JP7163727B2 - 住宅 - Google Patents

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Description

本発明は、内部に車庫が設けられた住宅に関するものであり、特に、車庫の屋外に面する壁部に点検が必要な機器の収容部が設けられた住宅に関するものである。
下記特許文献1には、電気メーター、給湯器およびガスメーターの配置を工夫することで、住宅の美観を向上させることができる壁面構造が開示されている。この壁面構造では、壁面の適宜位置に、開閉可能な扉が設けられた収納ボックスが埋め込まれており、その収納ボックス内に、電気メーター、給湯器およびガスメーターが一括して収納されている。
実開平7-10214号公報
しかしながら、従来の場合、住宅のどの壁面に収納ボックスが取り付けられるかについて、考慮されていない。従って、台所などの居住空間の壁面に収納ボックスが埋め込まれた場合、給湯器からの排熱により、居住空間内の環境が悪化するおそれがある。そこで、これを防止するために、収納ボックスに給湯器からの排熱が伝わらない材質の遮熱部材を設けることが考えられるが、その場合、遮熱部材にコストがかかってしまう。また、収納ボックスを遮熱部材から形成することが考えられるが、その場合、収納ボックスの製造にかかるコストが高くなる。
収納ボックス内に収納される電気メーター、給湯器およびガスメーターは、保守や点検などのメンテナンスが必要である。従来の場合、電気メーターなどの機器が収納ボックス内に収納されているので、居住者が不在であっても、機器のメンテナンスを行って、機器の維持管理を行うことができる。また、屋外から機器のメンテナンスを行って、機器の更新を行うことができる。ところが、従来の場合、収納ボックスに扉が設けられているだけなので、メンテナンス業者だけでなく、誰でもがいつでも扉を開けることができ、防犯上好ましくない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、住宅の壁内に設けられた機器からの排熱が居住空間内の環境に悪影響を与えることがなく、その機器の維持管理および更新を容易に行うことができ、機器の収容箇所の防犯性を向上することができる住宅を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る住宅は、内部に車庫が設けられた住宅であって、前記車庫の屋外に面する壁部には、屋外方向へ屋外側開口部が開口する中空部が形成され、前記屋外側開口部には、扉が開閉可能に設けられており、前記扉を施錠または解錠する電子錠は、制御手段によって、予め設定された時間のみ解錠可能に制御され、前記中空部は、屋内方向へ屋内側開口部が開口しており、前記屋内側開口部には、前記中空部と前記車庫とを連通するガラリが設けられる扉が開閉可能に設けられることを特徴とする。
また、本発明に係る住宅は、前記屋外に面する壁部には、前記中空部に隣接して、前記車庫の車の出入口とは別の出入口が設けられ、前記車庫と居住空間との間の壁部には、前記車庫と前記居住空間との間を行き来可能とする出入口が設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る住宅は、前記住宅の敷地には、前記別の出入口を介して前記車庫と前記住宅の敷地に面する道路とを行き来可能とする通路が設けられていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る住宅は、前記制御手段は、前記屋外側開口部を開閉する扉の前記電子錠と前記車庫の車の出入口を開閉する扉を施錠または解錠する電子錠との内、一方を解錠した際に他方を連動して解錠するように制御することを特徴とする。
本発明に係る住宅によれば、内部に設けられた車庫の屋外に面する壁部には、屋外方向へ屋外側開口部が開口する中空部が形成され、その屋外側開口部には開閉可能な扉が設けられている。従って、中空部に機器を収納した場合、機器からの排熱が車庫に放出される。すなわち、屋外に近い環境の空間に排熱することができるので、住宅の居住空間に悪影響を与えることがない。また、中空部の扉を施錠または解錠する電子錠が設定された時間のみ解錠できるよう制御されるので、機器の維持管理および更新を容易に行うことができ、防犯性に優れている。さらに、車庫の屋外に面する壁部に形成される中空部の屋内側開口部に、開閉可能な扉が設けられている。従って、車庫側から中空部内の機器のメンテナンスを行うことができる。
