JP7173232B2 - プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、光源装置、プロジェクター、および光源装置の制御方法に関する。
蛍光ホイールと、蛍光ホイールを回転駆動するホイールモーターと、を備える蛍光発光装置が知られている。例えば、特許文献1には、プロジェクターに搭載された蛍光発光装置が記載されている。
特開2012-053279号公報
上記のような蛍光発光装置(光源装置)では、蛍光ホイール(第1光学素子)に照射される励起光による熱を拡散・放熱させるために、ホイールモーター(第1駆動部)によって蛍光ホイールを回転させて、蛍光ホイールにおける励起光が照射される位置を変化させている。そのため、例えば、蛍光ホイールを回転させずに、蛍光ホイールに励起光を照射すると、励起光の熱によって蛍光ホイールが損傷する場合がある。したがって、蛍光ホイールを回転させてから、蛍光ホイールに励起光を照射する必要がある。
ここで、例えば、コスト低減等の理由からホイールモーターに回転センサーを搭載しない場合がある。この場合、ホイールモーターを制御する制御部は、ホイールモーターの電源がOFFからONになった直後には、ホイールモーターの回転位置を把握できない。そのため、ホイールモーターを再度駆動させる際には、ホイールモーターの回転位置を調整するための期間を設ける必要があり、蛍光ホイールを再度回転させるまでに時間が掛かる。したがって、上述したように蛍光ホイールへの励起光の照射は蛍光ホイールを回転させた後に行う必要があるため、蛍光発光装置を起動した際、光が射出されるまでに時間が掛かる問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであって、起動してから光が射出されるまでの時間を低減できる光源装置、およびそのような光源装置を備えるプロジェクターを提供することを目的の一つとする。また、本発明は、起動してから光が射出されるまでの時間を低減できる光源装置の制御方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の光源装置の一つの態様は、光を射出する光源部と、前記光源部からの光が入射する第1光学素子と、前記第1光学素子を回転させる第1駆動部と、前記光源部および前記第1駆動部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記光源部が消灯されてから第1所定時間が経過するまでの第1期間において、前記第1光学素子を回転させ続けることを特徴とする。
本発明の光源装置の一つの態様によれば、制御部は、光源部が消灯されてから第1所定時間が経過するまでの第1期間において、第1光学素子を回転させ続ける。そのため、第1期間内において光源装置の電源がONにされて、光源部を点灯させるような場合であっても、すでに第1駆動部に電源が供給されているため、第1駆動部に電源供給を開始するまでの時間が不要である。また、すでに第1駆動部が回転している状態であるため、第1駆動部の回転位置調整を行う必要もない。これにより、光源装置の電源を再度ONにした後に、光源部から光が射出されるまでの時間を短くできる。したがって、本発明の光源装置の一つの態様によれば、起動してから光が射出されるまでの時間を低減できる光源装置が得られる。
前記制御部は、前記第1期間において、前記第1光学素子の回転数を所定回転数とし、前記所定回転数は、前記光源部が消灯される前の前記第1光学素子の回転数よりも小さく、かつ、前記光源部の消灯前において前記光源部の点灯を開始させる際における前記第1光学素子の点灯回転数以上である構成としてもよい。
この構成によれば、光源装置の電源が第1期間内に再度ONにされた際に、第1光学素子の回転数が、光源部の消灯前において光源部の点灯を開始させる際における第1光学素子の点灯回転数以上になるまでに要する時間がなく、すぐに光源部を点灯させることができる。これにより、光源装置を起動してから、光が射出されるまでの時間をより低減できる。また、すぐに光源部を点灯させても、光源部から射出される光の熱で第1光学素子が損傷することを抑制できる。
また、第1期間において、第1光学素子の回転数を比較的小さくできるため、第1光学素子を回転させるのに要する第1駆動部の消費電力を低減することができる。これにより、光源装置の消費電力を低減することができる。また、回転数を比較的小さくできるため、第1期間における第1駆動部が回転することによって生じる騒音を小さくすることができる。
前記制御部は、前記第1期間内に前記光源部を点灯させる場合、前記光源部を点灯させ、前記第1光学素子の回転数を前記所定回転数から前記光源部が消灯される前の前記第1光学素子の回転数まで上昇させる構成としてもよい。
この構成によれば、光源部から射出される光の熱で第1光学素子が損傷することをより抑制できる。
前記制御部は、前記第1期間において、前記第1光学素子の回転数を前記光源部が消灯する前の前記第1光学素子の回転数に維持する構成としてもよい。
この構成によれば、第1期間において第1光学素子の回転数を低下させる必要がない。また、第1期間において光源装置の電源がONされる場合に、第1光学素子の回転数を上昇させる必要がない。そのため、制御部の制御を簡単にできる。
前記制御部は、前記第1期間内に前記光源部を点灯させる場合、前記光源部の消灯前の光量で前記光源部を点灯させる構成としてもよい。
この構成によれば、光源装置の電源を再度ONにして、光源部が点灯された瞬間から、光源装置から射出される光の光量を通常の点灯時と同様にできる。
前記制御部は、前記第1期間において、前記第1光学素子の回転数を所定回転数とし、前記所定回転数は、前記光源部の消灯前において前記光源部の点灯を開始させる際における前記第1光学素子の点灯回転数よりも小さい構成としてもよい。
この構成によれば、第1期間において、第1駆動部の消費電力および騒音をより低減できる。
前記制御部は、前記第1期間内に前記光源部を点灯させる場合、前記第1光学素子の回転数を前記所定回転数から上昇させ、前記第1光学素子の回転数が前記点灯回転数に達することに応じて開始される前記光源部の点灯における光量よりも小さい光量で第2所定時間前記光源部を点灯させるとともに、前記光源部の光量を増加させる構成としてもよい。
この構成によれば、初めに、第1光学素子の回転数が点灯回転数に達することに応じて開始される光源部の点灯における光量よりも小さい光量で光源部を点灯させるため、第1期間において第1光学素子の回転数を上記点灯回転数より小さくする場合に、光源装置の電源がONになった瞬間に光源部を点灯させても、第1光学素子が光源部からの光で損傷することを抑制できる。したがって、第1期間において第1光学素子の回転数を比較的小さくして光源装置の消費電力を低減させつつ、光源装置を起動してから、光が射出されるまでの時間をより低減できる。そして、第1光学素子の回転数の上昇とともに、光源部の光量が増加されるため、光源装置から射出される光の光量を通常の点灯時と同様にできる。
前記制御部は、前記第1期間内に前記光源部を点灯させる場合、前記光源部が消灯された状態で前記第1光学素子の回転数を前記所定回転数から上昇させ、前記第1光学素子の回転数が前記点灯回転数以上になった場合に、前記光源部を点灯させる構成としてもよい。
この構成によれば、第1光学素子の回転数が上記点灯回転数より小さい状態で光源部が点灯されることがない。これにより、第1光学素子が光源部から射出される光の熱によって損傷することを抑制できる。
前記第1光学素子は、前記光源部から入射する光の波長を変換する波長変換素子、または、前記光源部から入射する光を拡散させる拡散素子である構成としてもよい。
この構成によれば、本実施形態の一つの態様は、これらの素子のいずれかを備える光源装置に対して適用できる。
前記光源部からの光が入射する第2光学素子と、前記第2光学素子を回転させる第2駆動部と、をさらに備え、前記制御部は、前記第1期間において、前記第2光学素子を回転させ、前記第1光学素子は、前記波長変換素子であり、前記第2光学素子は、前記拡散素子である構成としてもよい。
この構成によれば、本実施形態の一つの態様は、波長変換素子および拡散素子の両方を備える光源装置に対して適用できる。
前記制御部は、前記第1期間において、前記第2光学素子の回転数を、前記第1光学素子の回転数よりも小さくする構成としてもよい。
例えば、拡散素子は、波長変換素子よりも耐熱性が高い場合があり、拡散素子の上記点灯回転数は、波長変換素子の上記点灯回転数よりも小さい場合がある。この場合、第1期間において、拡散素子の所定回転数を、波長変換素子の所定回転数より小さくしても、上記点灯回転数以上にできる。そのため、第1期間における拡散素子の回転数をより小さくしつつ、光源装置の電源が再度ONされた際、すぐに光源部が点灯されても、拡散素子の損傷を抑制できる。これにより、拡散素子を回転させる第2駆動部の消費電力を低減できる。
