JP7164749B1 - 地覆ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】電路管を収容しつつ、ユニットの強度(座屈荷重)・耐力について改善することが可能な地覆ユニットを提供する。【解決手段】地覆ユニット(一般部ユニット1)は、逆U字型のフェースプレート2、ベースプレート3、前面部22の内側面に固定した前面側板51、及び、背面部23の内側面に固定した背面側板52に加え、下辺の一部にU字状の切欠き部(上側切欠き部411)を備えるフェースプレート補強リブ41と、上辺の一部に、半円以下の円弧状の切欠き部(下側切欠き部421)を備えるベースプレート補強リブ42と、を有する。前面側スリット43に前面側板51を差し入れ、背面側スリット44に背面側板52を差し入れた状態において、側面視で、上側切欠き部411と下側切欠き部421とが重なり合い、電路管Eが配置される電路管支持部を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、車道(道路橋を含む)や歩道において、地覆部分を置き換える地覆置換ユニット、及び、道路幅員の拡張を行うために設置する地覆拡幅ユニットを含む地覆ユニット並びにその設置方法に関する。
従来、地覆ユニットは、車道や歩道において、コンクリート床版からなる道路幅員の拡張手段として、床版側端部の地覆を除去して床版外側部にコンクリートによる地覆部を連結する方法に代わり使用されてきており、例えば、前面側外方に延伸して床版側端部の地覆除去部に固定する鋼製の道路橋地覆拡幅ユニットが知られている。また、拡幅ではなく、既存の地覆部を現行規格の地覆に適合させるものとして、地覆部の置換をする鋼製の道路橋地覆ユニットが知られている。なお、本願においては、道路幅員の拡張を行う地覆拡幅ユニットと、地覆部分の置換を行う地覆置換ユニットを、地覆ユニットと総称するものとする。
この地覆ユニットの上部に照明を設けようとする場合、当該照明に接続される電路管を配線する場合がある。本願出願人は、電路管をユニットの外側に配線すると、電路管がむき出しになるためコードの劣化が早く漏電の恐れがあり、また、ユニット設置と照明配線の2回工事が必要となり工事期間が長くなるという課題に着目し、これを解決した新たな道路橋地覆拡幅ユニットを発明した(特許文献1参照)。
特許第6375022号公報
特許文献1に開示される技術は、道路橋地覆拡幅ユニットの内部に設けられたベースプレート補強リブの凹陥状に切りかかれた箇所(切欠き部)に電路管を配置して配線するものであり(例えば、同文献の段落0007参照)、電路管をユニット内に収容でき、電路管がむき出しにならず、電路管の配線と道路の拡幅とを同時に実現できる点で極めて有用な技術であるが、その構成上、電路管を差し込んで保持することが可能な深さの切欠き部をベースプレート補強リブに設けるものであることから、断面欠損に伴うユニットの強度(座屈荷重)低下につき改善の余地があった。地覆等の上方に照明用や防護柵用の支柱等を立てる場合には、より高い強度が求められる。
したがって、本発明の第1の目的は、上記した課題を解決し、電路管を収容しつつ、ユニットの強度(座屈荷重)・耐力について改善することが可能な地覆ユニット及びその設置方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、上記目的を達成するため、
電路管を収容できる地覆ユニットであって、
底面及び左右側面が開口し、上面部、当該上面部の前端側に設けた前面部、及び、当該上面部の後端側に設けた背面部により構成した逆U字型のフェースプレートと、
前記フェースプレートと組み合わせて中空の縁石部を形成する矩形状のベースプレートと、
前記ベースプレートに立設し、前記前面部の内側面に固定した前面側板と、
前記ベースプレートに立設し、前記背面部の内側面に固定した背面側板と、
上面が前記上面部に固定され、一方の側面が前記前面部に固定され、他方の側面が前記背面部に固定され、下辺の一部にU字状の切欠き部を備える複数のフェースプレート補強リブと、
下面が前記ベースプレートに固定され、一方の側面が前記前面側板に固定され、他方の側面が前記背面側板に固定され、上辺の一部に、半円以下の円弧状の切欠き部を備える複数のベースプレート補強リブと、
を有し、
前記フェースプレート補強リブは、前記前面部との連結部に前面側スリットを備えるとともに、前記背面部との連結部に背面側スリットを備え、
前記前面側スリットに前記前面側板を差し入れ、前記背面側スリットに前記背面側板を差し入れた状態において、側面視で、前記フェースプレート補強リブの切欠き部と前記ベースプレート補強リブの切欠き部とが重なり合い、前記電路管が配置される電路管支持部を形成することを特徴とする地覆ユニットを提供する。
本発明の第1の態様によれば、電路管の下側をベースプレート補強リブが備える円弧状の切欠き部に配置し、電路管の上側をフェースプレート補強リブが備えるU字状の切欠き部に嵌め込むようにして配置する構成であることから、強度を高く保つことができる。すなわち、本発明によれば、ベースプレート補強リブの切欠き部について、切欠きの深さが切欠きの幅の半分以下で浅いこと、また、フェースプレート補強リブの下辺側、即ち、前面部及び背面部との連結部分より下側の箇所における切り込みは強度への影響がほぼないことから、ユニット全体として断面欠損に伴う強度低下を抑えることができ、ユニットの強度(座屈荷重)・耐力を確保することが可能となる。
前記地覆ユニットは、
下面が前記ベースプレートに固定され、一方の側面が前記前面側板に固定され、他方の側面が前記背面側板に固定されたボックス用リブと、
前記ボックス用リブ上に載置した配線ボックスと、
を有し、
前記背面部及び前記背面側板のそれぞれには配線穴が穿設してあり、
前記配線ボックスには前記電路管が挿入される装着穴と、配線取出穴とが穿設してあるものであっても良い。かかる構成によれば、配線ボックスは、ボックス用リブ上に配置されるので、ユニット内に雨水が浸入しても、配線ボックス内の配線には水がかかりにくい。
本発明の第2の態様は、上記目的を達成するため、
ベースプレート補強リブが立設されたベースプレートを、道路に固定し、
電路管を、半円以下の円弧状に切り欠いた前記ベースプレート補強リブの上辺の一部に配置し、
フェースプレート補強リブが垂設された逆U字型のフェースプレートを、U字状に切り欠いた当該フェースプレートの下辺の一部に前記電路管を嵌め込むようにして、前記ベースプレートに被せて取り付けることを特徴とする地覆ユニット設置方法を提供する。
本発明の第2の態様によれば、電路管の下側をベースプレート補強リブが備える円弧状の切欠き部に配置し、電路管の上側をフェースプレート補強リブが備えるU字状の切欠き部に嵌め込むようにして配置する構成であることから、ユニット全体として断面欠損に伴う強度低下を抑えることができ、ユニットの強度(座屈荷重)・耐力を確保することが可能となる。
本発明に係る地覆ユニットは、後述のとおり、照明及び照明用支柱を設置する位置に固定するユニット(以下「照明灯部ユニット」という。)にも、防護柵の支柱を設置する位置に固定されるユニット(以下「高欄取付部ユニット」という。)にも、これら以外の位置に固定するユニット(以下「一般部ユニット」という。)にも適用することができる。なお、前述した逆U字型のフェースプレートには、前記上面部と前記前面部との連結部、及び、前記上面部と前記背面部との連結部がそれぞれ略直角である逆凹字形のものも含まれる。
