JP2005323145A - 通信システム、その送信局、受信局及び通信方法 - Google Patents

通信システム、その送信局、受信局及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光空間伝送による通信を行う際に、光が霧などの気象条件により大きく減衰することが想定される場合であっても信頼性を確保することができる通信システムを提供する。
【解決手段】 送信信号を用いて光伝送用の光信号を生成し、該光信号を、分岐し、分岐された一方の光信号を、空間伝播させ、これと同時に、分岐された他方の光信号を、光電変換するとミリ波帯になるように光学的に再度変調し、該変調された光からミリ波の電波信号を生成し、該電波信号を空間伝播させる送信局1と、空間伝播してきた光信号を受光して得た受信信号と、空間伝播してきた電波信号を受信し復調して得た信号とを使用して、両信号に対し選択または合成を行うダイバーシティ受信を行い、その出力を受信信号とする受信局2とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送信装置及び受信装置を配置して伝送を行う光空間伝送技術およびミリ波伝送技術に係り、特に、送信局と受信局間で光空間伝送による通信を行う通信システム、その送信局、受信局及び通信方法に関する。
本発明に関連する光空間伝送を使用した伝送技術は、空間伝播光が霧などの気象条件で信号減衰が大きくなるとの理由で、従来では極端に距離を短くするか、低い信頼性を許容するか、による解決策が検討されている分野である。
携帯電話機の普及などで、光の空間伝播を使用した広帯域伝送リンクの実現が期待されている。しかし、光空間伝播による通信は見通し通信であるので、途中の伝播路である空間の条件、つまり気象条件の影響を受ける。図9に光の空間伝播を使用した従来の通信システムの概略構成を示す。同図において、送信局30側では、光伝送用光信号生成手段3000により、送信信号から光伝送用の光信号を生成し、光空間伝送送信用光学系3001を通して空間伝播させる。
受信局400側では、空間伝播してきた光信号を光空間伝送受信用光学系4001で受光のためにコリメート(集光)し、光伝送信号受信回路4002に導く。この光伝送信号受信回路4002は、光電気変換を行い、必要に応じて識別再生などを行って、受信信号として出力する(非特許文献1参照)。
NTTDoCoMoテクニカルジャーナルVol.10No.1,2002年4月
しかし、光の空間伝播を使用した従来の通信システムでは、光の伝播経路の気象条件により伝送品質が大きく変化する。
この様子を図10に示した。光を使用した見通し通信では、気象条件の影響を受ける。図に示した霧の影響が一番大きい。上記非特許文献1には、光空間伝播を使用した検討例が示されている。非特許文献1に記載されているように、霧の発生を想定すると、同じく見通し通信のFWA(固定無線アクセス)相当の品質を要求すると、極端に伝送距離が短くなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、既に光空間伝播の構築がされている、もしくは構築を想定している場合に、大きな伝送装置を別に設けることなく、光が霧などの気象条件により大きく減衰することが想定される場合であっても信頼性を確保することができる、通信システム、その送信局、受信局及び通信方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、送信局と受信局間で光空間伝送による通信を行う通信システムにおいて、送信局と受信局間に光空間伝播信号が届きにくい条件が発生する場合において、送信局と受信局間で通信を確保する通信システムの送信局であって、送信信号により変調された光信号を生成する光伝送用光信号生成手段と、導かれた前記光信号をコリメートして空間伝播光とする光空間伝送送信用光学系と、前記光伝送用光信号生成手段と前記光空間伝送送信用光学系の間に配置され、前記光信号を分岐し、一方を、前記光空間伝送送信用光学系への光信号として出力する光分岐器と、前記光分岐器の他方の出力端に接続され、該分岐器から導かれた光信号を光学的に変調し、変調光を出力するミリ波生成用光信号生成手段と、ミリ波生成用光信号生成手段からの出射光を受光しミリ波帯の電波信号として出射する光・ミリ波変換回路とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、送信局と受信局間で光空間伝送による通信