JP6459024B2 - 光源装置および画像表示装置 - Google Patents

光源装置および画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6459024B2
JP6459024B2 JP2014129594A JP2014129594A JP6459024B2 JP 6459024 B2 JP6459024 B2 JP 6459024B2 JP 2014129594 A JP2014129594 A JP 2014129594A JP 2014129594 A JP2014129594 A JP 2014129594A JP 6459024 B2 JP6459024 B2 JP 6459024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light beam
diffusion
light
light source
source device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014129594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016009086A (ja
Inventor
平川 真
真 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2014129594A priority Critical patent/JP6459024B2/ja
Publication of JP2016009086A publication Critical patent/JP2016009086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6459024B2 publication Critical patent/JP6459024B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、光源装置および画像表示装置に関するものである。
プロジェクタやヘッドアップディスプレイ等の画像表示装置において、レーザー光源(以下、「LD光源」という。)やLED光源等のいわゆる固体光源を用いる技術が知られている。
固体光源は、画像表示装置においてフルカラー表示を行うために3原色の光束を発光する必要がある。3原色を発光する手法としては、3色の光源を用いる方法や、2色の光源を備えた上でそのうちの1色の光源の光束を波長変換する方法等がある。
固体光源を用いた画像表示装置は、従来の水銀ランプを用いた画像表示装置に比べて以下の3点のメリットがある。1点目は、固体光源は長寿命であるため、メンテナンスフリーなプロジェクタを実現できる。2点目は、水銀を使用しないため、環境規制への対応の点で有利である。3点目は、光量の立ち上がり特性が良好であるため、画像表示装置の起動時に所望の明るさを短時間で得ることができる。
しかしながら、LD光源は、水銀ランプに比べて低出力である。したがって、LD光源は、水銀ランプと同等の出力を得るために複数の光源を合成して用いる必要がある。また、LD光源の光束は、発散している。したがって、LD光源は、カップリングレンズにより所望の光束状態に変換する必要がある。このとき、LD光源の光束の発散角は、異方性を有するため、カップリングレンズによる変換の際に発散角を考慮する必要がある。
さらに、LD光源は、画像表示装置が備えるDMD(Digital Micromirror Device)での反射時にスペックルや光量ムラを生じる特性がある。ここで、DMDとは、多数の微小鏡面を平面に並列した光変調素子である。したがって、LD光源を用いた画像表示装置は、拡散板等の光束拡散手段を用いて反射時のスペックルを抑制する必要がある。
スペックルを抑制する方法として、光源からDMDへの光束の拡散度合いを大きくする方法がある。しかしながら、光利用効率とスペックルの抑制とは、トレードオフ関係にある。すなわち、光利用効率は、光束の拡散度合いを大きくすると低下する。また、光利用効率を上昇させるために光束の拡散度合いを小さくすると、スペックルが生じる。
また、スペックルは、画像表示装置が表示する画面の明るさが明るいほど目立つ。このため、光束拡散手段は、明るい画面に対してスペックルが見えないように最適な拡散度合いを設定すると暗い画面では過剰に拡散してしまう。すなわち、明るい画面に最適な拡散度合いに設定した画像表示装置は、暗い画面における光利用効率が低下してしまう。
一方、暗い画面における光利用効率が最適となるように光利用効率を設定した画像表示装置は、明るい画面においてスペックルが生じてしまう。
そこで、反射時のスペックルを抑制した高い光利用効率の光束を得る光源装置が必要とされている。
これまでにも、複数の青色LDを備え、蛍光体ホイールにより緑色光を発光させるとともに光路分割し、さらに赤色LED光を用いることでフルカラー画像を投影する投影装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、円環状に配列された複数のレーザー光源を備え、反射部と透過部とを有する回転ホイールを用いて時分割的に光路分割し、蛍光体ホイールにより緑色光を発光させる照明光形成装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、液晶パネルへの1画面分の画像信号に応じた書き込み時間よりも短い発光時間で液晶パネルを照射して画像を投影する光源を有する画像記録装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
