JP7174594B2 - シート化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、シート化粧料に関する。
シート化粧料は、皮脂と汗を除去し、洗顔後のようなさっぱり感を付与するために使用されるが、さっぱり感を付与するためには、エタノール、油性成分や界面活性剤を使用することが必要となる。しかしながら、従来のシート化粧料は、皮脂および汗の除去能力に優れる一方、メイクの上から使用するとメイクも除去してしまうため、メイクを落とさずに皮脂を除去することは困難であった。
特許文献1には、皮膚に噴霧して使用され、メイク時においてもメイクを落とさずに選択的に、高い皮脂除去効果で、皮膚から皮脂を除去することができる皮脂選択除去剤が開示されているが、皮脂の除去能力および使用の簡便さについては改善の余地がある。
特開2000-34222号公報
本発明は、メイクを落とさずに皮脂を除去でき、かつ使用感が良好なシート化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、ポリオキシアルキレングリセリルエーテル、エタノール、および水を所定量含有する化粧料組成物がシート基材に含浸されたシート化粧料とすることで、メイクを落とさずに皮脂を除去でき、かつ使用感が良好なシート化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は
〔1〕シート基材と、前記シート基材に含浸された化粧料組成物とを含むシート化粧料であって、前記化粧料組成物が、ポリオキシアルキレングリセリルエーテル、エタノール、および水を含有し、前記化粧料組成物100質量%中の、ポリオキシアルキレングリセリルエーテルの含有量が0.6~2.0質量%、エタノールの含有量が10.0~40.0質量%であり、かつ、ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルの含有量が3.0質量%以下、非イオン性界面活性剤の含有量が2.0質量%以下であることを特徴とするシート化粧料、
〔2〕化粧料組成物100質量%中の、ポリオキシアルキレングリセリルエーテルとジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルの合計含有量が0.8~4.0質量%である、〔1〕記載のシート化粧料、
〔3〕化粧料組成物100質量%中の、多価アルコールの含有量が0.5~20.0質量%である、〔1〕または〔2〕記載のシート化粧料、に関する。
本発明によれば、メイクを落とさずに皮脂を除去でき、かつ使用感が良好なシート化粧料が提供される。
本実施形態に係るシート化粧料は、シート基材と、上記シート基材に含浸された化粧料組成物とを含む。なお、本明細書において、「~」を用いて数値範囲を示す場合、その両端の数値を含むものとする。
<化粧料組成物>
本実施形態に係る化粧料組成物は、ポリオキシアルキレングリセリルエーテル、エタノール、および水を必須の成分として含有する。また、ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルおよび/または非イオン性界面活性剤を任意成分として含むことが好ましく、さらに多価アルコールを含むことがより好ましい。
なお、本明細書においては、上記ポリオキシアルキレングリセリルエーテルを「成分(A)」;上記ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルを「成分(B)」;上記エタノールを「成分(C)」;上記非イオン性界面活性剤を「成分(D)」;上記多価アルコールを「成分(E)」;上記水を「成分(F)」と称する場合がある。
本実施形態に係る化粧料組成物に含有される上記各成分の含有量は、それぞれ、化粧料組成物中の合計の含有量が100質量%以下となるように、記載の範囲内から適宜選択することができる。
[成分(A):ポリオキシアルキレングリセリルエーテル]
本実施形態に係る化粧料組成物は、両親媒性の油剤としてポリオキシアルキレングリセリルエーテルを含有する。成分(A)は、シート化粧料の皮脂除去効果を向上させる役割を担う。
本実施形態において「ポリオキシアルキレングリセリルエーテル」とは、アルキレンオキシドのグリセリルエーテル化合物を意味する。ポリオキシアルキレングリセリルエーテルとしては、特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレングリセリルエーテル、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル等が挙げられる。なかでも、べたつき低減効果に特に優れる観点から、ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテルが好ましい。これらの成分(A)は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