また、本発明に係る住宅によれば、内部に設けられる車庫の屋外に面する壁部に、機器が収納される中空部に隣接して、車庫の出入口とは別の出入口が設けられると共に、車庫と居住空間との間の壁部に出入口が設けられる。従って、車庫と居住空間との間の出入口および前記別の出入口を介して、住宅内から機器が収容された中空部の屋外側へ容易に行くことができるので、居住者による機器のメンテナンス時の移動を楽に行うことができる。
また、本発明に係る住宅によれば、前記別の出入口を介して、車庫と敷地に面する道路との間を行き来可能とする通路が設けられている。従って、居住者が住宅内と道路との間を行き来する際に用いられる通路と、業者が道路と機器を収容した中空部の屋外側との間を行き来する際に用いられる通路とを共通化することができる。
さらに、本発明に係る住宅によれば、機器が収容される中空部の屋外側開口部の扉の電子錠と車庫の車の出入口を開閉する扉の電子錠とを連動して解除できるので、業者の車を車庫に駐車することができる。
本発明の一実施例の住宅の一階の構成を示す間取り図であり、一部を省略して示している。 図1の住宅の要部の概略斜視図であり、屋外側から見た状態を示している。 図1の住宅の要部の概略斜視図であり、屋内側から見た状態を示している。 図1の住宅の要部の概略拡大横断面図である。 図1の住宅に用いられる電子錠のシステムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の住宅の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1から図4は、本発明の住宅の一実施例を示す概略図であり、図1は一階の構成の一部を省略して示す間取り図、図2は要部の屋外側から見た状態を示す概略斜視図、図3は要部の屋内側から見た状態を示す概略斜視図、図4は図1の要部の概略拡大横断面図である。本実施例の住宅1は、内部に車庫2が設けられた住宅であって、いわゆるビルトインガレージを有している。ここでは、住宅1は、二階建てとされるが、これに限定されるものではなく、平屋であってもよいし、三階建て以上であってもよい。住宅1の一階は、奥行方向手前側に配置される車庫2と、奥行方向奥側に配置される居住空間3とを備える。
車庫2は、上面視略四角形状に形成されており、車が駐車されるスペースである駐車空間4と、駐車空間4と独立して配置される二つの空間である第一空間5および第二空間6とを有している。駐車空間4は、奥行方向を長手方向とする上面視略長方形状に形成されており、手前側に車の出入口7が開口している。車の出入口7には、開閉可能な扉8が設けられており、この扉8は、電子錠9(図5)により施錠または解錠可能とされる。第一空間5は、上面視略四角形状に形成されており、駐車空間4の奥行方向手前側において、駐車空間4の間口方向一方側に隣接して配置される。第二空間6は、上面視略四角形状に形成されており、駐車空間4の奥行方向奥側において、駐車空間4の間口方向一方側に隣接して配置される。
ここで、第一空間5と第二空間6とは、奥行方向へ沿って隣接して配置される。この際、第一空間5は、住宅1の奥行方向手前側の壁部10、および住宅1の間口方向一方側の壁部11が屋外に面している。両壁部10,11にはそれぞれ、窓12,13が設けられる。第二空間6は、住宅1の間口方向一方側の壁部14が屋外に面している。
駐車空間4と第二空間6との間の壁部15には、互いに行き来可能とする出入口16が設けられており、この出入口16には開閉可能な扉17が設けられる。第一空間5と第二空間6との間の壁部18には、互いに行き来可能とする出入口19が設けられており、この出入口19には開閉可能な扉20が設けられる。また、第二空間6の壁部14には、第二空間6の内外を連通する出入口21が設けられており、この出入口21には開閉可能な扉22が設けられる。図示例では、第二空間6の扉22は、引違い扉とされる。