さらにまた、画像投影装置の空間光変調素子を照明用レンズのほぼ焦点位置に配置した画像表示装置が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の投影装置、特許文献2に記載の照射光形成装置、特許文献3に記載の画像記録装置、および特許文献4に記載の画像表示装置は、スペックルを抑制すると光利用効率が低くなるという課題については考慮されていなかった。
また、拡散度を任意に変更可能な拡散部材を備え、拡散部材の拡散度が投射される画像の明るさに同期可能に構成されてなる透過型スクリーンが提案されている(例えば、特許文献5参照)。
しかしながら、特許文献5に記載の透過型スクリーンは、外光反射を抑制し未投影時の外観の悪さを改善することを目的としている。したがって、本願発明とは、発明の目的が異なる。
本発明は、反射時のスペックルを抑制した高い光利用効率の光束を得る光源装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる光源装置は
第1の波長の光束を出射する光源部と
光源部からの光束を分割する光束分割素子と
光束分割素子で分割された光束のうち、第1の光束を拡散して照明光学系に導光する光束拡散手段と
を備える光源装置であって
光束分割素子で分割された光束のうち、第1の光束とは異なる第2の光束を、第1の波長とは異なる第2の波長の光束に変換する波長変換部材を有する照明光学系へ、光束拡散手段を介さずに、導光
照明光学系からの出射光束の明るさに基づいて、光束拡散手段による光束の拡散度合いを調整する拡散調整部を備え、
拡散度合いは、出射光束の明るさが最も明るい状態において最も大きくなるように調整され、
拡散調整部は、出射光束の明るさが最も暗いとき以外のときに拡散度合いを最も小さくすることを特徴とする。
本発明によれば、反射時のスペックルを抑制した高い光利用効率の光束を得ることができる。
本発明にかかる光源装置の実施の形態を示す光学配置図である。 (a)上記光源装置が備える光源部の複数の光源の様子を示す側面図である。(b)上記複数の光源からの光束と上記光源装置が備える回転ホイールの配置関係を示す光学配置図である。(c)上記複数の光源の別の配置の様子を示す側面図である。 (a)上記光源装置が備える拡散板を示す正面図である。(b)上記拡散板の拡大正面図である。 (a)上記光源装置を備える画像表示装置により照射される被投射面が明るいときの上記拡散板に対する入射光束および出射光束の様子を示す光学配置図である。(b)上記被投射面が暗いときの上記拡散板に対する入射光束および出射光束の様子を示す光学配置図である。 上記被投射面の明るさと拡散度合いの関係を示すグラフである。 (a)上記被投射面の明るさと、上記光源装置が備える光束拡散手段による拡散度合いとの関係を示すグラフである。(b)上記光源装置が有する光源のLD出力と、上記拡散度合いとの関係を示すグラフである。 本発明にかかる光源装置の別の実施の形態において、光源装置が備える高分子分散型液晶を有する透過拡散板の様子を示す光学配置図である。 本発明にかかる光源装置のさらに別の実施の形態を示す光学配置図である。
以下、本発明にかかる光源装置について、図面を参照しながら説明する。
●光源装置(1)●
まず、本発明にかかる光源装置の一実施の形態について説明する。
図1に示すように、光源装置1は、制御部2、光源部3、リレーレンズ32、回転ホイール4、拡散板5、拡散調整部6およびミラー7がこの順に配置されることによって構成されている。ここで、拡散板5は、光束拡散手段の例である。
光源装置1、照明光学系20および投射光学系14は、画像表示装置30を構成する。照明光学系20は、第1ダイクロイックミラー8、蛍光体9、第2ダイクロイックミラー10、カラーホイール11およびロッドインテグレータ12を備える。
制御部2は、光源部3の光量を制御する。
光源部3は、DMD13を照明して、DMD13の表示素子の拡大像を図示しないスクリーン等の被投射面に投影するための光源である。ここで、光源部3は、特定の波長の光束100を出射する。光源部3は、例えばレーザーダイオードを用いた固体光源である。光源部3の放射角は、異方性を有する。
図2(a)に示すように、光源部3は、2次元の格子状に配列された複数の光源3−kを備えている。図2(b)に示すように、光源部3は、複数の光源3−kおよび複数のカップリングレンズ31−kを備えている。カップリングレンズ31−kのそれぞれは、光源3−kに対応して光源部3−kからの出射光束の光路上に配置されている。
光源3−kのそれぞれは、例えばLD光源である。LD光源を用いることで、従来の水銀ランプを用いた画像表示装置に比べて長寿命で、環境規制への対応の点で有利である。また、LD光源は、光量の立ち上がり特性が良好であるため、画像表示装置の起動時に所望の明るさを短時間で得ることができる。
