JP4540062B2 - 光−無線融合通信システム及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、下りリンクは収容局から送信した光信号を無線基地局で無線信号に変換して無線端末に送信し、上りリンクは無線基地局で受信した高周波無線信号を光信号に変換して収容局に伝送する光−無線融合通信システムおよび光−無線融合通信方法に関する。
図21は収容局、無線基地局および無線端末からなる従来の光−無線融合通信システムの一例を示したものであり、図22は従来の光−無線融合通信システムにおける各信号の周波数スペクトルの一例を示したものである。
従来、収容局0内の光送信器1では、単一スペクトル光源2の出力光信号0aを光変調器7で、電気発振器3からの電気搬送波信号を電気変調器5で下り送信データにより変調した下り無線信号0bと周波数fLOの電気搬送波信号0cとを電気加算器6で加算した電気信号によって光変調し、変調光信号0dを生成する。さらにこの変調光信号0dの上側波帯信号(もしくは下側波帯信号)を光フィルタ8で除去して得られる光信号0eを、光伝送路を介して無線基地局9に送信する。
無線基地局9においては、光増幅器10で受信し増幅した光信号0eを光分岐器11で2分岐し、一方の出力光信号は受光器12で電気信号に変換した後、フィルタ13で所望の下り無線信号0f(0dに等しい)を抽出してアンテナ14から無線端末19に送出する。光分岐器11のもう一方の出力光信号は、受信した上り無線信号0gにより光変調器16で光変調された後、光フィルタ17で所望の光信号(0h)のみが抽出され、光増幅器18で増幅され、光伝送路を介して収容局0内の光受信器25に送信される。
光受信器25においては、無線基地局9から送信された光信号0hが受光器26で電気信号0iに変換され、フィルタ27を通すことで、上り送信データで変調された中間周波数信号0jを得ることができる。
このように、従来の技術では、上りリンク/下りリンクで光源と光変調器を共用することができるため、低コストなシステムを構築することが可能である。また、光領域でミリ波ダウンコンバートを行っているため、光受信器においてミリ波帯部品を用意する必要が無いため、システム全体の構成を簡素化できるという特長がある。
特開2001−103015号公報「ミリ波無線双方向伝送方法およびミリ波無線双方向伝送装置」
図21、図22に挙げた従来例では、複数の無線基地局に対応して収容局に複数の光送信器を設けた場合、それぞれの光送信器において無線信号の周波数の帯域を有する光変調器を用意する必要があり、構成が複雑になる。特に、広帯域信号を伝送する場合には、無線信号の周波数として広い信号帯域が確保できるミリ波帯を用いることが予想されるが、このような高周波の帯域を持つ光変調器は高価である。さらに、上りリンクにおいては、ファイバ伝送による損失と無線基地局内の光変調器の挿入損失を補填するため、各無線基地局もしくは光受信器に光増幅器が必要になり、構成が複雑かつ高価になる。
本発明は、このような背景に行われたものであって、上りリンク/下りリンクで光源を共用しつつ、上りリンクにおいては安価かつ簡易な構成の光送受信器で高感度光受信を実現できる光−無線融合通信システム及びその方法を提供することを目的とする。
(第1の発明(但し、特許請求の範囲には含まれない。)
収容局に光信号発生部、光送信器および光受信器を備え、前記光送信器は光伝送路を介して、無線基地局に下り送信データで変調された下り光無線信号と、上りリンク用光搬送波信号とを送信し、前記無線基地局は、受信した光信号を光分岐器で2分岐し、該光分岐器の一方の出力光信号を受光して得られた下り無線信号(周波数fRF-d)を無線端末に送信するとともに、上り送信データで変調された無線信号(周波数fRF-u)を受信し、受信した上り無線信号で前記光分岐器のもう一方の出力光信号を光変調し、その変調光信号を光伝送路を介して前記収容局に送信し、前記光受信器は前記変調光信号を受信し、検波して前記上り送信データを再生する光−無線融合通信システムにおいて、光信号発生部、光送信器および光受信器はそれぞれ次のような構成である。
光信号発生器は、
第1の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc1)を出力する第1の単一スペクトル光源と、第2の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc2)を出力する第2の単一スペクトル光源と、第3の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc3)を出力する第3の単一スペクトル光源と、前記第1の単一スペクトルの光信号を2分岐する光分岐器と、該光分岐器の一方の出力光信号に対して、所望の下り無線信号の周波数fRF-dの半値(fRF-d/2)の電気搬送波信号にて光搬送波抑圧両側波帯変調を施す光変調器と、前記第2の単一スペクトルの光信号の偏波方向および光強度と、前記第3の単一スペクトルの光信号の偏波方向および光強度について、互いの偏波方向が直交し、かつ、等しい光強度になるように調節し、2波を直交偏波合成して偏波合成光信号として出力する偏波合成手段とを備える。
前記第1、第2および第3の単一スペクトルの光信号の中心周波数fc1,fc2,fc3は、前記上り無線信号の周波数fRF-u、所定の中間周波数fIF1,fIF2に対して、
|fc1−fc2|=fRF-u±fIF1
|fc1−fc3|=fRF-u±fIF2
となるよう制御される。
光信号発生部は、前記搬送波抑圧両側波帯変調光信号を光送信器に入力するとともに、前記光分岐器のもう一方の出力光信号を前記上りリンク用光搬送波信号として前記光送信器に入力し、前記偏波合成光信号を前記光受信器へ出力する構成である。
光送信器は、入力された2系統の光信号のうち、搬送波抑圧両側波帯変調光信号に下り送信データで光変調を施す光変調器を備え、その光変調器の出力光信号を下り光無線信号として、上りリンク用光搬送波信号と光合波器で合波した後、無線基地局へ送信する構成である。
光受信器は、無線基地局から送信された変調光信号と、光信号発生部から出力された偏波合成光信号とを合波する光合波器と、光合波器で合波された光信号を受光し、中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を出力する受光器と、受光器から出力された中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を検波する電気検波器と、電気検波器の出力信号を低域濾過し、上り送信データを出力する低域濾過フィルタとを備える。
第1の発明によれば、光信号発生部は、第1の単一スペクトルの光信号を分岐し、一方を上りリンク用光搬送波信号として光送信器に入力するとともに、もう一方は光搬送波抑圧両側波帯変調を施した後に光送信器に入力し、第2の単一スペクトルの光信号と第3の単一スペクトルの光信号の2波を直交偏波合成した偏波合成光信号を光ローカル信号として光受信器へ出力する。これにより、光信号発生部において下り光無線信号、上りリンク用光搬送波信号および光ヘテロダイン検波に用いる光ローカル信号を同時に発生させることができる。また、光信号発生部では、無変調かつ減衰の無い光信号を基に周波数安定化制御を行うため、従来の高感度光受信法による光受信器において、伝送損失により減衰した変調光信号を基に周波数安定化制御を行う場合と比較して、容易に周波数安定化制御が可能となる。
無線基地局へ送信する光信号(下り光無線信号と上りリンク用光搬送波信号との合波光信号)の電界Eopt-cと、光受信器へ出力する偏波合成光信号の電界Eopt-LOは、それぞれ次のように表すことができる。
opt-c=Add cos(2π(fc1−fRF-d/2)t+φ1(t))
+Add cos(2π(fc1+fRF-d/2)t+φ1(t))
+Au cos(2πfc1t+φ1(t)) …(1)
opt-LO=ALO cos(2πfc2t+φ2(t))
+ALO cos(2πfc3t+φ3(t)) …(2)
ここで、Ad,Au,ALOは電界振幅、φ(t)は単一スペクトル光源の出力光信号の位相雑音成分、adは下り送信データ(2値ディジタル信号:0,1)とする。また、(1)式の第1項と第2項は下り光無線信号を表し、第3項は上りリンク用光搬送波信号を表しており、(2)式の右辺の第1項と第2項は、互いに直交した偏波方向を有し、等振幅である。
無線基地局では、光送信器から送信された光信号((1)式)を、光分岐器で2分岐して、一方の出力光信号を受光して得られる下り無線信号を、無線端末に送信する。この下り無線信号の電界ERF-dは、次のように表すことができる。
RF-d∝ Ad 2d(cos2πfRF-d(t+T)) …(3)
上式において、Tは光信号が収容局−無線基地局間の光伝送に要する時間を表す。
ここで、下り光無線信号は、単一の光信号を搬送波抑圧両側波帯変調することで発生させているため、無線基地局における受光の際に光信号の位相雑音(φ1(t))が相殺され、非常に周波数が安定した下り無線信号が生成されることが分かる。
光分岐器のもう一方の出力光信号は、無線端末から送信された無線信号で光強度変調した後に、光受信器へ送信する。2値ディジタル振幅変調により、光受信器へ送信される変調光信号の電界Eopt-modは、次のように表すことができる、