本発明によれば、ユニット内に電路管を収容しつつ、ユニットの強度(座屈荷重)・耐力の低下を改善することが可能な地覆ユニット及びその設置方法を提供することができる。本発明によれば、上部に支柱を立てることができるほど耐荷重性に優れる地覆ユニット及びその設置方法を提供することができる。
本発明の実施例1に係る地覆置換ユニットの分解斜視図である。 本発明の実施例1に係る地覆置換ユニットのフェースプレート側組立体を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る地覆置換ユニットのフェースプレート側組立体を示す右側面図である。 本発明の実施例1に係る地覆置換ユニットのベースプレート側組立体を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る地覆置換ユニット(ベースプレート側組立体にフェースプレート側組立体を被せて取り付けた状態)の斜視図である。 図5に示す地覆置換ユニットの上面図である。 本発明の実施例1に係る地覆置換ユニットの設置例を側面方向から示す図である。 従来例(A)と本発明の実施例1(B)の座屈荷重の違いを示す模式図である。 本発明の実施例2に係る地覆置換ユニットの斜視図である。 本発明の実施例2に係る地覆置換ユニットの平面図である。 本発明の実施例2に係る地覆置換ユニットのB-B線断面図である。 本発明の実施例2に係る地覆置換ユニットのC-C線断面図である。 本発明の実施例2に係る地覆置換ユニットのフェースプレート側組立体を示す斜視図である。 本発明の実施例2に係る地覆置換ユニットのフェースプレート側組立体を示す底面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットの分解斜視図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットのフェースプレート側組立体を示す斜視図である。 図16に示すフェースプレート側組立体の底面図である。 図16に示すフェースプレート側組立体の左側面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットのベースプレート側組立体を示す斜視図である。 図19に示すベースプレート側組立体の左側面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニット(ベースプレート側組立体にフェースプレート側組立体を被せて取り付けた状態)の正面、左側面及び平面を表す斜視図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットの背面、右側面及び平面を表す斜視図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットの設置例を示す図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットの正面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットの平面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットの底面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットの左側面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットの右側面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットの背面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットのD-D線断面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットのE-E線断面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットのF-F線断面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットのG-G線断面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットのH-H線断面図である。 本発明の実施例3に係る地覆置換ユニットのI-I線断面図である。
以下、本発明について、実施例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明の実施例1に係る一般部ユニット1、実施例2に係る高欄取付部ユニット1’、及び、実施例3に係る照明灯部ユニット6は、いずれも、地覆部分を置き換える地覆置換ユニットであり、電路管Eを内部に通して収容することができる中空部分を有し、電路管Eがむき出しにならず、電路管Eの配線と地覆部の置換とを同時に実現できるものである。なお、実施例2は実施例1の変形例である。
各ユニット1、1’、6の中空部分は縁石及び電路管カバーとしての役割も兼ね備える。本実施例においては、当該中空部分を縁石部と称することがある。本発明の実施例1に係る地覆置換ユニットとしての一般ユニット1、実施例2に係る地覆置換ユニットとしての高欄取付部ユニット1’、及び、実施例3に係る地覆置換ユニットとしての照明灯部ユニット6は、任意の順序で縦列に配置し、隣り合うユニットのそれぞれの端部を互いに差し込んで連結することにより、各ユニットの縁石部11、11’、61が連なって一つの地覆置換構造を形成する。なお、電路管Eは、本実施例では、照明用の電線を管の中に収容したものであるが、照明用電線の他、通信ケーブルやその他の電気系統の配線を1又は複数本含むものであってもよい。
[第1の実施の形態]
<実施例1>
{構成}
先ず、図1ないし図7に基づいて、本発明の実施例1に係る一般部ユニット1の構成について説明する。図1は、一般部ユニット1の平面(上面)、正面、左側面を表す分解斜視図であり、特に、ベースプレート側組立体からフェースプレート側組立体を取り外した状態を示す。図1は、一般部ユニット1に対する電路管Eの取り付け状態説明図でもある。図2は、図1に示すフェースプレート2等により構成されるフェースプレート側組立体を示す斜視図である。図3は、一般部ユニット1のフェースプレート側組立体を示す右側面図である。図4は、図1に示すベースプレート3等により構成されるベースプレート側組立体を示す斜視図である。図5は、一般部ユニット1の平面(上面)、正面、左側面を表す斜視図であり、特に、ベースプレート側組立体に対してフェースプレート側組立体を被せて取り付けた状態を示す図である。図6は、図5に示す一般部ユニット1の上面図である。図7は、一般部ユニット1の設置例を示す図であり、特に、道路橋に対して設置され、その内部に電路管Eが収容された状態を模式的に示すための、図6に示すA-A線断面を含む一部断面図である。
