JP7166502B2 - 信号処理装置、信号処理方法、受信器及び光通信システム - Google Patents

信号処理装置、信号処理方法、受信器及び光通信システム Download PDF

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Description

本開示は、複数の受信信号を合成する信号処理装置、信号処理方法及び受信器と、受信器を備える光通信システムとに関するものである。
光信号を送受信する光通信システムの中には、送信器が、複数の経路を介して、光信号を受信器に送信し、受信器が、それぞれの経路を伝搬してきた光信号を受信し、複数の光信号の受信信号を合成する光通信システム(以下「従来の光通信システム」という)がある。
ところで、送信器が、受信器に送信する光信号の中に、経路のチャネル品質を示すパイロット信号を含める方法がある(例えば、特許文献1を参照)。チャネル品質は、経路を伝搬する光信号の劣化具合等を示すものである。
特開2017-38355号公報
従来の光通信システムでは、複数の経路のチャネル品質が互いに異なる場合、複数の受信信号の合成信号に含まれるビットエラーの数が増えてしまうことがあるという課題があった。
特許文献1に開示されている方法を従来の光通信システムに適用すれば、受信器が、複数の経路のチャネル品質を認識し、ビットエラーの低減に寄与できる可能性がある。しかし、光信号の中に含めることが可能な送信データのデータ量に上限がある場合に、特許文献1に開示されている方法を従来の光通信システムに適用すると、光信号の中にパイロット信号を含める分だけ、光信号の中に含めることが可能な送信データのデータ量が減少する。送信データのデータ量が減少することによって、送信対象の全ての送信データを光信号の中に含めることができなくなることがある。送信対象の全ての送信データを光信号の中に含めることができない場合、当該方法を従来の光通信システムに適用できないことがある。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、光信号の中にパイロット信号を含めることなく、複数の受信信号の合成信号に含まれるビットエラーの数の増加を抑えることができる信号処理装置及び信号処理方法を得ることを目的とする。
本開示に係る信号処理装置は、送信器から送信された光信号が複数の経路を介して受信器まで伝搬されたとき、受信器により受信された光信号の受信信号を処理する装置であって、それぞれの経路における光信号の伝搬距離と、送信器から送信される光信号の強度と、送信器から送信される光信号に対する雑音の強度とから、それぞれの経路を伝搬してきた光信号の信号対雑音比を算出する信号対雑音比算出部と、信号対雑音比算出部により算出されたそれぞれの信号対雑音比を用いて、それぞれの経路を伝搬してきた光信号の受信信号の振幅を調整する振幅調整部と、振幅調整部による振幅調整後の複数の受信信号を合成する信号合成部とを備えるものである。
本開示によれば、光信号の中にパイロット信号を含めることなく、複数の受信信号の合成信号に含まれるビットエラーの数の増加を抑えることができる。
実施の形態1に係る光通信システム1を示す構成図である。 実施の形態1に係る光通信システム1に含まれる送信器2を示す構成図である。 実施の形態1に係る光通信システム1に含まれる中継器3,4を示す構成図である。 実施の形態1に係る光通信システム1に含まれる受信器5を示す構成図である。 実施の形態1に係る信号処理装置35のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 信号処理装置35が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る信号処理装置35の処理手順である信号処理方法を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る光通信システム1に含まれている、送信器2、中継器3,4及び受信器5の配置例を示す説明図である。
以下、本開示をより詳細に説明するために、本開示を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光通信システム1を示す構成図である。
図1に示す光通信システム1は、宇宙空間において、光信号を送受信するシステムである。しかし、これは一例に過ぎず、図1に示す光通信システム1は、例えば、地球上で、光信号を送受信するシステムであってもよい。
光通信システム1は、送信器2、M個の中継器3-1~3-M、M個の中継器4-1~4-M及び受信器5を備えている。Mは、2以上の整数である。以下、M個の中継器3-1~3-Mを区別しない場合、中継器3と表記することがある。また、M個の中継器4-1~4-Mを区別しない場合、中継器4と表記することがある。
