JP7174980B2 - 耕耘爪、農作業機、耕耘爪の摩耗判定方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
[農作業機の構成]
図1は、第1実施形態の農作業機100の構成を背面側から示す図である。図2は、第1実施形態の農作業機100の構成を左側方から示す断面図である。具体的には、図2は、農作業機100のエプロン(整地体とも呼ばれる。)130を通常位置に下降させた状態を左側方から示している。
図3及び図4は、第1実施形態の農作業機100が備える右方向に湾曲した耕耘爪154Rの構成を示す図である。具体的には、図3は、第1実施形態のR爪154Rを農作業機100の右側方から見た図である。また、図4は、第1実施形態のR爪154Rを農作業機100の左側方から見た図である。なお、本実施形態に示すR爪154Rの形状は一例に過ぎず、この形状に限定されるものではない。また、L爪154Lについての詳細な説明は省略するが、湾曲する方向が異なる点を除いては、以下に説明するR爪154Rと同様の特徴を有するものである。
第1実施形態では、耕耘ロータ150の回転軸152に耕耘爪154を装着するに当たりフランジ方式を用いる例を示したが、本実施形態では、ホルダー方式を用いる例について図8を用いて説明する。なお、図面上、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同じ符号を用いることにより詳細な説明を省略する。
第1実施形態では、入力端子28と出力端子30との間に1本の配線26を接続する例を示したが、本実施形態では、入力端子と出力端子との間に複数本の配線を接続する例について図9を用いて説明する。なお、図面上、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同じ符号を用いることにより詳細な説明を省略する。
第3実施形態では、入力端子と出力端子との間に複数本の配線を並列に接続する例を示したが、本実施形態では、入力端子部に複数本の入力配線を接続するとともに、出力端子部に1本の出力配線を接続する例について図10及び図11を用いて説明する。なお、図面上、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同じ符号を用いることにより詳細な説明を省略する。
第1実施形態では、入力端子28と出力端子30との間に配線26を接続し、配線26の導通の有無を確認することにより摩耗の度合いを判定する例を示したが、本実施形態では、導体として耕耘爪本体を利用して摩耗の度合いを判定する例について図12~図14を用いて説明する。なお、図面上、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同じ符号を用いることにより詳細な説明を省略する。
図13に示す実施形態では、R爪154R-3に対して絶縁分離された配線60を配置しておき、摩耗が進行した際に入力端子58とR爪154R-3との間で導通があった場合に、爪の交換時期であると判定する例を示した。しかしながら、この例に限らず、R爪154R-3と配線60とを予め短絡させておき、摩耗が進行した際に入力端子58とR爪154R-3との間で導通が無くなった場合に、爪の交換時期であると判定することも可能である。
第1実施形態では、耕耘爪154に配置した配線の導通の有無を確認することにより摩耗の度合いを判定する例を示したが、本実施形態では、センサーを利用して摩耗の度合いを判定する例について図15及び図16を用いて説明する。なお、図面上、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同じ符号を用いることにより詳細な説明を省略する。
図15に示す実施形態では、各センサー78、80及び82と、対応する出力端子70a、70b及び70cとを、それぞれ配線72、74及び76で接続する例を示したが、検出信号の送信は有線通信に限らず、無線通信で行うことも可能である。すなわち、各センサー78、80及び82の検出信号を、出力端子部を用いることなく、制御部170やネットワーク上のサーバ等に送信することも可能である。
第1実施形態では、入力端子28と出力端子30との間に1本の配線26を接続する例を示した。つまり、入力端子28から横刃部16にかけて延びる往路の入力側配線と、横刃部16から出力端子30にかけて延びる復路の出力側配線とがある。しかしながら、これに限らず、入力端子28から横刃部16にかけて延びる配線だけであっても(つまり、入力端子28から延びた配線26が、横刃部16で途切れていたとしても)、配線の断線を検出することは可能である。
