JP7166129B2 - 車両用樹脂部材の製造方法および型装置 - Google Patents
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Description
表側へ突出する凸状部に対応して裏側へ開口する凹状部が形成された第1樹脂部材と、前記凸状部の頂部分が露出するように該第1樹脂部材の表側に重ねて配置された第2樹脂部材とを備え、前記第2樹脂部材から表側へ露出する前記凸状部の頂部分によって模様を形成する車両用樹脂部材の製造方法であって、
前記凸状部の頂部分に対応して配置されると共に該頂部分よりも小さく設定されたガス抜き孔と、該ガス抜き孔に嵌め合わされたガス抜きピンとの間からガスを排出しつつ、共通型と第1型との間において、前記凸状部の頂部分に、その外縁部と該外縁部よりも表側へ膨らむ中央部との間に段部が形成されるように、前記第1樹脂部材を成形し、
前記共通型に保持された前記第1樹脂部材と第2型との間において、前記凸状部の頂部分が露出するように、前記第1樹脂部材の表側に前記第2樹脂部材を成形することを要旨とする。
表側へ突出する凸状部に対応して裏側へ開口する凹状部が形成された第1樹脂部材と、前記凸状部の頂部分が露出するように該第1樹脂部材の表側に重ねて配置された第2樹脂部材とを備え、前記第2樹脂部材から表側へ露出する前記凸状部の頂部分によって模様を形成する車両用樹脂部材を成形する型装置であって、
前記第1樹脂部材の裏側を規定するように構成され、前記凹状部を規定する型凸部を有する共通型と、
前記第1樹脂部材の表側を規定するように構成され、前記凸状部を規定する型凹部を有する第1型と、
前記共通型に保持された前記第1樹脂部材に形成された前記凸状部の頂部分を被覆する型受け部を有し、前記第2樹脂部材の表側を規定する第2型と、を備え、
前記第1型は、
前記型凹部の底面の中央部に開口するように設けられ、該底面よりも小径に形成されたガス抜き孔と、
前記ガス抜き孔に嵌め合わせて配置され、前記凸状部の頂部分の中央部を規定するピン型面が、該ガス抜き孔の開口縁よりも該ガス抜き孔内へ凹むように形成されたガス抜きピンと、を有し、
前記ガス抜き孔と前記ガス抜きピンとの間を介して、前記共通型と前記第1型との間に画成されるキャビティからガスを排出可能に構成されていることを要旨とする。
本発明に係る型装置によれば、凸状部における成形不良を防止し得ると共に凸状部からガス抜きした痕跡を判り難くすることができ、得られる車両用樹脂部材において凸状部の頂部分で構成される模様を見栄えよくすることができる。
前述した実施例に限らず、例えば以下のようにも変更可能である。
(1)車両内装部材としては、インストルメントパネルに限らず、例えば、グローブボックス、ドアトリム、コンソールボックスその他の車両内装部材に、本開示を適用可能である。車両外装部材としては、例えば、リアスポイラ、フロントスポイラ、リアウィング等その他の車体の外側に取り付けられる部材に、本開示を適用可能である。
(2)車両用樹脂部材は、実施例のように全体が基材と表皮材とからなる積層構造で構成されるものに限らず、一部が複層構造で構成されるものであってもよい。例えば、模様を設ける部分に対応した車両用樹脂部材全体よりも小さいサイズの第1樹脂部材と、車両用樹脂部材全体のサイズに合わせた第2樹脂部材との複層構造とし、第2樹脂部材が車両用樹脂部材の剛性を担保する基材および意匠面をなす表皮材の両方の機能を有していてもよい。
(3)模様は、実施例に限らず、例えば、凸状部の頂部分によって糸目を表現した疑似的なステッチ模様であってもよい。この場合、ステッチ模様は、シングルステッチに限らず、ダブルステッチやその他を模したものであってもよい。
14 表皮材(第2樹脂部材),16 凸状部,17 頂部分,17a 外縁部,
17b 中央部,17c 段部,18 外側面,20 凹状部,20a 内側面,
20b 底面,30 型装置,32 共通型,34 第1型,36 第2型,
