JP7167669B2 - プリンタ及びコンピュータプログラム - Google Patents

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本開示は、プリンタ及びコンピュータプログラムに関する。
PDF(Portable Document Format)には、複数の描画オブジェクトをまとめて一つのオプショナルコンテンツグループ(すなわちレイヤー)として扱い、ビューワ上でレイヤー単位で表示状態・非表示状態を切り替えられるような機能がある。画像の階層構造が複数のレイヤーによって表現されているようなPDF形式のデータ(以下、PDFデータ)の場合、PDFデータの作成者は、ビューワ上で各レイヤーの表示状態・非表示状態を切り替え、画像の任意の階層を表示させて見る、という使い方を想定している。
このようなPDFデータをダイレクト印刷によって印刷する場合、一般的には、PDFデータは、PDFデータの作成者が決めたデフォルトの各レイヤーの表示状態・非表示状態の設定に従い印刷される。そのため、下の階層が表示された状態で画像が印刷されない場合がある。
この点、特許文献1には、三次元オブジェクトデータを含むPDFデータのダイレクト印刷において、オブジェクトにおける複数の外観のアングルビューのうち1つのアングルビューのみを印刷するのではなく、幾つか又は全てのアングルビューを印刷することが記載されている。
特開2008-247023号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術において、全てのアングルビューで印刷が実行された場合、ユーザにとって不要な画像が印刷されることがあり、画像が印刷されるシートが無駄になってしまう。また、単純に幾つかのアングルビューが印刷されただけでは、必要な印刷結果が得られない場合もある。
本開示の一局面は、複数のレイヤーが含まれている画像データをダイレクト印刷する場合において、シートの無駄を抑制しつつ、必要な印刷結果を得ることを目的としている。
本開示の一態様は、プリンタであって、複数のレイヤーが含まれている画像データのダイレクト印刷において、判断処理と、決定処理と、印刷処理と、を実行する。判断処理は、複数のレイヤーの中に第1のレイヤー及び第1のレイヤーよりも上層の第2のレイヤーであって、所定条件を満たす第1のレイヤー及び第2のレイヤーが存在するか否かを判断する処理である。前記所定条件は、第1のレイヤーと第2のレイヤーとの重なり度合いが第1の度合い以上であり、かつ、第2のレイヤーの透明度が第2の度合い以下であるとの条件を含む。決定処理は、複数のレイヤーの各レイヤーの表示状態又は非表示状態の組合せを決定する処理であって、判断処理により前記所定条件を満たす第1のレイヤー及び第2のレイヤーが存在すると判断される場合に、第1のレイヤーが表示状態、第2のレイヤーが非表示状態に設定された組合せを決定する処理である。印刷処理は、決定処理によって決定された組合せに従い、画像データの印刷を実行する処理である。
このような構成によれば、重なり度合いが第1の度合い以上であり、かつ、第2のレイヤーの透明度が第2の度合い以下であるとの条件を含む所定条件が満たされる場合、第1のレイヤーが表示状態、第2のレイヤーが非表示状態に設定されて印刷が実行される。換言すれば、第2のレイヤーによって第1のレイヤーが覆われて視認しづらい場合に、第1のレイヤーが表示状態、第2のレイヤーが非表示状態に設定されて印刷が実行される。
よって、複数のレイヤーが含まれている画像データをダイレクト印刷する場合において、シートの無駄を抑制しつつ、必要な印刷結果を得ることができる。
プリンタに搭載されたコンピュータに上記の各処理を実行させるコンピュータプログラム、上記プリンタを実現するための制御方法、及び、上記のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記憶媒体も新規で有用である。
図1はプリンタの概略の構成を示すブロック図である。 図2は画像データに含まれる各レイヤーを示す図である。 図3は最上層のレイヤーを表示状態に設定して印刷を実行した場合の印刷結果を示す図である。 図4はレイヤー印刷処理のフローチャートである。 図5はOCテーブルを示す図である。 図6は図5のOCテーブルに係る複数のレイヤーを示す図である。 図7は第1実施形態の印刷組決定処理のフローチャートである。 図8は印刷組決定処理により決定された印刷組の一例を示す図である。 図9は第2実施形態の印刷組決定処理のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
[プリンタの構成]
図1に示すプリンタ1は、制御部11、操作部12、表示部13、印刷部14、LAN I/F部15及びUSB I/F部16を備える。なお、I/Fは、インタフェースの略称である。
