冷媒の成分分離を行うことができる。このため、第2観点に係る冷媒回収システムでは、冷媒の再利用に関する作業工程が削減される。
第3観点の冷媒回収システムは、第1観点または第2観点の冷媒回収システムであって、第1冷媒の分離は、貯留部に貯留される冷媒に対して行われる。
第3観点に係る冷媒回収システムでは、回収された冷媒に含まれる特定の成分である第1冷媒を選択的に分離することができる。この構成によれば、冷媒の再利用に関する作業工程が削減される。
第4観点の冷媒回収システムは、第1観点から第3観点のいずれかに係る冷媒回収システムであって、分離部は、第1冷媒を分離することで、冷媒の組成を異なる組成に調整する。
回収した冷媒を再利用するためには、回収した冷媒の組成を調整することが考えられる。従来の冷媒回収システムでは、回収した冷媒の組成を調整するためには、回収した冷媒を事業所に持ち帰る必要がある。
第4観点に係る冷媒回収システムでは、分離部が第1冷媒を分離することで、冷媒の組成が異なる組成に調整される。この構成によれば、冷媒を事業所に持ち帰ることなく、冷媒の組成を調整することができる。このため、第4観点に係る冷媒回収システムでは、冷媒の再利用に関する作業工程が削減される。
第5観点の冷媒回収システムは、第1観点から第4観点のいずれかに係る冷媒回収システムであって、分離部は、第1冷媒を冷媒から分離する分離膜を有する。分離膜を透過した第1冷媒は、大気に放出される。
冷媒から分離された第1冷媒の取り扱いに関しては、例えば冷媒回収システムに所定の容器を設けて、当該容器に分離された第1冷媒を貯留することが考えられる。一方で、分離された第1冷媒の量や第1冷媒の性質次第では、第1冷媒を大気に放出したとしても、人体や地球環境に大きな影響を与えることがない場合も考えられる。
第5観点に係る冷媒回収システムでは、第1冷媒は大気に放出される。この構成によれば、冷媒回収システムに、分離された第1冷媒を貯留するための容器を設ける必要がない。あるいは、分離された第1冷媒を貯留するための容器のサイズを小型化することができる。このため、第5観点に係る冷媒回収システムでは、冷媒回収システムの全体的なサイズを小型化することができる。
第6観点の冷媒回収システムは、第1観点から第4観点のいずれかに係る冷媒回収システムであって、分離部は、第1冷媒を吸着する吸着剤を有する。
第7観点の冷媒回収システムは、第1観点から第6観点のいずれかに係る冷媒回収システムであって、分離部は、第1冷媒を冷媒から蒸留させる機構である。
第8観点の冷媒回収システムは、第1観点から第7観点のいずれかに係る冷媒回収システムであって、第1冷媒は、CO2である。
第9観点の冷媒充填システムは、第1冷媒および第2冷媒を含む混合冷媒を機器に充填するシステムである。冷媒充填システムは、第1貯留部と、第2貯留部と、混合部と、充填部と、を備える。第1貯留部には、第1冷媒が貯留されている。第2貯留部は、他の機器から回収される混合冷媒から、回収時あるいは回収後に第1冷媒の少なくとも一部が分離された冷媒、を貯留する。混合部は、第2貯留部から供給される冷媒に第1貯留部から供給される第1冷媒を混合して混合冷媒を生成する。混合冷媒は、機器に充填するための冷媒である。充填部は、混合冷媒を混合部から機器に充填する。
第9観点に係る冷媒充填システムは、第1冷媒が貯留されている第1貯留部と、第1冷媒の少なくとも一部が分離された冷媒が貯留されている第2貯留部とを備える。また、第9観点に係る冷媒充填システムでは、第1冷媒の少なくとも一部が分離された冷媒、に対して第1冷媒を混合することで生成された冷媒が機器に充填される。この構成によれば、他の機器から回収した冷媒を事業所に持ち帰ることなく、冷媒の再充填作業を行うことができる。このため、第9観点に係る冷媒充填システムでは、冷媒の再利用に関する作業工程が削減される。
第10観点の冷媒充填システムは、第9観点に係る冷媒充填システムであって、混合部は、第1冷媒を混合することによって冷媒の組成を異なる組成に調整することで、機器に充填するための混合冷媒を生成する。
第10観点に係る冷媒充填システムでは、混合部によって、冷媒の組成が調整された混合冷媒が生成される。この構成によれば、他の機器から回収した冷媒を事業所に持ち帰ることなく、冷媒の再充填作業を行うことができる。このため、第10観点に係る冷媒充填システムでは、冷媒の再利用に関する作業工程が削減される。
第11観点の冷媒充填システムは、第9観点または第10観点の冷媒充填システムであって、第1冷媒は、CO2である。
この構成によれば、混合部は、CO2が混合された混合冷媒を生成することができる。