成分(A)における、アルキレンオキシドの平均付加モル数は、特に限定されないが、10~33が好ましく、12~22がより好ましい。例えば、ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテルにおいて、ブチレンオキシドの平均付加モル数は、好ましくは2~8、より好ましくは3~5であり;エチレンオキシドの平均付加モル数は、好ましくは5~15、より好ましくは6~12であり;プロピレンオキシドの平均付加モル数は、好ましくは3~10、より好ましくは3~5である。
成分(A)の具体例としては、例えば、ポリオキシエチレン(12)グリセリルエーテル、ポリオキシプロピレン(9)グリセリルエーテル、ポリオキシエチレン(24)ポリオキシプロピレン(24)グリセリルエーテル、ポリオキシエチレン(8)ポリオキシプロピレン(5)ポリオキシブチレン(3)グリセリルエーテル等が挙げられる。中でも、ポリオキシエチレン(8)ポリオキシプロピレン(5)ポリオキシブチレン(3)グリセリルエーテルが好ましい。なお、括弧内の数値は、アルキレンオキシドの付加モル数を表す。
成分(A)の市販品としては、例えば、新日本理化(株)製、商品名「コニオンRG-120」;三洋化成工業(株)製、商品名「ニューポール GP-600」;日油(株)製、商品名「ユニルーブ 50TG-32」;日油(株)製、商品名「ウィルブライド S-753」等が挙げられる。
本実施形態に係る化粧料組成物中の成分(A)の含有量は、皮脂除去効果の観点から、0.6質量%以上であり、0.8質量%以上が好ましく、1.0質量%以上がより好ましく、1.1質量%以上がさらに好ましい。また、メイク落ちがなくベタつきのない肌仕上がりが得られるという理由からは、2.0質量%以下であり、1.9質量%以下が好ましく、1.7質量%以下がより好ましく、1.5質量%以下がさらに好ましい。
[成分(B):ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステル]
本実施形態に係る化粧料組成物は、シート化粧料の皮脂除去効果をさらに向上させる観点から、両親媒性の油剤として、ポリオキシアルキレングリセリルエーテルとともにジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルを含有することができる。ただし、メイク落ちがなくベタつきのない肌仕上がりを得るため、成分(B)の含有量は3.0質量%以下とする必要がある。
本実施形態において「ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステル」とは、ジカルボン酸とポリオキシアルキレンアルキルエーテルとのジエステル化合物を意味する。成分(B)は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
成分(B)を構成するジカルボン酸としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、グルタル酸、アジピン酸、ペメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、アセトンジカルボン酸、フタル酸、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸等が挙げられる。
成分(B)を構成するポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル等が挙げられ、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテルが好ましい。
成分(B)の具体例としては、例えば、シクロへキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、コハク酸ビスエトキシジグリコール等が挙げられ、シクロへキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールが好ましい。
成分(B)の市販品としては、例えば、日本精化(株)製、商品名「Neosolue-Aqulio」(シクロへキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール);高級アルコール工業(株)製、商品名「ハイアクオスター DCS」(コハク酸ビスエトキシジグリコール)等が挙げられる。
本実施形態に係る化粧料組成物中の成分(B)の含有量は、メイク落ちがなくベタつきのない肌仕上がりが得られるという理由から、3.0質量%以下であり、2.7質量%以下が好ましく、2.4質量%以下がより好ましく、2.0質量%以下がさらに好ましい。また、成分(B)の含有量の下限値は特に制限されないが、皮脂除去効果の観点から、0.001質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.2質量%以上がさらに好ましく、0.6質量%以上が特に好ましい。