一般部ユニット1は、鋼製であって、フェースプレート側組立体、及び、ベースプレート側組立体により構成され、図7に示すように、前面部22側(正面側)を舗装側に、背面部23側を外部側にして、舗装Hの端部となる舗装側面にフェースプレート2の前面部22が接するように連続して並べて設置する。一般部ユニット1は、図1及び図7に示すように、その内部に電路管Eを収容可能である。フェースプレート側組立体は、図2及び図3に示すように、フェースプレート2と、フェースプレート2に垂設されるフェースプレート補強リブ41と、を備える。ベースプレート側組立体は、図4に示すように、ベースプレート3と、ベースプレート3上面に立設される前面側板51及び背面側板52並びにベースプレート補強リブ42と、を備える。
フェースプレート2は、底面及び左右側面が開口し、上面部21、上面部21の前端側に設けられる前面部22、及び、上面部21の後端側に設けられる背面部23により構成される逆U字型の部材である。本実施例のフェースプレート2は、鋼板を、同方向に連続して3面に屈曲させて、直角なコの字型すなわち角形の逆U字型の形状としてあり、上面視長方形の上面部21と、上端が上面部21の一端に連続しており上面部21に対し下方に直角な面となる正面視長方形の前面部22と、上端が上面部21の他端に連続しており前面部22と対面し平行な面となる背面視長方形の背面部23とを有する。前面部22と背面部23にはボルト穴221、231が穿設されている。また、前面部22には、ボルト穴221の上方に右端から左端まで角棒状のガードプレート14が設けてある。
ベースプレート3は、フェースプレート2の底側に配置した鋼製の平板であって、フェースプレート2の底側に配置してあり、縁石底面部31を有する。縁石底面部31は、フェースプレート2と組み合わされて、図7に示すように、中空の縁石部11を形成する。ベースプレート3は、ベースプレート3の縁石底面部31でフェースプレート2の底面側の開口部を塞ぐことにより、直方体の中空筒状箱である縁石部11を形成する。縁石底面部31には図示省略するアンカーボルト挿入穴が穿設される。なお、地覆置換ユニットである一般部ユニット1は、特許文献1の図1等に示す地覆拡幅ユニットとは異なり、フェースプレートの前面側外方に延伸した延伸部を有しない。
前面側板51は、ベースプレート3の前面側に垂直に立てて溶接することにより、ベースプレート3の上面に立設される。また、背面側板52は、ベースプレート3の背面側に垂直に立てて溶接することにより、ベースプレート3の上面に立設される。前面側板51と背面側板52とベースプレート補強リブ42の上端は同じ高さである。前面側板51及び背面側板52のそれぞれには、ボルト穴511、521が穿設してある。前面側板51と前面部22の内側面とは密着させた状態でボルト穴511、221に装着されるボルトBにより固定され、背面側板52と背面部23の内側面とは密着させた状態でボルト穴521、231に装着されるボルトBにより固定される。
フェースプレート補強リブ41は、その上面が上面部21に固定され、一方の側面が前面部22に固定され、他方の側面が背面部23に固定され、下辺の一部にU字状の切欠き部(上側切欠き部411)を備える。実施例1においては、フェースプレート補強リブ41は、フェースプレートの上面部21の裏側に一部を溶接して垂設され、前面部22及び背面部23のそれぞれに溶接により直角に固定される。かかる構成のフェースプレート補強リブ41がフェースプレート2に所定の間隔で複数設けられることにより、一般部ユニット1の強度を補強する。フェースプレート補強リブ41は、図3に示すように、前面部22との連結部に前面側スリット43を備えるとともに、背面部23との連結部に背面側スリット44を備える。上側切欠き部411において、切欠きの深さ(長さ)は、切欠きの幅以下であることが望ましい。前面側スリット43及び背面側スリット44の深さ(長さ)は、上側切欠き部411の深さと同程度であることが望ましい。
ベースプレート補強リブ42は、その下面がベースプレート3に固定され、一方の側面が前面側板51に固定され、他方の側面が背面側板52に固定され、上辺の一部に、切欠きの深さが切欠きの幅の半分以下である、すなわち半円以下の円弧状の切欠き部(下側切欠き部421)を備える。下側切欠き部421の幅は、上側切欠き部411の幅と同程度であることが好ましい。上側切欠き部411の幅(前面部側と背面部側とを繋ぐ方向の穴幅)及び下側切欠き部421の幅は、電路管が入る程度の大きさ、すなわち電路管の直径+1~10mm程度であることが好ましい。各部品ないし部位の寸法は任意に設定され、例えば、前面側板51、101から後面側板52,103までの長さを457mmとし、電路管Eが二重管(外径が41.9mmの電路管(G36)の中に外径が26.5mmの電路管(G22)が入っていて、G22の電路管の中に電線類を通す構成)で、前面側スリットと背面側スリットの高さ(長さ)が42mmである場合、下側切欠き部421、921については、切込みの幅を51mm、切込みの深さを25.5mmとし、上側切欠き部411、911については、切込みの幅を51mm、切込みの深さを50.85mmとするようにしても良い。実施例1においては、ベースプレート補強リブ42は、ベースプレート3上面に立設され、前面側板51と背面側板52のそれぞれに溶接により直角に固定される。かかる構成のベースプレート補強リブ42がベースプレート3に所定の間隔で複数設けられることにより、一般部ユニット1の強度を補強する。実施例1においては、フェースプレート補強リブ41及びベースプレート補強リブ42は4枚ずつ設けてあるが、枚数は限定されない。
前面側スリット43に前面側板51を差し入れ、背面側スリット44に背面側板52を差し入れた状態において、側面視で、フェースプレート補強リブ41の切欠き部(上側切欠き部411)とベースプレート補強リブ42の切欠き部(下側切欠き部421)とが重なり合い、電路管Eが配置可能な円環状の電路管支持部47を形成する。
すなわち、前面側スリット43に前面側板51を、背面側スリット44に背面側板52を差し入れた状態において、地覆ユニットの側面視で円環状の電路管支持部が形成されるように、それぞれのフェースプレート補強リブ41は、その下端がベースプレート補強リブ42の上端より下方となるように延びて設けられており、各フェースプレート補強リブ41には上側切欠き部411が、各ベースプレート補強リブ42には下側切欠き部421が、設けられている。上側切欠き部411と下側切欠き部421は、ユニット1の左右端から見たとき(側面視で)、1つの円形の挿入口(電路管支持部47)が形成される位置に設けられる。ユニット1内の電路管Eは、この電路管支持部に配置されることにより、底面を這うことなく所定の高さに保持されるので、配線が雨水に浸かりにくく、漏電が防止できる。
フェースプレート2の側端には、下方に開口する逆凹字形のロックプレート13をフェースプレート2の内側面に沿って嵌め込んである。ロックプレート13は、フェースプレート2の側端から外側に突出するように取り付けられ、隣接する地覆ユニット(一般部ユニット1に限らず、後説する高欄取付部ユニット1’及び照明灯部ユニット6を含む)の側端に突出部を嵌め込むことにより、隣り合う地覆ユニット同士を相互に連結する。ロックプレート13は、フェースプレート2の上面部21とベースプレート3の間の高さを保ち、がたつきを防止する。なお、ロックプレート13は、隣接する地覆ユニットで共有して用いられ、ロックプレート13が取り付けられた側の地覆ユニットの側端と、ロックプレートが取り付けられていない側の地覆ユニットの側端とを相互に嵌め合うことにより連結する。
