JP7164174B2 - 医療検査用カセットを収容するためのトレイおよびそれを用いた医療検査用カセットへの検査情報の印刷方法 - Google Patents

医療検査用カセットを収容するためのトレイおよびそれを用いた医療検査用カセットへの検査情報の印刷方法 Download PDF

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Description

本発明は、医療検査用カセットを収容するためのトレイおよびそれを用いた医療検査用カセットへの検査情報の印刷方法に関する。
医療検査の現場では、生体から採取した検体を用いて医療検査用の顕微鏡標本が作製され、種々の診断が行われている。
検体から顕微鏡標本を作製するために、検体は通常水洗され、アルコールにより水分除去を行った後、キシレンなどの有機溶媒を用いた薬液処理が施される。その後、薬液処理された検体は、液状パラフィン内に包埋され、当該パラフィンが固化される。最終的に、得られたパラフィンブロックをその中に包埋される検体とともにスライスすることにより、薄片が作製され、染色等のその他の処理を施すことにより、所定の厚みにスライスされた検体を含む顕微鏡標本を得ることができる。
上記採取した検体を用いて顕微鏡標本の作製に至るまでには、医療検査用細胞容器と呼ばれる容器が使用される(例えば、特許文献1)。
医療検査用細胞容器の一例について図7を用いて説明する。医療検査用細胞容器300は、医療検査用カセット310と蓋体350とで構成されている(図7の(a)および(b))。また、図7の(b)に示すように、医療検査用カセット310は、外部と内部とが連通する多数の透孔312が設けられたカセット底部320、および当該カセット底部320と内壁332とによって構成される空洞を備え、採取された様々な検体(例えば、組織や臓器の全部または一部)がこの空洞内に配置される。蓋体350もまた、外部と内部とが連通する多数の透孔352が設けられている。蓋体350はまた、医療検査用カセット310に係合可能なフック354を備え、蓋体350は医療検査用カセット310の空洞を覆うことができる。採取した検体はこのような医療検査用細胞容器300の内部に収納した状態で透孔312,352を通じて上記水洗や薬液処理が行われる。
ここで、このような医療検査の現場では、多数の検体が取り扱われる。そこで、検体の取り違えや処理手順の誤りがないように、医療検査用細胞容器300の外周(例えば、図7の(a)に示すような、医療検査用カセット310のカセット側面部322,324)には、予め、レーザープリンタ、インクジェットプリンタのような所定の印刷装置を用いて様々な検査情報338,340(例えば、患者のID番号、診療科名、病院等の施設名や施設情報、バーコードまたはQRコードなどの一次元または二次元コード)が印刷されている。
しかし、一般に、カセット側面部322,324は十分な広さを有していないため、検査情報338,340は、図7の(a)に示すように複数のカセット側面部322,324を用いて印刷される。そして、カセット側面部322,324への印刷は、医療検査用カセット310を印刷装置のワークスペース内に配置して一面ずつ行われるため、1つの面を印刷した後に、他の面を印刷するために医療検査用カセット310の位置を変える必要があった。このように医療検査用カセット310への印刷について、作業工程や作業時間を低減するための技術開発が所望されている。
特開2012-194021号公報
本発明は、上記問題の解決を課題とするものであり、その目的とするところは、医療用カセットを構成する複数のカセット側面部に対して検査情報の短時間での印刷を可能とする、医療検査用カセットを収容するためのトレイおよびそれを用いた医療検査用カセットへの検査情報の印刷方法を提供することにある。
本発明は、カセット底部と4つカセット側面部とを備える矩形の医療検査用カセットを収容するためのトレイであって、
トレイ上面部と、
該トレイ上面部に設けられた複数の凹部であって、
一方の隣接する2つのカセット側面部の少なくとも一部を受容しかつ該一方の隣接する2つのカセット側面部と略平行に配置された2つの傾斜部、ならびに
該カセット底部の外表面と該トレイ上面部を構成する平面とが鋭角を形成するように該トレイ上面部に対して傾斜する係合部を備える、凹部とを備える、トレイである。