本実施形態に係る化粧料組成物中の、前記成分(A)の含有量と前記成分(B)の含有量の合計量は、皮脂除去効果の観点から、0.8質量%以上が好ましく、1.0質量%以上がより好ましく、1.1質量%以上がさらに好ましく、1.2質量%以上が特に好ましい。また、メイク落ちがなくベタつきのない肌仕上がりが得られるという理由からは、4.0質量%以下が好ましく、2.9質量%以下がより好ましく、2.6質量%以下がさらに好ましく、2.3質量%以下が特に好ましい。
[成分(C):エタノール]
本実施形態に係る化粧料組成物は、シート化粧料の使用時の速乾性や清涼感を向上する目的で、エタノールを含有する。
本実施形態に係る化粧料組成物中の成分(C)の含有量は、皮脂除去効果および使用後のさっぱり感が良好となるという理由から、10.0質量%以上であり、15.0質量%以上が好ましく、17.0質量%以上がより好ましい。また、メイク落ちがなく、かつつっぱり感のない肌仕上がりが得られるという理由からは、40.0質量%以下であり、35.0質量%以下が好ましく、30.0質量%以下がより好ましい。
[成分(D):非イオン性界面活性剤]
本実施形態に係る化粧料組成物は、刺激性の低い可溶化剤として、非イオン性界面活性剤を含有することができる。ただし、メイク落ちがなくベタつきのない肌仕上がりを得るため、成分(D)の含有量は2.0質量%以下とする必要がある。
成分(D)としては、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(硬化)ヒマシ油、脂肪酸アルキロールアミド等が挙げられ、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、およびポリオキシエチレン(硬化)ヒマシ油が好ましい。これらの成分(D)は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(34)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(4)ポリオキシプロピレン(30)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(34)ポリオキシプロピレン(23)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン(12)ポリオキシプロピレン(6)デシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(6)デシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン(30)ポリオキシプロピレン(6)デシルテトラデシルエーテル等が挙げられる。アルキル基の炭素数は8~24が好ましい。オキシエチレンの平均付加モル数は、特に限定されないが、2~100が好ましく、5~90がより好ましい。オキシプロピレンの平均付加モル数は、特に限定されないが、2~100が好ましく、5~90がより好ましい。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルの市販品としては、例えば、日光ケミカルズ(株)製、商品名「PEN-4620」;日光ケミカルズ(株)製、商品名「PEN-4630」等が挙げられる。
ポリオキシエチレン(硬化)ヒマシ油としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が好ましい。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(25)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油等が挙げられる。なお、括弧内の数値は、オキシエチレン(エチレンオキシド)の付加モル数を表す。オキシエチレンの平均付加モル数は、特に限定されないが、2~100が好ましく、4~90がより好ましい。
ポリオキシエチレン(硬化)ヒマシ油の市販品としては、例えば、日光ケミカルズ(株)製、商品名「NIKKOL HCO-60」;日光ケミカルズ(株)製、商品名「NIKKOL HCO-50」等が挙げられる。
成分(D)を含有する場合の化粧料組成物100質量%中の含有量は、メイク落ちがなくベタつきのない肌仕上がりが得られるという理由から、2.0質量%以下であり、1.5質量%以下が好ましく、0.6質量%以下がより好ましい。また、成分(D)の含有量の下限値は、製剤の安定性が担保できる限り特に制限されないが、0.05質量%以上が好ましい。
[成分(E):多価アルコール]
本実施形態に係る化粧料組成物は、シート化粧料の使用感および肌の保湿感向上の観点から、多価アルコールを含有することが好ましい。
成分(E)としては、例えば、グリコール類、グリセリン類、糖アルコール等が挙げられ、グリコール類およびグリセリン類が好ましく、グリコール類がより好ましい。これらの成分(E)は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