送信器2から受信器5に至る、光信号が伝搬する経路が全部でM個あり、M個の経路のそれぞれに中継器3,4が配置されている。以下、M個の経路は、経路R、R、・・・、Rのように表記する。
図1に示す光通信システム1では、それぞれの経路Rに2つ以上の中継器3,4が配置されている。しかし、これは一例に過ぎず、それぞれの経路Rに1つの中継器のみが配置されていてもよい。また、それぞれの経路Rに中継器が配置されておらず、送信器2から光信号が受信器5に直接送信されるものであってもよい。
なお、図1に示す光通信システム1では、光信号が伝搬する経路として、意図的にM個の経路を形成しており、M個の経路以外に、意図しない経路は、存在しないものとする。
送信器2は、光信号を中継器3-1~3-Mのそれぞれに送信する。
中継器3-m(m=1,・・・,M)は、経路Rに配置されている。
中継器3-mは、送信器2から送信された光信号を中継器4-mに転送する。
中継器4-mは、経路Rに配置されている。
中継器4-mは、中継器3-mにより転送された光信号を受信器5に転送する。
受信器5は、中継器4-1~4-Mにより転送された光信号を受信する。
図2は、実施の形態1に係る光通信システム1に含まれる送信器2を示す構成図である。
図2に示す送信器2は、入力端子11、誤り訂正符号付与部12、信号変調部13、電気光変換部14及び出力端子15を備えている。
入力端子11は、例えば、コネクタによって実現される。
入力端子11には、外部から、送信データが与えられる。
誤り訂正符号付与部12は、例えば、誤り訂正符号付与回路によって実現される。
誤り訂正符号付与部12は、送信データに誤り訂正符号を付与し、誤り訂正符号付与後の送信データを信号変調部13に出力する。
信号変調部13は、例えば、信号変調器によって実現される。
信号変調部13は、誤り訂正符号付与部12から出力された誤り訂正符号付与後の送信データを変調する。送信データの変調方式としては、BPSK(二値位相変調)、又は、QPSK(四値直交位相変調)等が用いられる。
信号変調部13は、変調後の送信データである変調信号を電気光変換部14に出力する。
電気光変換部14は、例えば、光変調器によって実現される。
電気光変換部14は、信号変調部13から出力された変調信号を光信号に変換し、光信号を出力端子15に出力する。
出力端子15は、例えば、コリメートレンズによって実現される。
電気光変換部14から出力された光信号は、出力端子15を介して、中継器3-1~3-Mのそれぞれに送信される。
図3は、実施の形態1に係る光通信システム1に含まれる中継器3,4を示す構成図である。
図3に示す中継器3,4は、入力端子21、光電気変換部22、硬判定処理部23、信号変調部24、電気光変換部25及び出力端子26を備えている。
入力端子21は、例えば、コリメートレンズによって実現される。
入力端子21には、送信器2から送信された光信号、又は、中継器3により転送された光信号が与えられる。
光電気変換部22は、例えば、集積コヒーレントレシーバ(ICR:Integrated Coherent Receiver)によって実現される。
光電気変換部22は、光信号を電気信号に変換し、電気信号を硬判定処理部23に出力する。
硬判定処理部23は、例えば、硬判定処理回路によって実現される。
硬判定処理部23は、光電気変換部22から出力された電気信号に対する硬判定処理を実施することによって、電気信号から送信データを復号する。
硬判定処理部23は、復号した送信データを信号変調部24に出力する。
信号変調部24は、例えば、信号変調器によって実現される。
信号変調部24は、硬判定処理部23から出力された送信データを変調する。送信データの変調方式としては、BPSK、又は、QPSK等が用いられる。
信号変調部24は、変調後の送信データである変調信号を電気光変換部25に出力する。
電気光変換部25は、例えば、光変調器によって実現される。
電気光変換部25は、信号変調部24から出力された変調信号を光信号に変換し、光信号を出力端子26に出力する。
出力端子26は、例えば、コリメートレンズによって実現される。
電気光変換部25から出力された光信号は、出力端子26を介して、中継器4-m、又は、受信器5に送信される。
図4は、実施の形態1に係る光通信システム1に含まれる受信器5を示す構成図である。
図4に示す受信器5は、入力端子31-1~31-M、受信部32-1~32-M、信号処理装置35及び出力端子42を備えている。
入力端子31-m(m=1,・・・,M)は、例えば、コリメートレンズによって実現される。