居住空間3は、上面視略矩形状に形成されており、車庫2の奥側に隣接して配置される。この際、居住空間3は、住宅1の間口方向一方側の壁部23が屋外に面している。図1に示されるように、居住空間3の壁部23、第二空間6の壁部14および第一空間5の壁部11は、連続して形成されている。また、居住空間3は、住宅1の奥行方向奥側の壁部24が屋外に面しており、この壁部24には窓25が設けられる。居住空間3と車庫2との間の壁部には、互いに行き来可能とする出入口26が設けられている。本実施例では、居住空間3と第二空間6との間の壁部27には、互いに行き来可能とする出入口26が設けられており、この出入口26には開閉可能な扉28が設けられる。なお、各扉17,20,22,28は、鍵付きの扉とされる。
本実施例では、第一空間5は、特に限定されるわけではないが、たとえば、趣味のための空間とされる。典型的には、第一空間5は、何か物を作ったりするための作業空間とされる。第二空間6は、駐車空間4、第一空間5または居住空間3から屋外へ出る際に通ったり、屋外から駐車空間4、第一空間5または居住空間3へ入る際に通ったり、または各空間3,4,5を互いに行き来する際に通る通路とされる。居住空間3は、住宅1の間口方向一方側に配置される家事室29と、住宅1の間口方向他方側に配置される台所30とを有している。家事室29と台所30とは、隣接して配置されており、互いに行き来可能とされている。ここで、家事室29は、家事を行うための空間とされ、家事をする際に用いられる道具を収納することができる収納部31を有している。
なお、図示では省略されているが、前述した車庫2および居住空間3には、間口方向他方側に隣接して、玄関や他の居住空間などが配置される。このような構成の住宅1の一階の上部には、住宅1の二階が重ね合わされて配置される。これにより、車庫2の上部は、住宅1の二階に覆われる。すなわち、住宅1の一階には、内部に車庫2が設けられることになる。
図1に示されるように、住宅1の敷地には、車庫2の車の出入口7とは別の出入口21を介して、車庫2と住宅1の敷地に面する道路32とを行き来可能とする通路33が設けられている。本実施例では、第二空間6の壁部14に形成された出入口21を介して、車庫2の第二空間6と道路32とを行き来可能とする通路33が設けられている。この通路33は、人が通るための通路であり、勝手口である出入口21と道路32との間に設けられるものである。また、住宅1の敷地には、車庫2の駐車空間4と道路32との間に、車の出入口7を介して互いに行き来可能とする通路34が設けられている。この通路34は、駐車空間4の奥行長さと略同一の奥行長さを有しており、車を奥行方向へ沿って停めることができる。
本実施例の住宅1では、車庫2の屋外に面する壁部には、屋外方向へ屋外側開口部35が開口すると共に、屋内方向へ屋内側開口部36が開口する中空部37が形成されている。図示例では、車庫2の第二空間6の屋外に面する壁部14の下端部に、屋外側または屋内側から見て略四角形状の中空部37が形成されている。すなわち、第二空間6の屋外に面する壁部14には、内外を連通する貫通穴が形成されている。なお、本実施例では、中空部37は、上下長さが約1mで、横方向の長さが約1mに形成されている。
前述したように、中空部37および勝手口である出入口21は、第二空間6の屋外に面する壁部14に設けられている。この際、第二空間6の屋外に面する壁部14には、中空部37に隣接して出入口21が設けられている。従って、通路33を通って中空部37の屋外側に人が行くことができる。
図4に示されるように、第二空間6の屋外に面する壁部14に形成される中空部37は、壁部14の隣接する柱材38とその柱材38,38間に架け渡される横材とで区画される枠内に形成される。この際、柱材38の屋外側に配置される外壁材39に開口して屋外側開口部35が形成される一方、柱材38の屋内側に配置される内壁材40に開口して屋内側開口部36が形成され、さらに壁内の断熱材などの内部構成材が取り除かれることで、壁部14に中空部37が形成される。
壁部14に形成された中空部37内には、略矩形ボックス状の箱体41が設けられる。この箱体41は、軸方向両端部が開口した筒状の箱本体42と、箱本体42の軸方向一端側の開口を開閉する第一蓋体43と、箱本体42の軸方向他端側の開口を開閉する第二蓋体44とを有している。箱本体42は、略四角形の角筒状に形成されており、中空部37内に配置された状態において、柱材38および横材に釘などで固定される。この際、箱本体42は、軸方向が壁部14の屋内外方向へ沿うようにして、中空部37内に配置される。第一蓋体43は、略四角形の板状に形成されており、箱本体42の軸方向一端部にヒンジで開閉可能に設けられている。第二蓋体44は、略四角形の板状に形成されており、箱本体42の軸方向他端部にヒンジで開閉可能に設けられている。