制御部11は、CPU111と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ112)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。制御部11の各種機能は、CPU111が非遷移的実体的記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ112が、プログラムを格納した非遷移的実体的記憶媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。CPU111が、メモリ112に記憶された制御プログラムに従って所定の処理を実行することにより、プリンタ1の各部が制御される。なお、制御部11を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
操作部12は、タッチパネル及び各種スイッチ類等を備える。表示部13は、液晶ディスプレイ及び各種ランプ類等を備える。操作部12が備えるタッチパネルは、表示部13が備える液晶ディスプレイの表面に重ねて配置されている。
印刷部14は、インクジェット技術や電子写真技術の印刷機構を有し、シート状の記録用紙に画像を印刷することが可能である。
LAN I/F部15は、有線LAN(Local Area Network)規格に準拠した通信インタフェース装置によって構成される。なお、LAN I/F部15は、無線LAN規格に準拠した通信インタフェース装置によって構成されていてもよい。また、有線LAN及び無線LANそれぞれに対応する通信インタフェース装置を両方とも備えていてもよい。プリンタ1は、LAN I/F部15を介してLANに接続される。これにより、プリンタ1は、LANに接続されたネットワーク機器と通信可能となる。LANに接続されたネットワーク機器としては、例えば、PC(Personal Computer)21挙げられる。
USB I/F部16は、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠した通信インタフェース装置によって構成される。USB I/F部16には、USB規格に準拠した各種デバイス(例えば、図1に例示するUSBメモリ16a等)を接続することができる。
[プリンタの機能]
プリンタ1は、ダイレクト印刷を実行するダイレクト印刷機能を備えている。ダイレクト印刷は、PDFデータなどの画像データが、アプリケーション又はプリントドライバをまず使用して画像データをページ記述言語等のプリント言語に前処理することなく、互換性のあるプリンタに直接送られるプロセスである。画像データは、プリンタ自体により処理されて印刷される。
例えば、ダイレクト印刷は、マイクロソフト(登録商標)のWINDOWS(登録商標)のデスクトップ上で、画像データのアイコンをプリンタユーティリティのアイコンドラッグすることによって、或いはその画像データを右クリックして「プリント」コマンドを選択することによって起動させられる。また、ダイレクト印刷は、USBメモリ16aなどのメモリデバイスを接続するための接続部(例えばUSB I/F部16)を有するプリンタ1で、当該プリンタ1自身から起動させられる。ダイレクト印刷では、リムーバブルメディアに格納されているファイルの内容を、プリンタ1とは別の外部機器(例えばPC21)を使わなくても印刷することができる。
ここで、PDFには、複数の描画オブジェクトをまとめて一つのレイヤーとして扱い、ビューワ上でレイヤー単位で表示状態・非表示状態を切り替えられるような機能がある。この機能を有するPDFデータは、OC Properties辞書を有する。OC Properties辞書は、当該PDFデータ内の全てのレイヤーへの参照と、PDFデータ内の各レイヤーのデフォルトの表示状態・非表示状態の設定と、を有する。なお、以下では、表示状態・非表示状態の設定を単に「表示・非表示設定」と称す。例えば、USBメモリ16a内のPDFデータをプリンタ1でダイレクト印刷する場合、閲覧者が自由にレイヤーの表示・非表示設定を切り替えることはできない。このため、OC Properties辞書のデフォルトの表示・非表示設定に従って印刷時の各レイヤーの表示・非表示状態を決定し、PDFデータの印刷を実行することが行われている。