入力端子31-mには、中継器4-mにより転送された光信号が与えられる。
受信部32-mは、光電気変換部33-m及び同期処理部34-mを備えている。
受信部32-mは、経路Rを伝搬してきた光信号を受信し、光信号の受信信号Sを信号処理装置35に出力する。
光電気変換部33-mは、例えば、ICRによって実現される。
光電気変換部33-mは、光信号を電気信号に変換し、電気信号を同期処理部34-mに出力する。
同期処理部34-mは、光電気変換部33-1~33-Mのそれぞれから出力された電気信号の同期を取るために、光電気変換部33-mから出力された電気信号に対する同期バッファ処理を実施する。
同期処理部34-mは、同期バッファ処理後の電気信号を、光信号の受信信号Sとして、信号処理装置35に出力する。
図5は、実施の形態1に係る信号処理装置35のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
信号処理装置35は、信号対雑音比算出部36、振幅調整部38、信号合成部40及び誤り訂正部41を備えている。
信号処理装置35は、送信器2から送信された光信号がM個の経路を介して受信器5まで伝搬されたとき、受信器5により受信された光信号の受信信号を処理する装置である。
信号対雑音比算出部36は、SNR算出処理部37-1~37-Mを備えている。
信号対雑音比算出部36は、例えば、図5に示す信号対雑音比算出回路51によって実現される。
信号対雑音比算出部36は、経路R~Rにおけるそれぞれの光信号の伝搬距離L~Lと、送信器2から送信される光信号の強度Kと、当該光信号に対する雑音の強度Nとから、受信部32-1~32-Mによりそれぞれ受信された光信号の信号対雑音比であるSNR~SNRを算出する。
信号対雑音比算出部36は、SNR~SNRを振幅調整部38に出力する。
SNR算出処理部37-mは、経路Rにおける光信号の伝搬距離Lと、送信器2から送信される光信号の強度Kと、当該光信号に対する雑音の強度Nとから、受信部32-mにより受信された光信号のSNRを算出する。
SNR算出処理部37-mは、SNRを振幅調整処理部39-mに出力する。
振幅調整部38は、振幅調整処理部39-1~39-Mを備えている。
振幅調整部38は、例えば、図5に示す振幅調整回路52によって実現される。
振幅調整部38は、信号対雑音比算出部36により算出されたSNR~SNRを用いて、受信部32-1~32-Mによりそれぞれ受信された光信号の受信信号S~Sの振幅Amp~Ampを調整する。
振幅調整部38は、振幅調整後の受信信号S’~S’を信号合成部40に出力する。
振幅調整処理部39-mは、SNR算出処理部37-mにより算出されたSNRを用いて、受信部32-mにより受信された光信号の受信信号Sの振幅Ampを調整する。
振幅調整処理部39-mは、振幅調整後の受信信号S’を信号合成部40に出力する。
信号合成部40は、例えば、図5に示す信号合成回路53によって実現される。
信号合成部40は、振幅調整部38による振幅調整後のM個の受信信号S’~S’を合成する。
信号合成部40は、M個の受信信号S’~S’の合成信号Cを誤り訂正部41に出力する。
誤り訂正部41は、例えば、図5に示す誤り訂正回路54によって実現される。
誤り訂正部41は、信号合成部40から出力された合成信号Cに対する誤り訂正処理を実施する。
誤り訂正部41は、誤り訂正処理後の合成信号C’を出力端子42に出力する。
出力端子42は、例えば、コネクタによって実現される。
誤り訂正部41から出力された誤り訂正処理後の合成信号C’は、出力端子42を介して、外部に出力される。
図4では、信号処理装置35の構成要素である信号対雑音比算出部36、振幅調整部38、信号合成部40及び誤り訂正部41のそれぞれが、図5に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、信号処理装置35が、信号対雑音比算出回路51、振幅調整回路52、信号合成回路53及び誤り訂正回路54によって実現されるものを想定している。
信号対雑音比算出回路51、振幅調整回路52、信号合成回路53及び誤り訂正回路54のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
信号処理装置35の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、信号処理装置35が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
図6は、信号処理装置35が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