なお、LD光源は、放射角に異方性がある。各光源3−kは、放射角の方向が一致するように配置されている。
図2(c)に示すように、光源3−kは、放射角を一致させて円環状に配列されていてもよい。この場合にも、各光源3−kの放射角の方向を一致させる。
光源3−kから出射した光束は、対応するカップリングレンズ31−kにより所望の収束状態にカップリングされる。
リレーレンズ32は、光源部3からの光束を回転ホイール4上に結像するレンズである。カップリングレンズ31−kを出射した光束は、リレーレンズ32に入射する。光源3−kから出射した光束は、リレーレンズ32により回転ホイール4上に結像する。また、各光源3−kからの光束は、1点の集束点41に集束する。
回転ホイール4は、光源部3から入射する光束を反射光束と透過光束に分割する素子である。回転ホイール4は、光束が入射するタイミングに同期して回転することにより反射と透過を切り替えることができる。
ここで、回転ホイール4は、回転ホイール4への入射光束の入射角が45度となるように配置されている。すなわち、回転ホイール4の反射光路と入射光路のなす角度は、45度となる。また、反射光路と透過光路のなす角度も45度となる。このように、入射光束の入射角を45度とすることにより、回転ホイール4の図示しない保持部の加工が容易となる。したがって、保持部の加工精度を向上することができる。
光源部3から回転ホイール4に入射する光束のうち回転ホイール4で反射される光束は、第1ダイクロイックミラー8を透過して蛍光体9に入射する。蛍光体9に入射した光束は、光束100とは異なる波長の光束101に波長変換されて第1ダイクロイックミラー8に向かって反射され、第2ダイクロイックミラー10に入射する。
光源部3から回転ホイール4に入射する光束のうち回転ホイール4を透過する光束は、拡散板5に入射する。拡散板5に入射する光束は、波長変換されることなくミラー7に入射する。ミラー7に入射された光束は、照明光学系20に導光される。ミラー7で反射された光束は、上記波長変換された光束101と第2ダイクロイックミラー10で合成される。第2ダイクロイックミラー10を出射した光束は、カラーホイール11に入射する。
図3(a)に示すように、拡散板5は、拡散異方性を有する透過拡散板である。拡散異方性を有するとは、入射角によって拡散角特性が異なることを示す。すなわち、円形の入射光束501は、拡散されて楕円形状の出射光束502となって出射する。拡散板5は、拡散板5の拡散度合いを調節可能な拡散調整部6と接続されている。
図3(b)に示すように、拡散板5は、透明の板に楕円形状の複数の突起50を設けた透光性を有する板である。楕円形状の突起50は、例えば型により作製される。また、拡散板5は、透明の板に円形の突起を設けた後に透明の板を延伸することにより作製してもよい。
拡散調整部6は、照明光学系20から出射する光束の明るさに応じて、拡散板5の光束に対する角度を変化させることにより拡散度合いを調整する。拡散調整部6は、拡散板5の光束が入射する面に垂直な線を中心に回転させることにより拡散度合いの調整を行う。照明光学系20から出射する光束の明るさは、投射光学系14を経て照射される被投射面の明るさである。被投射面の明るさは、光源部3からの光束と同一の色の明るさとする。
図1に示すカラーホイール11は、ガラスの円板に赤、緑および青の領域が扇状に設けられた光学フィルタである。
なお、カラーホイール11は、赤、緑、青に加えて白(透明)又は黄の領域が扇状に設けられた光学フィルタであってもよい。白(透明)又は黄の領域を設けることにより、導光される光束の明るさが向上する。カラーホイール11を透過した光束は、ロッドインテグレータ12に入射する。
ロッドインテグレータ12は、光源部3の有する光量分布を均一化するための素子である。ロッドインテグレータ12は、ライトパイプとも呼ばれる。ロッドインテグレータ12は、短冊状の4枚のミラー板をミラー面を互いに内向きにして四角柱状に配置して構成されている。
ロッドインテグレータ12に入射した光束は、ロッドインテグレータ12内のミラー面で反射を繰り返して、光量分布が一様な光束となってロッドインテグレータ12を出射する。ロッドインテグレータ12を出射した光束は、DMD13に照射される。
DMD13は、多数の微小ミラーからなる素子である。DMD13は、それぞれの微小ミラーの角度を調整することにより、オン状態とオフ状態を切り替え可能である。ここで、オン状態とは、微小ミラーの反射光が後続の投射光学系14に投射される状態である。オフ状態とは、微小ミラーの反射光が後続の投射光学系14に投射されることなく逸れる状態である。
微小ミラーの角度は、+12度から−12度の範囲を調整可能である。オン状態とは微小ミラーの角度が−12度のときであり、オフ状態とは微小ミラーの角度が+12度のときである。DMD13の各微小ミラーの角度を制御することで、スクリーン上にデジタル画像を形成することができる。
投射光学系14は、DMD13からの光束を図示しない被投射面に照射する光学系である。
●拡散板5、入射光束501および出射光束502の様子
図4(a)は、被投射面の明るさが明るいときの拡散板5と入射光束501および出射光束502の様子を示す。拡散板5は、透過面503および拡散面504を備える。入射光束501は、透過面503に入射する。透過面503に入射した光束は、拡散面504から出射する。
