JP7166552B2 - トルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダとの締結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、トルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダとの締結構造に関し、特に、ホールICを有する樹脂ホルダと金属ケースとをスナップフィットで結合し、簡単にトルクセンサを作成可能とするための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のトルクセンサの構造としては、例えば、図6に示されるように、特許文献1の図1の構成を挙げることができる。
すなわち、入力軸1及び出力軸2からなるトーションバーの軸周りを囲むように固定的に配置される第1及び第2のコイル11、12を含むコイルアセンブリCAは、第1のコイル11の両端に対応して配置される第1及び第2の磁性体リングプレートM1,M2と、第2のコイル12の両端に対応して配置される第3及び第4の磁性体リングプレートM3,M4と、コイル収納空間を形成するようにして、第1乃至第4の磁性体リングプレートM1~4を一体的にインサートモールド成型した合成樹脂部13と、該合成樹脂部13をその内側に挿入して該合成樹脂部13の外周側面を蔽う磁性体筒14とを含む。また、コイルアセンブリCAは、合成樹脂製のセンサハウジング50に収納される。可動部MSは、入力軸1に連結された第1の磁気応答部材3と出力軸2に連結された第2の磁気応答部材4とを含む構成である。
特開2012-103242号公報
従来のトルクセンサは、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、トルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダの締結に接着材やネジを用いるなど、部品点数が多くなっていた。
また、合成樹脂部を熱で溶かして、カシメで固定する等の方法は多くの設備を必要とし、生産用の管理が煩雑となりやすかった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、金属ケースと樹脂ホルダとを簡単に組み付け、固定できる構造を提供することである。
本発明によるトルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダとの締結構造は、輪状をなし一部にホールICを内蔵した樹脂ホルダを有する樹脂ケースと、前記樹脂ケースの輪状平面に形成され、軸方向に沿って延設された複数のスナップフィットと、前記輪状平面に設けられ、前記ホールICに接続された信号線を内蔵させたリード線と、前記樹脂ケースを覆うように設けられ、上部内周に複数の切欠きを有する金属ケースと、を備え、前記樹脂ケースの前記スナップフィットが前記切欠きによって係止される構成であり、また、前記切欠きは、前記樹脂ケース及び前記金属ケース同士の内径面合わせと周方向の位置決めとを兼ね備えている構成からなり、また、前記スナップフィットの爪形状によって、前記樹脂ケースと前記金属ケースとは、可逆性を有し互いに分解可能である構成からなり、また、前記樹脂ホルダに接続した前記信号線が、前記樹脂ケースの周縁の前記輪状平面及び前記金属ケースの金属輪状平面を貫通している構成である。
本発明によるトルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダとの締結構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を有する。すなわち、輪状をなし一部にホールICを内蔵した樹脂ホルダを有する樹脂ケースと、前記樹脂ケースの輪状平面に形成され、軸方向に沿って延設された複数のスナップフィットと、前記輪状平面に設けられ、前記ホールICに接続された信号線を内蔵させたリード線と、前記樹脂ケースを覆うように設けられ、上部内周に複数の切欠きを有する金属ケースと、を備え、前記樹脂ケースの前記スナップフィットが前記切欠きによって係止される構成からなることにより、樹脂ケースを金属ケースに挿入するだけで固定のためのネジや接着剤及び設備を用いることなく、組立、固定が可能となる。接着剤を用いないため、分解も容易にできる。また、金属ケースの取付部形状を変えるだけで様々なシステムへの取付けが容易となる。
また、前記切欠きは、前記樹脂ケース及び前記金属ケース同士の内径面合わせと周方向の位置決めとを兼ね備えている構成からなるため、わずかな二個の部品でトルクセンサの外装を仕上げることができる。
また、前記スナップフィットの爪形状によって、前記樹脂ケースと前記金属ケースとは、可逆性を有し互いに分解可能である構成からなるため、爪形状の変更によってユーザー側の各種要求に応えることができる。
また、スナップフィットの強さと数を自在に変えられる。
また、前記樹脂ホルダに接続した前記信号線が、前記樹脂ケースの周縁の前記輪状平面及び前記金属ケースの金属輪状平面を貫通するため、リード線をトルクセンサの周縁に取付けることができる。
本発明の実施の形態によるトルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダとの締結構造の樹脂ケースを示す斜視図である。 図1の樹脂ケースに金属ケースを結合させる状態を示す斜視図である。 図2の樹脂ケースと金属ケースを結合させた固定状態を示す斜視図である。 図5のB-B断面図である。 図4の平面図である。 従来のトルクセンサを示す断面図である。
本発明によるトルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダとの締結構造は、ホールICを有する樹脂ホルダを備えた樹脂ケースと金属ケースとをスナップフィットで結合し、簡単にトルクセンサの金属ケースを作成可能とすることである。