信号処理装置35が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、信号対雑音比算出部36、振幅調整部38、信号合成部40及び誤り訂正部41におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ61に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ62がメモリ61に格納されているプログラムを実行する。
また、図5では、信号処理装置35の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図6では、信号処理装置35がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、信号処理装置35における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
例えば、地球外天体の地上探査機の観測データは、地球外天体の周回軌道にある多目的探査機を介して、地球に送信される。観測データが電波通信によって送信される場合、通信速度が限られており、通信速度が数百キロBPS(Bits Per Second )程度である。光通信は、電波通信と比べて、高速通信が可能であるため、地上探査機の観測データの送信に用いられることがある。
例えば、地球と地球外天体との間の光通信では、太陽光の影響によって、長期間の通信遮断が発生することがある。そのため、地球と地球外天体との間で、直接通信を行えない期間では、中継器を介して、光通信を行う必要がある。つまり、送信器2が、中継器3,4が配置されている複数の経路R~Rを介して、光信号を受信器5に送信する必要がある。
しかし、複数の経路R~Rのチャネル品質が互いに異なる場合、複数の経路R~Rのそれぞれを伝搬してきた光信号の受信信号を単に合成してしまうと、合成信号に含まれるビットエラーの数が増えてしまうことがある。
図1に示す光通信システム1では、合成信号に含まれるビットエラーの数の増加を抑えるため、複数の経路R~Rのそれぞれを伝搬してきた光信号のSNR~SNRに基づいて、複数の経路R~Rを伝搬してきた光信号の受信信号を合成する。
次に、図1に示す光通信システム1の動作について説明する。
送信器2は、光信号を中継器3-1~3-Mのそれぞれに送信する。
以下、送信器2による光信号の送信動作を具体的に説明する。
送信器2の入力端子11には、外部から、送信データが与えられる。
誤り訂正符号付与部12は、送信データに誤り訂正符号を付与し、誤り訂正符号付与後の送信データを信号変調部13に出力する。送信データに誤り訂正符号を付与する処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
信号変調部13は、誤り訂正符号付与部12から誤り訂正符号付与後の送信データを受けると、例えば、BPSK、又は、QPSKの変調方式によって、誤り訂正符号付与後の送信データを変調する。
信号変調部13は、変調後の送信データである変調信号を電気光変換部14に出力する。
電気光変換部14は、信号変調部13から変調信号を受けると、変調信号を光信号に変換し、光信号を出力端子15に出力する。
電気光変換部14から出力された光信号は、出力端子15を介して、中継器3-1~3-Mのそれぞれに送信される。
中継器3-m(m=1,・・・,M)は、送信器2から送信された光信号を中継器4-mに転送する。
中継器4-mは、中継器3-mにより転送された光信号を受信器5に転送する。
以下、中継器3-m,4-mによる光信号の転送動作を具体的に説明する。
ただし、中継器3-mによる光信号の転送動作と中継器4-mによる光信号の転送動作とは同じであるため、ここでは、中継器3-mによる光信号の転送動作を具体的に説明する。
中継器3-mの入力端子21には、送信器2から送信された光信号が与えられる。中継器3-1~3-Mの入力端子21に与えられる光信号は、同じ光信号である。
光電気変換部22は、光信号を電気信号に変換し、電気信号を硬判定処理部23に出力する。
硬判定処理部23は、光電気変換部22から電気信号を受けると、電気信号に対する硬判定処理を実施することによって、電気信号から送信データを復号する。
送信器2の信号変調部13による変調方式が例えばBPSKである場合、中継器3-mの入力端子21には、信号レベルが“0”の光信号、又は、信号レベルが“1”の光信号が与えられる。
