JP7162922B2 - 椅子 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 (1)電子メール添付による画像データ開示(平成28年10月6日) (2)ORGATEC2016(オルガテック ケルン国際オフィス家具見本市2016、平成28年10月25日~10月29日)
本開示は、使用者が着席可能な座体を備える椅子に関する。
従来、特許文献1に示されるように、椅子の使用者が着席する座体の中央部が弾性変形可能に構成された椅子が提案されている。
特開2010-94192号公報
特許文献1の構成は、坐骨周辺と座体との接触状態を改善するものであって、大腿部と座体との接触については考慮されていない。そのため、大腿部と座体との接触状態によっては座り心地が悪くなる場合があった。
本開示は、座り心地の向上を図ることができる椅子を提案する。
本開示の一態様は、使用者が着席可能な座体を備える椅子であって、上記座体の少なくとも前方の縁部分には、板状の形状及び面状の形状のうちの少なくともいずれか一方であって、前方の端部が上下方向に弾性変形可能に構成された前縁部が設けられている椅子である。
このように構成された椅子では、前縁部が上下に弾性変形することから、前縁部に大腿部が乗せられたとき、前縁部は、大腿部を過度に圧迫することを抑制しつつ、大腿部を支持することができる。よって、大腿部と座体との接触状態を改善して、座体全体として座り心地の向上を図ることができる。
上述した椅子において、上記前縁部には、1つ以上のスリットが形成されていてもよい。このように構成された椅子では、スリットによって前縁部の柔軟性を調整することができる。
また上述した椅子において、上記前縁部は、少なくとも上面の一部がエラストマーにより被覆されていてもよい。このように構成された椅子では、人体が直接前縁部に接触したときに受ける違和感を低減することができる。
また上述した椅子において、上記座体には、上記前縁部の後方に位置しており、上記前縁部と比較して上下方向の弾性変形が制限された変位制限部が設けられており、上記前縁部と、上記変位制限部と、は共通の部材により形成されていてもよい。このように構成された椅子では、使用者が着席したときに、座体の前方部分の広い範囲が全体的に沈み込んでしまうことを抑制できる。
また上述した椅子において、上記前縁部の左右方向の幅は、上記変位制限部における左右方向の幅よりも小さくなるように構成されていてもよい。このように構成された椅子では、前縁部の弾性変形を大きく阻害せずに、前縁部の後方部分の弾性変形を抑制すること
ができる。
また上述した椅子において、上記前縁部は、上方から見たときに、左右方向に長さを有する略矩形であるように構成されていてもよい。このように構成された椅子では、大腿部を支持する支持面を左右に大きくすることができる。
また上述した椅子において、上記前縁部は、前方ほど下方に位置するように傾斜した形状であってもよい。このように構成された椅子では、前方ほど大腿部に加わる荷重が小さくなるため、座り心地を向上させることができる。
実施形態の椅子を示す図であって、図1Aが側面図であり、図1Bが正面図であり、図1Cが背面図であり、図1Dが平面図であり、図1Eが図1AのIE-IE断面図である。 座体及びフレームワークを示す斜視図である。 座体及びフレームワークを示す斜視図である。 座体がフレームワークに取り付けられた状態を示す斜視図である。 座体を示す図であって、図5Aが平面図であり、図5Bが側面図であり、図5Cが図5AのVC-VC断面図であり、図5Dがバックアップ樹脂のみを示す底面図である。 座体を示す図であって、図6Aが正面図であり、図6Bが図5AのVIB-VIB断面図であり、図6Cが図5AのVIC-VIC断面図であり、図6Dがネジ部材によりバックアップ樹脂と座板受け部を固定した状態の図6Bと同一の断面による断面図である。 図5Cと同一の断面による断面図であって、図7A乃至図7Cが、スリットへのエラストマーの進入状態の変形例を示す断面図である。 図8A及び図8Bが、スリットの変形例を示す斜視図である。 図5Cと同一の断面による断面図であって、前縁部の厚さの変形例を示す断面図である。
以下に本開示の実施形態を図面と共に説明する。
[1.実施形態]
[1-1.全体構成]
図1に示されるように、椅子1は、座体11、背凭れ13、支持体15、脚端部17などを有する。
なお、本実施形態においては、前後、左右、上下などの方向を用いて各部の構成を説明する場合があるが、それらの方向は、使用者が椅子1に正常に着席したときの使用者を基準とした方向である。即ち、着席した使用者の正面方向が前方となる。
