JP7163445B2 - 製版方法、製版システム及び缶体 - Google Patents

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Description

本発明は、製版方法、製版システム及び缶体に関する。
多色印刷を行う印刷機に取り付けられる印刷版は、原稿画像を色毎に分けて網点化した画像データに応じて作製される(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、原稿画像を色毎に分けて網点化した画像データに対し、インキの滲みや印刷機の機械的ズレによりインキの混濁が発生しないよう画像収縮処理を行い、該収縮処理を行った画像データに基づいて色毎の印刷版を作製する、製版方法が記載されている。
特公平7-57543号公報
特許文献1に記載の技術では、網点化した画像データに対して画像収縮処理を行うため、下地の色が露出し易く、再現可能な色の領域である色域が制限され易いため、色再現性が低くなり易い。逆に、特許文献1に記載の技術では、色再現性を高く保つために画像収縮処理を行わないと、インキの混濁が発生し易くなる。また、特許文献1に記載の技術では、画像収縮処理を行わないと、印刷機の機械的ズレを調整し得るような高精度の見当合わせが必要となり得る。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、上述のような問題点を解決することを課題の一例とする。すなわち、本発明の課題の一例は、インキの混濁を抑制しつつ、見当合わせが容易であり、且つ、色再現性が高い印刷版を作製することである。また、本発明の課題の一例は、インキの混濁を抑制しつつ、見当合わせが容易であり、且つ、色再現性が高い手法で印刷された缶体を提供することである。
本発明の一態様は、少なくとも3色のプロセス色の網点の刷り重ねにより各画素の色を表現可能な印刷版を作製する製版方法であって、前記プロセス色の各色の網点面積率の合算値が100%以下である画素において、各色の網点が互いに重ならない位置に網点を形成し、前記プロセス色の各色の網点を刷り重ねる抜き合わせ方式に基づいて前記印刷版を作製する製版方法を提供する。
本発明によれば、インキの混濁を抑制しつつ、見当合わせが容易であり、且つ、色再現性が高い印刷版を作製することができる。また、本発明によれば、インキの混濁を抑制しつつ、見当合わせが容易であり、且つ、色再現性が高い手法で印刷された缶体を提供することができる。
本実施形態に係る製版システムの構成を示す図である。 抜き合わせ方式及び掛け合わせ方式を説明するための図である。 抜き合わせ方式の対象となる一方の色及び他方の色において形成される隙間及び食い込みを説明するための図である。 一方の色の網点面積率と他方の色の網点面積率との合算値と、隙間の寸法又は食い込みの寸法との関係を示す図である。 3色の抜き合わせ方式を説明するための図である。 3色の抜き合わせ方式を説明するための図である。 3色の抜き合わせ方式における網点の形状の他の例を説明するための図である。 図1に示された製版システムを用いて印刷版を作製する製版方法の流れを示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明される実施形態は、本発明のいくつかの例を示すものであって、本発明の内容を限定するものではない。また、実施形態で説明される構成及び動作の全てが本発明の構成及び動作として必須であるとは限らない。
[製版システムの構成]
図1は、本実施形態に係る製版システム1の構成を示す図である。図2は、抜き合わせ方式及び掛け合わせ方式を説明するための図である。
製版システム1は、版式の印刷機に取り付けられる印刷版を作製するシステムである。製版システム1は、DTP(Desktop Publishing)及びCTP(Computer To Plate)を採用したシステムである。製版システム1は、多色印刷用の印刷版を作製するシステムである。
製版システム1で作製される印刷版の被印刷物は、2ピース缶等の略円筒形状を有する缶体(缶の中間成形体を含む)、又は、平板の金属板である。また、製版システム1は、中間転写体(例えば、ブランケット)を介してインキを転写するオフセット印刷機、又は、中間転写体を使用しない非オフセット印刷機に取り付けられる印刷版を作製するシステムである。
