JP7174666B2 - 嵌合式屋根材 - Google Patents

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本発明は、一般住宅や事務所、マンション、福祉施設、リゾート施設等の屋根において幅広く使用される、嵌合式屋根材、とくに、断熱材等を芯材としてこれを外皮材と内皮材とで挟持した積層構造の嵌合式屋根材に関するものである。
断熱層を形成する芯材を外皮材と内皮材とで挟持した積層構造の屋根材は、断熱性能が高く、軽量でありながら高い強度、耐久性、消音性を有しており、近年、その需要が増加する傾向にある。
かかる嵌合式の屋根材は、一方の屋根材の端部に設けられた上ハゼを、他方の屋根材の端部に設けられた下ハゼに嵌合させることにより屋根材同士を桁方向につなぎ合わせて屋根を葺きあげるのが一般的である。
ところで、従来の嵌合式の屋根材は、屋根材同士がつなぎ合わされた状態では、屋根材の働き幅の変形に応じて、屋根材端面の相互間に厚さ方向に沿って連続した、図8に示すような隙間tが生じることがあり、積層構造になる屋根材が本来持つ断熱特性を有効に発揮させることができない不具合を有していた。
本発明の目的は、断熱欠損を引き起こすような隙間を生じることなしに、屋根材同士をつなぎ合わせることができる嵌合式屋根材を提案するところにある。
本発明は、梁間方向に沿って延伸する一対の長尺縁部とこれら各長尺縁部を挟み込んで桁方向に沿って延伸する一対の短尺縁部とによって区画された輪郭形状を有する屋根材本体と、該屋根材本体の各長尺縁部のそれぞれに沿って一体連結する上ハゼ、下ハゼとを備え、
該各短尺縁部を、該屋根材本体の水下側、水上側にそれぞれ隣接配置する他の屋根材の短尺縁部に重ね合わせて屋根材同士を梁間方向へ接続する一方、該上ハゼ、下ハゼを、桁方向に隣接配置する別の屋根材の下ハゼ、上ハゼにそれぞれ嵌合させて屋根材同士を桁方向へ接続することにより建築構造物の屋根を葺きあげる嵌合式の屋根材であって、
前記屋根材本体の外表面を形成するとともに、前記上ハゼ、下ハゼを形作る外皮材と、該外皮材の裏側面に間隔を隔てて対向配置され、前記屋根材本体の内表面を形成する内皮材と、該外皮材、該内皮材にて挟持され、断熱層を形成する芯材とを備え、
該外皮材は、該下ハゼの下端につながり、該芯材の幅方向の一方の端面を覆い隠すとともに、桁方向に隣接配置する別の屋根材の幅方向の端面に向けて漸次に迫り出した傾斜下がり壁を有し、
前記内皮材は、該芯材の幅方向の他方の端面の全部もしくは一部分を覆い隠すとともに、桁方向に隣接配置する別の屋根材の端面に向け該上ハゼ直下まで漸次に立ち上がる傾斜立ち上がり壁を有することを特徴とする嵌合式屋根材である。
上記の構成からなる嵌合式屋根材において、
1)前記傾斜下がり壁は、その下端に、前記内皮材と同一平面に位置し、ビス、ドリルねじ等の固定手段を打ち込んで前記屋根材本体を下地材に固定する舌片を有するものとする。
2)前記舌片は、前記傾斜下がり壁と協働して隠し樋を形成するリブを有すること、が課題解決のための具体的手段として好ましい。
本発明によれば、外皮材に設けられた傾斜下がり壁が、隣接配置する別の屋根材に設けられた傾斜立ち上がり壁に対面し、内皮材に設けられた傾斜立ち上がり壁が、隣接配置する別の屋根材に設けられた傾斜下がり壁に対面することになるため、屋根材の働き幅に応じてその端面相互間に隙間が生じることがあったとしても、板材本体の厚さ方向に沿って連続するような隙間が形成されることがなく、断熱性能が大きく損なわれることはない。