1つの実施形態では、上記凹部に上記医療検査用カセットを収容した際に、該医療検査用カセットにおける他方の隣接する2つのカセット側面部の全面が該トレイ上面部の垂直方向に向かって露出している。
1つの実施形態では、上記2つの傾斜部のそれぞれと上記トレイ上面部とが交差して形成される劣角の少なくとも一方は20°~80°である。
1つの実施形態では、上記2つの傾斜部のそれぞれと上記トレイ上面部とが交差して形成される劣角の両方が25°~65°である。
1つの実施形態では、上記カセット底部の上記外表面と上記トレイ上面部を構成する上記平面とが形成する上記鋭角は20°~80°である。
本発明はまた、医療検査用カセットに検査情報を印刷するための方法であって、
上記トレイの凹部に、該医療検査用カセットの一方の隣接する2つのカセット側面部を挿入して、該医療検査用カセットを係合する工程、および
該トレイのトレイ上面部に対して垂直な方向から、該医療検査用カセットの前記他方の隣接する2つのカセット側面部に該検査情報を印刷する工程、
を含む、方法である。
本発明によれば、医療検査用カセットを構成する4つのカセット側面部のうち、一方の隣接する2つのカセット側面部を本発明のトレイの凹部内に挿入することにより、他方の隣接する2つのカセット側面部について同一方向からの印刷を行うことができる。これにより、カセット側面部の一面ごとに印刷を行う場合と比較して印刷効率を向上させることができる。さらに、当該他方の隣接する2つのカセット側面部を本発明のトレイの凹部内に挿入すると、上記一方の隣接する2つのカセット側面部について同一方向からの印刷を行うことができる。
本発明のトレイの一例を示す斜視図である。 (a)は図1に示す本発明のトレイの平面図であり、そして(b)は図1に示す本発明のトレイの底面図である。 (a)は、図2の(a)に示す本発明のトレイのA-A方向断面図であり、そして(b)は、図2の(a)に示す本発明のトレイのB-B方向断面図である。 図3の(a)に示す本発明のトレイのC-C方向断面において、凹部に医療検査用カセットを挿入した状態を説明するための模式図であって、(a)は、凹部に医療検査用カセットを挿入する直前の状態を説明するための模式図であり、(b)は、凹部に医療検査用カセットを挿入した際の状態を説明するための模式図であり、そして(c)は、トレイの凹部を構成する2つの傾斜部とトレイ上面部との関係を説明するための模式図である。 本発明のトレイに収容した医療検査用カセット内の2つのカセット側面部に対して、同一方向からのレーザー光を照射して印刷を行う状態を説明するための模式図であって、(a)は非可動式の印刷ヘッドを備えるレーザープリンタからのレーザー光を照射して印刷を行う状態を説明するための模式図であり、そして(b)は可動式の印刷ヘッドを備えるレーザープリンタからのレーザー光を照射して印刷を行う状態を説明するための模式図である。 本発明のトレイに医療検査用カセットを収容した状態を説明するための斜視図である。 (a)は医療検査用細胞容器の一例を説明するための当該容器の斜視図であり、(b)は当該医療検査用細胞容器を構成する医療検査用カセットおよび蓋体の断面図である。
以下、本発明について詳述する。
図1に示すように、本発明のトレイ100は、トレイ上面部102およびトレイ上面部102内に設けられた複数の凹部104を備える。
トレイ上面部102は、外周から下方にかけて延びる側壁106によって水平方向に配置可能な平面で構成されている。トレイ上面部102は好ましくは矩形を有し、後述するレーザープリンタ、インクジェットプリンタなどの印刷装置のワークスペース内に収容可能なサイズとなるように設計されている。必ずしも限定されないが、図1に示すトレイ上面部102は、例えば、1辺が50mm~300mm、好ましくは110mm~180mmの正方形または長方形の形状を有する。
図2の(a)に示すように、本発明のトレイ100において、凹部104はトレイ上面部102上に整列して配置されている。図2の(a)において、凹部104は、1列当たり4つの凹部104が設けられており、当該列が3列並べられているが、本発明において凹部の配置(例えば、トレイ上に設けられる凹部の列数、1列当たりの凹部の個数)はこれに限定されない。ただし、トレイ上面部102の一列毎に配置される1つの凹部104と隣の凹部104との間隔は、印刷装置によるプログラムの制御が容易でありかつ印刷を簡便に行うことができることから、略一定であるように設計されていることが好ましい。