図1には、2ピース缶等の略円筒形状を有する缶体を被印刷物とし、缶体の外周面に対して、中間転写体を介してインキを転写するオフセット印刷機30に取り付けられる印刷版を作製する製版システム1が例示されている。図1に示された製版システム1で作製される印刷版は、インキが乗る画線部が感光性樹脂層等にて形成された樹脂凸版であると好適である。図1に示された製版システム1は、レーザの熱で樹脂を昇華させ、彫刻しながら印刷版を作製するDLE(Direct Laser Engraving)方式、又は、レーザで樹脂版表面に画像を書き込み現像するLAMS(Laser Ablation Masking System)方式で、印刷版を作製するシステムであると好適である。また、図1に示された製版システム1で作製される印刷版は、インキが乗らない非画線部がシリコーン樹脂層等にて形成され、湿し水を使用しない水無し平版であってもよい。
製版システム1は、原稿画像データに各種画像処理を施して製版用の画像データを作成するデータ処理装置10と、製版用の画像データに応じて印刷版を作製する版作製装置20とを備える。
データ処理装置10は、ページ記述言語で表された原稿画像データに対し、レイアウト及び色調の補正等の編集を行う。そして、データ処理装置10は、プロセス色及び特色の色分解等を行う分版処理、並びに、各色の濃淡を網点の集合で表す網点化処理を行って、製版用の画像データを作成し、版作製装置20へ送信する。データ処理装置10は、プロセッサ及び記憶装置を含むと共に、データ処理装置10の機能を実装したプログラムを含んで構成される。
データ処理装置10は、分版処理を行う分版処理部11と、網点化処理の条件を設定する網点化条件設定部12と、網点化処理を行う網点化処理部13と、版作製装置20へのデータの送信処理を行う送信処理部14とを備える。
分版処理部11は、編集された原稿画像データを、プロセス色毎に色分解し、各色同士の重なり部分で無彩色を再現する部分にはUCR(under color removal)を施す。プロセス色は印刷に用いるインキ色を意味し、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4色や、更にレッド、グリーン及びブルーを加えた7色、更にホワイトWを加えた8色であってよい。分版処理部11は、原稿画像データの色分解により抽出された色毎の画像データである分版画像データを作成する。
網点化条件設定部12は、分版処理部11にて作成された分版画像データを網点化する際の条件である網点化条件を設定する。網点化条件は、各色の分版画像データ毎に設定される。網点化条件には、色毎の網点形状、網点面積率、スクリーン線数及びスクリーン角度の他、抜き合わせ方式に関する条件が含まれる。
製版システム1は、色分解により抽出された各色のインキを刷り重ねることによって、色分解により抽出された色以外の色を表現し得る印刷版を作製する。この際、製版システム1は、色分解により抽出された各色を抜き合わせ方式で刷り重ねることが可能な印刷版を作製することができる。
抜き合わせ方式は、刷り重ねる2つの色のうち、被印刷物の下地に近い側の一方の色に抜きの網点を形成し、この抜きの網点が形成された位置に、一方の色よりも被印刷物の下地から遠い側の他方の色の網点を刷り重ねる手法である。抜きの網点が形成される色は、被印刷物の下地から遠い側の色としてもよい。
次に2色を用いた抜き合わせ方式について説明する。3色を用いた抜き合わせ方式については、後述する。抜き合わせ方式で刷り重ねる2つの色は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4色をプロセス色とする場合には、シアン、マゼンタ及びイエローのうちから選択された2色であると好適である。或いは、抜き合わせ方式で刷り重ねる2つの色は、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、グリーン、ブルー及びブラックの7色をプロセス色とする場合には、シアン、マゼンタ及びイエローのうちから選択された1色と、レッド、グリーン及びブルーのうちから選択された1色との2色であると好適である。
図2(a)の例では、マゼンタMを一方の色とし、シアンCを他方の色として、マゼンタMとシアンCとを抜き合わせ方式により刷り重ねている。図2(a)では、一方の色であるマゼンタMにおいて、他方の色であるシアンCが乗る箇所には、抜きの網点が形成されている。言い換えると、他方の色のシアンCの網点は、一方の色のマゼンタMの抜きの網点が形成された部分に位置するように設定される。抜き合わせ方式では、他方の色のインキが一方の色のインキと極力接触せずに刷り重ねられる。
これに対して、従来の製版システムでは、図2(b)に例示されるように、色分解により抽出された色以外の色を表現する際、色分解により抽出された各色を掛け合わせ方式で刷り重ねる印刷版を作製することが多い。掛け合わせ方式は、刷り重ねる2つの色の何れにも抜きの網点を形成せずに刷り重ねる手法である。掛け合わせ方式では、刷り重ねる2つの色のうちの一方の色の網点に、他方の色の網点の少なくとも一部が乗るため、一方の色のインキと他方の色のインキとが接触して刷り重ねられる。