を行う通信システムにおいて、送信局と受信局間に光空間伝播信号が届きにくい条件が発生する場合において、送信局と受信局間で通信を確保する通信システムの受信局であって、送信局の光空間伝送送信用光学系から出射され伝播してきた光信号を受信回路への入力光とするためにコリメートする光空間伝送受信用光学系と、前記光空間伝送送信用光学系によりコリメートされ導かれた光信号を受信し、受光もしくは受光と信号処理を行い光空間伝送による受信信号として出力する光伝送信号受信回路と、送信局の光・ミリ波変換回路から出射され伝播してきた電波を受信するミリ波受信回路と、ミリ波受信回路の出力に接続され、ミリ波受信回路の出力から、送信局で行ったミリ波生成用光信号生成手段における信号生成動作前の信号に対応する信号を電気的に生成し出力するミリ波信号復調手段と、二つの入力部を有し、一方には前記光伝送信号受信回路からの出力信号を入力し、もう一方は前記ミリ彼信号復調手段からの出力信号を入力し、両人力信号に対して選択もしくは合成を行いその結果を出力とするダイバーシティ受信回路とを有することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、送信局と受信局間で光空間伝送による通信を行う通信システムにおいて、送信局と受信局間に光空間伝播信号が届きにくい条件が発生する場合において、送信局と受信局間で通信を確保する通信システムであって、送信信号により変調された光信号を生成する光伝送用光信号生成手段と、導かれた前記光信号をコリメートして空間伝播光とする光空間伝送送信用光学系と、前記光伝送用光信号生成手段と前記光空間伝送送信用光学系の間に配置され、前記光信号を分岐し、一方を、前記光空間伝送送信用光学系への光信号として出力する光分岐器と、前記光分岐器の他方の出力端に接続され、該分岐器から導かれた光信号を光学的に変調し、変調光を出力するミリ波生成用光信号生成手段と、ミリ波生成用光信号生成手段からの出射光を受光しミリ波帯の電波信号として出射する光・ミリ波変換回路とからなる送信局と、
送信局の光空間伝送送信用光学系から出射され伝播してきた光信号を受信回路への入力光とするためにコリメートする光空間伝送受信用光学系と、前記光空間伝送送信用光学系によりコリメートされ導かれた光信号を受信し、受光もしくは受光と信号処理を行い光空間伝送による受信信号として出力する光伝送信号受信回路と、送信局の光・ミリ波変換回路から出射され伝播してきた電波を受信するミリ波受信回路と、ミリ波受信回路の出力に接続され、ミリ波受信回路の出力から、送信局で行ったミリ波生成用光信号生成手段における信号生成動作前の信号に対応する信号を電気的に生成し出力するミリ波信号復調手段と、二つの入力部を有し、一方には前記光伝送信号受信回路からの出力信号を入力し、もう一方は前記ミリ彼信号復調手段からの出力信号を入力し、両人力信号に対して選択もしくは合成を行いその結果を出力とするダイバーシティ受信回路とからなる受信局と、
を有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、送信局と受信局間で光空間伝送による通信を行う通信方法において、
送信局において、
送信信号を用いて光伝送用の光信号を生成し、該光信号を、分岐し、分岐された一方の光信号を、空間伝播させ、これと同時に、
分岐された他方の光信号を、光電変換するとミリ波帯になるように光学的に再度変調し、該変調された光からミリ波の電波信号を生成し、該電波信号を空間伝播させ、
受信局において、
空間伝播してきた光信号を受光して得た受信信号と、空間伝播してきた電波信号を受信し復調して得た信号とを使用して、両信号に対し選択または合成を行うダイバーシティ受信を行い、その出力を受信信号とすることで通信を行うことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、光空間伝送システムを既に導入あるいは検討中の領域で、霧などによる伝送品質の劣化を低減でき、光空間伝送システムの導入が容易となる。また既存光空間伝送との整合性もよい。
このことにより、機動性、運用性、導入容易性、経済性、信頼性に優れた光空間伝送による通信システムを実現できる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成を図1に示す。この通信システムは、送信局と受信局間で光空間伝送による通信を行う通信システムにおいて、送信局と受信局間に光空間伝播信号が届きにくい条件が発生する場合において、送信局と受信局間で通信を確保する通信システムである。