Claims (14)
- 農作業機の耕耘ロータに含まれる耕耘爪であって、
前記耕耘ロータの回転軸に装着される取付け基部と、
前記取付け基部から連続して延びる、縦刃部及び横刃部を含む刃部と、
前記取付け基部から前記横刃部にかけて配置され、前記取付け基部及び前記刃部とは絶縁された配線と、
を有し、
前記配線の先端は、前記横刃部に位置すると共に絶縁材で被覆されている 、耕耘爪。 - 農作業機の耕耘ロータに含まれる耕耘爪であって、
前記耕耘ロータの回転軸に装着される取付け基部と、
前記取付け基部から連続して延びる、縦刃部及び横刃部を含む刃部と、
前記取付け基部から前記横刃部にかけて絶縁材を介して配置された配線と、
を有し、
前記配線の先端は、前記横刃部に位置すると共に前記横刃部と電気的に接続されている、耕耘爪。 - 前記刃部は、前記配線の上から塗装又はコーティングが施されている、請求項1又は2に記載の耕耘爪。
- 前記配線は、端子部に接続され、
前記端子部は、前記取付け基部に配置される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の耕耘爪。 - 前記配線は、複数の配線で構成され、
前記複数の配線は、前記横刃部の刃縁部から峰縁部に向かって間隔を空けて配置される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の耕耘爪。 - 前記取付け基部に、前記配線と前記横刃部との間の導通の有無を検出する検出回路を有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の耕耘爪。
- 前記配線は、前記取付け基部及び前記刃部に設けられた溝の中に配置される、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の耕耘爪。
- 耕耘ロータ及び制御部を備えた農作業機であって、
前記耕耘ロータは、前記農作業機の幅方向に延びる回転軸と、前記回転軸に設けられた複数の装着部と、前記複数の装着部の各々に装着された耕耘爪と、を含み、
前記耕耘爪は、前記装着部に装着される取付け基部、前記取付け基部から連続して延びる、縦刃部及び横刃部を含む刃部、及び、前記取付け基部から前記横刃部にかけて配置され、前記取付け基部及び前記刃部とは絶縁された配線を有し、
前記装着部は、前記取付け基部が装着された際に前記配線と導通する端子部を有し、
前記制御部は、前記装着部が有する前記端子部と電気的に接続されている、農作業機。 - 前記制御部に、前記耕耘爪に配置された前記配線の導通の有無を検出させるためのプログラムを有する、請求項8に記載の農作業機。
- 農作業機の耕耘ロータに含まれる耕耘爪の摩耗判定方法であって、
前記耕耘爪の取付け基部から横刃部にかけて配置され、前記耕耘爪とは絶縁された配線に通電を行い、前記配線と前記横刃部との間における導通の有無を確認することにより、前記耕耘爪の摩耗の度合いを判定することを含み、
前記配線の先端は、前記横刃部に位置すると共に絶縁材で被覆されている、 耕耘爪の摩耗判定方法。 - 前記配線は、複数の配線で構成され、
前記複数の配線は、前記耕耘爪の刃縁部から峰縁部に向かって間隔を空けて配置され、
前記複数の配線のうち、前記導通があった配線の位置に応じて前記耕耘爪の摩耗の度合いを判定する、請求項10に記載の耕耘爪の摩耗判定方法。 - 農作業機の耕耘ロータに含まれる耕耘爪の摩耗判定方法であって、
前記耕耘爪の取付け基部から横刃部にかけて絶縁材を介して配置された配線に通電を行い、前記配線と前記横刃部との間における導通の有無を確認することにより、前記耕耘爪の摩耗の度合いを判定することを含み、
前記配線の先端は、前記横刃部に位置すると共に前記横刃部と電気的に接続されている、耕耘爪の摩耗判定方法。 - 前記配線は、複数の配線で構成され、
前記複数の配線は、前記耕耘爪の刃縁部から峰縁部に向かって間隔を空けて配置され、
前記複数の配線のうち、前記導通が無くなった配線の位置に応じて前記耕耘爪の摩耗の度合いを判定する、請求項12に記載の耕耘爪の摩耗判定方法。 - コンピュータに、請求項10乃至13のいずれか一項に記載された耕耘爪の摩耗判定方法を実行させるためのプログラム。
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