opt-mod∝(1+mau cos(2πfRF-ut))
・[Add cos(2π(fc1−fRF-d/2)(t+T)+φ1(t+T))
+Add cos(2π(fc1+fRF-d/2)(t+T)+φ1(t+T))
+Au cos(2πfc1(t+T)+φ1(t+T))] …(4)
ここで、mは光変調度、auは上り送信データ(2値ディジタル信号:0,1)を表す。
光受信器では、光信号発生部から出力された偏波合成光信号((2)式)と、無線基地局から送信された変調光信号((4)式)とを合波した後に、受光器で自乗検波する。
合波した光信号の電界Eopt-coは、次のように表すことができる。
opt-co∝ALO cos(2πfc2t+φ2(t))
+ALO cos(2πfc3t+φ3(t))
+(1/γ)(1+mau cos(2πfRF-ut))
・[Add cos(2π(fc1−fRF-d/2)(t+2T)+φ1(t+2T))
+Add cos(2π(fc1+fRF-d/2)(t+2T)+φ1(t+2T))
+Au cos(2πfc1(t+2T)+φ1(t+2T))] …(5)
ここで、γは無線基地局−光受信器間の光伝送損失や無線基地局内の光変調器の挿入損失などの損失の合計を表し、γ≫1である。
(5)式の右辺の第1項および第2項の光信号は、光信号発生部から光受信器に直接入力されたために損失が無く、十分な光強度を有している。このため、(5)式の光信号を受光器で自乗検波することで、高感度光受信法として知られる光ヘテロダイン検波と同様に、無線基地局から送信された変調光信号((4)式)を高感度に受信することが可能となる。
受光器から出力される2波の中間周波数fIF1,fIF2の電気信号の電界EIFは、次のように表すことができる。
IF=GauuLO[cosθ・cos(2πfIF1t+ψ1)+sinθ・cos(2πfIF2t+ψ2)]
但し、ψ1=±[4πfc1T+φ1(t+2T)−φ2(t)]
ψ2=±[4πfc1T+φ1(t+2T)−φ3(t)]
…(6)
ここで、Gは前記光ヘテロダイン検波の利得に依存する係数、ψ1,ψ2はそれぞれの中間周波数fIF1,fIF2の電気信号の位相成分、θは無線基地局から送信された変調光信号((4)式)の偏波方向と、光信号発生部から出力された偏波合成光信号のうち(2)式の第1項で表される光信号の偏波方向との間の角度を表すものとする。
光信号発生部では、第1、第2および第3の単一スペクトルの光信号の中心周波数が設定した値となるよう制御しているため、光受信器では、複雑な構成の無線周波数帯部品や中間周波数安定化回路を用いることなく、安定な中間周波数の信号を得ることができる。
2波の中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を包絡線検波した後に、低域濾過フィルタを通して得られる電気信号の電界EBBは次のように表すことができる。
BB∝G2u 2u 2LO 2(cos2θ+sin2θ)=G2uu 2LO 2 …(7)
ここで、光信号発生部から出力された偏波合成光信号((2)式)が互いに直交した偏波方向と等しい光強度を有するため、低域濾過フィルタの出力信号強度が、無線基地局から送信された変調光信号((4)式)に不感応であることが分かる。
(第2の発明)
収容局に光信号発生部、光送信器および光受信器を備え、前記光送信器は光伝送路を介して、無線基地局に下り送信データで変調された下り光無線信号と、上りリンク用光搬送波信号とを送信し、前記無線基地局は、受信した光信号を光分岐器で2分岐し、該光分岐器の一方の出力光信号を受光して得られた下り無線信号(周波数fRF-d)を無線端末に送信するとともに、上り送信データで変調された無線信号(周波数fRF-u)を受信し、受信した上り無線信号で前記光分岐器のもう一方の出力光信号を光変調し、その変調光信号を光伝送路を介して前記収容局に送信し、前記光受信器は前記変調光信号を受信し、検波して前記上り送信データを再生する光−無線融合通信システムにおいて、光信号発生部、光送信器および光受信器はそれぞれ次のような構成である。
光信号発生器は、
第1の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc1)を出力する第1の単一スペクトル光源と、第2の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc2)を出力する第2の単一スペクトル光源と、第3の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc3)を出力する第3の単一スペクトル光源と、前記第1の単一スペクトルの光信号を2分岐する光分岐器と、該光分岐器の一方の出力光信号に対して、所望の下り無線信号の周波数fRF-dの半値(fRF-d/2)の電気搬送波信号にて光搬送波抑圧両側波帯変調を施す光変調器と、前記第2の単一スペクトルの光信号の偏波方向および光強度と、前記第3の単一スペクトルの光信号の偏波方向および光強度について、互いの偏波方向が直交し、かつ、等しい光強度になるように調節し、2波を直交偏波合成して偏波合成光信号として出力する偏波合成手段とを備える。
前記第1、第2および第3の単一スペクトルの光信号の中心周波数fc1,fc2,fc3は、前記上り無線信号の周波数fRF-u、所定の中間周波数fIF1,fIF2に対して、
|fc1−fc2|=fRF-u±fIF1
|fc1−fc3|=fRF-u±fIF2
となるよう制御される。
光信号発生部は、前記搬送波抑圧両側波帯変調光信号を光送信器に入力するとともに、前記偏波合成光信号を前記上りリンク用光搬送波信号として前記光送信器に入力し、前記光分岐器のもう一方の出力光信号を前記光受信器へ出力する構成である。
光送信器は、入力された2系統の光信号のうち、搬送波抑圧両側波帯変調光信号に下り送信データで光変調を施す光変調器を備え、その光変調器の出力光信号を下り光無線信号として、上りリンク用光搬送波信号と光合波器で合波した後、無線基地局へ送信する構成である。
光受信器は、無線基地局から送信された変調光信号と、光信号発生部から出力された単一スペクトルの光信号とを合波する光合波器と、光合波器で合波された光信号を受光し、中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を出力する受光器と、受光器から出力された中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を検波する電気検波器と、電気検波器の出力信号を低域濾過し、上り送信データを出力する低域濾過フィルタとを備える。
第2の発明によれば、光信号発生部は、第1の単一スペクトルの光信号を分岐し、一方を光ローカル信号として光受信器へ出力するとともに、もう一方は光搬送波抑圧両側波帯変調を施した後に光送信器に入力し、第2の単一スペクトルの光信号と第3の単一スペクトルの光信号の2波を直交偏波合成した偏波合成光信号を上りリンク用光搬送波信号として光送信器に入力する。これにより、光信号発生部において下り光無線信号、上りリンク用光搬送波信号および光ヘテロダイン検波に用いる光ローカル信号を同時に発生させることができる。また、光信号発生部では、無変調かつ減衰の無い光信号を基に周波数安定化制御を行うため、従来の高感度光受信法による光受信器において、伝送損失により減衰した変調光信号を基に周波数安定化制御を行う場合と比較して、容易に周波数安定化制御が可能となる。
無線基地局へ送信する光信号(下り光無線信号と上りリンク用光搬送波信号との合波光信号)の電界Eopt-cと、光受信器へ出力する偏波合成光信号の電界Eopt-LOは、それぞれ次のように表すことができる。
opt-c=Add cos(2π(fc1−fRF-d/2)t+φ1(t))
+Add cos(2π(fc1+fRF-d/2)t+φ1(t))
+Au cos(2πfc2t+φ2(t))
+Au cos(2πfc3t+φ3(t)) …(8)
opt-LO=ALO cos(2πfc1t+φ1(t)) …(9)
ここで、Ad,Au,ALOは電界振幅、φ(t)は単一スペクトル光源の出力光信号の位相雑音成分、adは下り送信データ(2値ディジタル信号:0,1)とする。また、(8)式の第1項と第2項は下り光無線信号を表し、第3項と第4項は上りリンク用光搬送波信号を表しており、互いに直交した偏波方向を有し、等振幅である。
無線基地局では、光送信器から送信された光信号((8)式)を、光分岐器で2分岐して、一方の出力光信号を受光して得られる下り無線信号を、無線端末に送信する。この下り無線信号の電界ERF-dは、次のように表すことができる。
RF-d∝ Ad 2d(cos2πfRF-d(t+T)) …(10)
上式において、Tは光信号が収容局−無線基地局間の光伝送に要する時間を表す。
ここで、下り光無線信号は、単一の光信号を搬送波抑圧両側波帯変調することで発生させているため、無線基地局における受光の際に光信号の位相雑音(φ1(t))が相殺され、非常に周波数が安定した下り無線信号が生成されることが分かる。