従って、中空部37の屋外側開口部35は、第一蓋体43によって開閉可能とされ、中空部37の屋内側開口部36は、第二蓋体44によって開閉可能とされている。すなわち、第一蓋体43が中空部37の屋外側開口部35を開閉する扉とされる一方、第二蓋体44が中空部37の屋内側開口部36を開閉する扉とされる。このようにして、中空部37の屋外側開口部35および屋内側開口部36にはそれぞれ、扉43,44が開閉可能に設けられている。屋外側開口部35に設けられる扉43は、電子錠45(図5)により施錠および解錠可能とされる。
中空部37の屋外側開口部35を開閉する扉43の屋外側の面には、壁部14の外壁材39と同一の柄が施されている。たとえば、扉43の屋外側の面には、外壁材39を模して形成された板材46が設けられる。また、中空部37の屋内側開口部36を開閉する扉44の下端部には、図3に示されるように、中空部37内と第二空間6とを連通するガラリ47が設けられる。
中空部37内に設けられる箱体41内部には、保守および点検が必要とされる機器48が収納される。たとえば、機器48は、給湯器、ガスメータ、水道メータおよび電気メータなどとされる。また、保守および点検が必要な機器48としては、通常は屋内に設置される機器であってもよく、たとえば、サーバが挙げられる。なお、中空部37内には、これらの機器48の内、排熱がある機器が収納されるのが好ましい。
ところで、図3に示されるように、本実施例では、車庫2の屋外に面する壁部である第二空間6の壁部14には、中空部37よりも上側において、屋内側の面に屋外方向へ凹んで凹部49が形成されている。凹部49は、屋内側から見て略四角形状とされ、壁部14の上端部を残して形成されている。凹部49の下端部には、情報端末の充電器などの物を置くことができる板材50が板面を上下に向けた状態で設けられる。壁部14の凹部49が形成された箇所の壁面には、車の鍵などの物を引っ掛けることができるフック51が複数設けられる。凹部49の上端部には、照明52が設けられる。壁部14内には、凹部49よりも上側において、台所30から延出したダクト管が配設される。具体的には、ダクト管は、前述したようにして残された壁部14内に配設される。ダクト管の一端部は、残された壁部14の屋外側に形成された排気穴に接続される。
次に、中空部37の屋外側開口部35を開閉する扉43を施錠または解錠する電子錠45、および車庫2の車の出入口7を開閉する扉8を施錠または解錠する電子錠9の解錠操作について説明する。図5は、本実施例の住宅に用いられる電子錠のシステムの構成を示すブロック図である。この図に示されるように、本実施例のシステムは、前述した二つの電子錠9,45と、二つの電子錠9,45を解錠するための認証情報を読み取る読取手段53と、二つの電子錠9,45を制御する制御手段54とを備える。
本実施例では、認証情報として、QRコード(登録商標)が用いられる。QRコードは、予め、公知の方法で、解錠操作を行う者の情報端末などに画像として登録されている。なお、認証情報は、QRコードに限定されるものではなく、たとえば、ICチップが内蔵された非接触型のカードからの情報であってもよいし、テンキーを操作することで入力される暗証番号であってもよい。
読取手段53は、車庫2の屋外側に設けられており、外部からの認証情報の入力を受け付けることができる手段である。本実施例では、読取手段53は、認証情報としてQRコードが用いられているので、そのQRコードをカメラにより撮影するものとされる。
制御手段54は、記憶部55およびCPU56を備える。記憶部55は、認証情報との照合に用いられる照合情報が記憶されている。本実施例では、認証情報としてQRコードが用いられているので、記憶部55には、認証情報のQRコードと同一のQRコードが記憶されている。CPU56は、いわゆる中央演算処理装置であり、本実施例では、照合部57および錠制御部58,59を有している。照合部57は、読取手段53からの認証情報と記憶部55の照合情報とを照合するものである。錠制御部58は、照合部57での照合結果に基づき、車の出入口7の扉8の電子錠9を解錠することができる。一方、錠制御部59は、照合部57での照合結果に基づき、中空部37の屋外側開口部35の扉43の電子錠45を解錠することができる。