拡散板5は、透過面503および拡散面504に対して垂直な回転軸505を中心に回転可能に配置されている。出射光束502は、入射光束に対して拡散度合いが大きい。
図4(b)は、被投射面の明るさが暗いときの拡散板5と入射光束511および出射光束512の様子を示す。拡散板5は、回転軸505を中心に図4(a)の場合とは異なる位置まで回転している。出射光束512は、図4(a)に比べて拡散度合いが小さい。
光源部3が備える複数の光源3−kの偏方向は一致するように配置されているため、拡散板5の拡散角特性の異方性と組み合わせることで拡散度合いを変化させることができる。
図5に示すように、拡散調整部6は、被投射面が最も明るいときは拡散度合いを最も大きくする。また、被投射面が暗いときは拡散度合いを小さくする。すなわち、拡散調整部6は、拡散度合いを被投射面の明るさに応じてリアルタイムに調整することができる。
図6(a)に示すように、被投射面の明るさが最も暗いとき以外のときに前記拡散度合いを最も小さくするように調整してもよい。
図6(b)に示すように、LD光源である光源3−kは、安定して発振するために最低限必要な電流が定められている。被投射面の明るさが最も暗いときに拡散度合いを大きくして明るさを意図的に落とすことで、表示可能な明るさの範囲を拡大することができる。すなわち、ダイナミックレンジを拡大することができる。
以上説明した実施の形態によれば、拡散調整部6が照明光学系20から出射する光束の明るさに基づいて拡散板5の拡散度合いを調整することにより、反射時のスペックルを抑制した高い光利用効率の光束を得ることができる。
●光源装置(2)●
次に、本発明にかかる光源装置の別の実施の形態について、先に説明した実施の形態と異なる部分を中心に説明する。ここで、本実施の形態は、光束拡散手段として高分子分散型液晶を有する透過拡散板を用いる点において、これまでに説明した実施の形態と異なる。
高分子分散型液晶(以下、「PDLC」ともいう。)は、液晶層中に特殊な高分子によるネットワーク構造体を形成した結晶である。PDLCは、高分子によるネットワーク、すなわちポリマーネットワークの作用により液晶分子の配列が不規則な状態を誘起しPDLCへの入射光束を散乱させることができる。
PDLCは、電圧を加えると液晶分子が電界方向に配列して透明となる性質を有する。すなわち、拡散調整部6は、PDLCに加える電圧を変化させることで拡散度合いを制御することができる。
図7(a)は、被投射面の明るさが明るいときの入射光束541および出射光束542の様子を示す。拡散調整部6は、画面の明るさが明るいときにPDLCへの電圧をオフにする。すると、PDLCへの入射光束541は、拡散して出射光束542となってPDLCを透過する。
図7(b)は、被投射面の明るさが暗い場合の様子を示す。拡散調整部6は、画面の明るさが暗いときにPDLCへの電圧をオンにする。すると、PDLCを透過する光束の拡散度合いは小さくなる。
以上説明した実施の形態によれば、拡散調整部6は、被投射面が明るいときは、PDLCへの電圧をオフにする。被投射面が明るいときは光源の消費電力が高いため、PDLCを用いることでピーク電圧を下げることができる。すなわち、光束拡散手段としてPDLCを有する透過拡散板を用いることで、光源装置のエネルギー効率を向上させることができる。
●光源装置(3)●
次に、本発明にかかる光源装置の別の実施の形態について、先に説明した実施の形態と異なる部分を中心に説明する。ここで、本実施の形態は、光束拡散手段として拡散角特性に異方性を有する反射拡散板を用いている点において、これまでに説明した実施の形態と異なる。
図8(a)に示すように、反射拡散板55は、透過拡散面553および反射面554を有してなる。入射光束551は、透過拡散面553に入射して反射面554で反射し、透過拡散面553を再度透過して反射拡散板55から出射する。すなわち、反射拡散板55への入射光束551は、透過拡散面553を2度透過して出射する。
反射拡散板55は、透過拡散面553に垂直な軸555を中心に回転可能である。反射拡散板55は、軸555を中心に回転することにより拡散度合いを調整することができる。
図8(b)は、図8(a)よりも被投射面の明るさが暗いときの様子を示す。入射光束561は、透過拡散面553を2度透過して反射光束562として反射拡散板55を出射する。反射拡散板55は、図8(a)の状態に比べて軸555を中心に回転している。反射拡散板55の回転は、拡散調整部6により行われる。反射光束562の拡散度合いは、図8(a)よりも小さい。
LD光源を用いる画像表示装置は、安全の観点からLD光源からの光束が拡散手段を経ずに直接装置の外に出ることがないようにする必要がある。以上説明した実施の形態によれば、光束拡散手段として反射拡散板を用いることにより、拡散板が破損した場合に光束がロッドインテグレータに到達しないようにすることができる。
すなわち、拡散板が破損した場合に光束が直接装置の外に出るのを防止することができる。
なお、以上説明した実施の形態は、投射型の画像表示装置が備える光源装置であった。しかし、本発明にかかる光源装置は、これ以外の、パーソナルコンピュータ、テレビジョン、DVDプレーヤなどの映像再生装置からの映像信号を表示するためのホームプロジェクタ、シアター向けプロジェクタ、ヘッドアップディスプレイなどにも適用可能である。