一方、トレイ100の底面(図2の(b))には、平坦な底板などの部材が特に設けられておらず、上記トレイ上面部102に設けられた凹部104がそのまま突出した形態で表れている。凹部104はそれぞれ略同一の形態および大きさを有し、図2の(b)に示すように、直角三角形の形状を有する支持部108を有する。
図3の(a)および(b)に示すように、本発明のトレイ100において、凹部104は、挿入された医療検査用カセット310の上縁部326と係合し、かつトレイ上面部102に対して傾斜する係合部110を備える。本発明において、トレイ上面部102に設けられた凹部104の傾斜部110の軸線と、トレイ上面部102を構成する平面との間のなす角(劣角)θ(医療検査用カセット310のカセット底部320の外表面とトレイ上面部102を構成する平面との間の角に相当する)は鋭角である。収容する複数の医療検査用カセットが同一方向で同一の角度で傾斜し、すべてのカセット側面部324を同一の方向に指向させることができるという理由から、各凹部104における角θは同一であることが好ましい。角θは、レーザープリンタ、インクジェットプリンタなどの印刷装置によるプログラムの制御が容易でありかつ印刷を簡便に行うことができることから、好ましくは20°~80°、より好ましくは45°~65°を有する。
図4は、図3の(a)に示す本発明のトレイ100のC-C方向断面において、凹部104に医療検査用カセット310を挿入した状態を説明するための模式図である。
図4の(a)に示すように、本発明のトレイ100において、凹部104は、係合部(図4の(a)において図示せず)と2つの傾斜部112,114と支持部108とで包囲され、上方に開口部116を有する様式で構成されている。
傾斜部112と傾斜部114との間の角度は略直角(90°)であり、医療検査用カセットの1つの隅を収容することができる。傾斜部112,114は、医療検査用カセット310における隣接する2つのカセット側面部328,330の全面またはそれらの一部を受容することができ、かつ当該隣接する2つのカセット側面部328,330のそれぞれと略平行となるように配置されている。
図4の(b)に示す実施形態では、医療検査用カセット310が凹部104に収容された際、医療検査用カセット310におけるカセット側面部328,330の一部が凹部104の傾斜部112,114によって覆われており、残りは凹部104内に完全に収容されることなく、一部が外部に露出している。このように、本発明においては、凹部104の深さ(トレイ上面部102から凹部104における傾斜部112,114が交差する点P(ここで、点Pは医療検査用カセット310を構成する4隅のうちの1つにも対応する)までの最短距離L)は、医療検査用カセット310を構成する他の3つの隅(点P,P,P)のいずれもが、トレイ上面部102よりも上方の位置(すなわち、凹部104内に収容されていない位置)に位置されるような長さとなるように設計されていることが好ましい。これにより、凹部104に医療検査用カセット310が収容された際に、当該医療検査用カセット310における他の隣接する2つのカセット側面部322,324の全面がトレイ上面部102よりも上方にて露出される。
本発明において、凹部104を構成する傾斜部112,114は、トレイ上面部102に対して所定の角度を有するように配置されていることが好ましい。
図4の(c)の模式図を用いて説明する。例えば、1つの実施形態では、傾斜部112とトレイ上面部102とが交差して形成される劣角θと、傾斜部114とトレイ上面部102とが交差して形成される劣角θのいずれか一方は、好ましくは20°~80°、より好ましくは45°~65°を有する。あるいは、1つの実施形態では、傾斜部112とトレイ上面部102とが交差して形成される劣角θと、傾斜部114とトレイ上面部102とが交差して形成される劣角θの両方は、好ましくは25°~65°、より好ましくは40°~50°を有する。劣角θおよびθがこれらの範囲内の角度を有するように凹部104が設計されていることにより、凹部104に医療検査用カセット310を収容した際に、凹部104内に挿入された一方の隣接する2つのカセット側面部328,338が傾斜部112,114に沿って傾斜し、これに伴って医療検査用カセット310における他方の隣接する2つのカセット側面部322,324の全面を該トレイ上面部102の垂直方向に向かって露出させることができる。