網点化条件設定部12は、網点化条件の1つである抜き合わせ方式に関する条件として、抜き合わせ方式の対象となる2つの色である一方の色及び他方の色のそれぞれの分版画像データを指定する。そして、網点化条件設定部12は、指定された分版画像データの画素毎に、一方の色及び他方の色の網点面積率を設定する。抜き合わせ方式の対象となる一方の色及び他方の色のそれぞれの網点面積率の詳細な設定内容については、用いて後述する。
網点化処理部13は、網点化条件設定部12にて設定された網点化条件に応じて、分版処理部11にて作成された分版画像データを網点化する。網点化された画像データは、例えば、1bitTIFF(Tagged Image File Format)等の2値データである。この網点化された画像データは、版作製装置20が印刷版を作製する際に製版用の画像データとして使用される。網点化処理部13は、ソフトウェアRIP(Raster Image Processor)等により構成されてよい。
網点化処理部13は、抜き合わせ方式の対象となる2つの色である一方の色及び他方の色のそれぞれの分版画像データを網点化する際、一方の色と他方の色とは異なる条件で網点化する。具体的には、網点化処理部13は、一方の色の分版画像データを網点化する際、一方の色の分版画像データにおいて、一方の色の濃淡を反転させた反転画像データを一旦作成し、作成された反転画像データをネガ条件で網点化する。ネガ条件は、色の濃度が低い画素ほど網点面積率を高くする条件である。これに対し、網点化処理部13は、他方の色の分版画像データを網点化する際、他方の色の分版画像データをそのままポジ条件で網点化する。ポジ条件は、色の濃度が高い画素ほど網点面積率を高くする条件である。
送信処理部14は、網点化処理部13にて網点化された画像データを、製版用の画像データとして版作製装置20へ送信する処理を行う。
版作製装置20は、データ処理装置10の送信処理部14から送信された画像データ、すなわち、色毎に網点化された画像データに応じて、色毎の印刷版を作製する。版作製装置20は、上述のDLE方式又はLAMS方式で印刷版を作製する装置であると好適である。版作製装置20は、色毎に網点化された画像データに基づいて、樹脂版にレーザ彫刻又は露光を行い、画線部及び非画線部を形成することによって、印刷版を作製することができる。
[抜き合わせ方式に関する網点化条件]
図3は、抜き合わせ方式の対象となる一方の色及び他方の色において形成される隙間A及び食い込みBを説明するための図である。一方の色はマゼンタMで、抜きの網点が形成されている。他方の色はシアンCで、マゼンタMの抜きの網点の位置にシアンCの網点が形成されている。図4は、一方の色の網点面積率と他方の色の網点面積率との合算値と、隙間Aの寸法a又は食い込みBの寸法bとの関係を示す図である。
網点化条件設定部12は、抜き合わせ方式の対象となる一方の色及び他方の色のそれぞれの網点面積率を設定する際、一方の色の網点面積率と他方の色の網点面積率との合算値に基づいて設定する。具体的には、網点化条件設定部12は、一方の色の網点面積率と他方の色の網点面積率との合算値が100%未満である画素には、他方の色の網点の周囲に一方の色の抜きの網点との隙間Aが形成されるよう設定する。更に、網点化条件設定部12は、一方の色の網点面積率と他方の色の網点面積率との合算値が100%を超える画素には、他方の色の網点を一方の色の抜きの網点の周囲に食い込ませる食い込みBが形成されるよう設定する。
食い込みBは、他方の色の網点の中心位置が、一方の色の抜きの網点が形成された部分の中心位置と略一致し、且つ、他方の色の網点のサイズが、一方の色の抜きの網点が形成された部分のサイズよりも大きく形成されることである。食い込みBにおいて、一方の色と他方の色のインキの重なりの上下関係はどちらでもよい。また、本実施形態では2色による抜き合わせとしているが、3色以上の抜き合わせにおいて隙間A及び食い込みBを形成してもよい。また、網点の形状は円に限定されず、多角形やその他の形状でもよい。なお、網点面積率は、単位面積あたりに占める網点の面積の割合であり、
色の濃淡の度合いを示す。
図3(a)の例は、一方の色のマゼンタMの網点面積率と、他方の色のシアンCの網点面積率と合算値が、100%未満の場合を示している。この場合、他方の色のシアンCの網点の周囲には、寸法aで一方の色のマゼンタMとの隙間Aが形成されている。隙間Aは、網点の周囲の全周に亘って形成されるのが好適である。これにより、各色の見当がずれても、インキが接触し難くなり混濁を抑制することができる。隙間Aの寸法aは、一方の色のマゼンタMの抜きが形成された部分の半径から、他方の色のシアンCの網点の半径を差し引いた差分値であってよい。