{効果}
実施例1によれば、ユニット内に電路管を収容しつつ、ユニットの強度(座屈荷重)・耐力の低下を改善することができる。一般部ユニット1を道路橋に設置する過程で、より具体的には、フェースプレート2を被せる前に電路管Eを配設することができ、電路管の配線と道路の拡幅又は地覆部の置換とを同時に実現でき、工事の効率化、工事期間の短縮化が図れる。道路橋の舗装側端部に沿って、地覆置換ユニットの左右の側端の開口部同士を突き合わせて並べて連結することにより、道路に沿った一つの地覆置換構造(縁石)を形成することができると同時に、縁石部に収容されて保護された状態で電路管も設置でき、電路管が風雨に晒されることを防止できる。とくに、本実施例によれば、断面欠損に伴うユニットの強度低下を抑えることで、ユニットの強度(座屈荷重)について改善することが可能となる。また、施工時に電路管Eをベースプレート補強リブ42に設けられた下側切欠き部421に安定して載置できるので、施工性が良好である。ユニット内の電路管は所定の高さに保持されるので、配線が雨水に浸かりにくい。また、地覆ユニットの設置の際に、フェースプレートを被せる前に電路管を配線して収容できる。
図8は、従来例(A)と本発明の実施例1(B)の座屈荷重の違いを示す模式図である。(A)は従来の構成による場合の電路管の取付け状態を示し、(B)は本発明による場合の電路管の取付け状態を示す。従来の電路管を収容可能な地覆ユニットは、同図(A)に示すように、フェースプレート補強リブ97には切り欠きがなく、ベースプレート補強リブ98側のみに切欠き部(電路管挿入部)99を設けて電路管を保持する構成であり、少なくとも切欠き部の幅の1.5倍以上の深さの凹陥状の切欠き部99をベースプレート補強リブ98側の上辺の一部に形成する必要があるため、断面欠損により強度が低下する。これに対し、本実施例によれば、ベースプレート補強リブ42の切欠き部(上側切欠き部411)が、切欠きの深さが切欠きの幅の半分以下である、すなわち半円以下の円弧状であること、また、フェースプレート補強リブ41の下辺側、即ち、上側切り欠き部411のうち、前面部22及び背面部23との連結部分(前面側スリット43と背面側スリット44より上の部分)より下側の箇所が大半又は全部であることから、上側切り欠き部及び下側切り欠き部の切欠きによる強度への影響を小さくすることができ、したがって、図中斜線で示すように断面欠損を低減させることができ、ユニット全体として断面欠損に伴う強度低下を抑えることができ、ユニットの強度(座屈荷重)・耐力を確保することが可能となる。なお、これらの点は、後述する実施例2、3でも共通する。
すなわち、実施例1の一般部ユニット1は、単に平板状のベースプレートにU字型のフェースプレートを被せて取り付けることにより電路管を収容可能な縁石部を構成するものではなく、ユニットの強度を高めるため、フェースプレート補強リブ41には前面側板51が差し込まれる前面側スリット43と背面側板52が差し込まれる背面側スリット44とが設けられているが、前面部22及び背面部23との連結部分(当該連結部分同士を破線で結んだ領域を図中斜線で示す。)より下側の部分(前面側スリット43及び背面側スリット44により両側が切り込まれた部分41a)に新たな切込み(上側切欠き部411)を設けたとしてもユニット全体の強度への影響が小さい。これに対し、ベースプレート補強リブ42、98の上辺側にはスリットを有しないため、従来の構成のようにベースプレート補強リブ98に切欠き部99を設けた場合、ベースプレート補強リブ98で前面部22及び背面部23との連結部分のうち、切欠き部99により中央部分が切り込まれた部分98aの分、図中斜線で示す領域が減少し、断面欠損による強度低下の影響が大きくなる。図中斜線で示す領域の面積が強度に大きく影響するところ、本発明に係る地覆ユニットは、両側がスリット43、44で切り込まれた部分41aに電路管Eを配置するための切欠き部411を設けることで、ベースプレート補強リブ42で前面部22及び背面部23との連結部分のうち、下側切欠き部421の分しか、図中斜線で示す領域が減少しないので、図中斜線で示す領域の減少を抑制するものであり、従って、断面欠損に伴う強度低下を抑えることができる。本実施例によれば、図8(A)に示す従来構成の一般ユニットに比して、フェースプレート補強リブとベースプレート補強リブにおける図中斜線で示す領域の合計が増加することにより、座屈荷重が従来の25%程度高くなり、強度(耐力)が向上する。
<実施例2>
{構成}
次に、図9ないし図14に基づいて、実施例2に係る地覆置換ユニットとしての高欄取付部ユニット1’の構成について説明する。図9は、高欄取付部ユニット1’の斜視図である。図10は、高欄取付部ユニット1’の平面図である。図11は、高欄取付部ユニット1’のB-B線断面図である。図12は、高欄取付部ユニット1’のC-C線断面図である。図13は、高欄取付部ユニット1’のフェースプレート側組立体を示す斜視図である。図14は、高欄取付部ユニット1’のフェースプレート側組立体を示す底面図である。なお、高欄取付部ユニット1’は、実施例1の一部変形例であり、一般部ユニット1と共通する部位ないし部品については共通の符号を付して説明を省略ないし簡略する。また、ベースプレート3等により構成されるベースプレート組立体は、図3に示すものと同一であるので図示自体を省略する。図11、図12では、図面の簡略化のため、断面を示す斜線を省略している。
高欄取付部ユニット1’は、一般部ユニット1と同様、フェースプレート2’と、ベースプレート3と、前面側板51と、背面側板52と、複数のフェースプレート補強リブ41と、複数のベースプレート補強リブ42と、を有する。フェースプレート2’は、底面及び左右側面が開口し、上面部21’、上面部21’の前端側に設けられる前面部22、及び、上面部21’の後端側に設けられる背面部23により構成される逆U字型の部品である。ベースプレート3は、フェースプレート2’と組み合わされて中空の縁石部11’を形成する矩形状の部品である。前面側板51は、ベースプレート3に立設され、フェースプレート2’の前面部22の内側面に接して固定される部品である。背面側板52は、ベースプレート3に立設され、フェースプレート2’の背面部23の内側面に接して固定される部品である。フェースプレート補強リブ41は、上面が上面部21’に固定され、一方の側面が前面部22に固定され、他方の側面が背面部23に固定され、下辺の一部にU字状の切欠き部としての上側切欠き部411を備える部品である。ベースプレート補強リブ42は、下面がベースプレート3に固定され、一方の側面が前面側板51に固定され、他方の側面が背面側板52に固定され、上辺の一部に、半円以下の円弧状の切欠き部としての下側切欠き部421を備える部品である。
フェースプレート2’の上面部21’には支柱取付穴211を設けてある。支柱取付穴211は防護柵の支柱を取り付け可能とするためのボルト穴である。上面部21’の下面には、防護柵支柱等を設置した場合の補強のために補強プレート45と補強リブ46とが設けてある。
{効果}
