JP7170268B2 - 補修工法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、地山の斜面にモルタル類(モルタル又はコンクリート等)を吹き付けて構築された法面保護体で覆われた法面を補修する際に用いられる補修材を用いた補修工法に関する。
なお、本明細書において、「法面」は、地山(主に斜面)の表層とこれを覆う法面保護体の両方を含む意味で用いる。
従来、風雨等による地山表面の侵食を防止するために、地山の斜面にモルタル類を吹き付け、法面保護体(吹付層)を構築することが行われている。すなわち、法面保護体は、地山に対する外気や雨水等の接触を遮断し、地山を保護するためのものである。
ところで、老朽化や地震等により法面保護体に生じた貫通ひび割れから侵入した雨水や地山側からの湧水が法面保護体裏側の地山斜面上を流れて地山の土が削り取られると、図3(A)に示すように、法面保護体1と地山2との間に空洞(空隙)3が生じることになり、この空洞3が拡大すると、法面保護体1と地山2の付着不良、さらには法面保護体1や法面Nの崩壊につながる恐れがある。
その対策として、図3(B)に示すように、法面保護体1に注入孔4を形成し、ここから空洞3内に充填材50としてのセメントミルク等を充填することにより(図3(C)参照)、法面保護体1と地山2の付着を改善する補修方法がある(特許文献1)。この補修方法では、既設の法面保護体1を撤去する必要が無く、固化した充填材50により空洞3内への雨水等の侵入を防止することができる。
特開平4-330116号公報
しかし、上記の補修方法では、図4(A)に示すように、固化後の充填材50と地山2表面の間に地山2側からの湧水が流れ、地山2の土が削られて新たに空洞3が生じた場合(図4(B)参照)、その対策として更なる充填材50の充填が必要になり得るのであって、湧水による空洞発生の防止効果まで期待することはできない。
本発明は、既設の法面保護体を撤去することなく、法面保護体の裏側における湧水による空洞発生を防止することができる補修工法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る補修工法は、法面保護体上に格子枠を構築した後、該法面保護体と地山との間の空洞に、透水性を有する補修材を充填することを特徴とする(請求項1)。
上記補修材には、水、セメント、気泡剤、樹脂系糊材及び粘土鉱物を含むものを用いることができる(請求項2)。
前記補修工法において前記法面保護体に形成された貫通ひび割れに、前記補修材を塗り込んでもよく(請求項3)、法面保護体において該法面保護体と地山との間の空洞に通じる箇所に形成された貫通ひび割れを補修しないまま、前記空洞に透水性を有する補修材を充填し、この充填が前記貫通ひび割れの補修を兼ねるようにしてもよい(請求項4)。
本発明に係る補修工法が、前記充填後、前記法面保護体に水抜き孔を形成するものであってもよく(請求項5)、この場合、前記法面保護体の表面に対して略直角か、それよりも山側に鋭角となるように前記水抜き孔を形成し、該水抜き孔に透水性を有する材料を充填してもよい(請求項6)。
上記補修工法において、前記法面保護体の表面に対して略直角か、それよりも山側に鋭角となるように前記水抜き孔を形成し、該水抜き孔が植生基材で埋まるよう、前記法面保護体に対して植生基材を吹き付けてもよい(請求項7)。
本願発明では、既設の法面保護体を撤去することなく、法面保護体の裏側における湧水による空洞発生を防止することができる補修工法が得られる。
すなわち、本願の各請求項に係る発明の補修工法では、空洞に充填した透水性を有する補修材が、地山から湧き出す湧水などの地山自体に保持しきれなくなった余剰水の流れる水道(みずみち)となるので、法面保護体の裏側に新たな水道ができにくくなり、新たな空洞の発生を抑制することができる。
また、法面保護体に形成された貫通ひび割れに本発明の補修材を塗り込んで補修する請求項3に係る発明の補修工法では、この補修材で塞がれた貫通ひび割れは、法面保護体の裏側の空洞に通じているため、法面保護体の裏側から余剰な水分を滲出する役割を持つことになり、ひいては新たな空洞の発生を抑制する機能を発揮することになる。
請求項2に係る発明の補修材は、気泡剤を含むため、軽量で気泡を内包するものとなっているので、法面保護体裏側の空洞への充填時に法面保護体にかかる注入圧力を軽減することができ、法面保護体の崩壊のリスクの低減を図ることが可能となっている。また、この補修材は、粘土鉱物を含み、法面保護体の貫通ひび割れを塞ぐことができるので、貫通ひび割れに塗り込んでその補修を行うことも可能である。