図3(b)の例は、一方の色のマゼンタMの網点面積率と、他方の色のシアンCの網点面積率と合算値が、100%を超えた場合を示している。この場合、他方の色のシアンCの網点を一方の色のマゼンタMの網点の周囲に寸法bで食い込ませる食い込みBが形成されている。食い込みBは、網点の周囲の全周に亘って形成されるのが好適である。これにより、各色の見当がずれても、下地が露出し難くなる。食い込みBの寸法bは、他方の色のシアンCの網点の半径から、一方の色のマゼンタMの抜きが形成された部分の半径を差し引いた差分値であってよい。
網点化条件設定部12は、一方の色の網点面積率と他方の色の網点面積率との合算値を適宜設定することによって、隙間Aの寸法a、又は、食い込みBの寸法bを制御することができ、一方の色及び他方の色を刷り重ねて表現する色の濃淡を制御することができる。
図4には、縦軸に記載された一方の色の網点面積率と、横軸に記載された他方の色の網点面積率とが交差する部分に、それらの合算値において形成される隙間Aの寸法a又は食い込みBの寸法bが記載されている。図4において、白地に黒文字で記載された数字は、隙間Aの寸法aを示し、濃い灰色地に白文字で記載された数字は、食い込みBの寸法bを示している。また、図4において、薄い灰色地に黒文字で記載された数字「0」は、隙間A及び食い込みBが形成されない状態、すなわち、一方の色と他方の色とが毛抜き合わせの状態で刷り重ねられることを示している。また、図4において、白地に黒文字で記載された「ノセ」は、一方の色又は他方の色の何れかがベタ塗りであることを示している。
図4には、スクリーン線数が100lpi(line per inch)である場合の、一方の色の網点面積率と他方の色の網点面積率との合算値と、隙間Aの寸法a又は食い込みBの寸法bとの関係が示されている。この場合、一方の色の網点面積率が「90%」であり、他方の色の網点面積率が「40%」である際には、寸法bが「0.05mm」の食い込みBが形成されることが分かる。一方の色の網点面積率が「90%」であり、他方の色の網点面積率が「40%」である際、これらの合算値は「130%」である。また、食い込みBの寸法bが大きくなると、一方の色と他方の色との接触面積が増大し、インキが混濁し易くなり得るため、食い込みBの寸法bが所定の値を超えない範囲で、一方の色と他方の色との食い込みBが形成されるよう、一方の色の網点面積率と他方の色の網点面積率との合算値が設定されると好適である。インキの混濁し易さは印刷版の種類によって異なるため、この合算値は、印刷版の種類に応じて設定される。
網点化条件設定部12は、食い込みBを形成する画素において、一方の色の網点面積率と他方の色の網点面積率との合算値を、印刷版が樹脂凸版の場合には100%を超え125%以下の範囲内の値、印刷版が水無し平版の場合には100%を超え150%以下の範囲内の値に設定する。それにより、網点化条件設定部12は、食い込みBを形成する画素においてインキの混濁を抑制しつつ、一方の色及び他方の色を刷り重ねることができるよう、抜き合わせ方式に関する条件を設定することができる。
次に、3色を用いた抜き合わせ方式について説明する。抜き合わせ方式で刷り重ねる3色は、画素の色の色相を表現する色が好適であり、プロセス色のうち、ブラックKまたはホワイトW以外から選択することが好適である。シアンC、マゼンタM、イエローY及びブラックKの4色をプロセス色とする場合には、シアンC、マゼンタM及びイエローYの3色であると好適である。或いは、シアンC、マゼンタM、イエローY、レッドR、グリーンG、ブルーB及びブラックKの7色をプロセス色とする場合には、シアンC、マゼンタM及びイエローYのうちから選択された少なくとも1色と、レッドR、グリーンG及びブルーBのうちから選択された少なくとも1色を含むと好適である。また、プロセス色にシアンC、マゼンタM、イエローY、レッドR、グリーンG、ブルーBの組合せでは表現できない、蛍光色、金色などの色のインキを用いると、表現できる色域を拡大することができる。なお、プロセス色はシアンC、マゼンタM、イエローY、レッドR、グリーンG、ブルーB、ブラックK、ホワイトWの8色を用いてもよい。また、抜き合わせる色数は3色に限定されず、3色以上を抜き合わせてもよい。
図5、図6にシアンC、マゼンタ、イエローYの3色で抜き合わせた例を示す。
図5及び図6に示すように、3色の網点を刷り重ねる抜き合わせ方式の場合、網点化条件設定部12は、抜き合わせ方式の対象となる各色の網点面積率を設定する際に、各色の網点面積率の合算値に基づいて設定する。
すなわち、網点化条件設定部12は、各色の網点面積率の合算値が100%以下である画素には、各色の網点が互いに重ならない位置に網点を形成するように設定する。特に、各色の網点面積率の合算値が100%未満である画素には、各色の少なくとも1つの網点の周囲に隙間を形成するように網点面積率を設定する。更に、網点化条件設定部12は、各色の網点面積率の合算値が100%を超える画素には、各色うち少なくとも一つの色について、網点を他の2色の網点の周囲に食い込ませる食い込みを形成するように設定する。