しかし、送信器2から送信されたのち、中継器3-mの入力端子21に与えられるまでの間に、光信号にノイズが重畳される。光信号にノイズが重畳されることによって、中継器3-mの入力端子21には、信号レベルが、“0”、又は、“1”からずれている光信号が与えられる。例えば、信号レベルが“0”の光信号が、信号レベルが“0.1”の光信号として入力端子21に与えられ、信号レベルが“1”の光信号が、信号レベルが“0.8”の光信号として入力端子21に与えられることがある。
硬判定処理部23の内部メモリには、例えば、“0”と“1”との中間値である“0.5”の閾値Thが格納されている。
硬判定処理部23は、光電気変換部22から出力された電気信号に含まれている複数の送信データの信号レベルと閾値Thとをそれぞれ比較する。
硬判定処理部23は、送信データの信号レベルが閾値Th未満であれば、“0”の信号点を復元し、送信データの信号レベルが閾値Th以上であれば、“1”の信号点を復元する。
硬判定処理部23は、復元した信号点を復号後の送信データとして、信号変調部24に出力する。
信号変調部24は、硬判定処理部23から復号後の送信データを受けると、例えば、BPSK、又は、QPSKの変調方式によって、復号後の送信データを変調する。
信号変調部24は、変調後の送信データである変調信号を電気光変換部25に出力する。
電気光変換部25は、信号変調部24から変調信号を受けると、変調信号を光信号に変換し、光信号を出力端子26に出力する。
電気光変換部25から出力された光信号は、出力端子26を介して、中継器4-mに送信される。
これにより、中継器3-1,4-1が配置されている経路Rを伝搬してきた光信号が受信器5の入力端子31-1に与えられ、中継器3-2,4-2が配置されている経路Rを伝搬してきた光信号が受信器5の入力端子31-2に与えられる。また、中継器3-M,4-Mが配置されている経路Rを伝搬してきた光信号が受信器5の入力端子31-Mに与えられる。
受信器5の受信部32-m(m=1,・・・,M)は、経路Rを伝搬してきた光信号を受信し、光信号の受信信号Sを信号処理装置35に出力する。
即ち、光電気変換部33-mは、入力端子31-mに与えられた光信号を電気信号に変換し、電気信号を同期処理部34-mに出力する。
同期処理部34-mは、光電気変換部33-1~33-Mのそれぞれから出力された電気信号の同期を取るために、光電気変換部33-mから出力された電気信号に対する同期バッファ処理を実施する。
同期処理部34-mは、同期バッファ処理後の電気信号を受信信号Sとして、信号処理装置35に出力する。
電気信号に対する同期バッファ処理としては、例えば、以下の処理が考えられる。
送信器2から送信されてから、受信器5の受信部32-m(m=1,・・・,M)に光信号が到達するまでに要する時間である伝搬時間Tは、経路Rの伝搬距離Lに比例する。即ち、経路Rの伝搬距離Lが短いほど、伝搬時間Tが小さくなる。
同期処理部34-mは、同期バッファ処理を実施する前に、経路Rの伝搬距離Lを算出し、経路Rの伝搬距離Lから、経路Rにおける光信号の伝搬時間Tを算出する。
経路Rの伝搬距離Lの算出は、SNR算出処理部37-mにおける伝搬距離Lの算出と同様であり、後述する。同期処理部34-mでは、経路Rの伝搬距離Lを算出せずに、同期処理部34-mから経路Rの伝搬距離Lを取得するようにしてもよい。
伝搬距離Lから光信号の伝搬時間Tを算出する処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
また、同期処理部34-mは、同期バッファ処理を実施する前に、伝搬時間T~Tの中の最大の伝搬時間Tmaxを特定し、最大の伝搬時間Tmaxと伝搬時間Tとの時間差ΔTを算出する。同期処理部34-1~34-Mのうち、伝搬時間Tが最大の伝搬時間Tmaxに係る同期処理部34-mは、時間差ΔTとして、0を算出する。
同期処理部34-mは、光電気変換部33-mから電気信号を受けると、電気信号に対する同期バッファ処理として、当該電気信号を時間差ΔTだけ保持してから、当該電気信号を振幅調整処理部39-mに出力する処理を行う。
信号処理装置35は、送信器2から送信された光信号がM個の経路を介して受信器5まで伝搬されたとき、受信器5により受信された光信号の受信信号を処理する。
図7は、実施の形態1に係る信号処理装置35の処理手順である信号処理方法を示すフローチャートである。
以下、信号処理装置35の処理内容を具体的に説明する。
信号対雑音比算出部36のSNR算出処理部37-mの内部メモリには、送信器2から送信される光信号の強度Kと、当該光信号に対する雑音の強度Nとが格納されている。
図1に示す光通信システム1では、送信器2から送信される光信号の強度Kが一定であり、信号処理装置35において、光信号の強度Kが既値である。しかし、これは一例に過ぎず、例えば、光信号の強度Kが時間の経過に伴って変化する場合、それぞれの時刻における光信号の強度Kが、SNR算出処理部37-mの内部メモリに格納されていてもよい。