第1実施形態に係る冷媒回収システムの全体構成を示す概略図である。 変形例1Bに係る冷媒回収システムの全体構成を示す概略図である。 変形例1Cに係る冷媒回収システムの全体構成を示す概略図である。 変形例1Dに係る冷媒回収システムの全体構成を示す概略図である。 第2実施形態に係る冷媒充填システムの全体構成を示す概略図である。 第3実施形態に係る冷媒充填システムの全体構成を示す概略図である。
以下、本開示に係る冷媒回収システムおよび冷媒充填システムの実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。ただし、以下では、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細な説明や、実質的に同一の構成に対する重複した説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。
<第1実施形態>
(1)冷媒回収システム1の全体構成
本開示の一実施形態に係る冷媒回収システム1の概要について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る冷媒回収システム1の全体構成を概略的に示した図である。冷媒回収システム1は、使用済み冷媒を回収する際に、使用済み冷媒を構成する特定の成分を分離するシステムである。本実施形態において、使用済み冷媒とは、機器100(図1参照)に充填されている冷媒のことを指す。機器100は、建物などに対して設置されている冷凍装置であり、例えば空気調和装置である。本実施形態では、機器100が設置されている空間のことを「現地」と呼ぶことがある。また、本実施形態では、回収した冷媒を管理する施設のことを、「事業所」と呼ぶことがある。本実施形態において、使用済み冷媒は、第1冷媒と、第2冷媒と、を成分に含む混合冷媒である。第1冷媒は、例えばCO2である。第2冷媒は、例えばHFOである。限定するものではないが、第2冷媒として用いられるHFOの具体例は、R1234Ze(シス-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン)である。また、例えば、R1234Zeに代えて、R1234yf(2,3,3,3-テトラフルオロプロペン)が、第2冷媒のHFOとして用いられてもよい。ただし、使用済み冷媒の成分はこれに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、使用済み冷媒は、3つ以上の成分からなる混合冷媒であってもよい。
以下では、冷媒回収システム1が現地で用いられる場合を例にして、冷媒回収システム1を構成する各部について詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態に係る冷媒回収システム1は、流量調整機構60と、冷媒回収装置50と、分離部10と、貯留部20と、を備える。本実施形態では、冷媒回収システム1が運転を開始すると、機器100に封入されている使用済み冷媒は、図1の矢印に示す方向に従って流れる。
(2)詳細構成
(2-1)流量調整機構60
流量調整機構60は、機器100から貯留部20へと流れる使用済み冷媒の流量を調整する機構である。本実施形態に係る流量調整機構は、第1弁61と第2弁62とを有する。第1弁61は、機器100と冷媒回収装置50との間に配置される。第2弁62は、分離部10と貯留部20との間に配置される。本実施形態において、第1弁61や第2弁62は、冷媒回収作業を行う者(以下、単に「作業者」と呼ぶ)が操作することによって開度が調整される手動式の弁である。ただし、第1弁61や第2弁62の構成はこれに限定されるものではなく、例えば図示しないコントローラによって開度が調整される電動弁であってもよい。
(2-2)冷媒回収装置50
冷媒回収装置50は、機器100に充填されている使用済み冷媒を回収するための装置である。冷媒回収装置50は、図示しない膨張機構や、第1熱交換器や、不純物分離器や、ドライヤや、圧縮機や、第2熱交換器を有する。膨張機構は、使用済み冷媒の流量や圧力を調整する。第1熱交換器は、圧縮機に吸入される前の使用済み冷媒を蒸発させる。不純物分離器は、使用済み冷媒に含まれる不純物(冷凍機油や塵など)を使用済み冷媒から分離する。ドライヤは、使用済み冷媒に含まれる水分を使用済み冷媒から除去する。圧縮機は、図示しない圧縮機構によって使用済み冷媒を機器100から吸入して圧縮する。第2熱交換器は、圧縮機から吐出された使用済み冷媒を凝縮させる。第2熱交換器において凝縮した冷媒は、分離部10に流れる。