隙間や食い込みの形成については、図3の2色抜き合わせと同じであり、それぞれの色の境界に、図3の2色抜き合わせが形成されている。
図5(a)及び図5(b)に各色の網点面積率の合算値が100%未満の例を示す。
図5(a)では、各画素における各色の網点面積率はイエローYが10%、マゼンタM及びシアンCが共に30%であり、網点面積率の合算値が70%の例を示している。この場合、シアンCとマゼンタMとの間、及び、マゼンタMとイエローYとの間にそれぞれ隙間が形成されている。
図5(b)では、各画素における各色の網点面積率はイエローYが10%、マゼンタMが40%、シアンCが30%であり、網点面積率の合算値が80%の例を示している。この場合、シアンCとマゼンタMとの間に隙間が形成されている。
図5(c)に、各色の網点面積率の合算値が100%を超える例を示す。図5(c)では、イエローYが15%、マゼンタMが40%、シアンCが60%であり、網点面積率の合算値が115%の例を示している。この場合、シアンCとマゼンタMとの間、及び、マゼンタMとイエローYとの間にそれぞれ食い込みが形成されている。
図5(a)から図5(c)の例では、各色の網点が円形であり、各色の網点が一つの色の画素中に他の色が含まれるように配置されている。また、各色の網点が画素中に同心状に配置されている。
また、各色の網点が必ずしも同じ形状である必要はなく、例えば、図6(a)及び図6(b)に示すように、シアンC網点を円形の抜きが形成された矩形状とし、イエローYを円形の抜きが形成された円形(円環状)とし、マゼンタMを円形状とすることができる。
図6(a)では、各画素における各色の網点面積率はシアンCが30%、イエローYが35%、マゼンタMが35%であり、網点面積率の合算値が100%の例を示している。したがって、シアンC,イエローY、マゼンタMがそれぞれ隙間なく刷り重ねられている。
図6(b)では、各画素における各色の網点面積率はシアンCが30%、イエローYが30%、マゼンタMが30%であり、網点面積率の合算値が90%の例を示している。したがって、シアンCとイエローYの間、及び、イエローYとマゼンタMの間にはそれぞれ隙間が形成されている。
この他、図7(a)から図7(c)に示すように、例えば、各色の網点が互いに大きさの異なる正方形状であり、各色を画素中に同心状に設けることもでき(図7(a))、一つの色(例えば、シアンC)の網点を正方形状とし、他の二色(例えば、イエローYとマゼンタM)を正方形状中に並べて納まるような長方形状とすることもできる(図7(b)、図7(c))。
上記した少なくとも3色の抜き合わせ方式により刷り重ねられた画素に対し、ホワイトW又はブラックK、あるいはホワイトW及びブラックKを掛け合わせてもよい。すなわち、3色を抜き合わせて得られた画素に、ホワイトWのみ、ブラックKのみ、またはホワイトWとブラックKとを抜き合わせ方式によって刷り重ねたものを掛け合わせる。また、このとき、ホワイトW又はブラックK、あるいはホワイトW及びブラックKの網点は、他の3色の網点と異なるスクリーン角度で配置することが好ましい。このように、3色を抜き合わせて得られた画素に、ホワイトWのみ、ブラックKのみ、またはホワイトWとブラックKとを掛け合わせることで、画素の明度の再現性が向上する。また、下地が金属のような鏡面地の場合、ホワイトWを掛け合わせない場合は透明感のある色を再現でき、ホワイトを掛け合わせた場合は不透明な色を再現できるため、色の再現領域を大きくする事ができる。
網点化条件設定部12は、2色の抜き合わせの場合と同様に、食い込みBを形成する画素において、抜き合わせる少なくとも3色の網点面積率の合算値を、印刷版が樹脂凸版の場合には100%を超え125%以下の範囲内の値、印刷版が水無し平版の場合には100%を超え150%以下の範囲内の値に設定する。それにより、網点化条件設定部12は、食い込みBを形成する画素においてインキの混濁を抑制しつつ、3つの色を刷り重ねることができるよう、抜き合わせ方式に関する条件を設定することができる。なお、少なくとも3色の抜き合わせにホワイトW又はブラックK、あるいはホワイトW及びブラックKを掛け合わせる場合、少なくとも3色の網点面積率と、ホワイトW又はブラックK、あるいはホワイトW及びブラックKの網点面積率の合算値を160%以下の範囲内にするとインキの混濁を抑制することができる。
[製版システムを用いた製版方法]
図8は、図1に示された製版システム1を用いて印刷版を作製する製版方法の流れを示す図である。