光信号に対する雑音の強度Nは、宇宙空間において、一定値に近似できることが知られており、雑音の強度Nとして、当該一定値がSNR算出処理部37-mの内部メモリに格納されている。
図1に示す光通信システム1が、例えば、地球上で光信号を送受信する場合、雑音の強度Nを一定値に近似することができない。この場合、例えば、図示せぬコンピュータが、コンピュータシミュレーションを実施することによって、経路Rを伝搬する光信号に対する雑音の強度Nを演算し、強度Nの演算結果が、SNR算出処理部37-mの内部メモリに格納されるようにしてもよい。
図1に示す光通信システム1では、光信号の強度Kと雑音の強度NとがSNR算出処理部37-mの内部メモリに格納されている。しかし、これは一例に過ぎず、光信号の強度Kと雑音の強度Nとが、受信器5の外部から与えられるものであってもよい。
信号対雑音比算出部36のSNR算出処理部37-mの内部メモリには、送信器2、中継器3,4及び受信器5におけるそれぞれの3次元位置を示す情報が格納されている。それぞれの3次元位置が、時刻の経過に伴って変化する場合、それぞれの時刻における3次元位置を示す情報が、SNR算出処理部37-mの内部メモリに格納される。
図1に示す光通信システム1が、例えば、宇宙空間で使用される場合、3次元位置の座標系は、宇宙空間の座標系である。
図1に示す光通信システム1では、3次元位置を示す情報がSNR算出処理部37-mの内部メモリに格納されている。しかし、これは一例に過ぎず、3次元位置を示す情報が、受信器5の外部から与えられるものであってもよい。
SNR算出処理部37-mは、3次元位置を示す情報を用いて、経路Rの伝搬距離Lを算出する。
即ち、SNR算出処理部37-mは、3次元位置を示す情報を用いて、送信器2と中継器3-mとの距離Lm,1、中継器3-mと中継器4-mとの距離Lm,2、中継器4-mと受信器5との距離Lm,3を算出する。3次元位置を示す情報を用いて、距離Lm,1、距離Lm,2及び距離Lm,3を算出する処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
SNR算出処理部37-mは、以下の式(1)に示すように、距離Lm,1、距離Lm,2及び距離Lm,3から、経路Rの伝搬距離Lを算出する。
=Lm,1+Lm,2+Lm,3 (1)
SNR算出処理部37-mは、以下の式(2)に示すように、送信器2から送信される光信号の強度Kと、当該光信号に対する雑音の強度Nと、経路Rにおける光信号の伝搬距離Lとから、受信部32-mにより受信された光信号のSNRを算出する(図7のステップST1)。

Figure 0007166502000001
SNR算出処理部37-mは、光信号のSNRを振幅調整処理部39-mに出力する。
振幅調整処理部39-mは、同期処理部34-mから受信信号Sを受けると、以下の式(3)に示すように、SNR算出処理部37-mから出力されたSNRを用いて、受信信号Sの振幅Ampを調整する(図7のステップST2)。
Amp’=g×Amp (3)
式(3)において、Amp’は、調整後の振幅であり、gは、SNRと正比例する係数である。
振幅調整処理部39-mは、振幅調整後の受信信号S’を信号合成部40に出力する。
信号合成部40は、振幅調整処理部39-1~39-Mから、振幅調整後のM個の受信信号S’~S’を取得する。
信号合成部40は、以下の式(4)に示すように、M個の受信信号S’~S’を合成する(図7のステップST3)。
C=S’+S’+・・・+S’ (4)
信号合成部40は、M個の受信信号S’~S’の合成信号Cを誤り訂正部41に出力する。
信号合成部40では、光信号のSNRに応じて振幅が調整されたM個の受信信号S’~S’を合成しており、SNRが大きい光信号の受信信号ほど、大きなウェイトで合成され、SNRが小さい光信号の受信信号ほど、小さなウェイトで合成されている。したがって、SNRが小さい光信号の受信信号の影響が軽減されるため、振幅調整が行われないで、M個の受信信号S~Sが合成されるものよりも、合成信号Cに含まれるエラービットの数の増加が抑えられる。
誤り訂正部41は、信号合成部40から合成信号Cを受けると、合成信号Cに対する誤り訂正処理を実施する(図7のステップST4)。合成信号Cに対する誤り訂正処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
誤り訂正部41は、誤り訂正処理後の合成信号C’を出力端子42に出力する。
誤り訂正部41から出力された誤り訂正処理後の合成信号C’は、出力端子42を介して、外部に出力される。