(2-3)分離部10
分離部10は、使用済み冷媒に含まれている特定の成分を分離するための機構である。本実施形態に係る分離部10は、分離膜15が取り付けられている冷媒分離容器14を有する。分離膜15は、例えばゼオライトを原料に含む細孔膜である。あるいは、分離膜15は、CO2の選択性が高い金属有機構造体(MOF)を原料に含む細孔膜である。なお、分離膜15の原料に含まれる素材はゼオライトやMOFに限定されるものではなく、CO2の選択性が高いとされる任意の素材が適宜選択されればよい。
本実施形態において、分離膜15としての細孔膜は、分子ふるい作用により、CO2を分離するように構成されている。この構成によれば、分離膜15を通過する冷媒から、CO2を分離することができる。言い換えると、冷媒回収装置50から貯留部20に向かって流れる使用済み冷媒から、第1冷媒を分離することができる。分離膜15を透過して使用済み冷媒から分離された第1冷媒は、冷媒分離容器14が有する空間14aに導入される。空間14aは、使用済み冷媒から分離された第1冷媒を大気に開放するための空間である。空間14aに導入された第1冷媒は、空間14aから大気に放出される。
第1冷媒が分離部10において使用済み冷媒から分離される一方で、第1冷媒以外の成分(第2冷媒)は分離部10を通過する。分離部10を通過した第2冷媒は、貯留部20に流れる。
以上説明したように、本実施形態に係る分離部10は、第1冷媒と、第2冷媒と、を成分に含む使用済み冷媒から、第1冷媒を分離する機構である。別の視点で考えると、分離部10は、使用済み冷媒から第1冷媒を分離することで、使用済み冷媒の組成を異なる組成に調整する機構であると言える。
(2-4)貯留部20
貯留部20は、図示しないサービスバルブやフロートセンサや可溶栓を有する冷媒回収用のボンベである。貯留部20には、分離部10によって第1冷媒が分離された後の使用済み冷媒が貯留される。言い換えると、貯留部20には第2冷媒が貯留される。
以上説明したように、本実施形態に係る冷媒回収システム1では、作業者が、第1冷媒と第2冷媒との混合冷媒を機器100から回収する際に、第1冷媒と第2冷媒との分離が行われる。この構成によれば、混合冷媒の回収作業において、実質的に単一冷媒となる第2冷媒を回収することができる。また、本実施形態に係る冷媒回収システム1では、冷媒の回収作業と、冷媒を構成する特定の成分を選択的に分離する作業と、を同時に行うことができる。
(3)特徴
(3-1)
本実施形態に係る冷媒回収システム1は、第1冷媒を含む冷媒から第1冷媒を分離して冷媒の回収を行うシステムである。冷媒回収システム1は、分離部10と、貯留部20と、を備える。分離部10は、第1冷媒を分離する。貯留部20は、第1冷媒を分離した後の冷媒を貯める。
本実施形態に係る冷媒回収システム1は、第1冷媒を分離する分離部10を備える。この構成によれば、冷媒を回収しながら、冷媒に含まれる特定の成分である第1冷媒を選択的に分離することができる。このため、本実施形態に係る冷媒回収システム1では、冷媒の再利用に伴う作業工程が削減される。
また、本実施形態に係る冷媒回収システム1では、作業者は、第1冷媒を分離するうえで特別な操作を行う必要がない。このため、本実施形態に係る冷媒回収システム1では、第1冷媒を容易に分離することができる。
(3-2)
本実施形態に係る冷媒回収システム1では、第1冷媒の分離は、冷媒を用いる機器100から冷媒を回収する際に行われる。
従来の冷媒回収システムでは、回収した冷媒に含まれる特定の成分を回収するためには、回収した冷媒を事業所に持ち帰り、事業所で冷媒の成分分離を行う、といった工程を経る必要がある。
本実施形態に係る冷媒回収システム1では、第1冷媒の分離は、冷媒を用いる機器100から冷媒を回収する際に行われる。この構成によれば、冷媒回収が行われる現場(現地)で、冷媒の成分分離を行うことができる。言い換えると、回収した冷媒を事業所に持ち帰ることなく、回収した冷媒の成分分離を行うことができる。このため、本実施形態に係る冷媒回収システム1では、冷媒の再利用に関する作業工程が削減される。
また、本実施形態に係る冷媒回収システム1では、回収した冷媒を事業所に持ち帰るうえで発生する、時間的および金銭的なコストが削減される。
(3-3)
本実施形態に係る冷媒回収システム1では、分離部10は、第1冷媒を分離することで、冷媒の組成を異なる組成に調整する。
回収した冷媒を再利用するためには、回収した冷媒の組成を調整することが考えられる。従来の冷媒回収システムでは、回収した冷媒の組成を調整するためには、回収した冷媒を事業所に持ち帰る必要がある。