椅子1は、前後及び上下に拡がる平面を基準として、左右に対称形である。
[1-2.支持体15]
図2~図4に示されるように、支持体15は、管状の金属パイプを屈曲及び溶接して形成された左右一対のパイプ体31と、パイプ体31を連結する棒状の前側連結部32及び後側連結部33と、一対のパイプ体31の間に取り付けられた座板受け部34と、を有している。
パイプ体31は、前柱41と、後柱42と、下柱43と、上柱44とを有している。
前柱41は、パイプ体31の前部に位置しており、上下方向に長さを有している。
後柱42は、パイプ体31の後部に位置しており、上下方向に長さを有している。
下柱43は、パイプ体31の下部に位置しており、前柱41の下端と後柱42の下端とを連結している。下柱43は、椅子1が設置される床面に沿って配置される。
上柱44は、パイプ体31の上部に位置しており、前柱41の上端と、後柱42の上下中央よりもやや上部側と、を連結している。前柱41と上柱44は金属パイプを屈曲した屈曲部46を介して屈曲して連接されている。また上柱44の後端部は後側連結部33と溶接により連接されている。この上柱44は、前方側の厚肉部51と、後方側の薄肉部52とを有している。また上柱44は、後述する着座部21の左右の縁に沿って配置される。
厚肉部51は、パイプ体31における他の部分と同じ直径を有している。一方、薄肉部52は、上側の面において、下側に凹む凹部53が形成されており、それにより厚肉部51よりも厚みが薄く形成されている。
前側連結部32は、左右のパイプ体31それぞれの前柱41同士を連結している。また後側連結部33は、左右のパイプ体31それぞれの後柱42同士を連結している。
座板受け部34は、周囲に曲げ加工が為された板状の部材である。座板受け部34は、左右一対の上柱44に沿って配置される左右一対の側方部55と、一対の側方部55の前端同士を繋ぐ前方部56と、を有している。
側方部55は上柱44に溶接されており、それにより座板受け部34が上柱44に固定される。図3に示されるように、左右一対の側方部55それぞれには前後に間隔を空けた3箇所に貫通穴57が形成されている。この貫通穴57は、後述するネジ部材65の雄ねじを挿入可能に構成されている。
また前方部56は、屈曲部46よりも後方に位置している。
[1-3.座体11]
座体11は、使用者が着席可能に構成されたものであって、図3及び図5A~5Cに示されるように、着座部21と、バックアップ樹脂22と、を有する。
着座部21は、上側に着座面21aを構成しており、エラストマーにより形成される。エラストマーとは、弾力のある高分子材料を広く指すものである。
着座部21は、全体として略矩形の板状であり、前方の部分が、下方に緩やかに曲がった曲面となっている。
図2、図4、図5Aなどに示されるように、着座部21の左右方向の幅は、左右の両方の側面における前方寄りに形成された段差部47を境に、後方が広く、前方が狭く形成されている。以下、着座部21における段差部47よりも後方の領域を、幅広部49と記載する。段差部47は、左右側方から見ると、上側ほど前方に突出するように傾斜している。
バックアップ樹脂22は、図3及び図5Dに示されるように、略矩形の枠状の部材であって、着座部21の左右の縁に沿って配置される一対の横枠部23と、着座部21の後方の縁に沿って配置され、一対の横枠部23の後端同士を連結する後枠部24と、着座部21の前方の縁に沿って配置され、一対の横枠部23の前方同士を連結する前枠部25と、を有する。
前枠部25は、座体11の前端部分において左右に広がって形成されている。前枠部25の前方部分、即ち座体11の前方の縁部分には、前方の端部が上下方向に弾性変形可能
に構成された前縁部61が設けられている。
また、前枠部25の後方部分、即ち前縁部61の後方の位置には、変位制限部62が設けられている。つまり、前縁部61と、変位制限部62と、は共通の部材により形成されている。この変位制限部62は、前方部56と当接し、前方部56により下方から支持されるため、前縁部61と比較して上下方向の弾性変形が制限されている。
前縁部61は、板状の形状を有している。また、前縁部61は、上方から見たときに、左右方向に長さを有する略矩形である。また、前縁部61は、前方ほど下方に位置するように傾斜した形状である。着座部21の前方部分は、この前縁部61に沿って曲面を形成している。
また、前縁部61には、複数のスリット63が形成されている。複数のスリット63は、いずれも前後方向に長さを有しており、左右に並べて配置されている。