本発明のプロジェクターの一つの態様は、プロジェクターであって、光を射出する光源部と、前記光源部からの光が入射する第1光学素子と、前記第1光学素子を回転させる第1駆動部と、前記光源部および前記第1駆動部を制御する制御部と、前記光源部から射出された光を変調する光変調装置と、を備え、前記制御部は、前記プロジェクターの電源がONからOFFにされて前記光源部が消灯されてから第1所定時間が経過するまでの第1期間において、前記第1光学素子を回転させ続け、かつ、前記第1期間において、前記電源のONにより前記光源部を点灯させることが可能であることを特徴とする。
本発明のプロジェクターの一つの態様は、プロジェクターであって、光を射出する光源部と、前記光源部からの光が入射する第1光学素子と、前記第1光学素子を回転させる第1駆動部と、前記光源部および前記第1駆動部を制御する制御部と、前記光源部から射出された光を変調する光変調装置と、を備え、前記制御部は、前記プロジェクターの電源がONからOFFにされて前記光源部が消灯されてから第1所定時間が経過するまでの第1期間において、前記第1光学素子を回転させ続けることを特徴とする。
本発明のプロジェクターの一つの態様は、上記の光源装置と、前記光源装置から射出される光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学系と、を備えることを特徴とする。
本発明のプロジェクターの一つの態様によれば、上記の光源装置を備えるため、プロジェクターの電源がOFFにされた後に、再度プロジェクターの電源PPをONにした際に、光源装置から光が射出されて、画像が投射されるまでの時間を短くすることができる。これにより、使用者の利便性を向上することができる。
本発明のプロジェクターの制御方法の一つの態様は、光を射出する光源部と、前記光源部からの光が入射する第1光学素子と、前記第1光学素子を回転させる第1駆動部と、前記光源部から射出された光を変調する光変調装置と、を備えるプロジェクターの制御方法であって、前記プロジェクターの電源をONからOFFにして前記光源部を消灯させ、前記光源部が消灯されてから第1所定時間が経過するまでの第1期間において、前記第1光学素子を回転させ続け、かつ、前記第1期間において、前記電源のONにより前記光源部を点灯させることが可能であることを特徴とする。
本発明のプロジェクターの制御方法の一つの態様は、光を射出する光源部と、前記光源部からの光が入射する第1光学素子と、前記第1光学素子を回転させる第1駆動部と、前記光源部から射出された光を変調する光変調装置と、を備えるプロジェクターの制御方法であって、前記プロジェクターの電源をONからOFFにして前記光源部を消灯させ、前記光源部が消灯されてから第1所定時間が経過するまでの第1期間において、前記第1光学素子を回転させ続けることを特徴とする。
本発明の光源装置の制御方法の一つの態様は、光を射出する光源部と、前記光源部からの光が入射する第1光学素子と、前記第1光学素子を回転させる第1駆動部と、を備える光源装置の制御方法であって、前記光源部を消灯させ、前記光源部が消灯されてから第1所定時間が経過するまでの第1期間において、前記第1光学素子を回転させ続けることを特徴とする。
本発明の光源装置の制御方法の一つの態様によれば、上述したのと同様にして、起動してから光が射出されるまでの時間を低減できる。
第1実施形態のプロジェクターを示す概略構成図である。 第1実施形態の光源装置の概略構成図である。 第1実施形態における制御部の制御手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における、プロジェクターの電源と、光源部の光量と、第1モーターの電源および第2モーターの電源と、波長変換素子の回転数と、拡散素子の回転数との関係の一例を示すタイミングチャートである。 第1実施形態における、プロジェクターの電源と、光源部の光量と、第1モーターの電源および第2モーターの電源と、波長変換素子の回転数と、拡散素子の回転数との関係の一例を示すタイミングチャートである。 第2実施形態における制御部の制御手順の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態における、プロジェクターの電源と、光源部の光量と、第1モーターの電源および第2モーターの電源と、波長変換素子の回転数と、拡散素子の回転数との関係の一例を示すタイミングチャートである。 第3実施形態における、プロジェクターの電源と、光源部の光量と、第1モーターの電源および第2モーターの電源と、波長変換素子の回転数と、拡散素子の回転数との関係の一例を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るプロジェクターについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態のプロジェクター1を示す概略構成図である。図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー画像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、光源装置70と、均一照明光学系40と、色分離光学系3と、赤色光用の光変調装置4Rと、緑色光用の光変調装置4Gと、青色光用の光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学系60と、を備えている。
光源装置70は、白色の照明光WLを均一照明光学系40に向けて射出する。
均一照明光学系40は、ホモジナイザー光学系31と、偏光変換素子32と、重畳光学系33と、を備えている。ホモジナイザー光学系31は、第1のマルチレンズアレイ31aと、第2のマルチレンズアレイ31bと、から構成されている。均一照明光学系40は、光源装置70から射出された照明光WLの強度分布を被照明領域である光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bにおいて均一化する。均一照明光学系40から射出された照明光WLは、色分離光学系3に入射する。
色分離光学系3は、光源装置70から射出された照明光WLを赤色光LRと緑色光LGと青色光LBとに分離する。色分離光学系3は、第1のダイクロイックミラー7aと、第2のダイクロイックミラー7bと、第1の反射ミラー8aと、第2の反射ミラー8bと、第3の反射ミラー8cと、第1のリレーレンズ9aと、第2のリレーレンズ9bと、を備えている。
第1のダイクロイックミラー7aは、光源装置70から射出された照明光WLを赤色光LRと、緑色光LGおよび青色光LBを含む光と、に分離する。第1のダイクロイックミラー7aは、赤色光LRを透過させ、緑色光LGおよび青色光LBを反射する。第2のダイクロイックミラー7bは、第1のダイクロイックミラー7aで反射した光を緑色光LGと青色光LBとに分離する。第2のダイクロイックミラー7bは、緑色光LGを反射し、青色光LBを透過させる。
第1の反射ミラー8aは、赤色光LRの光路中に配置されている。第1の反射ミラー8aは、第1のダイクロイックミラー7aを透過した赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。第2の反射ミラー8bと第3の反射ミラー8cとは、青色光LBの光路中に配置されている。第2の反射ミラー8bと第3の反射ミラー8cとは、第2のダイクロイックミラー7bを透過した青色光LBを光変調装置4Bに導く。緑色光LGは、第2のダイクロイックミラー7bで反射され、光変調装置4Gに向けて進む。
第1のリレーレンズ9aと第2のリレーレンズ9bとは、青色光LBの光路中における第2のダイクロイックミラー7bの光射出側に配置されている。第1のリレーレンズ9aおよび第2のリレーレンズ9bは、青色光LBの光路長が赤色光LRの光路長および緑色光LGの光路長よりも長いことに起因した青色光LBの光損失を補償する。
各光変調装置4R,4G,4Bは、光源装置70から射出される光を画像信号に応じて変調する。光変調装置4Rは、赤色光LRを画像信号に応じて変調し、赤色光LRに対応した画像光を形成する。光変調装置4Gは、緑色光LGを画像信号に応じて変調し、緑色光LGに対応した画像光を形成する。光変調装置4Bは、青色光LBを画像信号に応じて変調し、青色光LBに対応した画像光を形成する。光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bには、例えば透過型の液晶パネルが用いられる。また、液晶パネルの光入射側および光射出側には、図示しない偏光板がそれぞれ配置されている。偏光板は、特定の偏光方向を有する直線偏光光を透過させる。