本実施形態に係る冷媒回収システム1では、分離部10が第1冷媒を分離することで、冷媒の組成が異なる組成に調整される。この構成によれば、冷媒を事業所に持ち帰ることなく、冷媒の組成を調整することができる。このため、本実施形態に係る冷媒回収システム1では、冷媒の再利用に関する作業工程が削減される。
(3-4)
本実施形態に係る冷媒回収システム1では、分離部10は、第1冷媒を冷媒から分離する分離膜15を有する。分離膜15を透過した第1冷媒は、大気に放出される。
冷媒から分離された第1冷媒の取り扱いに関しては、例えば冷媒回収システム1に所定の容器を設けて、当該容器に分離された第1冷媒を貯留することが考えられる。一方で、分離された第1冷媒の量や第1冷媒の性質次第では、第1冷媒を大気に放出したとしても、人体や地球環境に大きな影響を与えることがない場合も考えられる。
本実施形態に係る冷媒回収システム1では、第1冷媒は大気に放出される。この構成によれば、冷媒回収システム1に、分離された第1冷媒を貯留するための容器を設ける必要がない。あるいは、分離された第1冷媒を貯留するための容器(例えば、冷媒分離容器14)のサイズを小型化することができる。このため、本実施形態に係る冷媒回収システム1では、冷媒回収システム1の全体的なサイズを小型化することができる。
なお、本実施形態では、分離膜15の性質上、微量の第2冷媒が大気に放出されることも考えられる。しかしながら、本実施形態に係る第2冷媒は、環境負荷が小さいHFO冷媒であることから、微量のHFO冷媒が第1冷媒とともに大気に放出されたとしても、大きな問題はないと考えられる。
(3-5)
本実施形態に係る冷媒回収システム1では、第1冷媒は、CO2である。
また、本実施形態に係る冷媒回収システム1では、分離膜15は、ゼオライトまたはMOFを原料に含む細孔膜である。この構成によれば、冷媒を回収しながら、冷媒に含まれる特定の成分であるCO2を選択的に分離することができる。
(4)変形例
第1実施形態の変形例を以下に示す。以下の変形例は、互いに矛盾しない範囲で適宜組み合わされてもよい。なお、上記の第1実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
(4-1)変形例1A
上記実施形態では、冷媒回収システム1が、機器100が設置されている空間(現地)において用いられる例について説明した。しかしながら、冷媒回収システム1は現地においてのみ用いられるものではない。例えば、冷媒回収システム1は、事業所において用いられるものであってもよい。この場合、冷媒回収システム1は、所定の容器に充填されている使用済み冷媒を貯留部20に回収するものであってもよい。また、冷媒回収システム1は、冷媒回収装置に代えてポンプを備えるものであってもよい。
(4-2)変形例1B
上記実施形態では、分離部10が、分離膜15を有する例について説明した。しかしながら、分離部の構成はこれに限定されるものではない。例えば、分離部は、第1冷媒を吸着する吸着剤16を有するものであってもよい。
本変形例に係る冷媒回収システム1Bの例を、図2に示す。冷媒回収システム1Bは、分離部10Bを備える。図2に示すように、本変形例に係る分離部10Bは、冷媒分離容器14Bを有する。冷媒分離容器14Bには、第1冷媒を吸着保持する吸着剤16が充填されている。本変形例において、第1冷媒はCO2であり、吸着剤16はゼオライトを原料に含む。あるいは、吸着剤16は、CO2の選択性が高い金属有機構造体(MOF)を原料に含むものであってもよい。なお、吸着剤16の原料に含まれる素材はゼオライトやMOFに限定されるものではなく、CO2の選択性が高いとされる任意の素材が適宜選択されればよい。
本変形例に係る冷媒回収システム1Bでは、使用済み冷媒が冷媒分離容器14Bを通過する際に、使用済み冷媒に含まれている第1冷媒が吸着剤16に吸着保持される。吸着剤16に吸着保持された第1冷媒は、冷媒分離容器14Bに貯留される。
本変形例に係る冷媒回収システム1Bでは、上記の冷媒回収システム1で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
(4-3)変形例1C
上記実施形態では、機器100から使用済み冷媒を回収する際に、第1冷媒を分離する例について説明した。しかしながら、第1冷媒の分離は、貯留部に貯留される冷媒に対して行われるものであってもよい。
本変形例に係る冷媒回収システム1Cの例を、図3に示す。冷媒回収システム1Cは、分離部10Cと、貯留部20Cと、ポンプ40Cと、第1弁61と、ホース80Cと、を備える。