なお、バックアップ樹脂22の外周形状は着座部21の外周形状と合わせて形成されているため、図5Dに示されるように、着座部21の段差部47と同様に段差が形成された補助段差部64の前後で後方が広く、前方が狭く形成されている。よって、前縁部61の左右方向の幅は、変位制限部62の後方部分における左右方向の幅よりも小さくなっている。
上述したように前方部56は屈曲部46よりも後方に位置するため、変位制限部62は屈曲部46よりも後方に位置することとなる。しかしながら前縁部61は、図4に示されるように、屈曲部46よりも大きく前方に張り出している。
バックアップ樹脂22の中心には開口27が形成されている。ここでいう中心とは、バックアップ樹脂22を枠と見立てたときの中心部分、即ち枠の内部という意味である。バックアップ樹脂22は、着座部21の下側面に重ねた状態で、着座部21に対して固定されている。開口27はその全体が着座部21にて覆われる。
バックアップ樹脂22は、着座部21を構成するエラストマーよりも高い剛性を有する部材により形成されている。バックアップ樹脂22は、例えば、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリアミド等の合成樹脂、ガラス繊維や炭素繊維などを添加した繊維強化プラスチック、或いは金属や木材等の樹脂以外の材料を用いることができるが、これらに限定されることはない。
着座部21とバックアップ樹脂22は、二色成型により一体に成形される。具体的には、例えば、1台の射出成型機で金型側を交換させて、着座部21とバックアップ樹脂22とを連続で順番に成型する工程や、成型されたバックアップ樹脂22を金型内にセットして着座部21を成型する工程などが考えられる。バックアップ樹脂に代えて、樹脂ではない金属部材を用いる場合は、後者の工程、いわゆるインサート成型により一体に成形することができる。
図5Aに示されるように、着座部21はバックアップ樹脂22を上方から見て完全に覆う。前縁部61も、上面の全体がエラストマーにより被覆されている。図5Cに示されるように、エラストマーは、スリット63の内部まで進入した状態となっている。
図6B及び図6Cに示されるように、横枠部23は、着座部21の左右の縁近傍に形成された上向きに窪んだ溝部71に収まるように形成される。溝部71は、着座部21の左右方向の端部において屈曲して下方向に延びる端部壁72と、その端部から間隔を空けた位置に形成される下向きの突条である内側壁73と、により構成されており、溝部71の
内部に配置される横枠部23は、端部壁72および内側壁73によって左右から挟まれる位置関係となる。
また横枠部23には、下方に突出する突出部28が形成されている。図6Bに示されるように、ネジ穴58は突出部28に形成されている。このネジ穴58は、座板受け部34の側方部55の貫通穴57に対応する位置に形成されている。
また横枠部23におけるネジ穴58が形成されていない部分には、図6Cに示されるように、下向きに窪んだ溝部29が形成されている。この溝部29には、着座部21に設けられた突条75が挿入される。
図6Dに示されるように、バックアップ樹脂22と側方部55との固定は、座板受け部34の側方部55の貫通穴57にネジ部材65を挿入してネジ穴58と締結することで実現される。バックアップ樹脂22と座板受け部34とを固定する際には、突出部28の下側の先端が側方部55の上側面に当接する。
この状態において、図1D及び図4に示されるように、着座部21の幅広部49は、バックアップ樹脂22のみでなく上柱44の薄肉部52も上方から覆うこととなる。換言すると、前後方向に関して段差部47より後方の幅広部49が形成されている範囲においては、左右方向の全域において、着座部21が薄肉部52及び側方部55を上から覆い、上側から見ると薄肉部52及び側方部55が視認できない状態となっている。
なお上柱44のうち、厚肉部51は、座体11の外周に配置され、着座部21とは座体11の厚さ方向に並ばない位置に配置される。
[1-4.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1A)椅子1では、前縁部61が上下に弾性変形することから、前縁部61に大腿部が乗せられたとき、前縁部61は、大腿部を過度に圧迫することを抑制しつつ、大腿部を支持することができる。よって、大腿部と座体11との接触状態の改善を図ることにより、座体11全体として座り心地の向上を図ることができる。
(1B)椅子1では、座体11は、エラストマーを含む着座部21によって前縁部が覆われているため、使用者が直接前縁部に接触することを抑制できる。よって、前縁部に使用者が触れてしまい違和感を受ける危険を低減することができる。