38 型凸部,40 型凹部,44 ガス抜き孔,46 ガス抜きピン,
46a ピン型面
Claims (6)
- 表側へ突出する凸状部に対応して裏側へ開口する凹状部が形成された第1樹脂部材と、前記凸状部の頂部分が露出するように該第1樹脂部材の表側に重ねて配置された第2樹脂部材とを備え、前記第2樹脂部材から表側へ露出する前記凸状部の頂部分によって模様を形成する車両用樹脂部材の製造方法であって、
前記凸状部の頂部分に対応して配置されると共に該頂部分よりも小さく設定されたガス抜き孔と、該ガス抜き孔に嵌め合わされたガス抜きピンとの間からガスを排出しつつ、共通型と第1型との間において、前記凸状部の頂部分に、その外縁部と該外縁部よりも表側へ膨らむ中央部との間に段部が形成されるように、前記第1樹脂部材を成形し、
前記共通型に保持された前記第1樹脂部材と第2型との間において、前記凸状部の頂部分が露出するように、前記第1樹脂部材の表側に前記第2樹脂部材を成形する
ことを特徴とする車両用樹脂部材の製造方法。 - 前記段部を、前記凹状部における底面の周縁よりも外側に形成する請求項1記載の車両用樹脂部材の製造方法。
- 前記凸状部における頂部分の外縁部を、前記凸状部における表裏方向に延在する外側面と、前記凹状部における表裏方向に延在する内側面との間の厚みよりも幅を狭く形成する請求項1または2記載の車両用樹脂部材の製造方法。
- 表側へ突出する凸状部に対応して裏側へ開口する凹状部が形成された第1樹脂部材と、前記凸状部の頂部分が露出するように該第1樹脂部材の表側に重ねて配置された第2樹脂部材とを備え、前記第2樹脂部材から表側へ露出する前記凸状部の頂部分によって模様を形成する車両用樹脂部材を成形する型装置であって、
前記第1樹脂部材の裏側を規定するように構成され、前記凹状部を規定する型凸部を有する共通型と、
前記第1樹脂部材の表側を規定するように構成され、前記凸状部を規定する型凹部を有する第1型と、
前記共通型に保持された前記第1樹脂部材に形成された前記凸状部の頂部分を被覆する型受け部を有し、前記第2樹脂部材の表側を規定する第2型と、を備え、
前記第1型は、
前記型凹部の底面の中央部に開口するように設けられ、該底面よりも小径に形成されたガス抜き孔と、
前記ガス抜き孔に嵌め合わせて配置され、前記凸状部の頂部分の中央部を規定するピン型面が、該ガス抜き孔の開口縁よりも該ガス抜き孔内へ凹むように形成されたガス抜きピンと、を有し、
前記ガス抜き孔と前記ガス抜きピンとの間を介して、前記共通型と前記第1型との間に画成されるキャビティからガスを排出可能に構成されている
ことを特徴とする型装置。 - 前記ガス抜き孔は、前記凹状部の底面を規定する前記型凸部の先端よりも大きく形成されている請求項4記載の型装置。
- 前記型凹部の底面において前記ガス抜き孔よりも外側部分の幅が、前記型凹部の側面と前記型凸部の側面との間隔よりも小さく設定されている請求項4または5記載の型装置。
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JP2003305750A (ja) | 2002-04-17 | 2003-10-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 樹脂成形品 |
JP2007230212A (ja) | 2006-01-31 | 2007-09-13 | Daiichi Seiko Kk | 樹脂封止用金型、樹脂封止装置、及び、樹脂封止方法 |
JP2014008707A (ja) | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Inoac Corp | 樹脂成形品の製造方法 |
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2018
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