本発明によれば、トレイ100の凹部104に医療検査用カセット310を収容した際に、トレイ上面部102の垂直方向の上方から、当該露出した他方の隣接する2つのカセット側面部322,324の全面への印刷が可能となる。例えば、図5の(a)に示すように、印刷装置として非可動式の印刷ヘッドを備えるレーザープリンタを用いる場合、印刷装置の印刷ヘッド400からのレーザー光LBを、当該露出した他方の隣接する2つのカセット側面部322,324の全面に同一方向から照射して印刷を行うことができる。あるいは、図5の(b)に示すように、印刷装置として可動式の印刷ヘッドを備えるレーザープリンタを用いる場合、印刷装置の印刷ヘッド400’がワークスペース内を水平方向に任意に移動することにより、印刷ヘッド400’からのレーザー光LBを、医療検査用カセット310の2つのカセット側面部322,324に同一方向から照射して印刷を行うことができる。なお、本発明によれば、このような同一方向からの2つのカセット側面部322,324への印刷は、上記レーザープリンタだけでなく、インクジェットプリンタのような印刷装置を用いる場合にも可能である。
図6は、本発明のトレイ100に医療検査用カセット310を収容した状態を説明するための斜視図である。
図6に示すように、医療検査用カセット310は、上記のような印刷装置を用いて2つのカセット側面部322,324への同一方向からの印刷を可能とするために、トレイ100の凹部104内に同様の方向を指向するように配置される。
本発明のトレイは、合成樹脂、金属などの比較的硬質な材料で構成されている。合成樹脂としては、例えば、POM樹脂(ポリアセタール樹脂)、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂)、AAS樹脂(アクリロニトリル・アクリルゴム・スチレン樹脂)、AES樹脂(アクリロニトリル・エチレンプロピレンゴム・スチレン樹脂)、AS樹脂(アクリロニトリル・スチレン樹脂)、PS樹脂(ポリスチレン樹脂)、PMMA樹脂(ポリメチルメタクリレート樹脂)、PVC樹脂(ポリ塩化ビニリデン樹脂)、MS樹脂(メチルメタクリレート・スチレン樹脂)、PP樹脂(ポリプロピレン樹脂)、PE樹脂(ポリエチレン樹脂)、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート樹脂)およびPC樹脂(ポリカーボネート樹脂)、ならびにポリ乳酸樹脂、ポリブチレンサクシネート、ポリアミド11、ポリヒドロキシ酪酸等の生分解性プラスチックやバイオマスプラスチックの1つまたはそれらの組み合わせが挙げられる。金属としては、例えば、アルミニウム、ステンレススチール、銅板、ナイチロールなどが挙げられる。
本発明においては、上記トレイを用いて医療検査用カセットに検査情報を、例えば以下のようにして印刷することができる。
まず、本発明のトレイの凹部に、医療検査用カセットの一方の隣接する2つのカセット側面部が挿入される。これにより、医療検査用カセットが凹部内に係合される。
ここで、トレイに複数の医療検査用カセットを収容する場合は、当該医療検査用カセットは同一種類のものを用いることが好ましい。形態や材質の異なる複数種類の医療検査用カセットを用いると、印刷装置による印刷が均一に行うことが困難となる場合があるからである。また、各凹部には医療検査用カセットを同一の方向から挿入して、トレイ上面部より上方に表れる他方の隣接する2つのカセット側面部が、例えば、図6に示すように同じ面のカセット側面部322,324であることが好ましい。各凹部に挿入される医療検査用カセットの方向が揃えられていない場合、医療検査用カセットにおけるカセット側面部への印刷箇所を一致させることができないため、検査員による視認性を低下されることがあるからである。