実施例1の変形例である実施例2の高欄取付部ユニット1’は、一般部ユニット1と同様の工程により道路橋に設置され、前述した一般部ユニット1と同様の効果を発揮するが、さらに、その上面部21’に支柱を立設して欄干や防護柵等を取り付けることができる。高欄取付部ユニット1’は、一般部ユニット1と同様、ユニットの強度(座屈荷重)・耐力を確保することが可能な構成であり、耐荷重性に優れ、上部に支柱を立てることができる。
<実施例3>
実施例3に係る地覆置換ユニットとしての照明灯部ユニット6は、地覆部の置換とともに電路管Eを内部に通すこともでき照明を設置することもできる縁石部61を有する。照明灯部ユニット6は複数個縦列して連結することができるし、一般部ユニット1や高欄取付部ユニット1’の一端又は両端に縦列して連結することもできる。照明灯部ユニット6は、地覆部を置換し照明を設置する中空部分を背面側端部に有するものであり、例えば街路灯のような照明の設置を所望する位置に配置して、上部に照明を取り付けることができ、橋梁上の設置に特に適している。また、一般部ユニット1等と同様、電路管Eを収容でき、電路管Eがむき出しにならず、電路管Eの配線と地覆部の置換とを同時に実現できるものである。
{構成}
次に、図15ないし図35に基いて、照明灯部ユニット6の構成について説明する。図15は、照明灯部ユニット6の分解斜視図であり、特に、ベースプレート補強リブ92の下側切欠き部921に電路管Eを配置した状態を示す図である。図15において点検蓋713は取り外してある。図16は、照明灯部ユニット6のフェースプレート側組立体を示す斜視図である。図17は、図16に示すフェースプレート側組立体の底面図である。図18は、図16に示すフェースプレート側組立体の左側面図である。図19は、照明灯部ユニット6のベースプレート側組立体を示す斜視図である。図20は、図19に示すベースプレート側組立体の左側面図である。図21は、照明灯部ユニット6(ベースプレート側組立体にフェースプレート側組立体を被せて取り付けた状態)の正面、左側面及び平面を表す斜視図である。図22は、照明灯部ユニット6の背面、右側面及び平面を表す斜視図である。図23は、照明灯部ユニット6の設置例を示す図である。図24は、照明灯部ユニット6の正面図である。図25は、照明灯部ユニット6の平面図である。図26は、照明灯部ユニット6の底面図である。図27は、照明灯部ユニット6の左側面図である。図28は、照明灯部ユニット6の右側面図である。図29は、照明灯部ユニット6の背面図である。図30は、照明灯部ユニット6のD-D線断面図である。図31は、照明灯部ユニット6のE-E線断面図である。図32は、照明灯部ユニット6のF-F線断面図である。図33は、照明灯部ユニット6のG-G線断面図である。図34は、照明灯部ユニット6のH-H線断面図である。図35は、照明灯部ユニット6のI-I線断面図である。
照明灯部ユニット6は、鋼製であって、図23に示すように、フェースプレート側組立体、及び、ベースプレート側組立体により構成され、前面部72側(正面側)を舗装側に、背面部73側を外部側にして舗装Hの端部となる舗装側面に連続して並べて設置する(図23参照)。照明灯部ユニット6は、コンクリート床版Cの上にベースプレート8を載置した後、コンクリート床版Cの上にベースプレート8を取り付けて固定する。照明灯部ユニット6の上には照明を取り付けることができる。なお、照明には、街路灯等のように高所に設ける照明も、フットライト等のように低所に設ける照明も、道路の端部等を知らせるためのガイド灯等も含まれる。
照明灯部ユニット6は、フェースプレート7と、ベースプレート8と、前面側板101と、背面側板103と、複数のフェースプレート補強リブ91と、複数のベースプレート補強リブ92と、を有する。フェースプレート7は、底面及び左右側面が開口し、上面部71、上面部71の前端側に設けられる前面部72、及び、上面部71の後端側に設けられる背面部73により構成される逆U字型の部品である。ベースプレート8は、フェースプレート7と組み合わされて中空の縁石部61を形成する矩形状の部品である。前面側板101は、ベースプレート8に立設され、前面部72の内側面に固定される部品である。背面側板103は、ベースプレート8に立設され、背面部73の内側面に固定される部品である。フェースプレート補強リブ91は、上面が上面部71に固定され、一方の側面が前面部72に固定され、他方の側面が背面部73に固定され、下辺の一部にU字状の切欠き部としての上側切欠き部911を備える部品である。ベースプレート補強リブ92は、下面がベースプレート8に固定され、一方の側面が前面側板101に固定され、他方の側面が背面側板103に固定され、上辺の一部に、半円以下の円弧状の切欠き部としての下側切欠き部921を備える部品である。
フェースプレート7は、上面部71と、上端が上面部71の一端に連続しており上面部71に対し下方に直角な面となる前面部72と、上端が上面部71の他端に溶接されており前面部72と対面し平行な面となる背面部73と、上面部71から背面方向へ延出して設けられた照明台座部711を有する。本実施例では、照明台座部711は上面部71の他端つまり背面部側の中央部に連設されるが、他端の全体に連設されてもよいし、上面部71の他端(背面部側)の左側又は右側に連設されてもよい。上面部71と照明台座部711とは、同一面上にあり連なっている。照明台座部711は、上面部71を背面部側に延長した部分である。照明灯部ユニット6の中空部分及び照明台座部711下方の空間は縁石及び照明台座並びに電路管カバーとしての役割も兼ね備えることができる。本実施例においては、中空部分及び照明台座部下方の空間を縁石部61と称することがある。前面部72は正面視長方形であり、上面部71及び上面部71と一体である照明台座部711は、背面側に出っ張りのある上面視凸型形状であり、背面部73は背面視長方形、台座背面部733は背面視長方形で、縁石部61は、背面側に出っ張りのある中空の凸型箱体である。
フェースプレート7の背面部73には、背面側板103の配線穴105と対応する部分に配線穴731が設けてあり、電路管Eを背面部内側から外側(照明台座部711の下部側)へ挿通させることができる。フェースプレート7の上面部71には、点検蓋713を装着するためのボルト穴714が穿設される。点検蓋713はボルトBで固定されており、ボルトを外して開閉可能で、内部の点検や、配線、メンテナンスができる。図15は点検蓋713を取り外した状態を、図21等は点検蓋713を取り付けた状態を示す。
ベースプレート8は、フェースプレート7の底側に配置した鋼製の平板であって、フェースプレート7の底側に配置してあり、縁石底面部81を有する。縁石底面部81は、フェースプレート7と組み合わされて、図30ないし図32に示すように、中空の縁石部61を形成する。ベースプレート8は、ベースプレート8の縁石底面部81でフェースプレート7の底部側の開口部を塞ぎ、直方体の中空筒状箱と照明台座部711とその下方の空間の組み合わせで構成される縁石部61の一部を形成する。縁石底面部81にはアンカーボルト挿入穴が穿設される。なお、地覆置換ユニットである照明灯部ユニット6は、フェースプレートの前面側外方に延伸した延伸部を有しない。