以上の実施の形態1では、送信器2から送信された光信号が複数の経路を介して受信器5まで伝搬されたとき、受信器5により受信された光信号の受信信号を処理する信号処理装置35であって、それぞれの経路における光信号の伝搬距離と、送信器2から送信される光信号の強度と、送信器2から送信される光信号に対する雑音の強度とから、それぞれの経路を伝搬してきた光信号の信号対雑音比を算出する信号対雑音比算出部36と、信号対雑音比算出部36により算出されたそれぞれの信号対雑音比を用いて、それぞれの経路を伝搬してきた光信号の受信信号の振幅を調整する振幅調整部38と、振幅調整部38による振幅調整後の複数の受信信号を合成する信号合成部40とを備えるように、信号処理装置35を構成した。したがって、信号処理装置35は、光信号の中にパイロット信号を含めることなく、複数の受信信号の合成信号に含まれるビットエラーの数の増加を抑えることができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、送信器2が、恒星71を周回する第1の衛星72を周回する第2の衛星74に配置され、受信器5が、恒星71を周回する第3の衛星76を周回する第4の衛星78に配置され、複数の中継器3,4が、恒星71と第1の衛星72とのラグランジュ点に配置されている光通信システム1について説明する。
図8は、実施の形態2に係る光通信システム1に含まれている、送信器2、中継器3,4及び受信器5の配置例を示す説明図である。
図8に示す配置例では、光通信システム1が宇宙空間で使用される場合に、経路Rを伝搬する光信号のSNRが高まる。
図8において、71は、恒星である。
第1の衛星72は、恒星71を中心として、恒星71を周回する衛星である。
衛星軌道73は、第1の衛星72の衛星軌道である。
第2の衛星74は、第1の衛星72を中心として、第1の衛星72を周回する衛星である。
衛星軌道75は、第2の衛星74の衛星軌道である。
送信器2は、第2の衛星74に配置されている。
第3の衛星76は、恒星71を中心として、恒星71を周回する衛星である。
衛星軌道77は、第3の衛星76の衛星軌道である。
第4の衛星78は、第3の衛星76を中心として、第3の衛星76を周回する衛星である。
衛星軌道79は、第4の衛星78の衛星軌道である。
受信器5は、第4の衛星78に配置されている。
ラグランジュ点81~85は、恒星71と第1の衛星72とのラグランジュ点である。
中継器3-1は、ラグランジュ点83に配置されている。
中継器4-1は、ラグランジュ点84に配置されている。
中継器3-2は、ラグランジュ点82に配置されている。
中継器4-2は、ラグランジュ点85に配置されている。
送信器2から、中継器3-1及び中継器4-1を介して、受信器5に至る経路は、Rである。
送信器2から、中継器3-2及び中継器4-2を介して、受信器5に至る経路は、Rである。
図8に示す配置例では、2個の経路R,Rが形成されている。しかし、これは一例に過ぎず、3個以上の経路が形成されていてもよい。2個の経路R,Rのほかに、例えば、送信器2から中継器3-1を介して受信器5に至る経路R、又は、送信器2から直接受信器5に至る経路Rが形成されていてもよい。
図8に示す配置例では、送信器2が第2の衛星74に配置され、受信器5が第4の衛星78に配置されている。しかし、これは一例に過ぎず、例えば、送信器2が第4の衛星78に配置され、受信器5が第2の衛星74に配置されていてもよい。
ラグランジュ点に配置される中継器3,4は、ラグランジュ点以外に配置される中継器と比べて、恒星71からの外乱光の影響が小さくなる。
したがって、ラグランジュ点83に配置されている中継器3-1、ラグランジュ点82に配置されている中継器3-2、ラグランジュ点84に配置されている中継器4-1及びラグランジュ点85に配置されている中継器4-2は、恒星71からの外乱光の影響をあまり受けることなく、光信号を転送することが可能である。
以上の実施の形態2では、送信器2が、恒星71を周回する第1の衛星72を周回する第2の衛星74に配置され、受信器5が、恒星71を周回する第3の衛星76を周回する第4の衛星78に配置され、複数の中継器3,4が、恒星71と第1の衛星72とのラグランジュ点に配置されているように、光通信システム1を構成した。したがって、光通信システム1は、恒星71からの外乱光の影響に伴う、ビットエラーの数の増加を抑えることができる。
なお、本開示は、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示は、複数の受信信号を合成する信号処理装置、信号処理方法及び受信器に適している。
本開示は、受信器を備える光通信システムに適している。