また、本発明によれば、屋根材の嵌合部分から雨水等が侵入したとしても、侵入した雨水等を隠し樋を通して効率的に排出することができる。
本発明にしたがう嵌合式屋根材の実施の形態を示した外観斜視図である。 図1に示した嵌合式屋根材の正面を示した図である。 図2に示した嵌合式屋根材を分解状態で示した図である。 本発明にしたがう嵌合式屋根材のつなぎ合わせ状況を示した図である。 本発明にしたがう嵌合式屋根材のつなぎ合わせ状況を示した図である。 発明にしたがう嵌合式屋根材と、隣接配置する別の屋根材とを桁方向につなぎ合わせた状態を一部分について示した断面図である。 本発明にしたがう嵌合式屋根材を複数枚用いて建築構造物の屋根を葺きあげる場合の一例を部分的に示した図である。 サンドイッチタイプの嵌合式屋根材をつなぎ合わせる際に従来生じていた不具合の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明にしたがう嵌合式屋根材の実施の形態を示した外観斜視図であり、図2は、図1に示した嵌合式屋根材の正面を示した図であり、図3は、本発明にしたがう嵌合式屋根材を分解状態で示した図である。
本発明にしたがう嵌合式屋根材は、下継手が設けられた側を棟に向け、上継手が設けられた側を軒に向けて配置されるものであって、下継手が設けられた側を水上側、上継手が設けられた側を水下側とする。建築構造物の屋根を葺きあげるにあたっては、本発明にしたがう屋根材と同じ構成からなる屋根材を複数枚用いることを前提としており、隣接配置する他の屋根材、隣接配配置する別の屋根材についても本願発明にしたがう屋根材と同じ構成からなるものとする。
図1~3における符号1は、屋根材本体である。屋根材本体1は、梁間方向に沿って延伸する一対の長尺縁部1a、1bと、これら長尺縁部1a、1bを挟み込んで桁方向に沿って延伸する一対の短尺縁部1c、1dによって区画された、全体として矩形状をなす輪郭形状を有している。
また、2は、屋根材本体1の長尺縁部1aに一体連結するとともに、桁方向の一方に隣接配置する別の屋根材の下ハゼに嵌合して屋根材同士を接続する上ハゼである。
この上ハゼ2は、長尺縁部1aから立ち上がる傾斜側板2aと、この傾斜側板2aの上端に係止顎部t1を介してつながるとともに、桁方向に隣接配置する別の屋根材の下ハゼに嵌合可能な内部空間を有する先端先細り形状をなすドーム型の頭部2bと、この頭部2bに係止顎部t2を介して垂下、保持され、傾斜側板2aとの相互間にて下開き開口を形成する傾斜側板2cとから構成されている。上ハゼ2は、頭部2bの側壁に長尺縁部1aに沿って延伸する凹部を設けることが可能であり、これにより、桁方向に隣接配置する別の屋根材の下ハゼに嵌合させた際に、その相互間で面接触するのを避けて雨水等の侵入を防止することができるようになっている。
また、3は、屋根材本体1の長尺縁部1bに一体連結するとともに、桁方向のもう一方に隣接配置する別の屋根材の下ハゼに嵌合して屋根材同士を接続する下ハゼである。
この下ハゼ3は、長尺縁部1bから立ち上がる側板3aと、この側板3aの上端に係止顎部t3を介してつながるとともに、桁方向に隣接配置する他の屋根材の上ハゼに嵌合可能な先端先細り形状をなす頭部3bと、この頭部3bに係止顎部t4介して垂下、保持され、側板3aとの相互間にて下開き開口を形成する側板3cから構成されている。
係止顎部t1と係止顎部t2とは相互に逆向きに突出していて、両者でもって嵌合させたハゼの引き抜けを防止する。また、係止顎部t3と係止顎部t4とは、上記の係止顎部t1、係止顎部t2と同様に、相互に逆向きになっており、両者でもって嵌合させたハゼの引き抜けを防止する。