光変調装置4Rの光入射側には、フィールドレンズ10Rが配置されている。光変調装置4Gの光入射側には、フィールドレンズ10Gが配置されている。光変調装置4Bの光入射側には、フィールドレンズ10Bが配置されている。フィールドレンズ10Rは、光変調装置4Rに入射する赤色光LRを平行化する。フィールドレンズ10Gは、光変調装置4Gに入射する緑色光LGを平行化する。フィールドレンズ10Bは、光変調装置4Bに入射する青色光LBを平行化する。
合成光学系5は、赤色光LR、緑色光LG、および青色光LBのそれぞれに対応した画像光を合成し、合成された画像光を投射光学系60に向けて射出する。合成光学系5には、例えばクロスダイクロイックプリズムが用いられる。
投射光学系60は、複数の投射レンズを含む投射レンズ群から構成されている。投射光学系60は、合成光学系5により合成された画像光をスクリーンSCRに向けて拡大投射する。すなわち、投射光学系60は、各光変調装置4R,4G,4Bにより変調された光を投射する。これにより、スクリーンSCR上には、拡大されたカラー画像が表示される。
以下、光源装置70について説明する。
図2は、本実施形態の光源装置70の概略構成図である。
図1および図2に示すように、光源装置70は、光源部2と、ホモジナイザー光学系25と、第1の位相差板26aと、偏光ビームスプリッター27と、第1のピックアップ光学系28と、蛍光体層47を備えた回転波長変換装置29と、第2の位相差板26bと、第2のピックアップ光学系41と、回転拡散装置42と、制御部80と、を備えている。
図2に示すように、光源部2と、ホモジナイザー光学系25と、第1の位相差板26aと、偏光ビームスプリッター27と、第2の位相差板26bと、第2のピックアップ光学系41とは、光軸AX0上に配置されている。第1のピックアップ光学系28は、光軸AX0と直交する光軸AX1上に配置されている。
光源部2は、光を射出する。光源部2は、例えば、青色のレーザー光を射出するレーザー光源を備える。
ホモジナイザー光学系25は、光源部2から射出された光線束の強度分布を、被照明領域において均一にする。ホモジナイザー光学系25は、例えば第1のマルチレンズアレイ25aと、第2のマルチレンズアレイ25bと、から構成されている。第1のマルチレンズアレイ25aは、複数のレンズ25amを備えている。第2のマルチレンズアレイ25bは、複数のレンズ25amに対応して配列された複数のレンズ25bmを備えている。
第1の位相差板26aは、例えば回転可能とされた1/2波長板で構成されている。光源部2から射出された光は直線偏光であるため、第1の位相差板26aの回転角度を適切に設定することにより、第1の位相差板26aに入射した光を、偏光ビームスプリッター27に対するS偏光成分とP偏光成分とを所定の比率で含む光に変換することができる。第1の位相差板26aの回転角度を変えることにより、S偏光成分とP偏光成分との比率を変化させることができる。
偏光ビームスプリッター27は、光軸AX0および光軸AX1に対して45°の角度をなすように配置されている。偏光ビームスプリッター27は、入射光のうちのS偏光成分を反射させ、入射光のうちのP偏光成分を透過させる。S偏光成分は、偏光ビームスプリッター27で反射して回転波長変換装置29に向かって進む。P偏光成分は、偏光ビームスプリッター27を透過して回転拡散装置42に向かって進む。
偏光ビームスプリッター27から射出されたS偏光の光線BLsは、第1のピックアップ光学系28に入射する。第1のピックアップ光学系28は、光線BLsを回転波長変換装置29の蛍光体層47に向けて集光させる。第1のピックアップ光学系28は、第1のピックアップレンズ28aと、第2のピックアップレンズ28bと、から構成されている。第1のピックアップ光学系28から射出された光は、回転波長変換装置29の蛍光体層47に入射する。
回転波長変換装置29は、波長変換素子(第1光学素子)46と、第1モーター(第1駆動部)50と、を備える。
波長変換素子46には、光源部2からの光、すなわち本実施形態では第1のピックアップ光学系28から射出された光が入射する。波長変換素子46は、反射型の回転蛍光板である。波長変換素子46は、蛍光光を射出する蛍光体層47と、蛍光体層47を支持する回転板49と、蛍光体層47と回転板49との間に設けられた蛍光光を反射する反射膜(図示略)と、を備える。
蛍光体層47は、回転板49上に、円環状に配置される。本実施形態において蛍光体層47は、青色のレーザー光である光線BLsを吸収して黄色の蛍光光に変換して射出する複数の蛍光体粒子を含む。これにより、波長変換素子46は、光源部2から入射する光である光線BLsの波長を変換する。蛍光体粒子としては、例えばYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体を用いることができる。なお、複数の蛍光体粒子は、1種の粒子からなっていてもよいし、それぞれの形成材料が互いに異なる複数種類の粒子からなっていてもよい。
回転波長変換装置29は、反射膜を備えるため、蛍光体層47から射出された蛍光光を偏光ビームスプリッター27に向けて射出する。回転板49としては、例えば円板が用いられるが、回転板49の形状は円板に限定されない。
第1モーター50は、回転板49を回転させて、波長変換素子46を回転させる。第1モーター50の回転軸は、光軸AX1と略平行に配置されている。これにより、波長変換素子46は、波長変換素子46に入射する光の光軸に交差する面内で回転可能となっている。第1モーター50には、回転センサーは設けられていない。
一方、偏光ビームスプリッター27から射出されたP偏光の光線BLpは、第2の位相差板26bに入射する。第2の位相差板26bは、1/4波長板で構成されている。光線BLpは、第2の位相差板26bを透過することによって円偏光に変換される。第2の位相差板26bを透過した光線BLpは、第2のピックアップ光学系41に入射する。第2のピックアップ光学系41は、光線BLpを回転拡散装置42に向けて集光させる。第2のピックアップ光学系41は、第1のピックアップレンズ41aと、第2のピックアップレンズ41bと、から構成されている。
回転拡散装置42は、拡散素子(第2光学素子)52と、拡散素子52を回転させる第2モーター(第2駆動部)53と、を備える。
拡散素子52には、光源部2からの光、すなわち本実施形態では第2のピックアップ光学系41から射出された円偏光の光線BLpが入射する。拡散素子52は、入射する光線BLpを拡散させ、偏光ビームスプリッター27に向けて反射する。
拡散素子52は、拡散素子52に入射した光線BLpをランバート反射させることが好ましい。第2モーター53の回転軸は、光軸AX0と略平行に配置されている。これにより、拡散素子52は、拡散素子52に入射する光の光軸に交差する面内で回転可能となっている。拡散素子52は、回転軸の方向に沿って視て、例えば円形に形成されているが、拡散素子52の形状は円板に限定されない。第2モーター53には、回転センサーは設けられていない。
拡散素子52によって反射された光線BLpは、第2のピックアップ光学系41および第2の位相差板26bを再び透過し、偏光ビームスプリッター27に入射する。第2の位相差板26bを再び透過した光線BLpは、S偏光の光線となる。
回転波長変換装置29から射出された黄色の蛍光光と、回転拡散装置42から射出された青色のS偏光の光線BLpとは、偏光ビームスプリッター27によって合成され、白色の照明光WLとなる。照明光WLは、図1に示す均一照明光学系40に入射する。
図1に示す制御部80は、光源部2、第1モーター50および第2モーター53を制御する。
図3は、本実施形態における制御部80の制御手順の一例を示すフローチャートである。図4および図5は、本実施形態における、プロジェクター1の電源PPと、光源部2の光量LPと、第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2と、波長変換素子46の回転数RCと、拡散素子52の回転数RDとの関係の一例を示すタイミングチャートである。波長変換素子46の回転数RCは、第1モーター50の回転数に相当し、拡散素子52の回転数RDは、第2モーター53の回転数に相当する。
図4および図5では、上から順に、プロジェクター1の電源PPの時間変化を示すグラフと、光源部2の光量LPの時間変化を示すグラフと、第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2の時間変化を示すグラフと、波長変換素子46の回転数RCの時間変化を示すグラフと、拡散素子52の回転数RDの時間変化を示すグラフとが示されている。