図1において、本発明の第1実施形態に係る通信システムは、光空間伝送による伝送と、ミリ波による電波伝送を行う送信局1と、受信局2とを有している。
送信局1は、光伝送用光信号生成手段10と、光分岐器11と、ミリ波生成用光信号生成手段12と、光・ミリ波変換回路13と、光空間伝送送信用光学系14とを有している。
光伝送用光信号生成手段10は、送信信号により変調された光信号を生成する。
また、光空間伝送送信用光学系14は、導かれた光信号をコリメートして空間伝播光とする。
光分岐器11は、光伝送用光信号生成手段10と光空間伝送送信用光学系14の間に配置され、光伝送用光信号生成手段10により生成された光信号を分岐し、分岐された一方の光信号を光空間伝送送信用光学系14への光信号として出力する。
ミリ波生成用光信号生成手段12は、光分岐器11の他方の出力端に接続され、該分岐器11から導かれた光信号を光学的に変調し、変調光を出力する。
光・ミリ波変換回路13は、ミリ波生成用光信号生成手段12からの出射光を受光しミリ波帯の電波信号として出射する。
また、受信局2は、光空間伝送受信用光学系20と、光伝送信号受信回路21と、ミリ波受信回路22と、ミリ波信号復調手段23と、ダイバーシティ受信回路24とを有している。
光空間伝送受信用光学系20は、送信局の光空間伝送送信用光学系14から出射され伝播してきた光信号を光伝送信号受信回路21への入力光とするためにコリメートする機能を有している。
光伝送信号受信回路21は、前記光空間伝送送信用光学系によりコリメートされ導かれた光信号を受信し、受光もしくは受光と信号処理を行い光空間伝送による受信信号として出力する。
ミリ波受信回路22は、送信局1の光・ミリ波変換回路13から出射され伝播してきた電波を受信する。
ミリ波信号復調手段23は、ミリ波受信回路22の出力に接続され、ミリ波受信回路22の出力から、送信局1で行ったミリ波生成用光信号生成手段12における信号生成動作前の信号に対応する信号を電気的に生成し出力する機能を有している。
ダイバーシティ受信回路24は、二つの入力部を有し、一方の入力部には光伝送信号受信回路21からの出力信号を入力し、もう一方の入力部にはミリ彼信号復調手段23からの出力信号を入力し、両人力信号に対して選択もしくは合成を行い、その結果を出力とする機能を有している。
光伝送用光信号生成手段10と光空間伝送送信用光学系14とが、光空間伝送送信系を構成し、光空間伝送受信用光学系20と光伝送信号受信回路21とが、光空間伝送受信系を構成し、光空間伝送送信系と光空間伝送受信系とで、空間伝播を利用した伝送系を構成する。この構成により空間光伝送により、主に霧による障害以外は、通信可能となる。
なお、光伝送受信回路21と後段に接続されているダイバーシティ受信回路24の、受信に関わる機能としては、役割の分担は適宜設定する。ダイバーシティ受信回路24の一部と光伝送信号受信回路21とにより、光空間伝送信号の受信手段が構成される。ベースバンド伝送しているとき、例えば、識別・再生機能までが光伝送信号受信回路21の機能というようにする。
上記構成において、光伝送用光信号生成手段10から生成された光信号は、光分岐器11によりその一部を分岐し、その一方を前記光空間伝送に使用する。光分岐器11により分岐されたもう一方の光信号は、ミリ波生成用光信号生成手段12により、光学的に変調を施す。
この変調により、当該変調光を光・ミリ波変換回路13において、PD(フォトダイオード)で受光して、(必要に応じて周波数領域でのフィルタ、電力増幅器で電力増幅し、)アンテナによりミリ波の生成が可能となる。これにより生成したミリ波の電波を空間伝播させる。
空間伝播したミリ波は、受信局2のアンテナを含むミリ波受信回路22により受信し、ミリ波信号復調手段23により、送信局1でミリ波帯の信号を生成するため行った操作前の信号に対応する信号を生成する。例えば光空間伝送が、ベースバンドの信号であれば、ミリ波受信回路22により受信したミリ波信号から、ミリ波信号復調手段23によりベースバンド信号を生成する。
光伝送信号受信回路21からの出力と、ミリ波信号復調手段23からの出力を、ダイバーシティ受信回路24に入力する。ダイバーシティ受信回路で24は、前記2つの入力から一方の入力を選択もしくは2つの入力から1つの出力を合成して、出力する。この際、受信信号として出力するために、受信系としての一般的な処理、例えばタイミング抽出と同期など、が必要な場合は、このダイバーシティ受信回路24の中で行う構成とするか、その前後で専用回路を配置し行う構成とする。