図8に示されたステップS501~ステップS506は、データ処理装置10に備えられたユーザインターフェースを介して入力されたユーザからの操作指令に基づき、データ処理装置10によって実行されてもよい。図8に示されたステップS507は、版作製装置20によって実行されてよい。
ステップS501において、製版システム1は、データ処理装置10にて原稿画像データを入稿する。
ステップS502において、製版システム1は、入稿した原稿画像データの編集を行う。製版システム1は、被印刷物の印刷領域に合わせてレイアウトを修正したり、色調の補正を行ったりして、原稿画像データを編集する。
ステップS503において、製版システム1は、編集された原稿画像データに対して分
版処理を行う。製版システム1は、編集された原稿画像データを、プロセス色毎
に色分解し、色毎の分版画像データを作成する。
ステップS504において、製版システム1は、分版処理にて作成された分版画像データを網点化する際の網点化条件を設定する網点化条件設定処理を行う。特に、製版システム1は、抜き合わせ方式の対象となる3つの色のそれぞれの分版画像データを指定し、指定された分版画像データの画素毎に、3つの色の網点面積率を設定する。この際、製版システム1は、3つの色の網点面積率の合算値に基づいて隙間A及び食い込みBが適切に形成されるよう、3つの色の網点面積率を設定する。
ステップS505において、製版システム1は、網点化設定処理にて設定された網点化条件に応じて、分版処理にて作成された分版画像データを網点化する。
ステップS506において、製版システム1は、網点化処理にて網点化された画像データを、製版用の画像データとして、データ処理装置10から版作製装置20へ送信する送信処理を行う。
ステップS507において、製版システム1は、送信処理にて送信された画像データに応じて、版作製装置20にて色毎の印刷版を作製する。
[作用効果]
以上のように、本実施形態に係る製版システム1は、抜き合わせ方式に基づいて印刷版を作製するシステムである。そして、本実施形態に係る製版システム1は、少なくとも3色のプロセス色の網点の刷り重ねにより各画素の色を表現可能な印刷版を作製する製版方法であって、前記プロセス色の各色の網点面積率の合算値が100%以下である画素において、各色の網点が互いに重ならない位置に網点を形成する。
このため、本実施形態に係る製版システム1は、色再現性が高く、かつ、各色の網点のインキ同士の接触が抑制されるためインキの混濁を抑制することが可能な印刷版を作製することができる。
加えて、本実施形態に係る製版システム1は、抜き合わせ方式の対象となる一方の色の網点面積率と他方の色の網点面積率との合算値が100%未満である画素には、他方の色の網点の周囲に一方の色の抜きの網点との隙間Aを形成し、合算値が100%を超える画素には、他方の色の網点を一方の色の抜きの網点の周囲に食い込ませる食い込みBを形成する。
このため、本実施形態に係る製版システム1は、一方の色の網点面積率と他方の色の網点面積率との合算値を適宜設定するだけで、隙間Aの寸法a、又は、食い込みBの寸法bを制御することができる。具体的には、本実施形態に係る製版システム1は、網点面積率の合算値が100%未満の場合には隙間Aが形成され、網点面積率の合算値が100%を超える場合は食い込みBが形成される。それにより、本実施形態に係る製版システム1は、従来の抜き合わせ方式の印刷版を作製する場合と比べて、見当ずれに対する許容値が大きくなり、見当合わせが容易な印刷版を作製することができる。加えて、本実施形態に係る製版システム1は、抜き合わせ方式によりインキ同士の接触が抑制されるため、インキの混濁を抑制することが可能な印刷版を作製することができると共に、下地の色が隠蔽され易いため、再現可能な色域が広く、平網でも高い濃度感が得られる印刷版を作製することができる。それにより、本実施形態に係る製版システム1では、掛け合わせ方式の印刷版を作製する場合と比べて、高い色再現性を有する印刷版を作製することができる。よって、本実施形態に係る製版システム1は、比較的簡単な手法によって、インキの混濁を抑制しつつ、見当合わせが容易であり、且つ、色再現性が高い印刷版を作製することができる。
加えて、本実施形態に係る製版システム1は、再現可能な色域が広く、平網でも高い濃度感が得られる印刷版を作製することができるため、過剰なインキの盛り及び過剰な版圧が不要であると共に、インキの使用量も低減可能な印刷版を作製することができる。
加えて、本実施形態に係る製版システム1では、掛け合わせ方式の印刷版を作製する場合と比べて、インキのトラッピングについて問題とならないため、刷り重ねの順序に応じてインキのタック値を厳密に管理する必要がない。それにより、本実施形態に係る製版システム1は、インキ特性による制約を比較的受けずに印刷版を作製することができるため、高い自由度で印刷版を作製することができる。