光分岐器のもう一方の出力光信号は、無線端末から送信された無線信号で光強度変調した後に、光受信器へ送信する。2値ディジタル振幅変調により、光受信器へ送信される変調光信号の電界Eopt-modは、次のように表すことができる。
opt-mod∝(1+mau cos(2πfRF-ut))
・[Add cos(2π(fc1−fRF-d/2)(t+T)+φ1(t+T))
+Add cos(2π(fc1+fRF-d/2)(t+T)+φ1(t+T))
+Au cos(2πfc2(t+T)+φ2(t+T))
+Au cos(2πfc3(t+T)+φ3(t+T))] …(11)
ここで、mは光変調度、auは上り送信データ(2値ディジタル信号:0,1)を表す。
光受信器では、光信号発生部から出力された単一スペクトルの光信号((9)式)と、無線基地局から送信された変調光信号((11)式)とを合波した後に、受光器で自乗検波する。
合波した光信号の電界Eopt-coは、次のように表すことができる。
opt-co∝ALO cos(2πfc1t+φ1(t))
+(1/γ)(1+mau cos(2πfRF-ut))
・[Add cos(2π(fc1−fRF-d/2)(t+2T)+φ1(t+2T))
+Add cos(2π(fc1+fRF-d/2)(t+2T)+φ1(t+2T))
+Au cos(2πfc2(t+2T)+φ2(t+2T))
+Au cos(2πfc3(t+2T)+φ3(t+2T))] …(12)
ここで、γは無線基地局−光受信器間の光伝送損失や無線基地局内の光変調器の挿入損失などの損失の合計を表し、γ≫1である。
(12)式の右辺の第1項の光信号は、光信号発生部から光受信器に直接入力されたために損失が無く、十分な光強度を有している。このため、(12)式の光信号を受光器で自乗検波することで、高感度光受信法として知られる光ヘテロダイン検波と同様に、無線基地局から送信された変調光信号((11)式)を高感度に受信することが可能となる。
受光器から出力される2波の中間周波数fIF1,fIF2の電気信号の電界EIFは、次のように表すことができる。
IF=GauuLO[cosθ・cos(2πfIF1t+ψ1)+sinθ・cos(2πfIF2t+ψ2)]
但し、ψ1=±[4πfc1T+φ1(t+2T)−φ2(t)]
ψ2=±[4πfc1T+φ1(t+2T)−φ3(t)]
…(13)
ここで、Gは前記光ヘテロダイン検波の利得に依存する係数、ψ1,ψ2はそれぞれの中間周波数fIF1,fIF2の電気信号の位相成分、θは無線基地局から送信された変調光信号((11)式)のうち第3項で表される光信号の偏波方向と、光信号発生部から出力された単一スペクトルの光信号((9)式)の偏波方向との間の角度を表すものとする。
光信号発生部では、第1、第2および第3の単一スペクトルの光信号の中心周波数が設定した値となるよう制御しているため、光受信器では、複雑な構成の無線周波数帯部品や中間周波数安定化回路を用いることなく、安定な中間周波数の信号を得ることができる。
2波の中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を包絡線検波した後に、低域濾過フィルタを通して得られる電気信号の電界EBBは次のように表すことができる。
BB∝G2u 2u 2LO 2(cos2θ+sin2θ)=G2uu 2LO 2 …(14)
ここで、光信号発生部から光送信器に入力された偏波合成光信号((8)式の第3項と第4項)が互いに直交した偏波方向と等しい光強度を有するため、低域濾過フィルタの出力信号強度が、無線基地局から送信された変調光信号((11)式)に不感応であることが分かる。
(第3の発明)
第3の発明は、第1または第2の発明の光−無線融合通信システムにおける光受信器の別の構成を示す。
光受信器は、第1または第2の発明における光受信器の電気検波器および低域濾過フィルタに代えて、受光器から出力される中間周波数fIF1の電気信号および中間周波数fIF2の電気信号を分離するフィルタと、フィルタから出力される中間周波数fIF1の電気信号および中間周波数fIF2の電気信号をそれぞれ検波する第1の電気検波器および第2の電気検波器と、第1の電気検波器の出力信号と第2の電気検波器の出力信号とを加算し、上り送信データを出力する電気加算器とを備える。
第3の発明における光受信器では、(6)式または(13)式の中間周波数fIF1,fIF2の電気信号をフィルタで分離することにより、次式の2つの中間周波数fIF1,fIF2の電気信号EIF1,EIF2が得られる。
IF1=GauuLO cosθ・cos(2πfIF1t+ψ1) …(15)
IF2=GauuLO cosθ・cos(2πfIF2t+ψ2) …(16)
この中間周波数fIF1,fIF2の電気信号はそれぞれ包絡線検波され、得られた電気信号は電気加算器で加算される。電気加算器で得られる電気信号の電界EBBは、次のように表すことができる。
BB∝G2u 2u 2LO 2(cos2θ+sin2θ)=G2uu 2LO 2 …(17)
ここで、第1の発明では光信号発生部から光受信器へ出力された偏波合成光信号((2)式)が互いに直交した偏波方向と等しい光強度を有し、第2の発明では光信号発生部から無線基地局に送信された上りリンク用光搬送波信号((8)式の第3項と第4項)が互いに直交した偏波方向と等しい光強度を有するため、第3の発明における光受信器の電気加算器の出力は、無線基地局から送信された変調光信号((4)式、(11)式)の偏波方向に不感応であることが分かる。
このように第3の発明によれば、光受信器において、無線周波数帯部品、中間周波数安定化回路および偏波ダイバーシティ回路を用いることなく、中間周波数帯の帯域を有する1つの受光器と2つの電気検波器からなる簡易な構成で高感度光受信が可能となる。
(第4の発明)
第4の発明は、第1または第2の発明の光−無線融合通信システムにおける光受信器の別の構成を示す。
光受信器は、第1または第2の発明における光受信器の電気検波器および低域濾過フィルタに代えて、受光器から出力される中間周波数fIF1の電気信号および中間周波数fIF2の電気信号を分離するフィルタと、フィルタから出力される中間周波数fIF1の電気信号および中間周波数fIF2の電気信号をそれぞれ検波する第1の電気検波器および第2の電気検波器と、第1の電気検波器の出力信号と第2の電気検波器の出力信号の位相を揃えて加算し、送信データを出力する位相調整加算器とを備える。
第4の発明における光受信器では、第3の発明における光受信器と同様に、無線基地局から送信された変調光信号の偏波方向に不感応な一定の出力の受信信号を得ることができるとともに、次の機能が加わる。第1の電気検波器の出力信号と第2の電気検波器の出力信号との位相を揃えて加算することにより、光伝送路の分散により第1の電気検波器の出力信号と第2の電気検波器の出力信号との間に生じる時間差を補償することができる。
このように第4の発明によれば、第3の発明と同様に高感度光受信が可能になるとともに、光伝送路の分散の影響で第1の電気検波器の出力信号と第2の電気検波器の出力信号との間に生じる時間差を補償することにより、分散の影響を受けない光受信が実現できる。なお、第1の発明のように、光送信器から無線基地局に対して上りリンク用光搬送波信号として1波の光信号((1)式の第3項)を送信し、無線基地局から光受信器に変調光信号((4)式)を送信する場合には、2つの側波帯成分を有する変調光信号に光伝送路の分散の影響が現れる。また第2の発明のように、光送信器から無線基地局に対して上りリンク用光搬送波信号として2波の偏波合成光信号((8)式の第3項と第4項)を送信し、無線基地局から光受信器に変調光信号((11)式)を送信する場合には、両光信号に光伝送路の分散の影響が現れる。
(第5の発明(但し、特許請求の範囲には含まれない。)
第5の発明は、第1の発明の光−無線融合通信システムにおいて、複数の無線基地局と、収容局に複数の無線基地局に下り光無線信号と上りリンク用光搬送波信号をそれぞれ送信する複数の光送信器と、複数の無線基地局から送信された変調光信号をそれぞれ受信する複数の光受信器とを備え、光信号発生部は、搬送波抑圧両側波帯変調光信号を複数に分岐し、複数の光送信器へそれぞれ入力する第1の光分岐器と、光分岐器のもう一方の出力光信号を複数に分岐し、上りリンク用光搬送波信号として複数の光送信器へそれぞれ入力する第2の光分岐器と、偏波合波光信号を複数に分岐し、複数の光受信器へそれぞれ出力する第3の光分岐器とを備える。
第5の発明によれば、全ての光受信器において、無線周波数帯部品、中間周波数安定化回路および偏波ダイバーシティ回路を用いる必要がなく、システム全体の構成の大幅な簡略化が実現できる。
(第6の発明)
第6の発明は、第2の発明の光−無線融合通信システムにおいて、複数の無線基地局と、収容局に複数の無線基地局に下り光無線信号と上りリンク用光搬送波信号をそれぞれ送信する複数の光送信器と、複数の無線基地局から送信された変調光信号をそれぞれ受信する複数の光受信器とを備え、光信号発生部は、偏波合波光信号を複数に分岐し、上りリンク用光搬送波信号として複数の光送信器へそれぞれ入力する第1の光分岐器と、搬送波抑圧両側波帯変調光信号を複数に分岐し、複数の光送信器へそれぞれ入力する第2の光分岐器と、光分岐器のもう一方の出力光信号を複数に分岐し、光受信器へそれぞれ出力する第3の光分岐器とを備える。