グリコール類としては、特に限定されないが、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3-ブチレングリコール、1,2-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオール、1,2-デカンジオール、ポリエチレングリコール等が挙げられ、1,3-ブチレングリコールおよびジプロピレングリコールが好ましく、ジプロピレングリコールがより好ましい。
グリセリン類としては、特に限定されないが、例えば、グリセリン(例えば、濃グリセリン等)、ジグリセリン、ポリグリセリン等が挙げられる。
糖アルコールとしては、特に限定されないが、例えば、ソルビトール、マルチトール、トレハロース等が挙げられる。
成分(E)の具体例としては、例えば、1,3-ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリン等が挙げられる。
成分(E)を含有する場合の化粧料組成物100質量%中の含有量は、シート化粧料を使用した後の肌の保湿感が向上するという理由から、0.5質量%以上が好ましく、1.0質量%以上がより好ましく、2.0質量%以上がさらに好ましく、4.0質量%以上が特に好ましい。また、塗布時および塗布後の肌のべたつきがより一層低減し、シート化粧料の使用感がより一層向上という理由からは、20.0質量%以下が好ましく、15.0質量%以下がより好ましく、10.0質量%以下がさらに好ましく、8.0質量%以下が特に好ましい。
[成分(F):水]
本実施形態に係る化粧料組成物は、水を含有する。本実施形態において使用する水としては、例えば、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、超純水等が挙げられる。
本実施形態に係る化粧料組成物中の成分(F)の含有量は、特に制限されず、成分(A)、(B)、(C)、(D)、(E)およびその他の成分を除いた残部を、その含有量とすることができる。本実施形態に係る化粧料組成物中の成分(F)の含有量は、水溶性成分の溶解性を担保する観点、みずみずしい使用感を付与する観点から、50.0質量%以上が好ましく、55.0質量%以上がより好ましく、60.0質量%以上がさらに好ましい。また、一層優れた皮脂除去効果、速乾性および使用感の向上の観点からは、89.0質量%以下が好ましく、85.0質量%以下がより好ましく、80.0質量%以下がさらに好ましい。
[その他の成分]
本実施形態に係る化粧料組成物は、上記成分(A)、(B)、(C)、(D)、(E)および(F)以外の成分(その他の成分)を含有していてもよい。その他の成分としては、特に限定されないが、例えば、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、油脂、炭化水素油、ロウ、エステル油、高級脂肪酸、シリコーン油、高級アルコール、紫外線吸収剤、粉体、酸化防止剤、防腐剤、香料、着色剤、キレート剤、清涼剤、増粘剤、植物抽出液、ビタミン類、中和剤、アミノ酸、pH調整剤、収斂剤、美白剤、抗炎症剤、殺菌剤、制汗剤、消臭剤、動植物抽出物、金属イオン封鎖剤等の添加剤等が挙げられる。
清涼剤としては、例えば、メントール、1,8-シネオール等が挙げられ、メントールが好ましい。
清涼剤を含有する場合の化粧料組成物100質量%中の含有量は、特に限定されないが、0.005~2.0質量%が好ましく、0.05~1.0質量%がより好ましい。
<シート基材>
本実施形態に係るシート基材の材料は、上記化粧料組成物を含浸可能であれば特に限定されない。通常化粧品として用いられるシート基材を適宜使用可能である。
シート基材としては、例えば、天然繊維、合成繊維または半天然繊維からなる織布または不織布等が挙げられる。含浸性および使用感をより一層良好にする観点からは、上記シート基材は、不織布が好ましい。
上記天然繊維としては、綿、パルプ、シルク、セルロース、麻、リンター、およびカボック等が挙げられる。上記合成繊維としては、ナイロン、ポリエステル繊維、ポリアクリル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、およびポリエチレンテレフタレート繊維等が挙げられる。上記半天然繊維としては、レーヨン、およびアセテート等が挙げられる。上記の繊維は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
シート基材の表面は、エンボス加工されていてもよい。また、上記シート基材には、フィルム基材が含まれる。
シート基材に上記化粧料組成物を含浸させる方法は特に限定されず、公知の方法が採用可能である。
<シート化粧料>
本実施形態に係るシート化粧料における、シート基材に対して含浸された本実施形態に係る化粧料組成物の質量割合は、特に限定されないが、皮脂除去効果の観点から、シート基材100質量部に対して、100質量部以上が好ましく、250質量部以上がより好ましい。また、使用感の観点から、600質量部以下が好ましく、500質量部以下がより好ましい。