貯留部20Cは、冷媒回収装置50などによって回収された使用済み冷媒が充填されているボンベである。貯留部20Cには、第1冷媒を分離する前の使用済み冷媒が貯留されている。言い換えると、貯留部20Cには、第1冷媒と第2冷媒とを成分に含む冷媒が貯留されている。分離部10Cは、貯留部20Cに充填されている冷媒から第1冷媒を分離するための機構である。分離部10Cの構成は、上記の分離部10Bの構成と実質的に同様であるため、ここでは説明を省略する。ただし、分離部10Cの構成は、上記の分離部10の構成と同様のものであってもよい。ポンプ40Cは、ホース80Cを介して貯留部20Cに貯留されている冷媒を吸引する。ポンプ40Cによって貯留部20Cから吸引された冷媒は、ホース80Cを流れ、分離部10Cや第1弁61を通過して、再び貯留部20Cに貯留される。
本変形例に係る冷媒回収システム1Cでは、回収された冷媒に含まれる特定の成分である第1冷媒を選択的に分離することができる。この構成によれば、冷媒の再利用に関する作業工程が削減される。
(4-4)変形例1D
上記実施形態では、機器100から使用済み冷媒を回収する際に第1冷媒を分離する例について説明した。また、変形例1Cでは、貯留部20Cに貯留された使用済み冷媒に対して第1冷媒の分離を行う例について説明した。しかしながら、第1冷媒の分離の態様はこれらの例に限定されるものではない。例えば、第1冷媒の分離は、複数回行われるものであってもよい。具体的には、第1冷媒の分離は、機器100から使用済み冷媒を回収するときに行われるものであり、かつ、貯留部に貯留された使用済み冷媒に対して行われるものであってもよい。
本変形例に係る冷媒回収システム1Dの例を、図4に示す。冷媒回収システム1Dは、流路切換弁70と、冷媒回収装置50と、分離部10Cと、第1弁61と、ポンプ40Cと、ホース80Cと、貯留部20Cと、を有する。
流路切換弁70は、機器100から貯留部20Cに向かって流れる使用済み冷媒と、ポンプ40Cによって貯留部20Cから吸引される使用済み冷媒と、を分離部10Cに流すように構成されている弁である。冷媒回収装置50、分離部10C、第1弁61、ポンプ40C、ホース80Cおよび貯留部20Cの構成については既に説明済みであるため、説明は省略する。
本変形例に係る冷媒回収システムでは、第1冷媒の分離が複数回行われる。この構成によれば、第1冷媒を精度よく分離することができる。
(4-5)変形例1E
上記実施形態では、分離部10が分離膜15を有する例について説明した。しかしながら、分離部10の構成はこれに限定されるものではない。例えば、分離部10は、第1冷媒を使用済み冷媒から蒸留させる機構であってもよい。
本変形例に係る冷媒回収システムでは、上記の冷媒回収システム1で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
(4-6)変形例1F
上記実施形態では、冷媒回収装置50と貯留部20との間に、分離部10が配置されている例について説明した(図1参照)。しかしながら、冷媒回収システム1の構成はこれに限定されるものではない。例えば、分離部10は、機器100と冷媒回収装置50との間に配置されるものであってもよい。あるいは、分離部10は、例えば冷媒回収装置50に内蔵されているものであってもよい。
本変形例に係る冷媒回収システムでは、上記の冷媒回収システム1で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
(4-7)変形例1G
上記実施形態では、第2熱交換器において凝縮させた使用済み冷媒を貯留部20に回収する例について説明した。しかしながら、冷媒回収時における使用済み冷媒の相状態はこれに限定されるものではなく、温度や圧力状況によって、使用済み冷媒はガス状に変化するものであってもよい。
<第2実施形態>
(1)冷媒充填システム1000
本開示の一実施形態に係る冷媒充填システム1000の概要について、図5を参照しながら説明する。図5は、冷媒充填システム1000の全体構成を概略的に示した図である。冷媒充填システム1000は、第1冷媒と第2冷媒とを成分に含む混合冷媒を、機器200に充填するシステムである。機器200は、例えば空気調和装置である。本実施形態では、機器200が設置されている空間のことを、「現地」と呼ぶことがある。また、本実施形態では、回収した冷媒を管理する施設のことを、「事業所」と呼ぶことがある。第1冷媒は、例えばCO2である。第2冷媒は、例えばHFOである。限定するものではないが、第2冷媒として用いられるHFOの具体例は、R1234Zeである。また、R1234Zeに代えて、例えばR1234yfが第2冷媒のHFOとして用いられてもよい。ただし、混合冷媒の成分はこれに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、使用済み冷媒は、3つ以上の成分からなる混合冷媒であってもよい。