(1C)椅子1では、前縁部の後方には、上下に弾性変形しにくい変位制限部62が設けられているため、使用者が着席したときに、座体11の前方部分の広い範囲が全体的に沈み込んでしまうことを抑制できる。
(1D)椅子1において、前縁部61は、上方から見て左右に長さを有する矩形であるため、大腿部を左右の広い範囲で支持することができる。また前縁部61は、前方ほど下方に位置するように傾斜した形状であるため、前方ほど大腿部に加わる荷重が小さくなり、座り心地を向上させることができる。
(1E)椅子1において、前縁部61の左右方向の幅は、変位制限部62の後方部分、即ち補助段差部64の後方部分における左右方向の幅よりも小さくなるように構成されている。そのため、前縁部61の弾性変形を大きく阻害せずに、変位制限部62の弾性変形を抑制することができる。
[2.その他の実施形態]
以上本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
(2A)上記実施形態では、前縁部61が座体11の前方にのみ設けられる構成を例示したが、前縁部は座体11の前方のみでなく、座体11左右の側方にも設けられていてもよい。
(2B)上記実施形態では、変位制限部62は座板受け部34の前方部56によって下方から支持されることにより上下方向の弾性変形が抑制される構成を例示した。しかしながら、変位制限部は、変位制限部自体の構造によって弾性変形が抑制される構成であってもよい。例えば変位制限部にリブなどの剛性を向上させる構造を設けたり、上下方向の厚みを大きくしたりすることが考えられる。
また、変位制限部は、前方部56以外の部材によって下方から支持される構成であってもよい。
(2C)上記実施形態では、前縁部61の上面の全体が着座部21のエラストマーによって覆われる構成を例示したが、前縁部61の一部又は全部はエラストマーに覆われることなく、上面が露出している構成であってもよい。
(2D)上記実施形態では、スリット63の内部にまでエラストマーが進入する構成を例示したが、スリット63の内部にまでエラストマーが進入しない構成であってもよい。
一方、エラストマーがスリットを通過して、前縁部61の下側面までを覆うように構成されていてもよい。例えば、図7Aに示されるように、スリット91は下側面において、幅の広げられた拡張部92を有しており、着座部21のエラストマーのうち、前縁部61の下側面を覆う被覆部93がその拡張部92に進入することにより、スリット91の周囲の少なくとも一部を下から覆うように構成されていてもよい。
また、図7Bに示されるように、被覆部94が前縁部61の前方の端部の下側面を覆うように構成されていてもよい。
また、図7Cに示されるように、被覆部95が、前縁部61の下側面を広く覆うように構成されていてもよい。
(2E)上記実施形態では、前縁部61には前後方向に長さを有する複数のスリットが形成される構成を例示した。しかしながら、スリットが形成されていない構成であってもよいし、形成されるスリットの数が1つであってもよい。
また、図8Aに示されるように、スリットに変えて、長穴、丸穴などの貫通穴101が形成される構成であってもよい。その場合、異なる形状の穴が形成されていてもよい。また、図8Bに示されるように、左右方向に長さを有するスリット111を形成してもよい。その場合、異なる幅や長さのスリットが形成されていてもよい。
貫通穴101やスリット111は、前後方向に列を作るように並べて形成されていてもよいし、その一部又は全部が、前後に列を作らないように左右方向に位置を変えつつ形成されていてもよい。また、貫通穴の径やスリットの幅や長さが、前方側ほど小さくなるように形成されていてもよいし、逆に、後方側ほど小さくなるように形成されていてもよい。
また、前縁部61には、上述した貫通穴やスリットに変えて、貫通しない穴や溝が設け
られていてもよい。また、リブなどの弾性変形量を小さくする部材が設けられていてもよい。
(2F)上記実施形態では、前縁部61の上下方向の厚さは一定である構成を例示したが、図9に示される前縁部61aのように、上下方向の厚さが前後の位置に応じて変化するように構成されていてもよい。例えば、前方ほど薄く形成することで、前方の柔軟性を高くすることができる。また反対に、後方ほど薄く形成してもよい。
(2G)上記実施形態では、座体11は着座部21とバックアップ樹脂22とを備える構成を例示した。しかしながら、さらに、例えばポリウレタンフォーム等を備えるクッション材を有していてもよい。