本実施形態に係るシート化粧料の形状はシート状である。これにより、肌を拭く使用形態での使用性に優れ、携帯性にも優れる。シートの平面形状は、特に限定されないが、例えば、四角形(例えば、正方形、長方形等)、三角形等の多角形;円形、楕円形、半円形;三日月形;樽形;鼓形;キャラクターの形状等が挙げられ、生産性、使用性や梱包性の観点からは四角形が好ましい。また、本実施形態に係るシート化粧料には、切れ込み部、くり抜き部、凹凸部等の成型が施されていてもよい。本実施形態に係るシート化粧料のシートの片面の表面積は、特に限定されないが、使用性、携帯性、包装性等の観点から100~500cm2が好ましい。
本実施形態に係るシート化粧料は、乾燥防止、外出時の携帯性、使用時の取り扱い性等の観点から、包装容器に収納されることが好ましい。本実施形態に係るシート化粧料は、1枚ごとに個別包装されていてもよいし、生産コスト、生産効率等の観点から、複数枚の本実施形態に係るシート化粧料が同一包装容器内に収納されていてもよい。1つの包装容器に収納される本実施形態に係るシート化粧料の枚数は、特に限定されないが、2~50枚(/1包装容器)が好ましい。特に、本実施形態に係るシート化粧料は複数枚積層し保存した後に使用する際に上下間で使用感の差異が小さいため、10枚(/1包装容器)以上であってもよい。本実施形態に係るシート化粧料は、二つ折り、三つ折り、四つ折り、十字四つ折り等に折り畳んで包装容器に収納されていることが好ましい。
包装容器としては、例えば、袋体(包装袋)、箱状容器等が挙げられる。上記包装容器は、本実施形態に係る化粧料組成物の揮発を抑制できるものが好ましい。上記包装容器の材質としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の樹脂;アルミニウム等の金属等が挙げられる。上記包装容器としては、軽量であり優れた揮発防止効果を有する観点から、表面に金属層が積層または蒸着された樹脂製の包装容器(特に、包装袋)が好ましく、表面にアルミニウム蒸着された樹脂製の包装袋がより好ましい。
本実施形態に係るシート化粧料は、シート基材に本実施形態に係る化粧料組成物を含浸させることにより製造することができる。シート基材に化粧料組成物を含浸させる方法は、特に限定されず、例えば、折りたたまれた状態のシート基材に化粧料組成物を注入し含浸させる方法、シート基材に化粧料組成物をスプレーする方法、印刷法を用いてシート基材に化粧料組成物を含浸させる方法、化粧料組成物中にシート基材を浸す方法等が挙げられる。
本実施形態に係るシート化粧料は、メイクを落とさずに皮脂を選択的に除去することができることから、顔面(例えば、額、目元、目じり、頬、口元等)に使用するシート化粧料として好適に使用される。
以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。
以下、実施例および比較例において用いた各種材料をまとめて示す。
ポリオキシアルキレングリセリルエーテル:油化産業(株)製の「ウィルブライド S-753」(ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.))
ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステル:日本精化(株)製の「Neosolue-Aqulio」(シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール)
非イオン性界面活性剤:青木油脂工業(株)製の「ブラウノン DC-620」(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル)
(実施例および比較例)
表1および表2に示した組成(配合量)に従い各成分を混合し、化粧料組成物調製した。得られた化粧料組成物を、不織布100質量部に対して300質量部となるように含浸させ、試験用シート化粧料を得た。得られた試験用シート化粧料について、下記評価を行った。
<機器評価>
(1)メイク落ち
人工皮革(黒色)にファンデーション(ベージュ色)を均一に塗布し、塗布部に十字四つ折りしたシート化粧料を覆い被せ、シートの上を1kgの円柱を5往復転がした。転がした後のシート化粧料へのファンデーションの色移りおよび人工皮革のメイク残りを、目視にて下記の基準に従って評価した。
A(優れる):シート化粧料への色移りが全くあるいはほとんど生じていない。
B(良好):シート化粧料への色移りが若干生じているが、人工皮革のファンデーションはほぼ残っている。
C(不良):シート化粧料への色移りが明確に感じられ、人工皮革にファンデーションが殆ど残っていない。
(2)皮脂落ち
前腕内側部に擬似皮脂を塗布し10分順化後、皮脂量測定装置(Courage & Khazaka Electronic GmbH社製のSebumeter SM815)にて皮脂量を測定した(初期値)。十字四つ折りしたシート化粧料を5秒間押し当て、10分後の皮脂量を測定し、下記式により初期値からの減少率を皮脂除去率として算出し、下記の基準に従って評価した。
皮脂除去率(%):{(初期値-使用後の皮脂量)/初期値}×100
A(優れる):皮脂除去率が30%以上である。
B(良好):皮脂除去率が10%以上30%未満である。