従来の法面保護体の補修工法(例えば特許文献1参照)では、法面保護体上に格子枠(法枠)を構築するより先に空洞に充填材等を充填するが、先に空洞の充填を行うと、充填された充填材等が裏面(地山)側から法面保護体に対して注入圧力をかけることになり、法面保護体が老朽化や地震等により脆くなっていると、崩壊する恐れもある。対して、本願の各請求項に係る発明の補修工法では、空洞に補修材を充填するよりも先に、法面保護体の表面上に格子枠を構築して法面保護体を押さえる(補強する)ので、上記のような崩壊のリスクを低減することができる。
請求項5に係る発明の補修工法では、水抜き孔を介して地山側の余剰水を法面保護体表面側に吸い出すことが可能となり、ひいては法面保護体の裏側における新たな水道さらには新たな空洞の発生を抑制するという効果が高まることになる。しかも、地山側が乾燥した際には、降雨などの水分が水抜き孔を介して地山に供給されるのであって、地山が常に湿潤状態となる保水効果により、乾燥と湿潤の繰り返しによって起こる地山の風化抑制も期待することができる。
請求項6,7に係る発明の補修工法では、水抜き孔に充填した植生基材や透水性を有する補修材等の透水性材料が流出し難くなり、その透水性材料に期待される保水効果等が長期にわたって発揮されることになる。
(A)~(C)は、本発明の一実施の形態に係る補修工法の構成を概略的に示す説明図である。 (A)及び(B)は、従来の補修方法及び前記補修工法によるクラック補修を概略的に示す説明図である。 (A)~(C)は、従来の補修方法を概略的に示す説明図である。 (A)及び(B)は、従来の補修方法による補修後の法面の状態を概略的に示す説明図である。 前記補修工法を概略的に示す斜視図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
本実施の形態に係る補修工法は、以下の工程1~工程6の順に行う。
(工程1)法面の状態調査
例えば定期点検時、あるいは法面保護体にひび割れや部分剥離などを発見した際において、補修の要否や補修方法を決定するため、目視観察、打音調査、コアリング調査および熱赤外線影像法(サーモグラフィ)を組み合わせた調査方法により法面保護体1(図1(A)参照)の裏側における空洞3の有無を調査する。この調査は公知の手段により行うことができる。
(工程2)法面保護体表面への格子枠構築
工程1の調査の結果、法面保護体1の裏側に空洞3が見つかり、さらに老朽化等により法面Nや法面保護体1に崩落の危険性がある場合、例えば簡易吹付法枠工法を実施し、法面保護体1表面に格子枠5を構築する(図1(A)、図5参照)。
ここで、格子枠5は、例えば、以下のような方法で構築することができる。すなわち、法面保護体1の全面にわたって菱形金網などの網状体を張設すると共に、網状体をアンカーボルトで固定する。次いで、網状体上に、等高線方向及びこれに直交する方向(傾斜方向)に適宜の間隔で鉄筋を格子状に配し、この鉄筋の例えば交差部分を、法面保護体1を貫通して地中に達するアンカーボルトに結束固定し、また、上記鉄筋の上方部位にも鉄筋を格子状に配置し、この鉄筋もアンカーボルトに結束固定する。そして、これらの鉄筋を埋め込む状態で断面形状が半円状や矩形状等となる膨出体を形成するように、モルタル類を吹き付けて格子枠5を形成する。
(工程3)空洞充填
工程2の後、図1(B)に示すように、法面保護体1に対し、その外面側から空洞3に通じる注入孔(貫通孔)4をあけ、空洞3内に透水性を有する補修材6を充填する。充填後は、補修材6の逆流、漏出を防止するため、例えばモルタル類で注入孔4を塞ぐ。
ここで、注入孔4の形成は、作業性等の観点から、格子枠5の桝目内において行うのが好ましい。なお、法面保護体1において空洞3に通じる箇所に、空洞3への補修材6の充填に適したひび割れ等の開口部が形成されている場合、この開口部を注入孔4として利用し、削孔作業を省略してもよい。
透水性を有する補修材6としては、例えば、水、セメント、気泡剤、樹脂系糊材、粘土鉱物(バーミキュライト)の混合物であって、透水係数が10-5m/sec~10-8m/secのものを用いることができる。本例では、セメントの密度が300~500kg/mであり、セメントに対する水の比率(水/セメント比)が50~120%、セメントに対する気泡剤の比率が0.2~1.0%、セメントに対する樹脂系糊材の比率が2.0~10.0%、空気量が15~60%となる補修材6を用いる。
(工程4)格子枠内に水抜き孔形成
図1(C)、図5に示すように、法面保護体1を削孔し、格子枠5の各桝目内に、直径10mm~40mm、好ましくは10mm~20mmの水抜き孔7を、16~25本/mの密度で、法面保護体1の表面に対して略直角か、それよりも山側に鋭角となるように形成する。
