JP7163750B2 - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態に係る定着装置、及び画像形成装置の一例を図1~図15に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
図12に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、上下方向(矢印H方向)の下方側から上方側へ向けて、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20とが、この順で備えられている。
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、収容部材26に積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
搬送部16には、予め定められた搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール32が備えられている。
画像形成部20には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kが備えられている。なお、以後の説明では、Y,M,C,Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y,M,C,Kを省略して記載することがある。
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
次に、定着装置50について説明する。
定着装置50は、装置本体10aに着脱可能とされており、図1に示されるように、加圧ロール52と、加圧ロール52と装置幅方向で対向している加熱部60とを備えている。さらに、定着装置50は、加圧ロール52を回転させるモータ58(図10参照)と、加圧ロール52を移動させる移動部86(図10参照)と、各部を制御する制御部102(図10参照)とを備えている。
加圧ロール52は、図1に示されるように、装置奥行方向に延びている金属製の軸部54と、軸部54が挿入されている円筒状の弾性層56と、弾性層56を被覆する図示せぬ離型層とを有している。加圧ロール52は、加圧部の一例である。
加熱部60は、図1に示されるように、装置奥行方向に延びている円筒状の無端ベルト62と、無端ベルト62を加熱するために発熱する発熱板64と、発熱板64の熱を装置奥行方向(無端ベルト62の軸方向)に伝える伝熱部材92とを備えている。さらに、加熱部60は、伝熱部材92を発熱板64に向けて付勢する圧縮コイルスプリング84(以下「スプリング84」)と、発熱板64を保持している保持部材90と、保持部材90を支持しているフレーム80とを備えている。また、加熱部60は、発熱板64の温度を検知する検知部材82(図2参照)を備えている。
無端ベルト62は、図1に示されるように、外周面で加圧ロール52と接触している。このように、無端ベルト62と加圧ロール52とが接触することで、搬送されるシート部材Pを挟むニップNFが形成されている。無端ベルト62は、例えば、外周面にフッ素コートが施されたポリイミド樹脂で形成されており、無端ベルト62の厚さは、100〔μm〕とされている。
保持部材90は、図1、図4に示されるように、無端ベルト62の内部に配置されている。この保持部材90は、例えば、LCP(液晶ポリマー)等の樹脂材料で形成されており、装置奥行方向に延びている。そして、保持部材90の長手方向に直交する断面は、加圧ロール52側とは反対側が開口したU字状とされている。この保持部材90の熱伝導率は、0.56〔W/mK〕とされている。
フレーム80は、図1、図4に示されるように、無端ベルト62の内部で、保持部材90を挟んで加圧ロール52の反対側に配置されている。このフレーム80は、板金を折り曲げて形成されており、装置奥行方向に延びている。そして、フレーム80の長手方向に直交する断面は、保持部材90側が開口したU字状とされている。
発熱板64は、図1、図4に示されるように、無端ベルト62を挟んで加圧ロール52の反対側に配置されており、無端ベルト62の内周面と表面で接触している。この発熱板64は、板面が装置幅方向を向く板状の部材で、無端ベルト62の装置奥行方向の一端側から他端側まで延びている。発熱板64の厚さは、一例として、0.7〔mm〕とされている。
伝熱部材92は、図1、図4に示されるように、発熱板64において無端ベルト62の回転方向の下流側の部分の裏面に接触しており、装置奥行方向に延びている。そして、伝熱部材92の装置奥行方向の両端部分は、発熱板64の両端部分から装置奥行方向に突出している。さらに、伝熱部材92の長手方向に対して交差した方向の伝熱部材92の断面は、板厚方向に延びる矩形状とされている。なお、伝熱部材92は伝熱部の一例である。
検知部材82は、装置奥行方向に間隔を空けて複数設けられており、図2に示されるように、保持部材90に形成された貫通孔90cに一部が配置されている。そして、検知部材82は、発熱板64の裏面においてシート搬送方向(図中上下方向)の上流側の部分に接触している。具体的には、検知部材82は、シート搬送方向において 抵抗発熱部76a、76b(図5参照)が形成されている部分の発熱板64の裏面に接触している。