更に、本実施形態に係る製版システム1では、印刷版が樹脂凸版である場合、食い込みBを形成する画素における上述の合算値は100%を超え125%以下の範囲内の値に設定され、印刷版が水無し平版である場合、食い込みBを形成する画素における上述の合算値は100%を超え150%以下の範囲内の値に設定される。それにより、本実施形態に係る製版システム1は、食い込みBを形成する画素においてインキの混濁を更に抑制しつつ、見当合わせが容易であり、且つ、色再現性が高い印刷版を作製することができる。
更に、本実施形態に係る製版システム1では、一方の色の網点化された画像データが、原稿画像データの色分解により抽出された一方の色の分版画像データにおいて一方の色の濃淡を反転させた反転画像データをネガ条件で網点化することにより作成される。これに対し、本実施形態に係る製版システム1では、他方の色の網点化された画像データが、原稿画像データの色分解により抽出された他方の色の分版画像データを網点化することにより作成される。このため、本実施形態に係る製版システム1では、比較的簡単な手法により、一方の色に抜きを形成して他方の色と刷り重ねることが可能な印刷版を作製することができる。それにより、本実施形態に係る製版システム1は、インキの混濁を抑制しつつ、見当合わせが容易であり、且つ、色再現性が高い印刷版を、更に簡単に作製することができる。
更に、本実施形態に係る製版システム1では、2ピース缶又は金属板を被印刷物とする印刷版を作製する。2ピース缶又は金属板の被印刷面は、インキの浸透性が無い面であるため、従来の印刷版では、インキの混濁を抑制しつつ、見当合わせを容易にすることが、紙等の被印刷物の場合よりも大きな課題となる。本実施形態に係る製版システム1は、被印刷物が2ピース缶又は金属板であっても、抜き合わせ方式に基づいて印刷版を作製し、隙間Aの寸法a、又は、食い込みBの寸法bを制御可能である。よって、本実施形態に係る製版システム1は、被印刷物が2ピース缶又は金属板であっても、インキの混濁を抑制しつつ、見当合わせが容易であり、且つ、色再現性が高い印刷版を作製することができる。
更に、本実施形態に係る製版システム1を用いて印刷された缶体は、抜き合わせ方式により下地の色が隠蔽され易いため、再現可能な色域が広く、平網でも高い濃度感が得られる手法で印刷される。それにより、本実施形態に係る製版システム1を用いて印刷された缶体は、掛け合わせ方式で印刷された缶体と比べて、比較的簡単な手法によって、色再現性が高い缶体となり得る。
[他の実施形態]
上述の実施形態において、製版システム1は、2ピース缶等の缶体又は金属板を被印刷物とする印刷版を作製するシステムであった。製版システム1は、これに限定されず、ビン又はボトル、カップ等の略円筒形状を有する立体物を被印刷物とする印刷版を作製するシステムであってもよい。また、製版システム1は、紙、ラベル、フィルム又はシート等の平面形状物を被印刷物とする印刷版を作製するシステムであってもよい。また、製版システム1は、プラスチック、ガラスなどの、インキの浸透性の低い非金属材を被印刷物とする印刷版を作製するシステムであってもよい。
[その他]
上述の実施形態は、変形例を含めて各実施形態同士で互いの技術を適用することができる。上述の実施形態は、本発明の内容を限定するものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない程度に変更を加えることができる。
上述の実施形態及び特許請求の範囲で使用される用語は、限定的でない用語として解釈されるべきである。例えば、「含む」という用語は、「含むものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「含有する」という用語は、「含有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「備える」という用語は、「備えるものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「有する」という用語は、「有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。
1 製版システム
10 データ処理装置
11 分版処理部
12 網点化条件設定部
13 網点化処理部
14 送信処理部
20 版作製装置
30 オフセット印刷機
A 隙間
a 隙間の寸法
B 食い込み
b 食い込みの寸法
C シアン
M マゼンタ

Claims (13)

  1. 少なくとも3色のプロセス色の網点の刷り重ねにより各画素の色を表現可能な印刷版を作製する製版方法であって、
    前記プロセス色の各色の網点面積率の合算値が100%以下である画素において、各色の網点が互いに重ならない位置に網点を形成し、