図2には、3層構造を有するPDFデータの各層を示す第1レイヤー31、第2レイヤー33及び第3レイヤー35が示されている。第2レイヤー33は第1レイヤー31よりも上層に位置する。第3レイヤー35は第1レイヤー31及び第2レイヤー33よりも上層に位置する。つまり、描画順は、第1レイヤー31→第2レイヤー33→第3レイヤー35の順で大きくなる。第1レイヤー31は複数の描画オブジェクト311~316を含む。第2レイヤー33は複数の描画オブジェクト331~342を含む。第3レイヤー35は複数の描画オブジェクト351~356を含む。また、図2において符号31aは、第1レイヤー31の描画オブジェクト311~316を全て内包する最小限の外接矩形(BBOX)を示す。同様に、符号33aは、第2レイヤー33の描画オブジェクト331~342を全て内包するBBOXを示す。また、符号35aは、第3レイヤー35の描画オブジェクト351~356を全て内包するBBOXを示す。図2に示す例では、第3レイヤー35が第1レイヤー31及び第2レイヤー33を完全に覆うように位置する。そのため、第3レイヤー35を表示状態が印刷された場合、図3に示すように最上層の第3レイヤー35のみが見える形で印刷される。すなわち、下層の第1レイヤー31及び第2レイヤー33が視認できない状態で印刷される。
なお、このような複数のレイヤーで表される画像としては、複数の階層を有する建造物の画像などが挙げられる。また、ある製品等の外観図が第1レイヤーで表され、その断面図が第2レイヤーで表される画像などが挙げられる。本実施形態では、プリンタ1は、このような複数のレイヤーを含むPDFデータのダイレクト印刷を対象とする後述するレイヤー印刷処理を実行する。
[1-2.処理]
[1-2-1.レイヤー印刷処理]
次に、プリンタ1の制御部11が実行するレイヤー印刷処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、レイヤー印刷処理は、プリンタ1がユーザからダイレクト印刷の実行指示を受け付けることにより開始される。
S101で、制御部11は、印刷対象のPDFデータを取得する。制御部11は、USBメモリ16a内のPDFデータをダイレクト印刷する場合は、USBメモリ16aからPDFデータを取得する。他方、LAN I/F部15を介してPC21から送られてきたPDFデータのダイレクト印刷の場合、PC21から送られてきたPDFデータはメモリ112に記憶され、制御部11はメモリ112からPDFデータを取得する。
続いて、S102で、制御部11は、S101で取得されたPDFデータ内にOC Properties辞書が存在するか否かを判断する。
制御部11は、S102でPDFデータ内にOC Properties辞書が存在しないと判断した場合(S102:NO)には、S103へ移行し、通常どおりPDFデータに対してRIP処理を実行する。ここで、RIP処理は、Raster Image Processor処理の略である。RIP処理が実行されることにより、ページ単位で記述されたページ記述言語からラスターデータが生成される。
続いて、S104で、制御部11は、S103で生成されたラスターデータに基づいてPDFデータを印刷し、図4のレイヤー印刷処理を終了する。
一方、制御部11は、前述したS102でPDFデータ内にOC Properties辞書が存在すると判断した場合(S102:YES)には、S105へ移行する。
S105で、制御部11は、オプショナルコンテンツテーブル(以下、OCテーブル)を構築しながら、PDFデータに対してRIP処理を実行する。
ここで、OCテーブルについて図5を用いて説明する。OCテーブルは、PDFデータ内の各レイヤーについて、OCオブジェクト番号、表示・非表示設定、BBOX座標、透明状態及び描画順が互いに対応付けられて設定されたテーブルである。
OCオブジェクト番号は、レイヤーに付与された識別番号である。
表示・非表示設定は、レイヤーのビューワ上の表示・非表示設定である。
BBOX座標は、レイヤーのBBOXの左上頂点の座標と右下頂点の座標とを示す。具体的には、BBOX座標は、BBOXの左上頂点のX座標、左上頂点のY座標、右下頂点のX座標及び右下頂点のY座標を含む。
あるレイヤーの透明状態は、そのレイヤーが透明か不透明かを表す情報である。本実施形態では、そのレイヤーを構成する描画オブジェクト全体からなる領域のうち、透明度が第1の閾値以上(例えば90%以上)の領域が一定以上(例えば50%以上)存在する場合に、そのレイヤーの透明状態は透明に設定される。他方、そのレイヤーを構成する描画オブジェクト全体からなる領域のうち、透明度が第1の閾値以上の領域が一定以上存在しない場合に、そのレイヤーの透明状態は不透明に設定される。なお、透明度が大きいほどそのレイヤーは透明になる。図5に示すOCテーブルでは、透明状態の欄において不透明は「×」で、透明は「〇」で示される。
描画順は、レイヤーが描画される順番を示す。描画順の値が小さいレイヤーから順に描画される。描画順の値が大きいレイヤーほど上層となる。つまり、描画順の値が大きいレイヤーほどビューワ上で前面に表示される。
図5に示す例では、OCオブジェクト番号5,6,7のレイヤーに係るOCテーブルが示されている。OCオブジェクト番号6のレイヤー、5のレイヤー及び7のレイヤーの順で描画順が大きくなる。また、OCオブジェクト番号6,5,7のレイヤーの表示・非表示設定は、順に表示状態、非表示状態、表示状態である。また、いずれのレイヤーも透明状態は不透明である。図6は、OCオブジェクト番号5,6,7のレイヤーのBBOXの配置のイメージ図である。