以下、図面と共に本発明によるトルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダとの締結構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、図6の従来例と同一又は同等部分には、同一符号を用いて説明する。
図1において、符号13で示されるものは、例えば、PPS、PBT、ナイロン等の何れかにより樹脂成形された樹脂ケースであり、この樹脂ケース13の内周側13aの一部には、ホールIC14を有する樹脂ホルダ15が一体に形成されている。
前記樹脂ケース13の上面の輪状平面13bには、これと一体に突起状でかつ爪状をなすスナップフィット60が上方へ突出して形成されている。すなわち、スナップフィット60は、輪状平面13bから軸方向Aに沿って複数延設されている。
前記輪状平面13b上には、前記樹脂ホルダ15内のホールIC14等に接続された複数の信号線61を内蔵するリード線62が上方へ向けて接続されている。尚、前記樹脂ホルダ15のホールIC14等に接続された信号線61は、樹脂ケース13の周縁の輪状平面13b及び後述の金属ケース63の金属輪状平面64を貫通している。
図2は、前記樹脂ケース13と同軸でかつ大径に形成された鉄、ステンレス等よりなる金属ケース63が示されており、この金属ケース63の下方に前記樹脂ケース13が位置している。
また、前記金属ケース63の金属輪状平面64の上部内周63Aには、凹状に形成され、周方向の位置決めを行うための切欠き66が、前記スナップフィット60と同数だけ形成されている。すなわち、前記切欠き66は、樹脂ケース13及び金属ケース63同士の内径面合わせと前述の周方向の位置決めとを行うことができるように構成されている。
前述の図2の状態で、前記樹脂ケース13の上部に前記金属ケース63を嵌め込むと、前記樹脂ケース13が前記金属ケース63によって覆われ、各スナップフィット60が前記各切欠き66に係合して周知のように係止されることにより、図4で示す通り、前記金属ケース63の下部縁部70がトルクセンサ用締結構造71の基台71Aを構成している。
尚、前記スナップフィットの爪形状は、図2等では、周知の構造を採用しているが、この爪形状を両面に丸味を有する形状、又は、内側に曲げられるようにすれば、樹脂ケース13と金属ケース63とは、係合・係止状態から非係止状態に可逆性を有する構造にすることが出来、互いに分解可能とすることも可能である。
前述の図1、図2、図4及び図5において、前記樹脂ケース13と金属ケース63とが一体化すると共に、樹脂ケース13の一部に樹脂ホルダ15が設けられた状態のトルクセンサ用締結構造71が形成されたことが開示されているが、図3は、本実施の形態によるトルクセンサ用締結構造71の組立て完成後の固定状態を示しており、金属ケース63の金属貫通孔80及び樹脂貫通孔81を貫通して配設された図示しない回転軸(トーションバー)を周方向Pに沿って左右何れかの方向に回すことにより、樹脂ホルダ15のホールIC14によって前記回転軸の回転方向及びトルクを検出し、例えば、自動車のパワーステアリングに適用することができる。
本発明によるトルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダとの締結構造は、棒状体、例えば、トーションバーの正逆ねじれ等を検出する樹脂ホルダに対して金属ケースをスナップフィットによって、結合又は分解可能とすることができ、従来のような、ねじ及び接着剤等を必要とすることなく、各ケースの組み立てを行うことができる。
13 樹脂ケース
13a 内周側
13b 輪状平面
14 ホールIC
15 樹脂ホルダ
60 スナップフィット
61 信号線
62 リード線
63 金属ケース
63A 上部内周
64 金属輪状平面
66 切欠き
70 下部縁部
71 トルクセンサ用締結構造
71A 基台
80 金属貫通孔
81 樹脂貫通孔
A 軸方向
P 周方向

Claims (4)

  1. 輪状をなし一部にホールIC(14)を内蔵した樹脂ホルダ(15)を有する樹脂ケース(13)と、前記樹脂ケース(13)の輪状平面(13b)に形成され、軸方向(A)に沿って延設された複数のスナップフィット(60)と、前記輪状平面(13b)に設けられ、前記ホールIC(14)に接続された信号線(61)を内蔵させたリード線(62)と、前記樹脂ケース(13)を覆うように設けられ、上部内周(63A)に複数の切欠き(66)を有する金属ケース(63)と、を備え、
    前記樹脂ケース(13)の前記スナップフィット(60)が前記切欠き(66)によって係止される構成からなるトルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダとの締結構造。
  2. 前記切欠き(66)は、前記樹脂ケース(13)及び前記金属ケース(63)同士の内径面合わせと周方向(P)の位置決めとを兼ね備えている構成からなる請求項1記載のトルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダとの締結構造。
  3. 前記スナップフィット(60)の爪形状によって、前記樹脂ケース(13)と前記金属ケース(63)とは、可逆性を有し互いに分解可能である構成からなる請求項1又は2記載のトルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダとの締結構造。
  4. 前記樹脂ホルダ(15)に接続した前記信号線(61)が、前記樹脂ケース(13)の周縁の前記輪状平面(13b)及び前記金属ケース(63)の金属輪状平面(64)を貫通している構成からなる請求項1ないし3の何れか1項からなるトルクセンサ用金属ケースと樹脂ホルダとの締結構造。
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