C(不良):皮脂除去率が10%未満である。
<実使用評価>
2名の専門パネルにより評価を行った。十字四つ折りしたシート化粧料をファンデーションおよびチーク(以下、総じてメイクとも称する)を塗布した頬に5秒間押し当てて使用し、下記の項目について評価した。メイク落ちは、使用後のシート化粧料へのメイクの色移りおよび頬のメイク残りを目視にて評価した。また、皮脂落ち、べたつきのなさ、およびつっぱりのなさは、使用後2分経過後の頬の状態を官能的に評価した。
(1)メイク落ち
A(優れる):使用後のシート化粧料にメイクの色移りが全くあるいはほとんど生じていない。
B(良好):使用後のシート化粧料にメイクの色移りが若干見られるが、頬のメイクは崩れていなかった。
C(不良):使用後のシート化粧料に明らかなメイクの色移りが生じており、頬のメイクが崩れていた。
(2)皮脂落ち
A(優れる):皮脂の残り感がなく、使用前の不快感が全く感じられない。
B(良好):皮脂が若干残っている感じがするが、使用前の不快感がほとんど感じられない。
C(不良):皮脂除去が感じられず、使用前の不快感が残っている。
(3)べたつきのなさ
A(優れる):べたつきが全く感じられない。
B(良好):べたつきがほとんど感じられない。
C(不良):明らかにべたつきが感じられる。
(4)つっぱりのなさ
A(優れる):つっぱり感が全く感じられない。
B(良好):つっぱり感がほとんど感じられない。
C(不良):明らかにつっぱり感が感じられる。
Figure 0007174594000001
Figure 0007174594000002
表1および表2の結果より、ポリオキシアルキレングリセリルエーテル、エタノール、および水を所定量含有する化粧料組成物がシート基材に含浸された本発明のシート化粧料は、メイクを落とさずに皮脂を除去でき、かつ使用感も良好であることがわかる。
処方例1
不織布100質量部に下記組成からなる化粧料組成物400質量部を含浸させて、シート化粧料とした。
ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.) 1.00質量%
シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 1.00質量%
エタノール 19.00質量%
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル
0.70質量%
ジプロピレングリコール 4.00質量%
精製水 73.92質量%
l-メントール 0.10質量%
香料 0.20質量%
クエン酸 0.02質量%
クエン酸ナトリウム 0.06質量%
処方例2
不織布100質量部に下記組成からなる化粧料組成物400質量部を含浸させて、シート化粧料とした。
ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.) 0.80質量%
シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 1.50質量%
エタノール 27.00質量%
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル
0.30質量%
グリセリン 1.00質量%
トレハロース 0.50質量%
精製水 65.38質量%
香料 0.40質量%
クエン酸 0.02質量%
クエン酸ナトリウム 0.10質量%
シリカ 3.00質量%
本発明のシート化粧料は、メイクを落とさずに皮脂を除去でき、かつ使用感が良好なシート化粧料として有用である。

Claims (3)

  1. シート基材と、前記シート基材に含浸された化粧料組成物とを含む皮脂除去用シート化粧料であって、
    前記化粧料組成物が、ポリオキシアルキレングリセリルエーテル、エタノール、ジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステル、および水を含有し、
    前記化粧料組成物100質量%中の、ポリオキシアルキレングリセリルエーテルの含有量が0.6~2.0質量%、エタノールの含有量が10.0~40.0質量%であり
    カルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルの含有量が0.001質量%以上3.0質量%以下であり、かつ、
    非イオン性界面活性剤の含有量が2.0質量%以下であることを特徴とする皮脂除去用シート化粧料。
  2. 化粧料組成物100質量%中の、ポリオキシアルキレングリセリルエーテルとジカルボン酸ビス(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)エステルの合計含有量が0.8~4.0質量%である、請求項1記載の皮脂除去用シート化粧料。
  3. 化粧料組成物100質量%中の、多価アルコールの含有量が0.5~20.0質量%である、請求項1または2記載の皮脂除去用シート化粧料。
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