続いて、S106で、制御部11は、S103で生成されたラスターデータに基づいてPDFデータを印刷する。S106では、制御部11は、OC Properties辞書に含まれる各レイヤーのデフォルトの表示・非表示設定に従い、PDFデータを印刷する。これにより、デフォルトで表示設定がされているレイヤーは表示状態で印刷され、デフォルトで非表示状態に設定されているレイヤーは非表示状態で印刷される。
続いて、S107で、制御部11は、印刷組決定処理を実行する。
ここで、制御部11が実行する印刷組決定処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。印刷組とは、PDFデータに含まれる複数のレイヤーの各レイヤーの表示状態又は非表示状態の組合せである。
まず、S201で、制御部11は、「対象の描画順」を最大の描画順-1に設定する。ここでいう最大の描画順は、図4のS105で構築されたOCテーブルに含まれる複数のレイヤーの描画順のうち最大の描画順を指す。図5に示す例では、最大の描画順はOCオブジェクト番号7のレイヤーの描画順「3」である。
続いて、S202で、制御部11は、OCテーブルで描画順が「対象の描画順」に等しいレイヤー(以下、対象レイヤー)を参照し、当該対象レイヤーの各種情報(表示・非表示設定、BBOX座標等)を取得する。
続いて、S203で、制御部11は、対象レイヤーの表示・非表示設定が表示状態であるか否かを判断する。制御部11は、S203で対象レイヤーの表示・非表示設定が表示状態であると判断した場合(S203:YES)には、S204へ移行する。
S204で、制御部11は、描画順が「対象の描画順+1」から「最大の描画順」までの範囲であり、表示状態に設定されているレイヤーの中から下記条件(a)~(c)全ての条件を満たすレイヤーを検索する。換言すれば、制御部11は、対象レイヤーよりも上層のレイヤーであり、表示状態に設定されているレイヤーの中から下記条件(a)~(c)全ての条件を満たすレイヤーを検索する。
(a)透明状態が不透明である。
(b)重なり率が第2の閾値以上である。
(c)サイズ差が第3の閾値以下である。
条件(b)の重なり率とは、対象レイヤーとの重なり度合いを示す指標値である。重なり率は、BBOXの面積を基準に計算される。具体的には、2つのレイヤーの重なり率は、2つのレイヤーのうち下層に位置するレイヤーのBBOXの面積に対する、当該2つのレイヤーのBBOXの重複部分の面積の割合である。換言すれば、2つのレイヤーのうち下層に位置するレイヤーのBBOXの面積のうち上層のレイヤーで覆われている部分の面積の割合である。
条件(c)でいう2つのレイヤーのサイズ差とは、当該2つのレイヤーのBBOXのサイズ(面積)の差である。なお、第3の閾値は、2つのレイヤーのサイズがほぼ同じである場合に条件(c)が満たされるように適宜設定される。なお、S204の検索の結果、複数のレイヤーが検出され得る。
続いて、S205で、制御部11は、S204の検索結果に基づき条件(a)~(c)全てを満たすレイヤーが存在するか否かを判断する。
制御部11は、S205で条件(a)~(c)全てを満たすレイヤーが存在すると判断した場合(S205:YES)には、S206へ移行する。
S206で、制御部11は、S204で検出された全てのレイヤーが非表示状態に設定にされた印刷組を追加する。ここでいう印刷組とは、PDFデータに含まれる複数のレイヤーの各レイヤーの表示状態又は非表示状態の組合せである。
なお、S206で追加される印刷組では、描画順が「対象の描画順」以下であるレイヤーの表示・非表示設定は、S206の実行時におけるOCテーブルで設定されている表示・非表示設定と同じにされる。制御部11は、S206を実行すると、後述するS207に移行する。
一方、制御部11は、前述したS205で条件(a)~(c)全てを満たすレイヤーが存在しないと判断した場合(S205:NO)には、前述したS206を実行することなく、S207に移行する。
一方、制御部11は、前述したS203で対象レイヤーの表示・非表示設定が表示状態でない、つまり、非表示状態であると判断した場合(S203:NO)には、前述したS204~S206を実行することなく、S207に移行する。つまり、対象レイヤーが非表示状態である場合、対象レイヤーよりも上層のレイヤーに条件(a)~(c)全てを満たすレイヤーが存在するか否かの判断(S205)、及び、そのようなレイヤーが存在する場合にそのレイヤーが非表示状態に設定された印刷組の追加(S206)、は実行されない。
S207で、制御部11は、描画順が「対象の描画順-1」に等しいレイヤーが存在するか否かを判断する。