照明台座部711の背面側端部下方には、台座背面部733が溶接して垂設されている。照明台座部711の側面側端部下方には、フェースガード74が溶接して垂設されている。台座背面部733とその左右のフェースガード74によって、照明台座部下方の空間は風雨から防護されている。
照明灯部ユニット6の左右端には、下方に開口する逆凹字形ないし溝形のロックプレート13をフェースプレート7の内側面に沿って嵌め込んである。ロックプレート13の構成及び作用は、一般部ユニット1に取り付けられるものと共通するので説明を省略する。
前面側板101は、ベースプレート8の縁石底面部81の前面側に垂直に立てて溶接することにより、ベースプレート8の上面に立設されている。また、背面側板103は、ベースプレート8の縁石底面部81の背面側に垂直に立てて溶接することにより、ベースプレート端部上面に立設されている。前面側板101及び背面側板103のそれぞれには、ボルト穴102、104が穿設してある。組立て後の状態において、前面側板101は、フェースプレート7の前面部に内接して固定され、背面側板103は、フェースプレート7の背面部に内接して固定される。前面側板101と前面部72の内側面とは密着させた状態でボルト穴102、721に装着されるボルトBにより固定され、背面側板103と背面部73の内側面とは密着させた状態でボルト穴104、732に装着されるボルトBにより固定される。
フェースプレート補強リブ91は、フェースプレートの上面部71の裏側に一部を溶接して垂設され、前面部72と背面部73とを連結し、下辺の一部には円弧状に切り欠かれた上側切欠き部911が設けられる。フェースプレート補強リブ91は、フェースプレート7に所定の間隔で複数設けられ、上面部71、前面部72、及び背面部73のそれぞれに溶接されることにより、ユニットの強度を補強する。ベースプレート補強リブ92は、ベースプレート8上面に立設され、前面側板101と背面側板103とを連結し、上辺の一部には円弧状に切り欠かれた下側切欠き部921が設けられる。ベースプレート補強リブ92は、ベースプレート8に所定の間隔で複数設けられ、縁石底面部81、前面側板101、及び背面側板103のそれぞれに溶接されることにより、ユニットの強度を補強する。フェースプレート補強リブ91は、前面部72との連結部に前面側スリット94を備える。また、フェースプレート補強リブ91は、背面部73との連結部に背面側スリット95を備える。ベースプレート補強リブ92の上部には、ベースリブフランジ922が設けられている。上側切欠き部911において、切欠きの深さ(長さ)は、切欠きの幅以下であることが望ましい。下側切欠き部921において、切欠きの深さ(長さ)は、切欠きの幅の半分以下であることが望ましい。すなわち、下側切欠き部921は、半円以下の円弧であることが望ましい。上側切欠き部911の幅及び下側切欠き部921の幅は、同程度であって、ともに、電路管が入る程度の大きさであることが好ましい。前面側スリット94及び背面側スリット95の深さ(長さ)は、上側切欠き部911の深さと同程度であることが望ましい。
前面側板101と背面側板103とベースプレート補強リブ92の上端は同じ高さである。フェースプレート補強リブ91とベースプレート補強リブ92はいずれも強度を保つ役割を果たす。ベースプレート補強リブ92は、電路管支持の役割も果たす。実施例3においては、フェースプレート補強リブ91は2枚、ベースプレート補強リブ92は4枚ずつ設けてあるが、枚数は限定されない。それぞれのフェースプレート補強リブ91の下端は、ベースプレート補強リブ92の上端より下方である。前面側板101にはボルト穴721が設けられ、背面側板103にはボルト穴732が設けられる。
前面側スリット94に前面側板101を差し入れ、背面側スリット95に背面側板103を差し入れた状態において、側面視で、フェースプレート補強リブ91の切欠き部(上側切欠き部911)とベースプレート補強リブ92の切欠き部(下側切欠き部921)とが重なり合い、電路管Eが配置可能な円環状の電路管支持部96を形成する。すなわち、それぞれのフェースプレート補強リブ91は、その下端がベースプレート補強リブ92の上端より下方となるように延びて設けられており、前面側スリット94に前面側板101を、背面側スリット95に背面側板103を差し入れた状態において、地覆ユニットの側面視で円環状の電路管支持部96が形成されるように、上側切欠き部911及び下側切欠き部921のそれぞれが設けられている。電路管Eは、基本的には道路橋の橋軸(車線)方向に沿って直線的に配設されることから、上側切欠き部911及び下側切欠き部921のそれぞれはユニットの左右端から見たとき1つの円形の挿入口が形成される位置に設けられる。ユニット内の電路管は、上側切欠き部911及び下側切欠き部921に挿入されることにより、底面を這うことなく所定の高さに保持されるので、配線が雨水に浸かりにくく、漏電が防止できる。なお、橋軸方向は、道路橋の長さ方向(車両等の進行方向と平行)であり、橋軸直角方向は、道路橋の幅方向(車両等の進行方向と直角)である。
実施例3の照明灯部ユニット6にあっては、下面がベースプレート8に固定され、一方の側面が前面側板101に固定され、他方の側面が背面側板103に固定されるボックス用リブ93a、93bと、ボックス用リブ93a、93b上に載置した配線用ボックス12と、を有し、背面部73及び背面側板103のそれぞれには配線穴105、731が穿設してあり、配線ボックス12には電路管Eの先端が挿入される装着穴121と、配線穴105、731に向けて配線し易い位置に配線取出孔とが穿設してある。配線穴105は、電線を風雨に晒されずに照明台座部711の下方に引き出せるように、照明台座部711でカバーされた位置、本実施例では背面側板103の中央付近に設けてある。ボックス載置部931は、ボックス用リブ93a、93bに設けられた窪み部分で、配線ボックス12をボックス載置部931に載せることで安定してボックス用リブの上に嵌め込むことができる。
ベースリブフランジ922は、前面側板101の上端、背面側板103の上端、ベースプレート補強リブ92の上端に設けられた櫛形の2枚の平板で、フェースプレート7を支える。ベースリブフランジ922は、照明台座部711の増設による重量増加を十分支えることができると同時に、電路管の配線等の妨げとならないため、設置がスムーズとなる。
照明台座部711の上面中央部近傍には、電線挿通穴712が設けてある。配線穴105及び配線穴731を通じて分岐された電線は、電線挿通穴712から照明台座部711の上面に配線することができる。また、照明台座部711の四隅には支柱取付穴715が設けてあり、照明台座部711の上面には、照明の支柱を立てることができる。電線挿通穴712の上に中空の支柱を立てることにより、電路管を風雨に晒さずに支柱の上の照明まで配線することができる。電線挿通穴712の上に直接、街路灯等の照明を設置し配線することもできる。
照明台座部711の下面には、照明台座部711の下面で台座背面部733とその左右のフェースガード74によって囲まれた範囲を十字に切るようにフェースリブ75a、75bが溶接して垂設されている。フェースリブ75aは、照明の支柱の橋軸直角方向に対する補強のために、背面部73と直角な方向に設けてあり、フェースリブ75bは、照明の支柱の橋軸方向に対する補強のために、背面部73と平行な方向に設けてある。