第6の発明によれば、全ての光受信器において、無線周波数帯部品、中間周波数安定化回路および偏波ダイバーシティ回路を用いる必要がなく、システム全体の構成の大幅な簡略化が実現できる。
(第7の発明)
第7の発明は、第1乃至第6のいずれかの発明の光−無線融合通信システムにおいて、無線基地局は、受信した光信号を2分岐する光分岐器と、この光分岐器の一方の出力光信号を受光し下り無線信号に変換する受光器と、光分岐器のもう一方の出力光信号に対し、上り無線信号にて光変調を施す光変調器とに代えて、受信した光信号の受光と、上り無線信号による光変調を同時に行う電界吸収型光変調器を備える。
第7の発明によれば、無線基地局において光送信器から送信された光信号を受光して下り無線信号に変換する動作(光検波動作)と、光送信器から送信された光信号に対し、受信した上り無線信号で光強度変調を施す動作(光変調動作)を単一の電界吸収型光変調器で行えるため、無線基地局の構成の簡略化が実現できる。
(第8の発明)
第8の発明は、第1乃至第7のいずれかの発明の光−無線融合通信システムにおいて、光送信器、無線基地局および光受信器は1芯の光伝送路を介して接続されており、収容局および無線基地局に、上り光信号と下り光信号とを分離する双方向光分離器を備える。
第8の発明によれば、光送信器から無線基地局への下り無線信号の光伝送と、無線基地局から光受信器への上り無線信号の光伝送を1芯の光伝送路上で行うことができる。
通常、このように1芯の光伝送路上で双方向光伝送を行う場合には、光送信器から送信する光信号の一部が光伝送路中において反射され、この反射光が上り光信号とともに光受信器に入力することで、受信特性を劣化させることが懸念される。
しかし、本発明の光受信器においては、無線基地局から送信される上り変調光信号((4)式、(11)式)は、収容局内の光信号発生部から入力される光ローカル信号((2)式、(9)式)との光ヘテロダイン検波により中間周波数帯信号に変換されるが、光送信器から無線基地局に送信する光信号の反射光((1)式、(8)式)と光ローカル信号((2)式、(9)式)を光ヘテロダイン検波することで得られるビート信号は、上記の中間周波数帯には入り込まないため、光送信器から無線基地局に送信する光信号の光伝送路中の反射による影響は受けない。
(第9の発明(但し、特許請求の範囲には含まれない。)
第9の発明は、収容局に光信号発生部、光送信器および光受信器を備え、光送信器は光伝送路を介して、無線基地局に下り送信データで変調された下り光無線信号と、上りリンク用光搬送波信号とを送信し、無線基地局は、下り光無線信号を受光して得られた下り無線信号(周波数fRF-d)を無線端末に送信するとともに、上り送信データで変調された無線信号(周波数fRF-u)を受信し、受信した上り無線信号で上りリンク用光搬送波信号を光変調し、その変調光信号を光伝送路を介して収容局に送信し、光受信器は変調光信号を受信し、検波して前記上り送信データを再生する光−無線融合通信方法において、光信号発生部、光送信器および光受信器に特徴がある。
光信号発生器は、第1の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc1)を2分岐し、その一方の出力光信号に対して、所望の下り無線信号の周波数fRF-dの半値(fRF-d/2)の電気搬送波信号にて光搬送波抑圧両側波帯変調を施し、その搬送波抑圧両側波帯変調光信号を光送信器に入力するとともに、分岐されたもう一方の出力光信号を上りリンク用光搬送波信号として光送信器に入力し、第2の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc2)、第3の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc3)の偏波方向が直交し、かつ、等しい光強度になるように、2波を直交偏波合成した偏波合成光信号を光受信器へ出力し、第1、第2および第3の単一スペクトルの光信号の中心周波数fc1,fc2,fc3は、上り無線信号の周波数fRF-u、所定の中間周波数fIF1,fIF2に対して、
|fc1−fc2|=fRF-u±fIF1
|fc1−fc3|=fRF-u±fIF2
となるように制御する。
光送信器は、入力された2系統の光信号のうち、搬送波抑圧両側波帯変調光信号に下り送信データで光変調を施し、その出力光信号を下り光無線信号として、上りリンク用光搬送波信号と合波した後、無線基地局へ送信する。
光受信器は、無線基地局から送信された変調光信号と、光信号発生部から出力された偏波合成光信号とを合波し、合波された光信号を受光して得られた中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を検波し、その出力信号を低域濾過して上り送信データを生成する。
(第10の発明)
第10の発明は、収容局に光信号発生部、光送信器および光受信器を備え、光送信器は光伝送路を介して、無線基地局に下り送信データで変調された下り光無線信号と、上りリンク用光搬送波信号とを送信し、無線基地局は、下り光無線信号を受光して得られた下り無線信号(周波数fRF-d)を無線端末に送信するとともに、上り送信データで変調された無線信号(周波数fRF-u)を受信し、受信した上り無線信号で上りリンク用光搬送波信号を光変調し、その変調光信号を光伝送路を介して収容局に送信し、光受信器は変調光信号を受信し、検波して前記上り送信データを再生する光−無線融合通信方法において、光信号発生部、光送信器および光受信器に特徴がある。
光信号発生器は、第1の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc1)を2分岐し、その一方の出力光信号に対して、所望の下り無線信号の周波数fRF-dの半値(fRF-d/2)の電気搬送波信号にて光搬送波抑圧両側波帯変調を施し、その搬送波抑圧両側波帯変調光信号を光送信器に入力するとともに、分岐されたもう一方の出力光信号を光受信器に出力し、第2の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc2)、第3の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc3)の偏波方向が直交し、かつ、等しい光強度になるように、2波を直交偏波合成した偏波合成光信号を上りリンク用光搬送波信号として光送信器に入力し、第1、第2および第3の単一スペクトルの光信号の中心周波数fc1,fc2,fc3は、上り無線信号の周波数fRF-u、所定の中間周波数fIF1,fIF2に対して、
|fc1−fc2|=fRF-u±fIF1
|fc1−fc3|=fRF-u±fIF2
となるように制御する。
光送信器は、入力された2系統の光信号のうち、搬送波抑圧両側波帯変調光信号に下り送信データで光変調を施し、その出力光信号を下り光無線信号として、上りリンク用光搬送波信号と合波した後、無線基地局へ送信する。
光受信器は、無線基地局から送信された変調光信号と、光信号発生部から出力された単一スペクトルの光信号とを合波し、合波された光信号を受光して得られた中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を検波し、その出力信号を低域濾過して上り送信データを生成する。
(第11の発明)
第11の発明は、第9または第10の発明において、光受信器は中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を分離し、中間周波数fIF1の電気信号および中間周波数fIF2の電気信号をそれぞれ検波し、各出力信号を加算して上り送信データを生成する。
(第12の発明)
第12の発明は、第9または第10の発明において、光受信器は中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を分離し、中間周波数fIF1の電気信号および中間周波数fIF2の電気信号をそれぞれ検波し、各出力信号の位相を揃えてから加算して上り送信データを生成する。
以上説明したように、本発明の光−無線融合通信システムは、上り/下りで光信号発生部を共用し、かつ、光送信器に無線周波数帯の光変調器を用いることなく、また、光受信器に中間周波数安定化回路および偏波変動補償回路を用いることなく、1つの受光器で安定な中間周波数の変調信号を得ることができる。これにより、光−無線融合通信システムは、安価かつ簡単な構成で双方向光伝送を実現し、かつ、無線基地局から送信された変調光信号を高感度受信することができるので、無線エリアの拡大とシステムコストの削減が可能になる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の光−無線融合通信システムの第1の実施の形態(但し、特許請求の範囲には含まれない。)を示す。尚、本実施の形態では、収容局100に1つの無線基地局300が接続され、その無線基地局に1つの無線端末400が接続される構成例に基づいて説明する。
図1において、収容局100は、光信号発生部101、光送信器109および光受信器112を備える。