制御部11は、S207で描画順が「対象の描画順-1」に等しいレイヤーが存在すると判断した場合(S207:YES)には、S208へ移行し、「現在の対象の描画順-1」を新たな「対象の描画順」に設定した後、前述したS202に戻る。
一方、制御部11は、前述したS207で描画順が「対象の描画順-1」に等しいレイヤーが存在しないと判断した場合(S207:NO)には、図7の印刷組決定処理を終了する。
ここで、図5に示すOCテーブルの場合に追加される印刷組について説明する。
図5に示すOCテーブルでは、最大の描画順は、OCオブジェクト番号7のレイヤーの描画順3である。そのため、印刷組決定処理の開始後、最初に実行されるS201では「対象の描画順」は3-1=2に設定される。つまり、対象レイヤーはOCオブジェクト番号5のレイヤーである。
続いて、S202で、描画順が「対象の描画順2」に等しいレイヤー(すなわち対象レイヤー)を参照する。図5に示す例では、対象レイヤーであるOCオブジェクト番号5のレイヤーの表示・非表示設定は非表示状態である。そのため、S203で、対象レイヤーの表示・非表示設定が表示状態でないと判断され、S207へ移行する。S207では、描画順が「対象の描画順-1」である1に等しいレイヤー(OCオブジェクト番号6のレイヤー)が存在すると判断され、S208で現在の対象の描画順2-1=1が新たな「対象の描画順」に設定され後、S202に戻る。
S202の実行後、S203で、対象レイヤーであるOCオブジェクト番号6のレイヤーの表示・非表示設定が表示状態であると判断され、S204へ移行する。S204で、描画順が「対象の描画順+1」から「最大の描画順」までの範囲(つまり描画順が2~3の範囲)であり、表示状態にされているレイヤーの中から条件(a)~(c)全ての条件を満たすレイヤーを検索する。
描画順が3であるOCオブジェクト番号7のレイヤーは条件(a)~(c)全ての条件を満たすため、S205で条件(a)~(c)全てを満たすレイヤーが存在すると判断され、S206へ移行する。
続くS206では、図8に示すように、S203で検出されたOCオブジェクト番号7のレイヤーが非表示状態に設定された印刷組が追加される。描画順が「対象の描画順」1以下のレイヤーであるOCオブジェクト番号6のレイヤーについては、S206で追加された印刷組においてそのレイヤーの表示・非表示設定は図5のOCテーブルにおいて設定されている表示状態に設定される。なお、図8に示す、印刷組を示すテーブルである印刷組テーブルでは、デフォルトで非表示状態であるOCオブジェクト番号5のレイヤーの表示・非表示設定は省略されている。OCオブジェクト番号5のレイヤーの表示・非表示設定はデフォルトの表示・非表示設定の非表示状態に設定される。
続くS207では、描画順が「対象の描画順-1」である0に等しいレイヤーが存在しないと判断され、図7の印刷組決定処理が終了する。
制御部11は、印刷組決定処理を終了すると、図4のS108に移行する。
S108で、制御部11は、未印刷の印刷組があるか否かを判断する。
制御部11は、S108で未印刷の印刷組がないと判断した場合(S108:NO)には、図4のレイヤー印刷処理を終了する。
一方、制御部11は、S108で未印刷の印刷組があると判断した場合(S108:YES)には、S109へ移行する。
S109で、制御部11は、印刷組決定処理で生成された印刷組テーブルのうち未印刷の印刷組の各レイヤーの表示・非表示設定に従い、各レイヤーの表示・非表示設定を切り替えて、PDFデータに対してRIP処理を実行する。
そして、S110で、制御部11は、S109でRIP処理の結果生成されたラスターデータに基づいてPDFデータを印刷する。制御部11は、S109及びS110の処理を、印刷組テーブルに設定された印刷組の組合せ分繰り返し、図4のレイヤー印刷処理を終了する。
[1-3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)本実施形態では、制御部11は、複数のレイヤーが含まれているPDFデータのダイレクト印刷において、複数のレイヤーの中に第1のレイヤー及び第1のレイヤーよりも上層の第2のレイヤーであって、所定条件を満たす第1のレイヤー及び第2のレイヤーが存在するか否かを判断する(S205)。所定条件は、第1のレイヤーと第2のレイヤーとの重なり率が第2の閾値以上であり、かつ、第2のレイヤーの透明状態が不透明である(すなわち、透明度が所定度合い以下である)との条件を含む条件である。そして、制御部11は、前記所定条件を満たす第1のレイヤー及び第2のレイヤーが存在すると判断した場合(S205:YES)に、第1のレイヤーが表示状態、第2のレイヤーが非表示状態に設定された組合せを決定する(S206)。
したがって、重なり率が第2の閾値以上であり、かつ、第2のレイヤーの透明状態が不透明であるとの条件を含む所定条件が満たされる場合、換言すれば、第2のレイヤーによって第1のレイヤーが覆われ視認しづらい場合に第1のレイヤーが表示、第2のレイヤーが非表示に設定されて印刷が実行される。