4は、屋根材本体1の短尺縁部1cに設けられた下継手である。この下継手4は、屋根材本体1の外表面に面一状態でつながり、かつ、水上側に隣接配置する他の屋根材の短尺縁部の下側において重ね合わさるものである。
下継手4は、具体的には、ロール成形により屋根材本体1、上ハゼ2、下ハゼ3と同一断面形状に形成したのち、プレス成形による絞り加工を施すことによって成形されるものであって、屋根材本体1の短尺縁部1cの全域にわたって面一状態でつながる板状体4aと、この板状体4aの幅方向の端縁および上ハゼ2の端部において該上ハゼ2よりも低い段差を介してつながるとともに水上側に隣接配置する他の屋根材の上ハゼ(上継手の第三のハゼに相当するもの)に嵌合可能な第一のハゼ4bと、該板状体4aのもう一方の幅方向の縁部および下ハゼ3の端部において該下ハゼ3よりも低い段差を介してつながるとともに水上側に隣接配置する他の屋根材の下ハゼ(上継手の第四のハゼに相当するもの)に嵌合可能な第二のハゼ4cとから構成されている。
また、5は、屋根材本体1のもう一方の短尺縁部1dに設けられた上継手(屋根の水下側に配置される)である。この上継手5は、屋根材本体1と面一状態でつながり、水下側に隣接配置する他の屋根材の短尺縁部(下継手に相当する部分)の上側において重ね合わさるものである。
上継手5は、具体的には、屋根材本体1に面一状態で一体連結する第一の板状体5aと、この第一の板状体5aの幅方向の各端部および上ハゼ2、下ハゼ3にそれぞれ面一状態で一体連結する第三のハゼ5b、第四のハゼ5cとを備えている。なお、屋根材本体1と上継手5とをわかりやすく表示するため図1ではその境界を破線で表示している。
また、符号6は、前記屋根材本体の外表面を形成するとともに、上ハゼ2、下ハゼ3、下継手4、上継手5を形作る外皮材、7は、外皮材6の裏側面に間隔を隔てて対向配置され、屋根材本体1の内表面を形成する内皮材、8は、該外皮材6、該内皮材7にて挟持され、断熱層を形成する芯材である。芯材8は、下ハゼ3の内側まで充填されている。
外皮材6は、該下ハゼ3の下端につながり、該芯材8の幅方向の一方の端面を覆い隠すとともに、桁方向に隣接配置する別の屋根材の幅方向の端面に向けて漸次に迫り出した傾斜下がり壁6aを有しており、内皮材7は、該芯材の幅方向の他方の端面の一部分を覆い隠すとともに、桁方向に隣接配置する別の屋根材の端面に向け該上ハゼ直下まで漸次に立ち上がる傾斜立ち上がり壁7aを有している。傾斜立ち上がり壁7aは、芯材8の幅方向の他方の端面の全面を覆うものであってもよい。
外皮材6、内皮材7を構成する素材としては、厚さ0.2~1.0mm程度になる亜鉛めっき鋼板、アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板、銅板、アルミニウム板、ステンレス鋼板あるいは、それらの塗装または被覆鋼板等を用いることができ、芯材8としては、厚さ10~100mm程度の発泡プラスチック系(ポリイソシアヌレートフォーム、ウレタン樹脂等)あるいは鉱物繊維系(ロックウール等)の断熱材を用いることができる。
また、符号9は、傾斜下がり壁6aの下端に設けられた舌片である。舌片9は、内皮材7と同一平面に位置し、ビス、ドリルねじ等の固定手段を打ち込んで屋根材本体1を下地材に固定保持するものである。また、符号10は、舌片9に設けられ、傾斜下がり壁6aと協働して隠し樋eを形成するリブである。