1 光源装置
3 光源部
5 拡散板
6 拡散調整部
特許4711021号公報 特開2014−041331号公報 特開平7−191411号公報 特開2003−35884号公報 特開2006−145973号公報

Claims (9)

  1. 第1の波長の光束を出射する光源部と、
    前記光源部からの光束を分割する光束分割素子と、
    前記光束分割素子で分割された光束のうち、第1の光束を拡散して照明光学系に導光する光束拡散手段と、
    を備える光源装置であって、
    前記光束分割素子で分割された光束のうち、前記第1の光束とは異なる第2の光束を、前記第1の波長とは異なる第2の波長の光束に変換する波長変換部材を有する照明光学系へ、前記光束拡散手段を介さずに、導光
    前記照明光学系からの出射光束の明るさに基づいて、前記光束拡散手段による光束の拡散度合いを調整する拡散調整部を備え、
    前記拡散度合いは、前記出射光束の明るさが最も明るい状態において最も大きくなるように調整され、
    前記拡散調整部は、前記出射光束の明るさが最も暗いとき以外のときに前記拡散度合いを最も小さくする、
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 前記拡散調整部は、前記出射光束が明るいときに前記拡散度合いを大きくし、前記出射光束が暗いときに前記拡散度合いを小さくする請求項記載の光源装置。
  3. 前記光束拡散手段は、拡散異方性のある拡散板を備え、
    前記拡散調整部は、前記拡散板の前記光源部からの光束に対する角度を変化させることにより前記拡散度合いを調整する請求項1又は2記載の光源装置。
  4. 前記光源部は、放射角に異方性がある請求項記載の光源装置。
  5. 前記光源部は複数の光源を備え、前記複数の光源から出射される光束の偏光方向は一致している請求項記載の光源装置。
  6. 前記複数の光源のそれぞれは、レーザー光源である請求項記載の光源装置。
  7. 前記光束拡散手段は、高分子分散型液晶を備えている請求項1又は2記載の光源装置。
  8. 光源装置と、
    前記光源装置からの光束が導光される照明光学系と、
    を備える画像表示装置であって、
    前記光源装置は、請求項1乃至のいずれかに記載の光源装置であることを特徴とする画像表示装置。
  9. 光源装置と、
    前記光源装置からの光束が導光される照明光学系と、
    画像表示素子と、
    を備える画像表示装置であって、
    前記光源装置は、
    第1の波長の光束を出射する光源部と、
    前記光源部からの光束を分割する光束分割素子と、
    前記光束分割素子で分割された光束のうち、第1の光束を拡散して前記照明光学系に導光する光束拡散手段と、を有し、
    光束分割素子で分割された光束のうち、前記第1の光束とは異なる第2の光束を、前記照明光学系へ、前記光束拡散手段を介さずに導光し、
    前記照明光学系は、前記第2の光束を、前記第1の波長とは異なる第2の波長の光束に変換する波長変換部材を有し、該第2の波長の光束を、前記光束拡散手段を含むいずれの光束拡散手段も介さずに前記画像表示素子へ照射
    前記照明光学系からの出射光束の明るさに基づいて、前記光束拡散手段による光束の拡散度合いを調整する拡散調整部を備え、
    前記拡散度合いは、前記出射光束の明るさが最も明るい状態において最も大きくなるように調整され、
    前記拡散調整部は、前記出射光束の明るさが最も暗いとき以外のときに前記拡散度合いを最も小さくする、
    画像表示装置。
JP2014129594A 2014-06-24 2014-06-24 光源装置および画像表示装置 Expired - Fee Related JP6459024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014129594A JP6459024B2 (ja) 2014-06-24 2014-06-24 光源装置および画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014129594A JP6459024B2 (ja) 2014-06-24 2014-06-24 光源装置および画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016009086A JP2016009086A (ja) 2016-01-18
JP6459024B2 true JP6459024B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=55226669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014129594A Expired - Fee Related JP6459024B2 (ja) 2014-06-24 2014-06-24 光源装置および画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6459024B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3495883B1 (en) 2016-08-02 2021-02-24 Sony Corporation Projection-type display apparatus