よって、複数のレイヤーが含まれているPDFデータをダイレクト印刷する場合において、シートの無駄を抑制しつつ、必要な印刷結果を得ることができる。
(2)本実施形態では、PDFデータは、当該PDFデータ内の複数のレイヤーのデフォルトの表示・非表示設定を含む。そして、制御部11は、S203で対象レイヤーの表示・非表示設定が表示状態であると判断した場合にのみ、S205の判断処理を実行する。つまり、制御部11は、複数のレイヤーのうちデフォルトで表示状態に設定されている少なくとも1つのレイヤーを対象にS205の判断処理を実行する。
したがって、デフォルトで非表示設定がされているレイヤー、換言すれば、PDFデータの作成者が表示を希望しないレイヤーに対してはS205の判断処理が実行されない。よって、不要な判断処理が実行されることを抑制できる。
(3)本実施形態では、制御部11は、図4のS105及びS106を実行し、まずは複数のレイヤーのデフォルトの表示・非表示設定の組合せに従いPDFデータの印刷を実行する。つまり、制御部11は、デフォルトの表示・非表示設定の印刷組、及び、図7のS206で追加された印刷組、に従い、PDFデータの印刷を実行する。したがって、デフォルトの表示・非表示設定の組合せ、換言すれば、PDFデータの作成者が希望する表示・非表示設定の組合せについては少なくとも印刷が行われるようにできる。
(4)本実施形態では、S204の検索に係る前記所定条件は、第1のレイヤーと第2のレイヤーとのサイズ差が第3の閾値以下であるとの条件を更に含む。
したがって、第1のレイヤーと第2のレイヤーとの重なり率が第2の閾値以上であり、かつ、第2のレイヤーの透明度が不透明であり、かつ、第1のレイヤーと第2のレイヤーとのサイズ差が第3の閾値以下であるとの条件を含む前記所定条件を満たす第1のレイヤー及び第2のレイヤーが存在する場合に、第1のレイヤーが表示、第2のレイヤーが非表示に設定された組合せが決定される。
第1のレイヤーと第2のレイヤーとのサイズ差が第3の閾値以下の場合(すなわち、サイズがあまり変わらない場合)、第1のレイヤー及び第2のレイヤーは階層構造を有するオブジェクトの異なる階層を表している可能性が比較的高い。この場合、第1のレイヤーを表示、第2のレイヤーを非表示にして印刷することが望ましい。他方、第1のレイヤーと第2のレイヤーとのサイズ差が第3の閾値よりも大きい場合(例えば上層の第2のレイヤーが下層の第1のレイヤーよりも十分に大きい場合など)、第1のレイヤーと第2のレイヤーとは異なる階層を表しておらず、PDFデータの作成者が、第1のレイヤーの上に第2のレイヤーを重ねて表示させることを前提としている場合がある。この場合、第2のレイヤーを非表示にして印刷することが望ましくない場合がある。よって、本実施形態の構成によれば、第1のレイヤーを表示状態、第2のレイヤーを非表示状態にして印刷することが望まれる場合において第1のレイヤーを表示、第2のレイヤーを非表示にして印刷が行われやすくできる。
なお、本実施形態では、PDFデータが画像データに相当し、重なり率が重なり度合いに相当し、印刷組が各レイヤーの表示状態又は非表示状態の組合せに相当し、S106及びS110が印刷処理に相当し、S205が判断処理に相当し、S206が決定処理に相当する。
[2.第2実施形態]
[2-1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態では、デフォルトで表示状態に設定されているレイヤーのみを対象にS205の判断処理、ひいては当該レイヤーが非表示状態に設定された印刷組を追加するか否かの判断が実行される。これに対し、第2実施形態では、デフォルトで非表示状態に設定されているレイヤーについても一度表示状態に変更し、PDFデータ内の全てレイヤーを対象にS205の判断処理を実行する点で、第1実施形態と相違する。
第2実施形態は、第1実施形態とハードウェア構成は同一である。しかし、第2実施形態は、プリンタ1の制御部11が実行する印刷組決定処理の一部が異なる点で、第1実施形態と相違する。
[2-2.処理]
次に、第2実施形態の制御部11が、第1実施形態の印刷組決定処理(図7)に代えて実行する印刷組決定処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
S301は、前述した図7のS201と同様の処理であるため、説明を省略する。
S302で、制御部11は、描画順が最大のレイヤーの表示・非表示設定が非表示状態である場合、描画順が最大のレイヤーの表示・非表示設定を表示状態に切り替える。
続いて、S303で、制御部11は、描画順が「対象の描画順」に等しいレイヤー(つまり対象レイヤー)の表示・非表示設定が非表示状態である場合、描画順が最大のレイヤーの表示・非表示設定を表示状態に切り替える。