(工程5)勾配緩和網設置
法面保護体1の勾配(傾斜の程度)が五分勾配(約64度。水平に0.5m進んだときに高さが1m高くなる傾斜)以上の急傾斜である場合、勾配を緩和するために、格子枠5の枠内に勾配を緩和する例えば金網からなる勾配緩和網8を設置する(図5参照)。法面保護体1の勾配が三分勾配(約41度)程度の緩やかな傾斜であれば、次工程6で吹き付ける植生基材が流れ落ちたり乾燥で植物が枯れたりすることが起こり難いため、この工程を省略可能である。
ここで、勾配緩和網8は、図5に示すように、縦断面が門状であり、その横幅は均一で前方に向かうにつれて低くなるように構成された網状体であり、アンカーピン9により格子枠5の桝目内に固定する。
(工程6)格子枠内に植生基材吹付
格子枠5の桝目内に植生基材(例えば、肥料、生育基盤材、保水材、糊材及び植物種子の中から適宜に選択した一以上のもの)10を吹付ける。この際、水抜き孔7が植生基材10で埋まるよう、法面保護体1(斜面)に対して略直角に植生基材10を吹き付けることが望ましい。ただし、水抜き孔7に補修材6を充填してもよく、この場合は、植生基材10の吹付前に、水抜き孔7に対する補修材6の充填を行えばよい。
(補足)
工程3の空洞3への補修材6の充填は、法面保護体1に貫通ひび割れ(法面保護体1の表側から裏側に貫通しているひび割れ)がある場合、その大きさや位置等に応じて、モルタル類、樹脂接着剤、補修材6等で貫通ひび割れ部分を補修し、密閉性を高めてから行うのが好ましい。この貫通ひび割れ補修工程を行うタイミングは、工程2の途中や工程2の前後、さらには工程1の前などとすることが考えられる。
(作用効果)
空洞3にモルタル類を充填する上記従来の補修方法では、法面保護体1の裏側における湧水による空洞3発生を防止することができないが、本例の補修工法では、空洞3に充填した透水性を有する補修材6が、地山2から湧き出す湧水などの地山自体に保持しきれなくなった余剰水の流れる水道(みずみち)となるので、法面保護体1の裏側に新たな水道ができにくくなり、新たな空洞3の発生を抑制することができる。
また、従来の法面保護体1の補修工法(例えば特許文献1参照)では、法面保護体1上に格子枠5(法枠)を構築するより先に空洞3に充填材等を充填するが、先に空洞3の充填を行うと、充填された充填材等が裏面(地山)側から法面保護体1に対して注入圧力をかけることになり、法面保護体1が老朽化や地震等により脆くなっていると、崩壊する恐れもある。対して、本例の補修工法では、空洞3に補修材6を充填するよりも先に、法面保護体1の表面上に格子枠5を構築して法面保護体1を押さえる(補強する)ので、上記のような崩壊のリスクを低減することができる。
しかも、本例において空洞3に充填する補修材6は、気泡剤を含むため、軽量で気泡を内包するものとなっているので、空洞3への充填時に法面保護体1にかかる注入圧力を軽減することができ、上記崩壊のリスクのさらなる低減を図ることが可能となっている。
図2(A)に示すように、通常、法面保護体1に貫通ひび割れC1があれば樹脂接着剤などで補修し、法面保護体1の背面に注入したセメントミルクなどの充填材がこの貫通ひび割れC1を通じて法面保護体1の表面から漏出することを防止する。これに対し、粘土鉱物(バーミキュライト)を含む本例の補修材6は、例えば表面における最小幅w1が0.5mm未満の貫通ひび割れC0は勿論、これより大きい(例えば表面における最小幅w1が0.5mm以上の)貫通ひび割れC1のうち、比較的幅が小さい貫通ひび割れ(実験例では最小幅3.0mm以下の貫通ひび割れ)をも塞ぐことが確認されている。塞ぐことが可能な貫通ひび割れC0,C1の大きさは補修材6の粘性や補修材6に含む粘土鉱物の配合等にもよるが、補修材6により塞ぐことができる貫通ひび割れについては、補修材6の塗り込みによる補修を行ってもよく、また、空洞3に通じる箇所にある貫通ひび割れについては、敢えて補修することなく空洞3に補修材6を充填することで貫通ひび割れ補修を兼ねるようにしてもよい。補修材6で塞がれた貫通ひび割れは、空洞3に通じている場合、法面保護体1の裏側から余剰な水分を滲出する役割を持つことになるのであって、同様のことは、補修材6で充填された水抜き孔7についても当て嵌まる。
加えて、図2(B)における左上側の貫通ひび割れC2は、法面保護体1の表面における最小幅がw2であり、この貫通ひび割れC2の表面部分に補修材6を塗り込めばこの貫通ひび割れC2を塞ぐことができる場合、図2(B)における右下側の貫通ひび割れC3のように、法面保護体1の表面から裏面までにおける最小幅wがw2以下であれば、その部分に補修材6を塗り込むことにより、貫通ひび割れC3を塞ぐことが可能である。