次いで、トレイのトレイ上面部に対して垂直な方向から(例えば、レーザー光を照射するか、または液状インクを噴霧することにより)、医療検査用カセットのトレイ上面部の上方に表れている他方の隣接する2つのカセット側面部に検査情報が印刷される。
印刷される検査情報としては、例えば、被検体または患者のID番号;診療科名;担当医師名;病院または施設の情報(例えば、名称、住所、電話番号);検体の名称;処理方法(例えば、使用する薬液の種類);試料ID番号;等の情報の他、これらの情報を含むバーコードのような一次元コード、QRコードのような二次元コード、ならびにそれらの組み合わせが挙げられる。
上記印刷に用いられ得る印刷装置としては、公知のレーザープリンターおよびインクジェットプリンタが挙げられる。
このようにして、医療検査用カセットの2つのカセット側面部に所望の検査情報を印刷することができる。
本発明の印刷方法によれば、4つのカセット側面部を有する矩形の医療検査用カセットに対し、1回の印刷操作で隣接する2つのカセット側面部に印刷装置による印刷を行うことができる。
さらに、本発明においては、残りの隣接する2つのカセット側面部(またはそのうちの1つのカセット側面部)に追加の印刷を行うこともできる。その場合、最初の印刷を終えた後に、トレイ上の医療検査用カセットの向きを変更して配置する(すなわち、印刷された当該他方の隣接する2つのカセット側面部をトレイの凹部に挿入し、(印刷がなされていない)一方の隣接する2つのカセット側面部がトレイ上面部の上方に表れるように配置する)ことにより、上記と同様にしてレーザープリンタ、インクジェットプリンタなどの印刷装置による同一方向からの印刷が可能である。
本発明によれば、医療検査用細胞容器を構成する医療検査用カセットの複数のカセット側面部への印刷を短時間かつより少ない作業で行うことができる。これにより、病理検査等の検査における検体の取り違えや処理手順の誤りのリスクが低減するとともに、検査作業における煩雑さが解消される。
100 トレイ
102 トレイ上面部
104 凹部
106 側壁
108 支持部
110 係合部
112,114 傾斜部
116 開口部
300 医療検査用細胞容器
310 医療検査用カセット
312,352 透孔
322,324,328,330 カセット側面部
326 上縁部
338,340 検査情報
350 蓋体
400,400’ ヘッド

Claims (6)

  1. カセット底部と4つカセット側面部とを備える矩形の医療検査用カセットを収容するためのトレイであって、
    トレイ上面部と、
    該トレイ上面部に設けられた複数の凹部であって、
    一方の隣接する2つのカセット側面部の少なくとも一部を受容しかつ該一方の隣接する2つのカセット側面部と略平行に配置された2つの傾斜部、ならびに
    該カセット底部の外表面と該トレイ上面部を構成する平面とが鋭角を形成するように該トレイ上面部に対して傾斜する係合部を備える、凹部と
    を備える、トレイ。
  2. 前記凹部に前記医療検査用カセットを収容した際に、該医療検査用カセットにおける他方の隣接する2つのカセット側面部の全面が該トレイ上面部の垂直方向に向かって露出している、請求項1に記載のトレイ。
  3. 前記2つの傾斜部のそれぞれと前記トレイ上面部とが交差して形成される劣角の少なくとも一方が20°~80°である、請求項1または2に記載のトレイ。
  4. 前記2つの傾斜部のそれぞれと前記トレイ上面部とが交差して形成される劣角の両方が25°~65°である、請求項1または2に記載のトレイ。
  5. 前記カセット底部の前記外表面と前記トレイ上面部を構成する前記平面とが形成する前記鋭角が20°~80°である、請求項1~4のいずれかに記載のトレイ。
  6. 医療検査用カセットに検査情報を印刷するための方法であって、
    請求項2に記載のトレイの凹部に、該医療検査用カセットの一方の隣接する2つのカセット側面部を挿入して、該医療検査用カセットを係合する工程、および
    該トレイのトレイ上面部に対して垂直な方向から該医療検査用カセットの前記他方の隣接する2つのカセット側面部に該検査情報を印刷する工程、
    を含む、方法。
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