S304~S309は、前述した図7のS202,S204~S208と同様の処理であるため、説明を省略する。
つまり、第2実施形態の印刷組決定処理(図9)では、S302及びS303において、デフォルトで非表示状態に設定されているレイヤーの表示・非表示設定が表示状態に切り替えられ、これらのレイヤーについてもS305及びS306の処理が実行される。
[2-3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1)、(3)及び(4)に加え、以下の効果が得られる。
本実施形態では、制御部11は、PDFデータに含まれる複数のレイヤーのうちデフォルトで非表示状態に設定されているレイヤーの表示・非表示設定を表示状態に変更する変更処理(S302及びS303)を実行する。そして、制御部11は、デフォルトで表示状態に設定されているレイヤー及び前記変更処理により表示状態に変更されたレイヤーを対象にS305の判断処理を実行する。
したがって、デフォルトで非表示状態に設定されているレイヤーについても表示されている状態で印刷しつつ、さらにシートの無駄を抑制し、必要な印刷結果を得ることができる。
なお、本実施形態では、S306が判断処理に相当し、S307が決定処理に相当する。
[3.他の実施形態]
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は前述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)上記各実施形態では、図7のS205及び図9のS306において、条件(a)~(c)の全てを満たすとの所定条件を満たすレイヤーが存在するか否かが判断される。しかし、S205及びS306の判断に係る所定条件はこれに限られない。例えば、所定条件は、条件(c)を含まず、条件(a)及び(b)だけを満たすとの条件であってもよい。また例えば、所定条件は、条件(a)~(c)以外の条件を含んでいてもよい。
(2)一のプリンタ1において第1実施形態の印刷組決定処理(図7)と第2実施形態の印刷組決定処理(図9)との両方が実行可能であってもよい。この場合において、プリンタは、第1実施形態の印刷組決定処理と第2実施形態の印刷組決定処理とのどちらを実行するかをユーザが選択可能に構成されていてもよい。
(3)上記各実施形態では、所定条件に含まれる、透明度に関する条件は、上層のレイヤーを構成する描画オブジェクト全体からなる領域のうち、透明度が第1の閾値以上の領域が一定以上存在するという条件である。しかし、透明度に関する条件はこれに限られない。
例えば、透明度に関する条件は、第1のレイヤー及び当該第1のレイヤーよりも上層の第2のレイヤーについて、第2のレイヤーにおける第1のレイヤーとの重複部分(すなわち、第2のレイヤーにおける第1のレイヤーを覆う部分)の透明度が閾値以下であるという条件であってもよい。換言すれば、第2のレイヤーにおける第1のレイヤーとの重複部分の透明度のみに着目して、透明度に関する条件が設定されてもよい。
(4)上記各実施形態では、画像データとしてPDFデータを例示したが、画像データはPDFデータ以外のデータであってもよい。
(5)上記各実施形態において、プリンタ1を、第1のレイヤー及び第1のレイヤーよりも上層の第2のレイヤーについて、第2のレイヤーが、第1のレイヤーよりも小さく、かつ、第1のレイヤーの領域内に全体が収まるように配置されている場合に、第2のレイヤーが表示状態に設定されている印刷組を少なくとも1つ追加するように構成されていてもよい。
第2のレイヤーが、第1のレイヤーよりも小さく、かつ、第1のレイヤーの領域内に全体が収まるように配置されている場合、PDFデータの作成者は、第2のレイヤーと第1のレイヤーとを同時に表示することを前提でPDFデータを作成しているときがある。この場合において、第2のレイヤーを非表示状態にして第1のレイヤーだけが見えるように印刷することが望ましくない場合がある。換言すれば、第2のレイヤーを表示状態にして印刷することが望ましい場合がある。よって、上記構成によれば、第2のレイヤーを表示状態にして印刷することが望ましい場合において第2のレイヤーを表示状態にして印刷することができる。
なお、上記構成は上記各実施形態において以下のように処理を変更することで実装できる。例えば、図7のS204で、制御部11は、描画順が「対象の描画順+1」から「最大の描画順」までの範囲であり、表示設定にされているレイヤーの中から上記条件(a)及び(b)全ての条件を満たすレイヤーを検索するものとする。そして、さらに制御部11は、検索の結果、検出されたレイヤーが下記条件(A)及び(B)を満たすか否かを判断する。
(A)検出されたレイヤーのサイズが、対象レイヤーのサイズよりも小さい。
(B)検出されたレイヤーが対象レイヤーの領域内に全体が収まるように配置されている。