本発明にしたがう嵌合式屋根材は、外皮材6と、内皮材7とによって芯材8を挟持したサンドイッチタイプの嵌合式屋根材を構成するものであり、図4に示すように、下継手4の第一のハゼ4bを、水上側において隣接配置する他の屋根材の上継手5′の第三のハゼ5b′に、また、下継手4の第二のハゼ4cを、該水上側において隣接配置する屋根材の上継手5′の第四のハゼ5c′にそれぞれ嵌合させる一方、上継手5の第三のハゼ5bを、水下側において隣接配置する他の屋根材の下継手4′の第一のハゼ4b′に、また、上継手5の第四のハゼ5cを、水下側において隣接配置する他の屋根材の下継手4′の第二のハゼ4c′に嵌合させることによって屋根材同士を、梁間方向につなぎ合わせるものであり、また、図5に示すように、下ハゼ3を、隣接配置する別の屋根材の上ハゼ2′′を嵌合させ、上ハゼ2を、隣接配置する別の屋根材の下ハゼ3′′に嵌合させることによって屋根材同士を桁方向につなぎ合わせるものであって、この作業を、梁間方向で先行して行うことにより建築構造物の屋根を葺きあげるものである。
図6は、本発明にしたがう嵌合式屋根材と隣接配置する別の屋根材とを桁方向につなぎ合わせた状態を一部分について示した断面図である。
本発明にしたがう嵌合式屋根材は、外皮材6に傾斜下がり壁6aを設け、内皮材7に傾斜立ち上がり壁7aを設けるようにしたため、屋根材同士がつなぎ合わされた状態では、その相互間に隙間が形成されたとしても、厚さ方向に沿って連続するような隙間が形成されることがなく、これにより断熱性能が大きく損なわれることはない。また、隙間を通して雨水等が侵入することがあったとしても侵入した雨水等は、隠し樋eを通して軒側へと迅速に排出されることになる。
傾斜下がり壁6a、傾斜立ち上がり壁7aの角度については、いずれにおいても、水平面に対して45~80°程度とするのが好ましい。
図7は、本発明にしたがう嵌合式屋根材を複数枚用いて建築構造物の屋根を葺きあげる場合の一例を部分的に示した図である。
屋根材の配置手順としては、まず、野地板に二次防水紙のアスファルトルーフィングを敷設し、屋根材の働き幅に合わせて割付け、墨出しを行い、軒先に軒先水切りを取付けたのち(図示せず)、屋根の「けらば」の軒から墨出しに合わせて一列・一段目の屋根材を配置し、その屋根材の舌片9(隠し樋eを除く部分)に所定間隔でもってビスをねじ込むか、あるいは釘等を打ち付けて野地板、母屋等に固定する。なお、一列・一段目の屋根材としては、第一の板状体5aの端縁を第三のハゼ5b、第四のハゼ5cの面よりも突出させるとともに、舌片9の端縁を第四のハゼ5c端面と面一状態にしたものを用いるのが好ましい。
次に、一列・二段目の屋根材(隣接配置する他の屋根材)を、既に固定された一列・一段目の屋根材の水上側(棟側)に配置して屋根材同士を接続する。一列・一段目の屋根材と一列・二段目の屋根材とを接続するには、一列・二段目の屋根材の上継手5を、一列・一段目の屋根材の下継手4に重ね合わせるべく、上継手5の第三のハゼ5bを、下継手4の第一のハゼ4bに、また上継手5の第四のハゼ5cを、下継手4の第二のハゼ4cに嵌合させればよい。一列・二段目の屋根材も舌片9にビスをねじ込むかあるいは釘等を打ち付けることによって野地板、母屋等に固定する。
上記の接続作業は、屋根の棟に達するまで繰り返し行い(梁間方向の接続)、一列目の接続作業を終えたならば、二列目の屋根材を配置する。
二列目の屋根材として、二列・一段目の屋根材を配置するには、既に固定された一列・一段目の屋根材の下ハゼ3に二列・一段目の屋根材の上ハゼ2を嵌合させるとともに、一列・二段目の屋根材の第四のハゼ5cに、二列・一段目の屋根材の第一のハゼ4bを嵌合させる(桁方向の接続)。
