JP7174230B2 - 光源装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献1には、パッケージ周壁及び蓋と半導体レーザとの間に別体の遮蔽板を設けるとの記載もあるが、この場合には、別部材を用意することでコストが増し、生産工程も複雑になる。
底部と周壁部とを備える基体と、
前記底部に配置された半導体レーザと、
前記周壁部の上面に接合され、前記基体とともに封止空間を形成するキャップと、
前記周壁部または前記キャップに設けられ、前記半導体レーザから出射された光を透過する透光部と、
前記封止空間内を前記周壁部の一方の内面から他方の内面まで横切る2つのリード端子と、
を備え、
前記半導体レーザが前記2つのリード端子の間の空間内に配置され、
前記透光部が、前記空間を前記半導体レーザからの光の光軸上に配置されている。
各図面中、同一の機能を有する部材には、同一符号を付している場合がある。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態を分けて示す場合があるが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。後述の実施形態では前述の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については、実施形態ごとには逐次言及しないものとする。各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張して示している場合もある。
はじめに、図1から図5を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る光源装置の説明を行う。図1は、本発明の第1の実施形態に係る光源装置のキャップ接合前の状態を示す模式的な斜視図であり、図2は、その模式的な平面図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係る光源装置の模式的な斜視図であり、図4は、その模式的な底面図である。図5は、図3のV-V断面図であって、本発明の第1の実施形態に係る光源装置の内部構造を示す側面断面図である。
周壁部8は、底部6を囲むように底部6の側面に接合されている。例えば、底部6を熱伝導率の高い金属材料で構成し、周壁部8を樹脂材料で構成して、これらの部材を一体成型することにより、基体4を形成することができる。本実施形態では、上面視において、底部6や周壁部8は、四角形の外縁を有する形状を有しているが、これに限られるものではなく、円形やその他の多角形をはじめとするその他の任意の形状を有することができる。
放熱のために、底部6の下面6Bは、ヒートシンク付きの放熱プレート等の放熱器に取り付けることが好ましい。放熱器と底部6の下面6Bとは、グリス等によって接続することができる。
半導体レーザ10は、サブマウント20を介して底部6に設置するのが好ましい。サブマウント20は、電気絶縁性が高く、熱伝導率の高い材料が好ましい。具体的には、窒化アルミニウムや炭化ケイ素を例示することができる。サブマウント20は表面及び裏面に金属膜が設けられ、金属膜表面において、片面を半導体レーザ10、もう一方の面を底部6と固着する。
なお、半導体レーザ10とリード端子16A、16Bとの接続方法は上記に限られず、半導体レーザ10の一方の面に配置された正負の電極とサブマウント20がフリップチップ接続により接合され、サブマウント20とリード端子16A、16Bがワイヤ22によって接続されていても良い。
次に、図6から図10を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る光源装置の説明を行う。図6は、本発明の第2の実施形態に係る光源装置のキャップ接合前の状態を示す模式的な斜視図であり、図7は、その模式的な平面図である。図8は、本発明の第2の実施形態に係る光源装置の模式的な斜視図であり、図9は、その模式的な底面図である。図10は、 図8のX-X断面図であって、本発明の第2の実施形態に係る光源装置の内部構造を示す側面断面図である。なお、図10では、他の部材を明確に示すため、反射ミラーの表示を省略してある。
これにより、透光部14’から反射された光や更に反射された光が、直接周壁部8に入射することを更に確実に抑制することができる。
次に、図11及び図12を参照しながら、本発明の第3の実施形態に係る光源装置の説明を行う。図11は、本発明の第3の実施形態に係る光源装置のキャップ接合前の状態を示す模式的な斜視図である。図12は、本発明の第3の実施形態に係る光源装置のキャップ接合前の状態を示す模式的な平面図である。図11は、図1に対応する方向から見た斜視図であり、図12は、図2に対応する方向から見た平面図である。
4 基体
4A 第1凸部
4B 第2凸部
6 底部
6A 上面
6B 下面
8 周壁部
8A 一方の内面
8B 他方の内面
8C 上面
10 半導体レーザ
12 キャップ
14、14’透光部
16A リード端子
16B リード端子
16A1 上面
16B1 上面
20 サブマウント
22 ワイヤ
30 反射層
40 反射ミラー
50 フォトダイオード
56A リード端子
56B リード端子
60 サブマウント
62 ワイヤ
A 封止空間
Claims (8)
- 底部と周壁部とを備える基体と、
前記底部の上面に配置された半導体レーザと、
前記周壁部の上面に接合され、前記基体とともに封止空間を形成するキャップと、
前記周壁部または前記キャップに設けられ、前記半導体レーザから出射された光を透過する透光部と、
前記封止空間内を前記周壁部の一方の内面から他方の内面まで横切る2つのリード端子と、
を備え、
前記半導体レーザが前記2つのリード端子の間の空間内に配置され、
前記底部の上面から前記半導体レーザの上面までの距離は、前記底部の上面から前記リード端子の上面までの距離より短く、
前記透光部が、前記半導体レーザからの光の光軸上に配置されていることを特徴とする光源装置。
- 前記透光部が前記周壁部に設けられ、前記半導体レーザから出射された光が直接前記透光部に入射することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記透光部が前記キャップに設けられ、前記半導体レーザが出射した光が反射面で反射された後、前記透光部に入射することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記底部の上面から前記リード端子の上面までの距離をL1、前記底部の上面から前記キャップの下面までの距離をL2とすると、
L1/L2 > 0.8
の関係を有することを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
- 前記周壁部の内壁に反射層が設けられ、前記反射層は前記リード端子と接触していないことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の光源装置。
- 前記基体に、前記リード端子の側面に接する第1凸部、及び前記リード端子の下面に接する第2凸部が設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の光源装置。
- 前記底部、前記リード端子及び前記透光部において、
前記周壁部との接触面に凹凸が設けられていることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の光源装置。
- 前記周壁部は樹脂材料で形成されていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の光源装置。
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