配線ボックス12の上面は開閉蓋である。配線ボックス12の内部にはT型の分岐コネクタが配置されており、装着穴121に挿入される電路管Eは当該分岐コネクタに装着される。配線ボックス12には、電路管が挿入される装着穴121と、配線取出穴(図示省略)とが穿設されている。電路管E内の電線は、分岐コネクタの一端から取り出されて、配線取出穴、配線穴105及び配線穴731を介してフェースプレート7の上面部71に設けられた電線挿通穴712から取り出されて照明装置に接続される。配線ボックス12の配線取出穴は、背面側板103側に設けられる。配線ボックス12は、ベースプレートから離隔した状態でボックス配置用リブ93a、93bで支えてあり、密閉されているので、配線ボックス12内では電路管内の電線等がむき出しになっても良い。
ガードプレート14、ボルト穴102、ボルト穴104については、本発明に係る実施例1の一般部ユニット1と同一であるので説明を省略する。
図23は、照明灯部ユニット6の設置例を示す図であり、特に、道路橋に対して設置され、実施例1に係る一般部ユニット1と連結した状態を模式的に示した図である。照明灯部ユニット6は、一般部ユニット1と同様、舗装Hの一部が除去された道路橋の端部(床版側端部)側に設置される。具体的には、アンカーボルトを用いて舗装除去部に固定されたベースプレート組立体の下側切欠き部921に対して電路管Eを挿入して配設した後、フェースプレート組立体を被せて取り付けることにより設置される。照明灯部ユニット6は、ロックプレート13を用いて、一般部ユニット1や高欄取付部ユニット1’や他の照明灯部ユニット6と互いに連結自在であり、中に電路管Eを通すことができる。したがって、例えば、道路橋の起点側から終点側まで、電路管を地覆ユニット内で保護したまま通して、十分な強度を保ちつつ、照明をつけることができる。
{効果}
実施例3に係る照明灯部ユニット6の効果は、前述した実施例1に係るユニットと同様である。即ち、照明灯部ユニット6を道路橋に設置する過程で、より具体的には、フェースプレート7を被せる前に電路管Eを配設することがで、電路管の配線と地覆部の置換とを同時に実現でき、工事の効率化、工事期間の短縮化が図れる。道路橋の舗装側端部に沿って、地覆置換ユニット1、1’、6の左右の側端の開口部同士を突き合わせて並べて連結することにより、道路に沿った一つの地覆置換構造(縁石)を形成することができると同時に、さらに、縁石部に内設されて保護された状態で電路管も設置でき、電路管が風雨に晒されることを防止できる。とくに、本実施例によれば、断面欠損に伴うユニットの強度低下を抑えることで、ユニットの強度(座屈荷重)について改善することが可能となる。
さらに、電線挿通穴712から配線が照明台座部の上方に引き出せるので、電線挿通穴712の上に中空支柱を立ててその上に照明を設置する場合でも、照明灯部ユニット6上部に設けた照明まで電線がむき出しにならずに保護された状態で配線することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態である地覆ユニット設置方法を説明する。本発明に係る地覆ユニット設置方法は、後記実施例5等で述べるように、実施例1ないし3で述べた地覆ユニット1、1’、6を用いて実現することもできるが、前面側板や後面側板等を有しない地覆ユニットに対しても広汎に適用することができる。
{方法}
すなわち、地覆ユニット設置方法は、(1)ベースプレート補強リブが立設されたベースプレートを、道路に固定し、(2)電路管を、半円以下の円弧状に切り欠いた前記ベースプレート補強リブの上辺の一部に配置し、(3)フェースプレート補強リブが垂設された逆U字型のフェースプレートを、U字状に切り欠いた当該フェースプレートの下辺の一部に前記電路管を嵌め込むようにして、前記ベースプレートに被せることを特徴とする。
{効果}
本発明の第2の実施の形態によれば、電路管の下側をベースプレート補強リブが備える円弧状の切欠き部(下側切欠き部)に配置し、電路管の上側をフェースプレート補強リブが備えるU字状の切欠き部(上側切欠き部)に嵌め込むようにして配置する構成であることから、ユニット全体として断面欠損に伴う強度低下を抑えることができ、ユニットの強度(座屈荷重)・耐力を確保することが可能となる。また、照明灯部ユニットも高欄取付部ユニットも一般部ユニットもフェースプレートでカバーされた中に電路管を通すことができ、さらに、照明灯部ユニットの上部に設置した照明まで、電路管及び電線をむき出しにせずに通すことができる。また、地覆置換ユニットの設置の際に、フェースプレートを被せる前に電路管を配線して収容できる。したがって、電路管の配線もユニット設置の際に行うことができるため、電路管配線と地覆部の置換とを同時に実現できる。よって、電路管が風雨に晒されることを防止できるとともに、工事の効率化、工事期間の短縮化が図れる。
<実施例4>
{方法}
道路橋に対して、図7に示すように、一般部ユニット1を設置する方法について説明する。一般部ユニット1は、先ず、ベースプレート補強リブ42が立設されたベースプレート3を、舗装Hの一部が除去された道路橋の端部(舗装側端部)側にアンカーボルトBを用いて固定する。次に、電路管Eを、半円以下の円弧状に切り欠いたベースプレート補強リブ42の上辺の一部(下側切欠き部421)に配置する。その後、フェースプレート補強リブ41が垂設された逆U字型のフェースプレート2を、U字状に切り欠いたフェースプレート2の下辺の一部(上側切欠き部411)に電路管Eを嵌め込むようにして、ベースプレート3に被せて取り付ける。フェースプレート2をベースプレート3に被せる際には、前面側板51を前面側スリット43に差し込むとともに、背面側板52を背面側スリット44に差し込み、次いで、ボルトを用いて、前面側板51と前面部22とを締結し、背面側板52と背面部23とを締結する。
実施例4によれば、一般部ユニット1内に電路管Eを収容しつつ、ユニットの強度(座屈荷重)・耐力の低下を改善することが可能な地覆ユニット1を道路橋に設置することができる。実施例4によっても、第2の実施の形態の効果として述べた効果が実現される。
<実施例5>
{方法}
図23に示すように、照明灯部ユニット6と一般部ユニット1とを道路橋の端縁に沿って連続的に並べて設置し、縁石部11、61を形成する地覆ユニット設置方法の一例について説明する。先ず、各ユニット1、6のベースプレート3、8を、道路橋の舗装側端部に沿って縦列に連続して並べてコンクリート床版Cにアンカーボルトを用いて固定する。電路管Eを収容する場合には、フェースプレート2、7を被せる前に、下側切欠き部421、921に電路管Eを配置する。次に、フェースプレート7を、上側切欠き部911に電路管Eを嵌め込むようにして、ベースプレート8に被せて取り付ける。フェースプレート7をベースプレート8に被せる際には、前面側板101を前面側スリット94に差し込むとともに、背面側板52を背面側スリット95に差し込み、次いで、ボルトBを用いて、前面側板101と前面部72とを締結し、背面側板103と背面部73とを締結する。
次いで、一方の側端にロックプレート13が嵌め込まれたフェースプレート2を持ち上げ、フェースプレート2のロックプレート13が取り付けられた側の側端と、ロックプレートが取り付けられていない側のフェースプレート7の側端とを相互に嵌め合うことにより連結する。その後、実施例1で述べた方法により、ベースプレート3に対してフェースプレート2を被せて取り付ける。