以下では、冷媒充填システム1000を構成する各部について詳細に説明する。図5に示すように、本実施形態に係る冷媒充填システム1000は、第1貯留部120と、第2貯留部125と、混合部130と、充填部140と、を備える。本実施形態では、冷媒充填システム1000が運転を開始すると、第1貯留部120や第2貯留部125に充填されている冷媒は、図5の矢印に示す方向に従って流れる。
(2)詳細構成
(2-1)第1貯留部120および第2貯留部125
第1貯留部120は、新品の第1冷媒が充填されているボンベである。第2貯留部125は、第2冷媒が充填されているボンベである。第2貯留部125には、機器200とは異なる機器から回収された第2冷媒が貯留されている。第2貯留部125に貯留されている第2冷媒は、例えば機器100から回収された冷媒であって、回収される際(回収時)に第1冷媒の少なくとも一部が分離された冷媒である。ただし、第2冷媒は、機器100から回収された後に、第1冷媒の一部が分離された冷媒であってもよい(上記の変形例1Cを参照)。
(2-2)混合部130
混合部130は、第2貯留部125から供給される第2冷媒に、第1貯留部120から供給される第1冷媒を混合して、混合冷媒を生成する機構である。言い換えると、混合部130は、第2貯留部125から供給される第2冷媒に、第1貯留部120から供給される第1冷媒を混合することで、第2冷媒の組成を異なる組成に調整する機構である。混合部130によって第2冷媒の組成が異なる組成に調整されることで、機器200に充填される混合冷媒が生成される。
(2-3)充填部140
充填部140は、混合冷媒を、混合部130から機器200に充填するためのポートである。本実施形態において、充填部140は、機器200のサービスポート201と接続されている。
(3)特徴
(3-1)
本実施形態に係る冷媒充填システム1000は、第1冷媒および第2冷媒を含む混合冷媒を機器200に充填するシステムである。冷媒充填システム1000は、第1貯留部120と、第2貯留部125と、混合部130と、充填部140と、を備える。第1貯留部120には、第1冷媒が貯留されている。第2貯留部125は、他の機器から回収される混合冷媒から、回収時に第1冷媒の少なくとも一部が分離された冷媒、を貯留する。混合部130は、第2貯留部125から供給される冷媒に第1貯留部120から供給される第1冷媒を混合して混合冷媒を生成する。混合冷媒は、機器200に充填するための冷媒である。充填部140は、混合冷媒を混合部130から機器200に充填する。
本実施形態に係る冷媒充填システム1000は、第1冷媒が貯留されている第1貯留部120と、第1冷媒の少なくとも一部が分離された冷媒が貯留されている第2貯留部125とを備える。また、本実施形態に係る冷媒充填システム1000では、第1冷媒の少なくとも一部が分離された冷媒、に対して第1冷媒を混合することで生成された冷媒が機器200に充填される。
この構成によれば、他の機器(ここでは、機器100)から回収した冷媒を事業所に持ち帰ることなく、冷媒の再充填作業を行うことができる。このため、本実施形態に係る冷媒充填システム1000では、冷媒の再利用に関する作業工程が削減される。
(3-2)
本実施形態に係る冷媒充填システム1000では、混合部130は、第1冷媒を混合することによって冷媒の組成を異なる組成に調整することで、混合冷媒は、機器200に充填するための混合冷媒を生成する。
本実施形態に係る冷媒充填システム1000では、混合部130によって、冷媒の組成が調整された混合冷媒が生成される。この構成によれば、他の機器(機器100)から回収した冷媒を事業所に持ち帰ることなく、混合冷媒の成分調整を行うことができる。また、本実施形態に係る冷媒充填システム1000では、他の機器(機器100)から回収した冷媒を事業所に持ち帰ることなく、冷媒の再充填作業を行うことができる。このため、本実施形態に係る冷媒充填システム1000では、冷媒の再利用に関する作業工程が削減される。
(3-3)
本実施形態に係る冷媒充填システム1000では、第1冷媒は、CO2である。
この構成によれば、混合部130は、CO2が混合された混合冷媒を生成することができる。
(4)変形例