これにより送信局1と受信局2との間で、通信が行われる。
このことにより、標準で光空間伝送系が構成されている、あるいは構成しようとしている系において、同一情報をミリ波で伝送でき、両者でダイバーシティ伝送できるため、光空間伝送系による弱点である霧の場合も含めて、良好な空間伝播による広帯域リンクが構成できる。もちろん霧による劣化が無い場合においては、光空間伝送系をそのまま使用することも可能である。
図2は、図1に示した通信システムにおける光伝送用光信号生成手段10の構成例である。光空間伝送は、光ファイバを利用した伝送におけるのと同様の手法が用いられる。図2において、構成例1は、半導体レーザ100と光変調器101から構成する例である。
半導体レーザ100を適切なバイアスでDC(直流)光で発光させておき、光変調器101により送信データの情報を乗せる。光変調器101は、強度変調、位相変調、などの方法でデータに応じて光を変調する。
なお、半導体レーザ100の駆動回路や光変調器101の駆動回路も必要であるが、必要に応じて接続されているものとする。(こうした一般的な付加部分は、他の構成でも省いている)
構成例2は、半導体レーザ100を直接データに応じて変調するものである。半導体レーザ100は、流れる電流により光強度が変わるため、例えばこれを利用する。
図3は、図1に示した通信システムにおけるミリ波生成用光信号生成手段12の構成例である。同図において、構成例1では、ミリ波生成用光信号生成手段12は、光変調器120と局部発振器121により構成される。構成例1において、光伝送用光信号が入射されると、光伝送用光信号は、光変調器120により局部発振器121の出力信号に基づいて光学的に変調され、ミリ波生成用光信号として出力される。
これは、光伝送用光信号が、例えば、1Gbpsのベースバンド信号であった場合に、ミリ波帯30GHz〜300GHzの電気スペクトルを発生させるために使用する。局所発振器121の周波数もミリ波周波数帯もしくはミリ波周波数帯に近いものを使用する。
構成例2では、ミリ波生成用光信号生成手段12は、ビート用発光素子122と光合流素子123とから構成される。光合流素子123により合流した光伝送用光信号とビート用発光素子からの光信号が、後段でPD(フォトダイオード)による受光素子により検波されると、ビートが発生し、光伝送用光信号の光周波数とビート用発光素子122の光周波数の差周波数に対応した周波数領域の電気信号が得られる。ビート用発光素子122の光周波数を光伝送用光信号の光周波数との差をミリ波領域(高調波を使用する場合は、ミリ波帯以下でも可。いずれにしても、差周波数に対応して、発生する電気信号の周波数が決まる。)周辺にすることで、ミリ波生成用光信号が得られる。
図4は、図1に示した通信システムにおける光・ミリ波変換回路13の構成例である。この構成例では、光・ミリ波変換回路13は、受光素子であるフォトダイオード(PD)130とアンテナ131から構成される。
上記構成において、ミリ波生成用光信号生成手段12からの光信号が入射されると、フォトダイオード130で光電気変換され、高周波の電気信号がアンテナ131から空中に放射される。図中に記していないが、必要に応じて、対象となる周波数帯の信号を選択するフィルタや十分なアンテナ出力とするための電力アンプを付加する。この構成によりミリ波が得られる。
図5は、図1に示した通信システムにおける光伝送信号受信回路21の構成例である。構成例1では、光伝送信号受信回路21は、PD(フォトダイオード)210と抵抗211から構成され、PD210により入力光信号を電気信号に変換して出力する。
構成例2では、光伝送信号受信回路21は、構成例1の構成に対して再生回路212を追加した構成であり、PD210からの信号を適切なレベルの電気信号にする。ダイバーシティ回路との機能分担によるが、この例で、識別・再生処理までする構成も含む。
構成例3では、伝送信号受信回路21は、構成例1の構成に対し、検波・復調回路213を加えた構成となっている。光伝送信号は位相変調などを含んでいる場合、検波・復調に関わる処理を行ってからダイバーシティ受信回路24に入力する構成である。
図6は図1に示した通信システムにおけるミリ波受信回路22の構成例である。図6(A),(B)は同期検波によるミリ波受信回路22の構成例である。これらのミリ波受信回路22では、アンテナ220で受信した高周波の電気信号と、受信局2に備えた局部発振器221とミキサ222で合流する(記していないが、適宜フィルタする)ことで、出力を得る。