これにより、照明灯部ユニット6と一般部ユニット1とを道路橋の端縁に沿って連続的に並べて設置し、縁石部11、61を形成することができる。実施例5によれば、一般部ユニット1内に電路管Eを収容しつつ、ユニットの強度(座屈荷重)・耐力の低下を改善することが可能な地覆ユニット1を道路橋に設置することができる。実施例5によっても、第2の実施の形態の効果として述べた効果が実現される。
中空支柱Pの上部に照明を取り付ける場合には、ボックス用リブ93に配線ボックス12を載置し、電路管Eを下側切欠き部421、921に配置し、その先端を配線ボックス12の装着穴121に挿入しておく。フェースプレート6を被せて取り付けた後、点検蓋713を取り外し、配線ボックス12の上面の開閉蓋を開けて電路管内のコードに電線を接続し、照明灯部ユニット6の配線穴105、731から背面側板103の外側に当該電線を取り出す。中空支柱Pを照明台座部711に立てて、その裏側からボルトで固定することにより、中空支柱Pを立設する。背面側板103の外側に配線した電線を電線挿通穴712から照明台座部711の上面に配線し、支柱P内を通して、支柱P上部に設けられた照明に接続する。電線挿通穴712の上に照明の中空支柱を立てて、縦列に連結して設置した地覆置換ユニット1、6に電路管を通すと、道路橋の袂(端部)の電源部から照明まで、電路管が外部の風雨に晒されずに配線することができる。
照明灯部ユニット6と一般部ユニット1に変えて高欄取付部ユニット1’を連結する場合にも、実施例5で述べた一般部ユニット1の設置方法と同様の手順で取り付けることができる。
以上、地覆置換ユニットである実施例1ないし3に基いて本発明を説明したが、地覆置換に限定されない。たとえば、基部折曲面部と先部折曲面部とを有するL字型であって、基部折曲面部をベースプレートの裏面に固定し先部折曲面部を下方に突出させてある腹板を各ユニット1、1’、6に付加し、当該先部折曲局面部をコンクリート床版側面に接触させた状態、即ち、各ユニットがコンクリート床版側面からはみ出すように設置すれば、地覆拡幅として利用することができる。また、特許文献1に開示される技術のように、それぞれのベースプレートが縁石部の下部となる縁石底面部31、81と縁石底面部よりも縁石部11、11’、61の前面側外方に延伸した部分である延伸部とを有するものとし、縁石底面部が道路端の外方にはみ出すように配置し延伸部を地覆除去部に固定することにより道路幅を拡張するようにしても良い。
本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。例えば、本発明は、コンクリート床版Cに限らず、鋼製の道路橋の端部に設けられた橋桁に固定して使用することもできる。また、上記各実施の形態の構成要素を発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に組み合わせることができる。
1 地覆置換ユニット
11 縁石部
2 フェースプレート
21 上面部
1’ 地覆置換ユニット
11’ 縁石部
2’ フェースプレート
21’ 上面部
211 支柱取付穴
22 前面部
221 ボルト穴
23 背面部
231 ボルト穴
3 ベースプレート
31 縁石底面部
41 フェースプレート補強リブ
411 上側切欠き部
42 ベースプレート補強リブ
421 下側切欠き部
43 前面側スリット
44 背面側スリット
45 補強プレート
46 補強リブ
47 電路管支持部
51 前面側板
52 背面側板
521 ボルト穴
6 地覆置換ユニット
61 縁石部
7 フェースプレート
71 上面部
711 照明台座部
712 電線挿通穴
713 点検蓋
714 ボルト穴
715 支柱取付穴
72 前面部
721 ボルト穴
73 背面部
731 配線穴
732 ボルト穴
733 台座背面部
74 フェースガード
75 フェースリブ
8 ベースプレート
81 縁石底面部
91 フェースプレート補強リブ
911 上側切欠き部
92 ベースプレート補強リブ
921 下側切欠き部
922 ベースリブフランジ
93 ボックス用リブ
931 ボックス載置部
94 前面側スリット
95 背面側スリット
96 電路管支持部
97 フェースプレート補強リブ(従来例)
98 ベースプレート補強リブ(従来例)
99 切り欠き部(従来例)
101 前面側板
102 ボルト穴
103 背面側板
104 ボルト穴
105 配線穴
12 配線ボックス
121 装着穴
13 ロックプレート
14 ガードプレート
E 電路管
C コンクリート床版
S 舗装側端部
R 地覆除去部
P 照明用支柱
B ボルト
H 舗装

Claims (3)

  1. 電路管を収容できる地覆ユニットであって、
    底面及び左右側面が開口し、上面部、当該上面部の前端側に設けた前面部、及び、当該上面部の後端側に設けた背面部により構成した逆U字型のフェースプレートと、
    前記フェースプレートと組み合わせて中空の縁石部を形成する矩形状のベースプレートと、
    前記ベースプレートに立設し、前記前面部の内側面に固定した前面側板と、
    前記ベースプレートに立設し、前記背面部の内側面に固定した背面側板と、
    上面が前記上面部に固定され、一方の側面が前記前面部に固定され、他方の側面が前記背面部に固定され、下辺の一部にU字状の切欠き部を備える複数のフェースプレート補強リブと、
    下面が前記ベースプレートに固定され、一方の側面が前記前面側板に固定され、他方の側面が前記背面側板に固定され、上辺の一部に、半円以下の円弧状の切欠き部を備える複数のベースプレート補強リブと、
    を有し、
    前記フェースプレート補強リブは、前記前面部との連結部に前面側スリットを備えるとともに、前記背面部との連結部に背面側スリットを備え、
    前記前面側スリットに前記前面側板を差し入れ、前記背面側スリットに前記背面側板を差し入れた状態において、側面視で、前記フェースプレート補強リブの切欠き部と前記ベースプレート補強リブの切欠き部とが重なり合い、前記電路管が配置される電路管支持部を形成することを特徴とする地覆ユニット。
  2. 下面が前記ベースプレートに固定され、一方の側面が前記前面側板に固定され、他方の側面が前記背面側板に固定されたボックス用リブと、
    前記ボックス用リブ上に載置した配線ボックスと、
    を有し、
    前記背面部及び前記背面側板のそれぞれには配線穴が穿設してあり、
    前記配線ボックスには前記電路管が挿入される装着穴と、配線取出穴とが穿設してあることを特徴とする請求項1記載の地覆ユニット。
  3. ベースプレート補強リブが立設されたベースプレートを、道路に固定し、
    電路管を、半円以下の円弧状に切り欠いた前記ベースプレート補強リブの上辺の一部に配置し、
    フェースプレート補強リブが垂設された逆U字型のフェースプレートを、U字状に切り欠いた当該フェースプレートの下辺の一部に前記電路管を嵌め込むようにして、前記ベースプレートに被せて取り付けることを特徴とする地覆ユニット設置方法。
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