なお、条件(A)では、各レイヤーのサイズとしてそのレイヤーのBBOXのサイズを用いることが考えられる。また、検出されたレイヤー及び対象レイヤーのBBOXを基準に条件(B)が満たされているかを判断してもよい。
そして、検出されたレイヤーが条件(A)及び(B)の全てを満たしている場合に、当該検出されたレイヤーを非表示設定に切り替えない(表示状態のままとする)ことが考えられる。これにより、プリンタ1を、第2のレイヤーが、第1のレイヤーよりも小さく、かつ、第1のレイヤーの領域内に全体が収まるように配置されている場合に、第2のレイヤーが表示状態に設定されている印刷組を少なくとも1つ追加する構成にできる。
(6)上記実施形態で、制御部11が実行する機能の一部又は全部を、1つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
(7)上記各実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記各実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…プリンタ、11…制御部、14…印刷部、31~33…レイヤー、
111…CPU、112…メモリ。

Claims (6)

  1. 複数のレイヤーが含まれている画像データのダイレクト印刷において、
    前記複数のレイヤーの中に第1のレイヤー及び前記第1のレイヤーよりも上層の第2のレイヤーであって、所定条件を満たす前記第1のレイヤー及び前記第2のレイヤーが存在するか否かを判断する判断処理であって、前記所定条件は、前記第1のレイヤーと前記第2のレイヤーとの重なり度合いが第1の度合い以上であり、かつ、前記第2のレイヤーの透明度が第2の度合い以下であるとの条件を含む、判断処理と、
    前記複数のレイヤーの各レイヤーの表示状態又は非表示状態の組合せを決定する決定処理であって、前記判断処理により前記所定条件を満たす前記第1のレイヤー及び前記第2のレイヤーが存在すると判断される場合に、前記第1のレイヤーが表示状態、前記第2のレイヤーが非表示状態に設定された前記組合せを決定する決定処理と、
    前記決定処理によって決定された前記組合せに従い、前記画像データの印刷を実行する印刷処理と、
    を実行するプリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記画像データは、前記複数のレイヤーのデフォルトの表示状態・非表示状態の設定を含み、
    前記複数のレイヤーのうちデフォルトで前記表示状態に設定されている少なくとも1つのレイヤーを対象に前記判断処理を実行するプリンタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプリンタであって、
    前記画像データは、前記複数のレイヤーのデフォルトの表示状態・非表示状態の設定を含み、
    前記印刷処理では、デフォルトの表示状態・非表示状態の設定の前記組合せ、及び、前記決定処理によって決定された前記組合せ、に従い、前記画像データの印刷を実行するプリンタ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のプリンタであって、
    前記所定条件は、前記第1のレイヤーと前記第2のレイヤーとのサイズ差が閾値以下であるとの条件を更に含む、プリンタ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のプリンタであって、
    前記画像データは、PDF形式のデータであるプリンタ。
  6. プリンタのためのコンピュータプログラムであって、
    複数のレイヤーが含まれている画像データのダイレクト印刷において、
    前記複数のレイヤーの中に第1のレイヤー及び前記第1のレイヤーよりも上層の第2のレイヤーであって、所定条件を満たす前記第1のレイヤー及び前記第2のレイヤーが存在するか否かを判断する判断処理であって、前記所定条件は、前記第1のレイヤーと前記第2のレイヤーとの重なり度合いが第1の度合い以上であり、かつ、前記第2のレイヤーの透明度が第2の度合い以下であるとの条件を含む、判断処理と、
    前記複数のレイヤーの各レイヤーの表示状態又は非表示状態の組合せを決定する決定処理であって、前記判断処理により前記所定条件を満たす前記第1のレイヤー及び前記第2のレイヤーが存在すると判断される場合に、前記第1のレイヤーが表示状態、前記第2のレイヤーが非表示状態に設定された前記組合せを決定する決定処理と、
    前記決定処理によって決定された前記組合せに従い、前記画像データの印刷を実行する印刷処理と、
    を前記プリンタに搭載されるコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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