本実施例では、中空部37の屋外側開口部35を開閉する扉43の電子錠45は、制御手段54によって、予め設定された時間のみ解錠可能に制御される。これに加えて、制御手段54は、車庫2の車の出入口7を開閉する扉8の電子錠9を解錠した際に、中空部37の屋外側開口部35を開閉する扉43の電子錠45を連動して解錠するように制御する。従って、解錠処理は、以下のとおりである。
本実施例では、まず、解錠操作を行う者は、情報端末の画面に、その情報端末に記憶されたQRコードを表示し、QRコードが表示された画面を読取手段53にさらす。QRコードが読取手段53にさらされると、読取手段53のカメラによりQRコードが撮影され、撮影されたQRコードの画像が照合部57に送信される。照合部57では、撮影されたQRコードの画像と、記憶部55に記憶されているQRコードの画像とが一致するか否かが判断される。ここで、本実施例の場合、予め設定された時間のみ解錠可能とされているので、記憶部55には、QRコードが解錠可能時間と対応付けて記憶されている。一方、制御手段54は、それ自身が現在の時間を把握することができる。従って、QRコードの画像同士が一致するか否かが判断されると共に、現在の時間が解錠可能時間と一致するか否かが判断される。
双方が一致すると判断された場合には、錠制御部58に電子錠9を解錠するための信号が送信される。これにより、錠制御部58によって、車庫2の車の出入口7を開閉する扉8の電子錠9が解錠される。電子錠9が解錠されると、電子錠9から錠制御部58に電子錠9が解錠された信号が送信される。そして、もう一方の錠制御部59に、電子錠45を解錠するための信号が送信される。これにより、錠制御部59によって、中空部37の屋外側開口部35を開閉する扉43の電子錠45が解錠される。一方、画像同士および/または時間同士が一致しないと判断された場合には、電子錠9の解錠が行われず、それに伴う電子錠45の解錠も行われない。なお、中空部37側の電子錠45と車庫2側の電子錠9とは、それぞれ独立して施錠される。
本実施例の住宅1の場合、車庫2の第二空間6の屋外に面する壁部14に、機器48が収容される中空部37が形成されているので、機器48からの排熱を第二空間6に放出することができる。第二空間6は、主に通路として用いられる空間であるので、機器48からの排熱が放出されても、問題はない。また、本実施例の住宅1の場合、中空部37の屋外側開口部35を開閉する扉43の電子錠45は、予め設定された時間のみ解錠可能とされている。従って、設定された時間以外には解錠することができないので、防犯性をより向上することができる。その上、中空部37の扉43の電子錠45は、車庫2の車の出入口7の扉8の電子錠9に連動して解錠することができる。従って、機器48の点検を行う業者の車を車庫2に駐車することができると共に、機器48の点検時の手間を減らすことができる。
また、本実施例の住宅1の場合、第二空間6の屋外に面する壁部14に出入口21が設けられ、家事室29と第二空間6との間の壁部27に出入口26が設けられている。従って、居住者は、家事室29から第二空間6を通って屋外へ出ることができるので、中空部37内の機器48のメンテナンスを行う際に、容易に屋外へ出ることができる。また、本実施例の住宅1の場合、中空部37の屋内側開口部36を開閉する扉44を有しているので、機器48の屋内側からのメンテナンスを容易に行うことができる。
また、本実施例の住宅1の場合、第二空間6の屋外に面する壁部14に形成された出入口21と、敷地に面する道路32との間において、住宅1の敷地に通路33が設けられている。従って、業者がメンテナンス時に通る通路と、居住者が出入口21を通って道路32に出るための通路とを共通化することができ、敷地を有効活用することができる。また、本実施例の住宅1の場合、中空部37の屋外側開口部35を開閉する扉43には、屋外側の面に外壁を模した板材46が設けられる。従って、扉43を目立ちにくくすることができ、住宅1の外観を悪くすることがない。