光信号発生部101は、それぞれ単一スペクトルの光信号(fc1,fc2,fc3)1a,1b,1cを出力する単一スペクトル光源102,103,104と、単一スペクトルの光信号1aを分岐する光分岐器105と、光分岐器105の一方の出力光信号を電気発振器106からの出力電気信号(周波数fRF-d/2)で光搬送波抑圧両側波帯変調を施す光変調器107と、単一スペクトルの光信号1b,1cを入力し、互いの偏波方向が直交し、かつ等しい光強度になるよう直交偏波合成した偏波合成光信号1eを出力する偏波合成手段108を備える。
光変調器107の出力光信号1dと、光分岐器105のもう一方の出力光信号1aは光送信器109に入力し、偏波合成光信号1eは光受信器112に入力する。
光送信器109は、光信号発生部101から入力された搬送波抑圧両側波帯変調光信号1dを下り送信データで変調する光変調器110と、光信号発生部101から入力された単一スペクトルの光信号1aと光変調器110の出力光信号をそれぞれ上りリンク用光搬送波信号、下り光無線信号として合波する光合波器111を備える。光合波器111の出力合波光信号1fは、光伝送路201を介して無線基地局300へ送信される。
無線基地局300は、光送信器から送信された光信号1fを分岐する光分岐器301を備える。光分岐器301の一方の出力光信号を、受光器302により受光することで下り無線信号(周波数fRF-d)1gに変換し、アンテナ303から無線端末400に送出する。光分岐器301のもう一方の出力光信号は、光変調器304によって無線端末400から送信された上り無線信号(周波数fRF-u)1hで光強度変調され、その変調光信号1iは光伝送路202を介して収容局100の光受信器112に送信される。
光受信器112は、無線基地局300の光変調器304から送信された変調光信号1iと、収容局100内の光信号発生部101の偏波合成手段108から出力された偏波合成光信号1eを入力し、無線端末400から無線基地局300を介して伝送された上り送信データ1mを再生する構成である。
図2は、偏波合成手段108の構成例を示す。図2において、単一スペクトルの光信号1b,1cは、偏波調整器108−1,108−2で互いの偏波方向が直交するように調整され、出力調整器118−3,118−4で互いの光強度が等しくなるように調整され、偏波保持型の光合波器108−5で直交偏波合成され、偏波合成光信号1eとして出力される。尚、この構成は一例であり、例えば単一スペクトル光源103,104が偏波調整器108−1,108−2および出力調整器108−3,108−4の機能を有し、偏波合成手段108は偏波保持型の光合波器108−5のみで構成してもよい。
図3は、光受信器112の第1の構成例を示す。図6は、第1の実施の形態および光受信器112の第1の構成例における各信号の周波数スペクトルの一例を示す。
図3において、光受信器112−1は、光合波器113、受光器114、電気検波器115および低域濾過フィルタ116により構成される。光合波器113は、無線基地局から送信された変調光信号1iと、光信号発生部101から出力された偏波合成光信号1eとを合波し、合波した光信号1jは受光器114で電気信号に変換される。
ここで、光信号発生部101では、単一スペクトルの光信号1a,1b,1cの中心周波数fc1,fc2,fc3は、上り無線信号1hの周波数fRF-u、所定の中間周波数fIF1,fIF2に対して、
|fc1−fc2|=fRF-u±fIF1
|fc1−fc3|=fRF-u±fIF2
となるよう制御される。
これにより、光受信器112−1でミリ波帯部品や中間周波数安定化回路を用いることなく、受光器114の出力として直接、安定な2波の中間周波数fIF1,fIF2の電気信号1kを得ることができる。さらに光信号発生部101から十分な光強度の偏波合成光信号1eを光受信器112−1に入力することにより、光ヘテロダイン検波による利得が得られる。受光器114から出力される電気信号1kは電気検波器115でまとめて検波され、その検波信号1lを低域濾過フィルタ116に通すことにより、上り送信データ1mを得ることができる。
ここで、光信号発生部101から出力される偏波合成光信号1eが互いに直交した偏波方向を有し、かつ等しい光強度を有するので、低域濾過フィルタ116から出力される上りデータ信号1mは、無線基地局300から送信された変調光信号1iの偏波方向に依存することなく、一定の値となる。
図4は、光受信器112の第2の構成例を示す。図7は、第1の実施の形態および光受信器112の第2の構成例における各信号の周波数スペクトルの一例を示す。
図4において、光受信器112−2は、光合波器113、受光器114、フィルタ117、電気検波器115−1,115−2および電気加算器118により構成される。光合波器113は、無線基地局から送信された変調光信号1iと、光信号発生部101から出力された偏波合成光信号1eとを合波し、合波した光信号1jは受光器114で電気信号に変換される。そして、上記の周波数関係により、受光器114の出力として直接、安定な2波の中間周波数fIF1,fIF2の電気信号1kを得ることができる。
フィルタ117は、中間周波数fIF1,fIF2の電気信号1kを入力し、中間周波数fIF1の電気信号1k1および中間周波数fIF2の電気信号1k2に分離する。各電気信号1k1,1k2は電気検波器115−1,115−2でそれぞれ検波され、それぞれの検波信号を電気加算器118で加算することにより、上り送信データ1mを得ることができる。
ここで、光信号発生部101から出力される偏波合成光信号1eが互いに直交した偏波方向を有し、かつ等しい光強度を有するので、電気加算器118から出力される上りデータ信号1mは、無線基地局300から送信された変調光信号1iの偏波方向に依存することなく、一定の値となる。
図5は、光受信器112の第3の構成例を示す。図7および図8は、第1の実施の形態および光受信器112の第3の構成例における各信号の周波数スペクトルおよびタイムチャートの一例を示す。
図5において、光受信器112−3は、光合波器113、受光器114、フィルタ117、電気検波器115−1,115−2および位相調整電気加算器119により構成される。光合波器113、受光器114、フィルタ117により、中間周波数fIF1の電気信号1k1および中間周波数fIF2の電気信号1k2が出力され、電気検波器115−1,115−2でそれぞれ検波される構成は、光受信器112−2と同様である。
本構成では、図8に示すように、光伝送路201,202の分散により、第1の電気検波器115−1の出力信号1l1と第2の電気検波器115−2の出力信号1l2との間に時間差ΔTが生じる場合を想定している。このとき、位相調整電気加算器119で出力信号1l1,1l2の位相を揃えて加算することにより、その時間差を補償し、光伝送路の分散の影響を受けない上り送信データ1mを得る。
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の光−無線融合通信システムの第2の実施の形態を示す。尚、本実施の形態では、収容局100に1つの無線基地局300が接続され、その無線基地局に1つの無線端末400が接続される構成例に基づいて説明する。
図9において、収容局100は、光信号発生部101、光送信器109および光受信器112を備える。
光信号発生部101は、それぞれ単一スペクトルの光信号(fc1,fc2,fc3)2a,2b,2cを出力する単一スペクトル光源102,103,104と、単一スペクトルの光信号2aを分岐する光分岐器105と、光分岐器105の一方の出力光信号を電気発振器106からの出力電気信号(周波数fRF-d/2)で光搬送波抑圧両側波帯変調を施す光変調器107と、単一スペクトルの光信号2b,2cを入力し、互いの偏波方向が直交し、かつ等しい光強度になるよう直交偏波合成した偏波合成光信号2eを出力する偏波合成手段108を備える。
光変調器107の出力光信号2dと、偏波合成光信号2eは光送信器109に入力し、光分岐器105のもう一方の出力光信号2aは光受信器112に入力する。
光送信器109は、光信号発生部101から入力された搬送波抑圧両側波帯変調光信号2dを下り送信データで変調する光変調器110と、光信号発生部101から入力された偏波合成光信号2eと光変調器110の出力光信号をそれぞれ上りリンク用光搬送波信号、下り光無線信号として合波する光合波器111を備える。光合波器111の出力合波光信号2fは、光伝送路201を介して無線基地局300へ送信される。
無線基地局300は、光送信器から送信された光信号2fを分岐する光分岐器301を備える。光分岐器301の一方の出力光信号を、受光器302により受光することで下り無線信号(周波数fRF-d)2gに変換し、アンテナ303から無線端末400に送出する。光分岐器301のもう一方の出力光信号は、光変調器304によって無線端末400から送信された上り無線信号(周波数fRF-u)2hで光強度変調され、その変調光信号2iは光伝送路202を介して収容局100の光受信器112に送信される。
光受信器112は、無線基地局300の光変調器304から送信された変調光信号2iと、収容局100内の光信号発生部101から出力された単一スペクトルの光信号2aを入力し、無線端末400から無線基地局300を介して伝送された上り送信データ2mを再生する構成である。