各グラフにおいて、縦軸は各パラメーターを示しており、横軸は、時間Tを示している。プロジェクター1の電源PPの時間変化を示すグラフにおいては、電源PPがON状態にあるかOFF状態にあるかを示している。各モーターの電源MP1,MP2の時間変化を示すグラフにおいては、電源MP1,MP2がON状態にあるかOFF状態にあるかを示している。本実施形態において電源MP1の時間変化と電源MP2の時間変化とは、例えば、同じである。なお、図4および図5の上記事項は、後述する図7および図8についても同様である。
図4は、プロジェクター1の電源PPがONからOFFにされた後、第1期間PH1内にプロジェクター1の電源PPが再度ONにされなかった場合を示している。図5は、プロジェクター1の電源PPがONからOFFにされた後、第1期間PH1内にプロジェクター1の電源PPが再度ONにされた場合を示している。
第1期間PH1とは、プロジェクター1の電源PPがONからOFFにされてから第1所定時間t1が経過するまでの間、すなわち光源部2が消灯されてから第1所定時間t1が経過するまでの間の期間である。図4および図5において第1期間PH1は、時刻Taから時刻Tcまでの期間である。第1期間PH1の長さは、第1所定時間t1であり、例えば、10s(秒)以上、30min(分)以下程度である。
なお、本実施形態においてプロジェクター1の電源PPとは、光源装置70の電源に相当する。すなわち、プロジェクター1の電源PPがONになると、光源装置70の電源がONになり、プロジェクター1の電源PPがOFFになると、光源装置70の電源がOFFになる。
制御部80は、図3に示すように、プロジェクター1の電源PPがOFFになると(ステップS11)、光源部2を消灯させ(ステップS12)、各モーターの回転数を低下させて、所定回転数(後述の第1所定回転数RC1および第2所定回転数RD1)で各モーターを回転させる(ステップS13)。これにより、図4に示すように、プロジェクター1の電源PPがOFFされた時刻Taにおいて光源部2は消灯され、光源部2の光量LPは0となる。光源部2の消灯前において光源部2の光量LPは、定格光量LPsである。定格光量LPsは、光源部2に供給される駆動電力が定格電力である場合に光源部2から射出される光の光量LPである。なお、時刻Taは、第1期間PH1の開始時刻である。本実施形態において、ステップS12の光源部2の消灯制御と、ステップS13の第1モーター50の回転数および第2モーター53の回転数の低下制御との順番は、特に限定されない。制御部80は、消灯制御と各回転数の低下制御とを同時に実行してもよいし、いずれか一方の制御を先に実行し、他方の制御を後に実行してもよい。
第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2は、プロジェクター1の電源PPがOFFされても、第1期間PH1においてON状態に維持される。そのため、波長変換素子46および拡散素子52は、プロジェクター1の電源PPがOFFされても第1期間PH1において回転し続ける。
波長変換素子46の回転数RCは、光源部2が消灯する前における定格回転数RCsである。制御部80は、第1期間PH1において、波長変換素子46の回転数RCを定格回転数RCsよりも小さい第1所定回転数RC1に低下させる。光源部2が消灯した時刻Taから、波長変換素子46の回転数RCが第1所定回転数RC1となる時刻Tbまでの間において、波長変換素子46の回転数RCは、例えば、線形に変化する。
本実施形態において第1所定回転数RC1は、光源部2が消灯される前の波長変換素子46の回転数RC(定格回転数RCs)よりも小さく、かつ、点灯回転数RCm(第1点灯回転数)以上である。点灯回転数RCmは、光源部2の消灯前において光源部2の点灯を開始させる際における波長変換素子46の回転数RCである。
ここで、本明細書において「光源部の消灯前」とは、第1期間以外の期間において光源部が消灯されている期間を含む。すなわち、本実施形態において光源部2の消灯前において光源部2の点灯を開始させるとは、第1期間PH1以外の期間で、かつ、光源部2が消灯されていた期間(例えば、図4および図5に示す時刻Taよりも前において、光源部2が消灯していた期間)において、光源部2を点灯させることを含む。
また、本明細書において「光源部の点灯を開始させる際における点灯回転数」とは、光源部の点灯を開始させることが可能な回転数であればよく、実際に光源部の点灯を開始させる際の回転数に限定されない。すなわち、本明細書において「光源部の点灯を開始させる際における点灯回転数」とは、光源部の点灯を開始させることが可能な最小の回転数を含む。したがって、例えば実際には光源部の点灯を開始させる際の回転数を、光源部の点灯を開始させることが可能な最小の回転数より大きくしている場合であっても、点灯回転数は、実際に光源部の点灯を開始させる際の回転数に限定されない。
本実施形態において点灯回転数RCmは、光源部2の消灯前において光源部2を点灯させる際の最小の回転数である。すなわち、本実施形態において制御部80は、光源部2の消灯前において光源部2を点灯させる場合、波長変換素子46の回転数RCが点灯回転数RCm以上になるまで、光源部2を点灯させない。
なお、例えば、点灯回転数RCmは、波長変換素子46に照射される光の光量によって変化する。すなわち、波長変換素子46に照射される光の光量が大きくなるほど、点灯回転数RCmは大きくなり、波長変換素子46に照射される光の光量が小さくなるほど、点灯回転数RCmは小さくなる。以下の説明においては、点灯回転数RCmは、光源部2から射出される光の光量が定格光量LPsである場合に、波長変換素子46に照射される光の光量に応じた回転数であるものとする。
拡散素子52の回転数RDは、光源部2が消灯する前における定格回転数RDsである。拡散素子52の定格回転数RDsは、波長変換素子46の定格回転数RCsと同じであってもよいし、異なっていてもよい。制御部80は、第1期間PH1において、拡散素子52の回転数RDを定格回転数RDsよりも小さい第2所定回転数RD1に低下させる。光源部2が消灯した時刻Taから、拡散素子52の回転数RDが第2所定回転数RD1となる時刻Tbまでの間において、拡散素子52の回転数RDは、例えば、線形に変化する。拡散素子52の回転数RDの変化の傾きは、波長変換素子46の回転数RCの変化の傾きと同じであってもよいし、異なっていてもよい。図4および図5においては、拡散素子52の回転数RDの変化の傾きは、例えば、波長変換素子46の回転数RCの変化の傾きよりも大きい。
本実施形態において第2所定回転数RD1は、光源部2が消灯される前の拡散素子52の回転数RD(定格回転数RDs)よりも小さく、かつ、点灯回転数RDm(第2点灯回転数)以上である。第2所定回転数RD1は、例えば、第1所定回転数RC1よりも小さい。なお、これに限られず、第2所定回転数RD1は、第1所定回転数RC1よりも大きくてもよいし、第1所定回転数RC1と等しくてもよい。点灯回転数RDmは、光源部2の消灯前において光源部2の点灯を開始させる際における拡散素子52の回転数RDである。すなわち、本実施形態において制御部80は、光源部2の消灯前において光源部2を点灯させる場合、拡散素子52の回転数RDが点灯回転数RDm以上になるまで、光源部2を点灯させない。
なお、例えば、点灯回転数RDmは、拡散素子52に照射される光の光量によって変化する。すなわち、拡散素子52に照射される光の光量が大きくなるほど、点灯回転数RDmは大きくなり、拡散素子52に照射される光の光量が小さくなるほど、点灯回転数RDmは小さくなる。以下の説明においては、点灯回転数RDmは、光源部2から射出される光の光量が定格光量LPsである場合に、拡散素子52に照射される光の光量に応じた回転数であるものとする。
本実施形態では、1つの光源部2から射出される光が波長変換素子46および拡散素子52に入射する。そのため、本実施形態では、波長変換素子46の回転数RCが点灯回転数RCm以上となり、かつ、拡散素子52の回転数RDが点灯回転数RDm以上となる場合に、制御部80は、光源部2を定格光量LPsで点灯させる。
図4および図5では、第1期間PH1において、波長変換素子46の回転数RCが第1所定回転数RC1になる時刻と拡散素子52の回転数RDが第2所定回転数RD1になる時刻とは、共に時刻Tbであるが、これに限られず、互いに異なっていてもよい。