次いで、二列・二段目の屋根材の上ハゼ2を、一列・二段目の屋根材の下ハゼ3に、その第三のハゼ5bを二列・一段目の屋根材の第一のハゼ4bに、その第一のハゼ4bを、一列・二段目の屋根材の第二のハゼ4cにそれぞれ嵌合させればよく、二列目の屋根材の接続作業についても一列目の屋根材と同様に屋根の棟に達するまで繰り返し行う。
三列目以降の屋根材については、二列目の屋根材と同じ手順で梁間方向、桁方向に接続していけばよく、これにより建築構造物の屋根が葺あげられることになる。
本発明にしたがう屋根材としては、屋根材本体1の短尺縁部1cと下継手4の板状体4aが面一状態でつながるものを例として示したが、短尺縁部1cと板状体4aとの境界には、板状体4aが短尺縁部よりも低くなる段差を設けることも可能であり、これにより、上継手5が下継手4に重ね合わさったとき、フラットな外表面を形成することができる。
本発明によれば、断熱性能を損なうことなしに屋根材同士のつなぎ合わせを可能とするサンドイッチタイプの嵌合式屋根材が提供できる。
1 屋根材本体
1a 長尺縁部
1b 長尺縁部
1c 短尺縁部
1d 短尺縁部
2 上ハゼ
2a 傾斜側板
2b 頭部
2c 傾斜側板
3 下ハゼ
3a 側板
3b 頭部
3c 側板
3d 固定用舌片
4 下継手
4a 板状体
4b 第一のハゼ
4c 第二のハゼ
5 上継手
5a 第一の板状体
5b 第三のハゼ
5c 第四のハゼ
6 外皮材
6a 傾斜下がり壁
7 内皮材
7a 傾斜立ち上がり壁
8 芯材
9 舌片
10 リブ
e 隠し樋

Claims (2)

  1. 梁間方向に沿って延伸する一対の長尺縁部とこれら各長尺縁部を挟み込んで桁方向に沿って延伸する一対の短尺縁部とによって区画された輪郭形状を有する屋根材本体と、該屋根材本体の各長尺縁部のそれぞれに沿って一体連結する上ハゼ、下ハゼとを備え、
    該各短尺縁部を、該屋根材本体の水下側、水上側にそれぞれ隣接配置する他の屋根材の短尺縁部に重ね合わせて屋根材同士を梁間方向へ接続する一方、該上ハゼ、下ハゼを、桁方向に隣接配置する別の屋根材の下ハゼ、上ハゼにそれぞれ嵌合させて屋根材同士を桁方向へ接続することにより建築構造物の屋根を葺きあげる嵌合式の屋根材であって、
    前記屋根材本体の外表面を形成するとともに、前記上ハゼ、下ハゼを形作る外皮材と、該外皮材の裏側面に間隔を隔てて対向配置され、前記屋根材本体の内表面を形成する内皮材と、該外皮材、該内皮材にて挟持され、断熱層を形成する芯材とを備え、
    該外皮材は、該下ハゼの下端につながり、該芯材の幅方向の一方の端面を覆い隠すとともに、桁方向に隣接配置する別の屋根材の幅方向の端面に向けて漸次に迫り出した傾斜下がり壁を有し、
    前記内皮材は、該芯材の幅方向の他方の端面の全部もしくは一部分を覆い隠すとともに、桁方向に隣接配置する別の屋根材の端面に向け該上ハゼ直下まで漸次に立ち上がる傾斜立ち上がり壁を有し、
    前記傾斜下がり壁は、その下端に、前記内皮材と同一平面に位置し、ビス、ドリルねじ等の固定手段を打ち込んで前記屋根材本体を下地材に固定する舌片を有することを特徴とする嵌合式屋根材。
  2. 前記舌片は、前記傾斜下がり壁と協働して隠し樋を形成するリブを有することを特徴とする請求項に記載した嵌合式屋根材。
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