ここで、空洞3に充填する補修材6と貫通ひび割れに塗り込む補修材6とは同一構成としてもよいが、後者の補修材6における樹脂系糊材や粘土鉱物の配合量を増やすなどして、粘性が前者の補修材6より高まるようにしてもよい。この場合、相対的に粘性が低く流動性の高い補修材6は空洞3に充填にし易く、相対的に粘性が高く流れ落ちてしまい難い補修材6は貫通ひび割れへの塗り込みを行い易くなるので、作業性の向上を図ることが可能となる。
工程4において形成する水抜き孔7は、法面保護体1を貫通すればよく、地山2もしくは法面保護体1裏面の空洞3に充填された透水性がある補修材6まで到達していれば、水抜き孔7に充填した植生基材10あるいは補修材6を介して地山2側の余剰水を法面保護体1表面側に吸い出すことが可能となる。
そして、本例では、水抜き孔7を法面保護体1の表面に対して略直角か、それよりも山側に鋭角になるように削孔するので、工程6で充填する植生基材10等が流出し難くなる。
また、図3(A)~(C)に示すように、モルタル類の吹付工のみを行って法面保護体1を構築した地山2の斜面では、通常、2mに1本の割合での水抜きパイプ11(図3、図4参照)が設置され、この水抜きパイプ11に地山2側からの湧水等の余剰水が集水されるので、水道ができやすい。これに対し、本例では、図5に示すように、格子枠5の桝目内に水抜き孔7を高頻度に配置するので、水抜きパイプ11への余剰水の集中を無くし、水道の形成阻止を図ることが可能となる。
さらに、格子枠5内に削孔した水抜き孔7に植生基材10や補修材6のような透水性を持つ材料を充填することで、地山2から発生する湧水を毛管現象にて法面保護体1表面に排出することができる。一方、地山2側が乾燥した際には降雨などの水分を植生基材10側から地山2に毛管現象にて供給されるのであって、地山2が常に湿潤状態となる保水効果により、乾燥と湿潤の繰り返しによって起こる地山2の風化抑制が期待される。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
工程1で空洞3が見つからず、法面保護体1に貫通ひび割れが見つかった場合には、例えばその貫通ひび割れに補修材6の塗り込みを行うのみとしてもよい。
法面保護体1表面の緑化が必要でない場合、例えば格子枠5の桝目内はモルタル類を吹付けて固めればよく(増厚工法)、工程4以降の工程は省略することができる。ただし、水抜き孔7を設けない場合、図1(A)~(C)に示すように、法面保護体1裏側を流れる湧水等を排出する水抜きパイプ11の設置が必要となる。
ここで、水抜きパイプ11として、例えば塩化ビニル製のパイプを用いてもよいが、法面保護体1裏側に補修材6を充填した箇所に、上面が多数の穴あき状(例えばメッシュ)に構成された水抜きパイプ11を設置すれば、補修材6によって集められた余剰水をこの水抜きパイプ11によって効率的に排水することが可能となる。
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
1 法面保護体
2 地山
3 空洞
4 注入孔
5 格子枠
6 補修材
7 水抜き孔
8 勾配緩和網
9 アンカーピン
10 植生基材
11 水抜きパイプ
50 充填材
C0 貫通ひび割れ
C1 貫通ひび割れ
C2 貫通ひび割れ
C3 貫通ひび割れ
N 法面
w0 最小幅
w1 最小幅
w2 最小幅

Claims (7)

  1. 法面保護体上に格子枠を構築した後、該法面保護体と地山との間の空洞に、 透水性を有する補修材を充填することを特徴とする補修工法
  2. 前記補修材は、 水、セメント、気泡剤、樹脂系糊材及び粘土鉱物を含む請求項1に記載の補修工法
  3. 前記 法面保護体に形成された貫通ひび割れに、前記補修材を塗り込む請求項1又は2に記載の補修工法。
  4. 法面保護体において該法面保護体と地山との間の空洞に通じる箇所に形成された貫通ひび割れを補修しないまま、前記空洞に透水性を有する補修材を充填し、この充填が前記貫通ひび割れの補修を兼ねるようにする請求項1又は2に記載の 補修工法。
  5. 前記充填後、前記法面保護体に水抜き孔を形成する請求項1~4の何れか一項に記載の 補修工法。
  6. 前記法面保護体の表面に対して略直角か、それよりも山側に鋭角となるように前記水抜き孔を形成し、該水抜き孔に透水性を有する材料を充填する 請求項5に記載の補修工法。
  7. 前記法面保護体の表面に対して略直角か、それよりも山側に鋭角となるように前記水抜き孔を形成し、該水抜き孔が植生基材で埋まるよう、前記法面保護体に対して植生基材を吹き付ける請求項5 に記載の補修工法。
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