図10は、偏波合成手段108の構成例を示す。図2において、単一スペクトルの光信号2b,2cは、偏波調整器108−1,108−2で互いの偏波方向が直交するように調整され、出力調整器118−3,118−4で互いの光強度が等しくなるように調整され、偏波保持型の光合波器108−5で直交偏波合成され、偏波合成光信号2eとして出力される。尚、この構成は一例であり、例えば単一スペクトル光源103,104が偏波調整器108−1,108−2および出力調整器108−3,108−4の機能を有し、偏波合成手段108は偏波保持型の光合波器108−5のみで構成してもよい。
図11は、光受信器112の第1の構成例を示す。図14は、第2の実施の形態および光受信器112の第1の構成例における各信号の周波数スペクトルの一例を示す。
図11において、光受信器112−1は、光合波器113、受光器114、電気検波器115および低域濾過フィルタ116により構成される。光合波器113は、無線基地局から送信された変調光信号2iと、光信号発生部101から出力された単一スペクトルの光信号2aとを合波し、合波した光信号2jは受光器114で電気信号に変換される。
ここで、光信号発生部101では、単一スペクトルの光信号2a,2b,2cの中心周波数fc1,fc2,fc3は、上り無線信号2hの周波数fRF-u、所定の中間周波数fIF1,fIF2に対して、
|fc1−fc2|=fRF-u±fIF1
|fc1−fc3|=fRF-u±fIF2
となるよう制御される。
これにより、光受信器112−1でミリ波帯部品や中間周波数安定化回路を用いることなく、受光器114の出力として直接、安定な2波の中間周波数fIF1,fIF2の電気信号2kを得ることができる。さらに光信号発生部101から十分な光強度の単一スペクトルの光信号2aを光受信器112−1に入力することにより、光ヘテロダイン検波による利得が得られる。受光器114から出力される電気信号2kは電気検波器115でまとめて検波され、その検波信号2lを低域濾過フィルタ116に通すことにより、上り送信データ2mを得ることができる。
ここで、光信号発生部101から光送信器に出力される偏波合成光信号2eが互いに直交した偏波方向を有し、かつ等しい光強度を有するので、低域濾過フィルタ116から出力される上りデータ信号2mは、無線基地局300から送信された変調光信号2iの偏波方向に依存することなく、一定の値となる。
図12は、光受信器112の第2の構成例を示す。図15は、第2の実施の形態および光受信器112の第2の構成例における各信号の周波数スペクトルの一例を示す。
図12において、光受信器112−2は、光合波器113、受光器114、フィルタ117、電気検波器115−1,115−2および電気加算器118により構成される。光合波器113は、無線基地局から送信された変調光信号2iと、光信号発生部101から出力された単一スペクトルの光信号2aとを合波し、合波した光信号2jは受光器114で電気信号に変換される。そして、上記の周波数関係により、受光器114の出力として直接、安定な2波の中間周波数fIF1,fIF2の電気信号2kを得ることができる。
フィルタ117は、中間周波数fIF1,fIF2の電気信号2kを入力し、中間周波数fIF1の電気信号2k1および中間周波数fIF2の電気信号2k2に分離する。各電気信号2k1,2k2は電気検波器115−1,115−2でそれぞれ検波され、それぞれの検波信号を電気加算器118で加算することにより、上り送信データ2mを得ることができる。
ここで、光信号発生部101から光送信器に出力される偏波合成光信号2eが互いに直交した偏波方向を有し、かつ等しい光強度を有するので、電気加算器118から出力される上りデータ信号2mは、無線基地局300から送信された変調光信号2iの偏波方向に依存することなく、一定の値となる。
図13は、光受信器112の第3の構成例を示す。図15および図16は、第2の実施の形態および光受信器112の第3の構成例における各信号の周波数スペクトルおよびタイムチャートの一例を示す。
図13において、光受信器112−3は、光合波器113、受光器114、フィルタ117、電気検波器115−1,115−2および位相調整電気加算器119により構成される。光合波器113、受光器114、フィルタ117により、中間周波数fIF1の電気信号2k1および中間周波数fIF2の電気信号2k2が出力され、電気検波器115−1,115−2でそれぞれ検波される構成は、光受信器112−2と同様である。
本構成では、図16に示すように、光伝送路201,202の分散により、第1の電気検波器115−1の出力信号2l1と第2の電気検波器115−2の出力信号2l2との間に時間差ΔTが生じる場合を想定している。このとき、位相調整電気加算器119で出力信号2l1,2l2の位相を揃えて加算することにより、その時間差を補償し、光伝送路の分散の影響を受けない上り送信データ2mを得る。
(第3の実施の形態)
図17は、本発明の光−無線融合通信システムの第3の実施の形態(但し、特許請求の範囲には含まれない。)を示す。尚、本実施の形態では、収容局100に複数の無線基地局300−A〜300−Cが接続され、各無線基地局300にそれぞれ無線端末(図では省略)が接続される構成に基づいて説明する。
図17において、収容局100は、光信号発生部101、複数の光送信器109−A〜109−Cおよび複数の光受信器112−A〜112−Cを備える。光信号発生部101は、それぞれ単一スペクトルの光信号(fc1,fc2,fc3)1a,1b,1cを出力する単一スペクトル光源102,103,104と、単一スペクトルの光信号1aを分岐する光分岐器105と、光分岐器105の出力光信号(1a)を複数に分岐する光分岐器120と、光分岐器105のもう一方の出力光信号を電気発振器106からの出力電気信号(周波数fRF-d/2)で光搬送波抑圧両側波帯変調を施す光変調器107と、光変調器107の出力光信号1dを複数に分岐する光分岐器121と、単一スペクトルの光信号1b,1cを入力し、互いの偏波方向が直交し、かつ等しい光強度になるよう直交偏波合成した偏波合成光信号1eを出力する偏波合成手段108と、偏波合成光信号1eを複数に分岐する光分岐器122を備える。
複数に分岐された単一スペクトルの光信号1aと、複数に分岐された光変調器107の出力光信号1dは、複数の光送信器109−A〜109−Cに入力し、複数に分岐された偏波合成光信号1eは複数の光受信器112−A〜112−Cに入力する。
光送信器109−A〜109−Cでは、光信号発生部101から入力された搬送波抑圧両側波帯変調光信号1dを下り送信データで光変調し、光信号発生部101から入力された単一スペクトルの光信号1aと合波して得られた光信号1f−A〜1f−Cを、光伝送路201−A〜201−Cを介して無線基地局300−A〜300−Cへ送信する。
無線基地局300−A〜300−Cは、光送信器から送信された光信号1f−A〜1f−Cを分岐し、一方の出力光信号を受光することで下り無線信号(周波数fRF-d)1gに変換し、アンテナ303から無線端末に送出する。光分岐器のもう一方の出力光信号は、無線端末から送信された上り無線信号(周波数fRF-u)1hで光強度変調され、得られた変調光信号1i−A〜1i−Cは光伝送路202−A〜202−Cを介して収容局100の光受信器112−A〜112−Cに送信される。
光受信器112−A〜112−Cは、無線基地局300−A〜300−Cから送信された変調光信号1i−A〜1i−Cと、収容局100内の光信号発生部101の光分岐器122で分岐された偏波合成光信号1eをそれぞれ入力し、それぞれ上り送信データ1m−A〜1m−Cを再生する構成である。
本実施の形態の特徴は、図1に示す第1の実施の形態において、光信号発生部101に光信号1aを分岐する光分岐器120、光信号1dを分岐する光分岐器121および偏波合成光信号1eを分岐する光分岐器122を備え、複数の無線基地局300−A〜300−Cと複数の光送信器109−A〜109−C、複数の光受信器120−A〜120−Cの関係に拡張したところにある。1組の無線基地局300と、光送信器109、光受信器112の関係、特に光受信器112の構成および無線基地局300から送信された変調光信号1iから上り送信データ1mを再生する機能は、第1の実施の形態の場合と同様である。
(第4の実施の形態)
図18は、本発明の光−無線融合通信システムの第4の実施の形態を示す。尚、本実施の形態では、収容局100に複数の無線基地局300−A〜300−Cが接続され、各無線基地局300にそれぞれ無線端末(図では省略)が接続される構成に基づいて説明する。
図18において、収容局100は、光信号発生部101、複数の光送信器109−A〜109−Cおよび複数の光受信器112−A〜112−Cを備える。光信号発生部101は、それぞれ単一スペクトルの光信号(fc1,fc2,fc3)2a,2b,2cを出力する単一スペクトル光源102,103,104と、単一スペクトルの光信号2aを分岐する光分岐器105と、光分岐器105の出力光信号(2a)を複数に分岐する光分岐器120と、光分岐器105のもう一方の出力光信号を電気発振器106からの出力電気信号(周波数fRF-d/2)で光搬送波抑圧両側波帯変調を施す光変調器107と、光変調器107の出力光信号2dを複数に分岐する光分岐器121と、単一スペクトルの光信号2b,2cを入力し、互いの偏波方向が直交し、かつ等しい光強度になるよう直交偏波合成した偏波合成光信号2eを出力する偏波合成手段108と、偏波合成光信号2eを複数に分岐する光分岐器122を備える。
