JP7170285B2 - 生体貼付け用選択透過膜、経皮吸収キットおよび美容方法 - Google Patents
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Description
自己支持可能な生体貼付け用選択透過膜であって、再生セルロースを含み、20nm以上1300nm以下の厚さを有し、水を選択的に透過する、生体貼付け用選択透過膜。
前記生体貼付け用選択透過膜は生体適合性を有する、項目1に記載の生体貼付け用選択透過膜。
前記生体貼付け用選択透過膜は、60以上の分子量を有する化合物を実質的に透過しない、項目1または2に記載の生体貼付け用選択透過膜。
前記再生セルロースは、0~12%の結晶化度を有する、項目1から3のいずれかに記載の生体貼付け用選択透過膜。
前記生体貼付け用選択透過膜は、50%以上の吸水率を有する、項目1から4のいずれかに記載の生体貼付け用選択透過膜。
前記再生セルロースは、150000以上の重量平均分子量を有する、項目1から5のいずれかに記載の生体貼付け用選択透過膜。
項目1から6のいずれかに記載の生体貼付け用選択透過膜と、
イオン導入装置、電気穿孔装置および超音波導入装置からなる群から選択される少なくとも1つと、
を備えた経皮吸収キット。
前記電気穿孔装置は、一対の電極と、前記一対の電極の一面を覆う少なくとも1つの絶縁層とを含む電極パッドを含む項目7に記載の経皮吸収キット。
項目1から6のいずれかに記載の生体貼付け用選択透過膜と、皮膚との間に有効成分を含む水溶液を配置する美容方法。
有効成分を含む水溶液を皮膚に配置するステップと、
前記水溶液の少なくとも一部を覆うように、項目1から6のいずれかに記載の生体貼付け用選択透過膜を皮膚に貼付するステップと、
前記有効成分を前記皮膚から内部へ浸透させるステップと
を含む美容方法。
前記浸透させるステップは、穿孔形成法、イオン導入法、および超音波導入法からなる群から選ばれる少なくとも1つを用いる項目10に記載の美容方法。
本開示の実施形態による生体貼付け用選択透過膜は、再生セルロースを含み、20nm以上1300nm以下の厚さを有する。また、生体貼付け用選択透過膜は、水を選択的に透過し得る。
。細孔容積が0.3cm3/g以下であることにより、生体貼付け用選択透過膜は、高い
水の選択透過性を発揮し得る。更に、0.05cm3/g以下の細孔容積を有することが好ましい。細孔容積が0.05cm3/g以下であることにより、生体貼付け用選択透過
膜は、より高い水の選択透過性を発揮し得る。本明細書での細孔容積とは、100nm以下の細孔径を有する細孔の容積を意味する。細孔容積は、例えばガス吸着法によって決定できる。生体貼付け用選択透過膜は高い透明性を有するため、100nmより大きな細孔はほとんど存在しないと考えられる。生体貼付け用選択透過膜は、例えば0.001cm3/g以上の細孔容積を有する。
ず、溶媒にセルロースを溶解させてセルロース溶液を調製する。150,000以上の重
量平均分子量の再生セルロース膜を得るために、重量平均分子量が少なくとも150,000以上のセルロースを用いてセルロース溶液を調製してもよい。この場合、1300nm以下の厚み有する自己支持型の生体貼付け用選択透過膜を作製できる。このように、セルロース溶液の調製において使用されるセルロースの重量平均分子量を150000以上にすることにより、1分子鎖において、より多くの水酸基が含まれることにより、多くの分子間水素結合を形成することが可能となることで、1300nm以下の生体貼付け用選択透過膜を安定に作製することができる。セルロース溶液の調製に使用するセルロースは、所望の重量平均分子量を有する限り、特に制限されない。
000,000以下であると取り扱いが容易となるため有用である。更に望ましくは再生
セルロースの重量平均分子量は1,000,000以下である。
よい。式(III)中、R1、R2、R3、及びR4は、独立して、水素原子又は1~4個の炭
素原子を有するアルキル基を表す。