(2H)上記実施形態では、前縁部61は曲面状の板状形状である構成を例示した。しかしながら前縁部は平板状の形状であってもよい。また前縁部は、面状の形状であってもよい。ここでいう面状とは、前縁部のうち大腿部を支持する部分、即ち上側の部分が、面のように広がって存在する状態を意味する。例えば、棒状の部材、ワイヤー、布、メッシュ、塊の集合体、などによって構成され、前縁部それ自体は板状ではなくとも、大腿部と接触して大腿部を支持する部分が平面又は曲面的に広がっているものを指す。
より具体的には、棒状の部材を格子状、グリッド状、網状などに組んだものや、左右に間隔を空けて配置された支持部材の間にワイヤーや布を張ったもの、又は、球状や直方体といった何らかの形状を有するブロックを2次元的に並べて固定したもの、などが該当する。
1…椅子、11…座体、15…支持体、17…脚端部、21…着座部、21a…着座面、22…バックアップ樹脂、23…横枠部、24…後枠部、25…前枠部、27…開口、28…突出部、29…溝部、31…パイプ体、32…前側連結部、33…後側連結部、34…座板受け部、41…前柱、42…後柱、43…下柱、44…上柱、46…屈曲部、47…段差部、49…幅広部、51…厚肉部、52…薄肉部、53…凹部、55…側方部、56…前方部、57…貫通穴、58…ネジ穴、61…前縁部、61a…前縁部、62…変位制限部、63…スリット、64…補助段差部、65…ネジ部材、71…溝部、72…端部壁、73…内側壁、75…突条、91…スリット、92…拡張部、93…被覆部、94…被覆部、95…被覆部、101…貫通穴、111…スリット。

Claims (8)

  1. 使用者が着席可能な座体を備える椅子であって、
    前記座体の少なくとも前方の縁部分には、板状の形状及び面状の形状のうちの少なくともいずれか一方であって、前方の端部が上下方向に弾性変形可能に構成された前縁部が設けられており、
    少なくとも、前記前縁部の上面と、前記前縁部の前端の前方側と、を覆うようにエラストマーにより被覆され、
    前記座体には、前記前縁部の後方に位置しており、当該座体の左側部分と右側部分とに亘るように左右方向に長さを有し、前記前縁部と比較して上下方向の弾性変形が制限された変位制限部が設けられている、椅子。
  2. 使用者が着席可能な座体を備える椅子であって、
    前記座体の少なくとも前方の縁部分には、板状の形状及び面状の形状のうちの少なくともいずれか一方であって、前方の端部が上下方向に弾性変形可能に構成された前縁部が設けられており、
    前記座体には、前記前縁部の後方に位置しており、前記前縁部と比較して上下方向の弾性変形が制限された変位制限部が設けられており、
    当該椅子は、前記座体の左右の縁に配置され、前後方向に延びる柱状の一対の部材を備え、
    前記変位制限部は、前記一対の部材の間に少なくとも配置され、
    前記前縁部は、少なくとも、前記前縁部の上面と、前記前縁部の前端の前方側と、を覆うようにエラストマーにより被覆されている、
    椅子。
  3. 請求項1又は請求項に記載の椅子であって、
    前記前縁部は、前方ほど下方に位置するように傾斜した形状である、椅子。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の椅子であって、
    前記前縁部は、前端に、前方かつ下方を向く面である前側面を有しており、
    前記エラストマーにより、前記前側面の前方側かつ下方側が被覆されている、椅子。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の椅子であって、
    前記前縁部には、1つ以上のスリットが形成されている、椅子。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の椅子であって、
    記前縁部と、前記変位制限部と、は共通の部材により形成されている、椅子。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の椅子であって、
    前記前縁部の左右方向の幅は、前記変位制限部における左右方向の幅よりも小さい、椅子。
  8. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の椅子であって、
    前記前縁部は、上方から見たときに、左右方向に長さを有する略矩形である、椅子。
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