複数に分岐された光変調器107の出力光信号2dと複数に分岐された偏波合成光信号2eは、複数の光送信器109−A〜109−Cに入力し、複数に分岐された単一スペクトルの光信号2aは複数の光受信器112−A〜112−Cに入力する。
光送信器109−A〜109−Cでは、光信号発生部101から入力された搬送波抑圧両側波帯変調光信号2dを下り送信データで光変調し、光信号発生部101から入力された偏波合成光信号2eと合波して得られた光信号2f−A〜2f−Cを、光伝送路201−A〜201−Cを介して無線基地局300−A〜300−Cへ送信する。
無線基地局300−A〜300−Cは、光送信器から送信された光信号2f−A〜2f−Cを分岐し、一方の出力光信号を受光することで下り無線信号(周波数fRF-d)2gに変換し、アンテナ303から無線端末に送出する。光分岐器のもう一方の出力光信号は、無線端末から送信された上り無線信号(周波数fRF-u)2hで光強度変調され、得られた変調光信号2i−A〜2i−Cは光伝送路202−A〜202−Cを介して収容局100の光受信器112−A〜112−Cに送信される。
光受信器112−A〜112−Cは、無線基地局300−A〜300−Cから送信された変調光信号2i−A〜2i−Cと、収容局100内の光信号発生部101の光分岐器120で分岐された単一スペクトルの光信号2aをそれぞれ入力し、それぞれ上り送信データ2m−A〜2m−Cを再生する構成である。
本実施の形態の特徴は、図9に示す第2の実施の形態において、光信号発生部101に光信号2aを分岐する光分岐器120、光信号2dを分岐する光分岐器121および偏波合成光信号2eを分岐する光分岐器122を備え、複数の無線基地局300−A〜300−Cと複数の光送信器109−A〜109−C、複数の光受信器120−A〜120−Cの関係に拡張したところにある。1組の無線基地局300と、光送信器109、光受信器112の関係、特に光受信器112の構成および無線基地局300から送信された変調光信号2iから上り送信データ2mを再生する機能は、第2の実施の形態の場合と同様である。
(第5の実施の形態)
図19は、本発明の光−無線融合通信システムの第5の実施の形態の無線基地局300の構成を示す。
本実施の形態の特徴は、第1〜第4の実施の形態において、無線基地局300に、光送信器109から送信された光信号1f,2fを分岐する光分岐器301、この光分岐器301の一方の出力光信号を受光して下り無線信号1g,2gに変換する受光器302、および光分岐器301のもう一方の出力光信号を上り無線信号1h,2hで光強度変調する光変調器304に代えて、電界吸収型光変調器306を備え、この単一の電界吸収型光変調器306で、光信号1f,2fの受光による下り無線信号1g,2gの生成と、上り無線信号1h,2hによる光変調を同時に行うところにある。電界吸収型光変調器306と送信アンテナ303および受信アンテナ305との間は、無線周波数帯のサーキュレータ、方向性結合器等を用いた双方向無線信号分離器307が接続され、電界吸収型光変調器306からアンテナ303に出力される下り無線信号1g,2gと、アンテナ305から電界吸収型光変調器306に入力される上り無線信号1h,2hが分離される。
尚、無線基地局300と、光送信器109、光受信器112の関係、および光受信器112の構成と無線基地局300から送信された変調光信号1i,2iから上り送信データ1m,2mを再生する機能は、第1〜第4の実施の形態の場合と同様である。
(第6の実施の形態)
図20は、本発明の光−無線融合通信システムの第6の実施の形態を示す。
本実施の形態の特徴は、第1の実施の形態において、収容局100および無線基地局300に、光送信器109から送信され、光伝送路203を介して無線基地局300内の光分岐器に入力される光信号1fと、無線基地局300内の光変調器304から出力され、光伝送路203を介して収容局100内の光受信器112に入力される光信号1iとを分離する双方向光分離器123,308を備え、光送信器109から無線基地局300への下り無線信号1gの光伝送と、無線基地局300から光受信器112への下り無線信号1hの光伝送の双方向光伝送を1芯の光伝送路203上で行うところにある。この双方向光分離器を実現する光部品の一例としては、光サーキュレータが挙げられる。
尚、第2〜第5の実施の形態においても同様に、収容局100および無線基地局300において双方向光分離器123,308を用いて、光送信器109から無線基地局300に伝送する光信号1f,2fと、無線基地局300から光受信器112に伝送する光信号1i,2iを分離することで1芯の光伝送路203上で双方向光伝送を実現することが可能である。
本発明の光−無線融合通信システムの第1の実施の形態を示す図 第1の実施の形態における偏波合成手段の構成例を示す図 第1の実施の形態における光受信器の第1の構成例を示す図 第1の実施の形態における光受信器の第2の構成例を示す図 第1の実施の形態における光受信器の第3の構成例を示す図 第1の実施の形態および光受信器の第1の構成例における各信号の周波数スペクトルの一例を示す図 第1の実施の形態および光受信器の第2、第3の構成例における各信号の周波数スペクトルの一例を示す図 第1の実施の形態および光受信器の第3の構成例における各信号のタイムチャート 本発明の光−無線融合通信システムの第2の実施の形態を示す図 第2の実施の形態における偏波合成手段の構成例を示す図 第2の実施の形態における光受信器の第1の構成例を示す図 第2の実施の形態における光受信器の第2の構成例を示す図 第2の実施の形態における光受信器の第3の構成例を示す図 第2の実施の形態および光受信器の第1の構成例における各信号の周波数スペクトルの一例を示す図 第2の実施の形態および光受信器の第2、第3の構成例における各信号の周波数スペクトルの一例を示す図 第2の実施の形態および光受信器の第3の構成例における各信号のタイムチャート 本発明の光−無線融合通信システムの第3の実施の形態を示す図 本発明の光−無線融合通信システムの第4の実施の形態を示す図 本発明の光−無線融合通信システムの第5の実施の形態の無線基地局を示す図 本発明の光−無線融合通信システムの第6の実施の形態を示す図 従来の光−無線融合通信システムの一例を示す構成図 従来の光−無線融合通信システムにおける各信号の周波数スペクトルの一例を示す図
符号の説明
100:収容局、101:光信号発生部、102,103,104:単一スペクトル光源、105,120,121,122:光分岐器、106:電気発振器、107,110:光変調器、108:偏波合成手段、108−1,108−2:偏波調整器、108−3,108−4:出力調整器、109,109−A,109−B,109−C:光送信器、111,113,108−5:光合波器、112,112−1,112−2,112−3,112−A,112−B,112−C:光受信器、114:受光器、115,115−1,115−2:電気検波器、116:低域濾過フィルタ、117:フィルタ、118:電気加算器、119:位相調整電気加算器、123:双方向分離器、201,201−A,201−B,201−C,202,202−A,202−B,202−C:光伝送路、300,300−A,300−B,300−C:無線基地局、301:光分岐器、302:受光器、303,305:アンテナ、304:光変調器、306:電界吸収型光変調器、307:双方向無線信号分離器、308:双方向分離器、400:無線端末、401:電気発振器、402:電気変調器、403,405:アンテナ、404:電気復調器。

Claims (9)

  1. 収容局に光信号発生部、光送信器および光受信器を備え、
    前記光送信器は光伝送路を介して、無線基地局に下り送信データで変調された下り光無線信号と、上りリンク用光搬送波信号とを送信し、
    前記無線基地局は、受信した光信号を光分岐器で2分岐し、該光分岐器の一方の出力光信号を受光して得られた下り無線信号(周波数fRF-d)を無線端末に送信するとともに、上り送信データで変調された無線信号(周波数fRF-u)を受信し、受信した上り無線信号で前記光分岐器のもう一方の出力光信号を光変調し、その変調光信号を光伝送路を介して前記収容局に送信し、
    前記光受信器は前記変調光信号を受信し、検波して前記上り送信データを再生する光−無線融合通信システムにおいて、
    前記光信号発生器は、
    第1の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc1)を出力する第1の単一スペクトル光源と、
    第2の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc2)を出力する第2の単一スペクトル光源と、
    第3の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc3)を出力する第3の単一スペクトル光源と、