次に、制御部80は、図3に示すように、プロジェクター1の電源PPがONにされたか否かを判断する(ステップS14)。プロジェクター1の電源PPがONにされていない場合(ステップS14:NO)、制御部80は、プロジェクター1の電源PPがOFFにされてから第1所定時間t1が経過したか否かを判断する(ステップS15)。言い換えると、制御部80は、光源部2が消灯されてから第1所定時間t1が経過して、第1期間PH1が終了したか否かを判断する。
プロジェクター1の電源PPがOFFにされてから第1所定時間t1が経過していない場合(ステップS15:NO)、制御部80は、再びプロジェクター1の電源PPがONにされたか否かを判断する(ステップS14)。このように、制御部80は、第1所定時間t1が経過するまでの第1期間PH1において、波長変換素子46および拡散素子52を回転させ続けつつ、プロジェクター1の電源PPがONにされたか否かを判断する。
プロジェクター1の電源PPがONにされずに第1所定時間t1が経過した場合(ステップS15:YES)、すなわち第1期間PH1が終了した場合、制御部80は、各モーターへの電源供給を停止し、各モーターを停止させる(ステップS16)。これにより、図4に示すように、第1期間PH1が終了する時刻Tcで、第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2がOFFにされる。第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2がOFFにされた後、波長変換素子46および拡散素子52(第1モーター50および第2モーター53)は、初めのうちは慣性によって回転し続けるが、徐々に回転数が低下し、やがて停止する。第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2がOFFにされた後における波長変換素子46の回転数RCの変化、および拡散素子52の回転数RDの変化は、例えば、線形である。
第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2がOFFにされた後における波長変換素子46の回転数RCの変化の傾き、および拡散素子52の回転数RDの変化の傾きは、例えば、各素子の慣性モーメントによって決まる。例えば、拡散素子52の慣性モーメントは、波長変換素子46の慣性モーメントよりも小さく、拡散素子52が回転している際の回転エネルギーは、波長変換素子46の回転している際の回転エネルギーよりも小さい。そのため、例えば、図4では、拡散素子52の回転数RDの変化の傾きは、波長変換素子46の回転数RCの変化の傾きよりも大きく、拡散素子52の方が波長変換素子46よりも早く減速する。
一方、図3に示すように、光源部2が消灯してから第1所定時間t1が経過する前、すなわち第1期間PH1内にプロジェクター1の電源PPがONにされた場合(ステップS14:YES)、制御部80は、定格光量LPsで光源部2を点灯させ(ステップS17)、各モーターの回転数を上昇させて、それぞれの定格回転数で各モーターを回転させる(ステップS18)。すなわち、制御部80は、波長変換素子46および拡散素子52の各回転数を、第1所定回転数RC1および第2所定回転数RD1から、光源部2が消灯される前の回転数(定格回転数RCsおよび定格回転数RDs)まで、それぞれ上昇させる。本実施形態において、ステップS17の光源部2の点灯制御と、ステップS18の第1モーター50の回転数および第2モーター53の回転数の増加制御との順番は、特に限定されない。制御部80は、点灯制御と各回転数の増加制御とを同時に実行してもよいし、いずれか一方の制御を先に実行し、他方の制御を後に実行してもよい。
図5では、第1期間PH1内の時刻Tdにおいてプロジェクター1の電源PPがONにされた場合を示している。時刻Tdにおいてプロジェクター1の電源PPがONにされると、光源装置70の電源がONにされ、制御部80は、光源部2が定格光量LPsで発光するように光源部2を点灯させる。そして、制御部80は、第1モーター50の回転数を上昇させることで、波長変換素子46の回転数RCを、第1所定回転数RC1から定格回転数RCsに線形に上昇させる。また、制御部80は、第2モーター53の回転数を上昇させることで、拡散素子52の回転数RDを、第2所定回転数RD1から定格回転数RDsに線形に上昇させる。
ここで、例えば、拡散素子52の慣性モーメントは、波長変換素子46の慣性モーメントよりも小さい。そのため、波長変換素子46よりも拡散素子52の方が回転させやすく、回転数が早く上昇しやすい。これにより、例えば、拡散素子52の回転数RDが第2所定回転数RD1から定格回転数RDsまで上昇する際の変化の傾きは、波長変換素子46の回転数RCが第1所定回転数RC1から定格回転数RCsまで上昇する際の変化の傾きよりも大きい。各素子の回転数が定格回転数に到達する時刻は、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
なお、図5の場合、第1期間PH1が経過しても、プロジェクター1の電源PPが再度OFFにされなければ、第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2は、ONのままである。
以上のようにして、プロジェクター1の電源PPが再度ONにされて、光源装置70から射出された光が画像として投射される。
上述した制御部80による制御は、光源装置70の制御方法としても表現できる。すなわち、本実施形態における光源装置70の制御方法の一つの態様は、光を射出する光源部2と、光源部2からの光が入射する波長変換素子46と、波長変換素子46を回転させる第1モーター50と、を備える光源装置70の制御方法であって、光源部2を消灯させ、光源部2が消灯されてから所定時間が経過するまでの第1期間PH1において、波長変換素子46を回転させ続けることを特徴とする。
例えば、通常、プロジェクターの電源PPをOFFからONする場合、制御部は、第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2をONにして、波長変換素子46の回転数RCが点灯回転数RCm以上となり、かつ、拡散素子52の回転数RDが点灯回転数RDm以上となった後に、光源部2を定格光量LPsで点灯させる。
このとき、第1モーター50および第2モーター53に対して電源供給を開始するまでに、例えば1s(秒)程度かかる。また、第1モーター50および第2モーター53には、回転センサーが設けられていないため、第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2をOFFからONにした直後においては、制御部は、各モーターの各ローターの回転位置を把握できない。したがって、各モーターを回転させるためには、第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2がONにされた後、各ローターの位置調整を行う必要がある。各ローターの回転位置調整をする際には、所定の直流電流を各モーターに流し、各ローターを所定の回転位置に移動させる。これにより、制御部が、各ローターの回転位置を調整することができ、各モーターによって、波長変換素子46および拡散素子52を回転させることができる。各ローターの回転位置調整には、例えば2s(秒)程度かかる。
さらに、波長変換素子46の回転数RCおよび拡散素子52の回転数RDが比較的小さい場合、各素子に光源部2からの光が入射すると、各素子が光の熱によって損傷する場合がある。そのため、光源部2を点灯するには、波長変換素子46の回転数RCおよび拡散素子52の回転数RDがある程度大きくなるまで待つ必要がある。具体的に、例えば、光源部2を定格光量LPsで点灯する場合、波長変換素子46の回転数RCを点灯回転数RCm以上にし、かつ、拡散素子52の回転数RDを点灯回転数RDm以上にする必要がある。各素子を各点灯回転数以上にするまでには、例えば2s(秒)程度かかる。
以上のように、通常、プロジェクターの電源PPをOFFからONする場合、光源部2から光が射出されて、プロジェクターから画像が投射されるまでに、5s(秒)程度の時間が掛かっていた。
特に、プロジェクターの電源PPをOFFにして第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2がOFFになった直後においては、上述したように、波長変換素子46および拡散素子52は、初めのうちは慣性によって回転し続ける。この状態においては、各モーターにおける各ローターの回転位置調整が上手くできない場合があるため、各モーターを再駆動するためには、各素子の慣性による回転が収まるまで待つ必要がある。したがって、プロジェクターの電源PPを誤ってOFFした場合等に、プロジェクターの電源PPをOFFにした直後に再度ONにしても、画像が投射されるまでに、より時間が掛かる問題があった。