で引っ張ってもよい。この場合、高分子ゲルシートに加わる引っ張り力の大きさを調整することによって、再生セルロース膜の細孔容積や形状、及び再生セルロースのかさ密度等を所望の状態に調節できる。
本開示の実施形態による美容方法は、上述した生体貼付け用選択透過膜と、皮膚との間に有効成分を含む水溶液を配置する。水溶液は水を含んでいれば、溶液、分散液、又はエマルジョンの状態でも良い。
有効成分を濃縮し、皮膚から内部へ有効成分が浸透しやすくなる効果を示す。つまり、経皮吸収効果を高めることができる。
本開示の実施形態による経皮キットは、上記生体貼付け用選択透過膜と、イオン導入装置、電気穿孔(エレクトロポーレーション)装置および超音波導入装置からなる群から選択される少なくとも1つとを含む。これらを用いることにより、一般的に皮膚に浸透し難いと考えられている、分子量500以上の有効成分を、肌に浸透し易くすることができる。
装置と同様、まず電気穿孔装置を用いて皮膚に一時的な穴を形成した後、超音波導入装置を用いると、形成された穴から有効成分をより効率的に生体に浸透させることができる。
図4および図5は、本開示の実施形態による積層シートの一例を示す。図4に示すように、本開示の実施形態による生体貼付け用選択透過膜は、保護層が取り付けられた積層シートの形で提供されてもよい。図4に示す積層シート100Bは、セルロース膜100と、セルロース膜100の一方の主面上に配置された保護層101とを有する。セルロース膜100としては、上述の生体貼付け用選択透過膜100Aを適用することができ、セルロース膜100は、例えば、重量平均分子量が150000以上の再生セルロースで構成された膜であり得る。言うまでもないが、図4および図5は、積層シート100Bをあくまでも模式的に示し、現実の寸法が反映されているわけではない。例えば、セルロース膜100および保護層101の厚さは、図4および図5においては誇張されている。本開示の他の図面においても、説明の便宜のために、実際とは異なる寸法、形状でセルロース膜などを図示することがある。
00Bを貼りつけたい部分に対向させる。この例では、皮膚200(例えば顔の皮膚の一部)に、セルロース膜100の主面Sfを対向させる。
以下、実施例により本開示の実施形態による選択透過する生体貼付け用選択透過膜をよ
り詳細に説明する。本開示の実施形態は、以下の実施例によって特定される形態に限定されない。
(実施例1)
(選択透過する生体貼付け用選択透過膜の作製)
以下の手順により、生体貼付け用選択透過膜である再生セルロース膜を作製した。まず、純度が90%以上の、木材を原料とした漂白パルプ由来のセルロースを用意した。
HELEOSを用いた。カラムとしては東ソー株式会社製のTSKgel α-Mを用い、溶媒には塩化リチウムが0.1M添加されたジメチルアセトアミドを用いた。カラム温度:23℃、流速:0.8mL/minの条件で測定を行った。再生セルロースの重量平均分子量は224000程度であった。
(結晶化度)[%]=(X/(X+Y))×100 (1)
Doty Scientific, Inc.製の5mmのCP/MASプローブを使用し、CP/MAS法を用いた。測定条件は、MAS速度:10kHz、室温(25℃)、試料回転数:10kHz、観測幅:30.2kHz、観測中心:96ppm、観測周波数:100.574MHzであり、CPパルス(1H→13C)法で、観測核90°パルス:3.9μsec、1H励起パルス:3.8μsec、接触時間:2.0msec、待ち時間:10sec以上、積算回数:8,000回とした。この条件でCP法により測定したセルロースの固体13C-NMRスペクトルは、十分な緩和時間を設定したDD(Dipolar Decouple)法により測定した固体13C-NMRスペクトルとよく一致することを確認した。ここで、固体13C-NMRの基準物質はテトラメチルシラン(TMS)を用いた。算出された再生セルロースの結晶化度は、0%であった。