また、本実施例の住宅1の場合、中空部37内には機器48が収納される。中空部37内に複数の機器48を収納することで、複数の機器48をまとめることができ、メンテナンス性を向上することができる。また、本実施例の住宅1の場合、中空部37内にサーバなどの屋内に設置される機器48を収納することができる。通常、屋内に設置される機器48のメンテナンス時には、居住者の業者への対応が必要であるので、居住者の外出が制限される。また、業者に住まいに入ってもらうことになるので、防犯性を担保しにくい。しかしながら、本実施例では、屋内に設置される機器48を屋外側からメンテナンスすることができるので、そのような不都合が生じることがない。さらに、本実施例の住宅1の場合、中空部37内に屋内に設置される機器48を収納することができるので、機器48の屋内への露出をなくすことができ、屋内空間の有効活用、および屋内空間のインテリア性の向上を図ることができる。
本発明の住宅は、前記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。たとえば、前記実施例では、車庫2の車の出入口7を開閉する扉8の電子錠5の解錠に連動して、中空部37の屋外側開口部35を開閉する扉43の電子錠45が解錠されたが、これとは逆に、中空部37側の電子錠45の解錠に連動して、車庫2側の電子錠9を解錠するように制御してもよい。この場合、読取手段53は、第二空間6の屋外側に設置される。すなわち、制御手段54は、中空部37の屋外側開口部35を開閉する扉43の電子錠45と車庫2の車の出入口7を開閉する扉8の電子錠9の内、一方を解錠した際に他方を連動して解錠するように制御すればよい。また、前記実施例では、中空部37側の電子錠45と車庫2側の電子錠9とが連動して解錠されたが、それぞれ独立して解錠する構成であってもよい。この場合、読取手段53は、第二空間6の屋外側に設置される。
さらに、前記実施例では、車庫2の奥側に居住空間3が配置される構成とされたが、これに限定されるものではなく、内部に車庫2が設けられる住宅であればよい。たとえば、車庫2の間口方向他方側に居住空間3が配置されてもよい。この場合、車庫2は、車の駐車空間4と、駐車空間4の奥側に配置される第二空間6とを有している。車庫2と屋外とは、第二空間6を介して行き来することができ、居住空間3と屋外とは、第二空間6を介して行き来することができる。車庫2と居住空間3とは、第二空間6を介して行き来することができる。
本発明の住宅は、内部に設けられた車庫の屋外に面する壁部内に機器を収納する際に好適に適用される。
1 住宅
2 車庫
3 居住空間
7 出入口
8 扉
9 電子錠
14 壁部
21 出入口
26 出入口
27 壁部
32 道路
33 通路
35 屋外側開口部
36 屋内側開口部
37 中空部
43 第一蓋体(扉)
44 第二蓋体(扉)
45 電子錠
54 制御手段

Claims (4)

  1. 内部に車庫が設けられた住宅であって、
    前記車庫の屋外に面する壁部には、屋外方向へ屋外側開口部が開口する中空部が形成され、
    前記屋外側開口部には、扉が開閉可能に設けられており、
    前記扉を施錠または解錠する電子錠は、制御手段によって、予め設定された時間のみ解錠可能に制御され、
    前記中空部は、屋内方向へ屋内側開口部が開口しており、
    前記屋内側開口部には、前記中空部と前記車庫とを連通するガラリが設けられる扉が開閉可能に設けられる
    ことを特徴とする住宅。
  2. 前記屋外に面する壁部には、前記中空部に隣接して、前記車庫の車の出入口とは別の出入口が設けられ、
    前記車庫と居住空間との間の壁部には、前記車庫と前記居住空間との間を行き来可能とする出入口が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の住宅。
  3. 前記住宅の敷地には、前記別の出入口を介して前記車庫と前記住宅の敷地に面する道路とを行き来可能とする通路が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の住宅。
  4. 前記制御手段は、前記屋外側開口部を開閉する扉の前記電子錠と前記車庫の車の出入口を開閉する扉を施錠または解錠する電子錠との内、一方を解錠した際に他方を連動して解錠するように制御する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の住宅。
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