なお、各素子が慣性で回転し続けている間に回転位置調整を行って失敗すると、各モーターを回転させるために、より時間を要するため、結果として、よりプロジェクターから画像が投射されるまでの時間が掛かる。
以上の問題に対して、本実施形態によれば、制御部80は、光源部2が消灯されてから所定時間が経過するまでの第1期間PH1において、波長変換素子46および拡散素子52を回転させ続けるように第1モーター50および第2モーター53を制御する。そのため、第1期間PH1内においてプロジェクター1の電源PPがONにされて、光源部2を点灯させるような場合であっても、すでに各モーターに電源が供給されているため、各モーターに電源供給を開始するまでの時間が不要である。また、すでに各モーターが回転している状態であるため、各モーターの回転位置調整を行う必要もない。これにより、プロジェクター1の電源PPを再度ONにした後に、光源部2から光が射出されるまでの時間を短くできる。したがって、本実施形態によれば、起動してから光が射出されるまでの時間を低減できる光源装置70が得られる。
その結果、プロジェクター1の電源PPがOFFにされた後に、再度プロジェクター1の電源PPをONにした際に、光源装置70から光が射出されて、画像が投射されるまでの時間を短くすることができる。これにより、使用者の利便性を向上することができる。
また、本実施形態によれば、制御部80は、第1期間PH1において、波長変換素子46の回転数RCを第1所定回転数RC1とし、拡散素子52の回転数RDを第2所定回転数RD1とする。第1所定回転数RC1は、光源部2が消灯される前の波長変換素子46の回転数RCよりも小さく、かつ、点灯回転数RCm以上である。第2所定回転数RD1は、光源部2が消灯される前の拡散素子52の回転数RDよりも小さく、かつ、点灯回転数RDm以上である。
そのため、プロジェクター1の電源PPが第1期間PH1内に再度ONにされた際に、各素子の回転数が点灯回転数以上になるまでに要する時間がなく、すぐに光源部2を定格光量LPsで点灯させることができる。これにより、プロジェクター1の電源PPをONにして光源装置70を起動してから、光が射出されるまでの時間をより低減できる。また、すぐに光源部2が定格光量LPsで点灯しても、各素子の回転数が点灯回転数以上であるため、光源部2から射出される光の熱で波長変換素子46および拡散素子52が損傷することを抑制できる。
また、第1期間PH1において、各素子の回転数を定格回転数よりも小さくすることで、各素子を回転させるのに要する各モーターの消費電力を低減することができる。これにより、光源装置70の消費電力を低減することができる。また、回転数を比較的小さくできるため、第1期間PH1におけるモーターが回転することによって生じる騒音を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、制御部80は、第1期間PH1内に光源部2を点灯させる場合、光源部2を点灯させ、波長変換素子46の回転数RCを第1所定回転数RC1から定格回転数RCsまで上昇させる。また、拡散素子52の回転数RDを第2所定回転数RD1から定格回転数RDsまで上昇させる。
なお、本明細書において、各素子の回転数を所定回転数まで上昇させるとは、各素子の回転数が厳密に所定回転数と同じになる場合に加えて、各素子の回転数が所定回転数と略同じになる場合を含む。各素子の回転数が所定回転数と略同じになるとは、所定回転数に対する各素子の回転数の比が、0.9以上、1.1以下であることを含む。上述した説明においては、制御部80は、各素子の回転数を定格回転数と同じになるまで上昇させる。そのため、光源部2から射出される光の熱で波長変換素子46および拡散素子52が損傷することをより抑制できる。
また、本実施形態によれば、制御部80は、第1期間PH1内に光源部2を点灯させる場合、光源部2の消灯前の光量、すなわち定格光量LPsで光源部2を点灯させる。そのため、プロジェクター1の電源PPを再度ONにして、光源部2が点灯されたときから、光源装置70から射出される光の光量LPを通常の点灯時と同様にできる。したがって、プロジェクター1から投射される画像の明るさを、再起動した直後から通常の点灯時と同様の明るさにできる。
また、本実施形態によれば、第1光学素子は、光源部2から入射する光の波長を変換する波長変換素子、または、光源部2から入射する光を拡散させる拡散素子である。そのため、本実施形態は、これらの素子のいずれかを備える光源装置に対して適用できる。本実施形態では、回転する光学素子として、第1光学素子と第2光学素子とが設けられ、第1光学素子は、波長変換素子46であり、第2光学素子は、拡散素子52である。そのため、本実施形態は、波長変換素子46および拡散素子52の両方を備える光源装置に対して適用できる。
また、本実施形態によれば、制御部80は、第1期間PH1において、拡散素子52の回転数RDを、波長変換素子46の回転数RCよりも小さくする。例えば、拡散素子52は、波長変換素子46よりも耐熱性が高い場合があり、拡散素子52の点灯回転数RDm(第2点灯回転数)は、波長変換素子46の点灯回転数RCm(第1点灯回転数)よりも小さい場合がある。この場合、第1期間PH1において、拡散素子52の第2所定回転数RD1を、波長変換素子46の第1所定回転数RC1より小さくしても、点灯回転数RDm以上にできる。そのため、第1期間PH1における拡散素子52の回転数RDをより小さくしつつ、プロジェクター1の電源PPが再度ONされた際、すぐに光源部2が点灯されても、拡散素子52の損傷を抑制できる。これにより、拡散素子52を回転させる第2モーター53の消費電力および騒音をより低減できる。
また、本実施形態の光源装置70は、プロジェクター1に搭載された光源装置である。プロジェクターにおいては、近年高速起動の需要が特に高まっている。そのため、上述した再点灯時間を短縮できる効果は、光源装置70をプロジェクターに搭載した場合に、特に大きく得られる。
なお、制御部80は、図4および図5において二点鎖線で示すように、第1期間PH1において、波長変換素子46の回転数RCを、光源部2が消灯する前の波長変換素子46の回転数、すなわち定格回転数RCsに維持し、拡散素子52の回転数RDを、光源部2が消灯する前の拡散素子52の回転数、すなわち定格回転数RDsに維持してもよい。図4および図5の二点鎖線においては、制御部80は、波長変換素子46の回転数RCを定格回転数RCsに維持し、拡散素子52の回転数RDを定格回転数RDsに維持している。この構成によれば、第1期間PH1において各素子の回転数を低下させる必要がない。また、図5に示すように、第1期間PH1においてプロジェクター1の電源PPがONされる場合に、各素子の回転数を上昇させる必要がない。そのため、制御部80の制御を簡単にできる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態に対して、制御部80が、第1期間PH1において、各素子の回転数を各点灯回転数よりも小さくする点において異なる。なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
図6は、本実施形態における制御部80の制御手順の一例を示すフローチャートである。図7は、本実施形態における、プロジェクター1の電源PPと、光源部2の光量LPと、第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2と、波長変換素子46の回転数RCと、拡散素子52の回転数RDとの関係の一例を示すタイミングチャートである。図7においては、プロジェクター1の電源PPがOFFにされた後、第1期間PH1内にプロジェクター1の電源PPが再度ONにされた場合を示している。
制御部80は、図6に示すように、プロジェクター1の電源PPがOFFになると(ステップS21)、光源部2を消灯させ(ステップS22)、各モーターの回転数を低下させて、所定回転数(後述の第1所定回転数RC2および第2所定回転数RD2)で各モーターを回転させる(ステップS23)。図7に示すように、制御部80は、第1期間PH1において、波長変換素子46の回転数RCを、定格回転数RCsよりも小さい第1所定回転数RC2に低下させる。本実施形態において波長変換素子46の第1所定回転数RC2は、点灯回転数RCm(第1点灯回転数)よりも小さい。また、制御部80は、第1期間PH1において、拡散素子52の回転数RDを、定格回転数RDsよりも小さい第2所定回転数RD2に低下させる。本実施形態において拡散素子52の第2所定回転数RD2は、点灯回転数RDm(第2点灯回転数)よりも小さい。また、例えば、第2所定回転数RD2は、第1所定回転数RC2よりも小さい。