図6(A)の構成では、ミキサ222で一度のみのミキシングを行い、図6(B)の構成では、ミキサ222Aで一度中間周波数(IF)に変換し、中間周波数信号をミリ波信号に変換するステップをたどっている。
図6(C)は非同期検波によるミリ波受信回路22の構成例である。アンテナ220で受信した高周波の電気信号をダイオード(Schottky diode)223により整流し、フィルタ224により包絡線検波され、アンプ225により増幅されて出力を得る。
図7に図1に示した通信システムにおけるダイバーシティ受信回路24の構成例を示す。このダイバーシティ受信回路24は選択型のものである。図7において、ダイバーシティ受信回路24は、アンテナ240A,240B及び受信回路241A,241Bと、アンテナ及び受信回路が各々2個あり、ロジックによる切り替わる選択回路242により、入力のうちどちらかを選択し、ダイバーシティ受信回路の出力とする。
図中にも記したように、ここでアンテナ240Aはミリ波を受けるアンテナであり、アンテナ240Bは、光伝送信号受信回路(フォトダイオードPD)出力である。それぞれの受信回路241A,241Bの出力を、選択回路242の入力とし、別途定めた(例えば信号レベルなどの)条件による論理(LOGIC)により、どちらかの入力を選択し、出力する。
図8に図1に示した通信システムにおけるダイバーシティ受信回路24の他の構成例を示す。このダイバーシティ受信回路24は合成型のものである。図7に示したダイバーシティ受信回路24との構成上、異なる点は、入力を選択でなく合成することである。光受信信号およびミリ波受信信号のレベルが大きく異なる場合などそのままでは合成が不適なので、利得調整回路243A,243Bを設けている。
この利得調整機能は、位相調整及び合成回路244の一部として持たせてもよい。また、光受信信号およびミリ波受信信号のレベルが近い場合などもあるため、必ずしも必要ではない。これらの出力信号は位相調整及び合成回路244に入力される。光受信信号およびミリ波受信信号のレベル合成をするには、両信号の位相があっていなければならない。
上記両信号の位相を合せた後、信号の合成・重ね合わせができる。位相調整及び合成回路244は、この2つの動作を行う。
光伝送信号受信回路21およびミリ波受信回路22との機能分担に依存するが、必要に応じて、入力波形の整形や、同期を取り直して信号再生後に合成などの構成が可能である。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図。 図1に示した本発明の実施形態に係る通信システムにおける光伝送用光信号生成手段の構成例を示す図。 図1に示した本発明の実施形態に係る通信システムにおけるミリ波生成用光信号生成手段の構成例を示す図。 図1に示した本発明の実施形態に係る通信システムにおける光・ミリ波変換回路の構成例を示す図。 図1に示した本発明の実施形態に係る通信システムにおける光伝送信号受信回路の構成例を示す図 図1に示した本発明の実施形態に係る通信システムにおけるミリ波受信回路の構成例を示す図。 図1に示した本発明の実施形態に係る通信システムにおけるダイバーシティ受信回路の構成例を示すブロック図。 図1に示した本発明の実施形態に係る通信システムにおけるダイバーシティ受信回路の他の構成例を示すブロック図。 従来の通信システムの構成を示すブロック図。 空間伝播の利用した見通し通信の状態を示す説明図。
符号の説明
1…送信局
2…受信局
10…光伝送用光信号生成手段
11…光分岐器
12…ミリ波生成用光信号生成手段
13…光・ミリ波変換回路
14…光空間伝送送信用光学系
20…光空間伝送受信用光学系
21…光伝送信号受信回路
22…ミリ波受信回路
23…ミリ波信号復調手段
24…ダイバーシティ受信回路

Claims (4)

  1. 送信局と受信局間で光空間伝送による通信を行う通信システムにおいて、
    送信局と受信局間に光空間伝播信号が届きにくい条件が発生する場合において、送信局と受信局間で通信を確保する通信システムの送信局であって、
    送信信号により変調された光信号を生成する光伝送用光信号生成手段と、
    導かれた前記光信号をコリメートして空間伝播光とする光空間伝送送信用光学系と、
    前記光伝送用光信号生成手段と前記光空間伝送送信用光学系の間に配置され、前記光信号を分岐し、一方を、前記光空間伝送送信用光学系への光信号として出力する光分岐器と、