再生セルロース膜の選択透過性については、浸透すると変色する紙を下地として、上に作製した再生セルロース膜を設置し、膜上から水(分子量:18)、プロパノール(分子量:60)、オクタノール(分子量:130)、デカン(分子量:142)、オレイン酸(分子量:282)をそれぞれ滴下した。下地の変色評価は、周りからの液の回り込みがないことを確認しながら、実施した。
以下の手順で、機器を用いた場合の有効成分の肌への浸透性評価を実施した。
以下の手順で、有効成分の肌への浸透性評価を実施した。
厚みが300nmとなることを狙ってギャップコーティングの条件を調整した以外は、実施例1と同様にして、実施例2に係る再生セルロース膜を作製した。実施例2に係る再生セルロース膜の厚みは320nmであった。また、100nm以下の細孔容積は0.047cm3/gであった。実施例2に係る再生セルロース膜の厚み、および細孔体積は、実施例1と同様にして測定した。実施例2に係わる再生セルロース膜を用いて、下地上に実施例2に係わる再生セルロース膜を設置し、その上から有効成分として、分子量2000-4000および分子量5000-10000の蛍光標識したヒアルロン酸が含有した水溶液を滴下し30秒静置したところ、水の透過による下地の変色を確認した。蛍光顕微鏡による評価では、何れのヒアルロン酸も検出限界以下であり、実施例2に係わる再生セルロース膜が水のみを透過していることを確認した。
機器使用時の有効成分の肌への浸透性評価において、蛍光標識したヒアルロン酸(分子量2000-4000、および分子量5000-10000)水溶液を上腕内側の肌上に塗布した後、膜を貼り付けずに穿孔形成を行った以外は実施例1と同様に評価を行った。結果を図13および図14に示す。
重量平均分子量250,000のポリ乳酸をクロロホルムに溶解することにより、ポリ乳酸溶液を調製した。重量平均分子量500程度のポリビニルアルコール膜が予め形成された基板上に、スピンコーティングによってポリ乳酸溶液を付与した後、溶媒であるクロロホルムを気化させた。その後、水への浸漬によりポリビニルアルコールを除去し、比較例2のポリ乳酸膜を作製した。得られたポリ乳酸膜の厚さは、約960nmであった。
、下地に水の浸透は確認できなかった。また、蛍光顕微鏡観察において、何れのヒアルロン酸も検出されなかった。
厚さ23μmのポリエチレンテレフタレート(PET)シートを用いて、下地にPETシートを設置し、その上から有効成分として、分子量2000-4000および分子量5000-10000の蛍光標識したヒアルロン酸が含有した水溶液を滴下し30秒静置したが、下地の変色はなく水の浸透は確認できなかった。また、蛍光顕微鏡観察において、何れのヒアルロン酸も検出されなかった。PETシートの吸水率は、0.4%であった。
厚さ約20μmの市販のセロハン(再生セルロース)を用いて、下地上にセロハンを設置し、その上から有効成分として、分子量2000-4000および分子量5000-10000の蛍光標識したヒアルロン酸が含有した水溶液を滴下し30秒静置したが、下地の変色はなく水の浸透は確認できなかった。また、蛍光顕微鏡観察において、何れのヒアルロン酸も検出されなかった。セロハンの結晶化度は21%であった。
厚さ約150μmのろ紙(天然セルロース)を用いて、下地上にろ紙を設置し、その上から有効成分として、分子量2000-4000および分子量5000-10000の蛍光標識したヒアルロン酸が含有した水溶液を滴下し30秒静置したところ、水の浸透と有効成分双方の浸透を確認した。
市販のキトサンを含むナノファイバーシート(マジックフェイシャル、株式会社エコライフ製)を用いて、下地上にナノファイバーシートを設置し、その上から有効成分として、分子量2000-4000および5000-10000の蛍光標識したヒアルロン酸が含有した水溶液を滴下し30秒静置したところ、水の浸透と有効成分双方の浸透を確認した。