    前記第1の単一スペクトルの光信号を2分岐する光分岐器と、該光分岐器の一方の出力光信号に対して、所望の下り無線信号の周波数fRF-dの半値(fRF-d/2)の電気搬送波信号にて光搬送波抑圧両側波帯変調を施す光変調器と、
    前記第2の単一スペクトルの光信号の偏波方向および光強度と、前記第3の単一スペクトルの光信号の偏波方向および光強度について、互いの偏波方向が直交し、かつ、等しい光強度になるように調節し、2波を直交偏波合成して偏波合成光信号として出力する偏波合成手段とを備え、
    前記第1、第2および第3の単一スペクトルの光信号の中心周波数fc1,fc2,fc3は、前記上り無線信号の周波数fRF-u、所定の中間周波数fIF1,fIF2に対して、
    |fc1−fc2|=fRF-u±fIF1
    |fc1−fc3|=fRF-u±fIF2
    となるよう制御され、
    前記搬送波抑圧両側波帯変調光信号を光送信器に入力するとともに、前記偏波合成光信号を前記上りリンク用光搬送波信号として前記光送信器に入力し、前記光分岐器のもう一方の出力光信号を前記光受信器へ出力する構成とし、
    前記光送信器は、入力された2系統の光信号のうち、前記搬送波抑圧両側波帯変調光信号に下り送信データで光変調を施す光変調器を備え、該光変調器の出力光信号を前記下り光無線信号として、前記上りリンク用光搬送波信号と光合波器で合波した後、前記無線基地局へ送信する構成とし、
    前記光受信器は、
    前記無線基地局から送信された前記変調光信号と、前記光信号発生部から出力された単一スペクトルの光信号とを合波する光合波器と、
    前記光合波器で合波された光信号を受光し、前記中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を出力する受光器と、
    前記受光器から出力された前記中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を検波する電気検波器と、
    前記電気検波器の出力信号を低域濾過し、前記上り送信データを出力する低域濾過フィルタとを備えた
    ことを特徴とする光−無線融合通信システム。
  2. 請求項1に記載の光−無線融合通信システムにおいて、
    前記光受信器は、前記電気検波器および前記低域濾過フィルタに代えて、
    前記受光器から出力される中間周波数fIF1の電気信号および中間周波数fIF2の電気信号を分離するフィルタと、
    前記フィルタから出力される中間周波数fIF1の電気信号および中間周波数fIF2の電気信号をそれぞれ検波する第1の電気検波器および第2の電気検波器と、
    前記第1の電気検波器の出力信号と前記第2の電気検波器の出力信号とを加算し、前記送信データを出力する加算器とを備えた
    ことを特徴とする光−無線融合通信システム。
  3. 請求項1に載の光−無線融合通信システムにおいて、
    前記光受信器は、前記電気検波器および前記低域濾過フィルタに代えて、
    前記受光器から出力される中間周波数fIF1の電気信号および中間周波数fIF2の電気信号を分離するフィルタと、
    前記フィルタから出力される中間周波数fIF1の電気信号および中間周波数fIF2の電気信号をそれぞれ検波する第1の電気検波器および第2の電気検波器と、
    前記第1の電気検波器の出力信号と前記第2の電気検波器の出力信号の位相を揃えて加算し、前記送信データを出力する位相調整加算器とを備えた
    ことを特徴とする光−無線融合通信システム。
  4. 請求項に記載の光−無線融合通信システムにおいて、
    複数の無線基地局と、前記収容局に前記複数の無線基地局に下り光無線信号と上りリンク用光搬送波信号をそれぞれ送信する複数の光送信器と、前記複数の無線基地局から送信された変調光信号をそれぞれ受信する複数の光受信器とを備え、
    前記光信号発生部は、
    前記偏波合波光信号を複数に分岐し、前記上りリンク用光搬送波信号として前記複数の光送信器へそれぞれ入力する第1の光分岐器と、
    前記搬送波抑圧両側波帯変調光信号を複数に分岐し、前記複数の光送信器へそれぞれ入力する第2の光分岐器と、
    前記光分岐器のもう一方の出力光信号を複数に分岐し、前記光受信器へそれぞれ出力する第3の光分岐器とを備えた
    ことを特徴とする光−無線融合通信システム。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の光−無線融合通信システムにおいて、
    前記無線基地局は、
    受信した光信号を2分岐する光分岐器と、該光分岐器の一方の出力光信号を受光し下り無線信号に変換する受光器と、前記光分岐器のもう一方の出力光信号に対し、上り無線信号にて光変調を施す光変調器とに代えて、
    受信した光信号の受光と、上り無線信号による光変調を同時に行う電界吸収型光変調器を備えた
    ことを特徴とする光−無線融合通信システム。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載の光−無線融合通信システムにおいて、
    前記光送信器、前記無線基地局および前記光受信器は1芯の光伝送路を介して接続されており、
    前記収容局および前記無線基地局に、前記光送信器から送信され前記無線基地局において受光され、下り無線信号に変換される下り光信号と、前記無線基地局から送信され前記光受信器において受信される上り光信号とを分離する双方向光分離器を備えた
    ことを特徴とする光−無線融合通信システム。
  7. 収容局に光信号発生部、光送信器および光受信器を備え、
    前記光送信器は光伝送路を介して、無線基地局に下り送信データで変調された下り光無線信号と、上りリンク用光搬送波信号とを送信し、
    前記無線基地局は、下り光無線信号を受光して得られた下り無線信号(周波数fRF-d)を無線端末に送信するとともに、上り送信データで変調された無線信号(周波数fRF-u)を受信し、受信した上り無線信号で前記上りリンク用光搬送波信号を光変調し、その変調光信号を光伝送路を介して前記収容局に送信し、
    前記光受信器は前記変調光信号を受信し、検波して前記上り送信データを再生する光−無線融合通信方法において、
    前記光信号発生器は、
    第1の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc1)を2分岐し、その一方の出力光信号に対して、所望の下り無線信号の周波数fRF-dの半値(fRF-d/2)の電気搬送波信号にて光搬送波抑圧両側波帯変調を施し、その搬送波抑圧両側波帯変調光信号を前記光送信器に入力するとともに、分岐されたもう一方の出力光信号を前記光受信器に出力し、
    第2の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc2)、第3の単一スペクトルの光信号(中心周波数fc3)の偏波方向が直交し、かつ、等しい光強度になるように、2波を直交偏波合成した偏波合成光信号を前記上りリンク用光搬送波信号として前記光送信器に入力し、
    前記第1、第2および第3の単一スペクトルの光信号の中心周波数fc1,fc2,fc3は、前記上り無線信号の周波数fRF-u、所定の中間周波数fIF1,fIF2に対して、
    |fc1−fc2|=fRF-u±fIF1
    |fc1−fc3|=fRF-u±fIF2
    となるように制御し、
    前記光送信器は、入力された2系統の光信号のうち、前記搬送波抑圧両側波帯変調光信号に下り送信データで光変調を施し、その出力光信号を前記下り光無線信号として、前記上りリンク用光搬送波信号と合波した後、前記無線基地局へ送信し、
    前記光受信器は、
    前記無線基地局から送信された前記変調光信号と、前記光信号発生部から出力された前記単一スペクトルの光信号とを合波し、
    合波された光信号を受光して得られた中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を検波し、その出力信号を低域濾過して前記上り送信データを生成する
    ことを特徴とする光−無線融合通信方法。
  8. 請求項に記載の光−無線融合通信方法において、
    前記光受信器は、
    前記中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を分離し、
    前記中間周波数fIF1の電気信号および前記中間周波数fIF2の電気信号をそれぞれ検波し、
    各出力信号を加算して前記送信データを生成する
    ことを特徴とする光−無線融合通信方法。
  9. 請求項に記載の光−無線融合通信方法において、
    前記光受信器は、
    前記中間周波数fIF1,fIF2の電気信号を分離し、
    前記中間周波数fIF1の電気信号および前記中間周波数fIF2の電気信号をそれぞれ検波し、
    各出力信号の位相を揃えてから加算して前記送信データを生成する
    ことを特徴とする光−無線融合通信方法。
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