    前記プロセス色の各色の網点面積率の合算値が100%未満である画素には、前記プロセス色の各色の少なくとも1つの網点の周囲に隙間を形成し、
    前記合算値が100%を超える画素には、前記プロセス色の各色の少なくとも1つの網点をそれぞれの網点の周囲に食い込ませる食い込みを形成し、
    前記プロセス色の各色の網点を刷り重ねる抜き合わせ方式に基づいて前記印刷版を作製する、製版方法。
  2. 前記印刷版は、樹脂凸版であり、
    前記食い込みを形成する画素における前記合算値の範囲は、100%を超え、125%以下である、請求項に記載の製版方法。
  3. 前記印刷版は、水無し平版であり、
    前記食い込みを形成する画素における前記合算値の範囲は、100%を超え、150%以下である、請求項に記載の製版方法。
  4. 少なくとも3色のプロセス色の網点の刷り重ねにより各画素の色を表現可能な印刷版を作製する製版方法であって、
    前記プロセス色の各色の網点面積率の合算値が100%以下である画素において、各色の網点が互いに重ならない位置に網点を形成し、
    前記画素に、さらに、ブラックのみ、ホワイトのみ、又はブラック及びホワイトを掛け合わせ、
    前記プロセス色の各色の網点を刷り重ねる抜き合わせ方式に基づいて前記印刷版を作製する、製版方法。
  5. 前記ブラック及びホワイトは、前記抜き合わせ方式によってブラック及びホワイトを抜き合わせたものである、請求項4に記載の製版方法。
  6. 前記ブラックのみ、ホワイトのみ、又はブラック及びホワイトの網点は前記3色の網点とは異なるスクリーン角度で配置される、請求項4又は請求項5に記載の製版方法。
  7. 各色の網点が、一つの色の画素中に他の色が含まれるように配置されている、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の製版方法。
  8. 各色の網点が、前記画素中に同心状に配置される、請求項1から請求項7の何れか1項に記載の製版方法。
  9. 前記印刷版の被印刷物は、略円筒形状の缶体又は金属板である、請求項1から請求項8の何れか1項に記載の製版方法。
  10. 少なくとも3色のプロセス色の網点の刷り重ねにより各画素の色を表現可能な印刷版を作製する製版システムであって、
    前記プロセス色の各色の網点面積率の合算値が100%以下である画素において、各色の網点が互いに重ならない位置に網点を形成し、
    前記プロセス色の各色の網点面積率の合算値が100%未満である画素には、前記プロセス色の各色の少なくとも1つの網点の周囲に隙間を形成し、
    前記合算値が100%を超える画素には、前記プロセス色の各色の少なくとも1つの網点をそれぞれの網点の周囲に食い込ませる食い込みを形成し、
    前記プロセス色の各色の網点を刷り重ねる抜き合わせ方式に基づいて前記印刷版を作製する、製版システム。
  11. 少なくとも3色のプロセス色の網点の刷り重ねにより各画素の色を表現可能な印刷版を作製する製版システムであって、
    前記プロセス色の各色の網点面積率の合算値が100%以下である画素において、各色の網点が互いに重ならない位置に網点を形成し、
    前記画素に、さらに、ブラックのみ、ホワイトのみ、又はブラック及びホワイトを掛け合わせ、
    前記プロセス色の各色の網点を刷り重ねる抜き合わせ方式に基づいて前記印刷版を作製する、製版システム。
  12. 少なくとも3色のプロセス色の網点の刷り重ねにより各画素の色を表現する印刷が施された缶体であって、
    前記プロセス色の各色の網点面積率の合算値が100%以下である画素において、各色の網点が互いに重ならない位置に網点が形成され、
    前記プロセス色の各色の網点面積率の合算値が100%未満である画素には、前記プロセス色の各色の少なくとも1つの網点の周囲に隙間が形成され、
    前記合算値が100%を超える画素には、前記プロセス色の各色の少なくとも1つの網点をそれぞれの網点の周囲に食い込ませる食い込みが形成され、
    前記プロセス色の各色の網点を刷り重ねる抜き合わせ方式に基づいて印刷が施された、缶体。
  13. 少なくとも3色のプロセス色の網点の刷り重ねにより各画素の色を表現する印刷が施された缶体であって、
    前記プロセス色の各色の網点面積率の合算値が100%以下である画素において、各色の網点が互いに重ならない位置に網点が形成され、
    前記画素に、さらに、ブラックのみ、ホワイトのみ、又はブラック及びホワイトが掛け合わされ、
    前記プロセス色の各色の網点を刷り重ねる抜き合わせ方式に基づいて印刷が施された、缶体。
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