第2実施形態の変形例を以下に示す。なお、上記の第2実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
(4-1)変形例2A
上記実施形態では、第2貯留部125に、機器100から回収された第2冷媒が貯留されている例について説明した。しかしながら、第2貯留部125の構成はこれに限定されるものではなく、第2貯留部125には、機器200から回収された第2冷媒が貯留されるものであってもよい。また、本変形例に係る冷媒充填システムは、機器200から第2冷媒を回収するにあたり、冷媒回収システム1を用いるものであってもよい。
本変形例では、冷媒充填システムが冷媒回収システム1とともに用いられる。この構成によれば、使用済み冷媒の回収、使用済み冷媒の成分調整、使用済み冷媒の再充填、といった作業を、全て現地で行うことができる。したがって、冷媒の再利用に関する作業工程がさらに削減される。
<第3実施形態>
本開示の第3実施形態に係る冷媒充填システム1001について、図6を参照しながら説明する。図6は、冷媒充填システム1001の全体構成を概略的に示した図である。本実施形態に係る冷媒充填システム1001は、混合冷媒に含まれる特定の成分の選択的分離と、冷媒の充填と、を同時に行うシステムである。
図6に示すように、冷媒充填システム1001は、貯留部20Cと、分離部10と、充填部140とを備える。貯留部20C、分離部10および充填部140の構成は、既に説明した構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。本実施形態に係る冷媒充填システム1001では、貯留部20Cに貯留されている混合冷媒は、図6の矢印に示す方向に従って流れる。そして、貯留部20Cから機器200に向かって流れる混合冷媒に含まれる第1冷媒は、分離部10において分離される。この構成によれば、機器200には、第1冷媒が分離された混合冷媒を充填することができる。
本実施形態に係る冷媒充填システム1001では、冷媒の充填と、冷媒を構成する特定の成分の選択的分離と、が同時に行われる。このため、冷媒の再利用に係る作業工程を削減することができる。
<他の実施形態>
以上、本開示に係る実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
本開示は、上記各実施形態そのままに限定されるものではない。本開示は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、本開示は、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の開示を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素は削除してもよい。さらに、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。従って、本実施形態はあらゆる点で一例に過ぎず、限定するものではないと考えるべきであり、これにより、当業者に自明のあらゆる修正が実施形態に含まれることが意図される。
1 冷媒回収システム
10 分離部
15 分離膜
16 吸着剤
20 貯留部
100 機器
120 第1貯留部
125 第2貯留部
130 混合部
140 充填部
200 機器
1000 冷媒充填システム
特開2017-72284号公報

Claims (4)

  1. 第1冷媒としてのCO2と、第2冷媒としてのHFO冷媒と、を含む冷媒から前記第1冷媒を分離して前記冷媒の回収を行う冷媒回収システムであって、
    前記第1冷媒を分離する分離部(10)と、
    前記第1冷媒を分離する前の、あるいは、前記第1冷媒を分離した後の、前記冷媒を貯める貯留部(20)と、
    を備え、
    前記分離部は、前記第1冷媒を前記冷媒から分離する分離膜(15)を有し、
    前記分離膜を透過した前記第1冷媒は、大気に放出される、
    冷媒回収システム(1)。
  2. 前記第1冷媒の分離は、前記冷媒を用いる機器(100)から前記冷媒を回収する際に行われる、
    請求項1に記載の冷媒回収システム。
  3. 前記第1冷媒の分離は、前記貯留部に貯留される前記冷媒に対して行われる、
    請求項1または2に記載の冷媒回収システム。
  4. 前記分離部は、前記第1冷媒を分離することで、前記冷媒の組成を異なる組成に調整する、
    請求項1から3のいずれかに記載の冷媒回収システム。
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