なお、上記実施形態と同様に、ステップS22の光源部2の消灯制御と、ステップS23の第1モーター50の回転数および第2モーター53の回転数の低下制御との順番は、特に限定されない。制御部80は、消灯制御と各回転数の低下制御とを同時に実行してもよいし、いずれか一方の制御を先に実行し、他方の制御を後に実行してもよい。
本実施形態においては、波長変換素子46の回転数RCが第1所定回転数RC2になる時刻Tbcは、拡散素子52の回転数RDが第2所定回転数RD2になる時刻Tbdよりも後である。なお、時刻Tbcと時刻Tbdとは、互いに同じであってもよいし、時刻Tbcが時刻Tbdより前であってもよい。
次に、制御部80は、図6に示すように、プロジェクター1の電源PPがONにされたか否かを判断する(ステップS24)。プロジェクター1の電源PPがONにされていない場合(ステップS24:NO)、制御部80は、プロジェクター1の電源PPがOFFにされてから第1所定時間t1が経過したか否かを判断する(ステップS25)、すなわち第1期間PH1が終了したか否かを判断する。プロジェクター1の電源PPがONにされずに第1所定時間t1が経過した場合(ステップS25:YES)、すなわち第1期間PH1が終了した場合、制御部80は、第1実施形態と同様に、各モーターへの電源供給を停止し、各モーターを停止させる(ステップS26)。
一方、光源部2が消灯してから第1所定時間t1が経過する前、すなわち第1期間PH1内にプロジェクター1の電源PPがONにされた場合(ステップS24:YES)、制御部80は、各モーターの回転数を上昇させる(ステップS27)。本実施形態において制御部80は、各モーターの回転数を上昇させることで、図7に示すように、プロジェクター1の電源PPがONにされた時刻Tdから各素子の回転数を、各定格回転数に向けて、例えば線形に上昇させる。このとき、光源部2は消灯したままの状態である。すなわち、本実施形態において制御部80は、第1期間PH1内に光源部2を点灯させる場合、光源部2が消灯された状態で波長変換素子46の回転数および拡散素子52の回転数を、第1所定回転数RC2および第2所定回転数RD2からそれぞれ上昇させる。
次に、制御部80は、図6に示すように、各モーターの回転数、すなわち各素子の回転数が点灯回転数以上か否かを判断する(ステップS28)。各モーターの回転数が点灯回転数より小さい場合(ステップS28:NO)、制御部80は、光源部2が消灯された状態のまま、各モーター(各素子)の回転数を上昇させ続ける。
一方、各モーターの回転数が点灯回転数以上である場合(ステップS27:YES)、制御部80は、定格光量LPsで光源部2を点灯させる(ステップS29)。図7に示すように、本実施形態において第1モーター50の回転数、すなわち波長変換素子46の回転数RCが点灯回転数RCmになる時刻Tfと、第2モーター53の回転数、すなわち拡散素子52の回転数RDが点灯回転数RDmになる時刻Teと、は互いに異なる。図7では、時刻Tfは、時刻Teよりも後である。そのため、波長変換素子46の回転数RCが点灯回転数RCmになる時刻Tfにおいて、各素子の回転数は、共に点灯回転数以上となる。したがって、制御部80は、波長変換素子46の回転数RCが点灯回転数RCmになる時刻Tfにおいて、光源部2を定格光量LPsで点灯させる。
そして、制御部80は、光源部2が点灯した状態で、引き続き各モーターの回転数(各素子の回転数)を上昇させて、それぞれの定格回転数で各モーター(各素子)を回転させる(ステップS30)。本実施形態において、ステップS29の光源部2の点灯制御と、ステップS30の第1モーター50の回転数および第2モーター53の回転数の増加制御との順番は、特に限定されない。制御部80は、点灯制御と各回転数の増加制御とを同時に実行してもよいし、いずれか一方の制御を先に実行し、他方の制御を後に実行してもよい。
以上のようにして、プロジェクター1の電源PPが再度ONにされて、光源装置70から射出された光が画像として投射される。本実施形態のその他の構成および方法は、第1実施形態の構成および方法と同様である。
本実施形態によれば、第1所定回転数RC2は、点灯回転数RCmよりも小さく、第2所定回転数RD2は、点灯回転数RDmよりも小さい。そのため、第1期間PH1において、各モーターの消費電力および騒音をより低減できる。
また、本実施形態によれば、制御部80は、第1期間PH1内に光源部2を点灯させる場合、光源部2が消灯された状態で各素子の回転数を上昇させ、各素子の回転数が、点灯回転数以上になった場合に、光源部2を点灯させる。そのため、各素子の回転数が点灯回転数より小さい状態で光源部2が点灯されることがない。これにより、各素子が光源部2から射出される光の熱によって損傷することを抑制できる。
なお、制御部80は、波長変換素子46の回転数RCが点灯回転数RCmになる時刻Tfよりも後に、光源部2を点灯させてもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態は、第2実施形態に対して、制御部80が、第1期間PH1内でプロジェクター1の電源PPが再度ONになった際に光源部2を点灯させる点において異なる。なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
図8は、本実施形態における、プロジェクター1の電源PPと、光源部2の光量LPと、第1モーター50の電源MP1および第2モーター53の電源MP2と、波長変換素子46の回転数RCと、拡散素子52の回転数RDとの関係の一例を示すタイミングチャートである。
本実施形態において制御部80は、図8に示すように、第1期間PH1内に光源部2を点灯させる場合、各素子の回転数を各所定回転数から上昇させ、各素子の回転数が各点灯回転数に達することに応じて開始される光源部2の点灯における光量(定格光量LPs)よりも小さい光量で第2所定時間光源部2を点灯させるとともに、光源部2の光量LPを定格光量LPsに向けて増加させる。図8では、制御部80は、プロジェクター1の電源PPがONにされた時刻Tdから、波長変換素子46の回転数RCが点灯回転数RCmになる時刻Tfまでの間(第2所定時間)において、光源部2の光量LPを0から定格光量LPsに線形に増加させる。すなわち、制御部80は、第1期間内にプロジェクター1の電源PPがOFFからONにされてから第2所定時間が経過するまでの間、光源部2の光量を増加させる。本実施形態のその他の構成および方法は、第2実施形態の構成および方法と同様である。
上述したように各点灯回転数は各素子に照射される光の光量に応じて変化するため、例えば、各素子の回転数が点灯回転数より小さい場合であっても、光源部2の光量LPが、その点灯回転数に応じた光源部2の光量LPよりも小さければ、各素子に光源部2からの光を照射しても、各素子が損傷することを抑制できる。これにより、本実施形態によれば、初めに定格光量LPsよりも小さい光量LPで光源部2を点灯させるため、第1期間PH1において各素子の回転数を点灯回転数より小さくする場合に、プロジェクター1の電源PPがONになった瞬間に光源部2を点灯させても、各素子が光源部2からの光で損傷することを抑制できる。したがって、第1期間PH1において各素子の回転数を比較的小さくして光源装置70の消費電力および騒音を低減させつつ、プロジェクター1の電源PPをONにして光源装置70を起動してから、光が射出されるまでの時間をより低減できる。そして、各素子の回転数の上昇とともに、光源部2の光量LPが定格光量LPsに向けて増加されるため、プロジェクター1から投射される画像の輝度を通常の輝度にすることができる。
また、本実施形態によれば、光源部2の光量LPが定格光量LPsになる時刻は、波長変換素子46の回転数RCが点灯回転数RCmになる時刻Tfである。そのため、光源部2の光量LPが定格光量LPsになった時点において、波長変換素子46の回転数RCおよび拡散素子52の回転数RDは、共に点灯回転数以上となる。したがって、各素子が光源部2から射出される光によって損傷することをより抑制できる。
なお、制御部80は、第1期間PH1においてプロジェクター1の電源PPがONにされた後に、光源部2の光量LPを段階的に増加させてもよいし、非線形的に増加させてもよい。また、制御部80は、プロジェクター1の電源PPがONにされた時刻Tdにおいて光源部2の光量LPを0より大きく、定格光量LPsより小さい値にしてもよい。また、光源部2の光量LPが定格光量LPsになる時刻は、時刻Tfより後であってもよい。