純度が90%以上の、木材を原料とした漂白パルプ由来のセルロースを用意した。漂白パルプ由来のセルロースをイオン液体に溶解させることにより、セルロース溶液を調製した。イオン液体としては、1-エチル-3-メチルイミダゾリウムジエチルフォスフェイト(アルドリッチ社製、純度98%)を用いた。セルロース溶液は、ジメチルスルホキシドで希釈した。ギャップコーティングを適用して基板の表面にセルロース溶液を付与することにより、基板上に液膜を形成した。このとき、比較例7に係る生体貼付用膜の厚みが300nmとなることを狙ってギャップコーティングにおけるギャップの大きさを調整した。液膜の形成後、20℃40-60%RH環境に置くことで高分子ゲルシートを得た。その後、高分子ゲルシートを洗浄することにより、高分子ゲルシートからイオン液体を除去した。その後、高分子ゲルシートを、自然乾燥させることにより、自立可能な、厚さ約300nmの比較例7に係わる再生セルロース膜を得た。比較例7に係る生体貼付用膜において、100nm以下の細孔径を有する細孔の細孔容積は0.44cm3/gであった
。
(実施例3)
セルロース溶液中のセルロース濃度と、ギャップの大きさとを調整することにより、ねらい厚さを100nm、200nm、500nm、1300nmとして、実施例1と同様の方法で実施例3のセルロース膜を作製した。各ねらい厚さに対する、得られたセルロース膜の厚さは、それぞれ、約90nm、約220nm、約510nm、約1340nmであった。
セルロース溶液中のセルロース濃度と、ギャップの大きさとを調整することにより、ねらい厚さを3000nm、5000nmとして、実施例1と同様の方法で比較例7のセルロース膜を作製した。各ねらい厚さに対する、得られたセルロース膜の厚さは、それぞれ、約2700nm、約5000nmであった。
21a、21b 絶縁層
23 第1電極
24 第2電極
25a、25b 絶縁層
30 生体
40 水溶液
60 電気穿孔装置本体
70 イオン導入装置
70a ヘッド
70b グリップ
100、100A 生体貼付け用選択透過膜
100B、100C 積層シート
101 保護層
102 第2の保護層
200 皮膚
300 水溶液
302 クリーム
Claims (10)
- 自己支持可能な生体貼付け用選択透過膜であって、
0~12%の結晶化度を有する再生セルロースを含み、
20nm以上1300nm以下の厚さを有し、
100nm以下の細孔径を有する細孔の容積である細孔容積が0.3cm 3 /g以下であり、
水を選択的に透過し、60以上の分子量を有する化合物を実質的に透過しない、生体貼付け用選択透過膜。 - 前記生体貼付け用選択透過膜は生体適合性を有する、請求項1に記載の生体貼付け用選択透過膜。
- 前記再生セルロースは、実質的に0%の結晶化度を有する、請求項1または2に記載の生体貼付け用選択透過膜。
- 前記生体貼付け用選択透過膜は、50%以上の吸水率を有する、請求項1から3のいずれかに記載の生体貼付け用選択透過膜。
- 前記再生セルロースは、150000以上の重量平均分子量を有する、請求項1から4のいずれかに記載の生体貼付け用選択透過膜。
- 請求項1から5のいずれかに記載の生体貼付け用選択透過膜と、
イオン導入装置、電気穿孔装置および超音波導入装置からなる群から選択される少なくとも1つと、
を備えた経皮吸収キット。 - 前記電気穿孔装置は、一対の電極と、前記一対の電極の一面を覆う少なくとも1つの絶縁層とを含む電極パッドを含む請求項6に記載の経皮吸収キット。
- 請求項1から5のいずれかに記載の生体貼付け用選択透過膜と、皮膚との間に有効成分を含む水溶液を配置する美容方法。
- 有効成分を含む水溶液を皮膚に配置するステップと、
前記水溶液の少なくとも一部を覆うように、請求項1から5のいずれかに記載の生体貼付け用選択透過膜を皮膚に貼付するステップと、
前記有効成分を前記皮膚から内部へ浸透させるステップと
を含む美容方法。 - 前記浸透させるステップは、穿孔形成法、イオン導入法、および超音波導入法からなる群から選ばれる少なくとも1つを用いる請求項9に記載の美容方法。
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