1 光通信システム、2 送信器、3-1~3-M 中継器、4-1~4-M 中継器、5 受信器、11 入力端子、12 誤り訂正符号付与部、13 信号変調部、14 電気光変換部、15 出力端子、21 入力端子、22 光電気変換部、23 硬判定処理部、24 信号変調部、25 電気光変換部、26 出力端子、31-1~31-M 入力端子、32-1~32-M 受信部、33-1~33-M 光電気変換部、34-1~34-M 同期処理部、35 信号処理装置、36 信号対雑音比算出部、37-1~37-M SNR算出処理部、38 振幅調整部、39-1~39-M 振幅調整処理部、40 信号合成部、41 誤り訂正部、51 信号対雑音比算出回路、52 振幅調整回路、53 信号合成回路、54 誤り訂正回路、61 メモリ、62 プロセッサ、71 恒星、72 第1の衛星、73 衛星軌道、74 第2の衛星、75 衛星軌道、76 第3の衛星、77 衛星軌道、78 第4の衛星、81~85 ラグランジュ点。

Claims (7)

  1. 送信器から送信された光信号が複数の経路を介して受信器まで伝搬されたとき、前記受信器により受信された光信号の受信信号を処理する信号処理装置であって、
    それぞれの経路における光信号の伝搬距離と、前記送信器から送信される光信号の強度と、前記送信器から送信される光信号に対する雑音の強度とから、それぞれの経路を伝搬してきた光信号の信号対雑音比を算出する信号対雑音比算出部と、
    前記信号対雑音比算出部により算出されたそれぞれの信号対雑音比を用いて、それぞれの経路を伝搬してきた光信号の受信信号の振幅を調整する振幅調整部と、
    前記振幅調整部による振幅調整後の複数の受信信号を合成する信号合成部と
    を備えたことを特徴とする信号処理装置。
  2. 送信器から送信された光信号が複数の経路を介して受信器まで伝搬されたとき、前記受信器により受信された光信号の受信信号を処理する信号処理方法であって、
    信号対雑音比算出部が、それぞれの経路における光信号の伝搬距離と、前記送信器から送信される光信号の強度と、前記送信器から送信される光信号に対する雑音の強度とから、それぞれの経路を伝搬してきた光信号の信号対雑音比を算出し、
    振幅調整部が、前記信号対雑音比算出部により算出されたそれぞれの信号対雑音比を用いて、それぞれの経路を伝搬してきた光信号の受信信号の振幅を調整し、
    信号合成部が、前記振幅調整部による振幅調整後の複数の受信信号を合成する
    ことを特徴とする信号処理方法。
  3. 送信器から送信された光信号が伝搬される経路が複数あり、
    それぞれの経路を伝搬してきた光信号を受信し、それぞれの光信号の受信信号を出力する複数の受信部と、
    それぞれの経路における光信号の伝搬距離と、前記送信器から送信される光信号の強度と、前記送信器から送信される光信号に対する雑音の強度とから、それぞれの受信部により受信された光信号の信号対雑音比を算出する信号対雑音比算出部と、
    前記信号対雑音比算出部により算出されたそれぞれの信号対雑音比を用いて、それぞれの受信部から出力された受信信号の振幅を調整する振幅調整部と、
    前記振幅調整部による振幅調整後の複数の受信信号を合成する信号合成部と
    を備えた受信器。
  4. 前記送信器から送信された光信号を転送する中継器が、それぞれの経路に配置されており、
    それぞれの受信部は、それぞれの経路に配置されている中継器により転送された光信号を受信することを特徴とする請求項3記載の受信器。
  5. 光信号を複数の経路に送信する送信器と、
    それぞれの経路に配置されており、それぞれの経路を伝搬してきた光信号を転送する複数の中継器と、
    それぞれの中継器により転送された光信号を受信する受信器とを備え、
    前記受信器は、請求項3又は請求項4記載の受信器であることを特徴とする光通信システム。
  6. それぞれの中継器は、それぞれの経路を伝搬してきた光信号を電気信号に変換し、前記電気信号から送信データを復号し、復号後の送信データを変調し、変調後の送信データである変調信号を光信号に変換し、当該光信号を転送することを特徴とする請求項5記載の光通信システム。
  7. 前記送信器が、恒星を周回する第1の衛星を周回する第2の衛星に配置され、
    前記受信器が、前記恒星を周回する第3の衛星を周回する第4の衛星に配置され、
    それぞれの中継器が、前記恒星と前記第1の衛星とのラグランジュ点に配置されていることを特徴とする請求項5記載の光通信システム。
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