なお、上記の各実施形態において制御部80は、第1期間PH1において各素子の回転数を所定回転数に低下させた後には、プロジェクター1の電源PPがONにされる、あるいは第1期間PH1が終了するまで、各素子の回転数を一定の所定回転数に維持する構成としたが、これに限られない。制御部80は、第1期間PH1内において、各素子の回転数を変化させてもよい。すなわち、上述した第1所定回転数および第2所定回転数は、一定の値ではなく、変化してもよい。また、上記の各実施形態において制御部80は、第1期間PH1における各素子の回転数をそれぞれ定格回転数以下としたが、これに限られない。例えば、制御部80は、第1期間PH1において、各素子の回転数を定格回転数より大きくしてもよい。
また、上記の各実施形態において制御部80は、第1期間PH1において、波長変換素子46と拡散素子52との両方を回転させ続ける構成としたが、これに限られない。制御部80は、第1期間PH1において、波長変換素子46と拡散素子52とのいずれか一方を回転させ続ける構成としてもよい。
例えば、拡散素子52は、波長変換素子46に比べて、耐熱性が高く、かつ、慣性モーメントが小さい。そのため、波長変換素子46に比べて、点灯回転数を小さくでき、かつ、回転数RDを上昇させやすい。これにより、例えば、第1期間PH1において拡散素子52の回転を停止させても、プロジェクター1の電源PPをONにした後に、比較的早く拡散素子52の回転数RDを点灯回転数RDmまで上昇させることができる。したがって、例えば、第1期間PH1において波長変換素子46のみを回転させ続ける場合であっても、プロジェクター1(光源装置70)を起動してから光が射出されるまでの時間を低減できる。
また、上記の各実施形態においては、1つの光源部2から波長変換素子46と拡散素子52との両方に光が入射する構成としたが、これに限られない。各素子に光を入射させる光源部がそれぞれ設けられてもよい。この場合において、第2実施形態では、各光源部が点灯されるタイミングがそれぞれ異なっていてもよい。また、上記の各実施形態においては、波長変換素子46と拡散素子52とのいずれか一方が、回転しない素子であってもよい。例えば、波長変換素子46が回転しない素子で、拡散素子52が回転する素子の場合、拡散素子52が第1光学素子に相当し、第2光学素子が設けられなくてもよい。また、上記の各実施形態において、モーターにより回転させる第1光学素子および第2光学素子を波長変換素子46および拡散素子52としたが、第1光学素子および第2光学素子は、光源部2からの光が入射し回転させる光学素子であれば、特に限定されない。
また、上記の各実施形態においては、第1モーター50の電源MP1の状態変化と、第2モーター53の電源MP2の状態変化とは、同じとしたが、これに限られず、互いに異なっていてもよい。例えば、プロジェクター1の電源PPがOFFにされてから第1モーター50の電源MP1がONに維持される所定時間と、プロジェクター1の電源PPがOFFにされてから第2モーター53の電源MP2がONに維持される所定時間と、は互いに異なっていてもよい。すなわち、波長変換素子46と拡散素子52とで第1期間の長さが異なっていてもよい。この場合、プロジェクター1の電源PPがOFFにされた後に、プロジェクター1の電源PPがONにされない場合、各モーターの電源はそれぞれ異なるタイミングでOFFになる。
一例として、波長変換素子46の回転が維持される第1期間の長さが、拡散素子52の回転が維持される第1期間の長さよりも大きい場合、まず拡散素子52の回転が維持される第1期間が終了した際に、第2モーター53が停止されて拡散素子52の回転が停止する。その後、波長変換素子46の回転が維持される第1期間が終了するまで、拡散素子52が停止し、かつ、波長変換素子46が回転する状態となる。そして、波長変換素子46の回転が維持される第1期間が終了した際に、第1モーター50が停止されて波長変換素子46が停止する。これにより、各モーターが停止して各素子の回転が停止する。
また、上記の各実施形態において、透過型のプロジェクターに本発明を適用した場合の例について説明したが、本発明は、反射型のプロジェクターにも適用することも可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含む光変調装置(液晶ライトバルブ)が光を透過するタイプであることを意味する。「反射型」とは、光変調装置(液晶ライトバルブ)が光を反射するタイプであることを意味する。なお、光変調装置は、液晶パネル等に限られず、例えばマイクロミラーを用いた光変調装置であってもよい。
また、上記の各実施形態において、3つの光変調装置4R,4G,4Bを用いたプロジェクター1の例を挙げたが、本発明は、1つの光変調装置のみを用いたプロジェクター、4つ以上の光変調装置を用いたプロジェクターにも適用可能である。
また、上記の各実施形態の光源装置の用途は、特に限定されず、上記の各実施形態の光源装置は、プロジェクター以外の機器に適用されもよい。
また、上記説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
1…プロジェクター、2…光源部、4B,4G,4R…光変調装置、46…波長変換素子(第1光学素子)、50…第1モーター(第1駆動部)、52…拡散素子(第2光学素子)、53…第2モーター(第2駆動部)、60…投射光学系、70…光源装置、80…制御部、PH1…第1期間、RC,RD…回転数、RC1,RC2…第1所定回転数(所定回転数)、RCm,RDm…点灯回転数、RD1,RD2…第2所定回転数(所定回転数)、t1…第1所定時間

Claims (7)

  1. プロジェクターであって、
    光を射出する光源部と、
    前記光源部からの光が入射する第1光学素子と、
    前記第1光学素子を回転させる第1駆動部と、
    前記光源部および前記第1駆動部を制御する制御部と、
    前記光源部から射出された光を変調する光変調装置と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記プロジェクターの電源がONからOFFにされて前記光源部が消灯されてから第1所定時間が経過するまでの第1期間において、前記第1光学素子を回転させ続け、かつ、
    前記第1期間において、前記電源のONにより前記光源部を点灯させることが可能であることを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記制御部は、前記第1期間において、前記第1光学素子の回転数を前記光源部が消灯する前の前記第1光学素子の回転数に維持する、請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記制御部は、前記電源のONにより前記第1期間内に前記光源部を点灯させる場合、前記光源部の消灯前の光量で前記光源部を点灯させる、請求項1または2に記載のプロジェクター。
  4. 前記制御部は、前記第1期間内に前記光源部を点灯させない場合、前記第1光学素子の回転を停止させる、請求項1から3のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  5. 前記第1光学素子は、前記光源部から入射する光の波長を変換する波長変換素子、または、前記光源部から入射する光を拡散させる拡散素子である、請求項1から4のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  6. 前記光源部からの光が入射する第2光学素子と、
    前記第2光学素子を回転させる第2駆動部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1期間において、前記第2光学素子を回転させ、
    前記第1光学素子は、前記波長変換素子であり、
    前記第2光学素子は、前記拡散素子である、請求項5に記載のプロジェクター。
  7. 光を射出する光源部と、前記光源部からの光が入射する第1光学素子と、前記第1光学素子を回転させる第1駆動部と、前記光源部から射出された光を変調する光変調装置と、を備えるプロジェクターの制御方法であって、
    前記プロジェクターの電源をONからOFFにして前記光源部を消灯させ、
    前記光源部が消灯されてから第1所定時間が経過するまでの第1期間において、前記第1光学素子を回転させ続け、かつ、
    前記第1期間において、前記電源のONにより前記光源部を点灯させることが可能であることを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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