スプリング84は、図1、図4に示されるように、伝熱部材92を挟んで発熱板64の反対側で、板厚方向に延びている。そして、スプリング84は、フレーム80と伝熱部材92との間に挟まれて配置されている。さらに、スプリング84は、図7に示されるように、装置奥行方向に間隔を空けて複数設けられている。
移動部86は、図11に示されるように、加圧ロール52の装置奥行方向の両側に配置されており、既知の機械要素を組み合わせて構成されている。
次に、定着装置50の作用について、比較形態に係る定着装置550と比較しつつ説明する。先ず、比較形態に係る定着装置550の構成について、定着装置50と異なる部分を主に説明する。
定着装置550は、定着装置50に対して伝熱部材の構成が異なる。定着装置550の伝熱部材592は、図13に示されるように、伝熱促進部610と、伝達遅延部140とを有している。伝熱促進部610は、銅によって直方体状に一体的に形成されている。
定着装置50、550が稼動する前の状態では、電極72a、72b、72c(図5参照)への電圧の印加は停止されており、さらに、加圧ロール52は、図3、図14に示されるように、第二の位置に配置され、加圧ロール52の回転は、停止している。
以上説明したように、定着装置50では、板材112が板厚方向に重ねられた伝熱促進部110を用いることで、定着装置550を用いる場合と比して、伝熱促進部110は発熱板64の変形に追従する。具体的には、定着装置50では、定着装置550を用いる場合と比して、シート部材Pを挟むときに、伝熱部材92と発熱板64との接触圧が弱まるのが抑制される。なお、伝熱部材92と発熱板64との接触圧が弱まることや、伝熱部材92が発熱板64から離間することについては、圧電素子等を用いて検出することができる。
本発明の第2実施形態に係る定着装置、及び画像形成装置の一例を図16に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。第2実施形態に係る定着装置250においては、伝熱促進部310を構成する板材312の切れ目316のみ異なる。
18 画像形成ユニット(形成部の一例)
50 定着装置
52 加圧ロール(加圧部の一例)
62 無端ベルト
64 発熱板
76a 抵抗発熱部(発熱部の一例)
76b 抵抗発熱部(発熱部の一例)
92 伝熱部材(伝熱部の一例)
112 板材
114a 縁部
114b 縁部
116a 切れ目(第一切れ目の一例)
116b 切れ目(第二切れ目の一例)
120 高粘度グリス(伝熱材の一例)
140 伝達遅延部
150 拘束バンド(拘束部の一例)
250 定着装置
310 伝熱促進部
312 板材
314a 縁部
314b 縁部
316 切れ目
Claims (11)
- 周方向に回転し、搬送される記録媒体と外周面で接触する無端状の無端ベルトと、
前記無端ベルトの内周面と表面で接触し、前記無端ベルトの軸方向に延びており、発熱部が形成されている発熱板と、
前記無端ベルトを挟んで前記発熱板の反対側に配置され、搬送される記録媒体を前記無端ベルトとの間に挟んで加圧する加圧部と、
前記発熱板の裏面に接触し、前記発熱板の板厚方向に重ねられている複数の板材を有し、前記発熱部で生じる熱を前記軸方向に伝える伝熱部と、
を備える定着装置。 - 前記伝熱部は、重ねられた一方の前記板材と他方の前記板材との間に、一方の前記板材と他方の前記板材との間で熱を伝達させる伝達材を備えている請求項1に記載の定着装置。
- 前記伝達材は、油である請求項2に記載の定着装置。
- 前記板材は、前記板厚方向から見て、前記軸方向に延びている矩形状とされ、前記板材には、前記軸方向に対して交差する交差方向に延びている複数の切れ目が形成されている請求項1~3の何れか1項に記載の定着装置。
- 前記板材において前記軸方向の外側の部分に形成されている前記切れ目の数は、前記軸方向の中央側の部分に形成されている前記切れ目の数と比して多い請求項4に記載の定着装置。
- 前記板材は、前記軸方向に延びている一対の縁部を有し、
前記切れ目は、一方の前記縁部から延びている第一切れ目と、他方の前記縁部から延びている第二切れ目とに分けられ、前記第一切れ目と前記第二切れ目とは、前記軸方向に対して千鳥状に形成されており、
前記板材は、表裏を逆にして交互に重ねられている請求項4又は5に記載の定着装置。 - 前記板材は、前記軸方向に延びている一対の縁部を有し、
前記板厚方向から見て、前記切れ目は、一方の前記縁部からのみ延びており、
前記板材は、表裏を逆にすることなく重ねられている請求項4又は5に記載の定着装置。 - 前記伝熱部は、前記板厚方向に重ねられている複数の板材と、前記発熱板との間に配置されているシート状で、熱伝導率が前記板材の熱伝導率と比して低く、前記発熱部から前記板材への熱の伝達を遅らせる伝達遅延部とを有している請求項1~7の何れか1項に記載の定着装置。
- 複数の前記板材を拘束する拘束部を備えている請求項1~8の何れか1項に記載の定着装置。
- 前記軸方向において、前記拘束部は、前記発熱板の前記発熱部とは異なる位置に配置されている請求項9に記載の定着装置。
- 記録媒体に画像を形成する形成部と、
記録媒体に形成された画像を記録媒体に定着する請求項1~10の何れか1項に記載された定着装置と、
を備える画像形成装置。
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