    前記光分岐器の他方の出力端に接続され、該分岐器から導かれた光信号を光学的に変調し、変調光を出力するミリ波生成用光信号生成手段と、
    ミリ波生成用光信号生成手段からの出射光を受光しミリ波帯の電波信号として出射する光・ミリ波変換回路と、
    を有することを特徴とする通信システムの送信局。
  2. 送信局と受信局間で光空間伝送による通信を行う通信システムにおいて、
    送信局と受信局間に光空間伝播信号が届きにくい条件が発生する場合において、送信局と受信局間で通信を確保する通信システムの受信局であって、
    送信局の光空間伝送送信用光学系から出射され伝播してきた光信号を受信回路への入力光とするためにコリメートする光空間伝送受信用光学系と、
    前記光空間伝送送信用光学系によりコリメートされ導かれた光信号を受信し、受光もしくは受光と信号処理を行い光空間伝送による受信信号として出力する光伝送信号受信回路と、
    送信局の光・ミリ波変換回路から出射され伝播してきた電波を受信するミリ波受信回路と、
    ミリ波受信回路の出力に接続され、ミリ波受信回路の出力から、送信局で行ったミリ波生成用光信号生成手段における信号生成動作前の信号に対応する信号を電気的に生成し出力するミリ波信号復調手段と、
    二つの入力部を有し、一方には前記光伝送信号受信回路からの出力信号を入力し、もう一方は前記ミリ彼信号復調手段からの出力信号を入力し、両人力信号に対して選択もしくは合成を行いその結果を出力とするダイバーシティ受信回路と、
    を有することを特徴とする通信システムの受信局。
  3. 送信局と受信局間で光空間伝送による通信を行う通信システムにおいて、
    送信局と受信局間に光空間伝播信号が届きにくい条件が発生する場合において、送信局と受信局間で通信を確保する通信システムであって、
    送信信号により変調された光信号を生成する光伝送用光信号生成手段と、
    導かれた前記光信号をコリメートして空間伝播光とする光空間伝送送信用光学系と、
    前記光伝送用光信号生成手段と前記光空間伝送送信用光学系の間に配置され、前記光信号を分岐し、一方を、前記光空間伝送送信用光学系への光信号として出力する光分岐器と、
    前記光分岐器の他方の出力端に接続され、該分岐器から導かれた光信号を光学的に変調し、変調光を出力するミリ波生成用光信号生成手段と、
    ミリ波生成用光信号生成手段からの出射光を受光しミリ波帯の電波信号として出射する光・ミリ波変換回路と、
    からなる送信局と、
    送信局の光空間伝送送信用光学系から出射され伝播してきた光信号を受信回路への入力光とするためにコリメートする光空間伝送受信用光学系と、
    前記光空間伝送送信用光学系によりコリメートされ導かれた光信号を受信し、受光もしくは受光と信号処理を行い光空間伝送による受信信号として出力する光伝送信号受信回路と、
    送信局の光・ミリ波変換回路から出射され伝播してきた電波を受信するミリ波受信回路と、
    ミリ波受信回路の出力に接続され、ミリ波受信回路の出力から、送信局で行ったミリ波生成用光信号生成手段における信号生成動作前の信号に対応する信号を電気的に生成し出力するミリ波信号復調手段と、
    二つの入力部を有し、一方には前記光伝送信号受信回路からの出力信号を入力し、もう一方は前記ミリ彼信号復調手段からの出力信号を入力し、両人力信号に対して選択もしくは合成を行いその結果を出力とするダイバーシティ受信回路と、
    からなる受信局と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  4. 送信局と受信局間で光空間伝送による通信を行う通信方法において、
    送信局において、
    送信信号を用いて光伝送用の光信号を生成し、該光信号を、分岐し、分岐された一方の光信号を、空間伝播させ、これと同時に、
    分岐された他方の光信号を、光電変換するとミリ波帯になるように光学的に再度変調し、該変調された光からミリ波の電波信号を生成し、該電波信号を空間伝播させ、
    受信局において、
    空間伝播してきた光信号を受光して得た受信信号と、空間伝播してきた電波信号を受信し復調して得た信号とを使用して、両信号に対し選択または合成を行うダイバーシティ受信を行い、その出力を受信信号とすることで通信を行うことを特徴とする通信方法。

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