JP6946650B2 (ja) * 2017-02-01 2021-10-06 セイコーエプソン株式会社 光源装置及びプロジェクター

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006145973A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Asahi Glass Co Ltd 透過型スクリーン、およびそれを用いた背面投射型プロジェクションテレビ
JP2009053488A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Shimadzu Corp 表示装置
JP2011100093A (ja) * 2009-10-09 2011-05-19 Sanyo Electric Co Ltd 投写型映像表示装置及び拡散光学素子
JP5609370B2 (ja) * 2010-07-23 2014-10-22 船井電機株式会社 画像表示装置
JP5673119B2 (ja) * 2011-01-18 2015-02-18 セイコーエプソン株式会社 光源装置及びプロジェクター
DE102012201492A1 (de) * 2012-02-02 2013-08-08 Robert Bosch Gmbh Ansteuervorrichtung für eine Laserdiode, Laserprojektionssystem und Verfahren zur Speckle-Reduktion bei einer Laserdiode
JP6290523B2 (ja) * 2012-03-02 2018-03-07 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
JP5920095B2 (ja) * 2012-07-31 2016-05-18 株式会社Jvcケンウッド 画像表示装置
JP6171345B2 (ja) * 2012-09-10 2017-08-02 株式会社リコー 照明光源装置及びこの照明光源装置を備えた投射装置及び投射装置の制御方法
JP2014106378A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Funai Electric Co Ltd 画像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016009086A (ja) 2016-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9664990B2 (en) Illumination apparatus and projection-type image display apparatus having the same
JP2012088451A (ja) 照明装置および表示装置
JP2014062951A (ja) 光源装置及びプロジェクタ
JP2005140847A (ja) Led光源プロジェクタ光学系及びled光源プロジェクタ
CN109073204B (zh) 光源装置和电子设备
US20130083294A1 (en) Illumination system and projection apparatus
JP2010256572A (ja) 投射型表示装置
CN111562713A (zh) 激光投影设备
KR102595295B1 (ko) 프로젝터
JP3174812U (ja) 小型プロジェクター用光学エンジン
JP2014191003A (ja) 光源装置およびこれを用いた投写型表示装置
JP2008233252A (ja) 投写型表示装置
WO2019033672A1 (zh) 双色激光光源和激光投影机
JP2015038618A (ja) 発光ユニット及びプロジェクタ
TWI744370B (zh) 顯示系統
JP2007065412A (ja) 照明装置及び投写型映像表示装置
JP6459024B2 (ja) 光源装置および画像表示装置
JP6425058B2 (ja) 光源装置及び投影装置
JP2014178693A (ja) 照明装置および表示装置
JP5618130B2 (ja) 発光ユニット及びプロジェクタ
WO2023030016A1 (zh) 激光投影设备
JP2018013541A (ja) 投写型映像表示装置
JP6908036B2 (ja) 光源装置及び投影表示装置
WO2021166807A1 (ja) 光源装置、及び画像表示装置
WO2021093656A1 (zh) 投影系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181213

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6459024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees